JP4940707B2 - Ipアドレス割付システムおよびipアドレス割付方法 - Google Patents

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本発明は、IPアドレス割付システムおよびIPアドレス割付方法に関する。
一般に、監視装置によってネットワーク端末を監視する場合、TCP/IPによるネットワークを用いた監視方法では、各ネットワーク端末のIPアドレスの設定が必須となっている。現在の各ネットワーク端末に対してIPアドレスを割り付ける方法としては、各ネットワーク端末に対してユーザが一々設定を行うことにすると、管理対象のネットワーク端末数が増加するのに伴い、ユーザによるIPアドレスの割り付けに要する手間が大幅に増大してしまう。
一方、特許文献1に示す特開2005−197793号公報「ネットワークアドレス割当装置、ネットワークアドレス割当方法およびネットワークアドレス割当プログラム」に記載されているように、DHCP(Dynamic Host Configuration
Protocol)により無作為なIPアドレスを割り当てることにすると、ユーザが意図しないIPアドレスが各ネットワーク端末に対して割り付けられてしまう結果を招く。
また、特許文献2に示す特開2001−285305号公報「IPアドレス設定装置およびIPアドレス設定方法」に記載されているように、DHCPによりMACアドレスを指定してIPアドレスを割り付けることにすると、各ネットワーク端末のMACアドレスをユーザがあらかじめ把握していることが必要である。
特開2005−197793号公報(第7−8頁) 特開2001−285305号公報(第4−5頁)
前述のように、従来のIPアドレスの設定方法では、IPアドレスを割り当てるためにユーザの負担が伴ったり、意図しないアドレスが割り当てられたりするという弊害があった。
そこで、本発明の目的は、ユーザは、各端末のMACアドレスを把握することなく、各端末のネットワーク上の配置を決定するだけで、各端末それぞれに意図したIPアドレスを割り付けることを可能にするIPアドレス割付システムおよびIPアドレス割付方法を提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明によるIPアドレス割付システムおよびIPアドレス割付方法は、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)ネットワークを介してIPアドレスを用いてパケットを送受信する端末と、少なくとも、各端末間の接続関係を示す配置情報と各端末のIPアドレスの登録情報とを管理するとともに、前記ネットワーク上にIPアドレスが未割付の端末が存在している場合に、該IPアドレスを割り付ける監視装置とを備えたIPアドレス割付システムにおいて、前記監視装置が、ユーザが各端末それぞれに対応して任意にあらかじめ設定登録したIPアドレスを、該当する端末に割り付けるIPアドレス割付システム。
(2)前記監視装置が、前記ネットワーク上にIPアドレスが未だ割り付けられていない未割付端末が存在している場合、前記未割付端末に割り付けるべきIPアドレスを前記登録情報に基づいて取り出すとともに、前記未割付端末に隣接する前記端末のうち、IPアドレス割付済みの割付済み端末を前記配置情報から取得して、該割付済み端末に対して、隣接の前記未割付端末のIPアドレスの割付を指示するIP設定用パケットを作成して送信する上記(1)のIPアドレス割付システム。
(3)前記ネットワークを構築当初においては、前記監視装置と、該監視装置が管理対象とする各端末のうち、該監視装置と直接接続される最近傍端末とは、それぞれ、ユーザにより人手でIPアドレスを設定することにより、前記IP設定用パケットを送信する前記割付済み端末を、前記最近傍端末とする上記(2)のIPアドレス割付システム。
(4)前記監視装置から前記IP設定用パケットを受信した前記割付済み端末は、STPプロトコル(Spanninng−Tree Protocol)によりあらかじめ取得している隣接端末のMACアドレスを用いて、該IP設定用パケットに指定されているポートの接続先に前記隣接端末が存在しているか否かを確認して、存在の有無を示すIP設定受付パケットを作成して、前記IP設定用パケットの送信元の前記監視装置に対して返送する上記(2)または(3)のIPアドレス割付システム。
(5)前記監視装置は、前記割付済み端末から前記IP設定受付パケットを受信するまで、あらかじめ定めた周期で、該割付済み端末に対して前記IP設定用パケットを繰返し送信する上記(4)のIPアドレス割付システム。
(6)前記割付済み端末は、受信した前記IP設定用パケットに指定されているポートの接続先に前記隣接端末が存在している場合、該隣接端末に対して、該IP設定用パケットに含まれているIPアドレスの設定を指示するIP設定用MACフレームを送信する上記(4)または(5)のIPアドレス割付システム。
(7)前記割付済み端末から前記IP設定用MACフレームを受信したIPアドレス未割付の前記隣接端末は、該IP設定用MACフレームに指定されているIPアドレスを設定するとともに、設定が完了したことを示すIP設定済みMACフレームを、該IP設定用MACフレームの送信元の前記割付済み端末に返送し、かつ、新たに設定したIPアドレスを用いて設定完了を示すIP設定済みパケットを作成して、割付を指示した前記監視装置に対して送信する上記(6)のIPアドレス割付システム。
