JP2003229080A - 表示装置、気密容器および該気密容器の製造方法 - Google Patents

表示装置、気密容器および該気密容器の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気密容器の気密性を確実に確保し、電極の電
位に漏電が発生することを抑制する。 【解決手段】 外部から電位が与えられるアノード15
が配置されるフェイスプレート13と、このフェイスプ
レート13に間隔をあけて対向して設けられるリアプレ
ート14と、このリアプレート14の外面側からリアプ
レートを通してアノード15に電位を供給するための金
属ピン22と、リアプレート14に設けられて金属ピン
22が挿入される貫通孔21とを備える。そして、金属
ピン22は、貫通孔21内に位置する軸部31と、この
軸部31と一体に設けられて貫通孔21の開口端部に位
置するフランジ部32とを有し、フランジ部32が、貫
通孔21を気密に閉塞してリアプレート14に接合され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、文字や画
像等の情報を表示するテレビジョン受像機あるいはコン
ピューター等のディスプレイや、文字を表示するメッセ
ージボード等の表示装置に関する。また、本発明は、表
示装置が備える気密容器およびこの気密容器の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、表示装置として、カラー陰極線管
(CRT)が広く用いられているが、駆動原理が陰極か
ら出射された電子ビームを偏向させ、画面の蛍光体を発
光させる方式のため、画面サイズに応じて奥行きを確保
する必要があった。一般に、表示装置は、画面サイズを
大きくすることに伴い、奥行きも長くなる。このため、
表示装置としては、設置スペースの拡大、重量の増加と
いった問題から、薄型で軽量化の可能である平面型の表
示装置が強く切望されている。
【0003】従来の平面型の表示装置としては、例えば
特開平09−045266号公報に開示されているよう
な表面伝導型電子放出型の表示装置(以下、SEDと称
する。)や、特開平05−114372号公報に開示さ
れているような電界放出型の表示装置(以下、FEDと
称する。)が知られている。
【0004】図8に、FED(特開平05−11437
2)の斜視図を示す。このFEDについて図面を参照し
て簡単に説明する。
【0005】FED101は、画像等の情報を表示する
表示部として気密容器を備えている。この気密容器は、
図8に示すように、アノードである給電導電層108が
設けられた前面パネル106と、カソード109が設け
られた背面パネル107との間に、絶縁層111、11
2が挟み込まれて封着されて、薄型平面型をなす構成さ
れている。この気密容器は、内部の空気が、吸引ポンプ
に連通された排気管(不図示)を用いて吸い出された状
態に封止されることにより、真空構造とされている。
【0006】また、気密容器は、給電導電層108に電
圧を印加するために、背面パネル107に、先端に弾性
体115を有する蛍光面電位給電用端子114が挿通さ
れる孔部116が設けられている。そして、気密容器
は、孔部116内に挿通された蛍光面電位給電用端子1
14の基端側に設けられた端子導出部117が孔部11
6から引き出されるとともに、この孔部116および端
子導出部117がシール体118によって気密に覆われ
て封止されている。
【0007】以上のように構成された気密容器を有する
FED101は、給電導電層108とカソード109間
に電圧をかけることにより、カソード109から電子を
放出する。FED101は、放出された電子が蛍光面1
20を発光させて画素をなし、前面パネル106上に画
像等を表示する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の表示装置が備える気密容器は、内部を真空状態に維持
するために、孔部および蛍光面電位給電用端子の端子導
出部等をシール体等の封止部材によって気密に覆って封
止する必要があった。
【0009】すなわち、本発明が解決しようとする課題
の1つは、気密容器の内部に設けられた電極に電位を供
給するための構成を好適に実現することである。特に、
気密容器が気密性を維持し易い構成を実現することを課
題の1つとする。また、電位を内部に供給するための貫
通孔の開口端部の電位を容易に規定できる構成を実現す
ることを課題の1つとする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の1つは以下のよ
うに構成される。すなわち、本発明に係る表示装置は、
電子を放出するカソードと、外部から電位が与えられる
電極とを備える表示装置であって、電極が配置される第
1の基板と、この第1の基板に間隔をあけて対向して設
けられる第2の基板と、この第2の基板の外面側から第
2の基板を通して電極に電位を供給するための第1の導
電性部材と、第2の基板に設けられて第1の導電性部材
が挿入される貫通孔とを備える。そして、第1の導電性
部材は、貫通孔内に位置する第1の部分と、この第1の
部分と一体に設けられて貫通孔の開口端部に位置する第
2の部分とを有する。この第1の導電性部材は、第2の
部分が、貫通孔を気密に閉塞して第2の基板に接合され
ている。
【0011】以上のように構成された表示装置におい
て、第1の導電性部材の第1の部分と第2の部分が一体
に設けられた構成とは、第1の導電性部材の第1の部分
と第2の部分とを電気的に接続する構成であり、かつ第
1の基板と第2の基板との間の空間の圧力と、第2の基
板の外面側の圧力との圧力差が負荷される部分に結合部
分をもたない構成である。すなわち、第1の部分と第2
の部分とを別体に設けられて、これら各部分を結合して
構成され、かつ結合した部分に上述した圧力差が負荷さ
れるように構成された場合には、結合した部分の気密性
を十分に確保する必要がある。しかしながら、本発明に
よれば、第1の導電性部材おいて、前記圧力差が負荷さ
れるような部分に結合部をもたないため、第1の導電性
部材そのものにおける気密性の破れを抑制することがで
きる。
【0012】また、本発明に係る表示装置は、第2の部
分が、第2の基板の外面上に気密に接合されている。
【0013】また、本発明に係る表示装置は、第1の導
