JP4849340B2 - プログラマブルコントローラ及びユニット - Google Patents

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この発明は、IPアドレスを使用して通信を行うFAネットワークに接続されるプログラマブルコントローラ及びユニットに関するものである。
FA(Factory Automation)におけるネットワークシステムは、生産設備の制御を司る1または複数のPLC(プログラマブルコントローラ)と、そのPLCにより動作が制御される機器とが、制御系のネットワークに接続される。それらPLCと機器は、その制御系のネットワークを介してサイクリックに通信を行なうことで、IOデータの送受を行ない、生産設備を制御する。
PLCは、制御プログラムに基づいて演算実行するCPUユニット、センサやスイッチなどの入力機器を接続してそれらのオン・オフ信号を入力信号として取り込む入力ユニット、アクチュエータやリレーなどの出力機器を接続してそれらに対して出力信号を送り出す出力ユニット、ネットワークに接続された他の装置とデータの送受を行なう通信ユニット、マスタスレーブ通信をするためのマスタユニット、各ユニットに電源を供給する電源ユニット、などの複数のユニットを組み合わせることにより構成されている。
1または複数のPLCや、I/O機器を接続するネットワークの一つとして産業用イーサネット(登録商標)がある。このネットワークに接続する機器は、EtherNet/IPやPROFINETに代表される産業用Ethernet規格に対応する必要がある。つまり、当該規格に準拠した機器は、IPアドレスを用い手通信を行なうため、使用開始に先立ちネットワークに接続された機器に対してIPアドレスを設定する必要がある。そして、このIPアドレスの設定は、専用のコンフィグレーションツール装置を用意し、そのツール装置を当該機器に接続して行なう。
上述したように、専用のコンフィグレーションツール装置を用いたIPアドレスの設定を行なうようにした場合、設定対象の各機器ごとに係る処理を行なう必要があり、ユーザにとって非常に煩雑となる。しかも、産業用イーサネット(登録商標)に対応する全ての機器に共通のコンフィグレーションツール装置があるわけではないので、各機器ごと(少なくとも製造メーカーごと)にコンフィグレーションツール装置の操作性が異なることがあり、その点でもユーザにとって使い勝手が悪い。
また、各機器に、ディップスイッチやロータリースイッチなどのメカスイッチを所定数設置し、そのメカスイッチを操作して機器に対して直接IPアドレスを設定することも考えられる。しかし、IPアドレスを設定するためには8個のメカスイッチが必要となり、コスト高となるばかりでなく、FAネットワークを構成するI/O機器の場合、その機器の物理的な大きさから8個ものメカスイッチを実装することが困難となる。
この発明は、I/O機器やPLCその他のノードを構成する機器(ノード機器)に対してIPアドレスを容易に設定することができるプログラマブルコントローラ及びユニットを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明のプログラマブルコントローラでは、(1)産業用Ethernet(登録商標)規格に準拠した機器のMACアドレスと、その機器に設定するIPアドレスを関連づけたテーブルを記憶するテーブル記憶手段と、ネットワークに接続された機器にIPアドレスの割り当てを行うDHCP/BOOTPサーバを備え、そのDHCP/BOOTPサーバは、ネットワークに接続された機器からその機器のMACアドレスとともにIPアドレスの割り当て要求を受信した場合に、前記テーブル記憶手段をアクセスし、取得したMACアドレスに対応するIPアドレスを読み出し、その読み出したIPアドレスを前記機器に返信する機能を備え、前記テーブルに格納するIPアドレスは、交換対象となる異なる機器に対して同一のIPアドレスの重複登録を許容するように構成した
このようにすると、IPアドレスが割り当てられていない機器は、ネットワークに接続した状態で割り当て要求を送信することで、DHCP/BOOTPサーバ機能を備えたプログラマブルコントローラから自動的にIPアドレスが返信されてくるので、以後、それに基づいて通信を行うことができる。よって、ユーザは個々の機器ごとにそれぞれIPアドレスの設定を行う必要が無く、IPアドレスを容易に設定することができる。
さらに、テーブルに格納するIPアドレスは、交換対象となる異なる機器に対して同一のIPアドレスの重複登録を許容するようにした。その結果、ある機器が故障して交換する場合、交換後の機器に対するIPアドレスを同じにしておくことで、交換後の機器からのIP割り当て要求に対し、係る同一のIPアドレスを返信する。よって、他の機器やプログラマブルコントローラは、この交換処理に際して特に変更処理をすることなく交換後の機器に対して通信処理が行なえる。