(8)前記割付済み端末は、前記隣接端末から前記IP設定済みMACフレームを受信するまで、あらかじめ定めた周期で、該隣接端末に対して前記IP設定用MACフレームを繰返し送信する上記(7)のIPアドレス割付システム。
(9)前記IP設定済みパケットを受信した前記監視装置は、該IP設定済みパケットの送信元の前記隣接端末に対して、該IP設定済みパケットを受信したことを示すIP設定済み受付パケットを返送するとともに、該IP設定済みパケットの送信元の前記隣接端末のIPアドレスを割付済みとする表示を前記登録情報に設定する上記(7)または(8)のIPアドレス割付システム。
(10)前記IP設定済みパケットの送信元の前記隣接端末は、前記監視装置から前記IP設定済み受付パケットを受信するまで、あらかじめ定めた周期で、該監視装置に対して前記IP設定済みパケットを繰返し送信する上記(9)のIPアドレス割付システム。
(11)ネットワークを介してIPアドレスを用いてパケットを送受信する端末と、少なくとも、各端末間の接続関係を示す配置情報と各端末のIPアドレスの登録情報とを管理する監視装置とを備え、前記監視装置が、前記ネットワーク上にIPアドレスが未割付の端末が存在していることを検知した場合に、前記登録情報のIPアドレスを割り付けるIPアドレス割付方法において、ユーザが前記監視装置に対して各端末それぞれに対応して任意にあらかじめ設定登録したIPアドレスを、該当する端末に割り付けるIPアドレス割付方法。
(12)前記監視装置が、前記ネットワーク上にIPアドレスが未だ割り付けられていない未割付端末が存在している場合、前記未割付端末に割り付けるべきIPアドレスを前記登録情報に基づいて取り出すとともに、前記未割付端末に隣接する前記端末のうち、IPアドレス割付済みの割付済み端末を前記配置情報から取得して、該割付済み端末に対して、隣接の前記未割付端末のIPアドレスの割付を指示するIP設定用パケットを作成して送信する上記(11)のIPアドレス割付方法。
(13)前記ネットワークを構築当初においては、前記監視装置と、該監視装置が管理対象とする各端末のうち、該監視装置と直接接続される最近傍端末とは、それぞれ、ユーザにより人手でIPアドレスを設定することにより、前記IP設定用パケットを送信する前記割付済み端末を、前記最近傍端末とする上記(12)のIPアドレス割付方法。
(14)前記監視装置から前記IP設定用パケットを受信した前記割付済み端末は、STPプロトコル(Spanninng−Tree Protocol)によりあらかじめ取得している隣接端末のMACアドレスを用いて、該IP設定用パケットに指定されているポートの接続先に前記隣接端末が存在しているか否かを確認して、存在の有無を示すIP設定受付パケットを作成して、前記IP設定用パケットの送信元の前記監視装置に対して返送する上記(12)または(13)のIPアドレス割付方法。
(15)前記監視装置は、前記割付済み端末から前記IP設定受付パケットを受信するまで、あらかじめ定めた周期で、該割付済み端末に対して前記IP設定用パケットを繰返し送信する上記(14)のIPアドレス割付方法。
(16)前記割付済み端末は、受信した前記IP設定用パケットに指定されているポートの接続先に前記隣接端末が存在している場合、該隣接端末に対して、該IP設定用パケットに含まれているIPアドレスの設定を指示するIP設定用MACフレームを送信する上記(14)または(15)のIPアドレス割付方法。
(17)前記割付済み端末から前記IP設定用MACフレームを受信したIPアドレス未割付の前記隣接端末は、該IP設定用MACフレームに指定されているIPアドレスを設定するとともに、設定が完了したことを示すIP設定済みMACフレームを、該IP設定用MACフレームの送信元の前記割付済み端末に返送し、かつ、新たに設定したIPアドレスを用いて設定完了を示すIP設定済みパケットを作成して、割付を指示した前記監視装置に対して送信する上記(16)のIPアドレス割付方法。
(18)前記割付済み端末は、前記隣接端末から前記IP設定済みMACフレームを受信するまで、あらかじめ定めた周期で、該隣接端末に対して前記IP設定用MACフレームを繰返し送信する上記(17)のIPアドレス割付方法。
(19)前記IP設定済みパケットを受信した前記監視装置は、該IP設定済みパケットの送信元の前記隣接端末に対して、該IP設定済みパケットを受信したことを示すIP設定済み受付パケットを返送するとともに、該IP設定済みパケットの送信元の前記隣接端末のIPアドレスを割付済みとする表示を前記登録情報に設定する上記(17)または(18)のIPアドレス割付システム。
(20)前記IP設定済みパケットの送信元の前記隣接端末は、前記監視装置から前記IP設定済み受付パケットを受信するまで、あらかじめ定めた周期で、該監視装置に対して前記IP設定済みパケットを繰返し送信する上記(19)のIPアドレス割付システム。
本発明のIPアドレス割付システムおよびIPアドレス割付方法によれば、以下に記載するような効果を奏することができる。
第1の効果は、ユーザは、監視装置上に、ネットワークに接続される端末の配置(接続ポート)を示す位置を配置情報として設定することにより、端末におけるMACアドレス等を気にすることなく、期待するIPアドレスの付与を行うことが可能である。