電性部材と電気的に接続される第2の導電性部材を備え
る。そして、第2の導電性部材は、第2の基板の内面側
の貫通孔の開口端部に接触されていることが好ましい。
この構成により、第2の基板の内面の貫通孔の開口端部
(周縁部)の電位を規定することができる。特に、第2
の基板の内面の貫通孔の開口端部に導電性膜を設けて、
この導電性膜と第2の導電性部材とが接触するように構
成することが好適である。
【0014】また、本発明に係る表示装置は、第1の導
電性部材と電極との間に位置して設けられて、これら第
1の導電性部材と電極とにそれぞれ電気的に接続される
導電性易変形部材を備えることが好ましい。この構成に
よれば、導電性易変形部材が変形することにより、第1
の基板と第2の基板の間隔に誤差があった場合でも、第
1の導電性部材と電極の間の電気的な接続を確実なもの
とすることができる。なお、導電性易変形部材として
は、バネ、特に好適には圧縮コイルバネを用いることが
できる。ただし、導電性易変形部材としては、バネに限
るものではなく、第1の基板と第2の基板とを組み立て
る際にこれら各基板の間隔に応じて変形可能なものであ
ればよい。
【0015】また、本発明に係る表示装置においては、
第1の導電性部材の基材の熱膨張係数と第2の基板の熱
膨張係数との差の絶対値を3.0×10-6/℃以内にす
ると好適である。これにより第2の基板と第1の導電性
部材との接合面における熱応力の発生を好適に抑制する
ことができる。これにより剥離を抑制し、良好な接合を
実現することができる。なお第2の基板としては熱膨張
係数が5.0×10-6/℃以上9.0×1.0-6/℃以
下のものが好適である。第1の導電性部材は、熱膨張係
数が2.0×10-6/℃以上12.0×10-6/℃以下
の基材からなる構成を好適に採用でき、更には該範囲内
であってかつ第2の基板の熱膨張係数との差の絶対値が
3.0×10-6/℃以内であると好適である。基材とし
ては、金属(合金を含む)やガラスを採用することがで
きる。また、基材の表面に膜を形成したものを第1の導
電性部材として用いてもよい。基材が絶縁体の場合に
は、表面の膜を導電性メッキ等の導電性膜とすることに
より導電性を付与することができる。
【0016】また、本発明に係る表示装置が備える第1
の導電性部材の第2の部分には、第2の基板と接合材を
介して接合される接合部に、接合材との濡れ性を向上さ
せる膜が設けられることが好ましい。濡れ性を向上する
ための膜としては、例えばメッキが採用されてもよく、
金メッキを採用することが特に好適である。
【0017】また、本発明に係る表示装置は、接合材
が、金属材からなることが好ましい。金属材としては合
金でもよい。また金属材以外のものとしては例えば低融
点ガラスを用いてもよい。
【0018】また、本発明に係る表示装置は、電極に、
カソードから放出される電子を加速する電位が供給され
る。
【0019】また、本発明の1つは以下のように構成さ
れる。すなわち、本発明に係る他の表示装置は、電子を
放出するカソードと、外部から電位が与えられる電極と
を備える表示装置であって、電極が配置される第1の基
板と、この第1の基板に間隔をあけて対向して設けられ
る第2の基板と、この第2の基板に設けられて第2の基
板の外面側から電極に電位を供給するための貫通孔と、
この貫通孔と電極との間に設けられた導電性部材とを備
える。そして、導電性部材は、第2の基板の外面側から
電位が供給されて、第2の基板の内面側の貫通孔の開口
端部に接触されている。
【0020】以上のように構成された本発明に係る表示
装置によれば、導電性部材が、第2の基板の内面側の貫
通孔の開口端部に接触されることによって、接触する接
触部の電位を規定することができる。
【0021】また、本発明に係る表示装置が備える第2
の基板には、導電性部材との接触部に導電性膜が設けら
れていることが好ましい。
【0022】また、本発明に係る表示装置は、導電性部
材と電極との間に位置して設けられる導電性易変形部材
を備える。そして、この導電性易変形部材は、導電性部
材と電極のそれぞれと電気的に接続されていることが好
ましい。
【0023】また、本発明の1つは以下のように構成さ
れる。すなわち、本発明に係る気密容器は、内部の圧力
が外部の圧力よりも低く、内部に外部からの電位が与え
られる電極を備える気密容器であって、電極が形成され
る第1の基板と、この第1の基板に間隔をあけて対向し
て設けられた第2の基板と、この第2の基板の外面側か
ら第2の基板を通して電極に電位を供給するための導電
性部材と、第2の基板に設けられて導電性部材が挿入さ
れる貫通孔とを備える。そして、導電性部材は、貫通孔
内に位置する第1の部分と、この第1の部分と一体に設
けられて貫通孔の開口端部に位置する第2の部分とを有
する。この導電性部材は、第2の部分が、貫通孔を気密
に閉塞して第2の基板に接合されている。
【0024】また、本発明の1つは以下のように構成さ
れる。すなわち、本発明に係る他の気密容器は、内部の
圧力が外部の圧力よりも低く、内部に外部から電位が与
えられる電極を備える気密容器であって、電極が形成さ
れる第1の基板と、この第1の基板に間隔をあけて対向
して設けられる第2の基板と、この第2の基板に設けら
れて第2の基板の外面側から電極に電位を供給するため
の貫通孔と、この貫通孔と電極との間に位置して設けら
れた導電性部材とを備える。そして、導電性部材は、第
2の基板の外面側から電位が供給され、第2の基板の内
面側の貫通孔の開口端部に接触されている。
【0025】また、本発明の1つは以下のように構成さ
れる。すなわち、本発明に係る気密容器の製造方法は、
内部に電極を備える気密容器の製造方法であって、気密
容器に設けられた貫通孔を閉塞するための蓋体を接合装
置に固定し、貫通孔の開口端部と蓋体とを接合材を介し
て接触させ、接合材を溶かすことにより、貫通孔の開口
端部に蓋体を接合させて、貫通孔を気密に閉塞する第1
の工程と、貫通孔の開口端部に接合された蓋体を接合装
置から分離する第2の工程とを有する。
【0026】また、本発明に係る気密容器の製造方法
は、超音波振動を発生する発生手段を備える接合装置を
用いて、超音波振動によって、蓋体と貫通孔の開口端部
とを接合材を介して拡散接合する。
【0027】なお、本発明において、第2の基板の内面
とは、第1の基板に対向する前面を指し、また第2の基
板の外面とは、表示装置の背面側に臨む背面を指して表
