JP2003222713A - 防眩性光学フィルム、偏光板およびそれを用いたディスプレイ装置 - Google Patents
防眩性光学フィルム、偏光板およびそれを用いたディスプレイ装置Info
- Publication number
- JP2003222713A JP2003222713A JP2002023870A JP2002023870A JP2003222713A JP 2003222713 A JP2003222713 A JP 2003222713A JP 2002023870 A JP2002023870 A JP 2002023870A JP 2002023870 A JP2002023870 A JP 2002023870A JP 2003222713 A JP2003222713 A JP 2003222713A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- antiglare
- liquid crystal
- optical film
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
さらにはこれらの性能を維持したまま、高精細ディスプ
レイに装着可能で、さらには白ボケの良い防眩性光学フ
ィルムを提供する。 【解決手段】透明フィルム基材の少なくとも片面に表面
微細凹凸構造を有する防眩性光学フィルムにおいて、傾
斜角度が10°以上である割合が、2%以下であり、か
つ表面微細凹凸の山の平均間隔が1μm乃至50μmであ
ることを特徴とする防眩性光学フィルム。
Description
射防止フィルム、偏光板およびそれを用いたディスプレ
イ装置に関する。
ラズマディスプレイ(PDP)エレクトロールミネッセ
ンスディスプレイ(ELD)や液晶表示装置(LCD)
のようなディスプレイ装置において、防眩性フィルムや
防眩性反射防止フィルムは 外光の反射によるコントラ
スト低下や像の映り込みを防止することを目的としてデ
ィスプレイの最表面に配置される。しかし、その反面、
斜めからディスプレイを見たときに、黒表示が白味がか
った黒色や灰色に見える。この現象は黒色の沈み込みが
悪い、あるいは黒浮きが悪い、あるいは黒色の締りが悪
い、あるいは黒色が白っぽい、あるいは白味が悪いと表
現されている。反対に黒が本来の黒色に見える場合は、
黒色の沈み込みが良い、あるいは黒浮きが良い、あるい
は黒浮きがない、あるいは黒色の締りが良い、あるいは
黒色が黒色に見える、あるいは白味が良いと表現されて
いる。この原因は防眩性付与のためのフィルム表面の凹
凸によって、表面での光の散乱が大きくなり、本来、黒
色に見える部分に散乱光が混入するためである。これは
コントラストの悪化にもつながり、ディスプレイの高級
感および表示品位を損なうため嫌われている。この対策
にはフィルム表面の凹凸の数量を少なくすることがある
が、この方法は、黒色が黒色に見えるようになるが、防
眩性が悪化していくため、防眩性を悪化させずに黒色を
黒色に見えるようにすることは難しかった。
画素サイズを小さくし、表示品位を向上させる(高精細
化)ことが望まれてきている。しかし高精細化したディ
スプレイ表示を防眩性フィルムおよび防眩性反射防止フ
ィルムを介して見ると、ギラツキが悪くなり、表示品位
が著しく悪くなる。これを解決するための方法として
は、バインダーとフィラーの屈折率を変えて、内部ヘイ
ズを持たせる方法が有効であることがわかっているが、
黒色の締りの悪化、正面コントラストの悪化、正面輝度
の低下等の弊害がある。一方、防眩性を強くすることで
ギラツキが良化することが定性的にわかっているが、防
眩性を強くしすぎると、ディスプレイ表面に光が当たっ
たときの映り込み像が大きくボケて、画面全体に白っぽ
く広がり、視認性が著しく悪化する。(これを白ボケと
呼ぶことにする。)つまり、高精細ディスプレイに対し
て、黒色が黒色に見えること、白ボケ、正面コントラス
ト、正面輝度を損なうことなく、防眩性を付与できる防
眩性フィルムや防眩性と低反射率を付与できる防眩性反
射防止フィルムは従来存在しなかった。
に見え、正面コントラストが高い防眩性光学フィルムを
提供することである。さらにはこれらの性能を維持した
まま、高精細ディスプレイに装着可能な防眩性光学フィ
ルムを提供することである。さらには白ボケの良い防眩
性光学フィルムを提供することである。さらにはこのよ
うな防眩性光学フィルムを用いた偏光板やディスプレイ
装置を提供することにある。
うに達成された。 (1)透明フィルム基材の少なくとも片面に表面微細凹
凸構造を有する防眩性光学フィルムにおいて、傾斜角度
が10°以上である割合が、2%以下であり、かつ表面
微細凹凸の山の平均間隔が1μm乃至50μmであること
を特徴とする防眩性光学フィルム。 (2)山の平均間隔が1μm乃至20μmであることを特
徴とする(1)記載の防眩性光学フィルム。 (3)フィルム表面の1乃至2平方ミクロン単位で測定
した正反射面に対する傾斜角度の平均が、1°以上 5
°未満であることを特徴とする(1)乃至(2)記載の
防眩性光学フィルム。 (4)エンボス加工によりフィルム表面に凹凸を付与す
ることで防眩性を持たせたことを特徴とする(1)乃至
(3)記載の防眩性光学フィルム。 (5)前記防眩層と透明支持体との間に少なくとも1層
の前方散乱層を有することを特徴とする、(1)乃至
(4)に記載の防眩性光学フィルム。 (6)2枚の表面保護フィルムを偏光子の表面と裏面に
貼り合わせた偏光板において、(1)乃至(5)に記載
の防眩性光学フィルムを少なくとも片面の表面保護フィ
ルムに用いたことを特徴とする偏光板。 (7)(1)乃至(5)に記載の防眩性光学フィルムを
形成前の透明支持体にアルカリ液を塗布すること、ある
いは防眩性光学フィルムを形成後に該光学フィルムにア
ルカリ液を塗布することにより、少なくとも該防眩性層
を付与する面と反対側の面を鹸化処理した防眩性光学フ
ィルムを少なくとも片面の表面保護フィルムに用いたこ
とを特徴とする偏光板。 (8)前記表面保護フィルムのうちの防眩性光学フィル
ム以外のフィルムが、該表面保護フィルムの偏光子と反
対側の面に光学異方層を含んでなる光学補償層を有する
光学補償フィルムであり、該光学異方性層がディスコテ
ィック構造単位を有する化合物からなる負の複屈折を有
する層であり、該ディスコティック構造単位の円盤面が
該表面保護フィルム面に対して傾いており、且つ該ディ
スコティック構造単位の円盤面と該表面保護フィルム面
とのなす角度が、光学異方層の深さ方向において変化し
ていることを特徴とする(5)、(6)に記載の偏光
板。 (9)(1)乃至(5)に記載の防眩性光学フィルム、
または(6)乃至(8)に記載の偏光板を少なくとも1
枚有するディスプレイ装置。 (10)(9)のディスプレイ装置がTN、STN、V
A、IPS、OCBのモードの透過型、反射型、または
半透過型の液晶表示装置である。 (11)(6)乃至(8)に記載の偏光板を少なくとも
1枚有する透過型または半透過型の液晶表示装置であ
り、視認側とは反対側の偏光板とバックライトとの間
に、偏光選択層を有する偏光分離フィルムを配置するこ
とを特徴とする液晶表示装置。 (10)(6)、(7)に記載の偏光板の防眩性光学フ
ィルムとは反対側の透明保護フィルムに、λ/4板を配
置したことを特徴とする、有機ELディスプレイ用表面
保護板。
本的な構成を、図面を引用しながら説明する。図1に示
す態様は本発明の防眩性光学フィルムの一例であり、透
明支持体1、ハードコート層2、そして低屈折率層3の
順序の層構成を有する。4は粒子である。ハードコート
層2は複数の層から成ってもよい。
ム基材の少なくとも片面に表面微細凹凸構造を有し、光
の散乱により反射像を散らして輪郭をぼかすことで防眩
性を発揮する。本発明において、傾斜角度およびその割
合は以下の方法で決定される。すなわち、面積が0.5乃
至2平方ミクロンである三角形の頂点を透明フィルム基
材面に仮定し、その点から鉛直上向きに伸ばした3つの
垂線がフィルム表面と交わる3点によって形成される三
角形の面の法線が、支持体から鉛直上向きに伸ばした垂
