JP2008252637A - 分析システム及びサーバ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】システム管理者やオペレータ等の設定者が、サーバ装置におけるDHCPに関する煩雑な設定作業を行う必要がない分析システム及びサーバ装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る分析システムは、検体を測定する測定装置と、前記測定装置と通信ネットワークNWを介して接続され、前記測定装置による測定結果を処理するデータ処理装置103とを備える。データ処理装置103は、前記測定装置と通信を行うための通信インタフェース131gと、前記通信インタフェース131gの設定に使用される設定情報134zを記憶するハードディスク131dとを備える。データ処理装置は、前記測定装置からIPアドレス要求パケットを受け付けたときに、ハードディスク131dから設定情報134zを取得し、設定情報134zに基づいてIPアドレスを生成し、生成されたIPアドレスを前記測定装置へ送信する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、検体を分析するための分析システム及び当該分析システムに使用されるサーバ装置に関する。
血液分析装置、尿分析装置、便分析装置、粒子分析装置といった血液検体、尿検体、便検体、又は粒子検体等の様々な性状についての項目を測定する測定装置が知られている。この種の測定装置は、測定データを処理し、また測定結果、分析結果を管理することが必要となるため、かかる用途に用いられるアプリケーションプログラムがインストールされたコンピュータによって構成されるデータ処理装置を測定装置とは別に設け、このデータ処理装置に測定データの処理、並びに分析結果の表示及び管理を行わせる構成となっていることが多い(例えば、特許文献1参照)。
このような測定装置には、血球計数装置、血液凝固測定装置、尿中有形成分分析装置、尿定性分析装置、便分析装置、粒子分析装置等、多くの種類のものが存在し、また、検体の種類、測定項目等が同じ測定装置の中にも、上位機種、中位機種、下位機種等の種類が存在する。このため、夫々の測定装置の種類に応じた多くのアプリケーションプログラムを開発する必要がある。
そこで、例えば特許文献2には、複数種類の測定装置によって共用され、各測定装置の測定データをそれぞれ処理することが可能なデータ処理装置が開示されている。この特許文献2に開示されている分析システムでは、1つのデータ処理装置と複数の測定装置とがネットワークを介して接続され、測定装置の測定データをネットワーク経由でデータ処理装置へ送信し、データ処理装置が各測定装置の測定データを処理する構成となっている。
このように、複数の測定装置と1つのデータ処理装置とがネットワーク経由で相互に通信する場合には、データ処理装置及び各測定装置にネットワークインタフェースカードを設け、これらのネットワークインタフェースカードにIPアドレスを設定する必要がある。このように同一のネットワークに接続された複数の装置にそれぞれIPアドレスを割り当てる技術として、DHCPが知られている。ネットワーク上の各装置にDHCPクライアント機能を設け、DHCPサーバ装置をネットワーク上に設けることにより、各装置にIPアドレスを自動的に割り当てることが可能となる。また、特許文献3には、ネットワークに接続された複数の分析装置上でDHCPクライアントを動作させ、ネットワークに接続されたコンピュータ上でDHCPサーバを動作させることにより、各分析装置にIPアドレスを割り当てる分析装置管理システムが開示されている。
特開2003−202346号公報 特開2006−194744号公報 特開2006−148813号公報
しかしながら、上述したような従来のDHCPを用いたシステムにあっては、DHCPサーバとして機能する装置において、DHCPサーバがIPアドレスを割り当てるために必要な設定、例えば、ネットワークアドレスやサブネットマスクの設定をシステム管理者やオペレータ等が行う必要がある。この設定時に、入力間違いが発生すると、正しいIPアドレスがDHCPクライアントに設定されず、各装置間の通信が行えなくなる。また、分析システムにおいては、DHCPに関する専門的な知識を有するシステム管理者やサービスマンがDHCPサーバの設定を行うとは限らず、分析装置を操作するオペレータや検査技師がこの設定作業を行わなければならないことがあり、このような場合には正しい設定作業を行うことが困難となる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、DHCPサーバのように煩雑な設定作業を必要とせず、ネットワーク上の装置が備える通信インタフェースの設定を行うことが可能な分析システムを提供することを目的とする。
本発明に係る分析システムは、
検体を測定する測定装置と、
前記測定装置とネットワークを介して接続され、前記測定装置による測定結果を処理するデータ処理装置とを備え、
前記測定装置は、
前記データ処理装置と通信を行うための第1通信インタフェースと、
前記第1通信インタフェースを介して、前記データ処理装置との通信設定用の第1設定情報を前記データ処理装置へ要求する要求手段とを備え、
前記データ処理装置は、
前記測定装置と通信を行うための第2通信インタフェースと、
前記第2通信インタフェースの設定に使用される第2設定情報を記憶する記憶部と、
前記第2通信インタフェースを介して、前記測定装置から前記第1設定情報の要求を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって前記設定情報の要求を受け付けた場合に、前記記憶部から前記第2設定情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記第2設定情報に基づいて、第1設定情報を生成する生成手段と、
前記第2通信インタフェースを介して、前記生成手段によって生成された第1設定情報を、前記測定装置へ送信する送信手段とを備え、
前記測定装置は、
前記第1通信インタフェースを介して、前記データ処理装置から送信された前記第1設定情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された前記第1設定情報に基づいて、前記第1インタフェースの設定を行う設定手段とを備えることを特徴とする。
このようにすることにより、第2通信インタフェースの第2設定情報に基づいて、第1通信インタフェース用の第1設定情報を生成するため、DHCPに関する設定作業に比べて、データ処理装置における第2設定情報の提供機能に関するシステム管理者やオペレータ等の設定者の設定作業に要する手間を大幅に削減することができる。
上記発明においては、 前記第1設定情報は、前記第1通信インタフェース用のIPアドレスと、サブネットマスクと、前記第2通信インタフェースに設定されているIPアドレスとを含み、前記第2設定情報は、前記第2通信インタフェースのIPアドレスとサブネットマスクとを含み、前記生成手段は、前記第2設定情報に含まれる前記第2通信インタフェースのIPアドレスとサブネットマスクとに基づいて、前記第1通信インタフェース用のIPアドレスを生成するように構成されていることが好ましい。また、この場合においては、前記要求手段は、前記測定装置を特定する特定情報を送信するように構成されており、前記記憶部は、前記特定情報と、ホストアドレスとを対応づけて記憶しており、前記取得手段は、前記受付手段によって受信した特定情報に対応するホストアドレスを、前記記憶部から取得するように構成されており、前記生成手段は、前記第2設定情報に含まれる前記第2通信インタフェースのIPアドレスとサブネットマスクとに基づいて、ネットワークアドレスを生成するネットワークアドレス生成手段と、前記ネットワークアドレス生成手段によって生成されたネットワークアドレスと、前記取得手段によって取得されたホストアドレスとを組み合わせて、前記第1通信インタフェース用のIPアドレスを生成するIPアドレス生成手段とを備えることが好ましい。また、この場合においては、前記ネットワークアドレス生成手段は、前記第2設定情報に含まれる前記第2通信インタフェースのIPアドレスとサブネットマスクとに基づいて、ネットワークアドレスを生成するように構成されていることが好ましい。さらに、上記発明においては、前記特定情報は、前記第1通信インタフェースのMACアドレスであることが好ましい。
上記発明においては、前記データ処理装置は、測定装置を特定する特定情報及びこれに対応するホストアドレスを登録する登録手段をさらに備え、前記登録手段は、測定装置から特定情報を受信する特定情報受信手段と、ホストアドレスの入力を受け付ける入力手段と、前記特定情報受信手段によって受信した特定情報と、前記入力手段によって受け付けたホストアドレスとを対応付けて前記記憶部に記憶する記憶手段とを備えることが好ましい。これにより、システム管理者やオペレータ等の設定者は、データ処理部に特定情報とこれに対応するホストアドレスを設定するという簡易な作業により、データ処理装置のサーバ機能の設定を行うことができる。
