JP3943992B2 - 画像形成装置及びアクセス制御方法 - Google Patents

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    • H04N2201/0082Image hardcopy reproducer

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワーク上に設置された画像形成装置を、様々な権限を持つユーザが共通して利用する環境に最も適合する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下に従来の画像形成装置のデバイスアクセス制御手段を説明する。
クライアント上には各種アプリケーションソフトウェアが実行され、それぞれの機能に応じて、画像形成装置とデータ通信を行い、画像形成装置に対する制御を行っている。
【0003】
[ネットワーク接続形態]
図10に画像形成装置とクライアントとのネットワーク接続形態を示す。
同図において1001はLANなどのネットワーク、1002はサーバコンピュータ、1003はクライアントコンピュータ(実際は同一ネットワーク上に複数台接続されていることが多い)である。
【0004】
一方では、MFP(Multi Function Peripheral)と呼ばれる多目的なネットワーク機器1004、1005がネットワーク1001に接続されており、ネットワークスキャンやネットワークプリントなどの機能を提供している。1004はオプション装置が接続されていない状態のMFPであり、1005は様々なオプション装置が接続された状態のMFPである。
【0005】
他方では、ネットワーク1001に単一機能で動作するネットワーク機器も接続されており、スキャナ1006やプリンタ1007などが存在するが、動作的には前述のMFPとほとんど等価であるため、以後これらのデバイスもまとめてMFPにて表記する。
【0006】
また、1008はネットワークに接続されたデータ格納のためのメモリ装置であり、ネットワーク1001を経由して送られてきた各種データを一時的に保存/格納することができる。
【0007】
更に、このネットワーク1001上には図示していないが、クライアントや各種サーバ及び、上記以外のMFPを初め、スキャナ、プリンタあるいは、FAXなどその他の機器も接続されている。
【0008】
ここでクライアントコンピュータ1003上では、いわゆるDTP(DeskTop Publishing)のアプリケーションソフトウェアを動作させ、各種文書/図形が作成/編集される。クライアントコンピュータ1003は作成された文書/図形をPDL言語(Page Description Language=ページ記述言語)に変換し、クライアントコンピュータ1003上からプリンタドライバと呼ばれる起動ソフトウェアによって指示することにより、ネットワーク1001を経由してMFP1004,1005または、プリンタ1007に送られて出力される。
【0009】
また、スキャナ1007または、MFP1004,1005のスキャナ部に置かれた原稿は、クライアントコンピュータ1003上からスキャナドライバと呼ばれる起動ソフトウェアによって指示することにより、ネットワーク1001へ画像データとして送られ、メモリ装置1008に保存されたり、コンピュータ1002(または、1003)のディスプレイに表示したり、MFP1004,1005または、プリンタ1007に送られて出力されることが可能である。
【0010】
次に、MFP1004,1005はそれぞれ、サーバコンピュータ1002またはクライアントコンピュータ1003とネットワーク1001を介して情報交換できる通信手段を有しており、MFP1004,1005の設定情報や装置状態がサーバコンピュータ1002またはクライアントコンピュータ1003側から読み書きが可能となっている。更に、サーバコンピュータ1002またはクライアントコンピュータ1003では、その情報を受けて動作するユーティリティソフトウェアを持っており、MFPなどのネットワークに接続された装置は、このサーバコンピュータ1002またはクライアントコンピュータ1003の元で一元管理されている。
【0011】
[印刷の実行]
印刷の実行はクライアントコンピュータ1003上にプリンタドライバと呼ばれるユーティリティプログラムを実行することによって実現される。図26はプリンタドライバのユーザインターフェース画面である。
同図を用いて、クライアントコンピュータ1003からプリンタドライバにより画像データをプリンタに送信する行程について説明する。プリンタドライバは、プリント動作を指示するためのGUIであり、これで指示することによりユーザは所望の設定パラメータを指示して、所望の画像イメージをプリンタなどの送信先に送る事が可能となる。
ここで3601はプリンタドライバのウィンドウであり、その中の設定項目として、3602はターゲットとなる出力先を選択する送信先選択カラムである。一般的には前述のMFP1005あるいは、プリンタ1007のようなものであるが、保存の目的でメモリ1008に画像を転送しても構わない。3603はジョブの中から出力ページを選択するページ設定カラムであり、クライアントコンピュータ1003上で動作するアプリケーションソフトで作成された画像イメージのどのページを出力するかを決定する。3604は部数を指定する部数設定カラムである。また、3607は送信先選択カラム3602にて選択された送信先デバイスに関する詳細設定を行うためのプロパティキーであり、ここをクリックすると別画面にてそのデバイス固有の設定情報を入力し、特殊な画像処理、例えば、出力処理のガンマ変換や空間フィルタのパラメータを変更することにより、より細かい色再現やシャープネス調整を行うことが可能となる。
所望の設定が済めば、OKキー3605により印刷を開始する。取り消す場合には、キャンセルギー3606により印刷を取りやめる。
【0012】
[印刷ジョブの表示及び制御]
印刷ジョブの表示及び制御はクライアントコンピュータ1003上にこれを実現させるユーティリティプログラムを実行することによって行われる。図22はこれを実現するためのユーティリティプログラムのユーザインターフェースである。以下では本ユーティリティプログラムをジョブマネージャと呼ぶ。
同図を用いて、クライアントコンピュータ1003がジョブマネージャにより装置内の印刷ジョブを表示及び制御する行程について説明する。
ここで2401はジョブマネージャのウィンドウであり、その中の設定項目として、2402はジョブ管理のターゲットとなる装置を選択するための選択カラムである。前述のMFP1004,1005あるいは、プリンタ1007などの印刷装置(画像形成装置)が管理の対象とされる。2403は印刷装置内にあるジョブを一覧表示するためのカラムであり、ジョブのドキュメント名称、ステータス、オーナー名などがリスト表示される。2404は一時停止キーであり、マウス等で選択されたジョブの印刷を一時的に停止させる機能を持つ。2405は再開キーであり、一時停止キー2404によって停止されていたジョブの印刷を再開させる機能を持つ。2406は削除キーであり、マウス等で選択されたジョブの削除を行う機能を持つ。2407は情報キーであり、マウス等で選択されたジョブに関する詳細情報を表示させる機能を持つ。2408は挿入キーであり、マウス等で選択されたジョブを、マウス等で選択された場所へ挿入させ、出力順番を変更させるための機能を持つ。
【0013】
[デバイスの状態表示]
デバイスの状態表示はクライアントコンピュータ1003上にこれを実現させるユーティリティプログラムを実行することによって行われる。図27はこれを実現するためのユーティリティプログラムのユーザインターフェースである。以下では本ユーティリティプログラムをデバイスマネージャと呼ぶ。
