JP3401445B2 - レンズの保持構造 - Google Patents
レンズの保持構造Info
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- JP3401445B2 JP3401445B2 JP36942498A JP36942498A JP3401445B2 JP 3401445 B2 JP3401445 B2 JP 3401445B2 JP 36942498 A JP36942498 A JP 36942498A JP 36942498 A JP36942498 A JP 36942498A JP 3401445 B2 JP3401445 B2 JP 3401445B2
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- Japan
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- lens holding
- lens
- holding member
- holding structure
- locking claw
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/02—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
- G02B7/026—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses using retaining rings or springs
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
Description
【０００１】
【技術分野】本発明は、レンズ群の倒れを補正すること
が可能なレンズの保持構造に関する。
が可能なレンズの保持構造に関する。
【０００２】
【従来技術及びその問題点】従来、レンズ群を保持する
部材（例えばＡＦレンズ群を保持するＡＦ／ＡＥシャッ
タユニット）を筒状部材内に保持させる場合には、バヨ
ネットやネジ止め等を用いて両者を固定していた。
部材（例えばＡＦレンズ群を保持するＡＦ／ＡＥシャッ
タユニット）を筒状部材内に保持させる場合には、バヨ
ネットやネジ止め等を用いて両者を固定していた。
【０００３】ネジ止めを用いて両者を固定する構造にお
いては、レンズ群に倒れ（チルト）が生じた場合、両者
のネジ止め部分にチルト補正用の座金を挟持させてチル
ト補正を行なっていた。しかし、この従来の方法では、
ネジを外して座金を挿入した後再びネジ止めをする作業
は面倒であり、また鏡筒内でのスペース効率が悪かっ
た。
いては、レンズ群に倒れ（チルト）が生じた場合、両者
のネジ止め部分にチルト補正用の座金を挟持させてチル
ト補正を行なっていた。しかし、この従来の方法では、
ネジを外して座金を挿入した後再びネジ止めをする作業
は面倒であり、また鏡筒内でのスペース効率が悪かっ
た。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、スペース効率が良く且つ簡単
な構造でレンズ群のチルト補正を容易に行なうことを可
能にするレンズの保持構造を得ることを目的とする。
な構造でレンズ群のチルト補正を容易に行なうことを可
能にするレンズの保持構造を得ることを目的とする。
【０００５】
【発明の概要】本発明は、外側筒体内に、レンズを保持
したレンズ保持部材を嵌合させて保持するレンズの保持
構造において、上記レンズ保持部材を外側筒体内におい
て光軸方向のいずれか一方に移動付勢する付勢手段と；
上記レンズ保持部材と外側筒体のいずれか一方の周面
に、略等角度間隔で形成した、径方向に突出する複数の
係止爪；上記レンズ保持部材と外側筒体の他方の周面に
形成した、これらの複数の係止爪が嵌まり、かつ該係止
爪の前後方向の一方の端部が上記付勢手段によって当接
する当接面を有する固定孔；上記係止爪を挿通する孔を
有する座金部と、上記固定孔内に進入して係止爪と固定
孔の当接面との間に位置する延出部とを有するチルト補
正座金；を備え、このチルト補正座金の上記延出部を複