線となす角を表面の傾斜角度とし、そのときに基材上で
0.25平方ミリメートル以上の面積を該三角形に分割して
測定した時の全測定点の数に対して、傾斜角度が10°
以上である割合を求める。
べる。図2にあるように、支持体上の3点A,B,Cから鉛直
上向きに垂線を伸ばし、その3点が表面と交わった点を
A’、B’、C’とする。三角形A’B’C’面の法線D’
が、支持体から鉛直上向きに伸ばした垂線O’と為す角
度θを傾斜角度とする。測定面積は支持体上で0.25平方
ミリメートル以上が好ましく、この面を支持体上で三角
形に分割して測定し、求めた傾斜角度を平均して表面の
平均傾斜角度を求める。測定する装置はいくつかある
が、一例を述べる。装置はマイクロマップ社(米国)製
SXM520-AS150型を用いた場合を説明する。例えば対物レ
ンズが10倍の時、傾斜角度の測定単位は0.85平方ミクロ
ン単位であり、測定範囲は0.48平方ミリである。対物レ
ンズの倍率を大きくすれば、それに合わせて測定単位と
測定範囲は小さくなる。測定データはMAT−LAB 等のソフ
トを用いて解析し、傾斜角度分布を算出することができ
る。これにより傾斜角度が10°以上の割合を容易に求め
ることができる。本発明において、傾斜角度が10°以上
の割合は2%以下であり、さらに好ましくは1%以下で
ある。これにより、防眩性と黒色が黒色に見えることを
両立できる。
均傾斜角度は、1°以上5°未満であることが望まし
い。また、傾斜角度がある角度で極大を有してもよく、
その極大が2つ以上でも良い。例えば、傾斜角度1°で極
大を有し、10°以上の傾斜角度が2%以下で、平均傾斜角
度が4°である場合。傾斜角度1.5°と5°で極大を有
し、10°以上の傾斜角度が2%以下で、平均傾斜角度が6
°である場合などである。
用いても表面の凹凸の周期および高さを測定することが
できる。フィルム表面の断面曲線の平均線に平行で±0.
0125μmだけ離れた2本のピークカウントレベルを設け、
この下側のピークカウントレベルと曲線が交叉する点が
一回以上存在するとき、1山として、この山数で測定距
離を除したものを山の平均間隔としたときに、本発明
は、該山の平均間隔Smは、1μm以上50μm以下であ
る。さらに好ましくは1μm以上20μm以下であり、最も
好ましくは、1μm以上15μm以下である。より具体的に
説明すると、例えば、表面粗さ計SE-3C(小坂研究所)
を用いて、V.Magnification 2万あるいは1万、Cut
Off 0.25、Measuring Length 2.5、記録計 H.Magnifi
cation 50 の条件で測定すればよい。Smを小さくする
方法としては、例えば膜厚みのオーダーと同じ平均粒子
径を有する粒子をたくさん入れる方法がある。しかし従
来この方法では、白味が悪化してしまう。つまり、高精
細モニターでギラツキのない防眩性フィルムを実現する
ために表面凹凸設計だけで対応する場合には、黒色の締
りが悪いことを許容しなければならなかった。前述のよ
うな内部散乱あるいは内部ヘイズを有することでギラツ
キを良化させようとすると、ギラツキと黒色の締りの良
化をある程度両立できるが、必ずコントラストが低下す
る。本発明では正反射面に対する傾斜角度が10°以上で
ある割合を2%以下にして、Smを1μ以上50μm以下あるい
は1μm以上20μm以下にすることで、コントラストを全
く犠牲にせず、高精細モニターにおけるギラツキ防止と
黒色が黒色に見えることの悪化防止を両立することがで
きることがわかった。
ためには、防眩層の粒子の大きさ、粒子の数、防眩層の
バインダーと粒子の比率、乾燥膜厚を変えることで任意
に設定できる。塗布液物性、塗布条件、乾燥条件を変え
ることでも表面形状は制御可能である。しかし、より精
密に表面設計を行うためには、前述のエンボス加工が最
適である。エンボス加工処理については特開2000-32990
5号に詳細な記述がある。エンボスロールを所望の表面
傾斜角度分布とSmに設定して所望の表面形状を得る。本
発明の表面形状を得る方法はこれらに限定されるもので
はなく、どのような方法で表面形状を得ても良い。
値で記述されず、ハードコート層を形成する素材中に粒
子が分散している屈折率不均一層であることが好まし
い。ハードコート層を形成する素材の屈折率は1.57
以上2.00以下であることが好ましい。高屈折率素材
が2以上のエチレン性不飽和基を有するモノマーとチタ
ン、アルミニウム、インジウム、亜鉛、錫、アンチモ
ン、ジルコニウムのうちより選ばれる少なくとも一つの
酸化物からなる粒径100nm以下の微粒子とからなる
場合、微粒子の粒径が光の波長よりも十分小さいために
散乱が生じず、光学的には均一な物質として振舞うこと
が、特開平8−110401号等に記載されている。ハ
ードコート層はそれ自身で、防眩層を兼用しても良い
し、ハードコート層の上に防眩層を付与しても良い。
化水素またはポリエーテルを主鎖として有するポリマー
であることが好ましく、飽和炭化水素を主鎖として有す
るポリマーであることがさらに好ましい。バインダーポ
リマーは架橋していることが好ましい。飽和炭化水素を
主鎖として有するポリマーは、エチレン性不飽和モノマ
ーの重合反応により得ることが好ましい。架橋している
バインダーポリマーを得るためには、二以上のエチレン
性不飽和基を有するモノマーを用いることが好ましい。
高屈折率にするためには、このモノマーの構造中に芳香
族環、フッ素以外のハロゲン原子、硫黄、リン、窒素の
原子から選ばれた少なくとも1つを含むことが好まし
い。
マーの例には、多価アルコールと(メタ)アクリル酸と
のエステル(例、エチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、1,4−ジクロヘキサンジアクリレート、ペン
タエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート)、ペン
タエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールエタントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールペンタ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールヘキサ(メタ)アクリレート、1,2,3−シク
ロヘキサンテトラメタクリレート、ポリウレタンポリア
クリレート、ポリエステルポリアクリレート)、ビニル
ベンゼンおよびその誘導体(例、1,4−ジビニルベン
ゼン、4−ビニル安息香酸−2−アクリロイルエチルエ
ステル、1,4−ジビニルシクロヘキサノン)、ビニル
スルホン(例、ジビニルスルホン)、アクリルアミド
(例、メチレンビスアクリルアミド)およびメタクリル
アミドが含まれる。
タクリロイルチオフェニル)スルフィド、ビニルナフタ
レン、ビニルフェニルスルフィド、4−メタクリロキシ
フェニル−4‘−メトキシフェニルチオエーテル等が含
まれる。ポリエーテルを主鎖として有するポリマーは、
多官能エポシキ化合物の開環重合反応により合成するこ
とが好ましい。これらのエチレン性不飽和基を有するモ
ノマーは、塗布後電離放射線または熱による重合反応に
より硬化させる必要がある。
マーの重合は、光ラジカル開始剤あるいは熱ラジカル開
始剤の存在下、電離放射線の照射または加熱により行う
ことができる。従って、エチレン性不飽和基を有するモ
ノマー、光ラジカル開始剤あるいは熱ラジカル開始剤、
好ましくはマット粒子および無機フィラーを含有する塗
液を調製し、該塗液を透明支持体上に塗布後電離放射線
または熱による重合反応により硬化して反射防止フィル
ムを形成することができる。光ラジカル重合開始剤とし
ては、例えば、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、
ミヒラーのベンゾイルベンゾエート、アミロキシムエス
テル、テトラメチルチウラムモノサルファイドおよびチ
オキサントン類等が挙げられる。
好ましい。光開裂型の光ラジカル重合開始剤について
は、最新UV硬化技術(P.159,発行人;高薄一弘,発