同図を用いて説明するデバイスマネージャはクライアントコンピュータ1003b上で動作し、SNMP通信によってMFP1004,1005などの管理対象装置と直接通信を行い、装置の管理(状態監視や機能設定)を行うソフトウェアである。デバイスマネージャにはこの他にもサーバコンピュータ1002上で動作させ、HTMLテキスト及びHTTPプロトコルを介してクライアントコンピュータ1003aからの要求を仲介するものも存在するが、ここで説明するユーティリティソフトウェアのGUIに関しては、公知のCGIやJAVA(R)アプレットの技術を用いることによりサーバコンピュータ上でも容易に同等のGUIを作成できることから、ここでは特に説明しない。
図27において3701はウィンドウ、3702はタイトルバーと呼ばれ、現在のウィンドウの階層やタイトルを表示するのに用いられる。3703は装置リストウィンドウと呼ばれ、ネットワーク1001上に接続された本ユーティリティソフトウェアで管理可能な装置が一覧表示されている。3704はステータスタブと呼ばれ、現在管理対象となっている装置のステータス情報が表示されるウィンドウであり、同図ではプリンタ、スキャナ、ファックスの現在の使用状況や、給紙部のカセット段数、各紙カセットにセットされている用紙のサイズ及び用紙残量が読みとれるようになっている。また3705は能力タブと呼ばれ、図示していないが現在管理対象となっている装置における能力情報(例えば印刷速度や解像度など)を表示するウィンドウであり、また3706は設定タブと呼ばれ、詳しくは後述するが現在管理対象となっている装置の機能設定(例えば印刷時の給紙カセット段指定やネットワークのIPアドレスなど)を設定するためのウィンドウである。また3707はマウスカーソルであり、これを用いることによりユーザは装置リストウィンドウ3703から管理を行う装置を選択したり、前述したステータスタブ、能力タブ、設定タブなどの表示切り替えを行うことができる。更に3708は現在選択されている管理対象装置であり、図27ではオプション装置などを持たないMFP104が選択されていることを見て取ることができる。
【0014】
[デバイスの設定変更]
デバイスの設定変更はクライアントコンピュータl003上にこれを実現させるユーティリティプログラムを実行することによって行われる。図5はこれを実現するためのユーティリティプログラムのユーザインターフェースである。このプログラムは先に図27で説明したデバイスマネージャであり、図5は設定タブ3706が選択されたときに、デバイスマネージャに表示されるユーザインターフェースである。
同図を用いて説明するデバイスマネージャはクライアントコンピュータ1003b上で動作し、SNMP通信によってMFP1004,1005などの管理対象装置と直接通信を行い、装置の管理(状態監視や機能設定)を行うソフトウェアである。デバイスマネージャにはこの他にもサーバコンピュータ1002上で動作させ、HTMLテキスト及びHTTPプロトコルを介してクライアントコンピュータ1003aからの要求を仲介するものも存在するが、ここで説明するユーティリティソフトウェアのGUIに関しては、公知のCGIやJAVA(R)アプレットの技術を用いることによりサーバコンピュータ上でも容易に同等のGUIを作成できることから、ここでは特に説明しない。
図5において3901はウインドウ、3902はタイトルバーと呼ばれ、現在のウィンドウの階層やタイトルを表示するのに用いられる。3903は装置リストウインドウと呼ばれ、ネットワーク1001上に接続された本ユーティリティソフトウェアで管理可能な装置が一覧表示されている。3706は設定タブと呼ばれ、現在管理対象となっている装置の機能設定を行うためのウィンドウである。また3907はマウスカーソルであり、これを用いることによりユーザは各タブの表示切り替えや、設定項目の選択を行うことができる。
また、3909は用紙供給源を設定するカラムであり、マウス3907等を用いて選択することによって、印刷を行う際に供給される用紙を選択することができる。図ではCassette4が選択されていることが見て取れる。3910はネットワークに関する設定を行うためのカラムであり、ここではTCP/IPの各種ネットワークパラメータの設定が可能である。
また、図示はしていないが、このデバイスマネージャを用いることにより、この他にも装置に関する各種設定が可能であることは言うまでもない。
【0015】
[印刷キューの状態表示及び制御]
印刷キューの状態表示及び制御はクライアントコンピュータ1003上にこれを実現させるユーティリティプログラムを実行することによって行われる。図23はこれを実現するためのユーティリティプログラムのユーザインターフェースである。以下では本ユーティリティプログラムをキューマネージャと呼ぶ。
同図を用いて、クライアントコンピュータ1003がキューマネージャにより装置内の印刷ジョブを表示及び制御する行程について説明する。ここで2501はジョブマネージャのウィンドウであり、その中の設定項目として、2502はプリントキューにセットされているジョブに関する情報を表示するためのカラム、2503は印刷済みキューにセットされているジョブに関する情報を表示するためのカラムである。各カラムには図のように、ジョブのドキュメント名、ステータス、オーナー名などの情報が表示される。また印刷済みキューとは、既に印刷が行われたジョブを貯えるためのキューであり、一定量(又は一定期間)ジョブを貯えておくことにより、再印刷などにも迅速に対応できるようにしている。
2404は一時停止キーであり、マウス等で選択されたジョブの印刷を一時的に停止させる機能を持つ。2405は再開キーであり、一時停止キー2404によって停止されていたジョブの印刷を再開させる機能を持つ。2406は削除キーであり、マウス等で選択されたジョブの削除を行う機能を持つ。2407は情報キーであり、マウス等で選択されたジョブに関する詳細情報を表示させる機能を持つ。2408は挿入キーであり、マウス等で選択されたジョブを、マウス等で選択された場所へ挿入させ、出力順番を変更させるための機能を持つ。2509はプリントキーであり、印刷済みキューに貯えられた印刷済みのジョブを再印刷するために用いられる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように画像形成装置に対するデバイスアクセスは、クライアント上で実行される各種ユーティリティプログラムによって行われる。従ってそのユーティリティプログラムを実行することが可能なクライアントは、そのユーティリティプログラムを実行することによって容易に画像形成装置に対して、そのユーティリティが持つ機能を実行させることが可能である。
より具体的に例を挙げて説明するなら、キューマネージャを実行可能に設定された全てのクライアントは、そのキューマネージャプログラムを実行することにより、画像形成装置の印刷キューの状態表示や制御が可能となる。
しかしながらネットワーク上には様々なユーザが存在する可能性があり、従来例のようにユーティリティプログラムがインストールされた全てのクライアントから画像形成装置に対する制御が行えた場合、画像形成装置の正常な運用が著しく脅かされる可能性がある。例を挙げて説明するなら、ネットワークに関して何の知識も持たないユーザが、デバイスマネージャがインストールされたクライアントからデバイスマネージャプログラムを実行して、ネットワークの設定を変更することができた場合、画像形成装置が正常に動作しなくなり、正常な運用が停止してしまう惧れがあった。
