JP4618804B2 - 情報処理装置及び情報処理方法とコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法とコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は情報処理装置及び情報処理方法に関する。特に、画像処理装置に付加してその機能と柔軟性を拡張する拡張制御装置としての情報処理装置を含む画像処理システムにおける情報処理装置及び情報処理方法とコンピュータプログラムに関する。この場合に、画像処理装置は、例えば、プリンタ、画像入力、文書ファイリング、文書送受信、画像変換等の機能を有する。
近年、プリンタ、スキャナ、FAX、あるいはそれらの機能を複合的に備えた画像処理装置の多くは、ネットワーク通信機能を備えるようになっている。これらの通信機能を備えた画像処理装置の中には、ネットワークを介して接続されたPCやサーバなどへ画像データを送付するデータ転送機能を備えるものもある。
このようなデータ転送機能では、電子メールを転送するためのSMTPプロトコル、i−Fax、ファイルアップロードが可能なHTTPプロトコル、ファイル送付を行うFTPプロトコルなどの上位プロトコルが利用されている。ここで、HTTPはHyper Text Transfer Protocol、FTPはFile Transfer Protocolである。
一方、画像処理装置の機能を拡張する手段としていわゆる外部コントローラ装置がある。この外部コントローラ装置が種々の拡張機能を果たす。例えば、ユーザ環境で使用されているネットワーク(LAN)の通信方式のデータを、画像処理装置が持つI/F方式に適したデータに変換するネットワーク機能拡張を果たす。又、通信データをスプールするストレージ拡張機能や、画像処理装置やあるいはクライアント装置で行う処理の一部を肩代わりするなどの負荷分散機能などを行う。
このような外部コントローラ装置と画像処理装置との接続形態として、画像処理装置が備えているネットワーク通信機能を介するものがある。この場合の接続形態では、画像処理装置とLANとの間に外部コントローラ装置が入り、外部コントローラ装置が両者の橋渡しを行う機能を持つデュアルネットワーク型がある。また、画像処理装置と外部コントローラ装置とがそれぞれLANに接続する単一ネットワーク型とがある。
単一ネットワーク型とデュアルネットワーク型とを比較した場合、デュアルネットワーク型では、外部コントローラ装置と画像処理装置の間は独立したローカルネットワークを構成するため、LANの帯域を消費しないという利点がある。そして、外部コントローラ装置と画像処理装置との間では大量の画像データが交換されるが、デュアルネットワーク型の場合には、独立したローカルネットワークがLANよりも広帯域の伝送方式を利用することが容易である。
更に、デュアルネットワーク型では、外部コントローラ装置と画像処理装置とが1つのネットワーク機器として振舞う。一方、単一ネットワーク型では、外部コントローラ装置と画像処理装置とのそれぞれが、ネットワークアドレスなどの論理資源やハブのポートなどの物理資源を消費する。従って、デュアルネットワーク型は単一ネットワーク型に比べてLANにおけるネットワーク資源の消費量が少ない、という利点がある。
特許文献1には、画像処理装置に接続された情報処理装置(以下、拡張制御装置とする)により追加機能能力を提供するための方法が開示されている。
図16は、従来例における拡張画像処理システムが利用されるネットワーク環境の一例を示す模式図である。
拡張画像処理システム10は、画像処理装置100、拡張制御装置101から構成されるシステムである。このシステムでは、プリンタ、画像入力、文書ファイリング、文書送受信、画像変換等の機能を有する画像処理装置100に対して、更に拡張された機能を提供する。画像処理装置100のネットワーク・インタフェース・カード(以下、NIC;図示しない)と拡張制御装置101のNIC20は、LAN402によって接続されている。ここで、NIC20をローカル側NICとも言い、LAN402をローカル側ネットワークとも言う。拡張制御装置102のNIC21は外部LAN400に接続され、外部LAN400を介して他のネットワークノードと通信する。ここで、NIC21を外部側NICとも言い、外部LAN400を外部側ネットワークとも言う。
クライアントパーソナルコンピュータ(以下、クライアントPC)11は、個人向けの情報処理装置であり、主にユーザの机上に置かれ各種のアプリケーションプログラムが実行される。クライアントPC11は、外部LAN400に接続され、外部LAN400を介して他のネットワークノードが提供するサービスを利用したり、他のネットワークノードにサービスを提供したりする。
サーバコンピュータ12は、大規模な情報処理装置であり、外部LAN400に接続され、外部LAN400を介して主に他のネットワークノードに対するサービスを提供する。プリンタ13は、ネットワーク対応した周辺機器であり、外部LAN400に接続され、外部LAN400を介して他のネットワークノードに対して画像処理装置のサービスを提供する。ルータ14は、ネットワークとネットワークとを接続するネットワークノードであり、インターネットやバーチャルプライベートネットワークなどの広域ネットワーク15と外部LAN400とを接続する。
例えば、図16を用いて、セキュア印刷アプリケーション機能を提供可能な拡張制御装置101が、該機能を有しない画像処理装置100に接続された場合について説明する。
ネットワーク環境においては、ネットワーク中の1つの場所で生成された印刷ジョブを別の場所で印刷することが可能である。場合によっては、機密情報又はその他の点で機密に関わる情報を印刷しなければならないこともある。
その機密情報をデバイスへ送信する場合、クライアント装置11側で印刷ジョブを暗号化してデバイスに送信し、デバイス側で暗号化された印刷ジョブを復号化して印刷する方法が知られている。又、クライアント装置11から送られた印刷情報をデバイスが一度記憶し、デバイス側でICカード等を用いてユーザ認証された場合に印刷する方法なども知られている。通常、送信の電子的傍受に対して要求される機密保護を得るためには、一般的に共通鍵を使用した暗号化方式で印刷ジョブを暗号化することが考えられる。又、ハードコピー印刷出力を認証なく見ることや、プリント待ち行列に格納されているプリントジョブを電子的に傍受して見ることを許可するためには、ICカードによる認証が考えられる。
ところが、画像処理装置100が、クライアント装置11毎の暗号化方式に対応した復号モジュールを搭載していなかったり、復号モジュールやユーザ認証システムを搭載していない旧来の画像処理装置の場合、セキュア印刷を使用することができなかった。
画像処理装置100の機能を拡張する手段として拡張制御装置101がある。拡張制御装置101が、クライアント装置11毎の暗号化方式に対応した復号モジュールを搭載したり、復号モジュールやユーザ認証システムを旧来の画像処理装置に提供することにより、セキュア印刷を使用することが可能となる。拡張制御装置101のセキュア印刷アプリケーションは、LPDプロトコルを使用してクライアント装置11から暗号化された印刷データを受信し、前記拡張制御装置101内の記憶装置に貯め置く。ユーザがICカード等を使用して前記拡張制御装置101で認証されると、暗号化セキュアアプリケーションは、貯め置いた印刷データを画像処理装置100へ送信し、印刷を行う。
ここで、クライアント装置11から拡張制御装置101は透過的であり、画像処理装置100があたかもセキュア印刷機能を処理しているかのように見える。
図17は、従来例における拡張画像処理システムが利用されるネットワーク環境の他例を示す模式図である。図17のシステムは、拡張制御装置102の機能が図16のシステムと異なるが、他の構成は同様である。
図17では、電子メール印刷アプリケーション機能を提供可能な拡張制御装置102が、該機能を有しない画像処理装置100に接続された場合について説明する。
ネットワーク環境においては、ネットワーク中の1つの場所で生成された印刷ジョブを別の場所で印刷することが可能である。画像処理装置100が外部ネットワークと外部からの侵入やアタックを遮断する等の機能を持つファイアウォールを介して接続され、画像処理装置100への電子メール以外のアクセスが禁じられている場合がある。しかし、場合によっては、電子メール以外のアクセスが禁じられていても、印刷しなければならないこともある。
ファイアウォールを介して接続された画像処理装置100へ送信する場合、クライアント装置102側で、印刷ジョブを電子メールに添付して画像処理装置100に送信する。そして、画像処理装置100側で受信された電子メールに添付されている印刷ジョブを印刷する方法や、クライアント装置11から送られた印刷情報を含む電子メールをPOPサーバからとってきて印刷する方法などが知られている。
ところが、画像処理装置100が、SMTPサーバ機能を搭載していなかったり、POPクライアント機能を搭載していない旧来の画像処理装置の場合、電子メール印刷を使用することができなかった。
しかし、画像処理装置100の機能を拡張する手段として、拡張制御装置102が、SMTPサーバ機能を搭載したり、POPクライアント機能を旧来の画像処理装置に提供することにより、電子メール印刷を使用することが可能となる。拡張制御装置102の電子メール印刷アプリケーションは、SMTPプロトコルあるいはPOPプロトコルを使用して、クライアント装置11から送信された印刷情報を含む電子メールを受信し、印刷情報を画像処理装置100へ送信し、印刷を行う。
クライアント装置11から拡張制御装置102は透過的であり、画像処理装置100があたかも電子メール機能を処理しているかのように見える。
特許文献1で開示されている方法によれば、拡張制御装置の外部側NICのIPアドレスは、画像処理装置のIPアドレスを使用し、ローカル側NICのIPアドレスはあらかじめ登録されたIPアドレスを割り当てている。
クライアント装置からの印刷データの送信先アドレスは拡張制御装置の外部側NICのアドレスとなる。又、拡張制御装置からの画像処理装置への印刷データの送信先アドレスは画像処理装置のNICのアドレス、送信元アドレスは拡張制御装置のローカル側NICのアドレスとして、通信を行う。
