JP2003192685A - シクロブタンテトラカルボン酸二無水物化合物の製造法 - Google Patents

シクロブタンテトラカルボン酸二無水物化合物の製造法

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JP2003192685A JP2001393501A JP2001393501A JP2003192685A JP 2003192685 A JP2003192685 A JP 2003192685A JP 2001393501 A JP2001393501 A JP 2001393501A JP 2001393501 A JP2001393501 A JP 2001393501A JP 2003192685 A JP2003192685 A JP 2003192685A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 置換1,2,3,4−シクロブタンテト
ラカルボン酸−1,2:3,4−二無水物(CBDA)
を選択率高く、又高光効率を保持しながら反応させるこ
とができ、かつ工業廃棄物を劇的に減少させることがで
きる製造法を提供する。 【解決手段】 式(1)で表される無水マレイン酸化合
物の光二量化反応に於いて、波長が300〜600n
m、反応温度を−10〜50℃で行い、生成したCBD
Aの結晶を濾過により除去した後、未反応無水マレイン
酸に新たな無水マレイン酸を加えて再反応させることを
特徴とするCBDA化合物の製造法に関する。 (式中、R1、R2、R3及びR4は、水素原子、炭素数1
〜10のアルキル基、フェニル基及びハロゲン原子を表
し、同一でも相異なってもよく、更に、一緒になって炭
素数4〜10のシクロアルキル基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、式(1)
【0002】
【化3】
【0003】(式中、R1、R2は、それぞれ独立に水素
原子、炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基及びハ
ロゲン原子を表し、または、R1とR2及びR3とR4
一緒になって炭素数4〜10のシクロアルキル基を表
す。)で表される1,2,3,4−シクロブタンテトラ
カルボン酸−1,2:3,4−二無水物化合物(CBD
A化合物と略す。)の製造法に関する。
【0004】本発明の化合物は、そのポリイミドが優れ
た透明性、耐熱性、疎水性及び電気特性等を有し、液晶
デバイス等の光学材料分野で重要である。
【0005】
【従来の技術】従来、代表的な1,2,3,4−シクロ
ブタンテトラカルボン酸−1,2:3,4−二無水物
(CBDA)の液相合成法としては、溶媒がジオキサン
を用いる方法[J.Chem.Soc.,C12号,1111頁
(1962年)]、溶媒が四塩化炭素を用いる方法[Te
trahedron Letters,11号,865頁(1976
年)]が知られているが、CBDA収率が低い上に、又
得られたCBDAの純度が重合には十分ではなく、更に
極性の高い溶媒(酢酸エチル等)での洗浄が必要であっ
た。 又、残余した無水マレイン酸純度が低くなり、回
収再使用する際に煩雑な精製操作を施さねばならず実用
的な方法ではなかった。
【0006】又、酢酸エチルやエチレングリコールジア
セテートを溶媒とする方法[特公平2−61956号公
報]は、優れた収率でCBDAを与えているが、反応条
件(光波長、溶媒の種類、光効率、反応時間等)の詳細
な特定化は行って居らず、又未反応の無水マレイン酸の
再反応の可否については、検討していなかった。
【0007】酢酸エチルやエチレングリコールジアセテ
ートを溶媒とする方法の優れた特徴は、原料の無水マレ
イン酸の溶解度が高いにも拘わらず、生成したCBDA
の溶解度が低く結晶として析出するために、CBDAか
ら無水マレイン酸への逆反応やオリゴマー生成等の副反
応を抑制することができる。しかしその反面、反応時間
が長くなり無水マレイン酸転化率が上がりCBDAの析
出量が多くなると、生成したCBDAが光源冷却管の外
壁(反応液側)に付着し始め、分解反応の併発による結
晶の着色化、光効率(単位電力×時間当たりの収率)の
低下がみられる。従って、無水マレイン酸の転化率を上
