JP2003202643A - 写真フィルム収納容器用金属材料および写真フィルム収納容器 - Google Patents

写真フィルム収納容器用金属材料および写真フィルム収納容器

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JP2003202643A
JP2003202643A JP2002209448A JP2002209448A JP2003202643A JP 2003202643 A JP2003202643 A JP 2003202643A JP 2002209448 A JP2002209448 A JP 2002209448A JP 2002209448 A JP2002209448 A JP 2002209448A JP 2003202643 A JP2003202643 A JP 2003202643A
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photographic film
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Shigekazu Sakai
繁一 坂井
Hideo Ishii
英雄 石井
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パトローネ製造工程の除塵管理に特別な管理
をすること無く、装填した135サイズロール状フィル
ムに塗料被膜の付着を生じさせない写真フィルム収納容
器用金属材料及びそれを用いて製造したパトローネの提
供。 【解決手段】 金属支持体の少なくとも一方の面に6価
クロムを含まない防錆被膜を有し、該防錆被膜上に塗布
された塗料被膜を有する写真フィルム収納容器用金属材
料であって、前記塗料被膜の180度折り曲げ試験によ
る折り曲げ部の膜剥がれがJIS K 5600−8−
1−1999に規定される1〜4等級であることを特徴
とする写真フィルム収納容器用金属材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、6価クロムを含ま
ない防錆被膜を有する写真フィルム収納容器用金属材料
およびそれから製造された写真フィルム収納容器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロール状フィルムとしては映画用
及びその詰め換え用の長尺ロール状フィルム、医療用X
−レイロール状フィルム、一般用135サイズロール状
フィルム等が知られており、これらロール状フィルムは
必要に応じて各種包装形態で収納されている。
【0003】例えば、上記135サイズロール状フィル
ムの場合は、軸に巻き取られ、ロール状にした135サ
イズフィルムを、フィルムの出し入れ口を持った形状の
遮光性の写真フィルム収納容器に入れた包装形態となっ
ている。更に品質を保持するために、これら写真フィル
ム収納容器は防湿性の容器又は袋に入れられている。
【0004】長尺ロール状フィルムの場合は、長尺フィ
ルムを軸に巻きとりロール状にした状態で遮光包装材
料、例えば黒ポリエチレン、黒紙等で簡易遮光包装し、
容器に収納されている。医療用X−レイロール状フィル
ムの場合も同様である。
【0005】これら、ロール状フィルムの写真フィルム
収納容器に使用される材料としては金属又は樹脂が使用
されており、必要に応じて使い分けている。金属材料は
樹脂材料に比べ、取り扱い性、リサイクル性、写真フィ
ルムの保存性などの点で優れた特性を持っている。
【0006】135サイズロール状フィルム用の金属製
の写真フィルム収納容器(以下、単にパトローネともい
う)の外表面には、通常フィルムの種類をカメラで検知
するため導通部と非導通部で出来た部分(カメラ・オー
ト・センシング部、以下CAS部と称する。ISO10
07 2000−06−01に記載)が設けられてい
る。このCAS部の導通部は、金属材料がそのまま露出
しているため特に錆が発生し易い場所であり、錆が発生
した場合には、カメラに装填したフィルムの情報を誤検
出(例えばISO400感度をISO100感度に間違
える等)してしまうため、錆にくい金属材料を使用して
いる。
【0007】CAS部を有するパトローネ用の金属材料
としては導通性を持った厚さ0.1〜0.5mmの薄板
金属材料ならばいずれも使用することが可能であるが、
加工し易さ、コスト、強度等から、一般的に厚さ0.1