プログラマブルコントローラは、複数のユニットを連結して構成されるタイプと、必要な機能が実装された一体型のいずれも含む。テーブル記憶手段に格納されるテーブルのデータは、ユーザが別途作成したものを、各種の方法で格納する。格納するための手段は、例えば、コンフィグレーションツール装置を用いて直接プログラマブルコントローラにダウンロードしたり、(2)前記テーブルは、プログラマブルコントローラに装着可能な外部補助記憶媒体に保存され、その外部補助記憶媒体から読み出したテーブルを前記テーブル記憶手段に記憶するようにしたりすることができる。外部補助記憶媒体は、実施形態ではCPUユニットに装着するメモリカードに対応する。メモリカードを用いることで、ユーザは係るテーブルを簡単に登録・更新することができる。また、外部補助記憶媒体に格納されたテーブルを定期的或いは所定のタイミングで読み出し、テーブル記憶手段に格納するようにするとよい。
(3)テーブルは、MACアドレスとIPアドレスに加え、機器に設定する機器名称を関連づけるとともに、異なる機器に対して同一のIPアドレスを付した場合には前記機器名称も同一にし、プログラマブルコントローラが実行するユーザプログラムは、通信相手の機器を特定する情報として前記機器名称を用いて記述され、実際に機器と通信する際に、前記テーブルを参照してIPアドレスを取得し、その取得したIPアドレスを使用して通信を行うようにするとよい。このようにすると、通信相手のIPアドレスを知らなくてもユーザプログラムを作成でき、利便性が向上する。
(4)本発明のユニットは、産業用Ethernet規格に準拠した機器のMACアドレスと、その機器に設定するIPアドレスを関連づけたテーブルを記憶するテーブル記憶手段と、ネットワークに接続された機器にIPアドレスの割り当てを行うDHCP/BOOTPサーバを備え、そのDHCP/BOOTPサーバは、ネットワークに接続された機器からその機器のMACアドレスとともにIPアドレスの割り当て要求を受信した場合に、前記テーブル記憶手段をアクセスし、取得したMACアドレスに対応するIPアドレスを読み出し、その読み出したIPアドレスを前記機器に対して返信する機能を備え、前記テーブルに格納するIPアドレスは、交換対象となる異なる機器に対して同一のIPアドレスの重複登録を許容するようにした。実施形態では、IE通信ユニットにより実現されているが、CPUユニット等の他のユニットにより実現することもできる。
本発明は、I/O機器やPLCその他のノードを構成する機器(ノード機器)に対してIPアドレスを容易に設定することができる。
図1は、本発明が適用されるFAネットワークシステムの一例を示している。産業用Ethernet(以下、「IE」と省略する)ネットワーク1に、IPアドレスの設定を行なうDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)(またはBOOTP(Bootstrap Protocol))サーバ機能を持つPLC10またはPT(プログラム表示器)を1台以上接続する。また、このIEネットワーク1には、IEに対応するノード機器が接続される。このノード機器は、DHCP(またはBOOTP)クライアント機能を持つPLC20や、DHCP(またはBOOTP)クライアント機能を持つI/Oターミナル30や、DHCP(またはBOOTP)クライアント機能を持つI/O機器40などがある。
PLC10は、ビルディングブロックタイプであり、CPUユニット11と、IE通信ユニット12と、その他のユニット13と、を備えている。同様にPLC20は、ビルディングブロックタイプであり、CPUユニット21と、IE通信ユニット22と、その他のユニット23と、を備えている。IE通信ユニット12には、DHCP(またはBOOTP)サーバ機能が実装され、IE通信ユニット22には、DHCP(またはBOOTP)クライアント機能が実装される。これら両機能は、ともにファームウェアで実現される。また、その他のユニット11,22は、PLCの機能を実現するための各種のユニットであり、図では便宜上1個のみ描画しているが、その設定数は任意であり、必要に応じて増減される。
I/Oターミナル30は、センサやリレーなどの入出力機器31を接続するI/O端子32と、IEネットワーク1に接続され他のノード機器と通信をする通信カプラ33と、を備えている。この通信カプラ33にDHCP(またはBOOTP)クライアント機能が実装される。
IEネットワーク1に接続されるI/O機器40は、高機能(インテリジェント)I/Oなどとも称されるもので、通信機能を備えた入力機器(装置)や出力機器(装置)である。一例としては、バーコードリーダ,モーションコントローラ,画像処理装置,センサなどがある。このI/O機器40は、DHCP(またはBOOTP)クライアント機能が実装された通信アダプタ41を備えている。
