JP2003182977A - カウンタウエイト着脱装置及びその使用方法 - Google Patents

カウンタウエイト着脱装置及びその使用方法

Info

Publication number
JP2003182977A
JP2003182977A JP2001380254A JP2001380254A JP2003182977A JP 2003182977 A JP2003182977 A JP 2003182977A JP 2001380254 A JP2001380254 A JP 2001380254A JP 2001380254 A JP2001380254 A JP 2001380254A JP 2003182977 A JP2003182977 A JP 2003182977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
weight
base weight
piston rod
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001380254A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3950332B2 (ja
Inventor
Sadaichi Komata
定一 小俣
Nobuaki Kaida
展彰 買田
Takahisa Arai
貴久 新井
Junji Saito
淳司 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kato Heavy Industries Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd filed Critical Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2001380254A priority Critical patent/JP3950332B2/ja
Publication of JP2003182977A publication Critical patent/JP2003182977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3950332B2 publication Critical patent/JP3950332B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カウンタウエイトの着脱作業を容易にできる
ようにする。 【解決手段】 作業機の旋回体から後方へ突出する支持
台25と、支持台25に着脱可能な架台26と、上下に
延びるピストンロッド27を有し且つ架台26に取り付
けた昇降用シリンダ28と、ピストンロッド27に吊具
29を介して連結可能な基部ウエイト30と、基部ウエ
イト30に載置する分割ウエイト31と、昇降用シリン
ダ28の伸張動作により上昇した基部ウエイト30を支
持台25に固定可能なピストンロッド32を有する拘束
用シリンダとを備え、前記の昇降用シリンダ28の伸張
動作によって基部ウエイト30と分割ウエイト31を一
体的に上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカウンタウエイト着
脱装置及びその使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16乃至図19は作業機(移動式クレ
ーン)の一例を示すものであり、この作業機は、クロー
ラシュー1を有する走行体2と、該走行体2上に設けた
旋回体3と、基端部を旋回体3に枢支したインナブーム
4と、該インナブーム4よりも後方側に位置するように
旋回体3に立設したAフレーム5と、基端部を旋回体3
に枢支し且つ先端部をインナブーム4に枢支したバック
ストップ機構6と、前記の旋回体3に設置した起伏用ド
ラム7と、該起伏用ドラム7の前方側に位置するように
旋回体3に並べて設置した巻上用ドラム8及び吊込用ド
ラム9と、起伏用ドラム7に巻き付けられ且つ当該ドラ
ム7の回転に応じてインナブーム4を起伏させるロープ
10と、巻上用ドラム8に巻き付けられ且つ当該ドラム
8の回転に応じてインナブーム4の先端部に吊り下げた
フック11を昇降させるロープ12と、吊込用ドラム9
に巻き付けられ且つ当該ドラム9の回転に応じてAフレ
ーム5の頂部に吊り下げたシーブブロック13を昇降さ
せるロープ14と、旋回体3の後端部に連なった支持台
15に搭載する複数のカウンタウエイト16とを備えて
いる。
【0003】Aフレーム5は、後方側へ傾斜するように
