JP2003215417A - レンズ保持装置 - Google Patents

レンズ保持装置

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JP2003215417A
JP2003215417A JP2002018456A JP2002018456A JP2003215417A JP 2003215417 A JP2003215417 A JP 2003215417A JP 2002018456 A JP2002018456 A JP 2002018456A JP 2002018456 A JP2002018456 A JP 2002018456A JP 2003215417 A JP2003215417 A JP 2003215417A
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/026Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses using retaining rings or springs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的低コストで製造し得る単一部品から成
るレンズ保持枠であって、レンズの組付効率に優れたレ
ンズ保持枠を提供する。 【解決手段】 レンズ保持枠10は環状形枠本体12及
び複数の弾性変形可能なレンズ保持アーム手段18から
成る。アーム手段は枠本体にレンズLと同じ直径を持つ
円に外接するように枠本体により片持ち梁の態様で支持
される。枠本体にはレンズの保持位置を規定するために
その周囲縁部に当接するように上記円の内側周囲に沿っ
て位置決め当接手段17が設けられる。各アーム手段は
上記円の内側に侵入する突起部18cを備え、当接手段
と突起部との間のスペースにはレンズの周囲縁部を受け
入れ得るような寸法形状が与えられる。突起部はテーパ
面18dを有し、そこにレンズの周囲縁部を係合させて
該レンズを当接手段に向けて押し込むと、アーム手段が
弾性的に押し広げられて該レンズの周囲縁部が突起部を
乗り越えてレンズが保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は少なくとも一枚のレ
ンズ要素から成るレンズを所定位置に保持するレンズ保
持枠に関する。
【0002】
【従来の技術】広く知られたレンズ保持枠の一般的な構
成では、レンズ保持枠本体として、レンズの直径に実質
的に等しい内径を持つレンズ保持筒が使用される。レン
ズ保持筒の一方の端面側にはその周囲に沿って半径方向
内側に突出した環状リム部が形成され、この環状リム部
の環状端面はレンズ当接面として機能する。即ち、レン
ズがレンズ保持筒の他方側の端面開口からその中に投入
されると、該レンズの周囲縁がレンズ当接面と当接し、
これにより該レンズ保持筒内でのレンズの位置決めが行
われる。
【0003】一方、レンズ保持筒の内側壁面には雌ねじ
が切られ、そこにはレンズ押え環が螺着されるようにな
っている。即ち、レンズ保持筒内にレンズが投入されて
そのレンズ当接面に当接させらた後にレンズ押え環を螺
着させることにより、レンズ保持筒内にはレンズが所定
位置に保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の記載から明らか
なように、従来では、レンズ保持枠はレンズ保持筒とレ
ンズ押え環との2つの部品から成り、それぞれの部品に
ねじ切り加工を施すことが必要であり、このため従来の
レンズ保持枠の製造コストは比較的高く付くものとな
る。また、レンズ保持枠にレンズを組み付ける作業に
は、レンズ保持筒にレンズ押え環を螺着する作業が伴
い、このような螺着作業は比較的時間の掛かる作業であ
り、レンズ組付効率の面で劣ったものとなる。
【0005】従って、本発明の目的は、比較的低コスト
で製造し得る単一部品から成るレンズ保持枠であって、
レンズの組付効率に優れたレンズ保持枠を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるレンズ保持
枠はレンズを所定位置に保持するために使用されるもの
