JP2003200875A - ステアリングダンパ装置 - Google Patents

ステアリングダンパ装置

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JP2003200875A JP2001400627A JP2001400627A JP2003200875A JP 2003200875 A JP2003200875 A JP 2003200875A JP 2001400627 A JP2001400627 A JP 2001400627A JP 2001400627 A JP2001400627 A JP 2001400627A JP 2003200875 A JP2003200875 A JP 2003200875A
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steering damper
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武彦 南里
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寛二 林
Takeshi Wakabayashi
威 若林
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修 文谷
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    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
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    • F16F9/46Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction allowing control from a distance, i.e. location of means for control input being remote from site of valves, e.g. on damper external wall
    • F16F9/466Throttling control, i.e. regulation of flow passage geometry
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B62K21/08Steering dampers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16F9/10Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using liquid only; using a fluid of which the nature is immaterial
    • F16F9/12Devices with one or more rotary vanes turning in the fluid any throttling effect being immaterial, i.e. damping by viscous shear effect only
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】液圧式ステアリングダンパ装置は、減衰力の発
生をキックバックの大きさに関連づけられたセンサー量
に対して線形に対応させると、キックバックが大きくな
る程、前輪操舵系を大きく転舵することになる。そこで
キックバックが大きくなっても操舵角を大きくしないよ
うにする。 【解決手段】液圧式のステアリングダンパに、作動液の
絞り通路33の通路断面積を変化させる電磁式の制御バ
ルブ31を設け、この電磁バルブを構成するプランジャ
ー43の先端に形成されたニードル部44をバイパス通
路33に接続する絞り部45内へ進退動させる。ニード
ル部44と絞り部45の内壁との間に環状の間隙通路4
6を形成し、間隙通路46の隙間面積をニードル部44
のストローク量に対して2次曲線状に変化させ、減衰力
の発生を2次曲線的に急増させる。また、減衰力の上限
を電磁バルブの電磁力で規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行時における