次に、IPアドレスの自動設定機能について説明する。まず、PLC10のCPUユニット11に装着する外部補助記憶媒体であるメモリカード15に、DHCP/BOOTPテーブルを格納しておく。このDHCP/BOOTPテーブルは、各機器・装置にユニークに設定されたMACアドレスと、そのMACアドレスの機器に対して割り当てるIPアドレスを関連づけたテーブルである。具体的には、図2に示すようなテーブル構造となっており、本実施形態では、さらに機器名称と、ネットマスクと、を関連づけている。
このテーブルを構成する各データは、ユーザが予め各種のツール装置を用いて作成し、メモリカード15に登録しておく。ユーザは、自己が作成するFAネットワークを構築する各機器のMACアドレスを取得し、その取得したMACアドレスと関連づけてIPアドレスと、その機器を人間が特定(認識)しやすくするための名称である機器名称と、を、任意に決定する。そして、メモリカード15に登録されたDHCP/BOOTPテーブルは、CPUユニットからアクセスし、読み出すことができる。
図3は、IE通信ユニット12の内部構造を示している。このIE通信ユニット12は、IEネットワーク1に接続され値通信コントローラ12aと、不揮発性メモリ12bと、MPU12cと、ROM12dと、RAM12eと、バックプレーンバス12fと、を備え、それらは内部バス12gにより相互に通信可能に接続されている。
ROM12dには、Ethernet(登録商標)標準プロトコルであるTCP/IP及びUDP/IP、さらにこのプロトコルスタック上で動作するDHCP/BOOTPサーバが書き込まれている。RAM12eは、これらのプロトコルが動作するのに必要なワーク領域である。MPU12cは、ROM12dに格納された各種のプログラムを読み出し、RAM12eをワークメモリとして使用し、所定の処理を実行する。本実施形態との関係で言うと、MPU12cは、IPアドレスの設定処理を実行する。また、不揮発性メモリ12bには、専用コマンドにてパックプレーンバスを介してCPUユニット11から読み出したDHCP/BOOTPテーブルを格納する。なお、係る不揮発性メモリ11bに格納するDHCP/BOOTPテーブルは、コンフィグレーションツール装置によって、不揮発性メモリ12bに直接書き込むことも可能である。
なお、IE通信ユニット22のハードウェア構造は、図3に示すものと同様である。但し、ROMには、TCP/IP及びUDP/IP、さらにこのプロトコルスタック上で動作するDHCP/BOOTPクライアントが書き込まれる点でIE通信ユニット12と相違する。
図4は、IPアドレスの自動設定の処理手順を示しており、図5,図6は、IE通信ユニット12と、IO機器におけるIPアドレス設定のための機能を示すフローチャートである。まず、図4に示すように、PLC10のIE通信ユニット12とCPUユニット11とは、バックプレーンバス16により接続されている。つまり、このバックプレーンバス16は、IE通信ユニット12とCPUユニット11をつなぐ内部バスであり、専用コマンドによって双方向でデータ交換を行なうことができる。例えば、CPUユニット11内に装着されたメモリカード内のデータを読み出すことも、専用コマンドを使用する。そして、実際のIPアドレスの設定手順は、以下の(1)〜(4)の通りである。
(1)DHCP/BOOTPサーバ機能を持つIE通信ユニット12は、予め(または定期的に)CPUユニット11に対し、メモリカード15内にあるDHCP/BOOTPテーブルの読み出しを専用コマンドにて要求する。
(2)CPUユニット11は、専用コマンドを解釈して、メモリカード15内にあるDHCP/BOOTPテーブルを読み出し、バックプレーンバス16を介してIE通信ユニット12に返信する。この返信を受けたIE通信ユニット12は、取得したDHCP/BOOTPテーブルを不揮発性メモリ12bに格納する。この(1),(2)の処理が、処理ステップS1を実行することで行なわれる。
(3)DHCP/BOOTPプロトコルのクライアント機能を持つノード機器(PLC,20,I/Oターミナル30,I/O機器40)は、自身にIPアドレスが設定されていない場合に、自己のMACアドレスとともにIPアドレス割り当ての要求をDHCP/BOOTPサーバに対して行なう。つまり、DISCOVERフレームを送信する。DISCOVERフレームには、送信元のMACアドレスが含まれる。係る処理は、ノード機器が図6の処理ステップS11,S12を実行することで行なわれる。
(4)IE通信ユニットは、IPアドレス割り当て要求(DISCOVERフレーム)を受信するのを待ち(S2)、受信したならば、先に読み出したDHCP/BOOTPテーブルを参照しMACアドレスに対応するIPアドレスを読み出す(S3)。そして、読み出したIPアドレスを、要求したノード機器へDHCP/BOOTPプロトコルに従ってOFFERフレームを返信する(S4)。ノード機器は、自身のIPアドレスを取得するのを待ち(S13)、DHCP/BOOTPサーバ機能を持つIE通信ユニット12からOFFERフレームによりIPアドレスが返信されてきたならば、それを獲得し(S13でYes)、処理を終了する。なお、実際には、ノード機器は返信されたOFFERフレームを自身のIPアドレスとして認識し、再度REQUESTフレームを送信する。この後、DHCPサーバからPACKが返送されれば自身のIPアドレスとして設定する(内部メモリに値を保持する)。