特開2003−99230公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、LANと画像処理装置との間に複数の拡張制御装置をデイジーチェーン接続する場合に以下の問題がある。すなわち、各拡張制御装置が提供する機能を組み合わせるということが考慮されていないため、各拡張制御装置のローカル側NICに割り当てられるIPアドレスが重複する可能性がある。このため、各拡張制御装置上のアプリケーション・モジュールと、画像処理装置上のアプリケーション・モジュールとの通信に支障をきたす。
かかる問題点は、画像処理装置及び拡張制御装置に特有な問題ではなく、画像処理装置と複数の情報処理装置がローカルネットワークでデイジーチェーン接続する場合の共通の問題点である。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、外部LANと画像処理装置との間に情報処理装置を複数デイジーチェーン接続しても、各情報処理装置のローカル側NICに割り当てられるアドレスが重複しないようにする。
上記目的を達成するために本発明の情報処理装置は以下のような構成を備える。
画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、前記画像処理装置と第一のネットワークを介して接続された他の情報処理装置と前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークを介して接続する第一のネットワークインターフェースと、前記第一及び第二のネットワークとは異なる第三のネットワークと接続する第二のネットワークインターフェースと、前記第二のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに、前記画像処理装置のネットワークアドレスを設定する第一の設定手段と、前記他の情報処理装置に設定されたネットワークアドレスとは異なるネットワークアドレスを前記他の情報処理装置から受信する受信手段と、前記受信手段で受信されたネットワークアドレスを前記第一のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに設定する設定手段と、を有することを特徴とする。
又、画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、前記画像処理装置と第一のネットワークを介して接続された他の情報処理装置と前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークを介して接続する第一のネットワークインターフェースと、前記第一及び第二のネットワークとは異なる第三のネットワークと接続する第二のネットワークインターフェースと、前記第二のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに、前記画像処理装置のネットワークアドレスを設定する第一の設定手段と、前記他の情報処理装置に設定されたネットワークアドレスを前記他の情報処理装置から受信する受信手段と、前記受信手段で受信したネットワークアドレスとは異なるネットワークアドレスを前記第一のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに設定する設定手段と、を有することを特徴とする。
又、画像処理装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、前記画像処理装置と第一のネットワークを介して接続された他の情報処理装置と前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークを介して接続する第一のネットワークインターフェースと、前記第一及び第二のネットワークとは異なる第三のネットワークと接続する第二のネットワークインターフェースとの内、前記第二のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに、前記画像処理装置のネットワークアドレスを設定する第一の設定工程と、前記他の情報処理装置に設定されたネットワークアドレスとは異なるネットワークアドレスを前記他の情報処理装置から受信する受信工程と、前記受信工程で受信されたネットワークアドレスを前記第一のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに設定する設定工程と、を有することを特徴とする。
又、画像処理装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、前記画像処理装置と第一のネットワークを介して接続された他の情報処理装置と前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークを介して接続する第一のネットワークインターフェースと、前記第一及び第二のネットワークとは異なる第三のネットワークと接続する第二のネットワークインターフェースとの内、、前記第二のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに、前記画像処理装置のネットワークアドレスを設定する第一の設定工程と、前記他の情報処理装置に設定されたネットワークアドレスを前記他の情報処理装置から受信する受信工程と、前記受信工程で受信したネットワークアドレスとは異なるネットワークアドレスを前記第一のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに設定する設定工程と、を有することを特徴とする。
又、画像処理装置と通信可能な情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるために、該コンピュータを
前記画像処理装置と第一のネットワークを介して接続された他の情報処理装置と前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークを介して接続する第一のネットワークインターフェースと、前記第一及び第二のネットワークとは異なる第三のネットワークと接続する第二のネットワークインターフェースとの内、前記第二のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに、前記画像処理装置のネットワークアドレスを設定する第一の設定手段と、
前記他の情報処理装置に設定されたネットワークアドレスとは異なるネットワークアドレスを前記他の情報処理装置から受信する受信手段と、
前記受信手段で受信されたネットワークアドレスを前記第一のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに設定する設定手段と、
を有する情報処理装置として機能させるためのコンピュータプログラムである。
又、画像処理装置と通信可能な情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるために、該コンピュータを
前記画像処理装置と第一のネットワークを介して接続された他の情報処理装置と前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークを介して接続する第一のネットワークインターフェースと、前記第一及び第二のネットワークとは異なる第三のネットワークと接続する第二のネットワークインターフェースとの内、、前記第二のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに、前記画像処理装置のネットワークアドレスを設定する第一の設定手段と、
前記他の情報処理装置に設定されたネットワークアドレスを前記他の情報処理装置から受信する受信手段と、
前記受信手段で受信したネットワークアドレスとは異なるネットワークアドレスを前記第一のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに設定する設定手段と、
を有する情報処理装置として機能させるためのコンピュータプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、第三のネットワークと画像処理装置との間に情報処理装置を複数デージーチェーン接続しても、各情報処理装置の第一及び第二のネットワークに割り当てられるアドレスが重複しないようになる。従って、各情報処理装置上のアプリケーション・モジュールは、画像処理装置上のアプリケーション・モジュールとの通信が可能となり、各情報処理装置の機能を第三のネットワークに接続されたクライアント装置に提供できるようになる。
以下、本発明の画像処理拡張方法を実現する実施形態を詳細に説明する。尚、本実施形態では、画像処理装置の機能の拡張を例に説明するが、本発明は画像処理装置に限定される同様の拡張方法に適用可能であり、これらも本発明に含まれる。又、本実施形態では、拡張制御装置の拡張機能として、セキュア印刷機能と電子メール印刷との2つの機能を説明する。しかし、本発明は拡張機能自体に特徴があるものではなく、複数の拡張制御装置を接続した場合の構成及び動作に特徴を有するものであり、拡張機能に制限は無い。
<本実施形態の拡張画像処理システムを含むネットワークの構成例>
図1は、本実施形態における拡張画像処理システムが利用されるネットワーク環境の一例を示す模式図である。
拡張画像処理システム10は、画像処理装置100と拡張制御装置101、拡張制御装置102から構成されるシステムである。このシステムでは、、プリンタ、画像入力、文書ファイリング、文書送受信、画像変換等の機能を有する画像処理装置100に対して、拡張制御装置が更に2つの拡張された機能を提供する。
図1のように、被機能拡張装置としての画像処理装置100と拡張制御装置101、拡張制御装置102は、内部LAN401、402によってデイジーチェーン接続している。すなわち、画像処理装置100のNIC(図示しない)と拡張制御装置101のローカル側NIC20−1が内部LAN402によって接続されている。又、拡張制御装置101の外部側NIC21−1と拡張制御装置102のローカル側NIC20−2が内部LAN401によって接続されている。更に、拡張制御装置102の外部側NIC21−2は外部LAN400に接続され、拡張画像処理システム10は外部LAN400を介して他のネットワークノードと通信する。
クライアントPC11は、個人向けの情報処理装置であり、主にユーザの机上に置かれ各種のアプリケーションプログラムが実行される。クライアントPC11は外部LAN400に接続され、外部LAN400を介して他のネットワークノードが提供するサービスを利用したり、他のネットワークノードにサービスを提供したりする。
サーバコンピュータ12は、大規模な情報処理装置であり、外部LAN400に接続され、外部LAN400を介して主に他のネットワークノードに対するサービスを提供する。