げるために、1バッチで長時間をかけることは、実用上
生産効率の低下を伴い好ましくなかった。
【0008】さらに近年、環境保護面からの要請により
工業廃棄物や二酸化炭素排出量を減らす必要性が出てき
ている。一方、従来からのCBDA合成法は、その製造
過程において大量の有機溶媒を使用しなければならな
い。すなわち例示すれば1kgのCBDAを製造するた
めには40kgもの酢酸エチルが必要であり、使用した
酢酸エチルは全て工業廃棄物として焼却される。これは
環境保護のみならず経済性の面からも問題視されてお
り、早晩の製造法変更が迫られていた。
【0009】単位CBDA製造量当たりの消費溶媒量を
減らすために容易に案出される改良法は、反応の転化率
を増すために反応時間を延ばすことである。しかし前述
のような問題から、この改良法もままならず、長らくジ
レンマを抱えていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、無水
マレイン酸化合物の光二量化反応に於いて、目的とする
CBDA化合物を選択率高く、又高光効率を保持しなが
ら反応させることができ、かつ工業廃棄物を劇的に減少
させることができるCBDA化合物の製造法を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、鋭意研究を行った。無水マレイン酸化
合物の光二量化反応に於いて、最適反応条件下で生成さ
せたCBDAの結晶を濾過により除去した後、濾液中の
未反応無水マレイン酸化合物に新たな無水マレイン酸を
加えて再反応させることにより高い光効率を維持したま
まCBDA化合物を製造することができることを見出し
本発明を完成させた。
【0012】即ち、本発明は、式(1)
【0013】
【化4】
【0014】(式中、R1、R2は、それぞれ独立に水素
原子、炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基及びハ
ロゲン原子を表し、または、一緒になって炭素数4〜1
0のシクロアルキル基を表す。)で表される無水マレイ
ン酸化合物の光二量化反応に於いて、反応溶媒が、炭素
数2〜10の脂肪族カルボン酸エステルを用いて、波長
が300〜600nmの光源を用いて行うことを特徴と
する式(2)
【0015】
【化5】
【0016】(式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞ
れ独立に水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、フェ
ニル基及びハロゲン原子を表し、同一でも相異なっても
よく、または、R1とR2及びR3とR4は一緒になって炭
素数4〜10のシクロアルキル基を表す。)で表される
置換1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸−
1,2:3,4−二無水物の製造法に関する。
【0017】また、本発明は前記の無水マレイン酸化合
物の光二量化反応に於いて、式(1)で表される、生成
した前記式(2)で表される置換1,2,3,4−シク
ロブタンテトラカルボン酸−1,2:3,4−二無水物
の結晶を濾過により除去した後、濾液中の未反応無水マ
レイン酸化合物に新たな無水マレイン酸化合物を加えて
再反応させることを特徴とするCBDA化合物の製造法
に関する。以下、本発明を詳細に説明する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のCBDA化合物の製造法
は、下記の反応スキームで表される。
【0019】
【化6】
【0020】(式中、R1、R2、R3及びR4は、前記と
同じ意味を表す。) 先ず、無水マレイン酸化合物の一例としては、無水マレ
イン酸、無水シトラコン酸、2,3−ジメチル無水マレ
イン酸、2−エチル無水マレイン酸、2,3−ジエチル
無水マレイン酸、2−イソプロピル無水マレイン酸、
2,3−ジイソプロピル無水マレイン酸、2−n−ブチ
ル無水マレイン酸、2,3−ジ(n−ブチル)無水マレ
イン酸、2−t−ブチル無水マレイン酸、2,3−ジ
(t−ブチル)無水マレイン酸、2−フェニル無水マレ
イン酸、2,3−ジフェニル無水マレイン酸、2−フル
オロ無水マレイン酸、2,3−ジフルオロ無水マレイン