また、DHCP/BOOTPテーブルを持たないIE通信ユニット22(DHCP(またはBOOTP)クライアント機能を実装)は、上述した手順により、IE通信ユニット12から自身のIPアドレスを獲得し、さらに、IE通信ユニット12からDHCP/BOOTPテーブルをダウンロードし、係るテーブルを自身の不揮発性メモリに保存する機能を備えている。
つまり、図8に示すように、処理ステップS11からS13を実行して自身のIPアドレスをIE通信ユニット12に設定してもらう。次いで、IE通信ユニット22は、自身がDHCP/BOOTPテーブルを持っているか否かを判断し(S14)、テーブルを持っていない場合にはDHCP/BOOTPサーバに対して、DHCP/BOOTPテーブル読出しコマンドを発行して、DHCP/BOOTPテーブルを読出し、内部メモリ(不揮発性メモリ)に保存する(S15)。
上述のようにしてIEネットワーク1に接続された各機器にIPアドレスが設定された後は、そのIPアドレスを用いて通信を行なう。本実施形態では、CPUユニット内のユーザプログラムから、メッセージ通信を行なう際に指定する相手ノードのIPアドレスについては、DHCP/BOOTPテーブル内にある機器名称を使用して指定することができる。すなわち、例えば図8(a)に示すようなメッセージ送信のユーザプログラム(ラダー図)が記述された場合、DM01000のメモリエリアには送信先の相手ノードのIPアドレスが格納され、DM02000のメモリエリアには送信データが格納される。しかし、本実施形態では、図8(b)に示すように、DM01000には、送信先アドレスとして、“Machine5”を格納している。そして、図8(c)に示すように、DM02000には、実際の送信データを格納する。
係るユーザプログラム内のメッセージ送信命令を実行すると、CPUユニットはIE通信ユニットに対して、専用コマンド(図9参照)にてこの命令のデータ(送信先アドレスなどの通信パラメータ、送信データなど)を渡す。すると、バックプレーンバスを通して、IE通信ユニットに渡されたデータ内にある、送信先パラメータには、送信先アドレスとして、機器名称が記載されているので、IE通信ユニットは、DHCP/BOOTPテーブルを参照し、機器名称に関連づけられた送信先IPアドレスを読み出す。そして、IE通信ユニットは、この読出したIPアドレスを使って、通信メッセージを作成して、IEネットワークに送り出すといった手順に従いIPアドレスを用いたメッセージ送信が行なわれる。
上記によれば、CPUユニットでは送信先アドレスは機器名称がそのまま専用コマンド内に埋め込まれてIE通信ユニットに渡されるため、CPUユニットでは送信先IPアドレスは解決されている必要はない。そして、送信先IPアドレスは、IE通信ユニット内でDHCP/BOOTPテーブルを参照して解決されるため、送信先IPアドレスが変更になった場合は、DHCP/BOOTPテーブルだけを変更すれば良い。このため、CPUユニット内のユーザプログラム自体を変更する必要はない。
一方、メッセージ受信時は、この処理フローの逆を実行することで、送信元ノードの機器名称がCPUユニットに渡される。即ち、図10に示すようなユーザプログラムが記述されているとする。すると、IE通信ユニットは、受信した通信メッセージ内から送信元IPアドレスを取り出す。そして、IE通信ユニットは、DHCP/BOOTPテーブルを参照し、送信元IPアドレスから機器名称を読み出す。送信元アドレスとして機器名称を送信元パラメータ内に設定して、バックプレーンバスを介して、専用コマンド(図11参照)にてCPUユニットに受信メッセージ(送信元アドレスなどの通信パラメータ、受信データなど)を渡す。すると、CPUユニットは、ユーザプログラム内の受信命令を実行すると、この命令で指定されたエリア(DM03000)に送信元アドレスとして機器名称を書き込む(図11(a)参照)とともに、エリア(DM04000)に受信データを置き込む)(図11(b)参照)。
よってユーザは、相手ノードのIPアドレスを知る必要がなく、また相手ノードのIPアドレスが変更になった場合でも、このDHCP/BOOTPテーブルを変更するだけで良く、ユーザプログラム自体の変更は不要になる。