行所;(株)技術情報協会,1991年発行)に記載さ
れている。市販の光開裂型の光ラジカル重合開始剤とし
ては、日本チバガイギー(株)製のイルガキュア(65
1,184,907)等が挙げられる。光重合開始剤
は、多官能モノマー100質量部に対して、0.1〜1
5質量部の範囲で使用することが好ましく、より好まし
くは1〜10質量部の範囲である。光重合開始剤に加え
て、光増感剤を用いてもよい。光増感剤の具体例とし
て、n−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−
ブチルホスフィン、ミヒラーのケトンおよびチオキサン
トンを挙げることができる。
マーの代わりまたはそれに加えて、架橋性基の反応によ
り、架橋構造をバインダーポリマーに導入してもよい。
架橋性官能基の例には、イソシアナート基、エポキシ
基、アジリジン基、オキサゾリン基、アルデヒド基、カ
ルボニル基、ヒドラジン基、カルボキシル基、メチロー
ル基および活性メチレン基が含まれる。ビニルスルホン
酸、酸無水物、シアノアクリレート誘導体、メラミン、
エーテル化メチロール、エステルおよびウレタン、テト
ラメトキシシランのような金属アルコキシドも、架橋構
造を導入するためのモノマーとして利用できる。ブロッ
クイソシアナート基のように、分解反応の結果として架
橋性を示す官能基を用いてもよい。また、本発明におい
て架橋基とは、上記化合物に限らず上記官能基が分解し
た結果反応性を示すものであってもよい。これら架橋基
を有する化合物は塗布後熱などによって架橋させる必要
がある。
成する素材の屈折率を高めるために、チタン、アルミニ
ウム、インジウム、亜鉛、錫、アンチモン、ジルコニウ
ムのうちより選ばれる少なくとも一つの酸化物からなる
粒径100nm以下、好ましくは50nm以下の微粒子
を含有することが好ましい。微粒子の例としては、Ti
O2、Al2O3、In2O3、ZnO、SnO2、Sb
2O3、ITO、ZrO2等が挙げられる。無機微粒子の
添加量は、ハードコート層の全質量の10乃至90質量
%であることが好ましく、20乃至80質量%であると
更に好ましく、30乃至60質量%が特に好ましい。
コート層の干渉による反射率悪化防止、色むら防止の目
的で、無機化合物または有機高分子のマット粒子が用い
られ、例えば、シリカ粒子、TiO2粒子、 Al2O3粒
子、架橋アクリル粒子、スチレン粒子、架橋スチレン粒
子、メラミン樹脂粒子、ベンゾグアナミン樹脂粒子、架
橋シロキサン粒子などが好ましく用いられる。製造時に
おける、防眩性ハードコート層塗布液中の粒子の良好な
分散安定性(バインダーとの親和性がよいため)や良好
な沈降安定性(比重が小さいため)などの点から有機高
分子粒子がより好ましい。本発明のマット粒子の平均粒
径は0.3μm以上10.0μm以下であり、0.5μ
m以上7.0μm以下がより好ましく、1μm以上6μ
mがさらに好ましい。また、マット粒子の形状として
は、球形、不定形、のいずれも使用できるが、安定な防
眩性を得る為には球形が好ましい。異なる2種以上の粒
子を併用して用いてもよい。また、ハードコート層の膜
厚の3分の1よりも大きい粒径となるマット粒子を用い
ることが好ましい。粒度分布はコールターカウンター法
や遠心沈降法等により測定できるが、分布は粒子数分布
に換算して考える。ハードコート層の乾燥膜厚は2μm
以上10μmが好ましく、3以上6μm以下がより好ま
しい。
5号公報には、防眩性反射防止フィルムにおいて、反射
防止膜を形成した後に、防眩性を付与する方法を開示し
ている。具体的には反射防止層を塗布した後、反射防止
膜をエンボスロールでプレスする方法である。本発明の
防眩性光学フィルムにおいてもこのような方法が適用で
きる。この時の圧力は1kgf/cm以上1000kgf/cm以下が
好ましく、温度は25℃以上300℃以下が好ましい。ま
た、ロールの材質は様々で、鉄、アルミのような金属や
プラスチックが使用される。
の上に低屈折率層と塗設すると、防眩性反射防止フィル
ムとなる。低屈折率層の屈折率は1.38以上1.49
以下が好ましく、1.38以上1.44である。反射防
止膜では、低屈折率層が下記式(I)をそれぞれ満足す
ることが好ましい。
n1は低屈折率層の屈折率であり、そして、d1は低屈
折率層の膜厚(nm)である。
0.15以下、水に対する接触角90°以上120°以
下となる、熱または電離放射線により架橋する含フッ素
化合物および無機微粒子が用いられることが好ましい。
低屈折率層に用いることができる架橋性のフッ素高分子
化合物としてはパーフルオロアルキル基含有シラン化合
物(例えば(ヘプタデカフルオロ−1,1,2,2−テ
トラデシル)トリエトキシシラン)等の他、含フッ素モ
ノマーと架橋性基付与のためのモノマーを構成単位とす
る含フッ素共重合体が挙げられる。含フッ素モノマー単
位の具体例としては、例えばフルオロオレフィン類(例
えばフルオロエチレン、ビニリデンフルオライド、テト
ラフルオロエチレン、ヘキサフルオロエチレン、ヘキサ
フルオロプロピレン、パーフルオロ−2,2−ジメチル
−1,3−ジオキソール等)、(メタ)アクリル酸の部
分または完全フッ素化アルキルエステル誘導体類(例え
ばビスコート6FM(大阪有機化学製)やM−2020
(ダイキン製)等)、完全または部分フッ素化ビニルエ
ーテル類等である。架橋性基付与のためのモノマーとし
てはグリシジルメタクリレートのように分子内にあらか
じめ架橋性官能基を有する(メタ)アクリレートモノマ
ーの他、カルボキシル基やヒドロキシル基、アミノ基、
スルホン酸基等を有する(メタ)アクリレートモノマー
(例えば(メタ)アクリル酸、メチロール(メタ)アク
リレート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、
アリルアクリレート等)が挙げられる。後者は共重合の
後、架橋構造を導入できることが特開平10−2538
8号および特開平10−147739号に知られてい
る。
るポリマーだけでなく、フッ素原子を含有しないモノマ
ーとの共重合体を用いてもよい。併用可能なモノマー単
位には特に限定はなく、例えばオレフィン類(エチレ
ン、プロピレン、イソプレン、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン等)、アクリル酸エステル類(アクリル酸メチル、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸2−
エチルヘキシル)、メタクリル酸エステル類(メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル、エチレングリコールジメタクリレート等)、スチレ
ン誘導体(スチレン、ジビニルベンゼン、ビニルトルエ
ン、α−メチルスチレン等)、ビニルエーテル類(メチ
ルビニルエーテル等)、ビニルエステル類(酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、桂皮酸ビニル等)、アクリル
アミド類(N−tertブチルアクリルアミド、N−シ
クロヘキシルアクリルアミド等)、メタクリルアミド
類、アクリロ二トリル誘導体等を挙げることができる。
は非晶質のものが好ましく用いられ、金属の酸化物、窒
化物、硫化物またはハロゲン化物からなることが好まし
く、金属酸化物が特に好ましい。金属原子としては、N
a、K、Mg、Ca、Ba、Al、Zn、Fe、Cu、
Ti、Sn、In、W、Y、Sb、Mn、Ga、V、N
b、Ta、Ag、Si、B、Bi、Mo、Ce、Cd、
Be、PbおよびNiが好ましく、Mg、Ca、Bおよ
びSiがさらに好ましい。二種類の金属を含む無機化合
物を用いても良い。特に好ましい無機化合物は、二酸化
ケイ素、すなわちシリカである。該無機微粒子の平均粒
径は0.001以上0.2μm以下であることが好まし
く、0.005以上0.05μm以下であることがより
好ましい。微粒子の粒径はなるべく均一(単分散)であ
ることが好ましい。該無機微粒子の添加量は、低屈折率
層の全質量の5質量%以上90質量%以下であることが
好ましく、10質量%以上70質量%以下であることが