ハンドルの振れを抑制するために用いられる自動2輪車
などの鞍乗り車両等に好適な車両用液圧式ステアリング
ダンパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】外乱時のキックバックによるハンドルの
振れを防止するため、振れに対して減衰力を発生する液
圧式ステアリングダンパ装置が公知である(一例として
特許2593461号)。また、必要なときのみ減衰力
を発生し、その他の場合は余計な減衰力を発生しないよ
うに減衰力を可変とするものも公知であり、例えば、ス
テアリング角と走行速度に基づいて制御するもの(特開
昭63−64888号)、前輪荷重の変化に基づいて制
御するもの(特公平7−74023号)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の減衰力可
変式ステアリングダンパにおいては、減衰力制御に用い
る検出センサー量と減衰力発生量が直線的な対応関係に
なっているものと考えられる。しかし、このような直線
的対応では、外乱によって発生すべきキックバックが大
きくなればなる程、必要な減衰力が発生するまでに前輪
操舵系が大きく転舵してしまうので、それ程大きく転舵
させることなく、迅速かつ的確な減衰力の発生により大
きなキックバックを阻止することが望まれる。また、必
要以上に大きな減衰力の発生を許容すると、ステアリン
グダンパに過大な減衰力に耐えるべく必要以上の強度が
要求されることになるから、過大な減衰力を発生しない
ようにすることも望まれる。そこで、本願発明は係る諸
要請の実現を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願のステアリングダンパ装置に係る請求項1の発明
は、車体前部に設けられた前輪操舵系に減衰力を加える
とともに、減衰力を可変にするための制御バルブを備え
た液圧式のステアリングダンパ装置において、前記制御
バルブは、前記作動液の通路内を進退動する弁体を備
え、この弁体は長手方向へ太さが一様に変化し、進退動
によって弁体周囲に形成される間隙通路の隙間面積を可
変にするとともに、この隙間面積を前記弁体が進退する
ストローク変化に対して非線形的に変化させることによ
り、前記間隙通路において発生する減衰力を前記ストロ
ークの変化に対して2次曲線状に増大させることを特徴
とする。
【0005】請求項2の発明は、上記請求項1におい
て、前記間隙通路の断面形状が環状であることを特徴と
する。
【0006】請求項3の発明は、上記請求項1におい
て、前記制御バルブが減衰力の発生を所定の上限値以下
にする上限規制手段を備えることを特徴とする。
【0007】請求項4の発明は、上記請求項3におい
て、前記制御バルブが電磁バルブであり、この電磁バル
ブの電磁力により減衰力が上限規制されることを特徴と
する。
【0008】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、弁体周囲に形
成される間隙通路の隙間面積変化を、進退動する弁体の
ストローク量に対して非線形的に変化させ、間隙通路に
おいて発生する減衰力をストロークの変化に対して2次
曲線状に増大させるようにしたので、発生するキックバ
ックが大きくなればなる程、減衰力が急増するため、前
輪操舵系をそれ程大きく転舵させることなく、迅速かつ
的確な減衰力の発生により大きなキックバックを有効に
防止できる。
【0009】請求項2の発明によれば、間隙通路を環状
にしたので、弁体の進退動に伴ってそのストローク量と
比例する間隙通路の半径変化に対して隙間面積は2乗で
変化するから、上記2次曲線状の隙間面積変化を容易に
実現でき、かつ絞り通路及び弁体をそれぞれ円形断面に
すればよいので比較的簡単な構造で実現できる。
【0010】請求項3の発明によれば、制御バルブが上
限規制手段を備えるので、減衰力が2次曲線状をなして
急激に増大しても、減衰力の発生を必要なレベルに止め
ることができるから、ステアリングダンパに対して必要
以上に大きな強度を与えずに済む。
【0011】請求項4の発明によれば、制御バルブを電
磁バルブとすることにより、電磁バルブの電磁力より大
きな減衰力が発生しようとしても、液圧によって電磁バ
ルブが開放されるため、過大な減衰力の発生を阻止す
る。したがって、単に制御バルブを電磁バルブとするだ
けの簡単な構造で上限規制手段を構成でき、特別な上限
規制手段を別個に設けなくても済むことになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて第1実施例
