JP2003197813A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JP2003197813A
JP2003197813A JP2001400102A JP2001400102A JP2003197813A JP 2003197813 A JP2003197813 A JP 2003197813A JP 2001400102 A JP2001400102 A JP 2001400102A JP 2001400102 A JP2001400102 A JP 2001400102A JP 2003197813 A JP2003197813 A JP 2003197813A
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JP2001400102A
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Junji Fujino
純司 藤野
Yoichi Kitamura
洋一 北村
Norio Takeuchi
紀雄 竹内
Sunao Takagi
直 高木
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数や工程数を大幅に増大させないで、
セラミック基板と有機プリント配線基板を接合するバン
プ等にクラックが発生することを抑制する。 【解決手段】 素子搭載面の裏側に形成された第1の電
極を有し、しかも側面には外周方向に互いに間隔をおい
て配置された複数の外周接合面が形成された素子搭載基
板と、素子搭載基板と所定間隔を隔てて対向するように
配置され、しかも第1の電極に対向する位置に第2の電
極が形成されるとともに外周接合面と対向する部位には
対向接合面が形成された配線基板と、第1の電極と第2
の電極を接合する主溶融性部材と、外周接合面と対向接
合面を接合する溶融性補強部材で電子装置を構成した。
外周接合面は配線基板にほぼ垂直な方向に延びる半円筒
状の形状を有していること、また、対向接合面は、素子
搭載基板の側面よりも外方に配置されている部分を有し
ていることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子装置に関わ
り、特に、電子装置を構成する複数の基板の接合強度を
向上させ、その電気的信頼性を高める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の構成部品を実装する際、半導
体素子などを固定するセラミック基板とこのセラミック
基板を搭載する有機プリント配線基板との接合に、ハン
ダバンプ(半田ボール)を用いることが一般的に行われ
ている。ところが、ハンダバンプを用いるBGA(Ball
Grid Array)基板では、セラミック基板の熱膨張率が
3ppm/℃程度であるのに対して、有機プリント配線基
板の熱膨張率は20〜60ppm/℃と前者に比べて大き
いため、昇温時にはセラミック基板と有機プリント配線
基板の熱膨張率差に起因する応力が発生し、この応力に
より、接合されたハンダバンプやセラミック基板にクラ
ックが発生し、導通不良が生じることがある。
【0003】このような2種類の熱膨張率の異なる基板
の間に発生するクラックや導通不良を防止することを目
的にして、様々な手法が提案されている。例えば、図7
に示すように、固定棒を用いて2枚の基板の端部を固定
する方法が特開平10−209213号公報に開示され
ている。
【0004】図7に示されている半導体装置の端部を表
す断面図おいて、10はセラミックス製BGA基板、2
0はプリント基板、21は凹部、30、60はメタライ
ズパッド、40、50は共晶ハンダ、70は高温ハンダ
ボール(バンプ)、80は固定棒、90、110は接合
材、100は貫通穴である。セラミックス製BGA基板
10の少なくとも2個所以上の角には貫通穴100が形
成され、プリント基板20の貫通穴100に相対する箇
所には固定棒80が設けられている。
【0005】プリント基板20に搭載されたセラミック
ス製BGA基板10は、温度変化で膨張収縮するプリン
ト基板20の変形を、固定棒80を介して抑えることが
できる。しかし、この方法では、セラミックス製BGA
基板10に貫通穴100の形成と、プリント基板20に
は凹部21の形成が必要で、しかも固定棒80を凹部2
1に接合するために、高温ハンダボール(バンプ)70
とは別に、はんだ付を実施する必要がある。このため、