〜0.5mmの鋼板が使用されている。
【0008】通常、これらの鋼板はCAS部の錆を防ぐ
ために、CAS部を設ける側に金属メッキ層を設け、内
側に遮光のために設ける塗料被膜と鋼板との接着性を良
くするために、プライマーとして防錆被膜を設けた鋼板
材料が使用されている。他の鋼板材料としては、金属メ
ッキ層の上にプライマーとして防錆被膜を形成した鋼板
材料も使用されている。
【0009】金属メッキを施した鋼板材料としては、
「ぶりきとティンフリー・スチール東洋鋼板株式会社
発行所 株式会社 アグネ」に記載されている如き冷間
圧延方式で作られた鋼板の表面に亜鉛メッキを施したブ
リキ、金属クロム層とクロム水和酸化物層被膜を設けた
ティンフリー・スチールが知られている。
【0010】また、防錆被膜を施した鋼板材料として
は、「金属表面技術便覧 社団法人金属表面技術協会編
日刊工業新聞社発行」P−917に記載されているよ
うな鋼板材料上に防錆被膜としてクロム水和酸化物被膜
を形成(クロメート処理)させたものが使用されてい
る。
【0011】上記述べたティンフリー・スチール及びク
ロメート処理を施した鋼板材料は、パトローネ用の材料
として非常に優れているが、唯一の欠点として、パトロ
ーネの製造工程で金属材料の表面に施されている塗料の
被膜剥がれが発生し、この除去に手間がかかることが挙
げられる。
【0012】特に、パトローネの製造は複雑な工程を経
なければならない。その工程とは、例えば、パトローネ
の胴体の場合、1.複数個分のパトローネの意匠印刷が
施された金属材料からパトローネ一個分の大きさの小板
に断裁し、2.小板をパトローネの展開した形状になる
様に打ち抜き、3.フィルムの出入り口になる部分を曲
げて成型し、4.遮光部材を貼着し、5.丸めて筒状に
する等の工程を経て胴体が製造されている。
【0013】胴体の上下に装着するキャップの場合、
1.両面が塗工された金属材料からキャップの大きさの
円板を打ち抜き、2.パトローネの胴体と嵌合させるた
めの溝を円板の周囲に深絞り成型で設ける等の工程を経
てキャップが製造されている。
【0014】この様にして、出来た胴体に軸に巻いた1
35サイズロール状フィルムを装填した後、キャップを
胴体の上下に被せ、嵌合することで、パトローネ入りの
135サイズロール状フィルム包装形態が出来上がる。
【0015】この様にパトローネの製造では、断裁やプ
レス工程を含む連続的なライン製造であるため、各工程
で断裁時や、絞り加工、曲げ加工時に被膜の剥がれによ
る微細な被膜片が発生しやすい。これら発生した被膜片
を取り除くため、エアーの吹き付け、ブラッシング等に
よる対策を念入りに行う除塵管理が必要となる。
【0016】これら剥がれた被膜が撮影前にフィルム表
面に付着した場合には、付着部分が撮影で白く抜けた状
態となり、プリントしたときに黒点となり、又撮影後に
フィルム表面に付着した場合には、現像不良となり、プ
リントしたときに白点となり故障の原因となる。被膜片
のフィルムへの付着による故障は、最終ユーザーが撮影
後、現像処理し、初めて判るため、時には重大なクレー
ムとなることがある。例えば、記念撮影でたまたま顔の
部分に付着部分があった場合取り返しのつかない故障に
なる。
【0017】この様な故障が生じない様に製造工程で被
膜片の除去対策が念入りに行われているのであるが、パ
トローネの場合はフィルム出し入れ口には、パイルや起
毛した布等の遮光部材が貼着されており、この遮光部材
中に被膜片が付着した場合は除去が困難になってしま
う。
【0018】このため、パトローネの製造工程で剥がれ
た被膜がパトローネの胴部、キャップに付着し、パトロ
ーネ内部に持ち込まれないようにするため、胴部、キャ
ップにイオン風を吹き付け、排気を行うことで剥がれた
被膜の除去をしたり、フィルム出し入れ口に貼着した遮
光部材を吸引して剥がれた被膜の除去を行っている。
【0019】又、出荷検査では、抜き取り検査により被
膜の付着がないことを確認し、出荷している。上記の如
く、製造条件を注意深く管理し135サイズロール状フ
ィルムの包装を行っているのが現状であるが、管理費用
も掛かるため、管理が容易な写真フィルム収納容器用金
属材料の開発が望まれているのが現状である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記状況に鑑
みなされたもので、その目的は、パトローネ製造工程の