一方、本実施形態では、DHCP/BOOTPテーブルに、重複する機器名称や重複するIPアドレスの登録を許容している。すなわち、故障などの原因により特定のI/O機器を交換する必要がある場合も、予めこのテーブルに交換用の機器についてのMACアドレスと機器名称とIPアドレスの関連づけを登録しておくことで対応可能となる。例えば図13に示すように、“Device_123”という機器名称を二重登録しておくと、当初はMACアドレスが123456789ACFを持つ機器を使用していたが、それをMACアドレスが123456789AD0の機器に交換した場合、その交換後の機器に対しても同一のIPアドレスを割り当てることができる。そして、係る機器の交換に伴いIPアドレスが変わっていないので、IEネットワークに接続された他の機器は、ユーザプログラムを変更することなくそのまま対応できる。
ネットワーク構成の一例を示す図である。 DHCP/BOOTPテーブルの一例を示す図である。 IE通信ユニットの内部構成を示す図である。 IPアドレスの割り当て処理機能を説明する図である。 サーバ側のIPアドレスの割り当て処理機能を説明する図である。 クライアント側のIPアドレスの割り当て処理機能を説明する図である。 クライアント側のIE通信ユニットの機能を説明する図である。 メッセージ送信処理の作用を説明する図である。 メッセージ送信の専用コマンドのデータ構造を示す図である。 メッセージ受信処理の作用を説明する図である。 メッセージ受信の専用コマンドのデータ構造を示す図である。 メッセージ受信処理の作用を説明する図である。 DHCP/BOOTPテーブルの一例を示す図である。
符号の説明
10 PLC(DHCP/BOOTPサーバ機能付)
11 CPUユニット
12 IE通信ユニット
12a 通信コントローラ
12b 不揮発性メモリ(テーブル記憶手段)
12c MPU
12d ROM
12e RAM
12f バックプレーンバスI/F
12g 内部バス
13 その他のユニット
15 メモリカード
16 バックプレーンバス
20 PLC(DHCP/BOOTPクライアント機能付)
21 CPUユニット
22 IE通信ユニット
23 その他のユニット
30 I/Oターミナル
40 I/O機器

Claims (4)

  1. 産業用Ethernet規格に準拠した機器のMACアドレスと、その機器に設定するIPアドレスを関連づけたテーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
    ネットワークに接続された機器にIPアドレスの割り当てを行うDHCP/BOOTPサーバを備え、
    そのDHCP/BOOTPサーバは、ネットワークに接続された機器からその機器のMACアドレスとともにIPアドレスの割り当て要求を受信した場合に、前記テーブル記憶手段をアクセスし、取得したMACアドレスに対応するIPアドレスを読み出し、その読み出したIPアドレスを前記機器に返信する機能を備え、
    前記テーブルに格納するIPアドレスは、交換対象となる異なる機器に対して同一のIPアドレスの重複登録を許容したことを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  2. 前記テーブルは、プログラマブルコントローラに装着可能な外部補助記憶媒体に保存され、その外部補助記憶媒体から読み出したテーブルを前記テーブル記憶手段に記憶するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルコントローラ。
  3. 前記テーブルは、前記MACアドレスと前記IPアドレスに加え、機器に設定する機器名称を関連づけるとともに、異なる機器に対して同一のIPアドレスを付した場合には前記機器名称も同一にし
    プログラマブルコントローラが実行するユーザプログラムは、通信相手の機器を特定する情報として前記機器名称を用いて記述され、
    実際に機器と通信する際に、前記テーブルを参照してIPアドレスを取得し、その取得したIPアドレスを使用して通信を行うようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のプログラマブルコントローラ。
  4. 産業用Ethernet規格に準拠した機器のMACアドレスと、その機器に設定するIPアドレスを関連づけたテーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
    ネットワークに接続された機器にIPアドレスの割り当てを行うDHCP/BOOTPサーバを備え、
    そのDHCP/BOOTPサーバは、ネットワークに接続された機器からその機器のMACアドレスとともにIPアドレスの割り当て要求を受信した場合に、前記テーブル記憶手段をアクセスし、取得したMACアドレスに対応するIPアドレスを読み出し、その読み出したIPアドレスを前記機器に対して返信する機能を備え
    前記テーブルに格納するIPアドレスは、交換対象となる異なる機器に対して同一のIPアドレスの重複登録を許容したことを特徴とするプログラマブルコントローラ用のユニット。
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