第2の効果は、ユーザは、監視装置と直接接続を行う最近傍の端末のIPアドレスのみの設定を人手で行うだけで、他の端末については、IPアドレスの付与を、人手で行う必要はなく、自動的に行うことが可能である。
第3の効果は、監視装置側にて各端末に割り付けた全てのIPアドレスを一元管理することができ、ユーザの人的ミスによるIPアドレスの重複を防ぐことが可能である。
以下、本発明によるIPアドレス割付システムおよびIPアドレス割付方法の好適実施形態例について添付図を参照して説明する。
まず、本発明の特徴を示す動作例についてその概略を説明する。本発明は、スイッチやルータ相当のネットワーク端末(以降、単に「端末」と略称する)のIPアドレスを、監視装置上においてユーザがあらかじめ任意に設定しておいた通りのアドレスに、当該監視装置から自動的に割り付けることを可能としている点を特徴としている。
ここで、当該監視装置は、監視対象とする端末のIPアドレスの登録情報、位置情報、接続形態情報などの配置情報を保持する機能を有している。一方、端末においては、人的に(人手によって)、IPアドレス等のネットワークアドレスを設定することができる機能を有しており、ネットワーク構築当初においては、監視装置と直接接続される端末は、監視装置と通信を行うために、人的にIPアドレスをあらかじめ設定する必要がある。
また、端末においては、自端末に隣接する端末のMACアドレスを認識することができる機能を有している。ここで、隣接する端末の検索については、公知のSTP(Spanning−Tree Protocol)プロトコルを使用することによって可能であり、ここでは、説明を省略する。
さらに、端末においては、自端末に隣接する端末に対して、MACフレームのみで通信を行うことができる機能を有しており、隣接する端末に対して、MACアドレスを用いてIPアドレスの設定を指示する“IP設定用MACフレーム”を送信することができる機能を有している。
また、端末においては、隣接する端末から“IP設定用MACフレーム”を受信した場合に、自端末に対してIPアドレスを設定する機能を有しており、自端末のIPアドレスの設定が終了すると、“IP設定用MACフレーム”を送信してきた隣接の端末に対して“IP設定済みMACフレーム”を送信する機能を有している。
端末においては、IPアドレスの設定を終了した場合、IPアドレスの割付指示をしてきた監視装置に対して“IP設定済みパケット”を送信する機能を有している。
監視装置は、“IP設定済みパケット”を受信することにより、端末にIPアドレスが割り付け済みであることを検知することができる機能を有しており、“IP設定済みパケット”の送信元の端末に対しても、IPアドレスが未割り当ての端末にIPアドレスを割り付ける指示となる“IP設定用パケット”を送信する機能を有している。
端末において、“IP設定用パケット”を監視装置から受信した場合、IPアドレスを設定すべき隣接の端末に対して“IP設定用MACフレーム”を送信する機能を有している。
以上のようにして、本発明においては、DHCP機能のように一意に割り付けられたIPアドレスを端末側にて設定することもなく、また、ユーザがIPアドレスを各端末に一々設定する必要もなく、ユーザが監視装置にあらかじめ入力しておいた任意のIPアドレスを端末に設定することが可能となっている。
[実施例の構成]
次に、本発明によるIPアドレス割付システムの一構成例を説明する。図1は、本発明によるIPアドレス割付システムの構成の一例を示すシステム構成図である。図1に示す構成例においては、LANなどのネットワークに、監視装置a01、端末b01,b02,b03が接続されている。
ネットワーク構築当初においては、監視装置a01、および、当該監視装置a01と直接接続される最近傍の端末b01においては、監視装置a01と端末b01間のネットワーク通信を、IPパケットを使用して行うことができるように、人的に(人手によって)それぞれのIPアドレスをあらかじめ設定することが必要である。ここで、図1においては、端末b01,b02,b03それぞれのMACアドレスが“00−0C−76−00−00−01”、“00−0C−76−00−00−02”、“00−0C−76−00−00−03”であり、監視装置a01、端末b01それぞれにユーザが割り当てたIPアドレスが、“192.168.0.0”、“192.168.0.1”であり、端末b02,b03には、まだ、IPアドレスが割り当てられていない状態にある。
一方、図2で示すように、監視装置a01においては、IPアドレス割付システムMAPとして、各端末間の接続関係を示す配置情報を設定する配置図と、各端末に割り当てるべきIPアドレス等のネットワークアドレス情報を登録情報として登録しているIPアドレス割り当て表とを有している。監視装置a01においては、当該監視装置a01における監視対象の各端末に関して、ユーザによって、端末b01,b02,b03の配置図の作成することが可能である。また、配置図の作成過程において、ユーザによって、端末b01,b02,b03に対して任意のIPアドレスの割り振りが行われる。図2は、本発明によるIPアドレス割付システムの監視装置a01でユーザが作成する端末b01,b02,b03の配置図とそれぞれに割り当てるべきIPアドレスを説明するための模式図である。