であって、環状形枠本体と、レンズと外接するように環
状形枠本体によって片持ち梁の態様で支持された少なく
とも2つの弾性変形可能なレンズ保持アーム手段と、レ
ンズの保持位置を規定するために該レンズの周囲縁部に
当接するように上述の円の内側周囲に沿って環状形枠本
体に等間隔に設けられた位置決め当接手段とを具備して
成るものである。本発明によれば、各レンズ保持アーム
手段は環状形枠本体の内側に侵入するように突出した突
起部を備え、この突起部と位置決め当接手段との間のス
ペースにはレンズの周囲縁部を受け入れ得るような寸法
形状が与えられる。また、該突起部にはテーパ面が形成
され、このテーパ面には、そこにレンズの周囲縁部を係
合させて該レンズを位置決め当接手段に向けて押し込ん
だ際にレンズ保持アーム手段が弾性的に押し広げられて
該レンズの周囲縁部が突起部を乗り越え得るような形状
が与えられる。
【0007】環状形枠本体にはそれを適当なレンズ鏡筒
に接続するための接続部が設けられる得る。一方、環状
形枠本体については適当なレンズ鏡筒の一部分として一
体成形されてもよい。好ましくは、レンズは円形とさ
れ、レンズ保持アーム手段が該レンズと実質的に同じ直
径を持つ円に外接させられ、レンズ保持アーム手段の突
起部が該円の内側に侵入させられる。
【0008】各レンズ保持アーム手段については、環状
形枠本体の中心軸線に対して平行に延びる第1のアーム
部と、この第1のアーム部から上述の円の円弧に沿って
一体的に延びる第2のアーム部とから構成してよく、こ
の場合には、上述の突起部は第2のアーム部の先端に一
体成形され得る。
【0009】本発明の一局面にあっては、環状形枠本体
については、適当な合成樹脂材料から形成されかつレン
ズの直径に実質的に等しい内径を持つスリーブ状部材と
して構成され、このレンズ保持アーム手段はスリーブ状
部材の周囲壁部中に一体成形される。この場合には、位
置決め当接手段はスリーブ状部材の内周壁面からその周
囲に沿って一体的に突出した環状リム部に形成された環
状当接端面として構成されてもよいし、或いはスリーブ
状部材の内周壁面からその周囲に沿って等間隔に一体的
に突出した少なくとも2つの弧状リム部にそれぞれ形成
された弧状当接端面として構成されてもい。
【0010】本発明の別の局面にあっては、環状形枠本
体については、適当な合成樹脂材料から形成されかつレ
ンズの直径よりも大きな外径を持つ環状ディスク板部材
として構成され、レンズ保持アーム手段は環状ディスク
板部材の一方の端面側からその中心軸線に対して平行に
一体的に延在させられる。この場合には、位置決め当接
手段が環状ディスク板部材の該一方の端面側にその周囲
に沿って形成された環状当接端面として構成されてもよ
いし、或いは該周囲に沿って等間隔に形成された少なく
とも2つの弧状当接端面として構成されてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明によるレンズ保持枠の実施形態について説明する。
【0012】先ず、図1ないし図4を参照すると、本発
明によるレンズ保持枠の第1の実施形態が参照符号10
で全体的に示される。図1に示すように、本実施形態で
は、レンズ保持枠10は単眼鏡或いは双眼鏡のレンズ鏡
筒12に適宜接続され、その観察光学系の対物レンズを
保持するために使用される。図2は図1のII-II線に沿
うレンズ保持枠10の横断面図であり、図3は図2のII
I-III線に沿うレンズ保持枠10の一部縦断面図であ
る。また、図4は図3と同様な一部縦断面図であって、
参照符号Lで示す対物レンズをレンズ保持枠10内に保
持させた状態でしかも該レンズ保持枠10をレンズ鏡筒
12に接続した状態で示す図である。なお、図4では、
対物レンズLは凸レンズ要素と凹レンズ要素との組合レ
ンズとして構成されるが、勿論単レンズとして構成され
るものであってもよい。
【0013】第1の実施形態では、レンズ保持枠10は
スリーブ状部材として形成された環状形枠本体14から
成り、この環状形枠本体即ちスリーブ状部材14は所定
のモールド型を用いて適当な合成樹脂材料例えばABS
樹脂材料から一体成形品として構成される。スリーブ状
部材14の内径は保持されるべきレンズLの直径に実質