数の係止爪と係止孔の間に選択的に挿入したことを特徴
としている。
したレンズ保持部材を嵌合させて保持するレンズの保持
構造において、上記レンズ保持部材を外側筒体内におい
て光軸方向のいずれか一方に移動付勢する付勢手段と；
上記レンズ保持部材と外側筒体のいずれか一方の周面
に、略等角度間隔で形成した、径方向に突出する複数の
係止爪；上記レンズ保持部材と外側筒体の他方の周面に
形成した、これらの複数の係止爪が嵌まり、かつ該係止
爪の前後方向の一方の端部が上記付勢手段によって当接
する当接面を有する固定孔；上記係止爪を挿通する孔を
有する座金部と、上記固定孔内に進入して係止爪と固定
孔の当接面との間に位置する延出部とを有するチルト補
正座金；を備え、このチルト補正座金の上記延出部を複
数の係止爪と係止孔の間に選択的に挿入したことを特徴
としている。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下図示実施形態に基づいて本発
明を説明する。図１は、本発明を適用したレンズ鏡筒１
０の光軸Ｏから上半分を示す断面図である。レンズ鏡筒
１０は、レンズシャッタカメラに備わるもので、鏡筒
（外側筒体）１１と、この鏡筒１１内に支持されたＡＦ
／ＡＥシャッタユニット（レンズ保持部材）１４とを有
している。ＡＦ／ＡＥシャッタユニット１４の後部に
は、複数のシャッタ羽根からなるシャッタ１６が設けら
れている。
明を説明する。図１は、本発明を適用したレンズ鏡筒１
０の光軸Ｏから上半分を示す断面図である。レンズ鏡筒
１０は、レンズシャッタカメラに備わるもので、鏡筒
（外側筒体）１１と、この鏡筒１１内に支持されたＡＦ
／ＡＥシャッタユニット（レンズ保持部材）１４とを有
している。ＡＦ／ＡＥシャッタユニット１４の後部に
は、複数のシャッタ羽根からなるシャッタ１６が設けら
れている。
【０００７】ＡＦ／ＡＥシャッタユニット１４の内周面
には雌ヘリコイド１４ａが形成されており、この雌ヘリ
コイド１４ａには、ＡＦレンズ群１２を支持するレンズ
枠１３の外周面に形成された雄ヘリコイド１３ａが螺合
されている。したがって、レンズ枠１３がＡＦ／ＡＥシ
ャッタユニット１４に対して回転すると、ＡＦレンズ群
１２は雄ヘリコイド１３ａと雌ヘリコイド１４ａの関係
によって光軸Ｏに沿って移動する。
には雌ヘリコイド１４ａが形成されており、この雌ヘリ
コイド１４ａには、ＡＦレンズ群１２を支持するレンズ
枠１３の外周面に形成された雄ヘリコイド１３ａが螺合
されている。したがって、レンズ枠１３がＡＦ／ＡＥシ
ャッタユニット１４に対して回転すると、ＡＦレンズ群
１２は雄ヘリコイド１３ａと雌ヘリコイド１４ａの関係
によって光軸Ｏに沿って移動する。
【０００８】ＡＦ／ＡＥシャッタユニット１４には、レ
ンズ枠１３に係合して該レンズ枠１３を回転駆動する公
知のドライブピン１５が設けられている。ＡＦ／ＡＥシ
ャッタユニット１４は、このドライブピン１５を被写体
距離に応じた量だけ駆動し、これによってレンズ枠１３
を回転させてＡＦレンズ群１２を合焦位置へ移動させ
る。
ンズ枠１３に係合して該レンズ枠１３を回転駆動する公
知のドライブピン１５が設けられている。ＡＦ／ＡＥシ
ャッタユニット１４は、このドライブピン１５を被写体
距離に応じた量だけ駆動し、これによってレンズ枠１３
を回転させてＡＦレンズ群１２を合焦位置へ移動させ
る。
【０００９】ＡＦ／ＡＥシャッタユニット１４の外周後
部には、光軸方向後方に延び且つ径方向に弾性を有する
３つの弾性脚２１が円周方向に略等間隔で一体に形成さ
れている。各弾性脚２１には、径方向外側に突出する係
止爪２１ａが突設されている。各係止爪２１ａは、光軸
方向前方に向かうにしたがって弾性脚２１外周面からの
突出量が減少する形状を有している。この係止爪２１ａ
の周囲には、チルト補正座金３０（図３参照）取り付け
用の座面２１ｂが形成されている。座面２１ｂは、弾性
脚２１の外周面から径方向内側へ所定深さ窪んだ凹部と
して設けられている。この凹部の深さは、チルト補正座
金３０の厚みよりも若干量大きく設定されている。また
ＡＦ／ＡＥシャッタユニット１４の前端部には、３つの
弾性脚２１の周方向位置にそれぞれ対応させて、光軸方