図2の配置図においては、監視装置a01と直接接続される最近傍の端末は、端末b01であり、そのport1に隣の端末b02が接続され、さらに、端末b02のport2に隣の端末b03が接続されている場合を示している。ここで、図2のIPアドレス割り当て表に示すように、ユーザが各端末b01,b02,b03に割り付けたいIPアドレスとして、監視装置a01に設定したアドレスは、それぞれ、“192.168.0.1”、“192.168.0.2”、“192.168.0.3”であり、このうち、監視装置a01と直接接続されている端末b01については、図1にて説明したように、ネットワーク構築当初において、監視装置a01とIPパケットを使用した通信が可能なように人的に(人手で)IPアドレスが設定され、すでに割り当て済みの状態にあるが、端末b02,b03については、まだIPアドレスが設定されていない状態にある。なお、各端末b01,b02,b03とも、Subnet Mask(サブネットマスク)は、
“255.255.255.0”、Default Gateway(デフォルトゲートウェイ)は“192.168.0.254”であるものとしている。
また、各端末b01,b02,b03は、STPプロトコルによる隣接探索処理機能を有しており、隣接する端末のMACアドレスを探索することができる。端末b01は、隣接端末として端末b02のMACアドレスの情報を取得することができる。また、端末b02は、隣接端末として端末b01および端末b03のMACアドレスの情報を取得することができる。端末b03は、隣接端末として端末b02のMACアドレスの情報を取得することができる。
ここで、まだIPアドレスが割り当てられていない端末b02,b03に対してIPアドレスを割り当てる動作について説明する。まず、監視装置a01に直接接続されていてIPアドレスが割り当て済みの端末b01に対して、監視装置a01は、配置図とIPアドレス割り当て表とを参照して、該端末b01に隣接する端末b02のIPアドレスの割り当てを指示する“IP設定用パケット”を送信する。監視装置a01から端末b01に対して送信される“IP設定用パケット”のパケットフォーマットの一例を図3に示している。図3に例示するように、監視装置a01は、端末b01のPort1に接続されている隣接端末b02に対してIPアドレス“192.168.0.2”、Subnet Mask“255.255.255.0”、Default Gateway“192.168.0.254”を設定することを指示する
“IP設定用パケット”を作成して、端末b01に対して、隣接する端末b02のIP設定を指示するパケットとして、あらかじめ定めた一定間隔で送信している。
端末b01は、監視装置a01から“IP設定用パケット”を受信すると、あらかじめ探索済みのMACアドレスを参照して、“IP設定用パケット”に指定されたポート「Port1」に隣接端末が存在するか否かの判断を行い、存在する場合は、当該隣接端末b02のMACアドレスを取り出して、図4で例示するような“IP設定用MACフレーム”を作成するとともに、図5(A)で例示するような“IP設定受付パケット(成功時)”の作成を行う。
一方、隣接端末が存在しない場合は、図5(B)で例示するような“IP設定受付パケット(失敗時)”のパケット生成のみを行い、隣接端末b02に対する“IP設定用MACフレーム”の生成は行わない。
図4は、端末b01が隣接端末b02に対してIPアドレスの設定を指示する“IP設定用MACフレーム”の一例を示すフレームフォーマットであり、隣接端末b02のMACアドレス“00−0C−76−00−00−02”を用いて、監視装置a01から受信した“IP設定用パケット”のIPアドレス、Subnet Mask、Default Gatewayを隣接端末b02に対して転送するものである。また、図5は、“IP設定用パケット”を受信した端末b01が、監視装置a01に対して、隣接端末b02のIPアドレスの設定指示処理が可能か否かを返信するための“IP設定受付パケット”の一例を示すパケットフォーマットであり、監視装置a01から受信した“IP設定用パケット”の「Port」部を、設定指示処理の可否を示す「Flag」に置換した形式で返送する。図5(A)が、設定指示処理が可能な旨(成功:SUCCESS)を示し、図5(B)が、設定指示処理が不可能な旨(失敗:FAIL)を示している。
端末b01は、前述したように、指定されたポート「Port1」に隣接端末の端末b02が存在している場合には、図4に示す“IP設定用MACフレーム”を隣接端末の端末b02に対して、一定間隔で送信する。さらに、端末b01は、“IP設定受付パケット(成功時)”を監視装置a01に対して返送する。一方、端末b01は、指定されたポート「Port1」に隣接端末が存在していない場合には、監視装置a01に対して“IP設定受付パケット(失敗時)”の返送のみを行う。
監視装置a01では、端末b01からの“IP設定受付パケット(成功時)”または“IP設定受付パケット(失敗時)”を受信すると、端末b01に対する“IP設定用パケット”の送信処理を停止する。受信した“IP設定受付パケット”のフラグが「FAIL」のとき、すなわち、“IP設定受付パケット(失敗時)”を受信したときは、IP割り当て表に、端末b02の“割り当て”のステータスを“未”から“失敗”に変更し、次に、割り当て可能な端末の検索を行う。