また、モバイル環境が充実してきた昨今、企業内のネットワークを一時的に社外のユーザに提供して、画像形成装置に対する印刷を行わせる場合などがあるが、もしこのとき、ユーザのモバイルクライアントにキューマネージャがインストールされていたなら、その社外のユーザは画像形成装置の印刷キューに残っている印刷ジョブを印刷したり、または消したりすることが可能になる。このことは企業情報の機密保持と言う観点から極めて危険な状況である。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、画像形成装置であって、ネットワークを介してクライアントからのデータパケットを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した前記データパケットからクライアント情報を抽出する第1の抽出手段と、複数の各クライアント情報に対応させて、前記画像形成装置の設定及び印刷済みジョブの再印刷を含む複数の各命令を許可するか否かの情報を管理する管理手段と、前記受信手段により受信した前記データパケットから画像形成装置に対する命令情報を抽出する第2の抽出手段と、前記第1の抽出手段により抽出したクライアント情報と、前記管理手段により管理される複数の命令に関する情報と、前記第2の抽出手段により抽出した命令情報とに基づいて、前記第1の抽出手段により抽出したクライアント情報のクライアントが送信した、前記第2の抽出手段により抽出した命令情報により指定される命令を実行するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断に応じて、前記第1の抽出手段により抽出したクライアント情報のクライアントが送信した、前記第2の抽出手段により抽出した命令情報により指定される命令を実行し、各クライアントからの前記複数の各命令に対する実行可否を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置のアクセス制御方法は、画像形成装置のアクセス制御方法であって、ネットワークを介してクライアントからのデータパケットを受信する受信工程と、前記受信工程において受信した前記データパケットからクライアント情報を抽出する第1の抽出工程と、複数の各クライアント情報に対応させて、前記画像形成装置の設定及び印刷済みジョブの再印刷を含む複数の各命令を許可するか否かの情報を管理する管理工程と、前記受信工程において受信した前記データパケットから画像形成装置に対する命令情報を抽出する第2の抽出工程と、前記第1の抽出工程において抽出したクライアント情報と、前記管理工程において管理される複数の命令に関する情報と、前記第2の抽出工程において抽出した命令情報とに基づいて、前記第1の抽出工程において抽出したクライアント情報のクライアントが送信した、前記第2の抽出工程において抽出した命令情報により指定される命令を実行するか否かを判断する判断工程と、前記判断工程における判断に応じて、前記第1の抽出工程において抽出したクライアント情報のクライアントが送信した、前記第2の抽出工程において抽出した命令情報により指定される命令を実行し、各クライアントからの前記複数の各命令に対する実行可否を制御する制御工程とを有することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
[MFP1004,1005の構成]
以下にMFP1004,1005の構成について説明する。ただしMFP1004とMFP1005の差はオプション装置が接続されているかいないかの差のみであるため、特に必要の無い場合はMFP1005についてのみ説明を行う。
【0019】
図12はMFP1005の構成概要図であり、1201は画像読み取りを行うスキャナ部、1203はファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行うFAX部、1204はネットワークを利用して画像データや装置情報をやりとりするNIC(Network Interfage Card)部、1205はコンピュータ側から送られてきたページ記述言語(PDL)を画像信号に展開するPDL部、1210はPDL部1205やFAX部1203の拡張フロックを本装置に接続するための拡張I/F部、1211はLCDやスイッチ群がら成る操作パネル部、1212は画像データの一時保存領域となるHDD部、1213は本装置とオプション装置とのインターフェースを司るオプションコントローラ部、1207は印刷データの画像処理を行うための出力処理部、1208はレーザの印字信号を生成するためのPWM部、1209は紙に印刷を行うためのプリンタ部であり、1206は装置全体の制御と画像データの流れの制御を司るMFC(Multi Function Controller)部である。
【0020】
また1214,1215,1216は本装置に接続されたオプション装置であり、1214はスキャナ部1201で読みとるためのドキュメントを自動的に給紙して連続的にスキャナ部に送ることが可能なDF(Document Feeder)部、1215は一度に大量の用紙をスタックし給紙することが可能なペーパーデッキ部、1216は印刷された紙に対してフィニッシング処理を行うためのフィニッシャ部である。図12で説明したMFP1005の各ブロックを更に詳しく以下に説明する。
【0021】
[スキャナ部1201の構成]
図13を用いてスキャナ部1201の構成を説明する。
先ず、複写機としての原稿の複写において、1301は、原稿台ガラスであり、読み取られるべき原稿1302が置かれる。原稿1302は、照明1303により照射され、ミラー1304、1305、1306を経て、光学系1307により、CCD1308上に像が結ばれる。更に、モータ1309により、ミラー1304、照明1303を含む第1ミラーユニット1310は、速度vで機械的に駆動され、ミラー1305、1306を含む第2ミラーユニット1311は、速度1/2vで駆動され、原稿1302の全面が走査される。こうして読みとられた画像信号はスキャナ部1201の内部に持つ入力処理部1312へ送られる。
【0022】
[入力処理部1312の構成]
図14を用いて入力処理部1312について説明する。
入力された光学的信号は、CCDセンサ1308により電気信号に変換される。このCCDセンサ1308が読みとった画像信号をA/D変換部1401に入力する。ここでゲイン調整、オフセット調整をされた後、A/Dコンバータで、8bitのデジタル画像信号に変換される。その後、1402のシェーディング補正で、基準白色板の読み取り信号を用いた、公知のシェーディング補正が施され、MFC部1206へ送られる。
【0023】
[FAX部1203の構成]
図15を用いてFAX部1203について説明する。
まず、受信時には、電話回線から来たデータをNCU部1501で受け取り電圧の変換を行い、モデム部1502の中の復調部1504でA/D変換及び復調操作を行った後、伸張部1506でラスタデータに展開する。一般にFAXでの圧縮伸張にはランレングス法などが用いられるが、公知であるためここではその説明を割愛する。ラスタデータに変換された画像は、メモリ部1507に一時保管され、画像データに転送エラーがないことを確認後、拡張I/F部1210を介してMFC部1206へ送られる。
【0024】
次に、送信時は、拡張I/F部1210を介してMFC部1206よりやってきたラスタイメージの画像信号に対して、圧縮部1505でランレングス法などの圧縮を施し、モデム部1502内の変調部1503にてD/A変換及び変調操作を行った後、NCU部1501を介して電話回線へと送られる。
【0025】
[NIC部1204の構成]
図16を用いてNIC部1204について説明する。
ネットワーク1001に対してのインターフェイスの機能を持つのが、このNIC部1204であり、例えば10Base−T/100Base−TXなどのEthernet(R)ケーブルなどを利用して外部からの情報を入手したり、外部へ情報を流す役割を果たす。
【0026】
外部より情報を入手する場合は、まず、トランス部1601で電圧変換され、1602のLANコントローラ部に送られる。LANコントローラ部1602は、その内部にバッファメモリ1(不図示)を持っており、その情報が必要な情報か否かを判断した上で、バッファメモリ2(不図示)に送った後、PDL部1205に信号を流す。