向前方に延びる３つのコイルばね支持突起１４ｂが形成
されている。
部には、光軸方向後方に延び且つ径方向に弾性を有する
３つの弾性脚２１が円周方向に略等間隔で一体に形成さ
れている。各弾性脚２１には、径方向外側に突出する係
止爪２１ａが突設されている。各係止爪２１ａは、光軸
方向前方に向かうにしたがって弾性脚２１外周面からの
突出量が減少する形状を有している。この係止爪２１ａ
の周囲には、チルト補正座金３０（図３参照）取り付け
用の座面２１ｂが形成されている。座面２１ｂは、弾性
脚２１の外周面から径方向内側へ所定深さ窪んだ凹部と
して設けられている。この凹部の深さは、チルト補正座
金３０の厚みよりも若干量大きく設定されている。また
ＡＦ／ＡＥシャッタユニット１４の前端部には、３つの
弾性脚２１の周方向位置にそれぞれ対応させて、光軸方
向前方に延びる３つのコイルばね支持突起１４ｂが形成
されている。
【００１０】鏡筒１１の前端部近傍には、径方向内側に
延びるフランジ部１１ａが形成されている。各コイルば
ね支持突起１４ｂは、光軸方向でこのフランジ部１１ａ
に対向している。フランジ部１１ａと各コイルばね支持
突起１４ｂの間には、コイルばね（圧縮ばね）１７が圧
縮された状態で設けられている。
延びるフランジ部１１ａが形成されている。各コイルば
ね支持突起１４ｂは、光軸方向でこのフランジ部１１ａ
に対向している。フランジ部１１ａと各コイルばね支持
突起１４ｂの間には、コイルばね（圧縮ばね）１７が圧
縮された状態で設けられている。
【００１１】また鏡筒１１の後端部近傍には、３つの固
定孔１１ｂが円周方向に略等間隔で形成されている。こ
れら３つの固定孔１１ｂには３つの係止爪２１ａがそれ
ぞれ係入する。各固定孔１１ｂの光軸方向での長さは、
係止爪２１ａの光軸方向での長さよりも若干長く設定さ
れている。鏡筒１１内にＡＦ／ＡＥシャッタユニット１
４を嵌入させ支持させるときは、各コイルばね支持突起
１４ｂにコイルばね１７を嵌めた状態で鏡筒１１内にＡ
Ｆ／ＡＥシャッタユニット１４を嵌め入れ、コイルばね
１７の弾性に抗して各固定孔１１ｂに対応の係止爪２１
ａをそれぞれ係入させる。この状態において、ＡＦ／Ａ
Ｅシャッタユニット１４は、コイルばね１７の付勢力に
抗して鏡筒１１に対して光軸方向前方に若干量移動可能
となっている。即ち、仮に各コイルばね支持突起１４ｂ
上にコイルばね１７を設けない状態では鏡筒１１とＡＦ
／ＡＥシャッタユニット１４の間には光軸方向で若干の
遊びが生じる。しかし各コイルばね１７がＡＦ／ＡＥシ
ャッタユニット１４を鏡筒１１に対して常時光軸方向後
方へ付勢しているので、そのような遊びは生じない。
定孔１１ｂが円周方向に略等間隔で形成されている。こ
れら３つの固定孔１１ｂには３つの係止爪２１ａがそれ
ぞれ係入する。各固定孔１１ｂの光軸方向での長さは、
係止爪２１ａの光軸方向での長さよりも若干長く設定さ
れている。鏡筒１１内にＡＦ／ＡＥシャッタユニット１
４を嵌入させ支持させるときは、各コイルばね支持突起
１４ｂにコイルばね１７を嵌めた状態で鏡筒１１内にＡ
Ｆ／ＡＥシャッタユニット１４を嵌め入れ、コイルばね
１７の弾性に抗して各固定孔１１ｂに対応の係止爪２１
ａをそれぞれ係入させる。この状態において、ＡＦ／Ａ
Ｅシャッタユニット１４は、コイルばね１７の付勢力に
抗して鏡筒１１に対して光軸方向前方に若干量移動可能
となっている。即ち、仮に各コイルばね支持突起１４ｂ
上にコイルばね１７を設けない状態では鏡筒１１とＡＦ
／ＡＥシャッタユニット１４の間には光軸方向で若干の
遊びが生じる。しかし各コイルばね１７がＡＦ／ＡＥシ
ャッタユニット１４を鏡筒１１に対して常時光軸方向後
方へ付勢しているので、そのような遊びは生じない。
【００１２】本実施形態のレンズ鏡筒１０では、鏡筒１
１にＡＦ／ＡＥシャッタユニット１４を適切に嵌合させ
た状態でＡＦレンズ群１２に倒れ（チルト）が生じた場
合には、この倒れをキャンセルする方向にある弾性脚２
１上の座面２１ｂに上述したチルト補正座金３０を取り
付けることにより（即ち互いに係合する係止爪２１ａと
固定孔１１ｂの間にチルト補正座金３０を取り付けるこ
とにより）チルトを補正することができる。チルト補正