プリンタ13は、ネットワーク対応した周辺機器であり、外部LAN400に接続され、外部LAN400を介して他のネットワークノードに対して画像処理装置のサービスを提供する。
ルータ14は、ネットワークとネットワークを接続するネットワークノードであり、インターネットやバーチャルプライベートネットワークなどの広域ネットワーク15と外部LAN400とを接続する。
外部LAN400はユーザのオフィスなどに敷設されたローカルエリアネットワークである。
<本実施形態の拡張画像処理システムの構成例>
図2は、本実施形態における画像処理装置100と拡張制御装置101、102の組み合わせによって構成された拡張画像処理システムのブロック図である。
(画像処理装置100の概略構成例)
画像処理装置100は、プリンタ、画像入力、文書ファイリング、文書送受信、画像変換など各種の基本的な画像処理機能を提供する。
リーダー部(画像入力装置)200は、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダー部200は、原稿を読取るための機能を持つスキャナユニット210と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット250とで構成される。
プリンタ部(画像出力装置)300は、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙する。プリンタ部300は、給紙ユニット360とマーキングユニット310と排紙ユニット370とで構成される。給紙ユニット360は、複数種類の記録紙カセットを有する。マーキングユニット310は、画像データを記録紙に転写、定着させる機能を有する。排紙ユニット370は、印字された記録紙をソート、ステイプルして機外へ出力する機能を有する。
制御装置110は、リーダー部200、プリンタ部300と電気的に接続され、更に外部LAN400に接続されている。制御装置110は、リーダー部200を制御して、原稿の画像データを読込み、プリンタ部300を制御して画像データを記録用紙に出力してコピー機能を提供する。又、リーダー部200から読取った画像データを、コードデータに変換し、外部LAN400を介して図示しないクライアント装置へ送信するスキャナ機能を提供する。更に、クライアント装置から外部LAN400を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ機能を提供する。
操作部150は、制御装置110に接続され、液晶タッチパネルで構成され、画像入出力システムを操作するためのユーザI/Fを提供する。
(拡張制御装置101及び102の概略構成例)
拡張制御装置101は、制御装置本体171と周辺機器172とから構成される。拡張制御装置本体171は、オペレーティングシステムや各種デバイスドライバや各種アプリケーションプログラムを含むソフトウェアを実行することができる。周辺機器172は、各種の周辺機器であり、拡張制御装置101のハードウェアを拡張する。
拡張制御装置102は、制御装置本体173から構成される。拡張制御装置本体173は、オペレーティングシステムや各種デバイスドライバや各種アプリケーションプログラムを含むソフトウェアを実行することができる。
画像処理装置100と拡張制御装置101は内部LAN402を介して接続され、相互に通信できる。又、拡張制御装置102は、拡張制御装置101と内部LAN401を介して接続され、画像処理装置100と相互に通信できる。
<本実施形態の画像処理装置100の構成例>
(画像処理装置100のハードウエア構成例)
図3は、画像処理装置100の制御装置110のハードウェア構成例を示すブロック図である。
メインコントローラ111は、主にCPU112と、バスコントローラ113、各種I/Fコントローラ回路とから構成される。
CPU112とバスコントローラ113は、制御装置110全体の動作を制御するものであり、CPU112はROM114からROM I/F115を経由して読込んだプログラムに基いて動作する。又、クライアント装置から受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを解釈し、ラスターイメージデータに展開する動作も、このプログラムに記述されており、ソフトウェアによって処理される。バスコントローラ113は各I/Fから入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時の調停やDMAデータ転送の制御を行う。
DRAM116は、DRAM_I/F117によってメインコントローラ111と接続されており、CPU112が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。
Codec118は、DRAM116に蓄積されたラスターイメージデータをMH/MR/MMR/JBIG/JPEG等の方式で圧縮し、逆に、圧縮され蓄積されたコードデータをラスターイメージデータに伸長する。SRAM119はCodec118の一時的なワーク領域として使用される。Codec118は、I/F120を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
Graphic Processor135は、画像回転、変倍処理、色空間変換等の処理を行う。
外部通信I/F121は、コネクタ122によってメインコントローラ111と接続され、コネクタ122によって外部ネットワークと接続される。
汎用高速バス125には、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124とI/O制御部126とが接続される。汎用高速バスとしては、一般的にPCIバスがあげられる。
I/O制御部126には、リーダー部200、プリンタ部300の各CPUと制御コマンドを送受信するための調歩同期シリアル通信コントローラ127が2チャンネル装備されている。そして、I/Oバス128によって外部I/F回路140,145に接続されている。
パネルI/F132は、LCDコントローラ131に接続され、操作部150上の液晶画面に表示を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキーの入力を行うためのキー入力I/F130とから構成される。
操作部150は、液晶表示部と液晶表示部上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーを有する。タッチパネル又はハードキーにより入力された信号は、前述したパネルI/F132を介してCPU112に伝えられ、液晶表示部はパネルI/F520から送られてきた画像データを表示するものである。液晶表示部には、本画像処理装置100の操作における機能表示や画像データ等を表示する。
リアルタイムクロックモジュール133は、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するためのもので、バックアップ電池134によってバックアップされている。
E−IDEインタフェース161は、外部記憶装置を接続するためのものである。本実施形態においては、このI/Fを介してハードディスクドライブ160を接続し、ハードディスク162へ画像データを記憶させたり、ハードディスク162から画像データを読み込ませたりする動作を行う。
コネクタ142と147は、それぞれリーダー部200とプリンタ部300とに接続され、同調歩同期シリアルI/F(143,148)とビデオI/F(144,149)とから構成される。
スキャナI/F140は、コネクタ142を介してリーダー部200と接続され、又、スキャナバス141によってメインコントローラ111と接続されている。そして、リーダー部200から受け取った画像に対して所定の処理を施す機能を有する。更に、リーダー部200から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、スキャナバス141に出力する機能も有する。
スキャナバス141からDRAM116へのデータ転送は、バスコントローラ113によって制御される。
プリンタI/F145は、コネクタ147を介してプリンタ部300と接続され、又、プリンタバス146によってメインコントローラ111と接続されている。そして、メインコントローラ111から出力された画像データに所定の処理を施して、プリンタ部300へ出力する機能を有する。更に、プリンタ部300から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、プリンタバス146に出力する機能も有する。
DRAM116上に展開されたラスターイメージデータのプリンタ部への転送は、バスコントローラ113によって制御され、プリンタバス146、ビデオI/F149を経由して、プリンタ部300へDMA転送される。
(画像処理装置100のソフトウエア構成例)
図4は、画像処理装置100のコントローラのソフトウェアのモジュール構造例を示すブロック図である。かかるソフトウェアのモジュールはROM114に格納されている。更に、RAMに記憶されていても、ディスクからRAMにロードされる構成であってもよい。
画像処理装置100に内蔵されるコントローラ110によって処理されるソフトウェアは、いわゆるファームウェアとして実装されており、装置のCPU112によって実行される。
リアルタイムOS5001は、リアルタイムオペレーティングシステムであり、組み込みシステムの制御に最適化された各種資源管理のサービスと枠組みをその上で動作するソフトウェアのために提供する。リアルタイムOSが提供する各種資源管理のサービスと枠組みには、以下のようなものがある。例えば、CPUによる処理の実行コンテクストを複数管理することによって複数の処理を実質的に並行動作させるマルチタスク管理(スレッド管理)がある。更に、タスク間の同期やデータ交換を実現するタスク間通信、メモリ管理、割り込み管理、各種のデバイスドライバ、ローカルインタフェースやネットワークや通信などの各種プロトコルの処理を実装したプロトコルスタック、などがある。
ファイルシステム5002は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置上に構築されたデータを格納するための機構である。画像処理装置コントローラ110が扱うジョブをスプールしたり各種データを保存したりするために用いる。
