JP2000512344A - エメラルジン塩基性ポリアニリンを用いるアルミニウムおよびアルミニウム合金の腐食防止 - Google Patents

エメラルジン塩基性ポリアニリンを用いるアルミニウムおよびアルミニウム合金の腐食防止

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、アルミニウムおよびその合金を腐食から保護するコーティング組成物を包含する。前記コーティング組成物は、エメラルジン塩基性ポリアニリンおよびそのオリゴマーまたはスルホン化ポリアニリン、その塩およびオリゴマーからなる群から選択される少なくとも1つの物質を含んでなる。本発明は、そのようなコーティングを有する、アルミニウム金属またはアルミニウム合金片をも包含する。

Description

【発明の詳細な説明】 エメラルジン塩基性ポリアニリンを用いるアルミニウム およびアルミニウム合金の腐食防止関連出願のデータ 本願は、引用により本願に組み込まれた、1997年3月11日に出願された 米国仮出願番号60/036,685の利益を主張する。発明の属する技術分野 本発明は、アルミニウムおよびその合金の腐食からの保護に関するものである 。発明の背景 アルミニウムおよびその合金は、航空宇宙および自動車の製造、建造物および 公共施設を包含するさまざまな用途に広く用いられている。 これらの用途の多くは、アルミニウムおよびその合金を環境に暴露させ、また は腐食性雰囲気中で用いるものである。アルミニウムは、通常比較的速い酸化を 起こし、そのため徐々にその機能的および/または構造的効力およびその外観を 損なう。 したがって、アルミニウムおよびその合金の機能的および/または構造的効力 および、ある場合にはその外観を保存するために、アルミニウムの腐食を低減ま たは排除することが望ましい。 本発明の利点および目的はアルミニウムおよびその合金に関して記載されてい るが、本発明は一般的または特殊な用途のどちらにも限定されない。実際、本発 明が適用される関連分野の当業者にとって明らかなように、本発明の潜在的な用 途は数多くある。 したがって、追加の長所または他の問題の解決も、本発明の開示から、または 本発明の実施により当業者にとって明らかになるであろう。発明の概要 潜在的に腐食性の条件(酸、アルカリまたは中性)に付されると通常腐食しや すいアルミニウムおよびアルミニウム合金は、エメラルジン塩基性ポリアニリン (emeraldine base polyaniline)(EB)(図1参照)およびその誘導体のコー トにより保護することができる。EBを含有する膜は、それが塗布されているア ルミニウム表面を保護するが、塗布された表面の反対側、側面、および縁を含む 、その金属体の塗布されていない面をも保護する。 最も広い意味で、本発明はアルミニウムおよびその合金を腐食から保護するた めのコーティング組成物を包含する。前記組成物は、エメラルジン塩基性ポリア ニリンおよびそのオリゴマーからなる群から選択される少なくとも1つの物質を 含んでなる。そのようなオリゴマーは、トリマー、テトラマー、オクタマー、ヘ キサデカマー、および/またはそれらの混合物である。エメラルジン塩基中のイ ミン単位の割合は、約0.3から約0.75単位の範囲である。エメラルジン塩 基またはそのオリゴマーの環構造は、ポリマーを架橋したり、溶解度を改善した り、または時には低減したり、および/または担体樹脂との接着をよりよくする などの目的で、追加の環状置換基を有してもよい。そのような置換基には、例え ば、カーボネート基、アルキル基、エポキシ基、およびそれらの組合わせがある 。 名目上は、前記コーティング組成物は活性成分の担体として用いられる樹脂を も含むのが望ましい。そのような樹脂の例としては、アクリル樹脂およびエポキ シ樹脂がある。