除塵管理に特別な管理をすること無く、装填した135
サイズロール状フィルムに被膜の付着を生じさせない写
真フィルム収納容器用金属材料及びそれを用いて製造し
たパトローネを提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成された。
【0022】1)金属支持体の少なくとも一方の面に6
価クロムを含まない防錆被膜を有し、該防錆被膜上に塗
布された塗料被膜を有する写真フィルム収納容器用金属
材料であって、前記塗料被膜の180度折り曲げ試験に
よる折り曲げ部の膜剥がれがJIS K 5600−8
−1−1999に規定される1〜4等級であることを特
徴とする写真フィルム収納容器用金属材料。
【0023】2)前記防錆被膜がリン酸塩系の防錆剤を
含有していることを特徴とする1)に記載の写真フィル
ム収納容器用金属材料。
【0024】3)前記防錆被膜がホウ酸塩系の防錆剤を
含有していることを特徴とする1)に記載の写真フィル
ム収納容器用金属材料。
【0025】4)前記防錆被膜がモリブデン酸塩系の防
錆剤を含有していることを特徴とする1)に記載の写真
フィルム収納容器用金属材料。
【0026】5)前記防錆被膜がシリカ系の防錆剤を含
有していることを特徴とする1)に記載の写真フィルム
収納容器用金属材料。
【0027】6)前記防錆被膜が硫黄系の防錆剤を含有
していることを特徴とする1)に記載の写真フィルム収
納容器用金属材料。
【0028】7)前記防錆被膜が2)〜6)に記載され
た防錆剤の少なくとも2種を組み合わせて含有している
ことを特徴とする1)に記載の写真フィルム収納容器用
金属材料。
【0029】8)前記防錆被膜が化成処理法により設け
られていることを特徴とする1)〜7)の何れか1項に
記載の写真フィルム収納容器用金属材料。
【0030】9)前記防錆被膜が塗工法により設けられ
ていることを特徴とする1)〜7)の何れか1項に記載
の写真フィルム収納容器用金属材料。
【0031】10)前記防錆被膜が設けられている金属
支持体の面の粗さRaが0.2〜3.0μmであること
を特徴とする1)〜9)の何れか1項に記載の写真フィ
ルム収納容器用金属材料。
【0032】11)前記金属支持体の防錆被膜の上に設
けられた、少なくとも一方の前記塗料被膜の表面が、イ
ンキ被膜からなる着色被膜と、保護被膜とを有すること
を特徴とする1)〜10)の何れか1項に記載の写真フ
ィルム収納容器用金属材料。
【0033】12)1)〜11)のいずれか1項に記載
の写真フィルム収納容器用金属材料を用い製造されたこ
とを特徴とする写真フィルム収納容器。
【0034】以下、本発明を更に詳しく説明する。図1
は本発明の写真フィルム収納容器用金属材料の被膜構成
の一例を示す概略図である。図1の(a)はパトローネ
の胴部用の金属材料の被膜構成の概略図である。図1の
(b)はパトローネのキャップ用の金属材料の被膜構成
の概略図である。
【0035】図中、1は金属支持体を示し。2は金属支
持体1の表面に設けられた防錆被膜を示し、3は防錆被
膜2の上に設けられた塗料被膜を示し、4は塗料被膜3
の上に設けられた印刷被膜を示し、5は塗料被膜3と印
刷被膜4の上に設けられた保護被膜を示す。金属支持体
1と防錆被膜2の間にメッキ層を設けても良いし、防錆
被膜2と塗料被膜3の間にプライマー層を設けても良
い。また、防錆被膜2の上に印刷被膜4を設けても良
い。
【0036】本発明において、膜剥がれとは防錆被膜2
の上に設けられた各被膜の防錆被膜2からの剥がれをい
う。又、剥がれた被膜とは写真フィルム収納容器用金属
材料に設けられた被膜構成により異なるが、塗料被膜単
独、印刷被膜単独、印刷被膜と保護被膜を含んだ塗料被
膜が対象となる被膜として挙げられる。
【0037】本発明において、防錆被膜とは、金属支持
体上に設けられた6価クロムを含有しない被膜であり、
これらの防錆被膜には、リン酸塩系、モリブデン酸塩
系、ホウ酸塩系、シリカ系の防錆剤が含まれている。
又、これらの防錆被膜は支持体表面に水と水性エマルジ
ョン樹脂と防錆剤を有する処理液に金属支持体を浸漬す
る化成処理法で設けても良いし、ポリエステル樹脂と熱
硬化剤と防錆剤を有する塗工液を塗工法で設けても良い
し、化成処理法と塗工法を併用して設けても良く、必要
に応じて適宜選択することが可能である。
【0038】本発明において、金属支持体1としては特