端末b01における設定指示処理が可能な場合で、端末b02が、隣接する端末の端末b01から“IP設定用MACフレーム”を受信すると、受信した“IP設定用MACフレーム”の内容に従って当該端末b02自身のIPアドレスを設定する。端末b02は、当該端末b02自身のIPアドレスの設定が完了すると、“IP設定用MACフレーム”の送信元の端末b01のMACアドレスを取り出して、端末b01に対して、図6に例示するような“IP設定済みMACフレーム”を送信する。また、このとき、さらに、監視装置a01に対して、図7に例示するような“IP設定済みパケット”の送信をあらかじめ定めた一定間隔で送信する。図6は、“IP設定用MACフレーム”の送信元の端末b01に対してIPアドレスの設定が完了した旨を通知する“IP設定済みMACフレーム”の一例を示すフレームフォーマットであり、図7は、監視装置a01に対して“IP設定用パケット”で指示されたIPアドレスの設定が完了した旨を通知する“IP設定済みパケット”の一例を示すパケットフォーマットである。
端末b01は、端末b02より“IP設定済みMACフレーム”を受信すると、一定間隔で送信していた“IP設定用MACフレーム”の送信処理を停止する。一方、監視装置a01は、端末b02より“IP設定済みパケット”を受信すると、端末b02に対して、図8で例示するような“IP設定済み受付パケット”を送信する。図8は、“IP設定済みパケット”
の送信元の端末b02に対して受信した旨を通知する“IP設定済み受付パケット”の一例を示すパケットフォーマットである。このときに、監視装置a01では、IP割り当て表に、端末b02の“割り当て”のステータスを“未”から“済”に変更する。
端末b02は、監視装置a01より“IP設定済み受付パケット”を受信すると、一定間隔で送信していた“IP設定済みパケット”の送信処理を停止する。
以上の動作によって、端末b02は、監視装置a01であらかじめユーザが設定していた所望のIPアドレス「192.168.0.2」に割り付けられる。同様の動作を、端末b03にも行うことにより、端末b03にも監視装置a01であらかじめユーザが設定していた所望のIPアドレス「192.168.0.3」の割り付けが行われる。
[実施例の動作の説明]
次に、図9のフローチャートを用いて、監視装置a01の動作についてさらに説明する。図9は、本発明によるIPアドレス割付システムの監視装置a01の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、監視装置a01においては、監視対象として、ネットワークに接続される各端末の配置情報や、ネットワークアドレスに関する登録情報として各端末のIPアドレス、Subnet Mask、Default Gatewayなどをユーザからの入力に基づいて、図2のように作成する(ステップS01)。
次に、監視装置a01は、IPアドレスが既に設定されている端末の中で、当該監視装置a01に最も近く、かつ、隣接端末のIPアドレスが未設定の状態にある端末を検索する(ステップS02)。
検索結果として、該当する端末が検出された場合は(ステップS03のYES)、監視装置a01は、検出された端末に対して、自動的に、当該端末に隣接する隣接端末に関するIPアドレスの設定を指示する“IP設定用パケット”の送信を予め定めた一定時間間隔で繰返し行う(ステップS04)。一方、該当する端末が検出されなかった場合は(ステップS03のNO)、管理対象としている全ての端末について、IPアドレスが設定済みの状態になっているものとして、処理を完了する。
“IP設定用パケット”の送信先の端末より、受信したことを通知する“IP設定受付パケット”が送付されてくるまで(ステップS05のNO)、前述のように、一定時間間隔で、“IP設定用パケット”を繰返し送信するが、“IP設定受付パケット”が送付されてきた時点で(ステップS05のYES)、“IP設定用パケット”の送信を停止するとともに、通知されてきた“IP設定受付パケット”のフラグをチェックし、IPアドレスの設定動作に成功したか否かを確認する(ステップS06)。
“IP設定用パケット”の送信先の端末より通知されてきた“IP設定受付パケット”のフラグが失敗を示すFAILであった場合は(ステップS06のNO)、IPアドレス割り当て表の「割り当てフラグ」にIPアドレス割り当てに失敗したことを示す「失敗」を設定するとともに、送信先の該端末に隣接する隣接端末が存在しない状態にあるものとして、ステップS02に戻って、次のIPアドレス未設定の端末の検索を継続する。
“IP設定用パケット”の送信先の端末より通知されてきた“IP設定受付パケット”のフラグが成功を示すSUCCESSであった場合は(ステップS06のYES)、送信済みの“IP設定用パケット”にてIPアドレスの割付対象としているIP未設定の端末より“IP設定済みパケット”が送信されてくるまで(ステップS07のNO)、パケットを待ち合わせるパケット受信モードに切り替わる。
“IP設定用パケット”にてIPアドレスの割付対象としているIP未設定の端末より、指定された通りのIPアドレスに設定したことを示す“IP設定済みパケット”が送信されてきた場合(ステップS07のYES)、IPアドレス割り当て表の「割り当てフラグ」にIPアドレス割り当て済みを示す「済」を設定するとともに、
“IP設定済みパケット”を受信したことを示す“IP設定済み受付パケット”を作成し、“IP設定済みパケット”の送信元の端末に対して送信する(ステップS09)。ここで、“IP設定済み受付パケット”を“IP設定用パケット”の送信先であった端末に対しても送信するようにしても良い。この段階にて、IPアドレスの割付対象のIP未設定の端末にIPアドレスが設定された状態になったことを監視装置a01で認知することができたので、再び、ステップS02に戻って、次のIPアドレス未設定の端末の検索を継続する。