すものである。
【0028】また、本発明に係る気密容器および気密容
器の製造方法において、本発明の表示装置またはこの表
示装置に係る他の発明(各従属項)の少なくとも1つを
組み合わせて構成してもよいことは勿論である。すなわ
ち、本発明は、必要に応じて、独立項である請求項9、
12、13、14の少なくとも1つと、請求項1または
請求項1の従属項の少なくとも1つとを組み合わせて構
成されてもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について、薄型平面型の表示装置を図面を参照して説明
する。
【0030】(第1の実施形態)図1に示すように、表
示装置1は、文字や画像等の各種情報を表示する表示部
5を有している。また、表示装置1は、表示部5を駆動
制御する制御部(不図示)と、表示部5および制御部を
支持する支持フレーム(不図示)と、表示部5、制御部
および支持フレームを覆う外筐であるカバー8とを備え
ている。
【0031】表示部5は、図2および図3に示すよう
に、内部が気密に維持された気密容器10と、この気密
容器10内に大気中から電位を供給する給電構造である
電圧印加構造部11とを有している。
【0032】気密容器10は、図2に示すように、主面
上にアノード15が設けられたフェイスプレート13
と、主面上にカソード(不図示)が設けられたリアプレ
ート14と、これらフェイスプレート13とリアプレー
ト14とを対向させた対向間隙に挟み込まれる枠16と
スペーサ(不図示)とを備えている。
【0033】フェイスプレート13およびリアプレート
14は、例えば、熱膨張係数8.0〜9.0×10-6
℃のガラス材によって厚さが2.8mm程度に形成され
ている。枠16は、例えば、フェイスプレート13およ
びリアプレート14をなすガラス材と同種のガラス材に
よって例えば厚さ1.1mm程度に形成されている。枠
16とスペーサ(不図示)は、フェイスプレート13と
リアプレート14との対向間隙に接着されて設けられて
いる。
【0034】フェイスプレート13、リアプレート14
および枠16は、フリット(不図示)を用いて接着され
ており、フェイスプレート13とリアプレート14との
間の気密性が確保されている。このため、気密容器10
の内部は真空にされている。
【0035】そして、本発明の要部である電圧印加構造
部11は、図3に示すように、気密容器10のリアプレ
ート14に設けられた貫通孔21と、この貫通孔21内
に挿通されてアノード15に電位を供給する金属ピン2
2と、この金属ピン22に電気的に接続される金属板2
3と、この金属板23に電気的に接続される圧縮コイル
バネ24と、金属ピン22をフェイスプレート13に接
合するための接合材25と、金属ピン22と金属板23
を電気的に接続するためのソケット26とを有してい
る。
【0036】また、貫通孔21の開口端部には、表示部
5の背面側に臨むリアプレート14の背面(以下、リア
プレート14の外面と称する。)上に、内面側金属ペー
スト27aが円環状に設けられており、フェイスプレー
ト13に対向するリアプレート14の前面(以下、リア
プレート14の内面と称する。)上に、外面側金属ペー
スト27cが円環状に設けられている。さらに、これら
内面側金属ペースト27aおよび外面側金属ペースト2
7cの外周側には、図2および図3に示すように、外周
側金属ペースト27b,27dがそれぞれ設けられてい
る。
【0037】貫通孔21は、直径が2mm程度に形成さ
れており、その外周部に設けられた各金属ペースト27
a、27b、27c、27dは、銀を主成分とするペー
スト材を印刷した後、360℃で10分間乾燥し、42
0℃で10分間焼成することによって形成されている。
【0038】金属ピン22は、貫通穴21に挿通される
小径部である軸部31と、この軸部31の基端側に一体
に設けられた大径部である略円板状のフランジ部32と
を有している。金属ピン22は、例えば、材料として4
2Ni−6Cr−Fe合金(熱膨張係数7.5〜9.8
×10-6/℃)によって形成することができる。ここで
は熱膨張係数9.0×10-6/℃のNi−6Cr−Fe
合金からなる金属ピンを用いた。金属ピン22は、軸部
31が直径0.5mm程度、フランジ部32が直径5m
m程度に形成されている。そして、金属ピン22は、熱
膨張を、リアプレート14を形成したガラス材(熱膨張
係数9.0×10-6/℃)の熱膨張と略一致させること
で、電圧印加構造部11の作製時に生じる熱応力を緩和
している。
【0039】なお、金属ピン22は、材料として、例え
ば、インバー合金、47Ni−Fe合金(熱膨張係数
3.0〜5.5×10-6/℃)や、42Ni−6Cr−
Fe合金(熱膨張係数7.5〜9.8×10-6/℃)な
ど、リアプレート14に使用されるガラス材の熱膨張係
数(5.0〜9.0×10-6/℃)に合わせる(熱膨張
係数の差の絶対値が3.0×10-6/℃以内になる)よ
うに、熱膨張係数2.0〜12.0×10-6/℃の金属
材から適宜選択することが好ましい。
【0040】さらに、金属ピン22の表面には、接合材
25との濡れ性を向上して接合強度を向上するための導
電性メッキ35が被覆されている。導電性メッキ35と
して、例えば、無電解ニッケルメッキを厚さ3μm程度
被覆した後に、無電解金メッキを厚さ0.05μm程度
で金属ピン22全体に被覆している。なお、導電性メッ
キ35としては、例えば金、銀、ニッケル、銅などの材
料から、接合材25との濡れ性を考慮して選択すること
が好ましい。
【0041】そして、金属ピン22は、フランジ部32
が、リアプレート14の外面上に、接合材25を介して
接合されている。接合材25としては、例えばインジウ
ムを使用している。金属ピン22と金属ペースト27c
との間の1箇所のみを電圧印加構造部11の接合面とす
ることにより、接合不良による漏電や強度低下が生じる
確率を抑えることができる。なお、接合材としては、下
地である金属ペースト27cとの濡れ性を考慮して、例
えばインジウム、鉛半田、フリットなどの材料から適宜
選択することが好ましい。
【0042】圧縮コイルバネ24は、レーザースポット
溶接によって金属板23の主面上に接合されている。圧
縮コイルバネ24は、例えば、線径0.2mmのステン
レス鋼線によって、自然長7mm、外径4mmをなす形
状に形成されている。電圧印加構造部11は、圧縮コイ