また、上記発明においては、前記測定装置は、測定動作を実行するための測定機構部と、制御プログラムを実行することにより前記測定機構部の動作を制御する制御部とを備え、前記記憶部は、前記制御部によって実行される制御プログラムを記憶し、且つ、前記特定情報と、前記ホストアドレスと、前記制御プログラムの格納位置情報とを対応づけて記憶しており、前記測定装置は、前記第1通信インタフェースを介して、前記データ処理装置へ前記制御プログラムを要求する制御プログラム要求手段を備え、前記データ処理装置は、前記第2通信インタフェースを介して、前記測定装置からの前記制御プログラムの要求を受け付ける制御プログラム要求受付手段と、前記要求受付手段によって前記制御プログラムの要求を受け付けたときに、前記受付手段によって受信した特定情報に対応する前記制御プログラムの格納位置情報に基づいて、前記記憶部から前記制御プログラムを読み出す読出手段と、前記第2通信インタフェースを介して、前記読出手段によって読み出された前記制御プログラムを送信する制御プログラム制御手段とを備え、前記測定装置は、前記第1通信インタフェースを介して、前記データ処理装置から送信された前記制御プログラムを受信する制御プログラム受信手段を備え、前記制御部は、前記制御プログラム受信手段によって前記制御プログラムが受信されたときに、前記制御プログラムを実行するように構成されていることが好ましい。このようにすることにより、測定装置の記憶部に制御プログラムをインストールする必要がなく、データ処理装置から測定装置に制御プログラムを提供することが可能となる。例えば、複数の測定装置をデータ処理装置にネットワークを介して接続した場合には、各測定装置がそれぞれの記憶部に制御プログラムをインストールする必要がなく、データ処理装置で各測定装置の制御プログラムを一括管理することが可能となる。
本発明に係るサーバ装置は、
検体を測定する測定装置とネットワークを介して接続されたサーバ装置であって、
前記測定装置と通信を行うための通信インタフェースと、
前記通信インタフェースの設定に使用されるサーバ用設定情報を記憶する記憶部と、
前記通信インタフェースを介して、前記測定装置から、前記測定装置が備える通信インタフェースの設定に使用されるクライアント用設定情報の要求を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって前記クライアント用設定情報の要求を受け付けた場合に、前記記憶部から前記サーバ用設定情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記サーバ用設定情報に基づいて、クライアント用設定情報を生成する生成手段と、
前記通信インタフェースを介して、前記生成手段によって生成されたクライアント用設定情報を、前記測定装置へ送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
このようにすることにより、サーバ装置の通信インタフェースのサーバ用設定情報に基づいて、測定装置の通信インタフェース用のクライアント設定情報を生成するため、DHCPに関する設定作業に比べて、サーバ装置におけるクライアント用設定情報の提供機能に関するシステム管理者やオペレータ等の設定者の設定作業に要する手間を大幅に削減することができる。
本発明に係る分析システムによれば、データ処理装置(サーバ装置)の通信インタフェースの設定情報に基づいて、測定装置の通信インタフェース用の設定情報を生成するため、システム管理者やオペレータ等の設定者が、サーバ装置におけるDHCPに関する煩雑な設定作業を行う必要がない等、本発明は優れた効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態に係る分析システム及びサーバ装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
<分析システムの構成>
図1は、本発明の実施形態による分析システム100の全体構成を示した模式図である。図2は、図1に示した分析システム100の遺伝子増幅測定装置の全体構成を示した斜視図であり、図3は、図2の平面概略図である。図4は、遺伝子増幅測定装置の構成を示すブロック図である。本実施形態による遺伝子増幅分析システム100は、癌手術での切除組織(リンパ節)における癌転移診断を支援するシステムであり、切除組織内に存在する癌由来の標的遺伝子(mRNA)をLAMP(Loop−Mediated Isothermal Amplification,栄研化学)法を用いて増幅させ、増幅に伴い発生するピロリン酸マグネシウムによる白濁を比濁法により測定することによって標的遺伝子が所定量以上存在するか否かを判定するシステムである。なお、LAMP法の詳細は、米国特許第6410278号公報に開示されている。
図1に示すように、本実施の形態に係る分析システム100は、遺伝子増幅測定装置101,102と、遺伝子増幅測定装置101,102で共通に用いられるデータ処理装置103とを主要な構成要素として構成されている。遺伝子増幅測定装置101,102及びデータ処理装置103は、例えば、病院または病理検査施設等の医療機関や大学等の研究機関の施設内に設けられている。また、遺伝子増幅測定装置101,102及びデータ処理装置103は、互いにTCP/IPによるデータ通信が可能であるように、Ethernet(登録商標)方式のLANによって接続されている。本実施の形態においては、データ処理装置103はIPアドレス等を含む通信用の設定情報を提供するサーバ装置として機能し、遺伝子増幅測定装置101,102は、それぞれサーバ装置から前記設定情報の提供を受け、提供された設定情報により通信インタフェースのIPアドレスやサブネットマスク等の設定を行うクライアント装置として機能する。
まず、図1〜図4を参照して、遺伝子増幅測定装置101の詳細について説明する。なお、遺伝子増幅測定装置102の構成は、遺伝子増幅測定装置101の構成と同様であるのでその説明を省略する。遺伝子増幅測定装置101は、図2および図3に示すように、分注部10と、試料載置部20と、チップセット部30と、チップ廃棄部40と、5つの反応検出ブロック50aからなる反応部50と、分注部10をX1軸方向およびY1軸方向に移送するための移送部60とを含んでいる。また、図4に示すように、分注部10と、反応部50と、移送部60とは、制御部70によって動作制御される。また、Ethernet(登録商標)インタフェースである通信部80が設けられており、この通信部80によってデータ処理装置103に対してデータの送受信が可能となっている。通信部80にはMACアドレスが割り当てられており、このMACアドレスは通信部80に設けられたROM(図示せず)に記憶されている。
また、分注部10は、図2および図3に示すように、移送部60によりX1軸方向およびY1軸方向(水平方向)に移動されるアーム部11と、アーム部11に対してそれぞれ独立してZ1軸方向(垂直方向)に移動可能な2連(2本)のシリンジ部12とを含んでいる。そして、分注部10は、試料載置部20と反応部50との間を移動するように構成されている。また、図4に示すように、分注部10は制御部70に接続されており、制御部70によってシリンジ部12のZ1軸方向への移動及び分注動作(液体の吸引及び吐出)が制御される。
また、試料載置部20には、図3に示すように、装置の手前から順番に、10個のサンプル容器セット孔21a〜21jと、1つの酵素試薬容器セット孔21kおよび1つのプライマー試薬容器セット孔21lとが設けられている。また、10個のサンプル容器セット孔21a〜21jは、5行2列に配列するように設けられている。そして、サンプル容器セット孔21cおよび21dと、サンプル容器セット孔21eおよび21fと、サンプル容器セット孔21gおよび21hと、サンプル容器セット孔21iおよび21jとは、それぞれ、装置の奥側から順に、サンプルセット位置1、サンプルセット位置2、サンプルセット位置3およびサンプルセット位置4に設けられている。
また、サンプル容器セット孔21aには、増幅するべき遺伝子が正常に増幅することを確認するための陽性コントロールが収容された容器24が載置されるとともに、サンプル容器セット孔21bには、増幅するべきでない遺伝子が正常に増幅しないことを確認するための陰性コントロールを収容した容器25がセットされている。
また、酵素試薬容器セット孔21kおよびプライマー試薬容器セット孔21lには、それぞれ、サイトケラチン19(CK19)の酵素試薬が収容された酵素試薬容器26と、CK19のプライマー試薬が収容されたプライマー試薬容器27とがセットされている。
また、図3に示すように、チップセット部30には、36本のピペットチップ31を収納可能な収納孔32aを有する2つのラック32がそれぞれ着脱可能に嵌め込まれている。また、チップセット部30には、2つの取り外しボタン33が設けられている。この取り外しボタン33を押すことにより、ラック32が取り外し可能な状態になる。
また、図3に示すように、チップ廃棄部40には、使用済みのピペットチップ31を廃棄するための2つのチップ廃棄孔40aが設けられている。また、チップ廃棄孔40aに連続するように、チップ廃棄孔40aよりも細い幅の溝部40bが設けられている。
また、反応部50の各反応検出ブロック50aは、図2および図3に示すように、反応部51と、2つの濁度検出部52と、蓋閉機構部53(図3参照)とから構成されている。各反応検出ブロック50aに設けられる反応部51には、図3に示すように、検出セル54をセットするための2つの検出セルセット孔51aが設けられている。各反応検出ブロック50aは、装置の奥側から順に、セルセット位置1、セルセット位置2、セルセット位置3、セルセット位置4およびセルセット位置5に配置されている。
また、濁度検出部52は、図3に示すように、反応部51の一方の側面側に配置された基板55aに取り付けられた465nmの波長を有する青色LEDからなるLED光源部52aと、反応部51の他方の側面側に配置された基板55bに取り付けられたフォトダイオード受光部52bとによって構成されている。各反応検出ブロック50aには、1つのLED光源部52aと1つのフォトダイオード受光部52bとからなる1組の濁度検出部52が2組ずつ配置されている。したがって、5つの反応検出ブロック50aには、合計10組のLED光源部52aおよびフォトダイオード受光部52bからなる濁度検出部52が配置されている。LED光源部52aおよびそれに対応するフォトダイオード受光部52bは、LED光源部52aから検出セル54の下部に約1mmの直径の光を照射してフォトダイオード受光部52bによってその光を受光可能なように配置されている。このフォトダイオード受光部52bが受光する光の強度によって、検出セル54の有無を検出するとともに、検出セル54のセル部54aの内部に収容された液の濁度を後述するパーソナルコンピュータ102の表示部90でモニタリングすることが可能になる。具体的には、検出セル54が検出セルセット孔51aにセットされると、検出セル54がLED光源部52aとフォトダイオード受光部52bとの間に配置されるので、フォトダイオード受光部52bが受光する光が検出セル54がセットされていない場合に比べて弱くなる。これによって検出セル54がセットされたことを検知することが可能となる。