基端部を旋回体3の前後方向中間部に枢支したコンプレ
ッションメンバ17と、基端部を旋回体3の後端部に枢
支し且つ先端部をコンプレッションメンバ17の先端部
に枢支したテンションメンバ18とで構成されている。
【0004】テンションメンバ18は、インナロッド1
9にアウタロッド20を軸線方向へ摺動可能に組み合わ
せたものであり、当該テンションメンバ18の伸縮に応
じてAフレーム5の起伏が許容される。
【0005】また、両ロッド19,20は、同一のピン
(図示せず)を挿通することにより、軸線方向への相対
的な変位が拘束される。
【0006】更に、コンプレッションメンバ17には、
引込用のロープ21の一端部を係止できるようになって
いる。
【0007】バックストップ機構6は、基端部を旋回体
3に枢支したインナロッド22と、先端部をインナブー
ム4に枢支し且つインナロッド22に軸線方向へ摺動可
能に組み合わせたアウタロッド23とにより構成したも
ので、インナブーム4の起伏に応じて伸縮する。
【0008】また、両ロッド22,23は、同一のピン
(図示せず)を挿通することにより、軸線方向への相対
的な変位が拘束される。
【0009】このような作業機を搬送するときには、カ
ウンタウエイト16を支持台15に搭載せずに且つクロ
ーラシュー1が装着されているクローラフレームを走行
体2のカーボディから取り外し、当該カーボディ及び旋
回体3と、クローラフレームやカウンタウエイト16と
別々に搬送することによって、これらの運搬に用いるト
レーラトラックが軸重制限に抵触しないようする。
【0010】また、作業現場では、走行体2のカーボデ
ィにクローラフレームを組み付けた後、支持台15にカ
ウンタウエイト16を搭載して、作業機に対する揚重対
象物の釣り合いが保たれるようにしている。
【0011】以下、作業機に既設の荷吊手段(Aフレー
ム5)によって、カウンタウエイト16を支持台15に
搭載する手順を説明する。
【0012】まず、走行体2の移動、走行体2に対する
旋回体3の回動、旋回体3に対するインナブーム4の起
伏、及びインナブーム4に対するフック11の昇降の各
動作により、トレーラトラックに荷台に積み込んで搬送
されてきたカウンタウエイト16を地表に並べる(図1
6参照)。
【0013】この後、バックストップ機構6の伸縮を拘
束し且つAフレーム5のテンションメンバ18が伸縮で
きる状態にする。
【0014】これにより、起伏用ドラム7に対するロー
プ10の巻き取りまたは繰り出しに応じて、Aフレーム
5が起伏するようになる。
【0015】次いで、コンプレッションメンバ17及び
テンションメンバ18の結合部分が旋回体3の後方側へ
振り出された状態になるように、Aフレーム5の姿勢を
設定し、吊込用ドラム9からロープ14を繰り出してシ
ーブブロック13を下降させ、該シーブブロック13を
最初に支持台15へ搭載すべきカウンタウエイト16に
連結する。
【0016】また、吊込用ドラム9にロープ14を巻き
取り、シーブブロック13とともにカウンタウエイト1
6を上昇させる(図17参照)。
【0017】カウンタウエイト16底面の位置が、支持
台15のウエイト載置部を超過したならば、両メンバ1
7,18の結合部分が旋回体3の後端部上方へ位置する
ようにAフレーム5の姿勢を設定したうえ、ロープ21
の一端部をコンプレッションメンバ17に係止し且つロ
ープ21の他端部をカウンタウエイト16に係止する
(図18参照)。
【0018】この状態で、吊込用ドラム9からロープ1
4を繰り出すと、コンプレッションメンバ17とカウン
タウエイト16の間のロープ21に作用する張力によっ
て、カウンタウエイト16が旋回体3の中心側に引き寄
せられながら下降し、支持台15にカウンタウエイト1
6が載置される。
【0019】更に、支持台15にカウンタウエイト16
を締結した後、該カウンタウエイト16からシーブブロ
ック13とロープ21を取り外し、前述した手順によっ
て、残りのカウンタウエイト16を支持台15に順次載
置する(図19参照)。
【0020】なお、支持台15の後端部寄りの箇所へ載
置すべきカウンタウエイト16は、Aフレーム5の姿勢
を変化させることにより、カウンタウエイト16の位置
調整を行なえるので、必ずしもロープ21を必要としな
い。
【0021】また、作業機を撤収する際には、上述した
作業を逆の手順で行なって、支持台15からカウンタウ
エイト16を取り外す。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図16乃至
図19に示すようなカウンタウエイト16の着脱手順に
おいては、各カウンタウエイト16ごとに、ロープ14