次に、図10のフローチャートを用いて、監視装置a01より“IP設定用パケット”を受け取るIPアドレス設定済みの端末の動作についてさらに説明する。図10は、本発明によるIPアドレス割付システムのIPアドレス設定済みの端末の動作の一例を示すフローチャートである。
IPアドレス設定済みの端末においては、通常、監視装置a01より“IP設定用パケット”を受信可能な待ち受け状態になっている。監視装置a01より“IP設定用パケット”が送信されてきた場合、“IP設定用パケット”を受信して(ステップS11)、“IP設定用パケット”に含まれている指定ポート番号先に隣接端末が存在するか否かを確認する(ステップS12)。
隣接端末が存在しない場合は(ステップS12のNO)、“IP設定受付パケット”のフラグを隣接端末が存在しない旨を示すFAILに設定して、“IP設定用パケット”の送信元の監視装置a01に対して送信して(ステップS17)、次のパケットの待ち受け状態に戻る。
一方、指定されたポート番号先に隣接端末が存在する場合は(ステップS12のYES)、隣接端末のMACアドレスを用いて、受信した“IP設定用パケット”を、当該隣接端末のIPアドレスの設定を指示するための“IP設定用MACフレーム”に変換する(ステップS13)。また、“IP設定受付パケット”のフラグを隣接端末が存在する旨を示すSUCCESSに設定して、“IP設定用パケット”の送信元の監視装置a01に対して送信する(ステップS14)。
しかる後、IPアドレスの設定を指示する“IP設定用MACフレーム”を隣接端末に対して送信する(ステップS15)。“IP設定用MACフレーム”の送信先の隣接端末より、指定された通りのIPアドレスに設定したことを通知する“IP設定済みMACフレーム”が送付されてくるまで(ステップS16のNO)、あらかじめ定めた一定時間間隔で、“IP設定用MACフレーム”を繰返して送信するが、“IP設定済みMACフレーム”が送付されてきた時点で(ステップS16のYES)、“IP設定用MACフレーム”の送信を停止し、監視装置a01より“IP設定用パケット”を受信可能な待ち受け状態に復帰する。
最後に、図11のフローチャートを用いて、監視装置a01からの“IP設定用パケット”により、IPアドレスの割付対象とされているIPアドレス未設定端末の動作についてさらに説明する。図11は、本発明によるIPアドレス割付システムのIPアドレス未設定の端末の動作の一例を示すフローチャートである。
IPアドレス未設定の端末は、初期状態では、監視装置a01より“IP設定用パケット”を受信する隣接端末から、“IP設定用MACフレーム”の受信を待ち受ける待受けモードになっている。隣接端末より送信されてきた“IP設定用MACフレーム”を受信すると(ステップS21)、“IP設定用MACフレーム”に含まれていて、その宛先として指定されているMACアドレスと自端末のMACアドレスとの比較を行う(ステップS22)。
両者が同一のMACアドレスである場合は(ステップS22のYES)、自端末向けのMACフレームであるので、“IP設定用MACフレーム”中に記述されたネットワーク情報すなわちIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイに従い、IPアドレスの設定を含むネットワーク設定を行う(ステップS23)。一方、両者が異なるMACアドレスであれば、他の端末宛のMACフレームであるので、“IP設定用MACフレーム”を廃棄して、何もせずに、次のMACフレームの受信を待ち受ける状態に戻る。
受信した“IP設定用MACフレーム”によるネットワーク設定が完了した時点で、当該端末に対するIPアドレスの設定を指示する“IP設定用パケット”の送信元である監視装置a01に対して、指示された通りIPアドレスを設定したことを通知する“IP設定済みパケット”をあらかじめ定めた一定時間ごとに送信する(ステップS24)。また、“IP設定用MACフレーム”の送信元の隣接端末に対しても、“IP設定済みMACフレーム”の送信を行う(ステップS25)。
監視装置a01から、“IP設定済みパケット”を受け取った旨を示す“IP設定済み受付パケット”を受信した時点で、一定時間ごとの“IP設定済みパケット”の送信を停止し、IPアドレスが設定済みとなっているので、パケット受信モードに移行する。
ネットワークに接続されているすべての端末b01,b02,b03のIPアドレスの設定が終了するまで、以上の図9ないし図11のフローチャートのような動作を監視装置a01と端末とにより繰り返して実行することにより、IPアドレスの設定が行われる。
なお、以上の説明においては、監視装置a01にてIPアドレスの管理対象とする端末数が、端末b01,b02,b03の3台の場合について説明しているが、2台であっても良いし、3台を超えていても良いことは言うまでもない。
以上に説明したように、本発明においては、以下のような効果を奏することができる。まず、ユーザは、監視装置a01上に、ネットワークに接続される端末の配置(接続ポート)を示す位置を配置情報として設定することにより、端末におけるMACアドレス等を気にすることなく、期待するIPアドレスの付与を行うことが可能である。