部品点数や工程数が増大し、製造コストの上昇をまねく
ことが懸念される。さらに、固定棒80の寸法精度やは
んだ付位置精度によっては、高温ハンダボール(バン
プ)70がプリント基板20に届かないことが発生し、
未接合不良が生じるといった不都合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解決するためになされたもので、部品点数や工
程数を大幅に増大させること無く、簡便な方法で、セラ
ミック基板と有機プリント配線基板などのように熱膨張
率が異なる基板どうしを、多層に積層した場合に生じる
クラックの発生を抑制することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかわる電子装
置は、素子搭載面の裏側に形成された第1の電極を有
し、しかも側面には外周方向に互いに間隔をおいて配置
された複数の外周接合面が形成された素子搭載基板と、
素子搭載基板と所定間隔を隔てて対向するように配置さ
れ、しかも第1の電極に対向する位置に第2の電極が形
成されるとともに外周接合面と対向する部位には対向接
合面が形成された配線基板と、第1の電極と第2の電極
を接合する主溶融性部材と、外周接合面と対向接合面を
接合する溶融性補強部材を備えてなるものである。
【0008】また、主溶融性部材は、溶融性補強部材の
融点以上の融点を有するものである。
【0009】また、主溶融性部材と溶融性補強部材は同
じ組成を有する半田からなるものである。
【0010】また、外周接合面は配線基板にほぼ垂直な
方向に延びる半円筒状の形状を有するものである。
【0011】また、対向接合面は、素子搭載基板の側面
よりも外方に配置されている部分を有するものである。
【0012】また、側面には外周方向に互いに間隔をお
いて形成された複数の外周接合面を有する素子搭載基板
と、素子搭載基板の素子搭載面の裏側に所定間隔を隔て
て対向するように配置された支持基板と、素子搭載面に
対向するように配置された素子保護基板と、支持基板と
素子搭載基板とを固定する基板保持部材と、素子保護基
板と素子搭載基板の間隙を連続して包囲する壁状封止部
材と、壁状封止部材の外側に設けられ、素子保護基板と
支持基板の外周部位と外周接合面とを一体で接合する溶
融性補強部材を備えてなるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1 本発明に係る電子装置の実施の形態1を、図1に示す断
面図を用いて説明する。セラミック基板(素子搭載基
板)1は、例えば、数枚のセラミックのグリーンシート
を積層・焼成したLTCC(Low Temperature Co-fired
Ceramic)で、層間には配線パタンが形成されており、
この配線パタンを介してセラミック基板1の上面および
下面にそれぞれ形成されている素子パッド3とバンプパ
ッド4A(第1の電極)の導通が確保される。セラミッ
ク基板1の四方の外周には、図2に示すように、半円筒
状貫通孔(キャスタレーション)6が外周方向に適当な
間隔を空けて形成されており、その内面はメタライズさ
れて、外周パッド(外周接合面)5を形成している。
【0014】半円筒状貫通孔6は、セラミック基板1の
数枚分の大きさを有するグリーンシートをパンチング等
を行うことによって貫通孔を形成し、この後、この形成
された貫通孔に沿ってグリーンシートを切断することに
よって、容易に形成される。
【0015】セラミック基板1の上面には、シリコンセ
ンサー(歪みセンサーなど)、薄膜磁気ヘッド、半導体
素子などの素子2が搭載され、この素子2は素子パッド
3と接続されている。素子パッド3、バンプパッド4A
および外周パッド5は、セラミックのグリーンシートに
銀ペーストなどの電極材を印刷あるいは塗布したのち、
焼成することによって形成される。
【0016】プリント基板(配線基板)7の上面(セラ
ミック基板と対向する面)には、バンプパッド4Aと対
向する位置にバンプパッド4B(第2の電極)が形成さ
れている。また外周パッド5(半円筒状貫通孔6)と対
向する位置にはバンプパッド4C(対向接合面)が形成
されている。プリント基板7にバンプパッド4B、4C
を形成するには通常のプリント印刷の手法を適応でき
る。
【0017】バンプパッド4Aとバンプパッド4Bはは
んだ、ロー材等からなるバンプ(主溶融性部材)8で、
また外周パッド5とバンプパッド4Cは同じくはんだ、
ロー材等からなる補強部材(溶融性補強部材)9で、そ