酸、2−クロロ無水マレイン酸、2,3−ジクロロ無水
マレイン酸、2−ブロモ無水マレイン酸、2,3−ジブ
ロモ無水マレイン酸、2−ヨウド無水マレイン酸、2,
3−ジヨウド無水マレイン酸、1−シクロペンテン−
1,2−ジカルボン酸無水物、3,4,5,6−テトラ
ハイドロフタル酸無水物等が挙げられる。
【0021】本反応で重要な役割を果たしているのが反
応溶媒である。工業的に採用できる溶媒の要件として
は、(1)反応の高い光増感効果を有するカルボニル化
合物、(2)原料の無水マレイン酸化合物の溶解度が高
く、生成したCBDA化合物の分解反応を抑制するため
にCBDA化合物の溶解度が低い、(3)副生物の溶解
度が高く、同一溶媒の洗浄のみでCBDA化合物を精製
できること、(4)引火性の危険な低沸点でなく、且つ
CBDA化合物製品に残余させないために沸点が100
℃前後の化合物、(5)環境に安全である、(6)光反
応に安定、(7)安価等を満足させるものでなければな
らない。これらの観点から炭素数2〜10の脂肪族エス
テル類が特に好ましい。
【0022】その具体例を挙げると、ギ酸メチル、ギ酸
エチル、ギ酸n−プロピル、ギ酸i−プロピル、ギ酸i
−ブチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−プロピ
ル、酢酸i−プロピル、酢酸i−ブチル、プロピオン酸
メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸n−プロピ
ル、プロピオン酸i−プロピル、エチレングリコールジ
ホルメート、エチレングリコールジアセテート、エチレ
ングリコールジプロピオネート等を列記することができ
る。
【0023】これらの中でより好ましい溶媒は、ギ酸エ
チル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸i−プロピル、酢
酸i−ブチル、エチレングリコールジホルメート、エチ
レングリコールジアセテート等であり、最も好ましい溶
媒は、酢酸エチルである。
【0024】酢酸エチルやエチレングリコールジアセテ
ートを溶媒とする方法の優れた特徴は、原料の無水マレ
イン酸の溶解度が高いにも拘わらず、生成したCBDA
化合物の溶解度が低く結晶として析出するために、CB
DA化合物からの無水マレイン酸化合物への逆反応やオ
リゴマー生成等の副反応を抑制することができる。
【0025】溶媒の使用量は、無水マレイン酸化合物に
対し3〜50質量倍、より好ましくは5〜20質量倍で
ある。
【0026】本反応では、光の波長が重要である。低圧
水銀灯(内部照射)、高圧水銀灯(内部照射)、超高圧
水銀灯(外部照射)、キセノンランプ(外部照射)の中
で高圧水銀灯が、特異的に高収率でCBDA化合物を与
えた。更に、光源冷却管を石英ガラスからパイレックス
ガラスに変えることにより、光源冷却管への着色ポリマ
ー付着が減少し、CBDA化合物の収率改善が見られ
る。
【0027】即ち、高圧水銀灯の300nm未満の領域
の波長が、ポリマー生成や無水マレイン酸化合物への逆
反応に関与し、300〜600nmの波長が好ましいこ
とが判明した。更に、光効率上、内部照射型光源が、C
BDA化合物生成に好ましい結果を与える。
【0028】反応温度は、高温になると重合物が副生
し、又低温になると無水マレイン酸化合物の溶解度が低
下し生産効率が減少するところから、−20〜80℃で
行うことが好ましい。更に好ましくは−10〜50℃で
あり、特に0〜20℃間では、副生物の生成が大幅に抑
制され、高い選択率及び収率でCBDA化合物を与え
る。
【0029】反応時間は、1〜50時間で行うことがで
き、通常5〜10時間で行うのが実用的である。反応時
間が長くなり無水マレイン酸化合物の転化率が上がりC
BDA化合物の析出量が多くなると、生成したCBDA
化合物が光源冷却管の外壁(反応液側)に付着し始め、
分解反応の併発による結晶の着色化、光効率(単位電力
×時間当たりの収率)の低下がみられる。従って、無水
マレイン酸の転化率を上げるために、1バッチで長時間
かけることは、実用上生産効率の低下を伴い好ましくな
い。反応は、バッチ式又は流通式で行うことが出来、又
常圧でも加圧でも行うことができる。
【0030】反応後は、生成したCBDA化合物の結晶