また、検出セル54は、サンプル試料および希釈試料を収容するため2つのセル部54aと、2つのセル部54aを塞ぐ2つの蓋部54bとを有している。
このような反応部50には、各検出セル54を所定の温度に調製するためにヒータが設けられている(図示せず)。図4に示すように、各濁度検出部52、蓋閉機構部53、及び反応部51は制御部70に接続されており、濁度検出部52に設けられたLED光源部52a及びフォトダイオード受光部52b、蓋閉機構部53、並びに反応部51に設けられたヒータの動作が制御部70によって制御される。
また、移送部60は、図2および図3に示すように、分注部10をY1軸方向に移送するための直動ガイド61およびボールネジ62と、ボールネジ62を駆動するためのステッピングモータ63と、分注部10をX1軸方向に移送するための直動ガイド64およびボールネジ65と、ボールネジ65を駆動するためのステッピングモータ66とを含んでいる。なお、分注部10のX1軸方向およびY1軸方向への移送は、ステッピングモータ63および66により、それぞれ、ボールネジ62および65を回転させることにより行う。移送部60は制御部70に接続されており、制御部70により移送部60の動作が制御されるようになっている(図4)。
また、制御部70は、CPU71と、可搬型のフラッシュメモリカード72aを挿入可能なメモリカードスロット72と、ROM73とRAM74とを備えている(図4参照)。フラッシュメモリカード72a内には、オペレーティングシステム(Linux)75と、データ処理装置103と通信を行ってIPアドレスを取得するためのIPアドレス割当クライアントプログラム76aと、上述したような測定機構を制御するための制御プログラムを取得するためのネットワークディスククライアントプログラム76bが格納されている。制御部70は、CPU71が制御プログラムを実行することにより、後述するような動作を実行する。
次に、データ処理装置103の構成について説明する。図5は、本発明の実施の形態に係るデータ処理装置の構成を示すブロック図である。データ処理装置103は、本体131と、画像表示部132と、入力部133とから主として構成されたコンピュータ103aによって構成されている。本体131は、CPU131aと、ROM131bと、RAM131cと、ハードディスク131dと、読出装置131eと、入出力インタフェース131fと、通信インタフェース131gと、画像出力インタフェース131hとから主として構成されており、CPU131a、ROM131b、RAM131c、ハードディスク131d、読出装置131e、入出力インタフェース131f、通信インタフェース131g、および画像出力インタフェース131hは、バス131iによって接続されている。
CPU131aは、ROM131bに記憶されているコンピュータプログラムおよびRAM131cにロードされたコンピュータプログラムを実行することが可能である。そして、後述するようなアプリケーションプログラム134aを当該CPU131aが実行することにより、コンピュータ3aがデータ処理装置(サーバ装置)3として機能する。
ROM131bは、マスクROM、PROM、EPROM、EEPROM等によって構成されており、CPU131aに実行されるコンピュータプログラムおよびこれに用いるデータ等が記録されている。
RAM131cは、SRAMまたはDRAM等によって構成されている。RAM131cは、ROM131bおよびハードディスク131dに記録されているコンピュータプログラムの読み出しに用いられる。また、これらのコンピュータプログラムを実行するときに、CPU131aの作業領域として利用される。
ハードディスク131dは、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム134a、及びIPアドレス割当サーバプログラム134b、アドレス登録サーバプログラム134c、及びディスクイメージ提供サーバプログラム134d等、CPU131aに実行させるための種々のコンピュータプログラムおよび当該コンピュータプログラムの実行に用いるデータがインストールされている。詳細は後述するが、アプリケーションプログラム134aは、遺伝子増幅測定装置から送信された測定データを受信して処理し、測定結果又は分析結果を表示するためのコンピュータプログラムである。また、IPアドレス割当サーバプログラム134bは、通信ネットワークNWに接続された装置からのIPアドレス割当要求に応答してIPアドレスを割り当てるためのサーバプログラムである。アドレス登録サーバプログラム134cは、通信ネットワークNWに接続された装置に対して、ホストアドレスを登録するためのサーバプログラムである。このアドレス登録サーバプログラム134cで登録されたホストアドレスから、IPアドレス割当サーバプログラム134bによってIPアドレスが生成され、そのIPアドレスが装置に割り当てられる。また、ディスクイメージ提供サーバプログラム134dは、通信ネットワークNWに接続された測定装置に、制御プログラムを提供するためのサーバプログラムである。
読出装置131eは、フレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブ、またはDVD−ROMドライブ等によって構成されており、可搬型記録媒体134に記録されたコンピュータプログラムまたはデータを読み出すことができる。また、可搬型記録媒体134には、コンピュータを本発明に係る測定装置用データ処理装置として機能させるためのアプリケーションプログラム134a、サーバ装置として機能させるためのサーバプログラム134b、134c、及び134dが格納されており、コンピュータ3aが当該可搬型記録媒体134から本発明に係るアプリケーションプログラム134a、サーバプログラム134b、134c、及び134dを読み出し、アプリケーションプログラム134a、サーバプログラム134b、134c、及び134dをハードディスク131dにインストールすることが可能である。
なお、前記アプリケーションプログラム134a、サーバプログラム134b、134c、及び134dは、可搬型記録媒体134によって提供されるのみならず、電気通信回線(有線、無線を問わない)によってコンピュータ103aと通信可能に接続された外部の機器から前記電気通信回線を通じて提供することも可能である。例えば、前記サーバプログラム134bがインターネット上のサーバコンピュータのハードディスク内に格納されており、このサーバコンピュータにコンピュータ3aがアクセスして、当該コンピュータプログラムをダウンロードし、これをハードディスク131dにインストールすることも可能である。
また、ハードディスク131dには、遺伝子増幅測定装置用のディスクイメージデータ134pも記憶されている。このディスクイメージデータ134pは、前述したメモリカード72a内にインストールされたオペレーティングシステム75が使用するファイルシステムの構造にしたがって作成されたデータである。このディスクイメージデータ134pには、遺伝子増幅測定装置用の制御プログラム134qと、ファイルシステムの管理情報とが含まれている。そして、後述するように、遺伝子増幅測定装置とデータ処理装置103とのTCP/IP接続が確立した後には、ディスクイメージ提供サーバプログラム134dによってデータ処理装置103からディスクイメージデータ134pが遺伝子増幅測定装置へ提供され、遺伝子増幅測定装置のCPU71がソフトウェア的に記録媒体がマウントされている状態をエミュレートして、あたかもその記録媒体をドライブに挿入してアクセスしているかのように制御する。なお、本実施の形態においては、データ処理装置103に接続されている装置が、同一構成の2つの遺伝子増幅測定装置101,102である。このため、各遺伝子増幅測定装置101,102に異なる制御プログラムを提供する必要はなく、1つのディスクイメージデータ134pがそれぞれの遺伝子増幅測定装置101,102に用いられる。よって、本実施の形態に係るデータ処理装置103においては、1つのディスクイメージデータ134pのみをハードディスク131d内に格納している。
また、ハードディスク131dには、アドレステーブル134tが格納されている。図6は、アドレステーブル134tの構成を示す模式図である。このアドレステーブル134tは、遺伝子増幅測定装置が備える通信部が有するMACアドレス134vと、その遺伝子増幅測定装置用のIPアドレスのホストアドレス134wと、その遺伝子増幅測定装置用のディスクイメージデータの格納位置情報134xとが対応付けられて記憶されている。IPアドレス割当クライアントプログラム76aによって遺伝子増幅測定装置がMACアドレスを送信することで、IPアドレスの割当がデータ処理装置103に要求されると、データ処理装置103は、IPアドレス割当サーバプログラム134bによって、このアドレステーブル134tを参照する。そして、データ処理装置103は、受信したMACアドレスに対応するホストアドレスとディスクイメージデータの格納位置情報を取得する。取得されたホストアドレスからIPアドレスが生成され、このIPアドレスは他の設定用の情報(サブネットマスク等)と共に遺伝子増幅測定装置に提供され、これによって遺伝子増幅測定装置の通信設定が行われる。また、データ処理装置103は、格納位置情報に示される位置に格納されたディスクイメージデータ134cを、ディスクイメージ提供サーバプログラム134dによって、遺伝子増幅測定装置へ提供し、遺伝子増幅測定装置用がネットワークディスククライアントプログラム76bによって仮想ディスクをマウントする。また、このアドレステーブル134tに、MACアドレス、ホストアドレス、及びディスクイメージデータの格納位置情報を登録するときには、アドレス登録サーバプログラム134cが使用される。前記アドレス登録サーバプログラム134cは、遺伝子増幅測定装置からMACアドレスを受信したときに、このMACアドレスと、オペレータによって入力されたIPアドレスのホストアドレスと、同じくオペレータによって入力されたディスクイメージデータの格納位置情報とをアドレステーブル134tに登録する。