の係止及びその解除と、Aフレーム5の姿勢調整をしな
ければならず、作業が繁雑であった。
【0023】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、カウンタウエイトの着脱作業を容易にできるように
することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載のカウンタウエイト着脱装
置では、作業機の旋回体からその後方へ突出する支持台
と、該支持台に着脱可能な架台と、上下に延びるピスト
ンロッドを有し且つ架台に取り付けた昇降用シリンダ
と、該昇降用シリンダのピストンロッドに吊具を介して
連結可能な基部ウエイトと、該基部ウエイトに載置する
分割ウエイトと、昇降用シリンダの伸張動作により吊具
とともに上昇した状態の基部ウエイトを支持台に固定す
る拘束手段とを備えている。
【0025】本発明の請求項2に記載のカウンタウエイ
ト着脱装置では、支持台に取り付けられ且つ昇降用シリ
ンダの伸張作動により吊具とともに上昇した状態の基部
ウエイトに挿通可能なピストンロッドを有する拘束用シ
リンダと、基部ウエイトに立設した荷重伝達用のブラケ
ットと、支持台に設けられ且つ拘束用シリンダのピスト
ンロッドが基部ウエイトに嵌入したときに前記のブラケ
ットに当接して基部ウエイトの回動を抑止するストッパ
とで拘束手段を構成している。
【0026】本発明の請求項3に記載のカウンタウエイ
ト着脱装置では、昇降用シリンダの伸張作動により吊具
とともに基部ウエイトが上昇するときに、拘束用シリン
ダのピストンロッドと基部ウエイトのピストンロッド嵌
入部とを同軸に位置させる案内手段を設けている。
【0027】本発明の請求項4に記載のカウンタウエイ
ト着脱装置では、支持台に穿設した上下へ貫通するガイ
ド孔と、基部ウエイトが上昇するときにガイド孔に嵌入
し得るように当該基部ウエイトに設けたガイドピンとで
案内手段を構成している。
【0028】本発明の請求項5に記載のカウンタウエイ
ト着脱装置では、支持台に拘束用シリンダのピストンロ
ッドと同軸に固着した円形のボスと、基部ウエイトが上
昇するときにボスに対して下方から外嵌し得るように当
該基部ウエイトに固着したガイド部材とで案内手段を構
成している。
【0029】本発明の請求項6に記載のカウンタウエイ
ト着脱装置では、支持台に対して架台をピン結合するよ
うに構成している。
【0030】本発明の請求項7に記載のカウンタウエイ
ト着脱装置では、作業機の旋回体が略水平な状態で且つ
昇降用シリンダが基部ウエイト及び分割ウエイトを吊り
上げていないときに、ピストンロッドの軸線が旋回体の
前方側へ傾くように、昇降用シリンダを架台に取り付け
ている。
【0031】本発明の請求項8に記載のカウンタウエイ
ト着脱装置の使用方法では、昇降用シリンダが縮小した
状態でそのピストンロッドを作業機に既設の荷吊手段に
連結し、該荷吊手段により昇降用シリンダと架台を支持
台の直上に位置させたうえ、昇降用シリンダを伸張させ
て支持体に架台を搭載し、ピストンロッドと荷吊手段の
連結を解除した後、荷吊手段により基部ウエイトに分割
ウエイトを載置し、昇降用シリンダを縮小させてそのピ
ストンロッドに吊具を介して基部ウエイトを連結した
後、昇降用シリンダを伸張させて基部ウエイト及び分割
ウエイトを上昇させ、基部ウエイトを拘束手段により支
持台に固定する。
【0032】本発明の請求項9に記載のカウンタウエイ
ト着脱装置の使用方法では、昇降用シリンダが伸張した
状態でそのピストンロッドを支持台に搭載した基部ウエ
イトに吊具を介して連結し、拘束手段による基部ウエイ
トの固定を解除し、昇降用シリンダを縮小させて基部ウ
エイト及び分割ウエイトを地表まで下降させ、ピストン
ロッドと基部ウエイトの連結を解除した後、昇降用シリ
ンダを伸張させてそのピストンロッドを作業機に既設の
荷吊手段に連結し、昇降用シリンダを縮小させて当該シ
リンダと架台が支持台の上方に離反した状態にし、荷吊
手段により昇降用シリンダと架台を作業機から外す。
【0033】本発明の請求項1乃至請求項5に記載のカ
ウンタウエイト着脱装置のいずれにおいても、支持台に
架台を装着し、基部ウエイトに分割ウエイトを載置した
後、昇降用シリンダのピストンロッドに吊具を介して基
部ウエイトを連結し、昇降用シリンダの伸張動作によっ
て基部ウエイトと分割ウエイトを一体的に上昇させ、基
部ウエイトを拘束手段により支持台に固定する。
【0034】また逆に、拘束手段による支持台への基部
ウエイトの固定を解除した状態で、昇降用シリンダの縮
小動作によって基部ウエイトと分割ウエイトを吊具とと
もに下降させる。
【0035】また、本発明の請求項2に記載のカウンタ