ルバネの構造を採用したことにより、バネ長さを短くし
ても、バネピッチを大きくすることで、比較的大きなス
トロークを得ることが可能とされて、薄型平面型の表示
装置1に特有の比較的狭いエリアにおいても弾性力を安
定して機能させることができる。
【0043】金属板23は、例えば、直径5mm、厚さ
0.05mm程度のステンレス板をエッチング処理する
ことにより作製される。この金属板23は、金属ピン2
2の軸部31が挿通される中心穴(不図示)を有してい
る。ソケット26は、導電性を有する金属材料によって
円筒状に形成されており、金属板23の中心穴にソケッ
ト26が係合されて設けられている。
【0044】そして、金属板23は、ソケット26内に
金属ピン22の軸部31を嵌め込むことによって位置決
めされて、フェイスプレート13の設置後に、溶接され
ている圧縮コイルバネ24によってリアプレート14側
に押し付けられることにより、さらに確実に位置決めさ
れて設置される。
【0045】以上のように構成された電圧印加構造部1
1は、電圧が、リアプレート14の外面側から印加さ
れ、貫通孔21に軸部31が挿通された金属ピン22を
介し、ソケット26、金属板23、圧縮コイルバネ24
を通って、アノード15に印加される。
【0046】そして、表示装置1が備える表示部5に
は、アノード15に電圧を印加することにより、リアプ
レート14上のカソードから真空中に放出された電子が
加速され、アノード15に設けられた蛍光体(不図示)
に衝突し発光させることによって画像等の情報が表示さ
れる。
【0047】上述した電圧印加構造部11は、圧縮コイ
ルバネ24、ソケット26、金属板23と金属ピン22
をそれぞれ別体とした導通構造を採用したことにより、
金属ピン22のリアプレート14に対する設置位置の精
度にかかわらずに圧縮コイルバネ24を設置できるた
め、圧縮コイルバネ24の弾性力を安定して得ることが
できる。さらに、圧縮コイルバネ24、ソケット26、
金属板23と金属ピン22とを別体に構成したことによ
り、金属ピン22の設置後に、圧縮コイルバネ24、ソ
ケット26、金属板23を設置することができ、金属ピ
ン22の設置加工時の変形を防止することができる。
【0048】金属ペースト27cは、接合材25が導電
性を有しているため、金属ピン22とほぼ同電位であ
り、金属ペースト27aは金属ピン22と同電位である
金属板23に接触させることによって、金属ピン22と
ほぼ同電位としている。一方、金属ペースト27b、2
7dは接地されている。これは、電圧を規定した導電性
の金属ペーストで囲み電位基準を決めることによって、
電圧印加構造部11全体の電位を安定させるためであ
る。
【0049】また、電圧印加構造部11は、構造体であ
る金属ピン22、圧縮コイルバネ24が、貫通穴21の
外周部の各金属ペースト27a、27b、27c、27
dによって包囲されることによって、形状に起因して構
造体などの突起状をなす部分に生じ易い電界集中を、端
部の形状を滑らかに作製し易い金属ペースト27a、2
7b、27c、27dで肩代わりさせることで、電界集
中に起因して発生する放電を抑制することができる。
【0050】上述した電圧印加構造部11を組み立てる
組立方法について図面を参照して説明する。図4に、超
音波半田ごてを用いて電圧印加構造部11を組み立てる
状態の斜視図を示し、図5に電圧印加構造部11を組み
立てる工程を示す。
【0051】図5(a)に示すように、リアプレート1
4のカソード(不図示)側の内面上に各金属ペースト2
7a、27bを印刷によって塗布し、同様に外面上に各
金属ペースト27c、27dを印刷によって塗布して、
420℃で10分間焼成した。
【0052】次いで、図4に示すように、超音波半田ご
て37の保持部38に金属ピン22のフランジ部32を
取り付けて保持させる。図5(b)および図5(c)に
示すように、超音波半田ごて37の保持部38によって
保持された金属ピン22を、フランジ部32とリアプレ
ート14との間に接合材25を挟み込んで、保持部37
を図4中矢印a方向に移動させて、リアプレート14の
外面側から貫通孔21内へ金属ピン22の軸部31を挿
通して設置する。
【0053】超音波半田ごて37を加熱することによ
り、接合材25であるインジウムが溶融する160℃ま
で昇温する。接合材25が溶融したときに、超音波半田
ごて37によって超音波振動を印加するとともに、超音
波半田ごて37を移動させて、リアプレート14の貫通
孔21内に金属ピン22の軸部31を押し込み、その後
接合材25を室温まで冷却する。
【0054】接合材25が十分に冷却された後、超音波
半田ごて37の保持部37を金属ピン22のフランジ部
32から取り外す。その後、図4(d)に示すように、
リアプレート14の内面側から金属板23と圧縮コイル
バネ24を金属ピン22の軸部31に差し込むことによ
って、電圧印加構造部11が完成する。
【0055】上述したように、超音波半田ごて37を使
用することによって、接合材25、金属ペースト27
a、27c、金属ピン22のフランジ部32の接合界面
の酸化層を破って拡散接合が行われ、良好な接合が可能
となる。また、超音波半田ごて37の保持部37に金属
ピン22が保持されることによって、超音波半田ごて3
7による加熱温度と超音波を十分に接合材25と接合界
面に印加することができる。これにより、リアプレート
14の貫通孔21に対して金属ピン22を高い気密性で
接合することが可能とされて、気密容器10に電圧を良
好に印加することができる。
【0056】上述したように、第1の実施形態の表示装
置1によれば、電圧印加構造部11が、金属ピン22、
金属板23、圧縮コイルバネ24と、これらの構造体の
周囲を囲む各金属ペースト27a、27b、27c、2
7dとを有し、超音波半田ごて37を用いて作製するこ
とにより、貫通孔21を封止する接合界面を1箇所にす
ることができ、接合不良や漏電の確率を抑えることがで
きる。したがって、この表示装置1によれば、製造時の
歩留まりを向上することができ、より廉価な表示装置を
提供することができる。
【0057】(第2の実施形態)つぎに、他の電圧印加
構造部を備える第2の実施形態の表示装置を説明する。
この第2の実施形態の表示装置は、上述した第1の実施
形態の表示装置1と電圧印加構造部の一部を除く基本的
な構成が同一であるため、同一部材には同一符号を付し