的に等しく、このためスリーブ状部材14内にはレンズ
Lが収容され得る。なお、レンズLは円形以外の長方形
などの形状でもよいが、加工の容易性や光学精度の点か
ら、本実施形態のような円形状のレンズが好ましい。
【0014】本実施形態では、スリーブ状部材14の一
方の端面側では、その内周壁面からその周囲に沿って一
体的に突出した環状リム部16が形成され、この環状リ
ム部16の一方の側面はレンズLの保持位置を規定する
ための環状当接端面17として機能する。即ち、環状リ
ム部16はレンズLの直径に実質的に等しい円の内側周
囲に沿って延び、スリーブ状部材14にレンズLが収容
されたとき、該レンズLの周囲縁部が環状リム部16の
環状当接端面17に当接し、これによりレンズLの保持
位置が規定される。
【0015】また、スリーブ状部材14にはその周囲壁
部中に3つのレンズ保持アーム手段18が一体成形さ
れ、これら3つのレンズ保持アーム手段18はスリーブ
状部材14の周囲に等間隔に配置される。即ち、所定の
モールド型によるスリーブ状部材14の一体成形につい
ては、その周囲壁部に恰も開口20が刳り抜かれてそこ
にレンズ保持アーム手段18が形成されるように行われ
る。上述したように、スリーブ状部材14の内径はレン
ズLの外径に実質的に等しく、かくして3つのレンズ保
持アーム手段18はレンズLと実質的に同じ直径を持つ
円に外接するように配置される。
【0016】図示するように、各レンズ保持アーム手段
18はスリーブ状部材14の周囲壁部から片持ち梁の態
様で支持される。本実施形態では、各レンズ保持アーム
手段18はスリーブ状部材14の中心軸線に対して平行
にその周囲壁部から一体的に延びる第1のアーム部18
aと、この第1のアーム部18aから上述した円の円弧
に沿って一体的に延びる第2のアーム部18bとから成
る。即ち、第2のアーム部18bは第1のアーム部18
aに対して直角に曲げられる。かくして、第1及び第2
のアーム部18a及び18bは比較的狭い領域内に配置
されているにも拘わらず、その双方のアーム部18a及
び18bの全長は比較的長くなるので、各レンズ保持ア
ーム手段18には適当な弾性を付与することができる。
要するに、スリーブ状部材14が比較的硬質な合成樹脂
材料から形成されたとしても、各レンズ保持アーム手段
18には適当な弾性が付与されることになる。
【0017】各レンズ保持アーム手段18の第2のアー
ム部18bには突起部18cが一体的に成形され、この
突起部18cは上述した円の内側に侵入するように突出
させられる。環状リム部16の環状当接端面17と突起
部18cとの間のスペースにはレンズLの周囲縁部を受
け入れ得るような寸法形状が与えられる。また、各突起
部18cにはテーパ面18dが形成され、これら3つの
テーパ面18dは、図2から明らかなように、スリーブ
状部材14の中心軸線と共軸となった円錐面であって、
環状当接端面17側に向かって狭窄する円錐面の一部を
成す。なお、図3では、第2のアーム部18bが断面で
図示される箇所に突起部18c及びテーパ面18dが想
像線(二点鎖線)で示されている。
【0018】かくして、レンズLの周囲縁部を3つのテ
ーパ面18dに係合させた状態で該レンズLを環状当接
端面17側に向かって押し込むと、3つのレンズ保持ア
ーム手段18は半径方向外側に弾性的に押し広げられ
て、該レンズLの周囲縁部が突起部18cを乗り越え得
ることとなる。レンズLの周囲縁部が突起部18cを乗
り越えると、レンズLの押込み方向前方側の周囲縁部は
環状当接端面17と当接すると共にその押込み方向後方
側の周囲縁部には第1のアーム部18a及び第2のアー
ム部18bの弾性変形のために突起部18cが弾性的に
押し付けられ、かくしてレンズLは図4に示すようにレ
ンズ保持枠10内の所定の保持位置で保持されることに
なる。
【0019】レンズ鏡筒12は適当な金属材料例えばア
ルミニウムから形成され、単眼鏡或いは双眼鏡の観察光
学系の一部が収容される。レンズ鏡筒12に対するレン
ズ保持枠10の接続のために、スリーブ状部材14の端
面、即ち環状リム部16に隣接した側の端面には環状接
続部22が形成され、一方レンズ鏡筒12の該当端面に
は環状接続部22に嵌合するようになった環状嵌合部2