に限定はないが、例えば冷延鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼
板、電気亜鉛メッキ鋼板、亜鉛合金(亜鉛−鉄、亜鉛−
アルミニウム、亜鉛−ニッケルなどの合金)メッキ鋼
板、ティンフリー・スチール、アルミニウムメッキ鋼
板、ステンレス鋼板、銅メッキ鋼板、錫メッキ鋼板、ス
テンレススチール、銅等を圧延し薄板の金属板が挙げら
れ、この中でも冷延鋼板が加工性、コストの面から好ま
しい材料として使用されている。これら金属支持体1の
厚さとしては0.1〜0.5mmであり、特に0.2〜
0.3mmが加工性、強度の面から望ましい。
【0039】本発明に使用する金属支持体1の防錆被膜
が設けられる面の粗さRaは0.2〜3.0μmが好ま
しく、特に0.5〜2.0μmが好ましい。尚、面の粗
さRaはJIS B 0601−1994に準じて計測
された値を示す。
【0040】本発明の防錆被膜に含まれるリン酸塩系防
錆剤としては、 (a)金属縮合リン酸塩系、例えば縮合リン酸アルミニ
ウム、縮合リン酸亜鉛 (b)金属リン酸塩系、例えばリン酸亜鉛、リン酸ケイ
素、リン酸チタニウム、リン酸アルミニウム、リン酸カ
ルシウム、リン酸カリウム、リン酸アンモニウム、リン
酸バリウム、リン酸ナトリウム、リン酸マンガン、リン
酸コバルト、リン酸ジルコニウム (c)金属亜リン酸塩系、例えば亜リン酸亜鉛、亜リン
酸バリウム、亜リン酸マグネシウム、亜リン酸マンガ
ン、 (d)金属次亜リン酸塩系、例えば次亜リン酸カルシウ
ム、次亜リン酸鉄、などが挙げられる。
【0041】本発明の防錆被膜に含まれるモリブデン酸
塩系防錆剤としては、 (a)モリブデン酸亜鉛、モリブデン酸亜鉛カルシウ
ム、モリブデン酸亜鉛カリウム (b)モリブデン酸カルシウム (c)リンモリブデン酸アルミニウム が挙げられる。
【0042】本発明の防錆被膜に含まれるホウ酸塩系防
錆剤としては、 (a)メタホウ酸バリウム (b)ホウ酸カルシウム が挙げられる。
【0043】本発明の防錆被膜に含まれるシリカ系防錆
剤としては、(a)乾式シリカ例えば、日本アエロジル
(株)製のAEROSIL 130、AEROSIL
200、AEROSIL 300、AEROSIL 3
80、AEROSIL R972、AEROSIL R
811、AEROSIL R805等、(b)オルガノ
シリカゾル例えば、日産化学工業(株)製のMA−S
T、IPA−ST、NBA−ST、IBA−ST、EG
−ST、XBA−ST、ETC−ST、DMAC−ST
等、(c)沈降法湿式シリカ例えば、(株)トクヤマ製
のT−32(S)、K−41、F−80等、(d)ゲル
法湿式シリカ例えば、富士デヴィソン化学(株)製のサ
イロイド244、サイロイド150、サイロイド72、
サイロイド65、SHIELDEX等を使用することが
できる。また、上記のシリカを1種以上混合して使用す
ることも可能である。
【0044】本発明の防錆被膜に含まれる硫黄系の防錆
剤としては、硫化物、トリアジンチオール化合物、チオ
カルボニル基を有する化合物、チオ硫酸塩、過硫酸塩が
好ましい。これらのうち、トリアジンチオール化合物、
チオカルボニル基を有する化合物が安定性の点からも特
に好ましい。
【0045】本発明の防錆被膜に含まれるその他の系の
防錆剤としては、酸化鉄、カルシウム複合体、シアナミ
ド亜鉛カルシウム等が挙げられる。
【0046】化成処理法により、金属支持体上に防錆被
膜を設ける方法は、例えば「金属の化成処理」株式会社
理工出版社に記載されている如き一般的方法で可能で
ある。又、特開平5−195245号、同5−2306
69号、同5−287589号、同5−306497
号、同6−2157号、同8−20876号、同8−3
02477号、同9−209166号、同9−2171
80号、同9−228064号、同10−140366
号、同10−237667号、特開2000−2266
73、特開2001−49451、同2001−152
356、同2001−164389に記載されている処
理方法で処理してもかまわない。
【0047】化成処理法による防錆被膜の膜厚は、特に
限定されるものではないが、通常0.01〜3μmが好
ましく、特に好ましくは0.05〜1μmの範囲で使用
される。防錆剤の付き量としては1〜100mg/m2
が好ましく、特に好ましくは10〜50mg/m2であ
る。1mg/m2未満では、十分な防錆効果が得られ
ず、金属支持体上に錆が発生し、折り曲げ時に被膜が剥