れぞれ接合されている。
【0018】図3(a)〜図3(d)はセラミック基板
1とプリント基板7を接合する方法を説明するための図
である。先ず、治具(図示せず)を用いて、セラミック
基板1の素子搭載面の裏側(バンプパッド4Aが形成さ
れた面)にバンプ8を保持する(図3(a)参照)。こ
のようにセラミック基板1とバンプ8が位置決めされた
状態で、セラミック基板全体をバンプ8の融点以上にま
で昇温し、バンプパッド4Aにバンプ8の片側を接合す
る。
【0019】次いで、バンプ8がバンプパッド4Aに接
合されたセラミック基板1を裏返し、バンプ8がバンプ
パッド4Bと対向するように、セラミック基板1とプリ
ント基板3との位置決めを行う(図3(b)参照)。こ
のように位置決めされた状態で、全体を再び昇温し、バ
ンプ8とバンプパッド4Bを接合させる(図3(c)参
照)。
【0020】次いで、半円筒状貫通孔6にクリーム半田
などの、バンプ8よりも融点の低い溶融性部材を、半円
筒状貫通孔6を埋める程度の量、塗布し、全体を昇温す
ると、この溶融性部材が溶着し、外周パッド5とバンプ
パッド4Cを接合する補強部材9が形成される(図3
(d)参照)。すなわち、半円筒状の外周パッド5は、
所定容積の空間を提供するため、溶融性部材を塗布する
際、充分な量の溶融性部材を保持するのに好都合であ
る。また半円筒状であるため角が無く、このため四角形
状のように隅に溶融性部材が未塗布になることが少な
い。
【0021】また、バンプパッド4Cは、上から見たと
き、セラミック基板1で姿が全部隠れているように配置
されているよりも、一部分、好ましくは全面積の半分以
上が、セラミック基板1から外側にはみ出るように配置
されていることが、補強部材9の補強効果を高める上で
好ましい。すなわち、このようにバンプパッド4Cを配
置すると、補強部材9は、外方に広がる裾広がりの形状
を呈する。この外方に裾広がりな形状は、セラミック基
板1の側面から下にストンと落ちた形状に比べ、はるか
に強度を高める。
【0022】また、上記の説明ではバンプ8の融点が補
強部材9の融点よりも高い場合を想定して説明したが、
バンプ8と補強部材9に同じ組成の半田を用いることも
可能である。この場合、図3(a)に示す段階で、バン
プ8と同じ組成の溶融性部材を外周パッド5に接合させ
ておく。こうすれば、補強部材9のみを溶着させるため
に基板全体を昇温する工程を省くことが出来る。
【0023】また、セラミック基板1の周囲を補強部材
9で完全に封じることは、セラミック基板1とプリント
基板3の隙間に存在する空気、およびバンプ8に発生す
る熱を閉じ込めることになるので好ましくない。半円筒
状貫通孔6は、互いに、適当な間隙を設けて配置されて
いることが必要である。
【0024】本発明にかかる電子装置は、昇温によって
セラミック基板1とプリント基板7に反りが生じるよう
に応力が発生しても、補強部材9がセラミック基板1の
端部をプリント基板7に強固に固定するため、バンプ8
に加わる応力が低減される。このためバンプ8にクラッ
クが入ったり、セラミック基板1に亀裂が入ることが抑
制される。
【0025】また、補強部材9は溶着時に溶融するた
め、はんだ付位置精度によって、補強部材9がバンプパ
ッド4Cに届かずに未接合不良が生じるといった不都合
も生じない。つぎに、本発明の効果を実施例に基づいて
説明する。
【0026】実施例1.セラミック基板(30mm×30
mm)には、900℃で焼成された厚さ1mmのものを使用
した。セラミック基板の中央部には、φ0.5mmのバンプ
パッド4Aを1mmピッチで729個(27列×27
行)、また外周側面には、2mmピッチで幅1.2mm、深さ
0.2mmの半円筒状貫通孔6を一辺につき12個形成し
た。プリント基板(30mm×30mm)には厚さ1.6mmの
ものを使用し、中央部には、φ0.5mmのバンプパッド4
Bを1mmピッチで729個(27列×27行)形成し
た。
【0027】バンプ8には融点183℃のはんだ(63Sn
-37Pb)を用い、バンプパッド4A、4Bと230℃で
接合した。形成されたバンプ8の高さは0.4mmであっ
た。ここでは、外周パッド5とバンプパッド4Cの接合
にクリーム半田ではなく、糸はんだ(融点:183℃)
を用いることにし、はんだごてを使用してはんだ付けを
行った。
【0028】次に、以上のようにして作成した電子装置
の耐クラック性を評価するために、ヒートサイクル試験
(-40℃〜+125℃、15min./15min.)を行った。図4