本願で言及するポリマー/オリゴマーを1つまたは複数含む樹脂 およびブレンドは、アルミニウムおよびアルミニウム合金の腐食防止をも提供す る。ほとんどの用途では、腐食防止ポリマー/オリゴマーを環境から密閉する仕 上げ塗りが用いられる傾向にあり、腐食防止コートの耐久性を高めている。 腐食防止ポリマー/オリゴマーの塗布に先立って接着を改善する表面子備処理 も、保護コートの有効性を高めるため用いられる傾向にある。 本発明は、コーティングを受けるために調整された少なくとも1つの表面を有 するアルミニウムまたはアルミニウム合金で作られた塗布金属片をも包含する。 前記の塗布金属片は、少なくとも1つのそのような表面に、エメラルジン塩基性 ポリアニリンおよびそのオリゴマーからなる群より選ばれる少なくとも1つの物 質を含んでなるコーティングを有する。前記コーティングは、ラッカーまたはエ ポキシシーントなどのコーティングシーラントを含んでもよい。 本発明は、最も広い意味で、アルミニウムおよびその合金を腐食から保護する コーティング組成物をも包含し、そのコーティング組成物は、スルホン化ポリア ニリン、その塩およびそのオリゴマーからなる群から選択される少なくとも1つ の物質を含んでなる。そのようなオリゴマーには、トリマー、テトラマー、オク タマー、ヘキサデカマー、および/またはそれらの混合物がある。 スルホン化ポリアニリンコーティングは、アクリル樹脂およびエポキシ樹脂な どの樹脂から生成されてもよい。 典型的には、スルホン化ポリアニリンコーティングは、約50%から約100 %の範囲のスルホン化度(スルホネート基を有する環構造のパーセンテージで表 現している)を有する。スルホン化ポリアニリンの環構造は、ポリマーを架橋さ せ、および/またはスルホン化や担体樹脂との接着をより良くする目的で、追加 の環置換基を有しても良い。そのような置換基には、例えば、カーボネート基、 アルキル基、エポキシ基、およびそれらの組合せがある。 本発明は、アルミニウムまたはその合金からなる群から選択される金属からな る金属片をも包含し、前記金属片はコーティングを受けるために調整された少な くとも1つの表面を有し、その表面に、スルホン化ポリアニリンおよびそのオリ ゴマーからなる群より選ばれる少なくとも1つの物質を含んでなるコーティング を有する。そのようなオリゴマーは、トリマー、テトラマー、オクタマー、ヘキ サデカマー、および/またはそれらの混合物である。 前記の塗布された金属片は、コーティングの上に、コーティング組成物シーラ ントを有してもよく、そのようなシーラントは、例えば、ラッカーまたはエポキ シシーラントである。図面の簡単な説明 図1は、エメラルジン塩基性ポリアニリン(EB)の概要化学構造式を示す。 図2は、エメラルジン塩基形態中のスルホン化(100%)ポリアニリン(S PAN)の概要化学構造式を示す。 図3は、腐食性環境に暴露されていない、研磨されたAl3003試料のXP S Al2p内殻準位深さプロファイルを示す。 図4は、(a)0.1M HCl酸浴槽に2時間漬けられたAl3003試料 、(b)0.1M HCl酸浴槽に2時間漬けられたEB/Al3003試料( 金属面の深さプロファイルがされている)、および(c)腐食性環境にさらされ ていないAl3003対照試料のXPS Al2p内殻準位スペクトルを示す。 超高真空下で約15nmの深さまでアルゴンイオンスパッタリングした後、デー タが取得された。 図5は、(a)HClに暴露されたAl3003および(b)EB膜が酸への 暴露の間にとれた場合の、HClに暴露されたAl3003/EBの塗布してい ない金属面のXPS Al2p内殻準位スペクトルを示す。超高真空下で約28 nmの深さまでアルゴンイオンスパッタリングした後、データが取得された。 図6は、未塗布のアルミニウム2024−T3試料と本発明の実施態様による エメラルジン塩基を塗布されたアルミニウム2024−T3試料の電位変動試験 の結果を示す電位変動スキャンのグラフを示す。