ジョブ制御・装置制御モジュール5003は、画像処理装置100のハードウェアを制御し、又、画像処理装置100の主にハードウェアが提供する基本機能(プリント、スキャン、通信、画像変換など)を利用するジョブを制御する。
管理モジュール5004は、画像処理装置コントローラ110の動作に係る内部状態を制御するなど、コントローラの動作を管理する。
制御API5005は、この層よりも下位のソフトウェアモジュール群が提供するサービスをこの層よりも上位の組み込みアプリケーション群が利用するために設けられたアプリケーションプログラミングインタフェースである。
ネットワークサービス5006は、制御API5005とネットワークプロトコルとを相互変換することによって、クライアントPCなど外部のネットワークノードから装置の基本機能を利用可能とする。特に、ネットワークプリントのための各種プロトコル(LPR、NetWare、SMB、PAP、IPPなど)を実装したネットワークサーバ機能を備える。これにより、クライアントPCなど外部のネットワークノードからのプリントジョブの投入を可能とする。
又、ネットワークサービス5006は、暗号化などの技術により実現される安全なネットワークコネクションを提供する。IETFのSecure Shell(secsh又はSSH)を用いて、セキュアでないTCPコネクションを簡単にトネリングする機構も提供する。
組み込みアプリケーションロジック5007、プレゼンテーションインタフェース5008、組み込みアプリケーションUI5009は、組み込みアプリケーションを構成する。組み込みアプリケーションは、画像処理装置100の基本機能に加えて更にコピー、画像スキャン、文書送受信、文書ファイリングなどの上位機能を、制御APIの基本機能を利用して実現する。
組み込みアプリケーションロジック5007は、組み込みアプリケーションのビジネスロジック部分に相当する。
プレゼンテーションインタフェース5008は、組み込みアプリケーションのビジネスロジックとプレゼンテーションロジックを分離するために設けられたインタフェースである。
組み込みアプリケーションUI5009は、組み込みアプリケーションのプレゼンテーションロジックに相当する。そして、ユーザによる組み込みアプリケーションの操作を可能とするためにグラフィカルユーザインタフェース(GUI)の表示や入力の制御を行う。組み込みアプリケーションUI5009は、画像処理装置100の操作部150上にローカルなユーザインタフェースを提供する。それだけでなく、HTMLなどのマークアップ言語とHTTPなどのWeb技術を用いて実現したWebアプリケーションも提供する。
ユーザは、クライアントPCなどの上で動作するWebブラウザからこのWebアプリケーションに接続して、画像処理装置100を遠隔操作できる。Webアプリケーションとして実装した組み込みアプリケーションのプレゼンテーション層のことを、ここではリモートUIと呼ぶ。
組み込みJava(登録商標)環境5010は、Java(登録商標)仮想機械を中心に構成されるインタプリタ環境である。組み込みJava(登録商標)環境5010は、Java(登録商標)のバイトコードで記述された命令列データを実行時に読み込み結合し、Java(登録商標)仮想機械が命令を逐次的に読み込み解釈し実行するように構成されている。したがって、リアルタイムOSも含めてあらかじめ全体が単一のロードモジュールに静的結合されているファームウェア上にあって、ごく部分的ながらソフトウェアを動的に追加したり入れ替えたりできる拡張性や柔軟性を確保できる。
リアルタイムOSやジョブ制御・装置制御APIなどを含むファームウェア(ネイティブシステム)の資源がJava(登録商標) Native Interface(JNI)によって提供されている。更に、サービスをJava(登録商標)のプログラムから利用可能なように構成したJava(登録商標)のクラスライブラリ群も、JNIによって提供されている。Java(登録商標)環境5010の基本部分は、よく知られているJava(登録商標) 2 Platform, Micro Editionによって構築されている。
又、画像処理装置100内の組み込みアプリケーションロジックは、拡張制御装置101システム内アプリケーションによって実装されるプレゼンテーションロジックから制御することが可能になっている。
画像処理装置100には、拡張制御装置101と連携するか否かを制御するためのフラグが設けられており、図示しない不揮発性メモリ等に記憶される。
(画像処理装置100の表示部の表示例)
図5は、画像処理装置100の操作部の表示部に表示される基本画面を示す説明図である。
尚、この画面はタッチパネルとなっており、それぞれ表示される機能の枠内を触れることにより、その機能が実行される。コピーモードキー524は、複写動作を行う場合に押すキーである。そして、このコピーモードキー524が押されたときに、コピーモードの画面530を表示する。拡張機能キー501は、このキーを押すことによって両面複写、多重複写、移動、綴じ代の設定、枠消しの設定等のモードに入る。
540は、ステータスラインであり、機器の状態や印刷情報を示すメッセージを表示する。本図の場合、コピー待機中であることを示している。
画像モードキー502は、複写画像に対して網掛け、影付け、トリミング、マスキングを行うための設定モードに入る。ユーザモードキー503は、モードメモリの登録、標準モード画面の設定が行える。応用ズームキー504は、原稿のX方向、Y方向を独立に変倍するモード、原稿サイズと複写サイズから変倍率を計算するズームプログラムのモードに入る。M1キー505、M2キー506、M3キー507は、それぞれに登録されたモードメモリを呼び出す際に押すキーである。オプションキー509は、フィルムから直接複写するため、フィルムプロジェクタ等のオプション機能の設定を行うキーである。ソータキー510は、ソート、ノンソート、グループの設定を行うキーである。原稿混載キー511は、原稿フィーダにA4サイズとA3サイズ、又はB5サイズとB4サイズの原稿を一緒にセットする際に押すキーである。
等倍キー512は、複写倍率を100%にする際に押すキーである。縮小キー514、拡大キー515は、定型の縮小、拡大を行う際に押すキーである。用紙選択キー513は、複写用紙の選択を行う際に押すキーである。濃度キー518、520は、キー518を押す毎に濃く複写され、キー520を押す毎に薄く複写される。濃度表示517は、濃度キー518、520を押すと表示が左右に変化する。AEキー519は、新聞のように地肌の濃い原稿を自動濃度調整複写するときに押すキーである。HiFiキー521は、写真原稿のように中間調の濃度が濃い原稿の複写の際に押すキーである。文字強調キー522は、文字原稿の複写で文字を際だたせたい場合に押すキーである。560は履歴キーであり、これを押下することで、印刷済みのジョブの履歴情報を表示する。たとえば、印刷ジョブの、終了時刻、ユーザ名、ファイル名、印刷枚数等の情報を表示する。600は、プリンタ選択キーであり、リモートコピーや重連コピーを行う場合の受信側複写機を選択する際に押すキーである。
ガイドキー523は、あるキーの機能がわからないとき押すキーであり、そのキーの説明が表示される。ファックスキー525は、ファックスを行うときに押すキーであり、Boxキー526は、Box機能を表示させたいときに押すキーである。プリンタキー527は、プリントの濃度を変更する、あるいは、リモートのクライアント装置からのPDLデータのプリント出力詳細情報を参照したい場合に押すキーである。
<本実施形態の拡張制御装置101の構成例>
(拡張制御装置101のハードウエア構成例)
図6は、本実施形態における拡張制御装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。
メインCPU4101は、全体の制御を行う中央演算装置であり、ROM4105およびハードディスクユニット4105に記憶されたプログラムを実行する。ネットワークインタフェース4102は、他の機器との間でネットワークを介したデータ通信を行うための制御部である。
CPU4101によって実行されるソフトウェアは、外部LAN400を介して、印刷デバイスや他のネットワーク機器、あるいは他のコンピュータと双方向のデータのやり取りを行うことができる。周辺インタフェース4103は、周辺機器の制御を行うための制御部である。
メモリ4104は、CPU4101で実行する命令や、データなどを保存するための、一般的には揮発性の記憶部である。ROM4105は、基本的なハードウェア制御を行うためのプログラムやデータなどを保存するための読み取り専用記憶部である。ハードディスクユニット4105は、計算機4100本体で実行されるプログラムや演算されたデータなどを保存するための、一般的には不揮発性の記憶部である。ブートプログラム(起動プログラム:ハードやソフトの実行(動作)を開始するプログラム)、複数のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイルそしてネットワーク管理プログラム等を記憶する。又、ハードディスクユニット4105は、後述するローカルアドレス配布部が、重複しないローカルアドレスを配布するためのアドレステーブル4106aを有している。
周辺機器インタフェース4103は、USB、RS−232Cシリアル、IEEE1394などの仕様を実装した周辺機器172を接続するための制御部である。周辺機器172は、例えば、ユーザを特定するためのユーザ認証装置などである。ローカル側NIC20−1は、画像処理装置100との間でネットワークを介したデータ通信を行うための制御部である。外部側NIC21−1は、外部ネットワーク上のクライアント装置との間でネットワークを介したデータ通信を行うための制御部である。
(拡張制御装置101のソフトウェア構成例)
図7は,本実施形態における拡張制御装置101のソフトウェアのモジュール構成例を示すブロック図である。
拡張制御装置101に内蔵されるコントローラ部171によって処理されるソフトウェアは、いわゆるファームウェアとして実装されており、装置のCPU4101によって実行される。
ローカル側ネットワークドライバ2001は、内部LAN402に接続され,ローカル側NIC20−1を制御し、画像処理装置100とのデータの送受信を行なう。
外部側ネットワークドライバ2002は内部LAN401に接続され,NIC21−1を制御し、拡張制御装置102や外部LAN400とのデータの送受信を行なう。
ネットワーク通信制御部2003は、TCP/IPなどのネットワーク通信プロトコルを制御し、ロ−カル側と外部側との間のデータの送受信を行なう。