を説明する。図1は本実施例の適用される自動2輪車を
示す斜視図、図2はステアリングダンパが設けられた車
体前部構造側面図、図3は同部分の平面図、図4はステ
アリングダンパの概略構造を示す図、図5は電磁バルブ
の断面図、図6は図5の6−6線断面図、図7は作用を
示すグラフである。
【0013】図1において、前輪1を下端に支持するフ
ロントフォーク2の上部は車体フレーム3の前部へ連結
され、ハンドル4にて回動自在になっている。車体フレ
ーム3上には燃料タンク5が支持されている。符号6は
シート、7はリヤカウル、8はリヤスイングアーム、9
は後輪である。
【0014】次に、ステアリングダンパについて説明す
る。図2、3に示すように、ステアリングダンパ10は
ハンドル4が取付けられているトップブリッジ11の上
方に配置されている。トップブリッジ11は車体フレー
ム3の前端部であるヘッド部3aへ軸支されている。ト
ップブリッジ11は下方のボトムブリッジ12と対をな
して、ヘッドパイプ13に支持されているステアリング
軸14を上下に挟んで一体化され、これらトップブリッ
ジ11、ボトムブリッジ12及びステアリング軸14は
一体に回動する。
【0015】本実施例におけるヘッドパイプ13はヘッ
ド部3aの前部中央に上下方向へ一体形成された筒状部
である。但しヘッドパイプ13は予め車体フレームと別
体のパイプ部材で形成し、これを溶接等で車体フレーム
の前端部へ一体化した公知のものであってもよい。ステ
アリングダンパ10はヘッド部3aの上方に車体中心C
(図3)に沿って、ヘッドパイプ13の上方からその後
方へかけて、前後方向へ長く配置されている。
【0016】トップブリッジ11とボトムブリッジ12
には左右一対のフロントフォーク2の各上部が支持され
る。ヘッドパイプ13は車体フレーム3のヘッド部3a
へ一体に形成されたパイプ状部分である。なお車体フレ
ーム3はヘッド部3aとその後端部左右から対をなして
左右後方へ延出するメインフレーム部3bを備える(図
3)。トップブリッジ11の前部中央には前方へ一体に
突出するステー11aが設けられ、ここにハンドルロッ
クと一体のメインスイッチ15が支持され、キー16に
よりON/OFF及び解錠等操作される。
【0017】本実施例のステアリングダンパ10はキッ
クバックを防止するための液圧式減衰器であり、本体部
17とフタ18を備え(図2)、その後部側はボルト2
0により、ヘッドパイプ13近傍における車体フレーム
3のヘッド部3a上面に上方へ突出して一体に形成され
たボス21へ締結され、このとき、本体部17とフタ1
8が共締めで一体化される。ボス21には予めナット部
が形成されている。
【0018】ボス21の左右でヘッド部3aの後部上面
には一段高くなった段部3cが形成され、ここに燃料タ
ンク5の前端部左右に形成されたステー5aが、ラバー
22aを介してボルト22bにより防振取付されてい
る。図3に示すように、ステー5aは燃料タンク5の前
部中央に前方及び上方へ向かって開放されて設けられた
凹部5bの前端部両側から車体中央側へ突出して形成さ
れ、メインフレーム部3bの前端部が接続する部分近傍
にて段部3cへ重なるようになっている。
【0019】再び図2において、燃料タンク5の下には
エアクリーナ19が配置され、その前端部も凹部5bの
下方位置にて、ヘッド部3a後端の取付部3dへボルト
19aにより取付けられている。取付部3dは段部3c
から連続して後方かつ凹部5bの下方へ張り出した部分
である。
【0020】ステアリングダンパ10の前部にはシャフ
ト23が軸線を図の上下方向に向けて貫通し、ステアリ
ングダンパ10に対して回動自在に支持されている。シ
ャフト23の下端はステアリングダンパ10の本体部1
8から下方へ突出してステアリング軸14の上端へ嵌合
し、一体回転可能に連結され、シャフト23とステアリ
ング軸14が同軸上に配置される。
【0021】符号24はステアリングナットであり、ス
テアリング軸14の上端をトップブリッジ11へ締結し
ている。シャフト23の下端はこのステアリングナット
24の中央部に形成された穴を貫通する。
【0022】シャフト23の上部側はフタ18を上方へ
貫通し、その上端部はフタ18の上へ固定された回転角
度センサー25内へ入り込んでいる。回転角度センサー
25は電気抵抗等を用いた公知のものであり、シャフト
23とステアリングダンパ10の本体部17側との相対
的な回動に対する回転角度を検出し、これによりシャフ