4が形成される。環状接続部22に環状嵌合部24を嵌
入させる際には適当な接着剤が用いられ、これによりレ
ンズ保持枠10はレンズ鏡筒12に対して固着される。
レンズ保持枠10へのレンズLの組付についてはレンズ
保持枠10にレンズ鏡筒12の接続させる前でも後でも
よい。
【0020】勿論、レンズ鏡筒12自体も適当な合成樹
脂材料から形成され得る。もしレンズ保持枠10と同じ
合成樹脂材料からレンズ鏡筒12を形成する場合には、
レンズ保持枠10をレンズ鏡筒12と共に一体成形して
もよい。
【0021】なお、図1及び図4において、参照符号2
6はレンズ鏡筒12の周囲に形成されたヘリコイドねじ
であり、このヘリコイドねじ26はレンズ鏡筒12が単
眼鏡或いは双眼鏡に組み込まれたとき、レンズ鏡筒12
を合焦のために移動させるために使用されるものであ
る。
【0022】上述の実施形態においては、スリーブ状部
材14には3つのレンズ保持アーム手段18が設けられ
ているが、2つのレンズ保持アーム手段18を直径方向
に配置してもよく、或いは3つ以上のレンズ保持アーム
手段例えば4つのレンズ保持アーム手段が90°の角度で
等間隔に配置することもできる。
【0023】図5を参照すると、上述した実施形態の変
形実施形態が示される。なお、図5では、上述した第2
の実施形態と同様な構成要素については同じ参照符号が
用いられる。上述した実施形態では、レンズLの保持位
置を規定するための位置決め当接手段として環状リム部
16が設けられているが、図5に示す変形実施形態で
は、環状リム部16の代わりに、適当な数例えば3つの
弧状リム部16′を120°の角度間隔で設ける。このよ
うな3つの弧状リム部16′の側面は弧状当接端面1
7′として機能し、これら弧状当接端面17′によって
も、レンズLは所定の保持位置で位置決めされることに
なる。
【0024】図6を参照すると、本発明によるレンズ保
持枠の第2の実施形態が示される。なお、図6でも、上
述した第1の実施形態と同様な構成要素については同じ
参照符号が用いられる。第2の実施形態では、レンズ保
持枠はレンズ鏡筒28の中間部に一体的に組み込まれ
る。即ち、レンズ鏡筒28は適当な合成樹脂材料例えば
ABS樹脂材料から適当なモールド型により一体成形さ
れ、このときレンズ鏡筒28の内壁面には環状リム部1
6が形成され、この環状リム部16の側面によって環状
当接端面17が提供される。また、レンズ鏡筒28の周
囲壁面中には環状当接端面17と協働するようになった
レンズ保持アーム手段18が形成される。レンズ保持ア
ーム18自体は第1の実施形態の場合と同様に形成さ
れ、レンズ鏡筒28内に設けられる適当な光学系の一部
を成すレンズを保持するために使用される。
【0025】図6に示す第2の実施形態では、レンズを
レンズ保持枠内に装着する際には、先ず、該レンズがレ
ンズ鏡筒28内に投入されて、その周囲縁部がレンズ保
持アーム手段18のテーパ面18cに係合させられ、次
いでレンズが適当な用具でもって環状リム16側に向か
って押し込まれると、上述した第1の実施形態の場合同
様に、レンズはレンズ保持枠の所定の保持位置で保持さ
れることになる。
【0026】図7及び図8を参照すると、本発明による
レンズ保持枠の第3の実施形態が示される。なお、図7
及び図8でも、上述した第1の実施形態と同様な構成要
素については同じ参照符号が用いられる。第1の実施形
態では、環状形枠本体14はスリーブ状部材として形成
されるが、第3の実施形態では、環状形枠本体14は環
状ディスク板部材として形成される。
【0027】環状形枠本体即ち環状ディスク板部材14
には保持されるべきレンズLの直径よりも大きな外径が
与えられ、環状ディスク板部材14の一方の端面側には
その周囲に沿って環状当接端面17″が形成される。環
状当接端面17″はレンズLの保持位置を規定するため
の位置決め当接手段を構成し、環状当接端面17″はレ
ンズLの直径に実質的に等しい円の内側周囲に沿って延
びる。
【0028】第3の本実施形態では、環状ディスク板部
材14の一方の端面側、即ち環状当接端面17″が形成
された端面側からは、3つのレンズ保持アーム手段18
がその中心軸線に対して平行に一体的に延在させられ、
