JP2005343338A - ステアリングダンパ装置 - Google Patents

ステアリングダンパ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005343338A
JP2005343338A JP2004166227A JP2004166227A JP2005343338A JP 2005343338 A JP2005343338 A JP 2005343338A JP 2004166227 A JP2004166227 A JP 2004166227A JP 2004166227 A JP2004166227 A JP 2004166227A JP 2005343338 A JP2005343338 A JP 2005343338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
damper
damping force
control
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004166227A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Nishimura
裕典 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2004166227A priority Critical patent/JP2005343338A/ja
Publication of JP2005343338A publication Critical patent/JP2005343338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 車輪側からの作用力の減衰度合いを制御することにより、ハンドル操作に走行条件に合ったステアリング特性を与えるようにする。
【解決手段】 ステアリング装置8のステアリングラック5に車輪6からの作用力を減衰するステアリングダンパ10を併設し、このステアリングダンパ10に液圧媒体25の流動を制御して前記作用力の減衰度合いを制御する制御機構9を設ける。前記制御機構9はダンパシリンダ17内で液圧媒体25の流動を制御する減衰力制御弁11と、この減衰力制御弁11の制御量を調節する弁駆動手段12と、この弁駆動手段12に走行条件に応じた制御信号を与える電子制御手段50とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のステアリング装置に併設可能なステアリングダンパ装置に関するものである。
自動車のステアリング装置は、ハンドルと、操舵用のアクチュエータと、その操舵用アクチュエータの動きを舵角変化するように操舵用アクチュエータを制御可能な制御系とを備え、車速とハンドル操作量(操舵角)との演算結果で操舵用アクチュエータをフィードバック制御してその応答性を高め、低速走行時などであっても旋回性能だけでなく直進性をも向上させることができるようにしている(特許文献1参照)。
特開2003−127884号公報
前記従来技術では、車速、舵角等の走行条件で、操舵に必要なトルク、操舵速度等を変化させ、ハンドル側からの入力するときのステアリング特性を良好にすることは可能であるが、衝撃、コーナリング等の車輪側から入力される作用力に対しては、ステアリング特性を良好にすることは考慮されていない。
車輪側から入力される作用力に対しては、ステアリング装置に車輪、サスペンションを通じた路面からの入力による衝撃やステアリング系の振動(シミー)等の作用力を減衰するステアリングダンパを設け、衝撃がハンドルにそのまま伝達されないようにしている。
しかし、このステアリングダンパ装置は衝撃を吸収することは可能であるが、例えば、車速、舵角、操舵速度又は横G(横方向加速度)等の走行条件に応じて減衰力を変化させることは困難であり、ステアリング特性(ハンドリングの味付け)は常に略一定になっている。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにしたステアリングダンパ装置を提供することを目的とする。
本発明は、走行条件に応じて車輪側からの作用力の減衰度合いを制御することにより、ハンドル操作に走行条件に合ったステアリング特性が与えられるようにしたステアリングダンパ装置を提供することを目的とする。
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
第1に、ステアリング装置8のステアリングラック5に車輪6からの作用力を減衰するステアリングダンパ10を併設し、このステアリングダンパ10に液圧媒体25の流動を制御して前記作用力の減衰度合いを制御する制御機構9を設けており、
前記制御機構9はステアリングダンパ10のダンパシリンダ17内で液圧媒体25の流動を制御する減衰力制御弁11と、この減衰力制御弁11の制御量を調節する弁駆動手段12と、この弁駆動手段12に走行条件に応じた制御信号を与える電子制御手段50とを有することである。
これによって、走行条件に応じてステアリングダンパ10における車輪側からの作用力の減衰度合いを制御することができ、走行条件に合うステアリングトルクに変更して、ハンドル操作に適正なステアリング特性を与えることができる。
第2に、前記減衰力制御弁11は、ダンパシリンダ17内の液圧媒体25を2室に区画するピストン20に液圧媒体流動用の流通孔42を形成し、かつ前記ピストン20に弁駆動手段12によって駆動されて流通孔42の開度を調整する可動弁体40を設けていることである。