ト23と一体に回転するステアリング軸14の回転角度
を検出してこの検出信号を操舵速度を算出するためのセ
ンサー量として後述する制御部へ出力するようになって
いる。
【0023】図3のステアリングダンパ10はフタ18
を除いて本体部17側の構造を示しており、符号26は
本体部17に設けられた凹部によって形成される略扇形
の液室であり、その内部はさらに右液室27と左液室2
8に区画される。30はこれら左右の液室を区画する翼
状の隔壁であり、一端がシャフト23と一体化し、シャ
フト23と一体に回動する。31は制御バルブ、32は
制御部である。これら制御バルブ31及び制御部32は
ステアリングダンパ10の後端部に後方へ突出して設け
られ、ステアリングダンパ10の後端部と共に燃料タン
ク5の凹部5b内へ収容されている。
【0024】なお、ステアリングロック15とステアリ
ング軸14及びシャフト23は車体中心線Cに対して略
同一直線上に位置し、ステアリングロック15と制御バ
ルブ31及び制御部32はステアリングダンパ10を挟
んで前後方向反対側に位置し、制御バルブ31と制御部
32は車体中心線Cを挟んで左右に配置され、これら制
御バルブ31と制御部32は本体部17の後部へ取付け
られている。
【0025】図4はステアリングダンパ10の構造を概
略的に示し、ステアリングダンパ10の内部は車体後方
(図の下方)へ向かって広がる扇状の液室26が設けら
れ、その扇の要に相当する位置にシャフト23が位置
し、シャフト23から一体に後方へ翼状に延出する隔壁
30により液室26の内部は右液室27と左液室28に
2分される。ステアリングダンパ10は揺動ピストンを
隔壁30としたベーン型である。
【0026】隔壁30の先端30aは液室26の弧状壁
29の内面との間に右液室27及び左液室28を連通す
る若干の間隙26aを形成する。右液室27及び左液室
28にはオイル等の非圧縮性の作動液が封入され、間隙
26aで連通するとともにバイパス通路33により相互
に連絡されている。
【0027】したがって、前輪が左右方向へ首振り回動
することにより前輪操舵系が回動し、これと連動して隔
壁30が回動するとき(図中の仮想線)、隔壁30の回
動が比較的ゆっくりとしたものであるときは、作動液が
間隙26aを通って容積が狭くなった方の液室から反対
側の拡大した液室へ移動して液室の容積変化に対応す
る。このとき間隙26aではほとんど減衰力を発生せず
若しくは微少な発生に止どめる。
【0028】一方、隔壁30の回動が早くなると、作動
液の移動量が間隙26aにおける通過許容量を越えるた
め、作動液はバイパス通路33を通って容積が狭くなっ
た方の液室から他方の液室へ移動する。このバイパス通
路33の中間部には制御バルブ31が設けられている。
【0029】この制御バルブ31は減衰力を生ずるため
の可変絞り通路を有する。このため絞り通路の通路断面
積を変化させることにより、上記左右の液室間における
容積変化に伴う作動液の作動液移動を制限して可変減衰
力を発生させることができる。
【0030】本実施例における制御バルブ31は、右液
室27から左液室28へ向かう作動液の減衰力を調整す
る第1制御バルブ31aと、逆向きの左液室28から右
液室27へ向かう作動液の減衰力を調整する第2制御バ
ルブ31bとで構成されている。但し、これら別体の第
1制御バルブ31aと第2制御バルブ31bに代えて単
一の制御バルブにすることもできる。
【0031】バイパス通路33も第1制御バルブ31a
を通る第1通路33aと第2制御バルブ31bを通る第
2通路33bからなり、第1通路33aにおける第1制
御バルブ31aの入力側に第1流量センサー37aが設
けられ、第2通路33bにも第2制御バルブ31bの入
力側に第2流量センサー37bが設けられる。また、隔
壁30の回動量を検出するためのストロークセンサー3
8がステアリングダンパ10に設けられる。
【0032】これらの流量センサー37a,37bはス
テアリング軸14の回転方向を検出するとともに、流量
及び流速を検出する。ストロークセンサー38はステア
リング軸14の回転量を検出するものであり、ステアリ
ング軸14の操舵速度を算出するためにも補助的に使用
できる。これら各センサーの検出値は、キックバックの
大きさに関連づけられたセンサー量として利用でき、そ
の検出結果は制御部32へ出力されて必要により減衰力
制御に使用される。
【0033】図5は制御バルブ31の構造を示す。な
お、第1制御バルブ31a及び第2制御バルブ31bの