また、ハードディスク131dには、例えば米マイクロソフト社が製造販売するWindows(登録商標)等のグラフィカルユーザインタフェース環境を提供するオペレーティングシステムがインストールされている。以下の説明においては、アプリケーションプログラム134a及びサーバプログラム134bは当該オペレーティングシステム上で動作するものとしている。
入出力インタフェース131fは、例えばUSB,IEEE1394,RS-232C等のシリアルインタフェース、SCSI,IDE,IEEE1284等のパラレルインタフェース、およびD/A変換器、A/D変換器等からなるアナログインタフェース等から構成されている。入出力インタフェース131fには、キーボードおよびマウスからなる入力部133が接続されており、ユーザが当該入力部133を使用することにより、コンピュータ3aにデータを入力することが可能である。
通信インタフェース131gは、Ethernet(登録商標)インタフェースであり、データ処理装置103は、当該通信インタフェース131gにより、TCP/IPプロトコルを使用して通信ネットワークNWに接続された遺伝子増幅測定装置101,102の夫々との間でデータの送受信が可能である。また、この通信インタフェース131gは、通信ネットワークNWに接続された他の装置との間でTCP/IP通信を行うことが可能であるように、IPアドレス及びサブネットマスクが設定されている。この設定情報134z、すなわち、IPアドレス及びサブネットマスクは、ハードディスク131dに記憶されている。
画像出力インタフェース131hは、LCDまたはCRT等で構成された画像表示部132に接続されており、CPU131aから与えられた画像データに応じた映像信号を画像表示部132に出力するようになっている。画像表示部132は、入力された映像信号にしたがって、画像(画面)を表示する。
<分析システムの動作>
(IPアドレス割当動作)
次に、遺伝子増幅測定装置101が起動したときに、データ処理装置103がこの遺伝子増幅測定装置101にIPアドレスを割り当てる動作について説明する。図7及び図8は、IPアドレス割り当て処理の流れを示すフローチャートである。まず、オペレータはコンピュータ103aを起動する。コンピュータ103aは、オペレーティングシステムを起動し(ステップS1)、アプリケーションプログラム134a、IPアドレス割当サーバプログラム134b及びディスクイメージ提供サーバプログラム134dを起動する(ステップS2)。これらのステップS1及びS2は、コンピュータ103aの初期化動作の中で実行される。
オペレータは、コンピュータ103aの初期化動作が完了した状態で、遺伝子増幅測定装置101を起動する。遺伝子増幅測定装置101は、オペレーティングシステム75を起動し(ステップS3)、IPアドレス割当クライアントプログラム76a及びネットワークディスククライアントプログラム76bを起動する(ステップS4)。次に、遺伝子増幅測定装置101のCPU71は、通信部80からMACアドレスを取得し(ステップS5)、IPアドレスの付与を要求する(ステップS6)。ステップS6の処理を具体的に説明すると、CPU71は、通信部80からブロードキャスト(同報通信)により通信ネットワークNW上の全装置へ読み出したMACアドレスを含むIPアドレス要求パケットを送信する。このとき、CPU71は、特定のUDPポートを使用してIPアドレス要求パケットを所定時間間隔でブロードキャストする。
データ処理部103のCPU131aは、IPアドレス要求パケットを受信したか否かを判別する(ステップS7)。CPU131aは、IPアドレス要求パケットを受信しない間は(ステップS7においてNo)、再度ステップS7の処理を繰り返し、IPアドレス要求パケットを受信するまで待機する。ステップS7において、通信インタフェース131gによってIPアドレス要求パケットを受信した場合は(ステップS7においてYes)、CPU131aは、アドレステーブル134tを参照して、受信したMACアドレスに対応するデータが登録されているか否かを判別する(ステップS8)。ステップS8において、対応するデータが登録されている場合には(ステップS8においてYes)、CPU131aは、前記MACアドレスに対応するホストアドレス及びディスクイメージデータの格納位置情報を前記アドレステーブル134tから読み出す(ステップS9)。アドレステーブル134tに図6に示すデータが登録されている場合において、MACアドレス「×××××××」が受信されたとき、このMACアドレスに対応するデータがアドレステーブル134tに登録されている。したがってこの場合には、上記MACアドレスに対応するホストアドレス「250」及び格納位置情報「C:\user\aaa.dsc」が読み出される。一方、ステップS8において、受信したMACアドレスに対応するデータが登録されていない場合には(ステップS8においてNo)、所定のホストアドレス(例えば、「253」)及び所定の格納位置情報(例えば、「C:\Program files\Sysmex\NetDisk\ImageFiles\NetDiskImage.dsc」)を取得する(ステップS10)。このホストアドレス及び格納位置情報は、アドレステーブル134tに対応するMACアドレスがない場合に使用され、ハードディスク131dの特定の位置に格納されている。
次に、CPU131aは、ハードディスク131dから設定情報134z、すなわち通信インタフェース131gのIPアドレス及びサブネットマスクを読み出す(ステップS11)。そして、CPU131aは、取得したIPアドレスとサブネットマスクからネットワークアドレスを生成する(ステップS12)。図9は、ネットワークアドレスの生成処理を説明する図である。例えば、取得したIPアドレスが「192.168.0.1」であり、サブネットマスクが「255.255.255.0」であるとする。このサブネットマスクによって、ネットワークアドレスはIPアドレスを構成するビット列の上位24ビットの部分であることが分かる。したがって、この場合のネットワークアドレス部は、「192.168.0」となる。CPU131aは、このようにして得たネットワークアドレスと、ステップS9又はS10にて得たホストアドレスとを組み合わせて、遺伝子増幅測定装置のIPアドレスを生成する(ステップS13)。図9を用いてこの処理について説明すると、ネットワークアドレス部「192.168.0」と、ホストアドレス部「250」が組み合わされて、IPアドレス「192.168.0.250」が生成される。そして、CPU131aは、このようにして取得したIPアドレス(クライアント用IPアドレス)と、ステップS11で読み出したサブネットマスクと、ステップS11によって取得した通信インタフェース131gのIPアドレス(サーバ用IPアドレス)によってなるクライアント用設定情報を、遺伝子増幅測定装置101へ送信する(ステップS14)。
遺伝子増幅測定装置101のCPU71は、クライアント用設定情報を受信したか否かを判別する(ステップS15)。CPU71は、クライアント用設定情報を受信しない間は(ステップS15においてNo)、ステップS15の処理を繰り返し、クライアント用設定情報を受信するまで待機する。ステップS15において、通信部80によってクライアント用設定情報を受信した場合は(ステップS15においてYes)、CPU71は、受信したクライアント用設定情報によって通信設定を行う(ステップS16)。つまり、クライアント用設定情報のクライアント用IPアドレスとサブネットマスクを、通信部80のIPアドレス及びサブネットマスクとして設定する。また、サーバ用IPアドレスは、送信先のIPアドレスとして使用される。そして、CPU71は、通信部80によってTCP/IPの接続要求を送信し、CPU71とCPU131aとが接続ネゴシエーションを実施する(ステップS17及びS18)。
遺伝子増幅測定装置101及びデータ処理装置103間のTCP/IP接続が確立した後、遺伝子増幅測定装置101のCPU71は、仮想ディスクをマウントする(ステップS19)。この仮想ディスクとは、メモリ上に仮想的に作成されたファイルシステムのことをいう。ステップS3〜S6、ステップS15〜S17及びステップS19の処理は、遺伝子増幅測定装置101の初期化動作の中で実行される。