(a)、(b)はヒートサイクル試験を100サイクル
実施した後の電子装置の断面観察写真である。図4
(a)は比較のために評価した、補強部材9が設けられ
ていない従来の電子装置の断面、(b)は補強部材9が
形成されている本発明にかかわる電子装置の断面をそれ
ぞれ表している。図4(a)にはセラミック基板の内部
に拡がるクラックが観察されたが、図4(b)にはどこ
にもクラックを発見できなかった。
【0029】図5はヒートサイクル試験(-40℃〜+125
℃、15min./15min.)の回数と、クラックが発生したバ
ンプの数の関係を表している。補強部材9のない電子装
置(白丸)では、10サイクルからクラックが発生し始
め、300サイクル経るころにはほぼ全バンプでクラッ
クの発生を確認した。それに対し、補強部材の設けられ
た電子装置(黒丸)では、1000サイクル経るまで、
全くクラックが発見されなかった。
【0030】実施の形態2.図6は、この発明の実施の
形態2にかかわる電子装置を説明するための断面図であ
る。実施の形態2では、セラミック基板1に対向する面
に、プリント基板ではなく、金属基板が配置されてい
る。同図において、11はキャップ(素子保護基板)、
12はキャリア(支持基板)、13は真空封止部材、1
4は基板接合部材、15は窓、16は配線取り出し口で
ある。
【0031】素子2を搭載するセラミック基板1の外周
部には、実施の形態1と同様、半円筒状貫通孔6(外周
パッド5)が形成されている。補強部材9は、セラミッ
ク基板1とキャリア12を接合するだけではなく、キャ
ップ11も同時に接合している。素子2からの配線は、
キャップ11に設けられた配線取り出し口16から外部
に取り出す。
【0032】このように、セラミック基板1と対向する
支持基板に、金属基板を使用しても、補強部材9はセラ
ミック基板1とキャリア12(及びキャップ11)の熱
膨張率の差に起因して接合部材およびセラミック基板に
クラックが発生することを防止できる。
【0033】実施例2.素子2に、測定精度を確保する
ために真空封止しておく必要がある光熱変換素子を用い
た。キャップ(厚さ0.5mm)11とキャリア(厚さ1m
m)12はコバールで作成した。キャップ11には素子
2が外部の光を感じることが出来るように、シリコン製
の窓15を設けた。真空封止部材13にははんだ(95Sn
-5Sb)を、基板接合部材14にはダイボンド(銀ペー
スト:DM4130LD)をそれぞれ使用した。
【0034】あらかじめ、外周パッド5にクリーム半田
を塗布しておき、素子2を搭載したセラミック基板1を
キャップ11とキャリア12で挟むようにして、真空封
止と金属部材の接合を同時に行った。この時、外周パッ
ド5に供給したクリームはんだが補強部材9を同時に形
成した。
【0035】以上のように作成した実施の形態2に係る
電子装置でも、充分な耐クラック性を確認できた。
【0036】なお、実施の形態1と2では、熱膨張率の
異なる2種類の基板を接合する例を示したが、熱膨張率
の等しい基板を接合する場合、例えば素子を搭載するセ
ラミック基板(小)とこのセラミック基板を支持する配
線セラミック基板(大)を固定する場合、にも本発明を
適用出来ることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】本発明にかかわる電子装置は、素子搭載
面の裏側に形成された第1の電極を有し、しかも側面に
は外周方向に互いに間隔をおいて配置された複数の外周
接合面が形成された素子搭載基板と、素子搭載基板と所
定間隔を隔てて対向するように配置され、しかも第1の
電極に対向する位置に第2の電極が形成されるとともに
外周接合面と対向する部位には対向接合面が形成された
配線基板と、第1の電極と第2の電極を接合する主溶融
性部材と、外周接合面と対向接合面を接合する溶融性補
強部材を備えていることにより、主溶融性部材にクラッ
クが発生することを抑制できる。
【0038】また、主溶融性部材は、溶融性補強部材の
融点以上の融点を有することにより、主溶融性接合性部
材の接合を、溶融性補強部材の接合と同時にまたはそれ
よりも早くに行うことが出来る。
【0039】また、主溶融性部材と溶融性補強部材は同
じ組成を有する半田からなることにより、主溶融性部材
と溶融性補強部材の接合を同時に行うことが出来る。
【0040】また、外周接合面は配線基板にほぼ垂直な
方向に延びる半円筒状の形状を有することにより、溶融