いずれにおいても同様構造であるから、両者を区別せず
に共通の制御バルブ31として説明する。この制御バル
ブ31はケース40内にコイル41,スプリング42及
びプランジャー43を収めてあり、プランジャー43の
一端に形成された略円錐状をなすニードル部44が絞り
部45内を図の上下方向へ進退動するようになってい
る。ニードル部44は軸線方向へ太さが漸増(又は漸
減)する。絞り部45はバイパス通路33における通路
断面積の一部を絞るための部分である。
【0034】制御バルブ31はセンサー量と比例したス
トロークで直線的に移動する駆動部を備えたリニヤソレ
ノイドとして構成され、コイル41の励磁による電磁力
に応じて、プランジャー43を図の下方へスプリング4
2に抗して移動させ、絞り部45の内壁とニードル部4
4の周囲との間に形成される間隙通路46の通路断面積
を変化させることにより、この間隙通路46を通過する
作動液によって発生する減衰力の大きさを変化させるよ
うになっている。コイル41が消磁するとスプリング4
2によりプランジャー43が図の上方へ移動付勢され、
絞り部45を開放して減衰力を発生しない状態になる。
【0035】図6に示すニードル部44及び絞り部45
の各軸線方向に対する横断面に明らかなように、ニード
ル部44及び絞り部45の各断面はそれぞれ円形をな
し、それらの間に形成される間隙通路46は環状をなし
ている。符号R1はある断面におけるニードル部44の
半径、R2は間隙通路46の半径、Sは間隙通路46の
通路断面積に相当する隙間面積であり、それぞれ同一の
任意断面(図示は図5の6−6相当断面)内における値
を示す。
【0036】隙間面積Sはプランジャー43の進退動に
より可変であり、プランジャー43の進退動時のストロ
ークdに対して、ある断面におけるニードル部44の半
径R1が比例して線形的に対応変化する。これに伴って
間隙通路46の半径R2は、絞り部45の内径が一定で
あるから、半径R1と逆比例に変化する。
【0037】その結果、隙間面積Sは半径R2の2乗に
比例するから、隙間面積Sの変化はニードル部44の半
径R1の変化量に対してその2乗で変化することにな
る。したがって、ニードル部44のストローク量に対し
てバイパス通路33の絞り量を2乗で変化させ、減衰力
の発生を非線形的な2次曲線状に変化させる。
【0038】再び図5において、符号47は絞り部45
の入口、48は出口であり、この出口48はボール49
とチェックスプリング50からなるチェックバルブによ
り開閉され、出口48の液圧が所定値未満で閉じられ、
所定値以上で開いて作動液を入口47から出口48へ通
すようになっている。但しこのチェックバルブは第1制
御バルブ31a及び第2制御バルブ31b(図4参照)
のそれぞれに設けられ、第1制御バルブ31a側に設け
られるチェックバルブは右液室27から左液室28側へ
のみ作動液を通して逆流を防止する。第2制御バルブ3
1b側のチェックバルブはその反対になっている。
【0039】なお、コイル41によって発生する電磁力
には上限が設定され、電磁力が上限のとき間隙通路46
に発生する減衰力の大きさが要求されるレベルの上限値
になるように設定される。すなわち、操舵速度が著しく
大きくなってこの減衰力の上限値よりも高い減衰力を発
生すべき状態になると、減衰力が電磁力にうち勝ってニ
ードル部44を図の上方へ移動させることにより間隙通
路46の隙間面積Sを拡大させるため、それ以上に減衰
力が高くならない。したがって、要求レベル以上の減衰
力をカットすることになる。
【0040】次に、減衰力の制御方法を説明する。図4
において、外乱によりステアリング軸が回動すると、こ
れと一体のシャフト23が回動する。仮に隔壁30が左
液室28側へ回動すると、制御部32は回転角度センサ
ー25の検出する回転角度を微分して操舵速度を演算
し,第2流量センサー37b及びストロークセンサー3
8の検出結果により回転方向を検出し、これらに基づい
て第2制御バルブ31bに対して第2通路33bを操舵
速度に対応した所定量だけ絞るよう指令する。なお隔壁
30が逆方向へ回動する場合も同様に第1制御バルブ3
1aに対して絞りが指令される。
【0041】この指令は、図5に示す制御バルブ31の
プランジャー43を制御部32における計算量だけ進退
動させるものであり、具体的にはプランジャー43を下
降させて絞り部45の間隙通路46を絞る。これにより
間隙通路46の隙間面積Sが変化して必要な減衰力が発
生して隔壁30の回動を阻止し、これと一体のシャフト