更に好ましく、20質量%以上50質量%以下がさらに
好ましい。該無機微粒子は表面処理を施して用いること
も好ましい。表面処理法としてはプラズマ放電処理やコ
ロナ放電処理のような物理的表面処理とカップリング剤
を使用する化学的表面処理があるが、カップリング剤の
使用が好ましい。カップリング剤としては、オルガノア
ルコキシメタル化合物(例、チタンカップリング剤、シ
ランカップリング剤)が好ましく用いられる。該無機微
粒子がシリカの場合はシランカップリング処理が特に有
効である。
および防眩性反射防止フィルムの各層は、ディップコー
ト法、エアーナイフコート法、カーテンコート法、ロー
ラーコート法、ワイヤーバーコート法、グラビアコート
法やエクストルージョンコート法(米国特許26812
94号明細書)により、塗布により形成することができ
る。2つ以上の層を同時に塗布してもよい。同時塗布の
方法については、米国特許2761791号、同294
1898号、同3508947号、同3526528号
の各明細書および原崎勇次著、コーティング工学、25
3頁、朝倉書店(1973)に記載がある。
ルムのヘイズは粒子を含む層に内部散乱がない系は、0
%〜18%が好ましく、さらに好ましくは0%〜15%
である。粒子を含む層に内部散乱がある系は、15%〜
80%が好ましく、さらに好ましくは20%〜65%で
ある。
0%以上であるプラスチックフィルムを用いることが好
ましい。プラスチックフィルムを形成するポリマーとし
ては、セルロースエステル(例、トリアセチルセルロー
ス、ジアセチルセルロース、アセテートブチレートセル
ロース)、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエステ
ル(例、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナ
フタレート)、ポリスチレン、ポリオレフィン、ノルボ
ルネン系ポリマーフィルム(例、アートン、JSR
(株)製);ゼオノア、日本ゼオン(株)製;ゼオネッ
クス、日本ゼオン(株)製)およびポリメチルメタクリ
レートなどのポリアクリル系樹脂フィルム、ポリウレタ
ン系樹脂フィルム、ポリエーテルサルホンフィルム、ポ
リエステルフィルム、ポリカーボネートフィルムポリス
ルホンフィルム、ポリエーテルフィルム、ポリメチルペ
ンテンフィルムポリエーテルケトンフィルムなどがあげ
られる。このうちセルロースエステル、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレートが好ましく、
セルロースエステルがより好ましく、セルロースの低級
脂肪酸エステルがさらに好ましい。低級脂肪酸とは、炭
素原子数が6以下の脂肪酸を意味する。炭素原子数は、
2(セルロースアセテート)、3(セルロースプロピオ
ネート)または4(セルロースブチレート)であること
が好ましい。セルロースエステルとしてはセルロースア
セテートが好ましく、その例としては、ジアセチルセル
ロースおよびトリアセチルセルロースなどが挙げられ
る。セルロースアセテートプロピオネートやセルロース
アセテートブチレートのような混合脂肪酸エステルを用
いても良い。
6の水酸基は全体の置換度の1/3づつに均等に分配さ
れるわけではなく、6位水酸基の置換度が小さくなる傾
向がある。本発明ではセルロースアセテートの6位水酸
基の置換度が、2,3位に比べて多いほうが好ましい。
全体の置換度に対して6位の水酸基が30%以上40%
以下アシル基で置換されていることが好ましく、更には
31%以上、特に32%以上であることが好ましい。さ
らにセルロースアセテートの6位アシル基の置換度が
0.88以上であることが好ましい。セルロースアセテ
ートとして、特開平11−5851号公報の段落番号0
043〜0044に記載されている合成例1、段落番号
0048〜0049に記載されている合成例2、そして
段落番号0051〜0052に記載されている合成例3
の合成方法により得られたセルロースアセテートを用い
ることができる。
いる場合について具体的に説明する。セルロースアセテ
ートフィルムはソルベントキャスト法により一般に製造
される。ソルベントキャスト法では、セルロースアセテ
ートを有機溶媒に溶解した溶液(ドープ)を用いてフィ
ルムを製造する。有機溶媒としてはメチレンクロライド
のようなハロゲン化炭化水素を用いるのが一般的である
が、発明協会公開技報(公技番号2001−1745、
2001年3月15日発行、以下公開技報2001−1
745号と略す)に記載されている有機溶媒を使用する
ことができる。なおメチレンクロライドのようなハロゲ
ン化炭化水素は技術的には問題なく使用できるが、地球
環境や作業環境の観点からは有機溶媒はハロゲン化炭化
水素を実質的に含まないことが好ましい。「実質的に含
まない」とは、有機溶媒中のハロゲン化炭化水素の割合
が5質量%未満(好ましくは2質量%未満)であること
を意味する。
は、公開技報2001−1745号第15頁から第22
頁に記載されているような種々の添加剤(例えば、可塑
剤、紫外線防止剤、劣化防止剤、微粒子、光学特性調整
剤など)を添加することができる。光学特性調整剤とし
ては、ポリマーフィルムのレターデーションを調整する
ため、少なくとも二つの芳香族環を有する芳香族化合物
をレターデーション上昇剤として使用する事が好まし
い。レターデーション上昇剤の具体例としては、公開技
報2001−1745号のほかに、特開2000−11
1914号公報、同2000−275434号公報、P
CT/JP00/02619号明細書等に記載されてい
る。
スアセテートフィルムにはあらかじめ表面処理すること
が好ましい。表面処理としては、コロナ放電処理、グロ
ー放電処理、火炎処理、酸処理、アルカリ処理または紫
外線照射処理を実施する。とくに後述する配向膜との密
着性を高めるために酸処理またはアルカリ処理、すなわ
ち透明支持体に対するケン化処理を実施することが特に
好ましい。これら表面処理については公開技報2001
−1745号第29頁から第30頁に記載されている方
法を用いることができる。また、防眩性光学フィルムを
形成後に該光学フィルムにアルカリ液を塗布してもよ
い。該防眩性層を付与する面と反対側の面を鹸化処理し
た防眩性光学フィルムを少なくとも片面の表面保護フィ
ルムに用いることも好ましい。
じめ下塗りを施してもよい。下塗りについては公開技報
2001−1745号第30頁から第31頁に記載され
ている方法を用いることができる。
イ装置に用いる場合、片面に粘着層を設ける等してディ
スプレイの最表面に配置することが好ましい。透明フィ
ルム基材がトリアセチルセルロースの場合は偏光板の偏
光層を保護する保護フィルムとしてトリアセチルセルロ
ースが用いられるため、本発明の防眩性光学フィルムを
そのまま保護フィルムに用いることがコストの上では好
ましい。
表面保護フィルムの視認側として使用することが好まし
い。防眩性光学フィルム以外のフィルムは、該表面保護
フィルムの偏光子と反対側の面に光学異方層を含んでな
る光学補償層を有する光学補償フィルムであり、該光学
異方性層がディスコティック構造単位を有する化合物か
らなる負の複屈折を有する層であり、該ディスコティッ
ク構造単位の円盤面が該表面保護フィルム面に対して傾
いており、且つ該ディスコティック構造単位の円盤面と
該表面保護フィルム面とのなす角度が、光学異方層の深
さ方向において変化している偏光板が好ましい。
合物で形成されることが好ましい。ディスコティック液
晶性化合物の例としては、C.Destradeらの研
究報告、Mol.Cryst.71巻、111頁(19
81年)に記載されているベンゼン誘導体、C.Des
tradeらの研究報告、Mol.Cryst.122
巻、141頁(1985年)、Physics let
t,A,78巻、82頁(1990)に記載されている
トルキセン誘導体、B.Kohneらの研究報告、An
gew.Chem.96巻、70頁(1984年)に記
載されたシクロヘキサン誘導体及びJ.M.Lehnら
の研究報告、J.Chem.Commun.,1794
頁(1985年)、J.Zhangらの研究報告、J.