セキュア印刷アプリケーション部2004は、暗号化留め置きプリント機能を実行するためのアプリケーションである。すなわち、クライアントPC11から暗号化された印刷ジョブをLPDプロトコルで受信する。印刷ジョブは、暗号化されたまま一旦ハードディスク4106内に格納する。そして、許可されたユーザによる操作であることがユーザ認証された場合のみ、復号化して実際の画像処理装置100へのプリントを行う。
ネットワーク通信制御部2003は、ネットワークドライバ2001で受信されるすべてのパケットを検査し、セキュア印刷アプリケーション部2004に関係しないパケットを外部側NIC21−1へパススルーする。又、外部側NIC21−1で受信されたすべてのパケットを検査し、セキュア印刷アプリケーション部2004に関係しないパケットをローカル側NIC20−1へパススルーする。また、ネットワーク通信制御部2003は、ローカル側ネットワークドライバ2001でパケットが受信された際に、拡張制御装置101の両方のNICにネットワークアドレスが設定されているか否かを判断する。設定されていると判断された場合には、自機宛てのパケット以外のパケットをパススルーする。設定されていない場合には、受信したパケットをパススルーせずに捕捉する。外部側ネットワークドライバ2002でパケットが受信された場合には、ネットワークアドレスが設定されているか否かに関わらず、自機宛てのパケット以外のパケットをパススルーする。
ローカルアドレス要求部2005は、ローカル側NIC20−1のローカルアドレスを要求するためのローカルアドレス要求パケットの送信を行う。
ローカルアドレス配布部2006は、自機にデイジーチェーン接続される拡張制御装置102のローカル側NIC21−2のアドレスを、拡張制御装置102からのローカルアドレス要求パケットに応じて配布する。ローカルアドレス配布部2006は、重複しないローカルアドレスを配布するためのアドレステーブル2006a(図8の4106aに相当)を有している。
<本実施形態の拡張制御装置102の構成例>
(拡張制御装置102のハードウェア構成例)
図8は、本実施形態における拡張制御装置102のハードウェア構成例を示すブロック図である。
メインCPU4201は、全体の制御を行う中央演算装置であり、ROM4205およびハードディスクユニット4205に記憶されたプログラムを実行する。ネットワークインタフェース4202は、他の機器との間でネットワークを介したデータ通信を行うための制御部である。CPU4201によって実行されるソフトウェアは、外部LAN400を介して、印刷デバイスや他のネットワーク機器、あるいは他のコンピュータと双方向のデータのやり取りを行うことができる。
メモリ4204は、CPU4201で実行する命令や、データなどを保存するための、一般的には揮発性の記憶部である。ROM4205は、基本的なハードウェア制御を行うためのプログラムやデータなどを保存するための読み取り専用記憶部である。ハードディスクユニット4205は、CPU4201で実行されるプログラムや演算されたデータなどを保存するための、一般的には不揮発性の記憶部である。ブートプログラム(起動プログラム:ハードやソフトの実行(動作)を開始するプログラム)、複数のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイルそしてネットワーク管理プログラム等を記憶する。
ローカル側NIC20−2は、画像処理装置100との間でネットワークを介したデータ通信を行うための制御部である。外部側NIC21−2は、外部ネットワーク上のクライアント装置11との間でネットワークを介したデータ通信を行うための制御部である。
(拡張制御装置102のソフトウェア構成例)
図9は、本実施形態における拡張制御装置102のソフトウェアのモジュール構成例を示すブロック図である。
拡張制御装置102に内蔵されるコントローラ173によって処理されるソフトウェアは、いわゆるファームウェアとして実装されており、装置のCPU4101によって実行される。
ローカル側ネットワークドライバ2001は、内部LAN401に接続される内部側NIC20−2を制御し、画像処理装置100や拡張制御装置101とのデータの送受信を行なう。
外部側ネットワークドライバ2002は、外部LAN400に接続され、外部側NIC21−2を制御し、外部LANを介するデータの送受信を行なう。
ネットワーク通信制御部2002は、TCP/IPなどのネットワーク通信プロトコルを制御し、ロ−カル側と外部側との間のデータの送受信を行なう。
電子メール印刷アプリケーション2007は、印刷情報を画像処理装置100へ送信し、印刷を行うためのアプリケーションである。この印刷情報は、SMTPプロトコルあるいはPOPプロトコルを使用してクライアント装置11から送信された印刷情報を含む電子メールで受信する。
ローカルアドレス要求部2005は、NIC20のローカルアドレスを要求するためのローカルアドレス要求パケットを送信を行う。
ネットワーク通信制御部2003は、ローカル側ネットワークドライバ2001で受信されるすべてのパケットを検査し、電子メール印刷アプリケーション2007に関係しないパケットを外部側NIC21−2へパススルーする。又、外部側NIC21−2で受信されたすべてのパケットを検査し、電子メール印刷アプリケーション2007に関係しないパケットをローカル側NIC20ー2へパススルーする。また、ネットワーク通信制御部2003は、ローカル側ネットワークドライバ2001でパケットが受信された際に、拡張制御装置101の両方のNICにネットワークアドレスが設定されているか否かを判断する。設定されていると判断された場合には、自機宛てのパケット以外のパケットをパススルーする。設定されていない場合には、受信したパケットをパススルーせずに捕捉する。外部側ネットワークドライバ2002でパケットが受信された場合には、ネットワークアドレスが設定されているか否かに関わらず、自機宛てのパケット以外のパケットをパススルーする。
ローカルアドレス配布部2006は、自機にデイジーチェーン接続される拡張制御装置のローカル側NICのアドレスをローカルアドレス要求パケットに応じて配布する。
<本実施形態の拡張画像処理システムの起動シーケンス例>
次に、本実施形態におけるローカルアドレス要求シーケンスについて説明する。即ち、画像処理装置にデイジーチェーン接続された各拡張制御装置のネットワークアドレスを設定し、画像処理装置がLAN400上の機器と通信を行うまでの動作を説明する。
図10は、本実施形態のデイジーチェーン接続された各拡張制御装置が起動してからネットワーク設定を確定させるまでのシーケンスを表したローカルアドレス要求シーケンスを示す図である。尚、時間軸は縦方向上から下にとっている。
ここで、拡張制御装置が起動してからNICのネットワーク設定が確定するまでは、ローカル側NICで受信されるすべてのパケットは、外部側NICへはパススルーされない。即ち、ネットワーク通信制御部によって捕捉される。一方、外部側NICで受信されたすべてのパケットは、ローカル側NICへパススルーされる。
(シーケンスS1)画像処理装置100は、外部ネットワーク上のクライアント装置11との通信に先立ち、クライアント装置11に対してARP要求パケットを送信する。拡張制御装置101のネットワーク通信制御部2003は、ARP要求パケットを捕捉し、パケットの送信元IPアドレスと送信元MACアドレスとを取得する。ここで、拡張制御装置101は、ARP要求パケットに対する応答を画像処理装置100に返さない。従って、画像処理装置100は、所定時間経過後、クライアント装置11宛てのARP要求パケットを再送することになる。
(シーケンスS2)拡張制御装置101のローカルアドレス要求部2005は、ローカル側NIC20−1から画像処理装置100宛てにローカルアドレス要求パケットを送信する。画像処理装置100には、ローカルアドレス要求パケットに応答するためのモジュールが搭載されていないため、応答は返されない。
(シーケンスS3)拡張制御装置101では、外部側NIC21−1のIPアドレスとMACアドレスに、ARP要求パケットから取得した送信元IPアドレスと送信元MACアドレスとを設定する。又、拡張制御装置101は、ローカルアドレス要求パケットに応答がないため、ローカル側NIC20−1のIPアドレスは、外部側NIC21−1のIPアドレスから計算された値(例えば、+1や−1する)を設定する。これにより拡張制御装置101のネットワーク設定が完了する。
(シーケンスS4)拡張制御装置101のローカル側NIC20−1、外部側NIC21−1のアドレスが確定すると、ARP要求パケットの送信元に対して、製品名称、デバイス種類などを取得するために、SNMPのGet要求パケットを送信する。
(シーケンスS5)画像処理装置100からSNMPのGet応答パケットで適切な製品名称、デバイス種類などが取得できれば、拡張制御装置101は通常の動作状態に移行する。
この時点で、拡張制御装置101のNICのネットワーク設定が確定したので、これ以降、拡張制御装置101のネットワーク通信制御部2003は、画像処理装置100からのパケットが自機宛でなければパススルーする。一方、外部ネットワークからのパケットも自機宛でなければパススルーする。
(シーケンスS6)ローカル側NIC20−1のアドレスを自機で決定した拡張制御装置101は、ローカルアドレス配布モジュールを起動する。
(シーケンスS7)画像処理装置100は、シーケンスS1において送信したARP要求パケットがエラーとなったことに応じて、ARP要求パケットを再送する。拡張制御装置101のネットワーク通信制御部は、自機宛でないARP要求パケットをパススルーする。拡張制御装置102のネットワーク通信制御部2003は、ネットワークアドレスの設定が完了していないことから、ARP要求パケットを捕捉し、パケットの送信元IPアドレスと送信元MACアドレスとを取得する。ここで、拡張制御装置102は、ARP要求パケットに対する応答を画像処理装置100に返さない。従って、画像処理装置100は、所定時間経過後、クライアント装置11宛てのARP要求パケットを再送することになる。
(シーケンスS8)拡張制御装置102のローカルアドレス要求部は、ローカルアドレス要求パケットを作成し、ローカル側NIC20−2から拡張制御装置102宛てに送信する。
(シーケンスS9)ローカルアドレス要求パケットを受信した拡張制御装置101のローカルアドレス配布モジュールは、拡張制御装置102に割り当てるローカルアドレスをデータ部に載せてローカルアドレス応答パケットを返信する。ここで、割り当てるローカルアドレスはアドレステーブル2006aに基づいて決められる。また、拡張制御装置101に設定されたローカルアドレスを拡張制御装置102に通知し、拡張制御装置側で、そのアドレスに重複しないアドレスを決定するようにしてもよい。