また、ユーザは、監視装置a01と直接接続された最近傍の端末のIPアドレスのみ設定を人手で行うだけで、他の端末については、IPアドレスの付与を、人手で行う必要はなく、自動的に行うことが可能である。
さらに、監視装置a01側にて各端末に割り付けた全てのIPアドレスを一元管理することができ、ユーザの人的ミスによるIPアドレスの重複を防ぐことが可能である。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることは、当業者には容易に理解できよう。
本発明によるIPアドレス割付システムの構成の一例を示すシステム構成図である。 本発明によるIPアドレス割付システムの監視装置でユーザが作成する各端末の配置図とそれぞれに割り当てるべきIPアドレスを説明するための模式図である。 監視装置から端末に対して送信される“IP設定用パケット”の一例を示すパケットフォーマットである。 端末が隣接端末に対してIPアドレスの設定を指示する“IP設定用MACフレーム”の一例を示すフレームフォーマットである。 “IP設定用パケット”を受信した端末が、監視装置に対して、隣接端末のIPアドレスの設定指示処理が可能か否かを返信するための“IP設定受付パケット”の一例を示すパケットフォーマットである。 “IP設定用MACフレーム”の送信元の端末に対してIPアドレスの設定が完了した旨を通知する“IP設定済みMACフレーム”の一例を示すフレームフォーマットである。 監視装置に対して“IP設定用パケット”で指示されたIPアドレスの設定が完了した旨を通知する“IP設定済みパケット”の一例を示すパケットフォーマットである。 “IP設定済みパケット” の送信元の端末に対して受信した旨を通知する“IP設定済み受付パケット”の一例を示すパケットフォーマットである。 本発明によるIPアドレス割付システムの監視装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明によるIPアドレス割付システムのIPアドレス設定済みの端末の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明によるIPアドレス割付システムのIPアドレス未設定の端末の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
a01 監視装置
b01,b02,b03 端末

Claims (18)

  1. ネットワークを介してIPアドレスを用いてパケットを送受信する端末と、
    少なくとも、各端末間の接続関係を示す配置情報と各端末のIPアドレスの登録情報とを管理するとともに、前記ネットワーク上にIPアドレスが未だ割り付けられていない端末である未割付端末が存在している場合に、該IPアドレスを割り付ける監視装置と
    を備えたIPアドレス割付システムにおいて、
    前記監視装置が、
    前記ネットワーク上に前記未割付端末が存在している場合、ユーザが各端末それぞれに対応して任意にあらかじめ設定登録したIPアドレスの中から前記未割付端末に割り付けるべきIPアドレスを前記登録情報に基づいて取り出すとともに、前記未割付端末に隣接する前記端末のうち、IPアドレス割付済みの割付済み端末を前記配置情報から取得して、該割付済み端末に対して、隣接の前記未割付端末のIPアドレスの割付を指示するIP設定用パケットを作成して送信することを特徴とするIPアドレス割付システム。
  2. 前記ネットワークを構築当初においては、前記監視装置と、該監視装置が管理対象とする各端末のうち、該監視装置と直接接続される最近傍端末とは、それぞれ、ユーザにより人手でIPアドレスを設定することにより、前記IP設定用パケットを送信する前記割付済み端末を、前記最近傍端末とすることを特徴とする請求項に記載のIPアドレス割付システム。
  3. 前記監視装置から前記IP設定用パケットを受信した前記割付済み端末は、STPプロトコル(Spanninng−Tree Protocol)によりあらかじめ取得している隣接端末のMACアドレスを用いて、該IP設定用パケットに指定されているポートの接続先に前記隣接端末が存在しているか否かを確認して、存在の有無を示すIP設定受付パケットを作成して、前記IP設定用パケットの送信元の前記監視装置に対して返送することを特徴とする請求項1または2に記載のIPアドレス割付システム。
  4. 前記監視装置は、前記割付済み端末から前記IP設定受付パケットを受信するまで、あらかじめ定めた周期で、該割付済み端末に対して前記IP設定用パケットを繰返し送信することを特徴とする請求項に記載のIPアドレス割付システム。
  5. 前記割付済み端末は、受信した前記IP設定用パケットに指定されているポートの接続先に前記隣接端末が存在している場合、該隣接端末に対して、該IP設定用パケットに含まれているIPアドレスの設定を指示するIP設定用MACフレームを送信することを特徴とする請求項3または4に記載のIPアドレス割付システム。
  6. 前記割付済み端末から前記IP設定用MACフレームを受信したIPアドレス未割付の前記隣接端末は、該IP設定用MACフレームに指定されているIPアドレスを設定するとともに、設定が完了したことを示すIP設定済みMACフレームを、該IP設定用MACフレームの送信元の前記割付済み端末に返送し、かつ、新たに設定したIPアドレスを用いて設定完了を示すIP設定済みパケットを作成して、割付を指示した前記監視装置に対して送信することを特徴とする請求項に記載のIPアドレス割付システム。