コーティングが塗布される前に 、表面は600グリットのエメリーペーパーで研磨され、エタノールで脱脂され た。再現性は多数の試料をスキャンすることにより確認された。 図7は、未塗布のアルミニウム2024−T3試料と本発明の実施態様による エメラルジン塩基性トリマーを塗布されたアルミニウム2024−T3試料の電 位変動試験の結果を示す電位変動スキャンのグラフを示す。再現性は多数の試料 をスキャンすることにより確認された。 図8は、エポキシ塗布されたアルミニウム2024−T3試料と比較した、本 発明の実施態様による、罫書きされたエメラルジン塩基を塗布されたアルミニウ ム2024−T3試料の電位変動試験の結果を示す電位変動スキャンのグラフを 示す。コーティング組成物が塗布される前に、表面は600グリットのエメリー ペーパーで研磨され、エタノールで脱脂された。再現性は多数の試料をスキャン することにより確認された。 図9は、エポキシ塗布されたアルミニウム2024−T3試料と比較した、本 発明の実施態様による、罫書きされたエメラルジン塩基性トリマーを塗布された アルミニウム2024−T3試料の電位変動試験の結果を示す電位変動スキャン のグラフを示す。コーティング組成物が塗布される前に、表面は600グリット のエメリーペーパーで研磨され、エタノールで脱脂された。再現性は多数の試料 をスキャンすることにより確認された。好ましい実施様態の詳細な説明 本発明の上記の概要に従い、現在本発明の最良の形態とも考えられる、本発明 の実施様態を以下に表す。例1 EB膜をAl3003合金に塗布すると、80℃で0.1M塩酸浴に2時間浸 したとき、対応する未塗布のAl3003対照試料に比べて、Al試料の塗布面 と同様に塗布していない面においても腐食損傷が減少することが分かった。同様 に、EB塗布されたガラススライドに純粋なアルミニウムを蒸着させた試料も、 ガラスにアルミニウムを蒸着させた対照試料より、熱い酸蒸気(0.1MHCl )に暴露させたとき、耐腐食性が大きいことが分かった。試料調製 Al3003(合金)クーポンからなる試料の両面をエメリーペーパーで研磨 し、アセトンおよびプロパノール中で超音波洗浄した。クーポンのいくつかに、 N−メチルピロリジノン溶液中のエメラルジン塩基性ポリアニリン(EB)を落 下コーティングにより塗布し、フード中で一晩乾燥させた。また、EB膜を、N −メチルピロリジノン溶液からガラススライド上へ落下コーティングし、フード 中で一晩乾燥させた。次いで、薄い(約1000Å)Al膜を、EB塗布された ガラススライドおよび未塗布の対照ガラススライド上へ蒸着した。 腐食されるべき試料を、80℃に保った酸浴槽に2時間浸した。用いた酸は0 .1M HClであった。酸への暴露の後、試料を窒素ガスで急速に送風乾燥さ せ、それからUHVチャンバーへ挿入した。実験手順 X線光電子分光法(XPS)を、VG Scientific ESCALAB MkII systemおよび MgKαX線(1253.6eV)を用いて実施した。深さプロファイリングは 、アルゴンイオンスパッタリングガンを用いて行った。前記分光法は、10-9ミ リバールのバックグラウンド圧力で実施した。XPS深さプロファイリング実験 は、試料調製の項で言及した腐食性環境に暴露された、EB/Al3003およ びAl/EB/ガラス試料およびAl3003およびAl/ガラス対照試料の金 属 側に対して行った。研磨したAlおよび酸に暴露されていないAl3003試料 に深さプロファイリングを実施した。EB/Al3003試料の場合、深さプロ ファイリングは、Al3003面およびEB面の両方に対して行った。結果 図3には、腐食性環境に暴露されていない、研磨したAl3003試料のAl 2p内殻準位深さプロファイルが示されている。