(シーケンスS10)拡張制御装置102の外部側NIC21−2のIPアドレスとMACアドレスに、ARP要求パケットから取得した送信元IPアドレスと送信元MACアドレスとを設定する。又、ローカルアドレス応答パケットを受信した拡張制御装置102は、ローカル側NIC20−2に、応答パケットのデータ部に載せられたアドレスを設定する。これにより拡張制御装置102のネットワーク設定が完了する。
(シーケンスS11)ローカル側NIC20−2、外部側NIC21−2のアドレスが確定すると、拡張制御装置102は、ARP要求パケットの送信元に対して、製品名称、デバイス種類などを取得するために、SNMPのGet要求パケットを送信する。
(シーケンスS12)拡張制御装置102は、SNMPのGet応答パケットで適切な製品名称、デバイス種類などが取得できれば、通常の動作状態に移行する。
この時点で、画像形成装置100、拡張制御装置101、拡張制御装置102からなる拡張画像処理システムが、外部LAN400からは1つの装置として見える通常の動作状態が確定する。
その後、外部ネットワーク上のクライアント装置11との通信を確定するには、種々の方法があるが、例えば上記シーケンスに続いて以下のシーケンスを実行することで、クライアント装置11との通信が確定する。
(シーケンスS13)画像処理装置100は、再び、外部ネットワーク上のクライアント装置11との通信に先立ち、ARP要求パケットを送信する。即ち、シーケンスS7において送信したARP要求パケットがエラーとなったことに応じて、ARP要求パケットを再送する。拡張制御装置101及び102のネットワーク通信制御部は、自機宛でないARP要求パケットをパススルーする。クライアント装置11は、ARP要求パケットを捕捉し、パケットの送信元IPアドレスと送信元MACアドレスとを取得する。その後、ARP要求に対する応答として、画像処理装置100宛てに、クライアント装置のMACアドレスを含むARP応答を送信する。
(シーケンスS14)その後、クライアント装置11は、ARP要求パケットの送信元に対して、製品名称、デバイス種類などを取得するために、SNMPのGet要求パケットを送信する。
(シーケンスS15)クライアント装置11は、SNMPのGet応答パケットで適切な製品名称、デバイス種類などを取得して、以後の拡張画像処理システムへの印刷処理などのアクセスを行なう。
尚、図10の例では、画像処理装置100が、シーケンスS1,S7及びS13でARP要求パケットの送信を繰り返したが、シーケンスS7では拡張制御装置101が、シーケンスS13では拡張制御装置102がARP要求パケットの送信を代行してもよい。かかる処理は拡張制御装置に代行処理の機能を付加すれば良く、画像処理装置10が接続されている拡張制御装置の数を考慮する必要が無いので、制御が単純になる。
(画像処理装置100の動作手順例)
図11は、本実施形態におけるローカルアドレス確立時の画像処理装置100における処理の手順例を示すフローチャートである。
まず、ステップS71で起動時の装置の初期化を行なう。その後、ユーザにより画像処理装置100が操作され、LAN400上の何れかの機器との通信が指示されると、ステップS72においてその機器に対してARP要求パケット(本例では送信元アドレスA)を送信する。
ステップS73でパケット受信を待って、パケット受信があればステップS74に進んで、SNMPのGet要求パケットであるか否かを判定する(図12のS1211,S1215参照)。SNMPのGet要求パケッットでなければステップS73に戻る。尚、時間を設定して、所定時間内にSNMPのGet要求パケットを受信しなければ、拡張制御装置に不良があるとしてタイムアウトエラーとする。SNMPのGet要求パケットを受信すれば、ステップS75で、SNMPのGet応答パケットで適切な製品名称、デバイス種類などを返信する。
ステップS76では、接続されている全ての拡張制御装置のローカルアドレスが確定したかを判断し、まだであればステップS72に戻って、再度ARP要求パケットを送信する。全ての拡張制御装置のローカルアドレスが確定した場合は、通常の画像処理のフローに入る。
尚、拡張制御装置がARP要求パケットの送信を代行する構成の場合は、ステップS76を除く。更に、ステップS75からS73に戻る経路とステップS74でSNMPのGet要求パケットで無い場合に画像処理要求パケットか否かを判定する経路とを付加すればよい。
<拡張制御装置のパケット制御部の処理手順例>
図12は、本実施形態における拡張制御装置のネットワーク通信制御部2003の処理手順例を示すフローチャートである。
この処理は、拡張制御装置101及び102が起動してから、NICのアドレスが決定するまでの間、ローカル側NIC20でパケットを受信することにより処理されるものである。尚、ここでは、拡張制御装置がどこに接続されても共通のフローチャートで処理する場合を示し、ローカル側NIC20、外部側NIC21と表す。しかし、画像処理装置に接続する拡張制御装置と他の拡張制御装置で異なるフローチャートにしてもよい。
拡張制御装置が起動してからNICのネットワーク設定が確定するまでは、ローカル側NICで受信されるすべてのパケットは、外部側NICへはパススルーされずに捕捉される。外部側NICで受信されたすべてのパケットは、ローカル側NICへパススルーされる。
ステップS1201で受信したパケットがTCP/IPパケット(ARP要求パケット)であるかを判定する。ステップS1201での判定がYESならばステップS1202へ進み、NOならば終了する。
ステップS1202では、パケットから送信元アドレス(本例では、画像処理装置のアドレスA)を取得する。ステップS1203では、取得した送信元アドレスAを外部側NIC21に設定する。
ステップS1204では、ローカル側NIC20より、ローカルアドレス要求パケットを送信する。ステップS1205では、応答があったかを判定する。ステップS1205での判定がYESならばステップS1206へ進み、NOならばステップS1208へ進む。
拡張制御装置が画像処理装置に直接接続する場合(本例では拡張制御装置101の場合)は、画像処理装置にはローカルアドレス要求パケットに応答するためのモジュールが搭載されていないため、応答は返されない。従って、ステップS1208に進む。
ステップS1208では、外部側NICのアドレスが、奇数か否かを判定する。ステップS1208の判定がYESならばステップS1209へ進み、NOならばステップS1210へ進む。ステップS1209では、(外部側NICのアドレス+1)をローカル側NICに設定する。ステップS1210では、(外部側NICのアドレス−1)をローカル側NICに設定する。
ステップS1211では、ローカル側NICより、ローカル側NICが画像処理装置と通信可能であることを確認するために、SNMPのGet要求パケットを送信する。SNMPエージェントを実装している画像処理装置は、このSNMPパケットに対して応答パケットを送出する。拡張制御装置はSNMPエージェントを搭載していないため、応答しない。
ステップS1212では、応答があったかを判定する。ステップS1212の判定がYESならばステップS1213へ進み、NOならばステップS1214でエラー終了する。ステップS1213では、ローカルアドレス配布モジュールを起動する。以後、外部側NICで受信されるローカルアドレス要求パケットを、起動されたローカルアドレス配布モジュールで処理する。
ステップS1205の判断で、拡張制御装置が画像処理装置に直接接続してない場合(本例では拡張制御装置102の場合)は、拡張制御装置101のローカルアドレス配布モジュールがローカルアドレス要求パケットに応答する。従って、ステップS1206に進む。
ステップS1206では、ローカルアドレス応答パケットからローカルアドレスを取得する。ステップS1207では、取得したローカルアドレスをローカル側NIC20に設定する。
ステップS1215では、ローカル側NICより、ローカル側NICが画像処理装置と通信可能であることを確認するために、SNMPのGet要求パケットを送信する。SNMPエージェントを実装している画像処理装置は、このSNMPパケットに対して応答パケットを送出する。拡張制御装置はSNMPエージェントを搭載していないため、応答しない。
ステップS1216では、応答があったかを判定する。ステップS1216の判定がYESならばアドレスが正常に確定したとして終了する。NOならばステップS1217でエラー終了する。
上述したように、画像処理装置と自身との間に他の拡張制御装置を介さずに、画像処理装置と直接接続された拡張制御装置(例えば拡張制御装置101)の動作を示すフローチャートは、ステップS1201〜S1205及びS1208〜S1214となる。一方、画像処理装置と自身との間に他の拡張制御装置を介した状態で画像処理装置と接続された拡張制御装置(例えば拡張制御装置102)の動作を示すフローチャートは、ステップS1201〜S1207及びS1215〜S1217となる。
<拡張制御装置のローカルアドレス配布の処理手順例>
図13は、本実施形態における拡張制御装置上で動作するローカルアドレス配布モジュール2006の処理手順例を示すフローチャートである。この処理は、外部側NICでパケットを受信することにより処理されるものである。
ステップS1301で、受信したパケットがローカルアドレス要求パケットであるかを判定する。ステップS1302の判定がYESならばステップS102へ進み、NOならば終了する。
ステップS1302では、予め登録されているアドレスリストからアドレスを選択する(図6のアドレステーブル4106a及び図7のアドレステーブル2006a参照)。具体的には、拡張制御装置において自身のネットワークアドレスが決定すると、ローカルアドレス配布部2006は、アドレステーブル2006aに、配布対象となるネットワークアドレスを登録する。登録するネットワークアドレスは任意の値にすることができる。例えば、ローカル側NICのアドレスが外部側NICのアドレス+1である場合には、アドレステーブルには、外部側NICのアドレス+2、+3、+4・・・した値を持つネットワークアドレスを登録する。例えば、ローカル側NICのアドレスが外部側NICのアドレス−1である場合には、アドレステーブルには、外部側NICのアドレス−2、−3、−4・・・した値を持つネットワークアドレスを登録する。また、登録するネットワークアドレスの個数も任意の数にすることができる。