がれる場合があり、100mg/m2を越えた場合は、
被膜中の防錆剤成分が多くなり、折り曲げ時に被膜が剥
がれ、加工性が悪化する。
【0048】塗工法により、防錆被膜を設ける方法とし
ては、ロールコート法、スプレ塗工法、刷毛塗り法、静
電塗工法、浸漬法、電着塗工法、カーテン塗工法、ロー
ラー塗工法などの公知の方法により可能である。
【0049】塗工法による防錆被膜の膜厚は、特に限定
されるものではないが、通常0.1〜20μmが好まし
く、特に好ましくは1〜8μmの範囲で使用される。防
錆剤の付き量としては500〜2000mg/m2が好
ましく、特に好ましくは1000〜1800mg/m2
である。500mg/m2未満では十分な防錆効果が得
られず、金属支持体上に錆が発生し折り曲げ時に被膜が
剥がれる場合があり、2000mg/m2を越えた場合
は、塗料中の顔料成分が多くなり、折り曲げ時に被膜が
剥がれる等加工性が悪化する。
【0050】防錆被膜の乾燥は、使用する樹脂の種類な
どに応じて適宜設定すればよいが、コイルコーティング
法などによって塗工したものを連続的に焼付ける場合に
は、通常、素材到達最高温度が60〜300℃が好まし
く、特に好ましくは180〜250℃となる条件で15
〜60秒間焼付けられる。バッチ式で焼付ける場合に
は、例えば、焼き付け温度、80〜140℃で10〜3
0分間焼付けることによっても行うことができる。
【0051】塗料に使用する樹脂としては特に限定は無
く、例えば株式会社工業調査会発刊のコーティング用樹
脂技術に記載されている如き、ロジン、エステルガム、
ペンタレジン、クマロン・インデンレジン、フェノール
レジン、変性フェノールレジン、マイレンレジン、アル
キドレジン、アミノレジン、ビニルレジン、石油レジ
ン、エポキシレジン、ポリエステルレジン、ポリスチレ
ンレジン、アクリルレジン、シリコーンレジン、ゴムベ
ースレジン、塩素化物系レジン、ウレタンレジン、ポリ
アミドレジン、ポリイミドレジン、フッ素レジン等を使
用してもよく、又、例えば特開2000−12920
3、特開平5−208166号、同7−148461号
に記載されている組成物を使用してもかまわない。
【0052】これらの中で特に好ましい樹脂としては、
エポキシレジン、ポリエステルレジンが挙げられる。
又、ポリエステルレジンの場合、特に水酸基含有ポリエ
ステルレジンが塗膜の加工性、耐薬品性、塗装作業性の
良好な塗膜を形成することから好ましい。エポキシレジ
ン又はポリエステルレジンは、アミノレジン及びブロッ
ク化ポリイソシアナート化合物から選ばれる少なくとも
1種の硬化剤を含有させ加熱することにより塗膜を硬化
させることができる。
【0053】本発明に使用する化成処理液としては、例
えば日本パーカライジング(株)製のCT−E301、
CT−E200、CT−E254、CT−E220等が
挙げられる。又、本発明に使用する塗料及びプライマー
としては、例えば関西ペイント(株)製のKP−810
0、KP−8110、川上塗料(株)製のN−56−2
55等が挙げられる。
【0054】本発明の写真フィルム収納容器用金属材料
の、パトローネの外側となる表面へはCAS部の導通部
を除き、防錆被膜又は塗料被膜の上に印刷被膜を設けて
もよいし、塗料被膜及び印刷被膜の上に保護被膜を設け
ても良い。
【0055】印刷層及び塗工層には、一般的に使用され
ている金属材料用のインキ、塗料、ニスを使用すること
が出来る。例えば特開昭60−26061号、同60−
26062号、同60−26063号、同61−233
738、同63−44653号、同62−125348
号、特開平9−269566号等に記載されているイン
ク、塗料が挙げられる。具体的な塗料、インク等として
は、アルキド樹脂系、アミ・アルキド樹脂系、ポリエス
テル樹脂系、各種錆止めペイント、水系ペイント、セル
ロース誘導体等の塗料、インクが挙げられる。
【0056】本発明の金属支持体上の防錆被膜の上に塗
設された塗料被膜又は印刷被膜の180度折り曲げ試験
による折り曲げ部の膜剥がれはJIS K 5600−
5−1−1999に準じてマンドレルの直径は2mmを
使用し測定し、剥がれ量はJIS K 5600−8−
1−1999に準じて評価し、JIS K 5600−
8−5−1999に規定した1〜4等級である。4等級
を越えた場合は、剥がれた被膜が写真フィルムに付着
し、故障の原因になり好ましくない。
【0057】本発明の写真フィルム収納容器用金属材料