72.9eVにあるピークは、 金属性Alを表し、76eVのピークはAl23から生じたものである。金属性 Alの相対量は、表面のAl23がスパッタリングで除かれるにつれ増加し、約 10nmの深さで金属性Alが主な特徴になっており、酸化物層の厚さを見積も ることができる。アルミニウムおよびアルミニウム合金が腐食性環境に暴露され ると、Al23酸化物保護層が損傷を受け、その下にある金属本体からAl3+イ オンが溶液中に溶け出す。さまざまな新しい化学種が表面層で形成され、それら には塩素含有アルミニウム水酸化物およびアルミニウム酸化物があり、それらの 結合エネルギーは76〜79eVである。Al2p内殻準位スペクトルにおける この新しい特徴は腐食を示し、それが試料内へ広がっている深さから腐食損傷の ひどさを推定できる。 図4には、(a)0.1M塩酸浴に2時間浸したAl3003試料、(b)0 .1M塩酸浴に2時間浸したEB/Al3003試料(金属側の深さプロファイ ルをとった)、および(c)腐食性環境に暴露されていないAl3003対照試 料のAl2p内殻準位スペクトルが示されている。これらのスペクトルは全て約 15nmの深さで測定された。75eVおよびそれより高結合エネルギーの特徴 の強度は、対照試料(c)およびEBに保護された(b)についてほぼ同じであ り、(b)では77eVから伸びているピークの裾があり腐食生成物の存在の可 能性を示している一方で、保護されていない(a)Al3003試料には、非 金属のエネルギー範囲により大きいピークがあり、腐食を証拠づけている。定性 的には、純粋なアルミニウム試料でも同じ結果が得られ、EBで保護された試料 に比べ、保護されていない試料では、腐食損傷を示すAl2pスペクトルの特徴 がAl膜の内部へはるかに深く存在している。 一連の浸漬試験を行い、EBを含むポリマーおよびオリゴマー膜とアルミニウ ム合金基材の接着はきわめて低いので、膜欠陥の割合により腐食防止の有効性に 変動が生じることに気付いた。実際的な用途では、この問題は、ポリマー/オリ ゴマーを架橋したり、それらをブレンドにして塗布したり、アルミニウム合金表 面を前処理して接着を向上させたり、コーティング組成物工業で通常用いられて いる上塗りを塗布して下塗り層を保護したりすることにより、回避できる。酸へ の暴露の間にEB膜の一部がはがれた例が図5に示してある。ここでは、(a) 保護されていないAl3003および(b)Al3003/EB試料を約28n mの深さで測定した。図4の場合とは異なり、腐食損傷を示すピーク(76〜7 8eV)は金属のピーク(約73eV)より強度が大きく、この場合には腐食防 止が弱いことを示している。しかし、EB保護された試料は、保護されていない 試料に比べ、相対的な金属/腐食損傷ピーク強度がより大きいことから明らかな ように、腐食損傷は少ない。保護されていない試料は、78eV付近に明確なシ ヨルダーピークがあり、非金属由来のピークの幅を著しく広げ、さらに腐食損傷 の証拠となっているが、これは異なるAl含有酸化物および水酸化物の数が、A l3003/EB試判に比べ増加したからである。試験した全ての場合で、常に いくらかの腐食損傷が見られたことを述べなくてはならない。これは驚くにはあ たらないが、その理由は、理論に限定されてはいないが、腐食防止は陽極由来で あり(発明者らのEB/鋼研究に基づき、発明者らは、この類のポリマー/オリ ゴマーを用いるときは腐食防止に寄与する他の因子があると期待しているが)、 陽極の保護は腐食電流を減少させるのみで一般的に0にはできないと考えられて いるからである。電位変動研究 電気化学的な実験のため、600グリットのエメリーペーパーで研磨し、エタ ノールで脱脂した1.5×1.5×0.19cm3のAl2024−T3クーポ ンにEBおよびトリマー膜をN−メチルピロリジノン溶液から落下注型した。E B膜の厚さは、約20ミクロンメーターであり、トリマーフィルムは約40ミク ロンメーターである。