遺伝子増幅測定装置101は、上述の仮想ディスクを介して、データ処理装置103に記憶されているディスクイメージデータ134p中の制御プログラム134qに以下のようにアクセスする。CPU71は、ディスクイメージデータの要求するための要求データを生成し(ステップS20)、この要求データをデータ処理装置103へ送信する(ステップS21)。図10は、ディスクイメージデータの要求データの構造を示す模式図である。ディスクイメージデータの要求データ200は、読み出しコマンド部201と、転送開始セクタ番号202と、転送要求セクタ数203とを含んでいる。読み出しコマンド部201は、このデータがディスクイメージデータの読み出しを指示するデータであることを示す情報である。転送開始セクタ番号202は、ディスクイメージデータ134pのうち、読み出しを開始するセクタ番号を指定する情報である。転送要求セクタ数203は、転送開始セクタ番号で指定されるセクタ番号から、読み出すセクタ数(データ量)を指定する情報である。データ処理部103のCPU131aは、ディスクイメージデータの要求データを受信したか否かを判別する(ステップS22)。CPU131aは、この要求データを受信していない場合は(ステップS22においてNo)、ステップS??へ処理を進める。ステップS22において、通信インタフェース131gによってディスクイメージデータの要求データを受信した場合は(ステップS22においてYes)、CPU131aは、ステップS11にて読み出されたディスクイメージデータの格納位置情報によって示される位置のディスクイメージデータ134pから、その要求データで指定されたセクタ番号及びセクタ数のデータを読み出す(ステップS23)。そして、CPU131aは、応答データを生成し(ステップS24)、この応答データを遺伝子増幅測定装置101へ送信する(ステップS25)。図11は、ディスクイメージデータの応答データの構造を示す模式図である。応答データ210は、読み出しコマンド部211と、転送開始セクタ番号212と、転送要求セクタ数213と、転送データバッファ214とを含んでいる。読み出しコマンド部211、転送開始セクタ番号212及び転送要求セクタ数213は、それぞれ要求データ200の読み出しコマンド部201と、転送開始セクタ番号202と、転送要求セクタ数203と同じ内容のデータである。転送データバッファ214には、ステップS23で読み出されたデータが格納される。
遺伝子増幅測定装置101のCPU71は、応答データを受信したか否かを判別する(ステップS26)。CPU71は、応答データを受信しない間は(ステップS26においてNo)、ステップS26の処理を繰り返し、応答データを受信するまで待機する。ステップS26において、通信部80によって応答データを受信した場合は(ステップS26においてYes)、CPU71は、この応答データに含まれる転送データバッファ中のデータを、RAM74内の仮想ディスクに格納する(ステップS27)。このようにして、CPU71が制御プログラム134qを実行し、その結果遺伝子増幅測定装置101の測定動作が実行される(ステップS28)。このとき、CPU71は、処理に応じて仮想ディスク上の制御プログラム134qの中の必要な部分にアクセス要求を出すが、CPU71(ディスクイメージ提供サーバプログラム134d)によって、要求されたデータが仮想ディスク中に存在するか否かが判別される(ステップS29)。そして、仮想ディスク中に存在しないデータにアクセスする必要が生じた場合には(ステップS29においてYes)、処理をステップS20へと戻し、ディスクイメージ提供サーバプログラム134dによって必要なセクタのデータを要求する要求データが再度作成される。なお、遺伝子増幅測定装置の測定動作の詳細については後述する。
このようにして遺伝子増幅測定装置101によって測定動作が実行された結果、測定データが遺伝子増幅測定装置101からデータ処理装置103へ送信される。データ処理装置103のCPU131aは、測定データを受信したか否かを判別し(ステップS30)、測定データを受信した場合には(ステップS30においてYes)、測定データを解析するデータ処理を実行し(ステップS31)、分析結果を表示する(ステップS32)。そして、CPU131aは、オペレータからシャットダウンの指示を受け付けたか否かを判別し(ステップS33)、ステップS33においてシャットダウンの指示を受け付けた場合には(ステップS33においてYes)、アプリケーションプログラム134a、IPアドレス割当サーバプログラム134b及びディスクイメージ提供サーバプログラム134d並びにオペレーティングシステムの終了を含むシャットダウン処理を実行し(ステップS34)、処理を終了する。一方、ステップS33においてシャットダウンの指示を受け付けていない場合には(ステップS33においてNo)、CPU71は、ステップS22へと処理を戻す。
一方、ステップS29において、仮想ディスク中に存在しないデータにアクセスする必要が生じなかった場合には(ステップS29においてNo)、CPU71は、オペレータからシャットダウンの指示を受け付けたか否かを判別し(ステップS35)、ステップS35においてシャットダウンの指示を受け付けた場合には(ステップS35においてYes)、オペレーティングシステム75、IPアドレス割当クライアントプログラム76a及びネットワークディスククライアントプログラム76bの終了を含むシャットダウン処理を実行し(ステップS36)、処理を終了する。一方、ステップS35においてシャットダウンの指示を受け付けていない場合には(ステップS35においてNo)、CPU71は、ステップS29へと処理を戻す。
(遺伝子増幅装置の測定動作)
次に、遺伝子増幅測定装置101の測定動作について説明する。まず、オペレータが、図2および図3に示すように、予め切除組織を処理(ホモジナイズ、ろ過など)して作製された可溶化抽出液(サンプル試料)が収容されたサンプル容器22をサンプル容器セット孔21c、21e、21gおよび21iにセットする。そして、オペレータは、サンプル容器22に収容されるサンプル試料を10倍に希釈した希釈試料を収容したサンプル容器23をサンプル容器セット孔21d、21f、21hおよび21jにセットする。また、オペレータは、陽性コントロールが収容された容器24および陰性コントロールが収容された容器25を、それぞれ、サンプル容器セット孔21aおよび21b(図3参照)にセットする。続いて、オペレータは、酵素試薬容器セット孔21k(図3参照)およびプライマー試薬容器セット孔21lに、それぞれ、CK19の酵素試薬が収容された酵素試薬容器26と、CK19のプライマー試薬が収容されたプライマー試薬容器27とをセットする。また、オペレータは、チップセット部30に、それぞれ36本の使い捨て用のピペットチップ31が収納された2つのラック32を設置する。
遺伝子増幅測定装置101の動作がスタートすると、まず、図2に示した移送部60により分注機構部10のアーム部11が初期位置からチップセット部30に移動された後、チップセット部30において、分注機構部10の2つのシリンジ部12が下方向に移動される。これにより、2つのシリンジ部12のノズル部の先端が2つのピペットチップ31の上部開口部内に圧入されるので、2つのシリンジ部12のノズル部の先端にピペットチップ31が自動的に装着される。そして、2つのシリンジ部12が上方に移動された後、分注機構部10のアーム部11は、CK19のプライマー試薬が収容されたプライマー試薬容器27の上方に向かってX軸方向に移動される。そして、プライマー試薬容器27の上方に位置する一方のシリンジ部12が下方向に移動されてプライマー試薬が吸引された後、その一方のシリンジ部12が上方向に移動される。その後、他方のシリンジ部12が同じプライマー試薬容器27の上方に位置するように、移送部60により分注機構部10のアーム部11がY軸方向に移動される。そして、他方のシリンジ部12が下方向に移動されて同じプライマー試薬容器27からプライマー試薬が吸引された後、その他方のシリンジ部12が上方向に移動される。このようにして、シリンジ部12に装着される2つのピペットチップ31によりプライマー試薬容器27内のCK19のプライマー試薬が吸引される。
プライマー試薬の吸引後、2つのシリンジ部12が上方に移動された後、分注機構部10のアーム部11は、移送部60により1つの反応検出ブロック50aの上方に移動される。そして、最も奥側の反応検出ブロック50aにおいて、2つのシリンジ部12が下方向に移動されることにより、2つのシリンジ部12に装着された2つのピペットチップ31が、それぞれ、検出セル54の2つのセル部54a内に挿入される。そして、シリンジ部12を用いて、CK19のプライマー試薬がそれぞれ2つのセル部54aに吐出される。
プライマー試薬の吐出後、2つのシリンジ部12が上方に移動された後、分注機構部10のアーム部11は、移送部60によりチップ廃棄部40の上方に向かってX軸方向に移動される。そして、チップ廃棄部40において、ピペットチップ31の廃棄が行われる。具体的には、2つのシリンジ部12が下方向に移動されることにより、チップ廃棄部40の2つのチップ廃棄孔40a(図3参照)内にピペットチップ31が挿入される。この状態で、分注機構部10のアーム部11が移送部60によりY軸方向に移動されることにより、ピペットチップ31が溝部40bの下に移動される。そして、2つのシリンジ部12が上方向に移動されることにより、ピペットチップ31の上面のつば部は、溝部40bの両側の下面に当接してその下面から下方向の力を受けるので、ピペットチップ31が2つのシリンジ部12のノズル部から自動的に脱離される。これにより、ピペットチップ31がチップ廃棄部40に廃棄される。
次に、分注機構部10のアーム部11が、再び、移送部60によりチップセット部30に移動される。この後、チップセット部30において、上記と同様の動作により、2つのシリンジ部12のノズル部の先端に、新しい2つのピペットチップ31が自動的に装着される。そして、分注機構部10のアーム部11は、CK19の酵素試薬が収容された酵素試薬容器26の上方に向かってX軸方向に移動される。そして、酵素試薬容器26の上方に位置する一方のシリンジ部12が下方向に移動されて酵素試薬が吸引された後、その一方のシリンジ部12が上方向に移動される。その後、他方のシリンジ部12が同じ酵素試薬容器26の上方に位置するように、移送部60により分注機構部10のアーム部11がY軸方向に移動される。そして、他方のシリンジ部12が下方向に移動されて同じ酵素試薬容器26から酵素試薬が吸引された後、その他方のシリンジ部12が上方向に移動される。このようにして、シリンジ部12に装着される2つのピペットチップ31により酵素試薬容器26内の酵素試薬が吸引される。
そして、分注機構部10のアーム部11は、前述したようにCK19のプライマー試薬がセル部54aに吐出された反応検出ブロック50aの上方に移送部60により移動される。その後、CK19の酵素試薬が、検出セル54の2つのセル部54aに吐出される。そして、分注機構部10のアーム部11は、移送部60によりチップ廃棄部40の上方に移動され、ピペットチップ31の廃棄が行われる。