て説明を省略する。図6に電圧印加構造部の縦断面図を
示す。
【0058】図6に示すように、第2の実施形態の表示
装置2が備える電圧印加構造部51は、リアプレート1
4の貫通孔21内に挿通されてアノード15に電位を供
給するためのガラスピン53と、このガラスピン53に
電気的に接続される金属板55と、この金属板55に電
気的に接続される圧縮コイルバネ54とを有している。
【0059】ガラスピン53は、貫通穴21に挿通され
る小径部である軸部56と、この軸部56の基端側に一
体に設けられた大径部である略円板状のフランジ部57
とを有している。ガラスピン53は、例えば、材料とし
てPD200(旭硝子株式会社製)によって、軸部56
が直径1.5mm程度、フランジ部57が直径5mm程
度に形成されている。そして、ガラスピン53は、熱膨
張を、リアプレート14を形成したガラス材(熱膨張係
数8.0〜9.0×10-6/℃)の熱膨張と略一致させ
ることで、電圧印加構造部11の作製時に生じる熱応力
を緩和している。
【0060】また、ガラスピン53の表面には、接合材
25との濡れ性を向上して接合強度を向上するための導
電性メッキ58が被覆されている。導電性メッキ58と
して、例えば、無電解ニッケルメッキを厚さ3μm程度
被覆した後に、無電解金メッキを厚さ0.05μm程度
でガラスピン53全体に被覆している。
【0061】そして、ガラスピン53は、フランジ部5
7が、リアプレート14の外面上に、接合材25を介し
て接合されている。接合材25としては、フリットを使
用している。電圧印加構造部51は、ガラスピン53と
金属ペースト27cとの間の1箇所のみを接合面とする
ことにより、接合不良による漏電や強度低下が生じる確
率を抑えることができる。
【0062】圧縮コイルバネ54は、一端がレーザース
ポット溶接によってガラスピン53の軸部71の先端に
接合されている。圧縮コイルバネ54は、例えば、線径
0.2mmのピアノ線によって、自然長2mm、外径
1.2mmをなす形状に形成されている。電圧印加構造
部51は、圧縮コイルバネの構造を採用したことによ
り、バネ長さを短くしても、バネピッチを大きくするこ
とで、比較的大きなストロークを得ることが可能とされ
て、薄型平面型の表示装置1に特有の比較的狭いエリア
においても弾性力を安定して機能させることができる。
【0063】上述したように、ガラスピン53と圧縮コ
イルバネ54を一体的に構成したことによって、ガラス
ピン53と圧縮コイルバネ54との接触不良によるアノ
ード15への導通不良が発生することを抑えられる。
【0064】金属板55は、例えば、直径6mm、厚さ
0.05mm程度のステンレス板をエッチング処理する
ことにより作製される。この金属板55は、プレス加工
によって外周部が反らされており、内面側金属ペースト
27aとの接触が良好に確保されている。また、この金
属板55は、ガラスピン53の軸部56が挿通される中
心穴(不図示)を有しており、この中心穴にソケット2
6が係合されている。
【0065】以上のように構成された電圧印加構造部5
1は、電圧が、リアプレート14の外面側から印加さ
れ、貫通孔21に軸部31が挿通されたガラスピン53
を介し、ソケット26、金属板55、圧縮コイルバネ5
4を通って、アノード15に印加される。
【0066】そして、表示装置2が備える表示部には、
アノード15に電圧を印加することにより、リアプレー
ト14上のカソードから真空中に放出された電子が加速
され、アノード15に設けられた蛍光体に衝突し発光さ
せることによって画像等の情報が表示される。
【0067】上述した電圧印加構造部51は、接合材2
5が導電性を有しているため、金属ペースト27cがガ
ラスピン53とほぼ同電位であり、金属ペースト27a
がガラスピン53と同電位である金属板55に接触させ
ることによって、ガラスピン53とほぼ同電位としてい
る。一方、金属ペースト27b、27dは接地されてい
る。これは、電圧を規定した導電性の金属ペーストで囲
み電位基準を決めることによって、電圧印加構造部51
全体の電位を安定させるためである。
【0068】また、電圧印加構造部51は、構造体であ
るガラスピン53、圧縮コイルバネ54が、貫通穴21
の外周部の各金属ペースト27a、27b、27c、2
7dによって包囲されることによって、形状に起因して
構造体などの突起状をなす部分に生じ易い電界集中を、
端部の形状を滑らかに作製し易い金属ペースト27a、
27b、27c、27dで肩代わりさせることで、電界
集中に起因して発生する放電を抑制することができる。
【0069】上述した電圧印加構造部51を接合材25
としてフリットを用いて組み立てる組立方法を説明す
る。
【0070】リアプレート14のカソード側の内面上に
各金属ペースト27a、27bを印刷によって塗布し、
同様に外面上に各金属ペースト27c、27dを印刷に
よって塗布して、420℃で10分間焼成した。
【0071】次いで、超音波半田ごて37の保持部38
にガラスピン53のフランジ部57を取り付けて保持さ
せる。超音波半田ごて37の保持部38によって保持さ
れたガラスピン53を、フランジ部57とリアプレート
14との間に接合材25を挟み込んで、保持部37を矢
印a方向に移動させて、リアプレート14の外面側から
貫通孔21内へガラスピン53の軸部56を挿通して設
置する。
【0072】超音波半田ごて37を加熱することによ
り、接合材25であるフリットが溶融する420℃まで
昇温する。ここで、超音波半田ごて37による局所的な
加熱であるときにリアプレート14が熱割れし易くなる
が、リアプレート14全体をホットプレート(不図示)
により350℃付近まで昇温させることで熱割れの発生
を抑えることができる。
【0073】そして、接合材25が溶融したときに、超
音波半田ごて37によって超音波振動を印加するととも
に、超音波半田ごて37を移動させて、リアプレート1
4の貫通孔21内にガラスピン53の軸部56を押し込
み、その後接合材25を室温まで冷却する。
【0074】接合材25が十分に冷却された後、超音波
半田ごて37の保持部37をガラスピン53のフランジ
部57から取り外す。その後、リアプレート14の内面
側から金属板55と圧縮コイルバネ54をガラスピン5
3の軸部56に差し込むことによって、電圧印加構造部
51が完成する。
【0075】上述したように、超音波半田ごて37を使