【0027】
次に、外部に情報を提供する場合には、PDL部1205より送られてきたデータは、LANコントローラ部1602で必要な情報を付加して、トランス部1601を経由してネットワークに接続される。
【0028】
[PDL部1205の構成]
次に、同図16を用いてPDL部1205の説明をする。
コンピュータ上で動作するアプリケーションソフトウェアによって作成された画像データは、文書、図形、写真などから構成されており、それぞれは、文字コード、図形コード及び、ラスタ画像データなどによる画像記述の要素の組み合わせから成っている。
【0029】
これが、いわゆるPDL(Page Description Language=ページ記述言語)であり、Adobe社のPostScript(登録商標)言語に代表されるものである。
【0030】
さて、図16は、上記PDLデータからラスタ画像データヘの変換処理を表わす部分であり、NIC部1204から送られてきたPDLデータは、CPU部1603を経由して一度ハードディスク(HDD)のような大容量メモリ1604に格納され、ここで各ジョブ毎に管理、保存される。
【0031】
次に、必要に応じて、CPU部1603は、RIP(Raster Image Processing)と呼ばれるラスタ化画像処理を行って、PDLデータをラスタイメージに展開する。展開されたラスタイメージデータは、DRAMなどの高速アクセス可能なメモリ1605にジョブ毎にページ単位で格納され、プリンタ部1208の状況に合わせて、再びCPU部1603を介して、拡張I/F部1210からMFC部1206へ送られる。
【0032】
[MFC部1206の構成]
図19を用いてMFC部1206について説明する。
MFC部1206のバスセレクタ部1907は、MFP1005の利用における、いわば交通整理の役割を担っている。すなわち、スタンドアローンとしての複写機能、ネットワークスキャン、ネットワークプリント、ファクシミリ送信/受信などMFP1005における各種機能に応じて画像信号が流れる方向をバスの切り替えを行うとことによって制御している。
【0033】
細かく説明するならば、そのフローは、以下のような機能が考えられる。
・スタングローン複写機:スキャナ1201→バスセレクタ1907→プリンタ1209
・ネットワークスキャン:スキャナ1201→バスセレクタ1907→NIC部11204
・ネットワークプリント:NIC部1204→バスセレクタ1907→プリンタ1209
・ファクシミリ送信機能:スキャナ1201→バスセレクタ1907→FAX部1203
・ファクシミリ受信機能:FAX部1203→バスセレクタ1907→プリンタ1209
【0034】
また、バスセレクタ部1907を出た画像データは、必要に応じてHDD部1212へ送られ、HDD(Hard Disk Drive)に保存されることもある。またこの場合、図示していないが、HDD部1212の内部に構成される圧縮部を介して、データ圧縮された後、HDDへ保存することも可能である。ここで用いられる圧縮方式は、JPEG,JBIG,ZIP,LZH,MH,MR、MMRなど一般的なものを用いればよい。圧縮された画像データは、ジョブ毎に管理され、ファイル名、作成者、作成日時、ファイルサイズなどの付加データと一緒に格納される。
【0035】
更に、ジョブの番号とパスワードを設けて、それらも一緒に格納すれば、パーソナルボックス機能をサポートすることができる。これは、データの一時保存や特定の人にしかプリントアウト(HDDからの読み出し)ができない親展機能である。
【0036】
格納されているそれぞれのジョブに対して、ジョブを指定して呼び出しが行われた場合には、パスワードの認証を行った後、HDDより呼び出し、圧縮された画像が図示していない伸張部を介して画像伸張を行ってラスターイメージに戻してされた後、プリンタ部1209に送られる。
【0037】
またMFC部は上述した画像信号の信号の流れを制御する以外にも、MFP1005の全体の制御も司っている。1901のCPUはそれらの処理を実現するために、CPUバス1902を介してROM1903とFLASHROM1905からプログラムやデータを1ステップずつ読み出して実行する。RAM1904はプログラムが実行される際にデータの一時保存エリアとして用いられる。漢字ROM1906はコードを指定すると漢字パターンを出力する機能を持ち、これによって操作パネル部1211上のLCDへ漢字を表示させることが可能となる。HDDコントローラ1908はCPU1901とHDD部1212の仲介を行うものであり、CPU1901が指示したデータをHDD部1212へ記録するための制御を行っている。LCDコントローラ1909は操作パネル部1211にあるLCDにメッセージや画像を表示したり、タッチパネルによってユーザからの指示をCPU1901へ伝える処理を行っている。PIO1910は操作パネル部1211にある各スイッチ群と接続されており、ユーザのスイッチ操作をCPUに伝える処理担当する。バイセントロニクスI/F1911は図示していないバイセントロニクスコネクタを介して外部に接続されたコンピュータと双方向通信を行い、プログラムやデータをMFP1005に取り込むためド用いられる。こうして取り込んだプログラムやデータはMFC部1206内にあるFLASHROM1905に書き込むことによって、制御プログラムのバージョンアップやバグ修正などを、ハード的なROM交換無しで行うことができるようになる。DP−RAM1912はオプションコントローラ部1213との通信に用いられ、CPU1901とオプションコントローラ部1213の双方からデータの読み書きが可能となっている。
【0038】
[出力処理部1207の構成]
図17により出力処理部1207を説明する。
MFC部1206より渡された画像データは、ガンマ補正部1707にて、トナーの濃度諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)RAMを使って画像出力のための濃度データに変換されて、空間フィルタ1708では、シャープネスまたは、スムージングが施された後、画像信号はPWM部1208へと送られる。
【0039】
[PWM部1208の構成]
図18(1)によりPWM部1208を説明する。
出力処理部1207を出た画像信号はPWM部1208を通って画像形成される。図18において、1801は三角波発生部。1802はD/Aコンバータであり、入力されるディジタル画像信号をアナログ信号に変換する部分である。これらの2つの信号は、図18(2a)のようにコンパレータ1803に送られ大小比較されて、図18(2b)のような信号となってレーザ駆動部1804に送られ、レーザ1805でレーザビームに変換される。そして、ポリゴンスキャナ1913でレーザビームを走査して、感光ドラム1917に照射される。
【0040】
[プリンタ部1209の構成(モノクロMFP1005の場合)]
図11に、モノクロプリンタ部の概観図を示す。
1113は、ポリゴンミラーであり、半導体レーザ1805より発光されたレーザー光を受ける。レーザー光はミラー1114,1115,1116をへて感光ドラム11I7を走査する。一方、1130は黒色のトナーを供給する現像器であり、レーザー光に従い、感光ドラム1117上にトナー像を形成し、トナー像が用紙に転写され、出力画像を得ることができる。
【0041】
用紙カセット1134,1135および、手差しトレイ1136のいずれかより給紙された用紙は、レジストローラ1137を経て、転写ベルト1138上に吸着され、搬送される。給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光ドラムl117にはトナーが現像されており、用紙の搬送とともに、トナーが用紙に転写される。トナーが転写された用紙は、分離され、定着器1140によって、トナーが用紙に定着され、排出される。