次に、分注機構部10のアーム部11が、再び、移送部60によりチップセット部30に移動された後、2つのシリンジ部12のノズル部の先端に新しい2つのピペットチップ31が自動的に装着される。そして、分注機構部10のアーム部11は、サンプル試料セット部20にセットされたサンプル試料および希釈試料が収容されたサンプル容器22およびサンプル容器23の上方に向かってX軸方向に移動された後、上記プライマー試薬および酵素試薬の吸引動作と同様の動作により、サンプル容器22および23内のサンプル試料および希釈試料が同時に吸引される。この後、分注機構部10のアーム部11は、移送部60により最も奥側の反応検出ブロック50aの上方に移動された後、2つのシリンジ部12が下方向に移動されて検出セル54の2つのセル部54aに、それぞれ、サンプル試料と希釈試料とが吐出される。なお、プライマー試薬、酵素試薬およびサンプル試料(希釈試料)の分注時には、検出セル54内の液温は、ヒータにより約20℃に保持されている。この後、分注機構部10のアーム部11が、移送部60によりチップ廃棄部40の上方に移動された後、ピペットチップ31の廃棄が行われる。
そして、上記のセル部54a内へのプライマー試薬、酵素試薬、サンプル試料および希釈試料の吐出が行われた後、検出セル54の蓋部54bの蓋閉め動作が行われる。この蓋閉め動作が完了した後、ヒータにより検出セル54内の液温を約20℃から約65℃に加温することにより、LAMP(遺伝子増幅)反応により標的遺伝子(mRNA)を増幅する。そして、増幅に伴い生成されるピロリン酸マグネシウムによる白濁を比濁法により検出する。具体的には、図3に示したLED光源部52aが検出セル54へ向けて光を照射し、フォトダイオード受光部52bによって検出セル54から出射される光を受光する。フォトダイオード受光部52bによる受光量データが、測定データとしてデータ処理部103へ送信される。
この後、データ処理部103のCPU103aによって測定データが処理される。CPU131aは、図12に示すように、反応時間(min)と濁度との関係を示したグラフ113aを表示部140のデータブラウザ画面に表示する。そして、CPU131は、増幅立ち上がり時間表示欄113bに、グラフ113aの縦軸である濁度の0.1に対応する時間を表示する。そして、CPU131は、濃度測定値表示欄113cに、立ち上がり時間と検量線(図13参照)とから算出されるサンプル試料の濃度を表示させる。
上記のようにして、最も奥側に位置する反応検出ブロック50aでの標的遺伝子(mRNA)の検出が行われるとともに、表示部140に測定結果が表示される。また、奥から2番目〜4番目の反応検出ブロック50aについても、順次、セルセット位置1の反応検出ブロック50aでの標的遺伝子の検出動作と同様の動作が行われる。そして、奥から5番目に位置する(セルセット位置5に位置する)反応検出ブロック50aにおいて、上記したセルセット位置1の反応検出ブロック50aでの標的遺伝子の検出動作と同様に、サンプル試料セット部20のサンプル容器セット孔21aにセットされる容器24内の陽性コントロールと、サンプル容器セット孔21bにセットされる容器25内の陰性コントロールとが測定されて、セルセット位置1〜4の反応検出ブロック50aでの測定結果が正常であったか否かが判断される。つまり、本実施形態では、最大4つのサンプル試料を一括して測定するバッチ処理が行われた後に、精度管理試料(陽性コントロール、陰性コントロール)を測定することにより、バッチ処理内のサンプル試料の測定結果が正常であったか否かを判断する。
(IPアドレス登録動作)
次に、遺伝子増幅測定装置101のIPアドレス及び制御プログラムの格納位置情報を登録する動作について説明する。図14及び図15は、IPアドレス登録処理の流れを示すフローチャートである。ステップS101〜ステップS102の処理は、IPアドレス割当処理におけるステップS1〜S2の処理と同様であるのでその説明を省略する。オペレータは、データ処理装置103の入力部133を操作することによって、アドレス登録サーバプログラム134cの起動を指示する。CPU131aは、アドレス登録サーバプログラム134cの起動指示を受け付けたか否かを判別し(ステップS103)、起動指示を受け付けた場合には(ステップS103においてYes)、アドレス登録サーバプログラム134cを起動する(ステップS104)。アドレス登録サーバプログラム134cを起動すると、CPU131aは、アドレスリスト画面を表示する(ステップS105)。ステップS103において、アドレス登録サーバプログラム134cの起動指示を受け付けなかった場合には、ステップS121へ処理を進める。
図16は、アドレスリスト画面の一例を示す模式図である。アドレスリスト画面301には、登録リスト表示領域302と、サーバIPアドレス表示領域303と、追加ボタン304と、削除ボタン305と、クローズボタン306とが含まれている。登録リスト表示領域302には、アドレステーブル134tに登録されているデータが表示される。登録リスト表示領域302は、MACアドレス表示領域302aと、ホストアドレス表示領域302bと、ディスクイメージ格納位置情報表示領域302cとが含まれている。MACアドレス表示領域302aには、データが登録されているクライアント装置のMACアドレスが表示される。ホストアドレス表示領域302bには、登録されたクライアント装置用のホストアドレスが表示される。ディスクイメージデータ格納位置情報表示領域302cには、登録されたクライアント装置用のディスクイメージデータの格納位置情報が表示される。サーバIPアドレス表示領域303には、サーバのIPアドレスが表示される。データ処理装置が通信インタフェースを複数有している場合には、そのうちの1つのIPアドレスが表示され、サーバIPアドレス表示領域303の右端に設けられているプルダウンボタンが選択されることにより、そのデータ処理装置が備える全ての通信インタフェースのIPアドレスのリストが表示される。オペレータがこのリストから所望のIPアドレス(通信インタフェース)を選択することにより、クライアント装置との通信に使用するIPアドレスが選択され、選択されたIPアドレスがサーバIPアドレス表示領域303に表示される。
追加ボタン304は、アドレステーブル134tに新規データを登録するときに使用される。この追加ボタン304の説明は後述する。削除ボタン305は、アドレステーブル134tからデータを削除するときに使用される。オペレータは、登録リスト表示領域302にリスト形式で表示されている登録データのうち、削除したいデータをマウスでクリックする等して選択する。このように登録リスト表示領域302に表示されているデータの1つが選択されている状態で、削除ボタン305が選択されると、選択されたデータがアドレステーブル134tから削除される。クローズボタン306は、アドレス登録サーバプログラム134cを終了するために使用される。このボタン306を選択する操作が行われると、アドレス登録サーバプログラム134cが終了する。
オペレータが追加ボタン304を選択する操作を行うと、CPU131aに対してデータ追加ダイアログボックスの表示指示が与えられる。CPU131aは、データ追加ダイアログボックスの表示指示を受け付けたか否かを判別し(ステップS106)、表示指示を受け付けた場合には(ステップS106においてYes)、CPU131aは、データ追加ダイアログボックスを表示する(ステップS107)。また、ステップS106において、データ追加ダイアログボックスの表示指示を受け付けなかった場合には、CPU131aは、ステップS119へ処理を移す。
図17は、データ追加ダイアログボックスの一例を示す模式図である。データ追加ダイアログボックス310は、MACアドレス入力領域311と、ホストアドレス入力領域312と、ディスクイメージ格納位置情報表示領域313と、オープンボタン314と、OKボタン315と、キャンセルボタン316とを含んでいる。MACアドレス入力領域311には、オペレータが入力部133を操作することによってMACアドレスを入力することが可能となっている。アドレス登録サーバプログラム134cが起動された状態で、通信ネットワークNWに接続された装置(クライアント装置)を起動すると、そのクライアント装置のMACアドレスが自動的にMACアドレス入力領域に表示される。これにより、オペレータのMACアドレスの入力の手間が省かれると共に、オペレータによるMACアドレスの入力間違いを防止することができる。ホストアドレス入力領域312には、オペレータが入力部133を操作することによって所望のホストアドレスを入力することが可能となっている。オペレータは、この例においては、ホストアドレスとして1〜254の任意の数字を入力することが可能である。入力可能なアドレス長は、サーバ用のIPアドレスのホストアドレス長と同じとなる。例えば、サーバのIPアドレスのサブネットマスクが、「255.255.0.0」の場合には、ホストアドレスは下位16ビットとなるため、入力可能なホストアドレスは、「0.1」〜「255.254」となる。このようにオペレータがIPアドレスの全てを入力する必要がないので、オペレータによる入力間違いを抑制することができる。
オープンボタン314が選択されると、ディスクイメージを選択するための選択ダイアログボックスが表示される。この選択ダイアログボックスは、エクスプローラのようなファイル操作画面であり、選択されたフォルダの中のファイルが一覧表示されるようになっている。オペレータが所望のファイルを選択することにより、そのファイルのファイルパスがディスクイメージ格納位置情報としてディスクイメージ格納位置情報表示領域313に表示される。OKボタン315は、このようにしてオペレータが入力した情報をアドレステーブル134tに登録するためのボタンである。オペレータがこのボタンを選択することによって、MACアドレス入力領域311と、ホストアドレス入力領域312と、ディスクイメージ格納位置情報表示領域313とに表示されたデータがアドレステーブル134tに登録される。キャンセルボタン316は、入力されたMACアドレス、ホストアドレス及びディスクイメージ格納位置情報を無効とし、データ追加ダイアログボックスを終了するためのボタンである。