を濾過・溶媒洗浄により高純度のCBDA化合物の製品
が得られる。濾液中の未反応無水マレイン酸化合物は、
1回目の反応条件が、高選択率でCBDA化合物を与え
る上記のそれぞれの好ましい条件の場合は、精製するこ
となく、濾液のまま再反応させることができる。
【0031】本発明によれば、反応後の濾液を再反応に
用いることができるため、単位CBDA製造量に消費す
る溶媒の量を大幅に減少させることができる。すなわち
濾液の再利用回数を2回とすれば、溶媒消費量は従来法
の3分の1に減少させることができる。一般的に本発明
のような光二量化反応は、副生成物を多く生じるため、
回収した反応溶媒をそのまま再利用すると生成物の純度
が低下、反応速度の低下、着色、副反応の増加などさま
ざまな問題を生じる。すなわち一般に光二量化反応で
は、本発明のような溶媒再利用は不可能である。しかし
ながら本発明者らは、偶然にも特定の条件下において光
二量化反応がほぼ副反応無く進行しすることを見出し、
濾液の再利用を可能にすることができた。
【0032】本反応では、無水マレイン酸化合物の仕込
み量を低下させて転化率を高めることは、希薄な濃度に
なり生成CBDA化合物の溶解量が増加し、投与した光
量当たりのCBDA化合物収量が少なくなり、工業生産
性上得策ではない。製品のコスト上大きな割合を占める
光量(電気代)を、出来るだけ有効に活用するために
は、無水マレイン酸化合物転化率が低下しても仕込み量
を上げることが、CBDA化合物の絶対収量を上げるこ
とになり好ましい。無論、光源のワット数に応じた無水
マレイン酸化合物の仕込み量の限界がある。
【0033】また、本反応は、前述した様に原料の無水
マレイン酸化合物は溶媒に溶解しているが、生成CBD
A化合物は溶媒系外に析出して来るところに特徴があ
り、高収率が得られている。反面、攪拌はしていても、
反応時間が長くなり無水マレイン酸化合物転化率が上が
ると、生成CBDA化合物は、次第にスラリー濃度が上
がり光源冷却管に付着し、反応効率を低下させる。高い
光効率を維持しながら無水マレイン酸化合物をCBDA
化合物に転化させるための一法として、光効率が低下す
る直前で一旦反応を終了させ、浮遊する生成CBDA化
合物の結晶を分離した後未反応無水マレイン酸化合物を
再反応させることが考えられる。その際、1回目の反応
で消費した無水マレイン酸化合物分を補充し、常に再反
応のスタート時に一定の無水マレイン酸化合物量から再
反応を行うことにより単位光量当たりのCBDA化合物
収量もほぼ一定に得られることが解った。
【0034】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0035】尚、CBDA化合物光効率は、単位(仕込
み無水マレイン酸化合物(MA化合物)重量×電力×照
射時間)当たりのCBDA化合物重量百分率で表し、下
記の式で算出した。
【0036】
【式1】CBDA化合物光効率(%/(kW・h))=A
×100/(B×C×T)
【0037】(A=生成CBDA化合物(g),B=仕
込みMA化合物(g),C=電力(kW),T=照射時
間(h))
【0038】実施例1 内容積200ml内部照射型パイレックスガラス製四つ
口反応フラスコに無水マレイン酸10gと酢酸エチル1
00gを仕込み、反応器外壁をアルミ箔で被いながら室
温で攪拌溶解させた。続いて攪拌しながら5℃に冷却し
たところでフラスコ中央部の光源冷却管中の100W高
圧水銀灯の照射を開始し、4時間照射を続けた。反応終
了後、濾過により粗CBDA結晶と濾液を分離した。粗
CBDA結晶は、酢酸エチルで洗浄後乾燥すると精製C
BDA3.0g(光効率75%/(kW・h))が得られ
た。又濾液を分析の結果、無水マレイン酸6.9gが残
余していた。
【0039】続いて、前記光反応器に濾液と新たな無水
マレイン酸3.1gを仕込み、第1回目と同様に5℃に
冷却下で攪拌しながら、4時間照射した。反応終了後、
再び濾過により粗CBDA結晶と濾液を分離した。粗C
BDA結晶は、酢酸エチルで洗浄後乾燥すると精製CB
DA3.0g(光効率75%/(kW・h))が得られ
た。又濾液を分析の結果、無水マレイン酸6.9gが残
余していた。
【0040】更に、前記光反応器に第2回目の濾液と新
たな無水マレイン酸3.1gを仕込み、同様に5℃に冷