Am.Chem.Soc.116巻、2655頁(19
94年)に記載されているアザクラウン系やフェニルア
セチレン系マクロサイクルなどを挙げることができる。
ディスコティック液晶性化合物は、一般的にこれらを分
子中心の母核とし、直鎖のアルキル基やアルコキシ基、
置換ベンゾイルオキシ基等がその直鎖として放射線状に
置換された構造であり、液晶性を示す。ただし、分子自
身が負の一軸性を有し、一定の配向を付与できるもので
あれば上記記載に限定されるものではない。
形成される光学異方性層の「液晶性化合物」は、本発明
の楕円偏光板を構成する光学異方性層において、液晶性
である必要はなく、例えば、上記低分子ディスコティツ
ク液晶性化合物が熱、光等で反応する基を有しており、
結果的に熱、光等で反応により重合または架橋し、高分
子量化し液晶性を失って光学異方性層を形成していても
よい。上記ディスコティック液晶の好ましい例は特開平
8−50206号公報に記載されている。
層は、好ましくはディスコティック液晶性化合物の円盤
の面が、透明支持体面に対して傾き、且つ透明支持体面
とのなす角度が、光学異方性層の深さ方向に変化してい
ることが好ましい。
面の角度(傾斜角)は、一般に、光学異方性層の深さ方
向でかつ光学異方性層の底面からの距離の増加と共に増
加または減少している。上記傾斜角は、距離の増加と共
に増加することが好ましい。更に、傾斜角の変化として
は、連続的増加、連続的減少、間欠的増加、間欠的減
少、連続的増加と連続的減少を含む変化、及び増加及び
減少を含む間欠的変化等を挙げることができる。間欠的
変化は、厚さ方向の途中で傾斜角が変化しない領域を含
んでいる。傾斜角は、変化しない領域を含んでいても、
全体として増加または減少していることが好ましい。更
に、傾斜角は全体として増加していることが好ましく、
特に連続的に変化することが好ましい。
ック液晶性化合物及び他の化合物を溶剤に溶解した溶液
を配向膜上に塗布し、乾燥し、次いでディスコティック
ネマチック相形成温度まで加熱し、その後配向状態(デ
ィスコティックネマチック相)を維持して冷却すること
により得られる。あるいは、上記光学異方性層は、ディ
スコティック液晶性化合物及び他の化合物(更に、例え
ば重合性モノマー、光重合開始剤)を溶剤に溶解した溶
液を配向膜上に塗布し、乾燥し、次いでディスコティッ
クネマチック相形成温度まで加熱したのち重合させ(U
V光の照射等により)、さらに冷却することにより得ら
れる。本発明に用いるディスコティック液晶性化合物の
ディスコティックネマティック液晶相−固相転移温度と
しては、70〜300℃が好ましく、特に70〜170
℃が好ましい。
一般にディスコティック液晶性化合物あるいは配向膜の
材料を選択することにより、またはラビング処理方法の
選択することにより、調整することができる。また、反
対面側(空気側)の傾斜角は、一般にディスコティック
液晶性化合物あるいはディスコティック液晶とともに使
用する他の化合物(例、可塑剤、界面活性剤、重合性モ
ノマー及びポリマー)を選択することにより調整するこ
とができる。更に、傾斜角の変化の程度も上記選択によ
り調整することができる。
ーとしては、ディスコティック液晶性化合物と相溶性を
有し、ディスコティック液晶性化合物の配向を阻害しな
い限り、どのような化合物も使用することができる。こ
れらの中で、重合性モノマー(例、ビニル基、ビニルオ
キシ基、アクリロイル基及びメタクリロイル基を有する
化合物)が好ましい。上記化合物は、ディスコティック
液晶に対して一般に1〜50質量%(好ましくは5〜3
0質量%)の量にて使用される。
用される上記ポリマーとしては、ディスコティック液晶
性化合物と相溶性を有し、配向を阻害しない限り、どの
ようなポリマーでも使用することができる。ポリマー例
としては、セルロースエステルを挙げることができる。
セルロースエステルの好ましい例としては、セルロース
アセテート、セルロースアセテートプロピオネート、ヒ
ドロキシプロピルセルロース及びセルロースアセテート
ブチレートを挙げることができる。上記ポリマーは、デ
ィスコティック液晶に対して一般に0.1〜10質量%
(好ましくは0.1〜8質量%、特に好ましくは0.1
〜5質量%)の量で使用される。
された光学異方性層は、透明支持体としてのセルロース
アセテートフィルム、その上に設けられた配向膜の上に
配置される。配向膜は架橋されたポリマーからなるラビ
ング処理された膜である。本発明で用いられる配向膜の
好ましい例としては、特開平9−152509号公報に
記載の配向膜が挙げられる。
装置(LCD)、プラズマディスプレイパネル(PD
P)、エレクトロールミネッセンスディスプレイ(EL
D)や陰極管表示装置(CRT)のようなディスプレイ
装置に適用する。反射防止膜が透明支持体を有する場合
は、透明支持体側をディスプレイ装置の画像表示面に接
着することが好ましい。LCDには、種々のモードの液
晶セルが存在する。STNモードの液晶セルでは、電圧
無印加時に棒状液晶性分子が実質的に水平配向し、さら
に180°〜270°にねじれ配向している。また、T
Nモードの液晶セルでは、電圧無印加時に棒状液晶性分
子が実質的に水平配向し、さらに60〜120゜にねじ
れ配向している。
ルは、黒白、およびカラー液晶表示装置として最も多く
利用されており、多数の文献に記載がある。VAモード
の液晶セルでは、電圧無印加時に棒状液晶性分子が実質
的に垂直に配向している。VAモードの液晶セルには、
(1)棒状液晶性分子を電圧無印加時に実質的に垂直に
配向させ、電圧印加時に実質的に水平に配向させる狭義
のVAモードの液晶セル(特開平2−176625号公
報記載)に加えて、(2)視野角拡大のため、VAモー
ドをマルチドメイン化した(MVAモードの)液晶セル
(SID97、Digest of tech. Papers(予稿集)28
(1997)845記載)、(3)棒状液晶性分子を電
圧無印加時に実質的に垂直配向させ、電圧印加時にねじ
れマルチドメイン配向させるモード(n−ASMモー
ド)の液晶セル(日本液晶討論会の予稿集58〜59
(1998)記載)および(4)SURVAIVALモ
ードの液晶セル(LCDインターナショナル98で発
表)が含まれる。
子を液晶セルの上部と下部とで実質的に逆の方向に(対
称的に)配向させるベンド配向モードの液晶セルを用い
た液晶表示装置であり、米国特許4583825号、同
5410422号の各明細書に開示されている。棒状液
晶性分子が液晶セルの上部と下部とで対称的に配向して
いるため、ベンド配向モードの液晶セルは、自己光学補
償機能を有する。そのため、この液晶モードは、OCB
(Optically Compensatory Bend) 液晶モードとも呼ばれ
る。ベンド配向モードの液晶表示装置は、応答速度が速
いとの利点がある。
時に棒状液晶性分子が実質的に水平配向している。カラ
ーTFT液晶表示装置として最も多く利用されており、
多数の文献に記載がある。例えば「EL、PDP、LCDディス
プレイ」東レレサーチセンター発行(2001)などに
記載されている。本発明を詳細に説明するために、以下
に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
ールペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレートの混合物(商品名:DPHA、日本化薬
(株)製)250gを、439gのメチルエチルケトン
/シクロヘキサノン=50/50質量%の混合溶媒に溶
解した。得られた溶液に、光重合開始剤(商品名:イル
ガキュア907、チバガイギー社製)7.5gおよび光
増感剤(商品名:カヤキュアーDETX、日本化薬
(株)製)5.0gを49gのメチルエチルケトンに溶
解した溶液を加えた。この溶液を孔径3μmのポリプロ
ピレン製フィルターでろ過した後、塗布、紫外線硬化し
て得られた塗膜の屈折率は1.53、膜厚は4μmであ
った。
ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレートの混合物(商品名:
DPHA、日本化薬(株)製)4165質量部、酸化ジ
ルコニウム分散物含有ハードコート塗布液(商品名:Z
−7401、JSR(株)製)9941質量部、メチル
エチルケトン1029質量部、シクロヘキサノン309
9質量部、光重合開始剤(商品名:イルガキュア90
7、チバガイギー社製)452質量部を添加した。さら
に、この溶液に平均粒径2μmの架橋ポリスチレン粒子
分散液(粒子はSX−200H、綜研化学(株)製。粒
子/メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=20/4
0/40(質量%))を1314質量部添加して、エア
ディスパーにて充分攪拌・混合した後にフィルターで濾
過し、防眩性高屈折率層の塗布液を調製した。この溶液
を塗布、紫外線硬化して得られた塗膜の屈折率は1.6
1であり、膜厚は1.4μmであった。架橋ポリスチレ
ン粒子は、傾斜角度分布、表面粗さを種々変更するため
に、粒子径を2乃至5μmに変更して用いた。
上記ハードコート層用塗布液A(溶剤乾燥し、紫外線硬
化後の屈折率:1.51)1000質量部に、平均粒径
1.3μmの架橋ポリスチレンからなる前方散乱性付与
粒子(SX−130H、屈折率:1.61、綜研化学
(株)製)150質量部を追添加し、エアディスパーに
て10分間攪拌して混合物を得、孔径3μmのポリプロ
ピレン製フィルター(PPE−03)で濾過して、前方
散乱性を付与した、ハードコート層用塗布液Bを調製し
た。
43の熱架橋性含フッ素ポリマー(商品名:JN−72
28、固形分濃度6質量%、溶剤はメチルエチルケト
ン、JSR(株)製)200質量部、シリカゾル(商品
名:MEK−ST、平均粒径10〜20nm、固形分濃
度30質量%、溶剤はメチルエチルケトン、日産化学
製)17質量部、および、メチルエチルケトン、シクロ
ヘキサノンを塗布液溶剤全体のメチルエチルケトンとシ
クロヘキサノンの質量組成比が90対10になるように
残り183質量部を添加、攪拌の後、孔径1μmのポリ
プロピレン製フィルターでろ過して、低屈折率層用塗布
液を調製した。