用することによって、接合材25、金属ペースト27
a、27c、ガラスピン53のフランジ部57の接合界
面の酸化層を破って拡散接合が行われ、良好な接合が可
能となる。また、超音波半田ごて37の保持部37にガ
ラスピン53が保持されることによって、超音波半田ご
て37による加熱温度と超音波を十分に接合材25と接
合界面に印加することができる。これにより、リアプレ
ート14の貫通孔21に対してガラスピン53を高い気
密性で接合することが可能とされて、気密容器に電圧を
良好に印加することができる。
【0076】上述したように、第2の実施形態の表示装
置2によれば、電圧印加構造部51が、ガラスピン5
3、金属板55、圧縮コイルバネ54と、これらの構造
体の周囲を囲む各金属ペースト27a、27b、27
c、27dとを有し、超音波半田ごて37を用いて作製
することにより、貫通孔21を封止する接合界面を1箇
所にすることができ、接合不良や漏電の確率を抑えるこ
とができる。したがって、この表示装置2によれば、製
造時の歩留まりを向上することができ、より廉価な表示
装置を提供することができる。
【0077】(第3の実施形態)最後に、更に他の電圧
印加構造部を備える第3の実施形態の表示装置について
説明する。この第3の実施形態の表示装置は、上述した
第1の実施形態の表示装置と電圧印加構造部を除く基本
構成が同一であるため、同一部材には同一符号を付して
説明を省略する。図7に電圧印加構造部の縦断面図を示
す。
【0078】第3の実施形態の表示装置3が備える電圧
印加構造部61は、図7に示すように、リアプレート1
4の貫通孔21内に挿入されてアノード15に電位を供
給する金属ピン63と、この金属ピン63に電気的に接
続される金属板64と、この金属板64に電気的に接続
される圧縮コイルバネ65とを有している。
【0079】金属ピン63は、貫通穴21に挿入される
小径部である軸部71と、この軸部71の基端側に一体
に設けられた大径部である略円板状のフランジ部72と
を有している。金属ピン63は、例えば、材料として4
7Ni−Fe合金(熱膨張係数3.0〜5.5×10-6
/℃)を用いればよく、ここでは熱膨張係数5.5×1
-6/℃の47Ni−Fe合金からなる金属ピンとし
た。軸部71が直径1.5mm程度、フランジ部72が
直径5mm程度に形成されている。そして、リアプレー
ト14を構成するガラス材としては熱膨張係数が8.0
×10-6/℃のものを用いたので、金属ピン63の熱膨
張係数と、リアプレート14を形成したガラス材の熱膨
張係数との差が2.5×10-6/℃となり、3.0×1
-6/℃以内であるため、電圧印加構造部61の作製時
に生じる熱応力が抑制されている。
【0080】また、金属ピン63の軸部71には、金属
板64の一部が係合される係合孔74が、軸部71の先
端側から軸方向と平行に加工されている。この係合孔7
4は、孔径0.6mm程度に形成されており、軸部71
の中心部で、孔径が1.5倍に拡径されて加工されてい
る。
【0081】さらに、金属ピン63の表面には、接合材
25との濡れ性を向上して接合強度を向上するための導
電性メッキ73が被覆されている。導電性メッキ73と
して、例えば、無電解ニッケルメッキを厚さ3μm程度
被覆した後に、無電解銀メッキを厚さ0.05μm程度
で、係合孔74内を除く金属ピン63全体に被覆してい
る。
【0082】そして、金属ピン63は、フランジ部72
が、リアプレート14の外面上に、接合材25を介して
接合されている。接合材25としては、例えば鉛半田を
使用している。電圧印加構造部61は、金属ピン63と
金属ペースト27cとの間の1箇所のみを接合面とする
ことにより、接合不良による漏電や強度低下が生じる確
率を抑えることができる。
【0083】圧縮コイルバネ65は、レーザースポット
溶接によって金属板64の主面上に接合されている。圧
縮コイルバネ65は、例えば、線径0.2mmのステン
レス鋼線によって、自然長7mm、外径4mmをなす形
状に形成されている。電圧印加構造部61は、圧縮コイ
ルバネの構造を採用したことにより、バネ長さを短くし
ても、バネピッチを大きくすることで、比較的大きなス
トロークを得ることが可能とされて、薄型平面型の表示
装置3に特有の比較的狭いエリアにおいても弾性力を安
定して機能させることができる。
【0084】金属板64は、例えば、直径5mm、厚さ
0.05mm程度のステンレス板をエッチング処理する
ことにより作製される。この金属板64の主面の中央部
には、金属ピン63の軸部71の係合孔74に係合され
るフック68が一体に設けられている。このフック68
は、例えば、線径0.2mm程度のステンレス鋼線によ
って形成されており、金属板64の主面の中央部に溶接
されて接合されている。また、フック68は、例えば金
属板64の主面の一部を切り起こして形成されてもよ
い。フック68は、金属板64の係合孔74に係合され
ることにより、金属ピン63と金属板64の導通を確保
している。
【0085】そして、金属板64は、金属ピン63の軸
部71の係合孔74にフック68を係合させることによ
って位置決めされて、フェイスプレート13の設置後
に、溶接されている圧縮コイルバネ65によってリアプ
レート14側に押し付けられることにより、さらに確実
に位置決めされて設置される。
【0086】以上のように構成された電圧印加構造部6
1は、電圧が、リアプレート14の外面側から印加さ
れ、貫通孔21に軸部71が挿入された金属ピン63を
介し、フック68、金属板64、圧縮コイルバネ65を
通って、アノード15に印加される。
【0087】そして、表示装置1が備える表示部には、
アノード15に電圧を印加することにより、リアプレー
ト14上のカソードから真空中に放出された電子が加速
され、アノード15に設けられた蛍光体に衝突し発光さ
せることによって画像等の情報が表示される。
【0088】上述した電圧印加構造部61は、圧縮コイ
ルバネ65、フック68、金属板64と金属ピン63を
それぞれ別体とした導通構造を採用したことにより、金
属ピン63のリアプレート14に対する設置位置の精度
にかかわらずに圧縮コイルバネ65を設置できるため、
圧縮コイルバネ65の弾性力を安定して得ることができ
る。さらに、圧縮コイルバネ65、フック68、金属板
64と金属ピン63とを別体に構成したことにより、金