【0042】
[フィニッシャ部1216の構成]
図20に、フィニッシャ部の概観図を示す。
プリンタ部1209の定着部1040を出た用紙は、フィニッシャ部1216に入る。フィニッシャ部1216には、サンプルトレイ2001及びスタックトレイ2002があり、ジョブの種類や排出される用紙の枚数に応じて切り替えて排出される。ソート方式には3通りあり、複数のビンを有して各ビンに振り分けるビンソート方式と、後述の電子ソート機能と、ビン(または、トレイ)を奥手前方向にシフトしてジョブ毎に出力用紙を振り分けるシフトソート方式によりソーティングを行うことができる。
【0043】
電子ソート機能は、コレートと呼ばれ、前述のHDD部1212などの大容量メモリを持っていれば、これをバッファメモリとして利用することにより、バッファリングしたページ順と排出順を変更する、いわゆるコレート機能を用いることで電子ソーティングの機能もサポートできる。
【0044】
次にグループ機能は、ソーティングがジョブ毎に振り分けるのに対し、ページ毎に種別する機能である。更に、スタックトレイ2002に排出する場合には、用紙が排出される前の用紙をジョブ毎に蓄えておき、排出する直前にステープラ2005にてバインドすることも可能である。
【0045】
そのほか、上記2つのトレイに至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り機2004、ファイル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャー2006があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行う。また、インサータ2003は、中差し機能を行うために用いられ、ここに中差し用の用紙を入れることができる。
【0046】
更に、サドルステッチャ2007は、ブックレット形式に紙を二つ折りにし、その真ん中をバインドするために使用する。この場合には、ブックレットトレイ2008に排出される。
【0047】
そのほか、図には記載されていないが、製本のためのグルー(糊付け)によるバインドや、あるいはバインド後にバインド側と反対側の端面を揃えるためのカッティングなどを加えることも可能である。
【0048】
[フィニッシャ部の回路ブロック]
また図21はフィニッシャ部1216内部の回路フロック図である。
同図において2101はフィニッシャ部全体の制御を司るCPUであり、CPUバス2102を介してROM2103とFLASHROM2105からプログラムやデータを1ステップずつ読み出して実行する。RAM2104はプログラムが実行される際にデータの一時保存エリアとして用いられる。バイセントロニクスI/F2110は図示していないバイセントロニクスコネクタを介して外部に接続されたコンピュータと双方向通信を行い、プログラムやデータをフィニッシャ部1216に取り込むために用いられる。こうして取り込んだプログラムやデータはフィニッシャ部1216内にあるFLASHROM2105に書き込むことによって、制御プログラムのバージョンアップやバグ修正などを、ハード的なROM交換無しで行うことができるようになる。CPUバス2102はまたバス2112を介してMFP1005のオプションコントローラ部1213に接続されており、その先でMFC部1206の中に設けられたDP−RAM1912と接続されている。MFP部1005のCPU1901とフィニッシャ部1216のCPU2101はこのDP−RAM1912を用いて情報の交換を行っている。また2106は用紙センサ部であり、フィニッシャ1216内部に設けられた各用紙センサに接続されており、紙がフィニッシャ1216内部を正しく通過しているかどうかを監視する役目と、排紙トレイ上に排紙された紙が残っているかどうかを確認するために用いられる。2107は給紙モータ駆動部であり、給紙ローラなどとメカ的に接続された各モータと直結し、CPUからの給紙要求をモータに伝え、給紙ローラなどを駆動している。2108はトレイモータ駆動部であり、各トレイモータを上下させ、任意の排紙トレイに紙を排紙させるための制御を行っている。2109は用紙パス制御部であり、フィニッシャ1216内部を流れる紙が、要求されたジョブに従い必要なユニットに送られるように、紙の流れを制御している。
【0049】
[ネットワーク1001]
さて次に、ネットワーク1001について説明する。
ネットワーク1001は図24に示すように、前述の図10のような構成がルータと呼ばれるネットワークを相互に接続する装置により接続され、LAN(Local Area Network)と呼ばれる更なるネットワークを構成する。
【0050】
また、LAN3306は、内部のルータ3301を介して、専用回線3308を通して、別のLAN3307内部のルータ3305に接続され、これらのネットワーク網は幾重にも張り巡らされて、WAN(Wide Area Network)と呼ばれる広大な接続形態を構築している。
【0051】
[データ]
次に、その中を流れるデータについて図25にて説明する。
送信元のデバイスA(3400a)に存在するデータ3401があり、そのデータは画像データでも、PDLデータでも、プログラムであっても構わない。これをネットワーク1001を介して受信先のデバイスB(3400b)に転送する場合、データ3401を細分化しイメージ的に3402のように分割する。この分割されたデータ3403,3404,3406などに対して、ヘッダ3405と呼ばれる送り先アドレス(TCP/IPプロトコルを利用した場合には、送り先のlPアドレス)などを付加し、パケット3407として順次ネットワーク1001上にパケットを送って行く。デバイスBのアドレスとパケット3410のヘッダ3411が一致するとデータ3412は分離され、デバイスAにあったデータの状態に再生される。
【0052】
[パケット構成]
パケット3407についてもう少し詳しく説明するために、LANを構成するための一つのメデイアであるイーサネット(R)上を流れるデータパケットを、図6を用いて説明する。
【0053】
図6(1)はイーサネット(R)フレームフォーマットであり、イーサネット(R)上を流れるデータパケットの最大単位である。同図において4001はパケットを到達させたい宛先のハードウェアアドレスであり、4002は送信元のハードウェアアドレスである。この両者には一般的にネットワークカードが持つMACアドレスがセットされる。4003はETYPEフィールドと呼ばれ、次に続くデータがどういうデータかを示すために用いられる。仮に次に続くデータがIPの場合は、このフィールドには16進数の0800がセットされる。4004はデータ部であり、宛先ハードウェアアドレス4001に対して送信したいデータをここにセットする。4005はFCSと呼ばれるチェックフィールドであり、このパケットが正常に到達したかを受信側で確認するために用いられる。
【0054】
図6(2)はIPデータパケットの概念図である。データパケットは大きく分けてIPヘッダ部4006とデータ部4007に分けられており、これらはイーサフレームフォーマットのデータ部4004の中に取り込まれている。このように1つのデータパケットがより上位のパケットのデータ部に取り込まれることをカプセル化と呼ぶ。
【0055】
図6(3)はTCPデータパケットの概念図である。データパケットは大きく分けてTCPヘッダ部4008とデータ部4009に分けられ、IPデータパケットのデータ部4007の中にカプセル化されている。
TCP/IPのプロトコルを用いてイーサネット(R)上を流れるデータパケットの構造はここで説明したパケット構成を持つ。
【0056】
[IPパケット]
図7はIPパケットの構成を示したものであり、4101は送信元のIPアドレスをセットするフィールド、4102は宛先のIPアドレスをセットするフィールド、4007は前述したIPパケットのデータフィールドである。同図においてデータ部4007を除いた全ての部分がIPヘッダと呼ばれ、この他にも様々な情報を含んでいるが、ここでは必要が無いので説明は省略する。