これによって、ステアリングダンパ10の2室間を流動する液圧媒体25を簡単な構造で流量制御することができる。
第3に、前記電子制御手段50は、車速を検出する車速センサ51と、舵角を検出する舵角センサ52、操舵を検出する操舵速度センサ53及び横Gを検出する横Gセンサ54の内の少なくともひとつとを有することである。
これによって、車速を基準にして、舵角、操舵速度又は横G等の走行条件を加味した上で、ステアリングダンパ10の減衰力を所要のステアリング特性を得るように変化させることができる。
第4に、前記電子制御手段50は、車速センサ51からの高速信号と、舵角センサ52からの角度減少信号、操舵速度センサ53からの操舵低速信号及び横Gセンサ54からの横G増大信号の内の少なくともひとつとで、前記減衰力制御弁11を減衰力上昇側に制御する設定であることである。
これによって、ステアリングダンパ10の減衰力を上昇させて、ステアリングトルクを高くして、どっしりとした安心感のあるステアリング特性を得ることができる。
第5に、前記ステアリングダンパ10は、ダンパシリンダ17内に液圧媒体25に加わる作用力を吸収するガスダンパ手段18を併設していることである。
これによって、ガスダンパ手段18による衝撃吸収作用を複合させて、所要のステアリング特性を得ながら衝撃の少ないステアリング特性にすることができる。
本発明によれば、走行条件に応じてステアリングダンパ10における車輪側からの作用力の減衰度合いを制御することができ、走行条件に合うステアリングトルクに変更して、ハンドル操作に所要のステアリング特性を与えることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1〜2において、ステアリングダンパ装置1を付設した自動車用のステアリング装置8を例示している。ステアリング装置8は、ハンドル2を設けたハンドル軸3の回転をステアリングギヤ装置4に伝達し、このステアリングギヤ装置4でステアリングラック5を介してステアリングロッドを左右移動させて車輪6を操舵する。
ステアリングギヤ装置4は、ハンドル軸3の回転に連動して回転されるピニオンギヤと、このピニオンギヤと噛合するステアリングラック5とを有しており、ステアリングラック5にステアリングロッドが連結されている。
前記ステアリングダンパ装置1は、ダンパシリンダ17内の液圧媒体(圧油)25をピストン20で2室に区画したステアリングダンパ10と、前記2室間での液圧媒体25の流動を制御する制御機構9と、ダンパシリンダ17の端部に設けられたガスダンパ手段18とを有している。
ステアリングダンパ10は、ダンパシリンダ17がステアリングギヤ装置4のステアリングラック5と平行に固定されており、可動側がステアリングラック5から出たステアリングロッドと連動する棒に接続されている。
前記ステアリングダンパ10にはスラットシリンダを採用することが好ましく、ピストン20は流通孔(オリフィス)42が形成されていて、ダンパシリンダ17内に摺動自在に設けられ、このピストン20にはピストンロッド21の一端が連結されている。
ピストンロッド21は管材(パイプ)で形成されていて、その内部には相対回動自在に制御ロッド22が挿通されている。前記ピストンロッド21の他端は、ダンパシリンダ17の一方端部から外部へ突出していて可動側となっていて、ステアリングロッドと連動する棒に接続されている。
従って、ステアリングダンパ10はステアリングラック5側に設けら連結部材15とステアリングロッド側に設けた連結部材16との間に伸縮自在に連結されていて、車輪6の振動等の作用力によって、ダンパシリンダ17とピストン20との間に相対的な移動が生じると、ピストン20の流通孔42を介してその両側の室の流体(油又はその他の液体)を流動させる。
前記制御機構9はダンパシリンダ17内で液圧媒体25の流動を制御する減衰力制御弁11と、この減衰力制御弁11の制御量を調節する弁駆動手段12と、この弁駆動手段12に走行条件に応じた制御信号を与える電子制御手段50とを有している。
前記減衰力制御弁11は、ピストン20に形成された流通孔42と、ピストン20の端面凹部44内に配置されていて前記流通孔42の開度を調整する可動弁体40とを有する。可動弁体40はピストン20に対して相対回転自在にかつ重合状に配置され、ピストンロッド21内に挿通された制御ロッド22の端部に固定されて、弁駆動手段12によって回転駆動可能になっている。
図3に示すように、ピストン20に摺動方向貫通状に形成された流通孔42は、周方向に三等配置となる三箇所に扇形に形成され、可動弁体40にも各流通孔42に対応する位置に略対応する形状で絞り孔43が形成されており、可動弁体40を回動することにより、流通孔42を開度を調整することができる。
前記絞り孔43により流通孔42の開度を大小に調整することによって、ダンパシリンダ17とピストン20とが相対摺動するときの流通孔42を通り抜ける液圧媒体25の流量を調整できることになる。
この減衰力制御弁11による液圧媒体25の流量制限は、車輪6からの作用力を減衰することになり、その流量を調整する(制御量を調節)ことは減衰力を調整することになり、減衰力を調整すればハンドル2にかかるステアリングトルクが制御され、ハンドル2を操作する運転者が受けるステアリング特性が制御され、ハンドリングの味付けを変更できる。
弁駆動手段12は電磁式又は電動式アクチュエータであり、例えば電動モータ、特に、可動弁体40の回転角度を高精度で制御できるようステッピングモータを用いるのが好ましく、連結部材16に固定されていて、その出力軸はピストンロッド21内の制御ロッド22に連結されている。