電気化学的な実験に先立ち、試料を空気中で24時間まで 保存した。EB塗布、トリマー塗布、未塗布のAl2024−T3試料を容器の 底のホルダーへ、塗布面が脱気(アルゴン)0.1M塩化ナトリウム溶液に暴露 されるように入れた。(塗布された)Al2024−T3クーポンは、3電極構 成中で作用電極として機能した。プラチナホイルを対向電極として用い、飽和塩 化水銀電極(SCE)を参照電極として用いた。電位変動実験に用いたポテンシ オスタットは、CMS100腐食システムソフトウェアを備えたGamry I nstruments model PC3 ポテンシオスタット/ガルバノス タットである。実験の走査速度は5mV/sである。 脱気された0.1M塩化ナトリウム溶液中で実施した電位変動実験は、未塗布 のAl2024−T3クーポンの場合SCEに対して約−0.9Vの開路電位を 、EBで上塗りしたAl2024−T3クーポンの場合SCEに対して約−0. 5Vの開路電位を与えた(図6参照)。トリマーで上塗りしたAl2024−T 3クーポンでは、SCEに対して約−0.75Vの開路電位であった(図7参照 )。アルミニウム合金は、EBまたはトリマー上塗りの存在下で腐食しない金属 になり、すなわち、ある形態の陽極保護が起こっている。孔食電位は、末塗布の Al2024−T3クーポンで約−0.6Vであった。それに対し、EB塗布お よびトリマー塗布した試料では、0.2Vもの高電位においても明らかな孔食は 見られなかった。 さらに、EB塗布クーポンの腐食電流は、未塗布の物より一桁以上低く、明ら かに含塩環境中のEBコーティングの腐食防止能力を示している。腐食電流は、 トリマー塗布クーポンでは未塗布の物に比べ約5倍少なく、この場合でも耐食効 果を示している。 同じ電位変動試験を、EB、トリマーおよびエポキシ(BuehlerLim ited、エポキシド樹脂#20−8130−032およびエポキシド硬化剤# 20−8132−008)を塗布したAl2024−T3試料に対して行ったが 、これらの試料には0.2cm2の引掻が膜中に罫書きされてあり、むき出しの Al2024−T3金属を電解質に暴露している。脱気した0.1M塩化ナトリ ウム溶液中で行った電位変動実験は、EBおよびトリマー膜が均一電着性、すな わち、金属が暴露されている部分(膜の亀裂など)においても金属を腐食から保 護する能力を有することを証拠づけた。図8には、罫書きされたEBおよびエポ キシの電位変動スキャンが示されており、腐食電流は、エポキシ塗布クーポンに 比べてEB塗布試料では10倍以上減少した。図9に示したように、同じ耐食効 果が罫書きされたトリマーコーティングにも見られ、トリマー試料ではエポキシ 塗布クーポンに比べ腐食電流が一桁減少した。概要 膜/コートとしてスピン/キャストされたEBおよびその誘導体は、アルミニ ウムおよびアルミニウム合金が腐食性環境に暴露され、または腐食性環境中に存 在する場合の腐食損傷を低減する。 図2に示すスルホン化(50%−100%)ポリアニリン(SPAN)、EB およびSPANのオリゴマー(トリマー、テトラマー、オクタマー、ヘキサデカ マーなど)とともにEBおよびSPANの環変性誘導体およびそれらのオリゴマ ーは、それらが電子的および化学的にEBに類似していれば、類似の腐食防止を 提供すると期待される。 電位変動試験から、本発明によるコーティングは、暴露されたギャップがコー ティングにあってもコーティングが耐食効果を提供できるような、均一電着性レ ベルを達成することができることも示された。 以上の開示より、その内容がここに含まれている、以下の請求項に示される本 発明の精神から離れることなく、等価な物質および処理工程を置換することによ り、本発明を変更し、かつ変化をもたせることは当業者の能力内であろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. エメラルジン塩基性ポリアニリンおよびそのオリゴマーからなる群より 選択される少なくとも1つの物質を含んでなり、アルミニウムおよびその合金を 腐食から保護するコーティング組成物。 