を使用して、パトローネを作る技術としては社団法人
日本金属学会編集の「金属便覧改訂5版」(発行所 丸
善株式会社)、及び社団法人 日本塑性加工学会編集の
「プレス加工便覧」(発行所丸善株式会社)などに記載
されている従来知られている技術と同じ方法を用いて作
ることが可能である。
【0058】例えば、パトローネの胴部を作る場合、多
数個分の意匠印刷を施した大板から、一個分の小板に断
裁し、パトローネ形態に必要とする形状にするための打
ち抜き技術は社団法人 日本塑性加工学会編集の「プレ
ス加工便覧」(発行所 丸善株式会社)p89〜144
剪断加工、に記載されている如き一般の加工技術で加工
することができる。
【0059】又、キャップを作る場合も同じ様に社団法
人 日本塑性加工学会編集の「プレス加工便覧」(発行
所 丸善株式会社)p299記載のプレス成形加工、同
p759記載の加工機及び型に記載されている如き一般
的技術で作ることが出来る。
【0060】この様な小板に遮光部材を貼着する技術と
しては特開昭63−85625号、同63−85626
号、登録番号2829764号に記載されている技術で
可能である。
【0061】遮光部材を貼着した材料を円筒状の胴部に
するには、特開昭63−199035号、特開平3−9
2850号、特開平4−7546号に記載されている技
術が利用可能であるし、社団法人 日本金属学会編集の
「金属便覧改訂5版」(発行所 丸善株式会社)、及び
社団法人 日本塑性加工学会編集の「プレプレス加工便
覧」(発行所 丸善株式会社)などに記載されている従
来知られている技術と同じ方法を用いて作ることが可能
である。
【0062】胴部にフィルムを装填し、キャップをする
技術としては実開昭63−29136号、実開平1−1
40539号、特開平1−287670号、特開昭60
−6502に記載されている技術が利用可能である。
又、特開昭60−26061号、同60−26062
号、同60−26063号、等に記載の如く併用で用い
ることも出来る。
【0063】パトローネのフィルム出入り口に貼着する
遮光部材は従来から知られているパイルを有する部材を
使用することが可能であり、例えば実開昭62−513
41号、同62−167249号、実開平4−1884
6号、同4−18844号、同4−28641号、特開
平4−73642号に記載されている如き編み組織の遮
光部材、或いは特開平7−152114号、同9−12
0116号に記載されている如き起毛方式の遮光部材、
特開昭62−125346号、同62−65036号、
同62−201432号、同62−201432号、同
62−98374号、特開平2−15254号、特願平
10−192937号に記載されている如き織方式の遮
光部材でも良い。
【0064】又、これら遮光部材をパトローネへ貼着す
る方法も従来から知られている様な装置及び接着剤を用
いて貼着することができる。例えば特開昭63−748
69号、特開平4−22944号、実開昭63−746
38号に記載されているような装置を用いて、特開平8
−41439号、同4−19738号に記載されている
如きポリエステル系ホットメルト型接着剤、特開昭61
−289347号、同63−49756号に記載されて
いる如きオレフィン系ホットメルト型接着剤を使用して
もかまわない。
【0065】
【実施例】以下、本発明の効果を実施例により具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0066】実施例1 (パトローネ胴体用の防錆処理鋼板の作製)金属支持体
として冷間圧延方式で製造された厚さ0.25mm、面
の粗さRa1.0μmの鋼板の両面に防錆剤としてクロ
ム酸ストロンチューム、ポリエステル樹脂、熱硬化剤、
石油ナフサを含む塗工液を作製し十分撹拌した後、ロー
ラーコート法で塗工して、防錆被膜を有する防錆処理鋼
板101を作製した。尚、クロム酸ストロンチュームの
付き量として片面当たり1500mg/m2となるよう
に塗工量を制御した。
【0067】次いで、上記防錆処理鋼板101の作製に
おいて、防錆剤の種類及び付き量を表1に示すように変
更した以外は同様にして、防錆被膜を有する防錆処理鋼
板102〜115を作製した。 (パトローネ胴体用の塗工鋼板の作製)作製した各防錆
処理鋼板101〜115の片側に塗料被膜として、遮光
性の黒色塗料を厚さ15μmになるように塗設した後、
他の片側に下塗り用の塗料被膜として白色塗料を厚さ5