【0057】
[TCPパケット]
図8はTCPパケットの構成を示したものであり、4201は送信元のポート番号セットするフィールド、4202は宛先のポート番号をセットするフィールド、4009は前述したTCPパケットのデータフィールドである。ポート番号とは通信に利用する(或いは受信側で利用されるべき)アプリケーションを特定するために用いられる値であり、例えばFTPを用いる場合はポート21番を使うように予め決められている。
【0058】
同図においてデータ部4009を除いた全ての部分がTCPヘッダと呼ばれ、この他にも様々な情報を含んでいるが、ここでは必要が無いので説明は省略する。また、データ部4009には、TCP/IPプロトコルを用いて更新するための様々なデータがセットされる。
【0059】
[LPS(Line Print Service)]
次にTCP/IPプロトコルを用いた、LPS(Line Print Service)について説明する。
LPSはサーバ側で実行されるLPD(Line Print Demon)と、クライアント側で実行されるLPR(Lightweight Presentation Protocol)によって実現される印刷サービスである。MFP1005ではLPDが実行されており、クライアントからの印刷要求を受け取る準備が整っている。
【0060】
クライアント1003はLPRコマンドを実行することによって、ファイルなどをMFP1005へ送信し、印刷を行うことが可能となる。LPDに対するポート番号は515であるため、宛先ポート番号をセットするフィールド4202には515をセットする。また、LPRクライアントは送信元ポート番号として721から731までの範囲を使用しなければならないため、その中から利用可能なポート番号を選択して、送信元ポート番号をセットするフィールド4201にセットする。
【0061】
また、TCPパケットのデータ部4009には、LPRに関連する命令がセットされる。以上の処理がクライアント1003側行われ、TCP/IPパケットとしてLAN1001へ送出され、受信側となるMFP1005へ到達する。
【0062】
[MFP1005の受信処理]
では次に、MFP1005へ到達したTCP/IPパケットがMFP1005でどのように処理されるかを図1のフローチャートを用いて説明する。なお、図1は本発明の特徴を最も良く現した図であり、この処理はMFP1005内のMFC部1206にあるCPU1901によって処理されるものである。
【0063】
受信したデータはNIC部1204,PDL部1205、拡張I/F部1210を経た後、MFC部1206へ送られる。MFC部1206ではバスセレクタ1907の制御によってCPUバス1902を介してCPU1901によって読み取られる。
【0064】
CPU1901はROM1903に記憶されたプログラムコードによって処理を実行する。初めにプログラムが起動されると(S101)、CPU1901は受信があったかをチェックしており(S102)、もし本装置に対する命令を受信すると、受信したイーサネット(R)フレームのデータ部4004からIPパケット部分を分離し(S103)、更にIPヘッダ部から送信元IPアドレス4101を抽出する(S104)。続いてCPU1901はIPパケットのデータ部4007からTCPパケット部分を分離し(S105)、更にTCPヘッダ部から宛先ポート番号4202を抽出するとともに(S106)、TCPパケットのデータ部4009から命令を抽出する。例えば宛先ポート番号が515であったなら、そのパケットはLPDに対するパケット(命令など)であることが分かり、更にそのデータ部分4009を読み取ることにより、クライアント1003がMFP1005のLPDに対してどのような命令を要求しているか苧判断することができる。
【0065】
図9はLPDに対する命令の一例である。
最初の数値「02」4301は「プリンタジョブを受信せよ」と言う命令であり、それに続く文字列「print_q」4302はLPDが実行されている装置のキューを指定している。最後の「LF」4303はラインフィード文字であり、このコードによって命令の終了を現している。
【0066】
以上説明した処理によって命令を要求したクライアント1003のIPアドレスと、クライアント1003から要求された命令を取得したCPU1901はFLASHROM1905に記憶されるテーブルの情報によって、このクライアント1003が命令を実行可能かどうかを判断する(S108)。
【0067】
図2はFLASHROM1905に記憶されているテーブルである。本実施形態では3つのIPアドレスがテーブルに登録されており、個々のIPアドレスを持つクライアントが「LPR」、「設定変更」、「再印刷」のそれぞれの命令に対し、実行可能かどうかを現している。表中の「LPR」は前述の印刷命令であり、「設定変更」はMFP1005の設定を変更するための命令であり、「再印刷」は既に印刷済みのジョブを再印刷させるための命令である。また表中の「1」は実行が可能な命令であることを示し、「0」は実行が不可能な命令であることを示している。また、このテーブルは図示していないが、他にも多くのIPアドレスの登録が可能であり、また命令についても記憶領域が許す限り増やせることは言うまでもない。なお、このテーブルの作成手段については本発明と直接関係が無いため説明を割愛するが、ネットワーク管理者等の手入力によって作成する手法や、IPアドレスの範囲によって一意に決められる手法などが考えられる。
【0068】
CPU1901はFLASHROM1905に記憶されたテーブルの情報に基づいて、命令を送信したクライアント1003が命令を実行可能かどうかを判定し(S108)、もし実行が可能と判断された場合は、命令部分(図9の例)をLPDへ転送し(S109)、LPDによって要求された命令を実行する(S110)。図9の例の場合は、続いて送られてくるプリンタジョブをLPDが受信する処理が行われ、全ての処理が終了したら、再び命令の待機状態(S102)へ移行する。
【0069】
もし命令の実行が不可能と判定された場合は、要求された命令を無視し、再び命令の待機状態(S102)へ移行する。ただし、命令の種類によっては、要求を無視できないものもあることから、図示はしていないが、これらのケースにおいては個々の命令に必要な命令拒絶処理や中断処理を行った後、命令の待機状態(S102)へ移行することは言うまでもない。
【0070】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では命令を要求したクライアント1003のIPアドレスによって、命令実行が可能かどうかの判定を行ったが、本実施形態では、ユーザID情報によって命令の実行が可能かどうかの判定を行う手法について説明する。この説明に当たり、図1及び図2を除く全ての図面は実施形態1と共通であり、これらの説明に関しては本実施形態では割愛する。
【0071】
クライアント1003上で動作が可能な印刷アプリケーションには、実施形態1で説明したLPRの他にも様々なものが実行可能である。例えばマイクロソフトのWindows(R)で用いられる代表的な印刷プロトコルであるSMBもその1つである。図示はしないが、SMBのデータパケットはNetBIOSによってカプセル化され、またNetB1OSはUDPパケットによってカプセル化されている。UDPパケットについては説明していないが、TCPパケットと対等の関係にあり、TCPパケットがコネクション型としてデータの信頼性を向上させていることに対し、UDPパケットはコネクションレス型としてデータの信頼性よりも簡易性や高速性を重視したプロトコルである。
【0072】