2. 前記の少なくとも1つの物質が、トリマー、テトラマー、オクタマー、 ヘキサデカマーおよびその混合物からなる群より選択されるエメラルジン塩基性 ポリアニリンのオリゴマーである、請求項1に記載のコーティング組成物。 3. 樹脂をさらに含んでなる、請求項1に記載のコーティング組成物。 4. 前記樹脂がアクリル樹脂およびエポキシ樹脂からなる群より選ばれる、 請求項3に記載のコーティング組成物。 5. 前記の少なくとも1つの物質が追加の環置換基を有する、請求項1に記 載のコーティング組成物。 6. 前記環置換基が、カーボネート基、アルキル基、アルコキシ基およびそ れらの組合せからなる群より選ばれる、請求項5に記載のコーティング組成物。 7. (a)少なくとも1つの表面がコーティングを受けるために調整された 、アルミニウムおよびその合金からなる群から選択される金属を含んでなる金属 片と、 (b)エメラルジン塩基性ポリアニリンおよびそのオリゴマーからなる群から選 択される少なくとも1つの物質を含んでなる前記の少なくとも1つの表面上のコ ーティングとを含んでなる塗布された金属片。 8. 前記の少なくとも1つの物質が、トリマー、テトラマー、オクタマー、 ヘキサデカマーおよびそれらの混合物からなる群から選択されるエメラルジン塩 基性ポリアニリンのオリゴマーである、請求項7に記載の塗布された金属片。 9. 前記コーティングの表面にコーティング組成物シーラントをさらに含ん でなる、請求項7に記載の塗布された金属片。 10. 前記シーラントが、ラッカーおよびエポキシシーラントからなる群か ら選ばれる、請求項9に記載の塗布された金属片。 11. 前記の少なくとも1つの物質が追加の環置換基を有する、請求項7に 記載の塗布された金属片。 12. 前記環置換基が、カーボネート基、アルキル基、アルコキシ基および それらの組合せからなる群から選ばれる、請求項11に記載の塗布された金属片 。 13. アルミニウムおよびその合金を腐食から保護するコーティング組成物 であって、スルホン化ポリアニリン、その塩およびオリゴマーからなる群から選 択される少なくとも1つの物質を含んでなる、コーティング組成物。 14. 前記の少なくとも1つの物質が、トリマー、テトラマー、オクタマー 、ヘキサデカマーおよびそれらの混合物からなる群から選択されるスルホン化ポ リアニリンのオリゴマーである、請求項13に記載のコーティング組成物。 15. 樹脂をさらに含んでなる、請求項13に記載のコーティング組成物。 16.前記樹脂がアクリル樹脂およびエポキシ樹脂からなる群より選ばれる、 請求項15に記載のコーティング組成物。 17. 前記の少なくとも1つの物質のスルホン化度が、約50%から約10 0%の範囲にある、請求項13に記載のコーティング組成物。 18. 前記の少なくとも1つの物質が追加の環置換基を有する、請求項13 に記載のコーティング組成物。 19. 前記環置換基が、カーボネート基、アルキル基、アルコキシ基および それらの組合せからなる群より選ばれる、請求項18に記載のコーティング組成 物。 20. (a)少なくとも1つの表面がコーティングを受けるために調整され た、アルミニウムおよびその合金からなる群から選択される金属を含んでなる金 属片と、 (b)スルホン化ポリアニリン、その塩およびオリゴマーからなる群から選択さ れる少なくとも1つの物質を含んでなる前記の少なくとも1つの表面上のコーテ ィングとを含んでなる塗布された金属片。 21. 前記の少なくとも1つの物質が、トリマー、テトラマー、オクタマー 、ヘキサデカマーおよびそれらの混合物からなる群から選択されるスルホン化ポ リアニリンのオリゴマーである、請求項20に記載の塗布された金属片。 