μmになるように塗設した。更に、この上に意匠用の印
刷を行うことで印刷被膜を設け、最後に保護被膜を印刷
により設け、図1の(a)に示される被膜構成を有する
パトローネ胴体用の塗工鋼板を作製し試料101〜11
5とした。
【0068】〈遮光性黒塗料の塗工条件〉黒色塗料とし
てアクリル系カーボンブラック含有塗料を使用し、ロー
ラーコート法にて塗工し、温度170℃で、10分間乾
燥した。
【0069】〈下塗り用白塗料の塗工条件〉白色塗料と
してアクリル系酸化チタン含有塗料を使用し、ローラー
コート法にて塗工し、170℃で10分間乾燥した。
【0070】〈印刷条件〉インキとしてアクリル系塗料
を用い、グラビア印刷方式で印刷し、保護被膜用ニスと
してポリエステル・アミノ樹脂系透明ニスを使用し、グ
ラビア印刷方式にて印刷した。
【0071】(評価)各試料101〜115につき、J
ISK5600−5−1:1999に準じて180度折
り曲げ試験による膜剥がれ試験を行い、JISK560
0−8−1:1999に準じて膜剥がれの評価を行い、
JISK5600−8−5:1999に準じて等級付け
をした結果を表1に示す。但し、試験は、マンドレルの
直径を2mmを使用し測定した。
【0072】
【表1】
【0073】従来の防錆剤を使用した試料101、10
2は何れも塗工面の膜剥がれの等級が4等級を越えた
が、本発明の防錆剤を使用した試料103〜115は何
れも塗工面の膜剥がれの等級は1〜4等級の範囲であ
り、本発明の有効性が確認された。
【0074】実施例2 (パトローネキャップ用防錆処理鋼板の作製)金属支持
体として冷間圧延方式で製造された厚さ0.22mm、
面の粗さRa1.5μmの鋼板の両面に、防錆剤として
クロム酸亜鉛、水、水性エマルジョン樹脂を含む化成処
理液を浸漬法にて塗工して、防錆被膜を有する防錆処理
鋼板201を作製した。尚、クロム酸亜鉛の付き量とし
て30.0mg/m2となるように塗工量を制御した。
【0075】次いで、上記防錆処理鋼板201の作製に
おいて、防錆剤の種類と付き量を表2に示すように変更
した以外は同様にして、防錆被膜を有する防錆処理鋼板
202〜215を作製した。 (パトローネキャップ用の塗工鋼板の作製)作製した各
防錆処理鋼板201〜215の両側に塗料被膜として、
実施例1で使用した黒色塗料と同じ黒色塗料を厚さ10
μmになるようにローラーコート法にて塗工した後、保
護被膜をローラーコート法により設け、170℃で10
分間乾燥し、図1の(b)に示される層構成を有するパ
トローネキャッ用の塗工鋼板を作製し、試料201〜2
15とした。
【0076】(評価)各試料201〜215につき、実
施例1と同じ方法で膜剥がれ試験、膜剥がれ評価、膜剥
がれの等級付けを行い、その結果を表2に示す。
【0077】
【表2】
【0078】従来の防錆剤を使用した試料201、20
2は何れも塗工面の膜剥がれの等級が4等級を越えた
が、本発明の防錆剤を使用した試料203〜215は何
れも塗工面の膜剥がれの等級は1〜4等級の範囲であ
り、本発明の有効性が確認された。
【0079】実施例3 (パトローネキャップ用の防錆処理鋼板の作製)金属支
持体として冷間圧延方式で製造された厚さ0.23m
m、面の粗さRa0.8μmの鋼板の両面に防錆剤とし
てクロム酸ストロンチューム、水を含む化成処理液をロ
ーラーコート法で塗工して、防錆被膜を有する防錆処理
鋼板301を作製した。尚、クロム酸ストロンチューム
の付き量として70.0mg/m2となるように塗工量
を制御した。
【0080】次いで、上記防錆処理鋼板301の作製に
おいて、防錆剤の種類及び付き量を表3に示すように変
更した以外は同様にして、防錆被膜を有する防錆処理鋼
板302〜315を作製した。
【0081】(パトローネキャップ用の塗工鋼板の作
製)作製した各防錆処理鋼板301〜315の両側に、
水酸基含有ポリエステルレジン、アミノレジン、防錆剤
としてシリカを含むプライマー塗工液を厚さ5μmにな
るようにローラーコート法にて塗工した後、温度200
℃で、1分間乾燥させプライマ層を設けた。更にプライ
マー層の上に、実施例1で使用した黒塗料と同じ黒塗料
を厚さ10μmになるようにローラーコート法にて塗工
した後、温度220℃で1分間乾燥し、図1の(b)に
示される層構成を有するパトローネキャップ用の塗工鋼
板を作製し、試料301〜315とした。
【0082】(評価)各試料301〜315につき、実