座金３０は、略中央に略正方形の孔３０ａが開けられた
略正方形の座金部３０ｃと、孔３０ａの一辺から略９０
°曲折されて所定長さ延出する延出部３０ｂを有してい
る。このような形状を呈するチルト補正座金３０は、図
１に示すように、孔３０ａに係止爪２１ａを挿通させ、
且つ延出部３０ｂを係止爪２１ａと固定孔１１ｂの後側
壁面（当接面）１１ｃの間に挟んだ状態で、その座金部
３０ｃが座面２１ｂに設置される。延出部３０ｂは、コ
イルばね１７の付勢力により、係止爪２１ａによって固
定孔１１ｂの後側壁面１１ｃに対して常時押圧されてい
る。
１にＡＦ／ＡＥシャッタユニット１４を適切に嵌合させ
た状態でＡＦレンズ群１２に倒れ（チルト）が生じた場
合には、この倒れをキャンセルする方向にある弾性脚２
１上の座面２１ｂに上述したチルト補正座金３０を取り
付けることにより（即ち互いに係合する係止爪２１ａと
固定孔１１ｂの間にチルト補正座金３０を取り付けるこ
とにより）チルトを補正することができる。チルト補正
座金３０は、略中央に略正方形の孔３０ａが開けられた
略正方形の座金部３０ｃと、孔３０ａの一辺から略９０
°曲折されて所定長さ延出する延出部３０ｂを有してい
る。このような形状を呈するチルト補正座金３０は、図
１に示すように、孔３０ａに係止爪２１ａを挿通させ、
且つ延出部３０ｂを係止爪２１ａと固定孔１１ｂの後側
壁面（当接面）１１ｃの間に挟んだ状態で、その座金部
３０ｃが座面２１ｂに設置される。延出部３０ｂは、コ
イルばね１７の付勢力により、係止爪２１ａによって固
定孔１１ｂの後側壁面１１ｃに対して常時押圧されてい
る。
【００１３】いずれかの弾性脚２１上の座面２１ｂにチ
ルト補正座金３０を取り付けて係止爪２１ａを固定孔１
１ｂに係合させると、該弾性脚２１は、係止爪２１ａと
固定孔１１ｂの後側壁面１１ｃの間にチルト補正座金３
０の延出部３０ｂが位置するので、延出部３０ｂの厚み
Ｌ（図３参照）分だけ鏡筒１１に対して光軸方向前方に
シフトする。このシフト量に相当する量だけＡＦ／ＡＥ
シャッタユニット１４の軸線が鏡筒１１の軸線に対して
チルトし、よってＡＦレンズ群１２が光軸Ｏに対してチ
ルトする。
ルト補正座金３０を取り付けて係止爪２１ａを固定孔１
１ｂに係合させると、該弾性脚２１は、係止爪２１ａと
固定孔１１ｂの後側壁面１１ｃの間にチルト補正座金３
０の延出部３０ｂが位置するので、延出部３０ｂの厚み
Ｌ（図３参照）分だけ鏡筒１１に対して光軸方向前方に
シフトする。このシフト量に相当する量だけＡＦ／ＡＥ
シャッタユニット１４の軸線が鏡筒１１の軸線に対して
チルトし、よってＡＦレンズ群１２が光軸Ｏに対してチ
ルトする。
【００１４】チルト補正座金３０は、延出部３０ｂの厚
みＬの異なる複数個が予め用意されており、ＡＦレンズ
群１２の倒れの量に応じたチルト補正座金３０が選択さ
れて用いられる。
みＬの異なる複数個が予め用意されており、ＡＦレンズ
群１２の倒れの量に応じたチルト補正座金３０が選択さ
れて用いられる。
【００１５】以上の構成を有する本発明のレンズの保持
構造によれば、鏡筒１１にＡＦ／ＡＥシャッタユニット
１４を嵌合させた状態でＡＦレンズ群１２に倒れが生じ
た場合、この倒れをキャンセルする方向にある弾性脚２
１上の座面２１ｂに、倒れの量に見合ったチルト補正座
金３０を選定して取り付けるだけで容易にチルトを補正
することができる。チルト補正座金３０の取り付けには
ネジ止め等は不要なため作業性が良い。さらに、鏡筒１
１と弾性脚２１の間にチルト補正座金３０を挟持させる
構成なのでスペース効率が良い。
構造によれば、鏡筒１１にＡＦ／ＡＥシャッタユニット
１４を嵌合させた状態でＡＦレンズ群１２に倒れが生じ
た場合、この倒れをキャンセルする方向にある弾性脚２
１上の座面２１ｂに、倒れの量に見合ったチルト補正座
金３０を選定して取り付けるだけで容易にチルトを補正
することができる。チルト補正座金３０の取り付けには
ネジ止め等は不要なため作業性が良い。さらに、鏡筒１
１と弾性脚２１の間にチルト補正座金３０を挟持させる
構成なのでスペース効率が良い。
【００１６】本実施形態では、ＡＦ／ＡＥシャッタユニ
ット１４に３つの弾性脚２１を円周方向に略等間隔で形
成したが、本発明はこれに限定されず、４以上の弾性脚