SMBを用いて印刷を行う場合、そのパケット中には印刷データの他に、ファイル名や、ユーザ名(ユーザID)情報等が含まれている。本実施形態ではこのようなパケット中のユーザID部分を抽出することにより、ユーザ毎に要求された命令が実行可能かどうかの判定を行うようにしたものである。
【0073】
図3のフローチャートを用い、CPU1901の処理をより詳しく説明する。受信したデータはNIC部1204,PDL部1205、拡張I/F部1210を経た後、MFC部1206へ送られる。MFC部1206ではバスセレクタ1907の制御によってCPUバス1902を介してCPU1901によって読み取られる。
【0074】
CPU1901はROM1903に記憶されたプログラムコードによって処理を実行する。初めにプログラムが起動されると(S301)、CPU1901は受信があったかをチェックしており(S302)、もし本装置に対する命令を受信すると、受信したイーサネット(R)フレームのデータ部4004からIPパケット部分を分離する(S303)。続いてCPU1901はIPパケットのデータ部4007からTCPパケット部分を分離し(S304)、更にTCPヘッダ部から宛先ポート番号4202を抽出するとともに(S305)、TCPパケットのデータ部4009から命令を抽出する。このポート番号は後に、受信したパケットを転送するアプリケーションを特定するために用いられる。続いてCPU1901はTCPパケットのデータ部4009から、NetBIOSパケットを分離し(S306)、更にNetBIOSパケットからSMBパケットを分離する(S307)。CPU1901は更にSMBパケットの中からユーザID部分を抽出し(S308)、この情報を元にこのユーザがSMB印刷を実行可能かどうかを判定する(S309)。その際、CPU1901はFLASHROM1905に記憶されるテーブルの情報によって、このユーザがSMB印刷を実行可能かどうかを判断する(S309)。
【0075】
図4はFLASHROM1905に記憶されているテーブルである。本実施形態では3つのユーザIDがテーブルに登録されており、個々のユーザIDを持つクライアントが「SMB印刷」、「設定変更」、「再印刷」のそれぞれの命令に対し、実行可能かどうかを現している。表中の「SMB印刷」は前述のSMBプロトコルを用いた印刷命令であり、「設定変更」はMFP1005の設定を変更するための命令であり、「再印刷」は既に印刷済みのジョブを再印刷させるための命令である。本実施形態ではSMB印刷についてのみ説明しているが、TCPパケットのデータフィールド4009中に他のプロトコルをカプセル化し、そのプロトコルによって命令を定義することにより、ユーザIDを含む命令をパケット通信可能なことは言うまでもない。また表中の「1」は実行が可能な命令であることを示し、「0」は実行が不可能な命令であることを示している。また、このテーブルは図示していないが、他にも多くのユーザIDの登録が可能であり、また命令についても記憶領域が許す限り増やせることは言うまでもない。なお、このテーブルの作成手段については本発明と直接関係が無いため説明を割愛するが、ネットワーク管理者等の手入力によって作成する手法や、IPアドレスの範囲によって一意に決められる手法などが考えられる。
【0076】
CPU1901はFLASHROM1905に記憶されたテーブルの情報に基づいて、命令を送信したユーザが命令を実行可能かどうかを判定し(S309)、もし実行が可能と判断された場合は、命令部分を抽出したポート番号に対応するアプリケーションヘ転送し(S310)、これを受け取ったアプリケーション(例えばSMB印刷アプリケーション)によって処理実行する(S311)。本実施形態の場合は、続いて送られてくるSMBプリンタジョブを印刷する処理が行われ、全ての処理が終了したら、再び命令の待機状態(S302)へ移行する。
【0077】
もし命令の実行が不可能と判定された場合は、要求された命令を無視し、再び命令の待機状態(S302)へ移行する。ただし、命令の種類によっては、要求を無視できないものもあることから、図示はしていないが、これらのケースにおいては個々の命令に必要な命令拒絶処理や中断処理を行った後、命令の待機状態(S302)へ移行することは言うまでもない。
【0078】
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0079】
以上説明したように、命令を受信した画像形成装置が、受信したデータパケットから要求される命令と共にクライアント情報(IPアドレスやユーザID)を抽出し、命令を送信したクライアントが受信した命令を実行可能かどうかを確認し、もし実行可能であれば命令に従った処理を行い、実行不可能であれば命令を実行しないようにした。
これにより知識の無いユーザが装置の設定を不用意に変更してしまうことによる障害や、一時的にネットワークを部外者に使わせた場合に起こりうる機密情報の漏洩(印刷キューに溜まった機密書類の印刷)などを防ぐ効果がある。
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、複数の各クライアントからの画像形成装置の設定及び印刷済みジョブの再印刷を含む複数の各命令に対する実行可否を制御でき、知識の無いユーザが装置の設定を不用意に変更してしまうことによる障害や、一時的にネットワークを部外者に使わせた場合に起こりうる機密情報の漏洩(印刷キューに溜まった機密書類の印刷)などを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のデバイスアクセス制御手順を現したフローチャートである。
【図2】実施形態1で用いる判定手段用のテーブルを示す図である。
【図3】実施形態2のデバイスアクセス制御手順を現したフローチャートである。
【図4】実施形態2で用いる判定手段用のテーブルを示す図である。
【図5】デバイスマネージャのユーザインターフェース(設定画面)を示す図である。
【図6】データパケットを示す図である。
【図7】IPパケットの構成図である。
【図8】TCPパケットの構成図である。
【図9】LPDに対するコマンド(命令)の一例を示す図である。
【図10】ネットワーク接続形態を示す図である。
【図11】モノクロプリンタの概観図である。
【図12】MFPの構成概要図である。
【図13】スキャナ部を示す図である。
【図14】入力処理部を示す図である。
【図15】FAX部を示す図である。
【図16】NIC部とPDL部を示す図である。
【図17】出力処理部を示す図である。
【図18】PWM部を示す図である。
【図19】MFC部を示す図である。
【図20】フィニッシャ部の概観図である。
【図21】フィニッシャ部の回路ブロック図である。
【図22】ジョブマネージャのユーザインターフェースを示す図である。
【図23】キューマネージャのユーザインターフェースを示す図である。
【図24】ネットワークの説明図である。
【図25】ネットワークを流れるデータのイメージを示す図である。
【図26】プリンタドライバのユーザインターフェースを示す図である。
【図27】デバイスマネージャのユーザインターフェース(状態表示画面)を示す図である。
【符号の説明】
1001はネットワーク、
1002はサーバコンピュータ、
1003a及び1003bはクライアントコンピュータ、
1004はMFP、
1005はオプション装置が接続されたMFP、
1006はスキャナ、
1007はプリンタ、
1008はメモリ装置、
1113はポリゴンミラー、
1114,1115,1116はミラー、
1117は感光ドラム、
1130は現像器、
1134,1135は用紙カセット、
1136は手差しトレイ、
1137はレジストローラ、
1138は転写ベルト、
1140は定着器、
1201はスキャナ部、
1203はFAX部、
1204はNIC部、
1205はPDL部、
1206はMFC部、
1207は出力処理部、
1208はPWM部、
1209はプリンタ部、
1210は拡張I/F部、
1211は操作パネル部、