このようなデータ追加ダイアログボックスが表示されているときに、オペレータは、遺伝子増幅測定装置101を起動する。遺伝子増幅測定装置101は、オペレーティングシステム75を起動し(ステップS108)、IPアドレス割当クライアントプログラム76a及びネットワークディスククライアントプログラム76bを起動する(ステップS109)。次に、遺伝子増幅測定装置101のCPU71は、通信部80からMACアドレスを取得し(ステップS110)、このMACアドレスを含むパケットをブロードキャストする(ステップS111)。このステップS111の処理は、IPアドレス割当処理におけるステップS6と同様の処理である。ステップS111の処理を実行した後、CPU71は、処理をステップS120へと進める。
データ処理部103のCPU131aは、MACアドレスを含むパケットを受信したか否かを判別する(ステップS112)。CPU131aは、MACアドレスを含むパケットを受信しない間は(ステップS112においてNo)、ステップS114へ処理を移す。ステップS112において、通信インタフェース131gによってMACアドレスを含むパケットを受信した場合は(ステップS112においてYes)、CPU131aは、データ追加ダイアログボックス310のMACアドレス入力領域311に、受信したMACアドレスを表示する(ステップS113)。次に、CPU131aは、上記のようにしてMACアドレス、ホストアドレス及びディスクイメージ格納位置情報の入力を受け付けたか否かを判別し(ステップS114)、ステップS114においてMACアドレス、ホストアドレス及びディスクイメージ格納位置情報の入力を受け付けた場合には、OKボタン315の選択を受け付けたか否か、すなわち、データの登録指示を受け付けたか否かを判別する(ステップS115)。ステップS115において、データの登録指示を受け付けた場合には、CPU131aは、データ追加ダイアログボックスに表示されたMACアドレス、ホストアドレス、及びディスクイメージ格納位置情報をアドレステーブル134tに登録し(ステップS116)、データ追加ダイアログボックスを終了する(ステップS118)。ステップS114においてMACアドレス、ホストアドレス及びディスクイメージ格納位置情報の入力を受け付けていない場合(ステップS114においてNo)、又は、ステップS115において、データの登録指示を受け付けていない場合には(ステップS115においてNo)、CPU131aは、キャンセルボタンを受け付けたか否か、すなわち、データ追加ダイアログボックスの終了指示を受け付けたか否かを判別する(ステップS117)。データ追加ダイアログボックスの終了指示を受け付けた場合には(ステップS117においてYes)、CPU131aは、データ追加ダイアログボックスを閉じ(ステップS118)、ステップS119へ処理を進める。したがって、キャンセルボタンが押された場合には、データ追加ダイアログボックスに表示されていたデータが破棄されて、データ追加ダイアログボックスが閉じられる。一方、ステップS117において、データ追加ダイアログボックスの終了指示を受け付けていない場合には(ステップS117においてNo)、ステップS112へ処理を戻す。
次に、CPU131aは、アドレスリスト画面301のクローズボタン306の選択を受け付けたか否か、すなわち、アドレス登録サーバプログラム134cの終了指示を受け付けたか否かを判別し(ステップS119)、アドレス登録サーバプログラム134cの終了指示を受け付けた場合には(ステップS119においてYes)、アドレス登録サーバプログラム134cを終了する(ステップS120)。ステップS119において、アドレス登録サーバプログラム134cの終了指示を受け付けなかった場合には(ステップS119においてNo)、CPU131aは、ステップS106へ処理を戻す。
そして、CPU131aは、オペレータからシャットダウンの指示を受け付けたか否かを判別し(ステップS121)、ステップS121においてシャットダウンの指示を受け付けた場合には(ステップS121においてYes)、アプリケーションプログラム134a、IPアドレス割当サーバプログラム134b及びディスクイメージ提供サーバプログラム134d並びにオペレーティングシステムの終了を含むシャットダウン処理を実行し(ステップS122)、処理を終了する。一方、ステップS121においてシャットダウンの指示を受け付けていない場合には(ステップS121においてNo)、CPU71は、ステップS103へ処理を戻す。
一方、CPU71は、オペレータからシャットダウンの指示を受け付けたか否かを判別し(ステップS123)、ステップS123においてシャットダウンの指示を受け付けた場合には(ステップS123においてYes)、オペレーティングシステム75、IPアドレス割当クライアントプログラム76a及びネットワークディスククライアントプログラム76bの終了を含むシャットダウン処理を実行し(ステップS124)、処理を終了する。一方、ステップS123においてシャットダウンの指示を受け付けていない場合には(ステップS123においてNo)、CPU71は、ステップSS123へと処理を戻し、シャットダウンの指示を待機する。
なお、本実施の形態においては、遺伝子増幅測定装置101のIPアドレスを割り当てる動作、及び遺伝子増幅測定装置101のホストアドレスを登録する動作について説明したが、遺伝子増幅測定装置102におけるIPアドレス割当動作及びホストアドレス登録動作も同様である。また、データ処理装置103は、遺伝子増幅測定装置101にIPアドレスを割り当て、またディスクイメージデータ134pを提供している間に、遺伝子増幅測定装置102にIPアドレスを割り当て、ディスクイメージデータ134pを提供することも可能である。複数の遺伝子増幅測定装置101,102に同時に制御プログラム134qを提供することができるため、各遺伝子増幅測定装置101,102制御プログラム134qをインストールする必要がない。また、データ処理装置103のハードディスク131dにディスクイメージデータ134pを格納しているので、データ処理装置103で一括して複数の遺伝子増幅測定装置101,102の制御プログラム134qを管理することができ、制御プログラムの管理者の管理負担が軽減される。例えば、制御プログラムがバージョンアップされた場合には、管理者はデータ処理装置103に記憶されている制御プログラムを更新するだけでよく、複数の遺伝子増幅装置101,102のそれぞれの制御プログラムを更新する作業を行う必要がなくなる。
また、本実施の形態においては、遺伝子増幅測定装置101,102にIPアドレスを割り当て、遺伝子増幅測定装置101,102に制御プログラムを提供し、遺伝子増幅測定装置101,102のホストアドレスを登録する動作についてのみ説明したが、これに限定されるものではなく、血球測定装置、免疫測定装置、血液凝固測定装置、粒子測定装置等の他の測定装置に対してIPアドレスの割り当て、制御プログラムの提供、ホストアドレスの登録を実施してもよい。例えば、血球測定装置では、フローセルを備え、そのフローセル中に血液と試薬とを混合した試料を流して試料流を形成し、この試料流に光を照射し、試料流から散乱光、蛍光等を受光して光学的に血液試料を測定するものであってもよい。この場合には、この血球測定装置を動作させるための制御プログラムをデータ処理装置103のハードディスク131dに格納し、当該血球測定装置が有する通信部のMACアドレスと、当該血球測定装置用のホストアドレスと、前記制御プログラムの格納位置情報をアドレステーブル134tに登録すればよい。また、測定装置のみならず、測定装置と共に使用される検体処理装置に対するIPアドレスの割り当て、制御プログラムの提供、ホストアドレスの登録を実施することも可能である。例えば、被験者の切除組織をホモジナイズ・濾過する処理を行う前処理装置に適用することもできる。この場合には、この前処理装置を動作させるための制御プログラムをデータ処理装置103のハードディスク131dに格納し、当該前処理装置が有する通信部のMACアドレスと、当該前処理装置用のホストアドレスと、前記制御プログラムの格納位置情報をアドレステーブル134tに登録すればよい。このようにすることにより、複数種類の測定装置で1つのデータ処理部を共用することができる。また、複数の装置(測定装置及び検体処理装置)それぞれの制御プログラムを1つのデータ処理装置で管理することができ、制御プログラムの管理者の管理負担が軽減される。例えば、各制御プログラムがバージョンアップされた場合には、管理者はデータ処理装置103に記憶されている複数の制御プログラムをそれぞれ更新するだけでよく、複数の装置それぞれにインストールされた制御プログラムを更新する作業を行う必要がなくなる。
また、本実施の形態においては、データ処理装置103がIPアドレス要求パケットを受信したときに、通信インタフェース131gの設定情報であるIPアドレスとサブネットマスクとを読み出し、これらのIPアドレス及びサブネットマスクからネットワークアドレスを生成する構成について述べたが、これに限定されるものではなく、IPアドレスのうちのネットワークアドレスを抽出するための上位ビット数を予め定めておき、IPアドレス要求パケットを受信したときに、通信インタフェース131gの設定情報であるIPアドレスから前記上位ビット数分だけを抽出してネットワークアドレスを生成してもよい。