そして、ステップS1302では、予めアドレステーブルに登録されているネットワークアドレスの中から、自身の外部側NIC及びローカル側NICのネットワークアドレスとは異なるアドレスを選択し、拡張制御装置102への配布対象として決定する。そして、選択されたアドレスをアドレステーブル2006aから削除するか、選択済みとしてチェックをつけるなどして、既に選択されたことを識別可能にした後、ステップS1303へと進む。
尚、アドレステーブル2006aに配布対象となるネットワークアドレスを登録する場合を説明したが、自身に設定されたネットワークアドレスをアドレステーブル2006aに登録する方法を用いてもよい。即ち、自身のネットワークアドレスが設定されるのに応じて、アドレステーブルにその値を書き込む。そして、ローカルアドレス要求パケットを受信すると、アドレステーブルに登録されたアドレス以外の任意のアドレスを生成し、配布対象のアドレスとして決定してもよい。また、その場合は、配布対象として生成されたアドレスをアドレステーブルに追加して登録しておく。こうすることで、同じネットワークアドレスが重複して複数の拡張制御装置に配布されることが無くなる。
ステップS1303では、選択されたアドレスを応答パケットに設定する。ステップS1304では、ローカルアドレス応答パケットを外部側NICから送信し、終了する。
<本実施形態のローカルアドレス要求/応答パケットの構成例>
次に、本実施形態における独自ローカルアドレス要求パケットをTCP/IPプロトコルにより実装した場合について説明する。尚、本実施形態における独自ローカルアドレス要求パケットのためのプロトコルをコンフィグレータプロトコルという。本実施形態では、このコンフィグレータプロトコルをUDP(User Datagram Protocol)上に実装する。ここで、コンフィグレータプロトコルとは、IPアドレスを用いずにMACアドレスに基づいて通信を行うことが可能なプロトコルである。即ち、IPアドレスが未設定の装置に対してMACアドレスを用いて通信を行い、IPアドレスの設定等を行うことが可能である。本実施例では、このプロトコルを用いてローカルアドレス要求パケットの通信を行っている。
(パケットヘッダの例)
図14は、コンフィグレータプロトコルのパケットヘッダの一例を示す説明図である。
コンフィグレータプロトコルは、UDPのポート番号0x83b6を使用している。そして、要求パケットにおける送信先のIPアドレス(Dest IP)を"255.255.255.255"、MACアドレス(Dest MAC)を"0xffffffffffff"とする。
ここで言うMACアドレスとは、機器固有の物理アドレスである。Ethernet(登録商標)であれば、MACアドレスは6バイト長である。その内、先頭の3バイトは、ベンダーコードとして、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Enginerrs、米国電気電子学会)が管理・割り当てを行っている。残りの3バイトは、各ベンダが独自に(重複しないように)管理しているコードである。その結果、世界中で同じ物理アドレスを持つネットワーク機器は存在せず、ネットワーク機器間で全て異なるアドレスが割り当てられる。
MACアドレスが"0xffffffffffff"の場合は、そのパケットはブロードキャストパケットとして扱われ、ネットワーク上に接続されている全てのネットワークデバイス装置がこのパケットを受信することになる。
(パケットのデータ部の構造例)
次に、コンフィグレータプロトコルにおけるパケットのデータ部ついて説明する。
図15は、コンフィグレータプロトコルにおけるパケットのデータ部の構造の概略図である。各パラメータの詳細は以下の通りである。
(1)Version(2byte):バージョンを示す。
本バージョンは0x0301とする。
(2)Request Code:本パケットで要求する機能を示すコード
0:Set(設定)
1:Get(参照)
2:NVRAM−Reset(NVRAM値でリセット)
3:Factory−Reset(工場初期値出リセット)
4:Discovery(探索)
5:Local Address Request(ローカルアドレス要求)
(3)Result Code(2byte):要求された結果を示すコード
0×0000:成功
0×0001:メディアタイプ異常
0×0002:指定プロトコルスタックなし
0×0003:バージョン異常
0×FFFF:詳細不明エラー
(4)Media type(2byte):通信メディアを示す。
0:Ethernet(登録商標)
(5)Protocol Info:それぞれのプロトコル情報に対応するフラグ
Request Codeが0(設定)の場合、対応するバイトが1のプロトコルに関する情報のみが設定される。
(6)NetWare Info:NetWareに関連する情報の設定および参照を行うフィールド
・FrameType(2byte):NetWareで使用するフレームタイプ
<EtherNet>
0:Disable(NetWare 使用不可)
1:802.3
2:802.2
4:EtherNet II
8:802.2SNAP
(7)Tcp/Ip Info:TcpIpに関連する情報の設定および参照を行うフィールド
・FrameType(2byte):Tcpipで使用するフレームタイプ
0:Disable(TcpIp 使用不可)
4:EtherNet II
・IP Mode(2byte)
・動作モード(2byte)
参照時には以下の値がORされている。
0:IP固定(NVRAM値より立ち上がる)
1:BOOTP valid
2:RARP valid
4:DHCP valid
・IPアドレス(4byte):ネットワークアドレスのIPアドレス
・ゲートウエイアドレス(4byte):ネットワークボードのゲートウエイ
・サブネットマスク(4byte):ネットワークボードのサブネットマスク
・ブロードキャストアドレス(4byte):ネットワークボードのブロードキャストアドレス
(8)AppleTalk Info:AppleTalkに関する情報の設定および参照を行うフィールド
・FrameType(2byte):AppleTalkで使用するフレームタイプ
0:Disable(AppleTalk 使用不可)
2:Phase2
(9)MACアドレス:ボードのMACアドレス
ReauestCodeが4(Discovery)以外の場合で、ここに格納されているMACアドレスの値とネットワークボードのMACアドレスが一致しない場合、このパケットは無視される。
尚、個々の項目は工場初期値と呼ばれる工場出荷時に予め決められた値に設定されている。
このコンフィグレータプロトコルによって、ローカルアドレス要求を送信し、ローカルアドレス応答によって設定すべきローカルアドレスを取得することが可能である。
<他の実施形態>
本実施形態は、画像処理装置の拡張として画像画像処理システムとして説明されたが、本発明はデイジーチェーン接続された拡張機能ユニットのローカルアドレスの設定に係る発明であり、画像処理装置に限ることなく適応可能である。これらも本発明に含まれる。
又、本実施形態は、拡張制御装置1と拡張制御装置2の接続順を逆に変更した場合、あるいは、更に別の拡張制御装置3が追加された場合でも、これまでに説明してきた処理が同様に実行できる。更に拡張制御装置3が追加された場合には、追加された拡張制御装置3は、ローカルアドレス要求パケットを拡張制御装置1に対して送信する。拡張制御装置1のローカルアドレス配布部2006は、アドレステーブル2006aに登録されたアドレスの中から、まだ、何れの装置にも割り当てられていないアドレスを選択し、拡張制御装置3へ配布するアドレスとして決定する。
上記本実施形態では、拡張制御装置101がセキュア印刷機能、拡張制御装置102が電子メール機能を提供する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、拡張制御装置に周辺機器として各種のリムーバブルストレージ(光磁気メディアドライブ、USBストレージ、スマートカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)に代表されるメモリカードなど)を接続する。そして、メモリメディア内部に格納された文書を画像処理装置100に引き渡してプリント、送信、又はファイリングするメディアアプリケーション機能であってもよい。あるいは、画像処理装置100が画像スキャン又は受信した文書やファイリングされていた文書を受け取ってメモリメディアに格納したりするメディアアプリケーション機能であってもよい。又、1台の拡張制御装置が複数の機能を提供するものであってもよい。
又、ローカルインタフェースは両者の間に専用の通信経路を提供するためのオプションインタフェースであり、USBや専用バスなどによって実装される。パケットをローカル・インタフェースに適用したフレームでトンネリングすることによるローカル・インタフェースであってもよい。
更に、本発明に係るプログラムコード及び関連データは、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)やCD−ROM中に記憶され、そこからコンピュータに供給されうる。 又、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエア(制御プログラム)のプログラムコードを記録した記憶媒体を、コンピュータや画像処理装置に供給する。そして、そのコンピュータや画像処理装置の中央演算ユニット(CPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによって達成される。
プログラムやデータをコンピュータに供給する方法として、フロッピー(登録商標)ディスクに記憶させて、例えばコンピュータ本体に(フロッピー(登録商標)ディスクドライブを介して)供給する方法が一般的である。この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク以外にも,光ディスク,光磁気ディスク,CD,DVD,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。CDには、CD−ROM,CD−Rが含まれ、DVDには、DVD−ROM,DVD±R/RW,DVD−RAMが含まれる。