前記ダンパシリンダ17の両端は、ピストンロッド21が挿通されている蓋部材27と、その反対側のキャップ29とで閉鎖されており、ダンパシリンダ17とキャップ29との間には仕切り弁28が挟み込み状態で設けられていて、ガスダンパ手段18を構成している。
キャップ29内にはガス室30が形成されており、このガス室30にはガス(又は空気)が充満されており、仕切り弁28は可撓性を有したダイヤフラムによって形成され、ダンパシリンダ17内の液圧媒体25とガス室30のガスとを仕切り、両側の圧力差で撓みを生じるようになっている。
前記ガスダンパ手段18は、仕切り弁28に面する液圧媒体25の圧力が急激に変動したときに、その圧力変動を仕切り弁28が撓むことによりダンパシリンダ17内の容積を変動させて吸収することができる。
前記弁駆動手段12には電子制御手段50が接続されており、電子制御手段50からの駆動信号(検出信号)に基づいてリアルタイムで制御される。
この電子制御手段50には、制御因子の取り込み先として例えば車両の走行速度を検出する車速センサ51、車輪6の切れ角を検出する舵角センサ52、車輪6が操舵される速度を検出する操舵速度センサ53、車体7に作用する横方向の加速度を検出する横Gセンサ54などが接続されている。電子制御手段50に接続される検出センサとしては、エンジン回転数検出センサ、路面状態検出センサ等を加えてもよい。
従って、この電子制御手段50は、これら各センサ51、52、53、54からの検出信号で車両の走行条件を判別し、ステアリングダンパ10に対する適切な減衰力を求め、弁駆動手段12に対してこれに応じた適切な制御信号(駆動量)を与えるようになっている。
電子制御手段50における減衰制御の基準値は、減衰力の大幅な変動が要求される車速で大まかに決定して、その上で、舵角、操舵速度及び横G等の内の少なくともひとつ走行条件を加えることにより、より走行状態に適合したステアリング特性を得ることができる。
車輪6からの作用力を吸収緩和するというステアリングダンパ10を、制御機構9によってアクティブ制御することができ、運転者の好みにあったステアリング特性に設定することが可能になる。、
要求されるステアリング特性は3種類以上あるが、装置をより簡単に構成し設定できるように、2つに大別することが好ましく、例えば、中立の普通状態を基準にして、第1種をどっしりかつ安心感のある安定重視の状態とし、第2種をキビキビしかつ速度感のある応答重視の状態とし、安定重視のときはステアリングダンパ10の減衰力を上げ、応答重視のときはステアリングダンパ10の減衰力を下げる。
ステアリングダンパ10は流体を使用しているので、基本的機能として、路面外乱を緩和し、外乱による入力がハンドル2に伝達し難くしており、その上で、減衰力を上げたときには外乱に強く、ハンドリングの手応えが重くなり、自己直進性が良くなり、反対に、減衰力を下げたときには適度に外乱を吸収しつつ、ハンドリングの手応えが軽めでキビキビとしたものになる。
減衰力を上げるには、減衰力制御弁11においてピストン20の各流通孔42と可動弁体40の絞り孔43との一致量を少なくする方向へ可動弁体40を回動させて、各流通孔42の開度を小さくする。要するに液圧媒体25の通過量を少なく絞る。
これとは反対に減衰力を下げるには、減衰力制御弁11においてピストン20の各流通孔42と可動弁体40の絞り孔43との一致量を多くする方向へ可動弁体40を回動させて、各流通孔42の開度を大きくする。要するに液圧媒体25の通過量を多くする。
このような構成のステアリングダンパ装置1を具備した車両を走行させたときの具体的な操舵状況は次のようになる。
車両走行中にリアルタイムで、走行速度、車輪切れ角、操舵速度及び/又は横G等の検出信号が、車速センサ51、舵角センサ52、操舵速度センサ53、横Gセンサ54によって電子制御手段50に入力されていて、この電子制御手段50はこれらの検出信号から弁駆動手段12の適切な駆動量を求め、弁駆動手段12を動作させて減衰力制御弁11の制御量を増減調節する。
走行する車輪6が路面から抵抗、衝撃、横G、スリップ等の作用力がステアリングラック5に伝達されてステアリングダンパ10に入力されると、その作用力に対応した減衰度合いになっている減衰力制御弁11によって、作用力が減衰され、ハンドル2にはその制御されたステアリングトルクが関与することになる。
例えば図4(a)に例示するように、車速センサ51からの検出信号(車速)が高速を示すときには減衰力を上げ、反対に検出信号が低速を示すときには減衰力を下げるようにする。
これにより、高速時にはステアリングラック5の左右動が鈍重になって直進性が安定すると共に、低速時にはステアリングラック5の左右動が俊敏,軽快になって旋回性(車庫入れ等)が容易になる。
図4(b)に例示するように、舵角センサ52からの検出信号(舵角)が大きいことを示すときには減衰力を下げ、反対に検出信号が小さいことを示すときには減衰力を上げるようにする。これで舵角が大きいときには応答性が速くなり、主として大降りのハンドル操作を満足させることができる。
図4(c)に例示するように、操舵速度センサ53からの検出信号(操舵速度)が速いことを示すときには減衰力を下げ、反対に検出信号が遅いことを示すときには減衰力を上げるようにする。これで操舵速度が速いときには応答性が速くなり、主として急激なハンドル操作を満足させることができる。