２１を円周方向に略等間隔で形成してもよい。この場
合、各弾性脚２１に係止爪２１ａを設け、さらに鏡筒１
１の後端部近傍に、係止爪２１ａの数と同数の固定孔１
１ｂを円周方向に略等間隔で形成すればよい。
ット１４に３つの弾性脚２１を円周方向に略等間隔で形
成したが、本発明はこれに限定されず、４以上の弾性脚
２１を円周方向に略等間隔で形成してもよい。この場
合、各弾性脚２１に係止爪２１ａを設け、さらに鏡筒１
１の後端部近傍に、係止爪２１ａの数と同数の固定孔１
１ｂを円周方向に略等間隔で形成すればよい。
【００１７】また本実施形態では、弾性脚２１側に係止
爪２１ａを設け、鏡筒１１側に固定孔１１ｂを設ける構
成にしたが、弾性脚２１側に固定孔を設け、鏡筒１１側
に係止爪を設ける構成にしてもよい。
爪２１ａを設け、鏡筒１１側に固定孔１１ｂを設ける構
成にしたが、弾性脚２１側に固定孔を設け、鏡筒１１側
に係止爪を設ける構成にしてもよい。
【００１８】また本実施形態では、ＡＦ／ＡＥシャッタ
ユニット１４を常時光軸方向後方へ付勢する弾性部材と
してコイルばね１７を用いる構成にしたが、コイルばね
１７に代えて、該コイルばね１７と同等の機能を有する
板ばねを用いる構成にしてもよい。
ユニット１４を常時光軸方向後方へ付勢する弾性部材と
してコイルばね１７を用いる構成にしたが、コイルばね
１７に代えて、該コイルばね１７と同等の機能を有する
板ばねを用いる構成にしてもよい。
【００１９】
【発明の効果】以上のように、本発明を適用したレンズ
の保持構造によれば、複数箇所の互いに係合する固定孔
と係止爪の部分に、レンズ保持部材の軸線を外側筒体の
軸線に対して傾けるチルト補正座金を選択的に係合可能
に設ける構成にしたので、スペース効率が良く且つ簡単
な構造でレンズ群のチルト補正を容易に行なうことがで
きる。さらに、係止爪と固定孔の当接面のいずれか一方
を付勢手段により互いに近づく方向に付勢し、付勢され
た係止爪と当接面との間にチルト補正座金の延出部を挿
入することにより、チルト補正座金を係止爪と固定孔の
間に取り付けているので、チルト補正座金の取付に際し
てはネジ止め等は不要であり、チルト補正座金の取付作
業を簡単に行うことができる。
の保持構造によれば、複数箇所の互いに係合する固定孔
と係止爪の部分に、レンズ保持部材の軸線を外側筒体の
軸線に対して傾けるチルト補正座金を選択的に係合可能
に設ける構成にしたので、スペース効率が良く且つ簡単
な構造でレンズ群のチルト補正を容易に行なうことがで
きる。さらに、係止爪と固定孔の当接面のいずれか一方
を付勢手段により互いに近づく方向に付勢し、付勢され
た係止爪と当接面との間にチルト補正座金の延出部を挿
入することにより、チルト補正座金を係止爪と固定孔の
間に取り付けているので、チルト補正座金の取付に際し
てはネジ止め等は不要であり、チルト補正座金の取付作
業を簡単に行うことができる。
【図１】本発明を適用したレンズ鏡筒の光軸から上半分
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図２】図１に示すレンズ鏡筒の本発明に係る要部を示
す断面図である。
す断面図である。
【図３】チルト補正座金の斜視外観図である。
１０ レンズ鏡筒
１１ 鏡筒（外側筒体）
１１ｂ 固定孔
１２ ＡＦレンズ群
１４ ＡＦ／ＡＥシャッタユニット１４
１７ コイルばね（付勢手段）
２１ 弾性脚
２１ａ 係止爪
２１ｂ 座面
３０ チルト補正座金３０
Ｏ 光軸
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G02B 7/02 - 7/105
Claims (5)
- 【請求項１】 外側筒体内に、レンズを保持したレンズ
保持部材を嵌合させて保持するレンズの保持構造におい
て、 上記レンズ保持部材を外側筒体内において光軸方向のい
ずれか一方に移動付勢する付勢手段と； 上記レンズ保持部材と外側筒体のいずれか一方の周面
に、略等角度間隔で形成した、径方向に突出する複数の
係止爪； 上記レンズ保持部材と外側筒体の他方の周面に形成し
た、これらの複数の係止爪が嵌まり、かつ該係止爪の前
後方向の一方の端部が上記付勢手段によって当接する当