属ピン63の設置後に、圧縮コイルバネ65、金属板6
4を設置することができ、金属ピン63の設置加工時の
変形を防止することができる。
【0089】金属ペースト27cは、接合材25が導電
性を有しているため、金属ピン63とほぼ同電位であ
り、金属ペースト27aは金属ピン63と同電位である
金属板64に接触させることによって、金属ピン63と
ほぼ同電位としている。一方、金属ペースト27b、2
7dは接地されている。これは、電圧を規定した導電性
の金属ペーストで囲み電位基準を決めることによって、
電圧印加構造部61全体の電位を安定させるためであ
る。
【0090】また、電圧印加構造部61は、構造体であ
る金属ピン63、圧縮コイルバネ65が、貫通穴21の
外周部の各金属ペースト27a、27b、27c、27
dによって包囲されることによって、形状に起因して構
造体などの突起状をなす部分に生じ易い電界集中を、端
部の形状を滑らかに作製し易い金属ペースト27a、2
7b、27c、27dで肩代わりさせることで、電界集
中に起因して発生する放電を抑制することができる。
【0091】上述した電圧印加構造部61を接合材25
として鉛半田を用いて組み立てる組立方法を説明する。
【0092】リアプレート14のカソード側の内面上に
各金属ペースト27a、27bを印刷によって塗布し、
同様に外面上に各金属ペースト27c、27dを印刷に
よって塗布して、420℃で10分間焼成した。
【0093】次いで、超音波半田ごて37の保持部38
に金属ピン63のフランジ部72を取り付けて保持させ
る。超音波半田ごて37の保持部38によって保持され
た金属ピン63を、フランジ部72とリアプレート14
との間に接合材25を挟み込んで、保持部37を矢印a
方向に移動させて、リアプレート14の外面側から貫通
孔21内へ金属ピン63の軸部71を挿入して設置す
る。
【0094】超音波半田ごて37を加熱することによ
り、接合材25である鉛半田が溶融する160℃まで昇
温する。接合材25が溶融したときに、超音波半田ごて
37によって超音波振動を印加するとともに、超音波半
田ごて37を移動させて、リアプレート14の貫通孔2
1内に金属ピン63の軸部71を押し込み、その後接合
材25を室温まで冷却する。
【0095】接合材25が十分に冷却された後、超音波
半田ごて37の保持部37を金属ピン63のフランジ部
72から取り外す。その後、リアプレート14の内面側
から金属板64と圧縮コイルバネ65を金属ピン63の
軸部71に差し込むことによって、電圧印加構造部61
が完成する。
【0096】上述したように、超音波半田ごて37を使
用することによって、接合材25、金属ペースト27
a、27c、金属ピン63のフランジ部72の接合界面
の酸化層を破って拡散接合が行われ、良好な接合が可能
となる。また、超音波半田ごて37の保持部37に金属
ピン63が保持されることによって、超音波半田ごて3
7による加熱温度と超音波を十分に接合材25と接合界
面に印加することができる。これにより、リアプレート
14の貫通孔21に対して金属ピン63を高い気密性で
接合することが可能とされて、気密容器10に電圧を良
好に印加することができる。
【0097】上述したように、第3の実施形態の表示装
置3によれば、電圧印加構造部61が、金属ピン63、
金属板64、圧縮コイルバネ65と、これらの構造体の
周囲を囲む各金属ペースト27a、27b、27c、2
7dとを有し、超音波半田ごて37を用いて作製するこ
とにより、貫通孔21を封止する接合界面を1箇所にす
ることができ、接合不良や漏電の確率を抑えることがで
きる。したがって、この表示装置1によれば、製造時の
歩留まりを向上することができ、より廉価な表示装置を
提供することができる。
【0098】なお、本実施形態に係る表示装置が備える
各電圧印加構造部は、圧縮コイルバネを有する構成とさ
れたが、例えば、板バネ等の他のバネや、導電性を有す
る弾性材料等を有する構成とされてもよいことは勿論で
ある。
【0099】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、第1の
導電性部材の第2の部分と貫通孔との接合不良や、電極
の電位に漏電が発生することを抑制することができる。
したがって、本発明によれば、気密容器の製造時に気密
容器の歩留まりを向上することを可能とし、より廉価な
表示装置、気密容器およびこの気密容器の製造方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の表示装置を示す
斜視図である。
【図2】前記表示装置が備える気密容器を背面側から示
す背面図である。
【図3】図1の電圧印加構造部を示すA−A断面図であ
る。
【図4】超音波半田ごてを用いて電圧印加構造部を組み
立てる状態を示す斜視図である。
【図5】前記電圧印加構造部を組み立てる工程を説明す
るために示す縦断面図である。
【図6】本発明に係る第2の実施形態の表示装置が備え
る気密容器の要部を示す縦断面図である。
【図7】本発明に係る第3の実施形態の表示装置が備え
る気密容器の要部を示す縦断面図である。
【図8】従来の表示装置の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 表示装置 2 表示装置 3 表示装置 5 表示部 10 気密容器 11 電圧印加構造部 13 フェイスプレート 14 リアプレート 15 アノード 16 枠 21 貫通孔 22 金属ピン 23 金属板 24 圧縮コイルバネ 25 接合材 26 ソケット 27a 内面側金属ペースト 27b 外面側金属ペースト 27c,27d 外周側金属ペースト 31 軸部 32 フランジ部 35 導電性メッキ 37 超音波半田ごて 51 電圧印加構造部 53 ガラスピン 54 圧縮コイルバネ 55 金属板 56 軸部 57 フランジ部 58 導電性メッキ 61 電圧印加構造部 63 金属ピン 64 金属板 65 圧縮コイルバネ 68 フック 71 軸部 72 フランジ部 73 導電性メッキ 74 係合溝 101 表示装置 106 前面パネル 107 背面パネル 108 給電導電層 109 カソード 114 蛍光面電位給電用端子 115 弾性体 116 孔部 117 端子導出部 120 蛍光面

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子を放出するカソードと、外部から電