また、本実施の形態においては、遺伝子増幅測定装置用のIPアドレスのうち、ホストアドレスのみをアドレステーブル134tに保存する構成について述べたが、これに限定されるものではなく、IPアドレス登録処理において、データ処理装置103にIPアドレス登録画面を表示させたときに、通信インタフェース131gの設定情報134zであるIPアドレスとサブネットマスクとをハードディスク131dから読み出し、このIPアドレスとサブネットマスクとからネットワークアドレスを生成し、生成したネットワークアドレスをIPアドレスの入力欄に表示し、残りのホストアドレスのみをオペレータに入力させ、アドレステーブル134tにIPアドレスを登録する構成としてもよい。このようにすることにより、オペレータはIPアドレスのうちネットワークアドレスを入力する必要がないので、IPアドレスの入力間違いを抑制することができる。また、アドレステーブル134tにIPアドレスが登録されているので、IPアドレスの割り当てを行う都度IPアドレスを生成する必要がなく、アドレステーブル134tから該当するIPアドレスを読み出して、そのIPアドレスをクライアント装置に割り当てるだけでよく、処理の効率化を図ることができる。
本発明に係る分析システム及びサーバ装置は、データ処理装置(サーバ装置)の通信インタフェースの設定情報に基づいて、測定装置の通信インタフェース用の設定情報を生成するため、システム管理者やオペレータ等の設定者が、サーバ装置におけるDHCPに関する煩雑な設定作業を行う必要がないという効果を奏し、検体を分析するための分析システム及び当該分析システムに使用されるサーバ装置として有用である。
本発明の実施形態による分析システムの全体構成を示した模式図である。 図1に示した分析システムの遺伝子増幅測定装置の全体構成を示した斜視図である。 図1に示した分析システムの遺伝子増幅測定装置の全体構成を示した平面概略図である。 遺伝子増幅測定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るデータ処理装置の構成を示すブロック図である。 アドレステーブルの構成を示す模式図である。 IPアドレス割り当て処理の流れを示すフローチャートである。 IPアドレス割り当て処理の流れを示すフローチャートである。 ネットワークアドレスの生成処理を説明する図である。 ディスクイメージデータの要求データの構造を示す模式図である。 ディスクイメージデータの応答データの構造を示す模式図である。 データ処理装置の表示部に表示されるデータブラウザ画面を示した図である。 データ処理装置の表示部に表示される検量線表示画面を示した図である。 IPアドレス登録処理の流れを示すフローチャートである。 IPアドレス登録処理の流れを示すフローチャートである。 アドレスリスト画面の一例を示す模式図である。 データ追加ダイアログボックスの一例を示す模式図である。
符号の説明
71 CPU
74 RAM
76a IPアドレス割当クライアントプログラム
76b ネットワークディスククライアントプログラム
80 通信部
100 分析システム
101,102 遺伝子増幅測定装置
103 データ処理装置
131a CPU
131c RAM
131d ハードディスク
131g 通信インタフェース
134a アプリケーションプログラム
134b IPアドレス割当サーバプログラム
134c アドレス登録サーバプログラム
134d ディスクイメージ提供サーバプログラム
134p ディスクイメージデータ
134q 制御プログラム
134t アドレステーブル
134v MACアドレス
134w ホストアドレス
134x ディスクイメージデータの格納位置情報
134z 設定情報(IPアドレス、サブネットマスク)

Claims (8)

  1. 検体を測定する測定装置と、
    前記測定装置とネットワークを介して接続され、前記測定装置による測定結果を処理するデータ処理装置とを備え、
    前記測定装置は、
    前記データ処理装置と通信を行うための第1通信インタフェースと、
    前記第1通信インタフェースを介して、前記データ処理装置との通信設定用の第1設定情報を前記データ処理装置へ要求する要求手段とを備え、
    前記データ処理装置は、
    前記測定装置と通信を行うための第2通信インタフェースと、
    前記第2通信インタフェースの設定に使用される第2設定情報を記憶する記憶部と、
    前記第2通信インタフェースを介して、前記測定装置から前記第1設定情報の要求を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって前記設定情報の要求を受け付けた場合に、前記記憶部から前記第2設定情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記第2設定情報に基づいて、第1設定情報を生成する生成手段と、
    前記第2通信インタフェースを介して、前記生成手段によって生成された第1設定情報を、前記測定装置へ送信する送信手段とを備え、
    前記測定装置は、
    前記第1通信インタフェースを介して、前記データ処理装置から送信された前記第1設定情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記第1設定情報に基づいて、前記第1インタフェースの設定を行う設定手段とを備える
    分析システム。
  2. 前記第1設定情報は、前記第1通信インタフェース用のIPアドレスと、サブネットマスクと、前記第2通信インタフェースに設定されているIPアドレスとを含み、
    前記第2設定情報は、前記第2通信インタフェースのIPアドレスとサブネットマスクとを含み、
    前記生成手段は、前記第2設定情報に含まれる前記第2通信インタフェースのIPアドレスに基づいて、前記第1通信インタフェース用のIPアドレスを生成するように構成されている請求項1に記載の分析システム。
  3. 前記要求手段は、前記測定装置を特定する特定情報を送信するように構成されており、
    前記記憶部は、前記特定情報と、ホストアドレスとを対応づけて記憶しており、
    前記取得手段は、前記受付手段によって受信した特定情報に対応するホストアドレスを、前記記憶部から取得するように構成されており、
    前記生成手段は、
    前記第2設定情報に含まれる前記第2通信インタフェースのIPアドレスに基づいて、ネットワークアドレスを生成するネットワークアドレス生成手段と、
    前記ネットワークアドレス生成手段によって生成されたネットワークアドレスと、前記取得手段によって取得されたホストアドレスとを組み合わせて、前記第1通信インタフェース用のIPアドレスを生成するIPアドレス生成手段とを備える
    請求項2に記載の分析システム。
  4. 前記ネットワークアドレス生成手段は、前記第2設定情報に含まれる前記第2通信インタフェースのIPアドレスとサブネットマスクとに基づいて、ネットワークアドレスを生成するように構成されている請求項3に記載の分析システム。
  5. 前記特定情報は、前記第1通信インタフェースのMACアドレスである請求項3又は4に記載の分析システム。
  6. 前記データ処理装置は、測定装置を特定する特定情報及びこれに対応するホストアドレスを登録する登録手段をさらに備え、
    前記登録手段は、
    測定装置から特定情報を受信する特定情報受信手段と、
    ホストアドレスの入力を受け付ける入力手段と、
    前記特定情報受信手段によって受信した特定情報と、前記入力手段によって受け付けたホストアドレスとを対応付けて前記記憶部に記憶する記憶手段とを備える
    請求項3乃至5のいずれかに記載の分析システム。
  7. 前記測定装置は、
    測定動作を実行するための測定機構部と、
    制御プログラムを実行することにより前記測定機構部の動作を制御する制御部とを備え、
    前記記憶部は、前記制御部によって実行される制御プログラムを記憶し、且つ、前記特定情報と、前記ホストアドレスと、前記制御プログラムの格納位置情報とを対応づけて記憶しており、
    前記測定装置は、
    前記第1通信インタフェースを介して、前記データ処理装置へ前記制御プログラムを要求する制御プログラム要求手段を備え、
    前記データ処理装置は、
    前記第2通信インタフェースを介して、前記測定装置からの前記制御プログラムの要求を受け付ける制御プログラム要求受付手段と、
    前記要求受付手段によって前記制御プログラムの要求を受け付けたときに、前記受付手段によって受信した特定情報に対応する前記制御プログラムの格納位置情報に基づいて、前記記憶部から前記制御プログラムを読み出す読出手段と、
    前記第2通信インタフェースを介して、前記読出手段によって読み出された前記制御プログラムを送信する制御プログラム制御手段とを備え、
    前記測定装置は、
    前記第1通信インタフェースを介して、前記データ処理装置から送信された前記制御プログラムを受信する制御プログラム受信手段を備え、
    前記制御部は、前記制御プログラム受信手段によって前記制御プログラムが受信されたときに、前記制御プログラムを実行するように構成されている請求項3乃至6のいずれかに記載の分析システム。
  8. 検体を測定する測定装置とネットワークを介して接続されたサーバ装置であって、
    前記測定装置と通信を行うための通信インタフェースと、
    前記通信インタフェースの設定に使用されるサーバ用設定情報を記憶する記憶部と、
    前記通信インタフェースを介して、前記測定装置から、前記測定装置が備える通信インタフェースの設定に使用されるクライアント用設定情報の要求を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって前記クライアント用設定情報の要求を受け付けた場合に、前記記憶部から前記サーバ用設定情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記サーバ用設定情報に基づいて、クライアント用設定情報を生成する生成手段と、
    前記通信インタフェースを介して、前記生成手段によって生成されたクライアント用設定情報を、前記測定装置へ送信する送信手段とを備えるサーバ装置。
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