却下で攪拌しながら、4時間照射した。反応終了後、再
び濾過により粗CBDA結晶と濾液を分離した。粗CB
DA結晶は、酢酸エチルで洗浄後乾燥すると精製CBD
A3.0g(光効率75%/(kW・h))が得られた。
又濾液を分析の結果、無水マレイン酸6.9gが残余し
ていた。
【0041】実施例2 溶媒をエチレングリコールジアセテートとした他は、実
施例1の第1回目と同様に反応させた。反応終了後、濾
過により粗CBDA結晶と濾液を分離した。粗CBDA
結晶は、酢酸エチルで洗浄後乾燥すると精製CBDA
2.6g(光効率65%/(kW・h))が得られた。又
濾液を分析の結果、無水マレイン酸7.1gが残余して
いた。
【0042】実施例3 溶媒を蟻酸エチルとした他は、実施例1の第1回目と同
様に反応させた。反応終了後、濾過により粗CBDA結
晶と濾液を分離した。粗CBDA結晶は、蟻酸エチルで
洗浄後乾燥すると精製CBDA2.3g(光効率57%
/(kW・h))が得られた。又濾液を分析の結果、無水
マレイン酸7.3gが残余していた。
【0043】実施例4 溶媒をi−ブチルアセテートとした他は、実施例1の第
1回目と同様に反応させた。反応終了後、濾過により粗
CBDA結晶と濾液を分離した。粗CBDA結晶は、i
−ブチルアセテートで洗浄後乾燥すると精製CBDA
1.8g(光効率45%/(kW・h))が得られた。又
濾液を分析の結果、無水マレイン酸7.9gが残余して
いた。
【0044】比較例1 反応時間を12時間とした他は、実施例1の第1回目と
同様に反応させた。反応終了後、濾過により粗CBDA
結晶と濾液を分離した。粗CBDA結晶は、酢酸エチル
で洗浄後乾燥すると精製CBDA4.7g(光効率39
%/(kW・h))が得られた。又濾液を分析の結果、無
水マレイン酸4.0gが残余していた。
【0045】比較例2 光源冷却管を石英ガラス製とした他は、実施例1の第1
回目と同様に反応させた。反応終了後、濾過により粗C
BDA結晶と濾液を分離した。粗CBDA結晶は、酢酸
エチルで洗浄後乾燥すると精製CBDA1.5g(光効
率37%/(kW・h))が得られた。又濾液を分析の結
果、無水マレイン酸7.7gが残余していた。
【0046】比較例3 溶媒を1,4−ジオキサンとした他は、実施例1の第1
回目と同様に反応させた。反応終了後、濾過により粗C
BDA結晶と濾液を分離した。粗CBDA結晶は、1,
4−ジオキサンで洗浄後乾燥すると精製CBDA0.8
8g(光効率22%/(kW・h))が得られた。又濾液
を分析の結果、無水マレイン酸8.2gが残余してい
た。
【0047】比較例4 溶媒を四塩化炭素とした他は、実施例1の第1回目と同
様に反応させた。反応終了後、濾過により粗CBDA結
晶と濾液を分離した。粗CBDA結晶は、四塩化炭素で
洗浄後乾燥すると精製CBDA0.61g(光効率15
%/(kW・h))が得られた。又濾液を分析の結果、無
水マレイン酸8.3gが残余していた。
【0048】比較例5 光源を100W低圧水銀灯(内部照射型)とした他は、
実施例1の第1回目と同様に反応させた。反応終了後、
濾過により粗CBDA結晶と濾液を分離した。粗CBD
A結晶は、酢酸エチルで洗浄後乾燥すると精製CBDA
は痕跡であった。
【0049】実施例5 内容積200ml内部照射型パイレックスガラス製四つ
口反応フラスコに2,3−ジメチル無水マレイン酸15
gと酢酸エチル150gを仕込み、反応器外壁をアルミ
箔で被い攪拌しながら10〜15℃に冷却したところで
フラスコ中央部の光源冷却管中の100W高圧水銀灯の
照射を開始し、8時間30分照射を続けた。反応終了
後、濾過により結晶を分離した。この結晶は、酢酸エチ
ルで洗浄後乾燥すると精製1,2,3,4−テトラメチ
ル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸−
1,2:3,4−二無水物14.1g(収率94%)が
得られた。この構造は、下記のMASS,1H−NM
R,13C−NMRから確認した。
【0050】MASS(FAB+,m/e(%)):253([M+H]+,16).1 H-NMR(d6-DMSO,δppm):1.2555(s,12H).13 C-NMR(d6-DMSO,δppm):12.4950(4C),50.5922(4C),17
1.6137(4C).