23及びステアリング軸14の回動に減衰力を加えて、
キックバックによるハンドルの振れを減衰させる。
【0042】このとき、間隙通路46が環状通路をなす
とともにニードル部44が略円錐状をなして軸線方向へ
太さが漸増(又は漸減)するので、ニードル部44が操
舵速度に比例したストローク量dで進退動すると、絞り
部4の任意断面におけるニードル部44の半径R1は、
ストローク量dに比例して変化し、間隙通路46の半径
R2はの半径R1の変化に逆比例する。
【0043】また、隙間面積Sは間隙通路46の半径R
2を2乗したものに比例し、減衰力の発生量は隙間面積
Sの大きさに逆比例するから、結局、発生する減衰力の
変化は、ニードル部44のストローク変化の2乗、さら
には操舵速度変化の2乗に比例する。このため減衰力の
発生量は操舵速度が大きくなるにしたがって急激に増大
する。
【0044】その結果、図7の減衰力曲線D1に示すよ
うに、操舵速度の増大に対する減衰力の発生量は非線形
的である2次曲線をなして急激に増大する。ここでグラ
フの横軸は操舵速度ω、縦軸は減衰力Dを示す。また、
減衰力曲線D1は上限規制のない本願発明の理想的な減
衰力曲線であり、減衰力曲線D2は本実施例における電
磁バルブで上限規制された減衰力曲線である。
【0045】また、L0は減衰力を操舵速度ωに対して
線形的に変化させた基準ラインである。L1は上限ライ
ン、L2は下限ラインであり、それぞれある操舵速度に
おいて要求される減衰力の上限値及び下限値を示す。軸
方向基準ラインL0上の値はこれら上限値及び下限値の
中間値である。ω1は減衰力を低くしてライダー操作を
スムーズにさせるライダー操作域であり、ω2は減衰力
を高くして積極的に外乱を収束させることが必要な外乱
収束域である。ω3は減衰力の不必要に過大化した分を
カットすべき上限規制域である。
【0046】この図に示すように、減衰力曲線D1及び
減衰力曲線D2共に、減衰力は操舵速度ωの増大に伴っ
て2次曲線を描いて増大する。但し、ライダー操作域ω
1では基準ラインL0を下回るように変化し、ライダー
の操作をできるだけスムーズになるよう配慮する。外乱
収束域ω2では逆に基準ラインL0を上回るように変化
し、効果的に外乱を収束させるよう配慮する。
【0047】このように、操舵速度に基づいて減衰力の
発生を制御するので、キックバックの大きさを事前に予
測して的確な減衰力を発生させることができる。このと
き外乱によって発生すべきキックバックが大きくなれば
なる程前輪操舵系における操舵角が大きくなるはずであ
るところ、実際の操舵角があまり大きくならないうちに
必要な減衰力を発生させることができる。
【0048】そのうえ、操舵速度ωに対して減衰力は非
線形的に変化するため、操舵速度に対する減衰力の発生
を、より大きな減衰力が必要な範囲ω2においては、基
準ラインL0を上回る減衰力を急激に増大させてキック
バックを有効に防止でき、ライダー操作域ω1では基準
ラインL0を下回るように減衰力の発生を抑え気味にし
てライダーの操作性を優先させることができる。したが
って実際の走行状況に最適な減衰力の発生制御が可能に
なる。
【0049】しかも、2次曲線である減衰力曲線D1の
2次係数等を調整することにより、2次曲線である減衰
力曲線D1と直線である基準ラインL0の交点がライダ
ー操作域ω1と外乱収束域ω2の境界になるように設定
すれば、上記のような基準ラインL0に対して減衰力の
発生割合がライダー操作域ω1と外乱収束域ω2で異な
らせる補正を簡単に実現できる。
【0050】上限規制域ω3においては、減衰力曲線D
1と減衰力曲線D2に相違があり、減衰力曲線D1はω
2に引き続いて連続的に減衰力の発生を増大させる。一
方、減衰力曲線D2では減衰力の発生が十分な上限値に
達し、操舵速度ωがそれ以上増大しても減衰力の発生を
増大させる必要がない場合、それ以上の減衰力増大が抑
えられ、ほぼ横這い状態で一定に保たれる。
【0051】具体的には、図5において制御バルブ31
における電磁力の最大出力を減衰力の上限値に見合う程
度に設定することにより、操舵速度ωがω3になって上
限値を越える減衰力を発生させるおそれが生じると、絞
り部45にて発生する減衰力による液圧が電磁力にうち
勝つため、プランジャー43が図の上方へ移動して隙間
面積Sを拡大変化させ、これにより減衰力を上限値に保
つ。
【0052】したがって、減衰力の発生に上限を設け、
キックバック防止に必要な上限値より大きな減衰力を発
生させないようにしたので、キックバック防止にとって