性補強部材を適当量、保持することが出来る。
【0041】また、対向接合面は、素子搭載基板の側面
よりも外方に配置されている部分を有することにより、
裾広がりの溶融性補強部材を形成することが出来る。
【0042】また、側面には外周方向に互いに間隔をお
いて形成された複数の外周接合面を有する素子搭載基板
と、素子搭載基板の素子搭載面の裏側に所定間隔を隔て
て対向するように配置された支持基板と、素子搭載面に
対向するように配置された素子保護基板と、支持基板と
素子搭載基板とを固定する基板保持部材と、素子保護基
板と素子搭載基板の間隙を連続して包囲する壁状封止部
材と、壁状封止部材の外側に設けられ、素子保護基板と
支持基板の外周部位と外周接合面とを一体で接合する溶
融性補強部材を備えていることにより、素子を保護しつ
つ、主溶融性部材にクラックが発生することを抑制でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電子装置(実施の形態1)の断
面を表す図である。
【図2】半円筒状貫通孔とバンプパッドが形成されたセ
ラミック基板の外観を表す図である。
【図3】セラミック基板とプリント基板をバンプを用い
て接合する工程を説明するための図である。
【図4】ヒートサイクル試験を100回実施した後の電
子装置の断面を比較するための図である。
【図5】ヒートサイクル試験の結果を説明するための図
である。
【図6】実施の形態2にかかる電子装置の断面を表す図
である。
【図7】従来の電子装置(半導体装置)の断面を表す図
である。
【符号の説明】
1 セラミック基板(素子搭載基板)、 2 素子、
3 素子パッド、 4A、4B、4C バンプパッド
(第1の電極、第2の電極、対向接合面)、 5外周パ
ッド(外周接合面)、 6 半円筒状貫通孔、 7 プ
リント基板(配線基板)、 8 バンプ(主溶融性部
材)、 9 補強部材(溶融性補強部材)、11 キャ
ップ(素子保護基板)、12 キャリア(支持基板)、
13 真空封止部材、14 基板接合部材、15 窓
フロントページの続き (72)発明者 竹内 紀雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 高木 直 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子搭載面の裏側に形成された第1の電
    極を有し、しかも側面には外周方向に互いに間隔をおい
    て配置された複数の外周接合面が形成された素子搭載基
    板と、前記素子搭載基板と所定間隔を隔てて対向するよ
    うに配置され、しかも前記第1の電極に対向する位置に
    第2の電極が形成されるとともに前記外周接合面と対向
    する部位には対向接合面が形成された配線基板と、前記
    第1の電極と前記第2の電極を接合する主溶融性部材
    と、前記外周接合面と前記対向接合面を接合する溶融性
    補強部材を備えてなる電子装置。
  2. 【請求項2】 主溶融性部材は、溶融性補強部材の融点
    以上の融点を有することを特徴とする請求項1記載の電
    子装置。
  3. 【請求項3】 主溶融性部材と溶融性補強部材は同じ組
    成を有する半田からなることを特徴とする請求項1記載
    の電子装置。
  4. 【請求項4】 外周接合面は配線基板にほぼ垂直な方向
    に延びる半円筒状の形状を有することを特徴とする請求
    項1記載の電子装置。
  5. 【請求項5】 対向接合面は、素子搭載基板の側面より
    も外方に配置されている部分を有することを特徴とする
    請求項1記載の電子装置。
  6. 【請求項6】 側面には外周方向に互いに間隔をおいて
    形成された複数の外周接合面を有する素子搭載基板と、
    前記素子搭載基板の素子搭載面の裏側に所定間隔を隔て
    て対向するように配置された支持基板と、前記素子搭載
    面に対向するように配置された素子保護基板と、前記支
    持基板と前記素子搭載基板とを固定する基板保持部材
    と、前記素子保護基板と前記素子搭載基板の間隙を連続
    して包囲する壁状封止部材と、前記壁状封止部材の外側
    に設けられ、前記素子保護基板と前記支持基板の外周部
    位と前記外周接合面とを一体で接合する溶融性補強部材
    を備えてなる電子装置。
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