    位が与えられる電極とを備える表示装置であって、 前記電極が配置される第1の基板と、 該第1の基板に間隔をあけて対向して設けられる第2の
    基板と、 該第2の基板の外面側から該第2の基板を通して前記電
    極に電位を供給するための第1の導電性部材と、 前記第2の基板に設けられて前記第1の導電性部材が挿
    入される貫通孔と、を備え、 前記第1の導電性部材は、前記貫通孔内に位置する第1
    の部分と、該第1の部分と一体に設けられて前記貫通孔
    の開口端部に位置する第2の部分とを有し、該第2の部
    分が、前記貫通孔を気密に閉塞して前記第2の基板に接
    合されていることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の部分は、前記第2の基板の外
    面上に気密に接合されている請求項1に記載の表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の導電性部材と電気的に接続さ
    れる第2の導電性部材を備え、 該第2の導電性部材は、前記第2の基板の内面側の前記
    貫通孔の開口端部に接触されている請求項1または2に
    記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の導電性部材と前記電極との間
    に位置して設けられて、前記第1の導電性部材と前記電
    極とにそれぞれ電気的に接続される導電性易変形部材を
    備える請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の導電性部材は、熱膨張係数が
    2.0×10-6/℃以上12.0×10-6/℃以下の基
    材からなる請求項1ないし4のいずれか1項に記載の表
    示装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の部分には、前記第2の基板と
    接合材を介して接合される接合部に、前記接合材との濡
    れ性を向上させる膜が設けられる請求項1ないし5のい
    ずれか1項に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記接合材は、金属材からなる請求項6
    に記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記電極には、前記カソードから放出さ
    れる電子を加速する電位が供給される請求項1ないし7
    のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 電子を放出するカソードと、外部から電
    位が与えられる電極とを備える表示装置であって、 前記電極が配置される第1の基板と、 該第1の基板に間隔をあけて対向して設けられる第2の
    基板と、 前記第2の基板に設けられて該第2の基板の外面側から
    前記電極に電位を供給するための貫通孔と、 該貫通孔と前記電極との間に設けられた導電性部材と、
    を備え、 前記導電性部材は、前記第2の基板の外面側から電位が
    供給されて、前記第2の基板の内面側の前記貫通孔の開
    口端部に接触されていることを特徴とする表示装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の基板には、前記導電性部材
    との接触部に導電性膜が設けられている請求項9に記載
    の表示装置。
  11. 【請求項11】 前記導電性部材と前記電極との間に位
    置して設けられる導電性易変形部材を備え、 該導電性易変形部材は、前記導電性部材と前記電極のそ
    れぞれと電気的に接続されている請求項9または10に
    記載の表示装置。
  12. 【請求項12】 内部の圧力が外部の圧力よりも低く、
    内部に外部からの電位が与えられる電極を備える気密容
    器であって、 前記電極が形成される第1の基板と、 該第1の基板に間隔をあけて対向して設けられた第2の
    基板と、 該第2の基板の外面側から該第2の基板を通して前記電
    極に電位を供給するための導電性部材と、 前記第2の基板に設けられて前記導電性部材が挿入され
    る貫通孔と、を備え、 前記導電性部材は、前記貫通孔内に位置する第1の部分
    と、該第1の部分と一体に設けられて前記貫通孔の開口
    端部に位置する第2の部分とを有し、該第2の部分が、
    前記貫通孔を気密に閉塞して前記第2の基板に接合され
    ていることを特徴とする気密容器。
  13. 【請求項13】 内部の圧力が外部の圧力よりも低く、
    内部に外部から電位が与えられる電極を備える気密容器
    であって、 前記電極が形成される第1の基板と、 該第1の基板に間隔をあけて対向して設けられる第2の
    基板と、 前記第2の基板に設けられて該第2の基板の外面側から
    前記電極に電位を供給するための貫通孔と、 該貫通孔と前記電極との間に位置して設けられた導電性
    部材と、を備え、 前記導電性部材は、前記第2の基板の外面側から電位が
    供給され、前記第2の基板の内面側の前記貫通孔の開口
    端部に接触されていることを特徴とする気密容器。
  14. 【請求項14】 内部に電極を備える気密容器の製造方
    法であって、 前記気密容器に設けられた貫通孔を閉塞するための蓋体
    を接合装置に固定し、前記貫通孔の開口端部と前記蓋体
    とを接合材を介して接触させ、前記接合材を溶かすこと
    により、前記貫通孔の開口端部に前記蓋体を接合させ
    て、前記貫通孔を気密に閉塞する第1の工程と、 前記貫通孔の開口端部に接合された前記蓋体を前記接合
    装置から分離する第2の工程とを有することを特徴とす
    る気密容器の製造方法。
  15. 【請求項15】 超音波振動を発生する発生手段を備え
    る前記接合装置を用いて、前記超音波振動によって、前
    記蓋体と前記貫通孔の開口端部とを前記接合材を介して
    拡散接合することを特徴とする請求項14に記載の気密
    容器の製造方法。
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