持体(富士写真フィルム(株)製TD-80UF)上に、上記
のハードコート層塗布液をバーコーターを用いて塗布
し、120℃で乾燥の後、160W/cmの空冷メタル
ハライドランプ(アイグラフィックス(株)製)を用い
て、照度400mW/cm2、照射量300mJ/cm2
の紫外線を照射して塗布層を硬化させ、厚さ4μmのハ
ードコート層を形成した。その上に、上記防眩性ハード
コート層用塗布液をバーコーターを用いて塗布し、上記
ハードコート層と同条件にて乾燥、紫外線硬化して、防
眩性ハードコート層を形成した。防眩性ハードコート層
の厚みは、0.5μmから7μmまで、塗布量を変化さ
せることで試料を作成した。防眩性ハードコート層の架
橋ポリスチレン粒子径と膜厚みの組み合わせで、表面傾
斜角度分布、表面粗さの異なる所望の試料を表1のよう
に種々作製した。その上に、上記低屈折率層用塗布液A
をバーコーターを用いて塗布し、80℃で乾燥の後、さ
らに120℃で10分間熱架橋し、厚さ0.096μm
の低屈折率層を形成した。この試料は、前記図1におい
て支持体1と防眩性高屈折率層2との間に、前述ハード
コート層塗布液により形成した別のハードコート層を形
成したものに相当する。
防眩性ハードコート層の架橋ポリスチレン粒子の無いも
のを作製した。低屈折率層は試料作製法1と同様に塗布
し、表面凹凸のない試料を作製した。その後、片面エン
ボシングカレンダー機(由利ロール(株)製)を用い
て、プレス圧力600kg/cm、プレヒートロール温度120
℃、エンボスロール温度120℃、処理速度2m/分の条件下
で、スチール製エンボスロールとポリアミド素材で表面を覆
ったバックアップロールをセットし、所望の表面形状を
有するエンボスロールでエンボス加工を行い、表2のよ
うな表面凹凸を有する防眩性反射防止フィルム試料を得
た。
を、2.0規定、55℃のNaOH水溶液中に2分間浸
漬してフィルムの裏面のトリアセチルセルロース面を鹸
化処理し、80μmの厚さのトリアセチルセルロースフ
ィルム(TAC−TD80U、富士写真フィルム(株)
製)を同条件で鹸化処理したフィルムとでポリビニルア
ルコールにヨウ素を吸着させ、延伸して作成した偏光子
の両面を接着、保護して偏光板を作成した。このように
して作成した偏光板を、防眩性反射防止膜側が最表面と
なるように透過型TN液晶表示装置搭載のノートパソコ
ンの液晶表示装置(偏光選択層を有する偏光分離フィル
ムである住友3M(株)製のD−BEFをバックライト
と液晶セルとの間に有する)の視認側の偏光板と貼り変
えて、評価を行った。
た防眩性反射防止フィルムについて、以下の項目の評価
を行った。作製した光学フィルムは、防眩性反射防止フ
ィルムのため、ディスプレイに装着したときに、反射率
が低く、十分な防眩性を有し、ギラツキがなく、白ボケ
が小さく、黒色が黒色に見えることが、理想である。
プレイに貼り、ルーバーなしのむき出し蛍光灯(800
0cd/cm2)を映し、その反射像のボケの程度を以下
の基準で評価した。×はNGレベルである。 蛍光灯の輪郭が全く〜ほとんどわからない :○ 蛍光灯はボケているが、輪郭は識別できる :△ 蛍光灯がほとんどボケない :×
キ) 防眩性反射防止フィルムの高精細モニター適合性を評価
するために、前述のようにUXGA 15インチTFT−T
N液晶 ディスプレイ(偏光選択層を有する偏光分離フ
ィルムである住友3M(株)製D−BEFをバックライ
トと液晶セルの間に有する)に作製した防眩性反射防止
フィルムを貼り、以下の基準で目視官能評価した。×は
NGレベルである。 全くギラツキが無い :◎ 極僅かにギラツキがあるが、気にならない :○ ギラツキがあり、気になる :×
(日本分光(株)製)を用いて、380〜780nmの
波長領域において、入射角5°における分光反射率を測
定した。結果には450〜650nmの平均反射率を用
いた。反射率が低いほど良い。
上色彩技術研究所の変角光度計(ゴニオフォトメータ
ー)を用いて測定した。サンプルに5°方向から光を照
射し、正反射の5°方向から40°ずれた45°方向の
散乱光量を測定した。表示は対数表示であり、値が1小
さいと10倍、2小さいと100倍散乱光が混入して黒色が
黒色に見えなくなることを意味している。 値の絶対値
に意味はなく、あるサンプルの値を決めてやり、それと
の散乱光量の差を対数で加減する。ここでは目の官能評
価と対応させた結果、黒色の見え方が優れているといえ
るのは、6.0以上の値であり、5.3以下は、白くて
使用に耐えない。5.3乃至6.0の間は、黒色がやや
白っぽいという数値表示になっている。値が0.2以上
異なれば目で見て違いがわかる。
させ、白熱灯500Wを2mの距離からディスプレイの上部
三分の一の位置に映り込ませ、その時のディスプレイ全
体の白ボケを評価した。白ボケがディスプレイの半分以
上に広がると、視認性が著しく悪くなるため、×はNGレ
ベルである。 白ボケはディスプレイの半分以下 :○ 白ボケはディスプレイの半分以上に広がる :×
上の割合 装置はマイクロマップ社(米国)SXM520-AS150型を用
い、対物レンズは10倍、傾斜角度の測定単位は0.85平方
ミクロン単位であり、測定範囲は0.48平方ミリである。
測定データはMAT−LABを用いて解析し、傾斜角度分布を
算出して所望のデータを得た。
て表1に実施例の結果を示す。
○に保ちつつ、黒色の黒色に見える程度が6.0以上であ
り真っ黒なディスプレイを実現できている。従来の比較
技術では、防眩性を維持したまま6.0以上にすることは
できない。(No.1,2,3,4,5) また、本発明のサンプル7,8は、ギラツキをさらに良
化させることができ、高精細モニターに対応できる、防
眩性反射防止フィルムであることがわかる。
す。本発明のサンプルはいずれも、白味が全く無く、真
っ黒なディスプレイを実現できており、かつ防眩性も問
題ない。 また、ギラツキも同時に良化させることがで
き、高精細モニターに対応できる、防眩性反射防止フィ
ルムであることがわかる。さらには白ボケを良好に保つ
ことができることがわかる。
過型TN液晶セルの視認側の偏光板の液晶セル側の保護
フィルムおよびバックライト側の偏光板の液晶セル側の
保護フィルムに、ディスコティック構造単位の円盤面が
透明支持体面に対して傾いており、且つ該ディスコティ
ック構造単位の円盤面と透明支持体面とのなす角度が、
光学異方層の深さ方向において変化している光学補償層
を有する視野角拡大フィルム(ワイドビューフィルムS
A−12B、富士写真フィルム(株)製)を用いたとこ
ろ、明室でのコントラストに優れ、且つ、上下左右の視
野角が非常に広く、極めて視認性に優れ、表示品位の高
い液晶表示装置が得られた。
ート層用塗布液Aの代わりに防眩ハードコート用塗布液
Bを用いて、前方散乱機能を有する層を付与し、実施例
3と同様にして、最表面側にこの前方散乱性防眩性光学
フィルムを、液晶セル側に視野角拡大フィルムワイドビ
ューフィルム(WV−12A、富士写真フィルム(株)
製)を有する偏光板を配置した透過型TN液晶表示装置
を作成した。このようにして作成した液晶表示装置は、
実施例4と比較して、下方向に視角を倒した時の階調反
転が起こる限界角が40度から60度まで改善され、視
認性、表示品位において大変優れたものであった。
表示装置の表面のガラス板に粘着剤を介して貼り合わせ
たところ、ガラス表面での映り込みおよび反射が抑えら
れ、視認性の高い表示装置が得られた。
光板の防眩層を有している側の反対面にλ/4板を張り
合わせ、有機EL表示装置の表面のガラス板に貼り付け
たところ、表面反射および、表面ガラスの内部からの反
射がカットされ、極めて視認性の高い表示が得られた。
断面模式図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 透明フィルム基材の少なくとも片面に表
面微細凹凸構造を有する防眩性光学フィルムにおいて、
傾斜角度が10°以上である割合が、2%以下であり、
かつ表面微細凹凸の山の平均間隔が1μm乃至50μmで
あることを特徴とする防眩性光学フィルム。 - 【請求項2】 2枚の表面保護フィルムを偏光子の表面
と裏面に貼り合わせた偏光板において、請求項1に記載
の防眩性光学フィルムを少なくとも片面の表面保護フィ
ルムに用いたことを特徴とする偏光板。 - 【請求項3】 請求項1に記載の防眩性光学フィルム、
または請求項2に記載の偏光板を少なくとも1枚有する
ディスプレイ装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002023870A JP2003222713A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 防眩性光学フィルム、偏光板およびそれを用いたディスプレイ装置 |
AU2003208003A AU2003208003A1 (en) | 2002-01-11 | 2003-01-09 | Antiglare optical film, polarizing plate and display unit using the same |
PCT/JP2003/000130 WO2003060573A2 (en) | 2002-01-11 | 2003-01-09 | Antiglare optical film, polarizing plate and display unit using the same |
KR10-2004-7010793A KR20040071306A (ko) | 2002-01-11 | 2003-01-09 | 섬광방지 광학 필름, 편광 플레이트 및 이를 사용한디스플레이 유닛 |
TW092100461A TWI265307B (en) | 2002-01-11 | 2003-01-10 | Antiglare optical film, polarizing plate and display unit using the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002023870A JP2003222713A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 防眩性光学フィルム、偏光板およびそれを用いたディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003222713A true JP2003222713A (ja) | 2003-08-08 |