しかもレンズLと実質的に同じ直径を持つ円に外接する
ように等間隔に配置される。各レンズ保持アーム手段1
8自体は第1の実施形態の場合と同様な構成とされる。
要するに、第3の実施形態は、第1の実施形態において
スリーブ状部材14から周囲壁部を排除したものに対応
した構成となる。このような第3の実施形態において
も、レンズLは第1の場合と同様な態様でレンズ保持枠
10に装着され得る。なお、第1の実施形態について説
明した変更例及び改変例は第3の実施形態の場合につい
ても適用し得ることが理解されるべきである。
【0029】先に述べたように、上述した実施形態で
は、レンズ保持アーム手段18の全長を長くしてそこに
適当な弾性を付与するために、レンズ保持アーム手段1
8のアーム部は直角形状に曲げられて第1及び第2のア
ーム部18a及び18bとされているが、レンズ保持ア
ーム手段の全長を長くするためにそのアーム部をその他
の適当な形状に変形し得ることが理解されるべきであ
る。一方、もしレンズ保持枠自体10が比較的軟質の合
成樹脂材料から一体成形され、かつレンズ保持アーム手
段18のアーム部が真っ直ぐな場合であっても該アーム
部に適当な弾性が付与し得るならば、レンズ保持アーム
手段18のアーム部についてはわざわざ変形させる必要
はない。
【0030】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
によるレンズ保持枠においては、レンズの装着について
は該レンズをレンズ保持アーム手段のテーパ面に適用し
て位置決め当接手段に向かって押し込むだけ達成し得る
ので、レンズの組付作業時間を大巾に短縮化し得るとい
う効果が得られる。また、本発明によるレンズ保持枠は
一体成形品の一部品として製造されるので、その製造コ
ストも低く抑え得るとう効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレンズ保持枠の第1の実施形態を
示す平面図であって、該レンズ保持枠をレンズ鏡筒に接
続させた状態で示す図である。
【図2】図1のII-II線に沿うレンズ保持枠の横断面図
である。
【図3】図2のIII-III線に沿うレンズ保持枠の一部縦
断面図である。
【図4】図3と同様な一部縦断面図であって、対物レン
ズをレンズ保持枠に保持させた状態でしかも該レンズ保
持枠をレンズ鏡筒に接続した状態で示す図である。
【図5】図2に対応した断面図であって、本発明の第1
の実施形態の変形実施形態を示す図である。
【図6】図3に対応した一部縦断面図であって、本発明
によるレンズ保持枠の第2の実施形態を示す図である。
【図7】図2に対応した断面図であって、本発明による
レンズ保持枠の第3の実施形態を示す図である。
【図8】図7のVIII-VIII線に沿う一部縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 レンズ保持枠 12 レンズ鏡筒 14 環状形枠本体(スリーブ状部材、環状ディスク板
部材) 16 環状リム部 16′ 弧状リム部 17″ 環状当接端面 18 レンズ保持アーム手段 20 開口 22 環状接続部 24 環状嵌合部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを所定位置に保持するレンズ保持
    枠であって、環状形枠本体と、前記レンズに外接するよ
    うに前記環状形枠本体によって片持ち梁の態様で支持さ
    れた少なくとも2つの弾性変形可能なレンズ保持アーム
    手段と、前記レンズの保持位置を規定するために該レン
    ズの周囲縁部に当接するように前記環状形枠本体の内側
    周囲に沿って設けられた位置決め当接手段とを具備して
    成るレンズ保持枠において、 前記各レンズ保持アーム手段は前記環状形枠本体の内側
    に侵入するように突出した突起部を備え、前記位置決め
    当接手段と前記突起部との間のスペースには前記レンズ
    の周囲縁部を受け入れ得るような寸法形状が与えられ、
    前記突起部にはテーパ面が形成され、このテーパ面に
    は、そこに前記レンズの周囲縁部を係合させて該レンズ
    を前記位置決め当接手段に向けて押し込んだ際に前記レ