図4(d)に例示するように、横Gセンサ54からの検出信号(横G)が高いことを示すときには減衰力を上げ、反対に検出信号が低いことを示すときには減衰力を下げるようにする。これで横Gが高いときにはステアリングラック5の左右動が鈍重になって直進性が安定することになる。
ハンドル操作は車速が最も大きな制御因子であるので、車速センサ51からの高速信号検出信号を基本として、舵角センサ52からの角度減少信号、操舵速度センサ53からの操舵低速信号及び横Gセンサ54からの横G増大信号の内の少なくともひとつの検出信号を加えて演算し、その結果を前記減衰力制御弁11に減衰力を制御する制御信号として与えるように設定されている。
車速信号による減衰力の高低指示とその他の信号による減衰力の高低指示とは、車速信号を主としかつ他の信号を従として、車速信号による減衰力高低度合いから他の信号による減衰力高低度合いの何割かを加減して、弁駆動手段12への制御量とする。前記その他の信号の加減する比率は、経験則から適宜設定され、調整もできるようにしておくことが好ましい。
例えば、車速が速く(100km/hなど)舵角が小さいときには高速走行時であると予測されることから、直進安定性を増すための制御とする。また車速が遅く(40km/h前後乃至それ以下)舵角が大きく、更に横Gが低いときには市街地の走行時であると予測されることから、応答性を高めキビキビしたハンドル操作が得られるようにする。そして車速が中速(80km/h前後)で舵角が大きく、横Gも高いときには、直進安定性と応答性とをバランスさせる、といった具合である。
なお、本発明は前記実施形態における各部材の形状及びそれぞれの前後・左右・上下の位置関係は、図1〜4示すように構成することが最良である。しかし、前記実施形態に限定されるものではなく、部材、構成を種々変形したり、組み合わせを変更したりすることもできる。
例えば、ステアリングギヤ装置4は、油圧又は電動モータ等によってアシストされたパワーシリンダが装備されていてもよく、ステアリングダンパ10において、前記実施形態ではダンパシリンダ17の一端側にガスダンパ手段18を併設する構造としたが、このようなガスダンパ手段18は省略することもできる。
また、ダンパシリンダ17をステアリングロッド側に、ピストンロッド21をステアリングラック5側にそれぞれ連結してもよい。
電子制御手段50ではエンジンの回転数、変速段数等を制御因子として取り入れることも可能である。その他、車両形態や道路の種類、路面状況、タイヤの種類、ドライバーの趣向などを加味することも可能である。
減衰力制御弁11において、可動弁体40は前記したディスク型とする他、ニードル型、バタフライ型などに置換することが可能である。これらの場合、弁駆動手段12は可動弁体40を軸移動させる方式にすればよい。
本発明の実施の形態を示す全体説明図である。 ステアリングダンパの断面図である。 減衰力制御弁を分解して示した斜視図である。 電子制御手段による制御例を説明した説明図である。
符号の説明
1 ステアリングダンパ装置
2 ハンドル
3 ハンドル軸
5 ステアリングラック
6 車輪
9 制御機構
10 ステアリングダンパ
11 減衰力制御弁
12 弁駆動手段
17 ダンパシリンダ
18 ガスダンパ手段
20 ピストン
21 ピストンロッド
25 液圧媒体
40 可動弁体
42 流通孔
50 電子制御手段
51 車速センサ
52 舵角センサ
53 操舵速度センサ
54 横Gセンサ

Claims (5)

  1. ステアリング装置(8)のステアリングラック(5)に車輪(6)からの作用力を減衰するステアリングダンパ(10)を併設し、このステアリングダンパ(10)に液圧媒体(25)の流動を制御して前記作用力の減衰度合いを制御する制御機構(9)を設けており、
    前記制御機構(9)はステアリングダンパ(10)のダンパシリンダ(17)内で液圧媒体(25)の流動を制御する減衰力制御弁(11)と、この減衰力制御弁(11)の制御量を調節する弁駆動手段(12)と、この弁駆動手段(12)に走行条件に応じた制御信号を与える電子制御手段(50)とを有することを特徴とするステアリングダンパ装置。
  2. 前記減衰力制御弁(11)は、ダンパシリンダ(17)内の液圧媒体(25)を2室に区画するピストン(20)に液圧媒体流動用の流通孔(42)を形成し、かつ前記ピストン(20)に弁駆動手段(12)によって駆動されて流通孔(42)の開度を調整する可動弁体(40)を設けていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングダンパ装置。
  3. 前記電子制御手段(50)は、車速を検出する車速センサ(51)と、舵角を検出する舵角センサ(52)、操舵を検出する操舵速度センサ(53)及び横Gを検出する横Gセンサ(54)の内の少なくともひとつとを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリングダンパ装置。
  4. 前記電子制御手段(50)は、車速センサ(51)からの高速信号と、舵角センサ(52)からの角度減少信号、操舵速度センサ(53)からの操舵低速信号及び横Gセンサ(54)からの横G増大信号の内の少なくともひとつとで、前記減衰力制御弁(11)を減衰力上昇側に制御する設定であることを特徴とする請求項3に記載のステアリングダンパ装置。
  5. 前記ステアリングダンパ(10)は、ダンパシリンダ(17)内に液圧媒体(25)に加わる作用力を吸収するガスダンパ手段(18)を併設していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のステアリングダンパ装置。