22. 前記コーティングの表面にコーティング組成物シーラントをさらに含 んでなる、請求項20に記載の塗布された金属片。 23. 前記シーラントがラッカーおよびエポキシシーラントからなる群から 選ばれる、請求項22に記載の塗布された金属片。 24. 前記の少なくとも1つの物質のスルホン化度が、約50%から約10 0%の範囲にある、請求項20に記載の塗布された金属片。 25. 前記の少なくとも1つの物質が追加の環置換基を有する、請求項20 に記載の塗布された金属片。 26. 前記環置換基が、カーボネート基、アルキル基、アルコキシ基および それらの組合せからなる群より選ばれる、請求項25に記載の塗布された金属片 。 27. 前記金属が、Al3003およびAl2024−T3からなる群から 選ばれる、請求項20に記載の塗布された金属片。 28. (a)少なくとも1つの表面がコーティングを受けるために調整され た、アルミニウムおよびその合金からなる群から選択される金属を含んでなる金 属片を入手する工程、 (b)前記の少なくとも1つの表面上に形成された酸化を除去するためにその 表面を研磨する工程、および (c)前記の少なくとも1つの表面上に、エメラルジン塩基性ポリアニリンお よびそのオリゴマーからなる群から選択される少なくとも1つの物質を含んでな るコーティングを布設する工程を含んでなる、アルミニウムおよびその合金を含 んでなる金属片上にコーティングを供する方法。 29. 前記の少なくとも1つの物質が、トリマー、テトラマー、オクタマー 、ヘキサデカマーおよびそれらの混合物からなる群から選択されるエメラルジン 塩基性ポリアニリンのオリゴマーである、請求項28に記載の方法。 30. 前記コーティングの表面にコーティング組成物シーラントをさらに布 設することを含んでなる、請求項28に記載の方法。 31. 前記シーラントが、ラッカーおよびエポキシシーラントからなる群か ら選ばれる、請求項30に記載の方法。 32. 前記の少なくとも1つの物質が追加の環置換基を有する、請求項28 に記載の方法。 33. 前記環置換基が、カーボネート基、アルキル基、アルコキシ基および それらの組合せからなる群より選ばれる、請求項28に記載の方法。 34. アルミニウムおよびその合金を含んでなる金属片上にコーテイングを 供する方法であって、 (a)少なくとも1つの表面がコーティングを受けるために修飾された、アル ミニウムおよびその合金からなる群から選択される金属を含んでなる金属片を入 手する工程、 (b)前記の少なくとも1つの表面上に形成された酸化を除去するためにその 表面を研磨する工程および (c)前記の少なくとも1つの表面上に、スルホン化ポリアニリンおよびその オリゴマーからなる群から選択される少なくとも1つの物質を含んでなるコーテ ィングを布設する工程を含んでなる方法。 35. 前記の少なくとも1つの物質が、トリマー、テトラマー、オクタマー 、ヘキサデカマーおよびそれらの混合物からなる群から選択されるスルホン化ポ リ アニリンのオリゴマーである、請求項34に記載の方法。 36. 前記の少なくとも1つの物質が樹脂をさらに含んでなる、請求項34 に記載の方法。 37. 前記樹脂が、アクリル樹脂およびエポキシ樹脂からなる群から選ばれ る、請求項36に記載の方法。 38.前記の少なくとも1つの物質のスルホン化度が約50%から約100% の範囲にある、請求項34に記載の方法。 39. 前記の少なくとも1つの物質が環置換基をさらに有する、請求項34 に記載の方法。 40. 前記環置換基が、カーボネート基、アルキル基、アルコキシ基および それらの組合せからなる群より選ばれる、請求項39に記載の方法。
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