    ンズ保持アーム手段が弾性的に押し広げられて該レンズ
    の周囲縁部が前記突起部を乗り越え得るような形状が与
    えられることを特徴とするレンズ保持枠。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレンズ保持枠におい
    て、前記環状形枠本体にはそれを適当なレンズ鏡筒に接
    続するための接続部が設けられることを特徴とするレン
    ズ保持枠。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のレンズ保持枠におい
    て、前記環状形枠本体が適当なレンズ鏡筒の一部分とし
    て一体成形されることを特徴とするレンズ保持枠。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のレンズ保持枠におい
    て、前記レンズが円形とされ、前記レンズ保持アーム手
    段が該レンズと実質的に同じ直径を持つ円に外接させら
    れ、前記レンズ保持アーム手段の突起部が前記円の内側
    に侵入させられることを特徴とするレンズ保持枠。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のレンズ保持枠におい
    て、前記各レンズ保持アーム手段が前記環状形枠本体の
    中心軸線に対して平行に延びる第1のアーム部と、この
    第1のアーム部から前記円の円弧に沿って一体的に延び
    る第2のアーム部とから成り、前記第2のアーム部の先
    端に前記突起部が一体成形されることを特徴とするレン
    ズ保持枠。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載のレンズ保持枠
    において、前記環状形枠本体が適当な合成樹脂材料から
    形成されかつ前記レンズの直径に実質的に等しい内径を
    持つスリーブ状部材として構成され、前記レンズ保持ア
    ーム手段が前記スリーブ状部材の周囲壁部中に一体成形
    されることを特徴とするレンズ保持枠。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のレンズ保持枠におい
    て、前記位置決め当接手段が前記スリーブ状部材の内周
    壁面からその周囲に沿って一体的に突出した環状リム部
    に形成された環状当接端面から成ることを特徴とするレ
    ンズ保持枠。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のレンズ保持枠におい
    て、前記位置決め当接手段が前記スリーブ状部材の内周
    壁面からその周囲に沿って等間隔に一体的に突出した少
    なくとも2つの弧状リム部にそれぞれ形成された弧状当
    接端面から成ることを特徴とするレンズ保持枠。
  9. 【請求項9】 請求項4から8までのいずれか1項に記
    載のレンズ保持枠において、前記環状形枠本体が適当な
    合成樹脂材料から形成されかつ前記レンズの直径よりも
    大きな外径を持つ環状ディスク板部材として構成され、
    前記レンズ保持アーム手段が前記環状ディスク板部材の
    一方の端面側からその中心軸線に対して平行に一体的に
    延在させられることを特徴とするレンズ保持枠。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のレンズ保持枠におい
    て、前記位置決め当接手段が前記環状ディスク板部材の
    前記一方の端面側にその周囲に沿って形成された環状当
    接端面から成ることを特徴とするレンズ保持枠。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のレンズ保持枠におい
    て、前記位置決め当接手段が前記環状ディスク板部材の
    前記一方の端面側にその周囲に沿って等間隔に形成され
    た少なくとも2つの弧状当接端面から成ることを特徴と
    するレンズ保持枠。
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