JP2004166227A 2004-06-03 2004-06-03 ステアリングダンパ装置 Pending JP2005343338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004166227A JP2005343338A (ja) 2004-06-03 2004-06-03 ステアリングダンパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004166227A JP2005343338A (ja) 2004-06-03 2004-06-03 ステアリングダンパ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005343338A true JP2005343338A (ja) 2005-12-15

Family

ID=35496099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004166227A Pending JP2005343338A (ja) 2004-06-03 2004-06-03 ステアリングダンパ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005343338A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007283954A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Honda Motor Co Ltd 操舵装置
JP2007333970A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Shimonishi Giken Kogyo Kk 原稿圧着板の開閉装置
JP2009292258A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Yamaha Motor Co Ltd ステアリングダンパシステム及びそれを備えた鞍乗り型車両
JP2018095071A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 三菱自動車工業株式会社 電動パワーステアリング装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007283954A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Honda Motor Co Ltd 操舵装置
JP2007333970A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Shimonishi Giken Kogyo Kk 原稿圧着板の開閉装置
JP2009292258A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Yamaha Motor Co Ltd ステアリングダンパシステム及びそれを備えた鞍乗り型車両
JP2018095071A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 三菱自動車工業株式会社 電動パワーステアリング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8833504B2 (en) Steering apparatus
JP4555750B2 (ja) ステアリングダンパ装置
EP0150303B1 (en) Steering system
JPS5914367B2 (ja) 車輌の懸架装置
JP4493074B2 (ja) 自動2輪車のステアリングダンパ装置
JP4197592B2 (ja) ステアリングダンパ装置
JP5237364B2 (ja) 車輌用液圧回転ダンパ
JP4197591B2 (ja) ステアリングダンパ装置
JP2003081172A (ja) 鞍乗り型車両用ステアリングダンパ装置
JP5078076B2 (ja) 車両のステアリング緩衝方法
KR0137738B1 (ko) 전자제어식 파워스티어링장치
JP2010023528A (ja) 可変剛性スタビライザー装置
US6491313B1 (en) Variable damper assembly
JP2005343338A (ja) ステアリングダンパ装置
JP5719268B2 (ja) 操舵復元装置
US6450286B1 (en) Rack and pinion power steering system with variable damping characteristics
JP2004231054A (ja) ステア・バイ・ワイヤ式操舵装置
JP4831611B2 (ja) 鞍乗型車両のステアリング緩衝装置
JP2009113562A (ja) 車両の操舵装置
JP2006312337A (ja) トーションビームサスペンション装置
JP5633427B2 (ja) 自動二輪車用ステアリング緩衝装置
KR102343122B1 (ko) 모터사이클용 스티어링 댐퍼
JP2629383B2 (ja) 操舵力制御装置
KR20040052400A (ko) 자동차의 스티어링휠 진동방지장치
JP2002284028A (ja) パワーステアリング装置