又、コンピュータや画像処理装置が読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータや画像処理装置上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータや画像処理装置に挿入された機能拡張ボードや、コンピュータや画像処理装置に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本実施形態における拡張画像処理システムが利用されるネットワーク環境の一例を示す模式図である。 本実施形態における画像処理装置100と拡張制御装置101、102の組み合わせによって構成された拡張画像処理システムのブロック図である。 本実施形態における画像処理装置100の制御装置110のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態における画像処理装置100のコントローラのソフトウェアのモジュール構造を示すブロック図である。 本実施形態における画像処理装置100の操作部の表示部に表示される基本画面を示す説明図である。 本実施形態における拡張制御装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態における拡張制御装置101のソフトウェアのモジュール構成を示すブロック図である。 本実施形態における拡張制御装置102のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態における拡張制御装置102のソフトウェアのモジュール構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるローカルアドレス要求シーケンスの一例を示す図である。 本実施形態における画像処理装置100のローカルアドレス確定時の処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態における拡張制御装置のパケット制御部の処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態における拡張制御装置上で動作するローカルアドレス配布モジュールの処理手順を示すフローチャートである。 コンフィグレータプロトコルのパケットヘッダの一例を示す説明図である。 コンフィグレータプロトコルにおけるパケットのデータ部の構造の概略図である。 従来例における拡張画像処理システムが利用されるネットワーク環境の一例を示す模式図である。 従来例における拡張画像処理システムが利用されるネットワーク環境の他例を示す模式図である。

Claims (7)

  1. 画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記画像処理装置と第一のネットワークを介して接続された他の情報処理装置と前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークを介して接続する第一のネットワークインターフェースと、
    前記第一及び第二のネットワークとは異なる第三のネットワークと接続する第二のネットワークインターフェースと、
    前記第二のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに、前記画像処理装置のネットワークアドレスを設定する第一の設定手段と、
    前記他の情報処理装置に設定されたネットワークアドレスとは異なるネットワークアドレスを前記他の情報処理装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信されたネットワークアドレスを前記第一のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに設定する設定手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記画像処理装置と第一のネットワークを介して接続された他の情報処理装置と前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークを介して接続する第一のネットワークインターフェースと、
    前記第一及び第二のネットワークとは異なる第三のネットワークと接続する第二のネットワークインターフェースと、
    前記第二のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに、前記画像処理装置のネットワークアドレスを設定する第一の設定手段と、
    前記他の情報処理装置に設定されたネットワークアドレスを前記他の情報処理装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信したネットワークアドレスとは異なるネットワークアドレスを前記第一のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに設定する設定手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記画像処理装置はプリンタであり、前記情報処理装置は、セキュア印刷機能又は電子メール印刷機能を提供する装置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 画像処理装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置と第一のネットワークを介して接続された他の情報処理装置と前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークを介して接続する第一のネットワークインターフェースと、前記第一及び第二のネットワークとは異なる第三のネットワークと接続する第二のネットワークインターフェースとの内、前記第二のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに、前記画像処理装置のネットワークアドレスを設定する第一の設定工程と、
    前記他の情報処理装置に設定されたネットワークアドレスとは異なるネットワークアドレスを前記他の情報処理装置から受信する受信工程と、
    前記受信工程で受信されたネットワークアドレスを前記第一のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに設定する設定工程と、
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  5. 画像処理装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置と第一のネットワークを介して接続された他の情報処理装置と前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークを介して接続する第一のネットワークインターフェースと、前記第一及び第二のネットワークとは異なる第三のネットワークと接続する第二のネットワークインターフェースとの内、、前記第二のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに、前記画像処理装置のネットワークアドレスを設定する第一の設定工程と、
    前記他の情報処理装置に設定されたネットワークアドレスを前記他の情報処理装置から受信する受信工程と、
    前記受信工程で受信したネットワークアドレスとは異なるネットワークアドレスを前記第一のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに設定する設定工程と、
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  6. 画像処理装置と通信可能な情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるために、該コンピュータを
    前記画像処理装置と第一のネットワークを介して接続された他の情報処理装置と前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークを介して接続する第一のネットワークインターフェースと、前記第一及び第二のネットワークとは異なる第三のネットワークと接続する第二のネットワークインターフェースとの内、前記第二のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに、前記画像処理装置のネットワークアドレスを設定する第一の設定手段と、
    前記他の情報処理装置に設定されたネットワークアドレスとは異なるネットワークアドレスを前記他の情報処理装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信されたネットワークアドレスを前記第一のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに設定する設定手段と、
    を有する情報処理装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
  7. 画像処理装置と通信可能な情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるために、該コンピュータを
    前記画像処理装置と第一のネットワークを介して接続された他の情報処理装置と前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークを介して接続する第一のネットワークインターフェースと、前記第一及び第二のネットワークとは異なる第三のネットワークと接続する第二のネットワークインターフェースとの内、、前記第二のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに、前記画像処理装置のネットワークアドレスを設定する第一の設定手段と、
    前記他の情報処理装置に設定されたネットワークアドレスを前記他の情報処理装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信したネットワークアドレスとは異なるネットワークアドレスを前記第一のネットワークインターフェースのネットワークアドレスに設定する設定手段と、
    を有する情報処理装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
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