JPH0248084B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に、それぞれの相互に交換可能な
レンズがレンズ筒に不変に取り付けられ、該レン
ズ筒がスライド投影機の鏡筒に取りはずし可能に
取り付けられる種類の相互に交換可能なレンズを
備えたスライド投影機に関する。

良好な精度の周知の固着装置は、しばしば精造
に費用がかかりかつ時々使用するには複雑にされ
ている。より簡単な構造の他の周知の装置は、し
ばしば映像の焦点を合せることを困難にさせる等
の機械的な装作を必要にしている。

これらの欠点を除去しそして容易に取扱いかつ
簡単に製造することができ、しかしそれにもかか
わらず高い精度を有する固着装置を提供するため
に、本発明は特許請求の範囲において定義された
特色を有する特徴が与えられた。

以下本発明を添付図面の実施例よつて説明す
る。

投影機（図示せず）には、焦点を合せるために
軸線方向に往復運動する鏡筒１が設けられ、そし
てその前方部分はレンズ筒２といつしつに取りは
ずし可能に連結することができ、前記レンズ筒２
においてはレンズ（図示せず）が不変に取り付け
られている。第１図に示すように、鏡筒１の軸線
に対して垂直に延びる同じ平面において、外周溝
３が配置され、図示の実施例では４つ設けられて
いる。第１図に指摘されるように、それぞれの溝
３の底部は、鏡筒１の筒面内へ傾斜した面９を経
て変形している。鏡筒１は、特に第２図をみる
と、溝から前方自由縁５まで円すい面５まで円す
い面６の状態で傾斜している。溝３間においては
三角形の案内肩部４が鏡筒１の筒面から上向きに
かつそれらの突出した前方の端面を具備して突出
している。

レンズ筒２は、鏡筒１の内部に取り付けられ、
そしてその前方部分はレンズ筒２の筒面から離隔
された保護リング１０とした構造にされている。
この実施例において示されるように、保護リング
１０と一体のフツク１１は、レンズ筒２に関して
後向きに向けられかつ保護リング１０の内側に配
置されている。フツク１０は、半径方向に弾性的
であるように、しかし好適には外周方向に剛性で
あるような構造にされている。

第２図により明瞭に示されているように、フツ
ク１１は、レンズ筒２が鏡筒１内に挿入されると
き、溝３内にぱちつと係合し、そしてその前方端
縁５が保護リング１０の底に届いている。第２図
に示されるように、適当な角度で傾斜されたフツ
クの側部１３の構造にすることにより、該側部は
円すい面６において上向きに容易に内される。溝
３の側部７およびフツク１１の側部１２を十分に
急こう配の構造にすることにより、それぞれのフ
ツク１１は、自動制動がなされかつ溝３から軸線
方向に引き出されることを阻止することができ
る。レンズ筒２と鏡筒１との間での上昇する遊び
を防止するために、鏡筒１の前方縁５と溝側部７
との間の距離は、好適には保護リングの底部とフ
ツク１１の側部１２との間の間隔をわずかに越え
る長さを与えることができる。溝側部７とわずか
に傾斜したフツク側部１２とを同時に設計するこ
とにより、フツクは、前記長さの差にかかわらず
溝３内にばちつと係合し、そしてそのばね作用に
より常時レンズ筒２を鏡筒１内に引き込もうとす
る。

レンズ筒２を取りはずすためには、筒は任意の
方向に転回され、これによりフツク１１がフツク
３の一方端部に達したあとで端面９により上方向
に押圧される。回し続けると、フツク１１の側部
はレンズ筒を前方向に押圧する案内肩部４の傾斜
した側部に合致し、これにより鏡筒１とレンズ筒
２との間の連結は簡単にかつ急速に中止される。

図示の実施例において、フツク１１および保護
リング１０はレンズ筒２と一体に形成され、そし
てフツクの弾性は適当な材料の選択により得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例である交換可能なレン
ズの取り付け／取り脱し段階における斜視図、お
よび第２図は第１図の装置の固着部材の長手方向
詳細断面図である。 １……鏡筒、２……レンズ筒、３……外周溝、
４……案内肩部、５……前方縁、６……円すい
面、１０……保護リング、１１……フツク、１
２，１３……フツク側部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 鏡筒が前方自由縁の内方側に同じ平面におい
   て配置された少なくとも２個の外周溝を具備し、
   該溝のそれぞれの底部は前記平面において鏡筒の
   筒面に対し溝の端部が傾斜されて変形し、前記筒
   面は鏡筒の自由縁に対し円すい状に傾斜し、かつ
   ２個の隣接した溝の間の筒面に配置され前記自由
   縁に対しくさび形状をして傾斜した案内肩部を具
   備し、そしてレンズ筒が半径方向に弾性を有する
   フツクを具備し、取り付けられたレンズ筒におい
   ては鏡筒の溝に係合可能であることを特徴とする
   鏡筒にレンズ筒を取りはずし可能に取り付ける装
   置。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載の装置におい
   て、鏡筒の自由縁とこれに面した溝側部との間の
   距離が鏡筒におけるレンズ筒の挿入間隔を制限す
   る止め部材と該止め部材に面したフツク側部との
   間の距離よりわずかに大きく、前記フツク側部が
   わずかに傾斜され、止め部材から半径内方向にみ
   えることを特徴とする鏡筒にレンズ筒を取りはず
   し可能に取り付ける装置。 ３ 特許請求の範囲第１項または第２項に記載の
   装置において、レンズ筒がフツクの半径方向外側
   に保護リングを具備し、該リングが止め部材を構
   成するフランジによりレンズ筒に取り付けられて
   いることを特徴とする鏡筒にレンズ筒を取りはず
   し可能に取り付ける装置。 ４ 特許請求の範囲第１項から第３項までのどれ
   か１項に記載の装置において、フツクの側部と該
   フツクの側部と共同作用する溝の側部とは、これ
   らの側部がフツクの軸線方向負荷において互いに
   自動制動を行う摩擦連結を形成するように選ばれ
   た傾斜を有することを特徴とする鏡筒にレンズ筒
   を取りはずし可能に取り付ける装置。