  7. 前記割付済み端末は、前記隣接端末から前記IP設定済みMACフレームを受信するまで、あらかじめ定めた周期で、該隣接端末に対して前記IP設定用MACフレームを繰返し送信することを特徴とする請求項に記載のIPアドレス割付システム。
  8. 前記IP設定済みパケットを受信した前記監視装置は、該IP設定済みパケットの送信元の前記隣接端末に対して、該IP設定済みパケットを受信したことを示すIP設定済み受付パケットを返送するとともに、該IP設定済みパケットの送信元の前記隣接端末のIPアドレスを割付済みとする表示を前記登録情報に設定することを特徴とする請求項6または7に記載のIPアドレス割付システム。
  9. 前記IP設定済みパケットの送信元の前記隣接端末は、前記監視装置から前記IP設定済み受付パケットを受信するまで、あらかじめ定めた周期で、該監視装置に対して前記IP設定済みパケットを繰返し送信することを特徴とする請求項に記載のIPアドレス割付システム。
  10. ネットワークを介してIPアドレスを用いてパケットを送受信する端末と、
    少なくとも、各端末間の接続関係を示す配置情報と各端末のIPアドレスの登録情報とを管理する監視装置とを備え、
    前記監視装置が、前記ネットワーク上にIPアドレスが未だ割り付けられていない端末である未割付端末が存在していることを検知した場合に、前記登録情報のIPアドレスを割り付けるIPアドレス割付方法において、
    前記監視装置が、前記ネットワーク上に前記未割付端末が存在していることを検知した場合、ユーザが前記監視装置に対して各端末それぞれに対応して任意にあらかじめ設定登録したIPアドレスの中から前記未割付端末に割り付けるべきIPアドレスを前記登録情報に基づいて取り出すとともに、前記未割付端末に隣接する前記端末のうち、IPアドレス割付済みの割付済み端末を前記配置情報から取得して、該割付済み端末に対して、隣接の前記未割付端末のIPアドレスの割付を指示するIP設定用パケットを作成して送信することを特徴とするIPアドレス割付方法。
  11. 前記ネットワークを構築当初においては、前記監視装置と、該監視装置が管理対象とする各端末のうち、該監視装置と直接接続される最近傍端末とは、それぞれ、ユーザにより人手でIPアドレスを設定することにより、前記IP設定用パケットを送信する前記割付済み端末を、前記最近傍端末とすることを特徴とする請求項10に記載のIPアドレス割付方法。
  12. 前記監視装置から前記IP設定用パケットを受信した前記割付済み端末は、STPプロトコル(Spanninng−Tree Protocol)によりあらかじめ取得している隣接端末のMACアドレスを用いて、該IP設定用パケットに指定されているポートの接続先に前記隣接端末が存在しているか否かを確認して、存在の有無を示すIP設定受付パケットを作成して、前記IP設定用パケットの送信元の前記監視装置に対して返送することを特徴とする請求項10または11に記載のIPアドレス割付方法。
  13. 前記監視装置は、前記割付済み端末から前記IP設定受付パケットを受信するまで、あらかじめ定めた周期で、該割付済み端末に対して前記IP設定用パケットを繰返し送信することを特徴とする請求項12に記載のIPアドレス割付方法。
  14. 前記割付済み端末は、受信した前記IP設定用パケットに指定されているポートの接続先に前記隣接端末が存在している場合、該隣接端末に対して、該IP設定用パケットに含まれているIPアドレスの設定を指示するIP設定用MACフレームを送信することを特徴とする請求項12または13に記載のIPアドレス割付方法。
  15. 前記割付済み端末から前記IP設定用MACフレームを受信したIPアドレス未割付の前記隣接端末は、該IP設定用MACフレームに指定されているIPアドレスを設定するとともに、設定が完了したことを示すIP設定済みMACフレームを、該IP設定用MACフレームの送信元の前記割付済み端末に返送し、かつ、新たに設定したIPアドレスを用いて設定完了を示すIP設定済みパケットを作成して、割付を指示した前記監視装置に対して送信することを特徴とする請求項14に記載のIPアドレス割付方法。
  16. 前記割付済み端末は、前記隣接端末から前記IP設定済みMACフレームを受信するまで、あらかじめ定めた周期で、該隣接端末に対して前記IP設定用MACフレームを繰返し送信することを特徴とする請求項15に記載のIPアドレス割付方法。
  17. 前記IP設定済みパケットを受信した前記監視装置は、該IP設定済みパケットの送信元の前記隣接端末に対して、該IP設定済みパケットを受信したことを示すIP設定済み受付パケットを返送するとともに、該IP設定済みパケットの送信元の前記隣接端末のIPアドレスを割付済みとする表示を前記登録情報に設定することを特徴とする請求項15または16に記載のIPアドレス割付システム。
  18. 前記IP設定済みパケットの送信元の前記隣接端末は、前記監視装置から前記IP設定済み受付パケットを受信するまで、あらかじめ定めた周期で、該監視装置に対して前記IP設定済みパケットを繰返し送信することを特徴とする請求項17に記載のIPアドレス割付システム。
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