施例1と同じ方法で膜剥がれ試験、膜剥がれの評価、等
級付けを行い結果を表3に示す。
【0083】
【表3】
【0084】従来の防錆剤を使用した試料301、30
2は何れも塗工面の膜剥がれの等級が4等級を越えた
が、本発明の防錆剤を使用した試料303〜315は何
れも塗工面の膜剥がれの等級は1〜4等級の範囲であ
り、本発明の有効性が確認された。
【0085】
【発明の効果】パトローネ製造工程の除塵管理に特別な
管理をすること無く、装填した135サイズロール状フ
ィルムに被膜の付着を生じさせない写真フィルム収納容
器用金属材料及びそれを用いて製造したパトローネを提
供することができ、出荷検査及び製造工程の管理が容易
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真フィルム収納容器用金属材料の、
被膜構成の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 金属支持体 2 防錆被膜 3 塗料被膜 4 印刷被膜 5 保護被膜

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属支持体の少なくとも一方の面に6価
    クロムを含まない防錆被膜を有し、該防錆被膜上に塗布
    された塗料被膜を有する写真フィルム収納容器用金属材
    料であって、前記塗料被膜の180度折り曲げ試験によ
    る折り曲げ部の膜剥がれがJIS K 5600−8−
    1−1999に規定される1〜4等級であることを特徴
    とする写真フィルム収納容器用金属材料。
  2. 【請求項2】 前記防錆被膜がリン酸塩系の防錆剤を含
    有していることを特徴とする請求項1に記載の写真フィ
    ルム収納容器用金属材料。
  3. 【請求項3】 前記防錆被膜がホウ酸塩系の防錆剤を含
    有していることを特徴とする請求項1に記載の写真フィ
    ルム収納容器用金属材料。
  4. 【請求項4】 前記防錆被膜がモリブデン酸塩系の防錆
    剤を含有していることを特徴とする請求項1に記載の写
    真フィルム収納容器用金属材料。
  5. 【請求項5】 前記防錆被膜がシリカ系の防錆剤を含有
    していることを特徴とする請求項1に記載の写真フィル
    ム収納容器用金属材料。
  6. 【請求項6】 前記防錆被膜が硫黄系の防錆剤を含有し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の写真フィルム
    収納容器用金属材料。
  7. 【請求項7】 前記防錆被膜が請求項2〜6に記載され
    た防錆剤の少なくとも2種を組み合わせて含有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の写真フィルム収納容
    器用金属材料。
  8. 【請求項8】 前記防錆被膜が化成処理法により設けら
    れていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に
    記載の写真フィルム収納容器用金属材料。
  9. 【請求項9】 前記防錆被膜が塗工法により設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載
    の写真フィルム収納容器用金属材料。
  10. 【請求項10】 前記防錆被膜が設けられている金属支
    持体の面の粗さRaが0.2〜3.0μmであることを
    特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の写真フィ
    ルム収納容器用金属材料。
  11. 【請求項11】 前記金属支持体の防錆被膜の上に設け
    られた、少なくとも一方の前記塗料被膜の表面が、イン
    キ被膜からなる着色被膜と、保護被膜とを有することを
    特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の写真フ
    ィルム収納容器用金属材料。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の写真フィルム収納容器用金属材料を用い製造されたこ
    とを特徴とする写真フィルム収納容器。
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