1212はHDD部、
1213はオプションコントローラ部、
1214はDF部、
1215はデッキ部、
1216はフィニッシャ部、
1301は原稿ガラス、
1302は原稿、
1303は照明、
1304,1305,1306はミラー、
1307は光学系、
1308はCCD、
1309はモータ、
1310は第1ミラーユニット、
1311は第2ミラーユニット、
1312は入力処理部、
1401はA/D変換部、
1402はシェーディング部、
1501はNCU、
1502はモデム部、
1503は変調部、
1504は復調部、
1505は圧縮部、
1506は伸張部、
1507はメモリ部、
1601はトランス、
1602はLANコントローラ、
1603はCPU、
1604はメモリ(HDD)、
1605はメモリ(DRAM)、
1707はガンマ変換部、
1708は空間フィルタ、
1801は三角波発生部、
1802はD/A変換部、
1803はコンパレータ、
1804はレーザ駆動部、
1805はレーザ、
1901はCPU、
1902はCPUバス、
1903はROM、
1904はRAM、
1905はFLASHROM、
1906は漢字ROM、
1907はバスセレクタ、
1908はHDDコントローラ、
1909はLCDコントローラ、
1910はPIO、
1911はバイセントロニクスI/F、
1912はDP−RAM、
2001はサンプルトレイ、
2002はスタックトレイ、
2003はインサータ、
2004はZ折り機、
2005はステープラ、
2006はパンチャー、
2007はサドルステッチャ、
2008はブックレットトレイ、
2101はCPU、
2102はCPUバス、
2103はROM、
2104はRAM、
2105はFLASHROM、
2106は用紙センサ部、
2107は給紙モータ駆動部、
2108はトレイモータ駆動部、
2109は用紙パス制御部、
2110はバイセントロニクスI/F部、
2112はバス、
2401はジョブマネージャのウィンドウ、
2402はターゲット装置を選択するための選択カラム、
2403はジョブを一覧表示するためのカラム、
2404は一時停止キー、
2405は再開キー、
2406は削除キー、
2407は情報キー、
2408は挿入キー、
2501はジョブマネージャのウィンドウ、
2502はプリントキューのジョブ情報を表示するためのカラム、
2503は印刷済みキューのジョブ情報を表示するためのカラム、
2404は一時停止キー、
2405は再開キー、
2406は削除キー、
2407は情報キー、
2408は挿入キー、
2509はプリントキー、
3301から1305はルータ、
3306,3307はLAN、
3308は専用回線、
3401はデータ、
3402は分割イメージ、
3403,3404,3406は分割データ、
3405はヘッダ、
3407から3410はパケット、
3411はヘッダ、
3412,3413,3414は分割データ、
3415は分割イメージ、
3416は復元したデータ、
3601はプリンタドライバのウィンドウ、
3602は送信先選択カラム、
3603はページ設定カラム、
3604は部数設定カラム、
3605はOKキー、
3606はキャンセルキー、
3701はネットワークユーティリティソフトウェアのウインドウ、
3702はタイトルバー、
3703は装置リストウィンドウ、
3704はステータスタブ、
3705は能力タブ、
3706は設定タブ、
3707はマウスカーソル、
3708は選択されている管理対象装置、
3901はネットワークユーティリティソフトウェアのウインドウ、
3902はタイトルバー、
3903は装置リストウィンドウ、
3907はマウスカーソル、
3908は選択されている管理対象装置、
3909は用紙供給源を設定するカラム、
3910はネットワークに関する設定を行うためのカラム、
4001は宛先のハードウェアアドレス、
4002は送信元のハードウェアアドレス、
4003はETYPEフィールド、
4004はデータ部、
4005はFCSと呼ばれるチェックフィールド、
4006はIPヘッダ部、
4007はデータ部、
4008はTCPヘッダ部、
4009はデータ部、
4101は送信元IPアドレスをセットするフィールド、
4102は宛先IPアドレスをセットするフィールド、
4201は送信元ポート番号セットするフィールド、
4202は宛先ポート番号をセットするフィールド、
4301は命令コード、
4302はキューを指定するためのフィールド、
4303は命令の終了を現すLF文字

Claims (4)

  1. 画像形成装置であって、
    ネットワークを介してクライアントからのデータパケットを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記データパケットからクライアント情報を抽出する第1の抽出手段と、
    複数の各クライアント情報に対応させて、前記画像形成装置の設定及び印刷済みジョブの再印刷を含む複数の各命令を許可するか否かの情報を管理する管理手段と、
    前記受信手段により受信した前記データパケットから画像形成装置に対する命令情報を抽出する第2の抽出手段と、
    前記第1の抽出手段により抽出したクライアント情報と、前記管理手段により管理される複数の命令に関する情報と、前記第2の抽出手段により抽出した命令情報とに基づいて、前記第1の抽出手段により抽出したクライアント情報のクライアントが送信した、前記第2の抽出手段により抽出した命令情報により指定される命令を実行するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断に応じて、前記第1の抽出手段により抽出したクライアント情報のクライアントが送信した、前記第2の抽出手段により抽出した命令情報により指定される命令を実行し、各クライアントからの前記複数の各命令に対する実行可否を制御する制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の抽出手段は前記データパケットから送信者のIPアドレス部を抽出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の抽出手段は前記データパケットから送信者ユーザID部を抽出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 画像形成装置のアクセス制御方法であって、
    ネットワークを介してクライアントからのデータパケットを受信する受信工程と、
    前記受信工程において受信した前記データパケットからクライアント情報を抽出する第1の抽出工程と、
    複数の各クライアント情報に対応させて、前記画像形成装置の設定及び印刷済みジョブの再印刷を含む複数の各命令を許可するか否かの情報を管理する管理工程と、
    前記受信工程において受信した前記データパケットから画像形成装置に対する命令情報を抽出する第2の抽出工程と、
    前記第1の抽出工程において抽出したクライアント情報と、前記管理工程において管理される複数の命令に関する情報と、前記第2の抽出工程において抽出した命令情報とに基づいて、前記第1の抽出工程において抽出したクライアント情報のクライアントが送信した、前記第2の抽出工程において抽出した命令情報により指定される命令を実行するか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程における判断に応じて、前記第1の抽出工程において抽出したクライアント情報のクライアントが送信した、前記第2の抽出工程において抽出した命令情報により指定される命令を実行し、各クライアントからの前記複数の各命令に対する実行可否を制御する制御工程とを有することを特徴とする画像形成装置のアクセス制御方法。
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