接面を有する固定孔； 上記係止爪を挿通する孔を有する座金部と、上記固定孔
内に進入して係止爪と固定孔の当接面との間に位置する
延出部とを有するチルト補正座金；を備え、 このチルト補正座金の上記延出部を複数の係止爪と係止
孔の間に選択的に挿入した ことを特徴とするレンズの保
持構造。 - 【請求項２】 請求項１に記載のレンズの保持構造にお
いて、 レンズ保持部材と外側筒体との間の周面の一方と他方
に、略１２０°間隔で、上記付勢手段に抗してレンズ保
持部材を外側筒体に抜け止め保持する係止爪とこの係止
爪が係合する固定孔とを設けたレンズの保持構造。 - 【請求項３】 請求項１または２に記載のレンズの保持
構造において、付勢手段は、筒状部材とレンズ群保持部
材の間に設けられた弾性部材であるレンズの保持構造。 - 【請求項４】 請求項３に記載のレンズの保持構造にお
いて、弾性部材は、筒状部材とレンズ群保持部材の間に
縮設された圧縮ばねであるレンズの保持構造。 - 【請求項５】 請求項１ないし４のいずれか１項に記載
のレンズの保持構造において、レンズ保持部材には、光
軸方向に延び且つ径方向に弾性を有する複数の弾性脚が
円周方向に略等間隔で形成されており、上記係止爪はこ
の複数の弾性脚の各々に形成されている、レンズの保持
構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36942498A JP3401445B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | レンズの保持構造 |
| US09/469,359 US6130788A (en) | 1998-12-25 | 1999-12-22 | Structure for holding lens |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36942498A JP3401445B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | レンズの保持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000193867A JP2000193867A (ja) | 2000-07-14 |
| JP3401445B2 true JP3401445B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=18494386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36942498A Expired - Fee Related JP3401445B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | レンズの保持構造 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6130788A (ja) |
| JP (1) | JP3401445B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3445546B2 (ja) * | 2000-01-26 | 2003-09-08 | ペンタックス株式会社 | レンズの偏心調整装置 |
| US6643076B2 (en) | 2000-06-02 | 2003-11-04 | Affymetrix, Inc. | Attachment device |
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| DE10316926B3 (de) * | 2003-02-28 | 2004-09-09 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Halterung für optische Elemente sowie Verfahren zur Herstellung |
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