Family
ID=27746463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002023870A Pending JP2003222713A (ja) | 2002-01-11 | 2002-01-31 | 防眩性光学フィルム、偏光板およびそれを用いたディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003222713A (ja) |
Cited By (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006113561A (ja) * | 2004-09-16 | 2006-04-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光散乱性フィルムの製造方法、該光散乱性フィルムを用いた偏光板、該偏光板を用いた液晶表示装置 |
JP2006116805A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Nippon Zeon Co Ltd | 防眩性フィルム及びその製造方法 |
JP2006181731A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Nippon Zeon Co Ltd | 反射防止積層体 |
JP2006313214A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光学補償シート、偏光板および液晶表示装置 |
JP2007047722A (ja) * | 2004-12-22 | 2007-02-22 | Nitto Denko Corp | 防眩性ハードコートフィルム及びその製造方法 |
JP2007187952A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 防眩フィルム、その製造方法、そのための金型の製造方法、及び表示装置 |
JP2007316186A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Jsr Corp | 光学フィルム、偏光板および液晶パネル |
JP2008003264A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Jsr Corp | 光学フィルム、偏光板および液晶パネル |
JP2008046496A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学積層体、偏光板及び画像表示装置 |
JP2008046497A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学積層体、その製造方法、偏光板及び画像表示装置 |
JP2009058887A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Panasonic Corp | 反射防止構造体及びそれを備えた光学装置 |
JP2009237092A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 位相差体及びその製造方法 |
JP2010097011A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Lintec Corp | 防眩性ハードコートフィルム及びそれを用いた偏光板 |
JP2011008296A (ja) * | 2010-09-29 | 2011-01-13 | Konica Minolta Opto Inc | 防眩性反射防止フィルムの製造方法 |
JP2011017829A (ja) * | 2009-07-08 | 2011-01-27 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 防眩フィルムおよびその製造方法 |
JP2011047982A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 防眩フィルムおよびその製造方法、ならびに金型の製造方法 |
JP2012108516A (ja) * | 2005-02-21 | 2012-06-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 防眩性光学積層体 |
JP2013186236A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Nippon Zeon Co Ltd | ハードコートフィルム |
US8877104B2 (en) | 2005-02-21 | 2014-11-04 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Method and apparatus for producing optical multilayer body |
KR101511880B1 (ko) | 2010-08-27 | 2015-04-13 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 광학 적층체, 편광판 및 화상 표시 장치 |
KR101625229B1 (ko) * | 2009-06-09 | 2016-05-27 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 방현 필름의 제조 방법, 방현 필름 및 금형의 제조 방법 |
WO2020067134A1 (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | 日本電気硝子株式会社 | 透明物品 |
WO2020067135A1 (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | 日本電気硝子株式会社 | 透明物品 |
CN113167940A (zh) * | 2018-11-29 | 2021-07-23 | 日东电工株式会社 | 防眩性薄膜、防眩性薄膜的制造方法、光学构件和图像显示装置 |
US11555950B2 (en) | 2016-12-12 | 2023-01-17 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Transparent article |
US11852785B2 (en) | 2017-04-11 | 2023-12-26 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Transparent article having a roughened uneven surface |
US11953652B2 (en) | 2018-04-04 | 2024-04-09 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Article with anti-glare surface |
-
2002
- 2002-01-31 JP JP2002023870A patent/JP2003222713A/ja active Pending
Cited By (35)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006113561A (ja) * | 2004-09-16 | 2006-04-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光散乱性フィルムの製造方法、該光散乱性フィルムを用いた偏光板、該偏光板を用いた液晶表示装置 |
JP2006116805A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Nippon Zeon Co Ltd | 防眩性フィルム及びその製造方法 |
JP4556613B2 (ja) * | 2004-10-21 | 2010-10-06 | 日本ゼオン株式会社 | 防眩性フィルム及びその製造方法 |
JP2007047722A (ja) * | 2004-12-22 | 2007-02-22 | Nitto Denko Corp | 防眩性ハードコートフィルム及びその製造方法 |
JP4556664B2 (ja) * | 2004-12-24 | 2010-10-06 | 日本ゼオン株式会社 | 反射防止積層体 |
JP2006181731A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Nippon Zeon Co Ltd | 反射防止積層体 |
JP2012108516A (ja) * | 2005-02-21 | 2012-06-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 防眩性光学積層体 |
US8877104B2 (en) | 2005-02-21 | 2014-11-04 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Method and apparatus for producing optical multilayer body |
JP2006313214A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光学補償シート、偏光板および液晶表示装置 |
JP2007187952A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 防眩フィルム、その製造方法、そのための金型の製造方法、及び表示装置 |