不必要な高いレベルの減衰力発生を防止でき、ステアリ
ングダンパ10に要求される強度を適正なものにするこ
とができる。そのうえ特別な機構の上限規制手段を設け
なくても、単に電磁力を調整するだけで、簡単かつ安価
に上限規制手段を構成できる。
【0053】また、上記左液室28から右液室27側へ
作動液が流動する例示の場合、図4に示すように、2系
統のバイパス通路33のうち、一方の第2通路33bを
第2制御バルブ31bで絞るだけであり、他方の第1通
路33aは第1制御バルブ31aが開弁状態にあって絞
られていないから、第1通路33aを通って右液室27
から左液室28側へ向かう作動液の流動はスムーズに行
われる。このとき第1制御バルブ31aのチェックバル
ブもこの流動を許容する。したがって、キックバックに
よる前輪操舵系の回動を阻止できるとともに、ハンドル
を直進位置へ戻すための回動を速やかに行えるようにな
っている。
【0054】なお、本願発明は上記の各実施例に限定さ
れるものではなく、発明の原理内において種々に変形や
応用が可能である。例えば、本願発明の適用されるステ
アリングダンパは実施例のような揺動隔壁を備えたベー
ン型にみならず、進退動するピストンを備えたシリンダ
式であってもよい。また、間隙通路46の断面形状は環
状に限定されず、隙間面積Sが弁体のストローク量に対
して2乗の割合で変化するものであれば多角形断面であ
ってもよい。制御バルブ31は電磁バルブに限定され
ず、他の公知のものを利用できる。この場合は上限規制
手段を別に設けることになる。但し、上限規制手段は必
ずしも必要ではなく減衰力曲線D1に示すような2次曲
線状とすることも可能である。また、減衰力制御は必ず
しも操舵速度に基づくものではなく、操舵角その他のキ
ックバックの大きさに関連づけられた各種センサー量に
基づくものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の適用される自動2輪車を示す斜視図
【図2】ステアリングダンパが設けられた車体前部構造
側面図
【図3】同部分の平面図
【図4】ステアリングダンパの概略構造を示す図
【図5】電磁バルブの断面図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】作用を示すグラフ
【符号の説明】
10:ステアリングダンパ、14:ステアリング軸、2
3:シャフト、25:回転角度センサー、30:隔壁、
31:制御バルブ、33:バイパス通路、42:スプリ
ング、43:プランジャー、44:ニードル部、45:
絞り部、46:間隙通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 威 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 文谷 修 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3J069 AA42 DD13 EE01 EE14 EE63 EE67

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前部に設けられた前輪操舵系に減衰
    力を加えるとともに、減衰力を可変にするための制御バ
    ルブを備えた液圧式のステアリングダンパ装置におい
    て、前記制御バルブは、前記作動液の通路内を進退動す
    る弁体を備え、この弁体は長手方向へ太さが一様に変化
    し、進退動によって弁体周囲に形成される間隙通路の隙
    間面積を可変にするとともに、この隙間面積を前記弁体
    が進退するストローク変化に対して非線形的に変化させ
    ることにより、前記間隙通路において発生する減衰力を
    前記ストロークの変化に対して2次曲線状に増大させる
    ことを特徴とするステアリングダンパ装置。
  2. 【請求項2】 前記間隙通路の断面形状が環状であるこ
    とを特徴とする請求項1のステアリングダンパ装置。
  3. 【請求項3】 前記制御バルブが減衰力の発生を所定の
    上限値以下にする上限規制手段を備えることを特徴とす
    る請求項1のステアリングダンパ装置。
  4. 【請求項4】 前記制御バルブが電磁バルブであり、こ
    の電磁バルブの電磁力により減衰力が上限規制されるこ
    とを特徴とする請求項3のステアリングダンパ装置。
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