【0051】実施例6 原料を3,4,5,6−テトラハイドロフタル酸無水物
15gとした他は、実施例5と同様に反応させた。反応
終了後、濾過により粗結晶と濾液を分離した。粗結晶
は、酢酸エチルで洗浄後乾燥すると精製1,2:3,4
−ジシクロヘキシル−1,2,3,4−シクロブタンテ
トラカルボン酸−1,2:3,4−二無水物11.1g
(収率73%)が得られた。この構造は、下記のMAS
S,1H−NMR,13C−NMRから確認した。 MASS(FAB+,m/e(%)):305([M+H]+,16).1 H-NMR(d6-DMSO,δppm):1.2555(s,12H).13 C-NMR(d6-DMSO,δppm):12.4950(4C),50.5922(4C),17
1.6137(4C).
【0052】実施例7 内容積200ml内部照射型パイレックスガラス製四つ
口反応フラスコに3,4,5,6−テトラハイドロフタ
ル酸無水物20gと酢酸エチル120gを仕込み、反応
器外壁をアルミ箔で被いながら室温で攪拌溶解させた。
続いて攪拌しながら20℃に冷却したところでフラスコ
中央部の光源冷却管中の100W高圧水銀灯の照射を開
始し、10時間照射を続けた。反応終了後、濾過により
粗結晶と濾液を分離した。粗結晶は、酢酸エチルで洗浄
後乾燥すると精製1,2:3,4−ジシクロヘキシル−
1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸−1,
2:3,4−二無水物13.1g(収率66%)が得ら
れた。
【0053】実施例8 原料を2,3−ジフェニル無水マレイン酸とした他は、
実施例1の第1回目と同様に反応させた。反応終了後、
濾過により粗結晶と濾液を分離した。粗CBDA結晶
は、酢酸エチルで洗浄後乾燥すると精製1,2,3,4
−テトラフェニル−1,2,3,4−シクロブタンテト
ラカルボン酸−1,2:3,4−二無水物0.8g(収
率20%)が得られた。
【0054】
【発明の効果】本発明方法は無水マレイン酸化合物の光
二量化反応に於いて、目的とするCBDA化合物を選択
率高く、また高光効率を保持しながら反応させることが
できる。 更に、生成したCBDA化合物の結晶を濾過
により除去した後、濾液中の未反応無水マレイン酸化合
物に新たな無水マレイン酸化合物を加えて再反応させる
ことにより、高い光効率を維持したままCBDA化合物
を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C071 AA01 AA08 BB01 BB05 CC12 EE05 FF15 GG01 KK14 LL05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1) 【化1】 (式中、R1、R2は、それぞれ独立に水素原子、炭素数
    1〜10のアルキル基、フェニル基及びハロゲン原子を
    表し、または、一緒になって炭素数4〜10のシクロア
    ルキル基を表す。)で表される無水マレイン酸化合物の
    光二量化反応に於いて、反応溶媒が、炭素数2〜10の
    脂肪族カルボン酸エステルを用いて、波長が300〜6
    00nmの光源を用いて行うことを特徴とする式(2) 【化2】 (式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ独立に水素
    原子、炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基及びハ
    ロゲン原子を表し、または、R1とR2及びR3とR4は一
    緒になって炭素数4〜10のシクロアルキル基を表
    す。)で表される1,2,3,4−シクロブタンテトラ
    カルボン酸−1,2:3,4−二無水物化合物の製造
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無水マレイン酸化合物の
    光二量化反応に於いて、生成した前記式(2)で表され
    る1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸−
    1,2:3,4−二無水物化合物の結晶を濾過により除
    去した後、濾液中の未反応無水マレイン酸化合物に新た
    な無水マレイン酸化合物を加えて再反応させることを特
    徴とする1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン
    酸二無水物化合物の製造法。
  3. 【請求項3】 光源冷却管がパイレックス(登録商標)
    ガラス製である請求項1または請求項2に記載の1,
    2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸−1,2:
    3,4−二無水物化合物の製造法。
  4. 【請求項4】 反応温度が−10〜50℃である請求項
    1ないし請求項3の何れかの請求項に記載の1,2,
    3,4−シクロブタンテトラカルボン酸−1,2:3,
    4−二無水物化合物の製造法。
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