JP2007316186A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Jsr Corp | 光学フィルム、偏光板および液晶パネル |
JP2008003264A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Jsr Corp | 光学フィルム、偏光板および液晶パネル |
JP2008046496A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学積層体、偏光板及び画像表示装置 |
JP2008046497A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学積層体、その製造方法、偏光板及び画像表示装置 |
JP2009058887A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Panasonic Corp | 反射防止構造体及びそれを備えた光学装置 |
JP2009237092A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 位相差体及びその製造方法 |
JP2010097011A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Lintec Corp | 防眩性ハードコートフィルム及びそれを用いた偏光板 |
KR101625229B1 (ko) * | 2009-06-09 | 2016-05-27 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 방현 필름의 제조 방법, 방현 필름 및 금형의 제조 방법 |
JP2011017829A (ja) * | 2009-07-08 | 2011-01-27 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 防眩フィルムおよびその製造方法 |
KR101608091B1 (ko) * | 2009-07-08 | 2016-03-31 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 방현 필름 및 그 제조 방법 |
JP2011047982A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 防眩フィルムおよびその製造方法、ならびに金型の製造方法 |
KR101511880B1 (ko) | 2010-08-27 | 2015-04-13 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 광학 적층체, 편광판 및 화상 표시 장치 |
JP2011008296A (ja) * | 2010-09-29 | 2011-01-13 | Konica Minolta Opto Inc | 防眩性反射防止フィルムの製造方法 |
JP2013186236A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Nippon Zeon Co Ltd | ハードコートフィルム |
US11555950B2 (en) | 2016-12-12 | 2023-01-17 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Transparent article |
US11852785B2 (en) | 2017-04-11 | 2023-12-26 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Transparent article having a roughened uneven surface |
US11953652B2 (en) | 2018-04-04 | 2024-04-09 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Article with anti-glare surface |
CN112639541A (zh) * | 2018-09-25 | 2021-04-09 | 日本电气硝子株式会社 | 透明物品 |
JPWO2020067135A1 (ja) * | 2018-09-25 | 2021-08-30 | 日本電気硝子株式会社 | 透明物品 |
JPWO2020067134A1 (ja) * | 2018-09-25 | 2021-09-02 | 日本電気硝子株式会社 | 透明物品 |
WO2020067135A1 (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | 日本電気硝子株式会社 | 透明物品 |
WO2020067134A1 (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | 日本電気硝子株式会社 | 透明物品 |
US12117590B2 (en) | 2018-09-25 | 2024-10-15 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Transparent article having an antiglare surface |
CN113167940A (zh) * | 2018-11-29 | 2021-07-23 | 日东电工株式会社 | 防眩性薄膜、防眩性薄膜的制造方法、光学构件和图像显示装置 |
CN113167940B (zh) * | 2018-11-29 | 2024-04-09 | 日东电工株式会社 | 防眩性薄膜、防眩性薄膜的制造方法、光学构件和图像显示装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003222713A (ja) | 防眩性光学フィルム、偏光板およびそれを用いたディスプレイ装置 | |
US6693746B1 (en) | Anti-glare and anti-reflection film, polarizing plate, and image display device | |
US6950236B2 (en) | Antireflection film, polarizing plate, and apparatus for displaying an image | |
JP4271922B2 (ja) | 防眩性反射防止フィルム、偏光板、それを用いた液晶表示装置および防眩性反射防止フィルムの製造方法 | |
JP3822102B2 (ja) | 光拡散フイルム、その製造方法、偏光板および液晶表示装置 | |
US6830348B2 (en) | Antiglare and antireflection film, polarizer, and image display device | |
US6731363B2 (en) | Anti-glare, anti-reflection film, polarizing plate and liquid crystal display device | |
JP2005024885A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP4187139B2 (ja) | 光拡散フイルム、反射防止フイルム、偏光板および画像表示装置 | |
JP2002082207A (ja) | 防眩性反射防止フィルムおよび液晶表示装置 | |
WO2004049018A1 (en) | Anti-reflection film, polarizing plate and liquid crystal display device | |
JP2005010509A (ja) | 光拡散フィルム、偏光板及び液晶表示装置 | |
JP2003057415A (ja) | 光拡散フィルム、その製造方法、偏光板および液晶表示装置 | |
JP4448681B2 (ja) | 反射防止フィルム、偏光板、及び液晶表示装置 | |
KR20080087720A (ko) | 광산란 필름, 편광판 및 액정 표시 장치 | |
JP2009003451A (ja) | 光拡散フイルム、反射防止フイルム、偏光板および画像表示装置 | |
JP2007101679A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3919983B2 (ja) | 偏光板の製造方法 | |
US6888593B1 (en) | Anti-glare and anti-reflection film, polarizing plate, and image display device | |
JP2004191956A (ja) | 反射防止フィルム、偏光板、及び液晶表示装置 | |
JP3919984B2 (ja) | 偏光板の製造方法 | |
JP2003279737A (ja) | 偏光板および液晶表示装置 | |
TWI265307B (en) | Antiglare optical film, polarizing plate and display unit using the same | |
JP2003114304A (ja) | 反射防止フィルム、偏光板、および画像表示装置 | |
JP2001100044A (ja) | 偏光板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040316 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060324 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070501 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071031 |