ウエイト着脱装置においては、拘束用シリンダの伸張動
作によって基部ウエイトを支持台に連結した際に、荷重
伝達用のブラケットがストッパに当接して、基部ウエイ
トの回動を抑止する。
【0036】本発明の請求項3に記載のカウンタウエイ
ト着脱装置においては、案内手段により、拘束用シリン
ダのピストンロッドと基部ウエイトのピストンロッド嵌
入部を同軸に位置合わせする。
【0037】また、本発明の請求項4に記載のカウンタ
ウエイト着脱装置においては、基部ウエイトに設けたガ
イドピンが、支持台に穿設したガイド孔に嵌入して、拘
束用シリンダのピストンロッドと基部ウエイトのピスト
ンロッド嵌入部を同軸に位置合わせする。
【0038】これに加えて、本発明の請求項5に記載の
カウンタウエイト着脱装置においては、基部ウエイトに
固着したガイド部材が、支持台に固着したボスに外嵌し
て、拘束用シリンダのピストンロッドと基部ウエイトの
ピストンロッド嵌入部を同軸に位置合わせする。
【0039】更に、本発明の請求項6に記載のカウンタ
ウエイト着脱装置においては、架台を支持台にピン結合
させる構造にして、架台の着脱を容易にする。
【0040】更にまた、本発明の請求項7に記載のカウ
ンタウエイト着脱装置においては、昇降用シリンダが基
部ウエイト及び分割ウエイトの吊り上げたときに生じる
支持台の撓みを見込んで、架台に対する昇降用シリンダ
の取付位置を、そのピストンロッドの軸線が旋回体の前
方側へ傾くようにしておき、拘束手段による支持台と基
部ウエイトの相互固定、並びに固定の解除を確実にす
る。
【0041】本発明の請求項8に記載のカウンタウエイ
ト着脱装置の使用方法においては、作業機に既設の荷吊
手段にピストンロッドを連結した昇降用シリンダと架台
を、当該荷吊手段の作動によって支持台の直上に架台を
位置させ、昇降用シリンダの伸張動作によって架台を支
持台に搭載し、架台及び昇降用シリンダの取り付けを作
業機の機能で行なう。
【0042】本発明の請求項9に記載のカウンタウエイ
ト着脱装置の使用方法においては、作業機に既設の荷吊
手段にピストンロッドを連結した昇降用シリンダと架台
を、当該昇降用シリンダの縮小動作により支持台の直上
に位置させ、荷吊手段の作動によって作業機から外し、
架台及び昇降用シリンダの取り外しを作業機の機能で行
なう。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。
【0044】図1乃至図13は本発明のカウンタウエイ
ト着脱装置の実施の形態の一例を、また、図14は当該
カウンタウエイト着脱装置の装備対象となる作業機(移
動式クレーン)を示している。
【0045】カウンタウエイト着脱装置は、作業機の旋
回体24(図14参照)の後端部に連なる支持台25
と、該支持台25に着脱可能な架台26と、上方へ突出
可能なピストンロッド27を有し且つ架台26に取り付
けた左右の昇降用シリンダ28と、該昇降用シリンダ2
8のピストンロッド27に吊具29を介して連結可能な
基部ウエイト30と、該基部ウエイト30に載置する分
割ウエイト31と、旋回体24の幅方向へ突出可能なピ
ストンロッド32を有し且つ基部ウエイト30を支持台
25に固定するための拘束用シリンダ33とを備えてい
る。
【0046】支持台25は、旋回体24の幅方向に並ん
だ一対の梁34と、各梁34の下面に固着したブラケッ
ト35と、左右の梁34の間に介在して両梁34の上縁
部を相互に締結するフロア36と、該フロア36の中央
部分に旋回体24の幅方向に並んで固着した3つのブラ
ケット37と、各梁34の上面に固着したブラケット3
8と、前記のブラケット37に取り付けた旋回体24の
幅方向に延びる丸棒状のストッパ39とで構成されてい
る(図6乃至図8参照)。
【0047】梁34の後端部には、上下に貫通するガイ
ド孔40と、旋回体24の幅方向に貫通するピン孔41
が穿設されている。
【0048】ブラケット38には、旋回体24の幅方向
に貫通するピン孔42が穿設されている。
【0049】フロア36には、梁34とブラケット37
の間に位置して上下に貫通する開口43と、各ブラケッ
ト37の間に位置して上下に貫通する開口44とが形成
されている。
【0050】ブラケット35には、ピストンロッド32
が支持台25側方を向くように拘束用シリンダ33が取
り付けられている。
【0051】この拘束用シリンダ33の円形のボス45
は、ブラケット35を貫通してそのが外側面に突出して
いる。
【0052】架台26は、旋回体24の幅方向に延び且
つ昇降用シリンダ28のハウジングを支持する筺体46
と、筺体46の各端部に旋回体24の幅方向に間隙を隔
てて2つずつ固着され且つそれぞれ下方へ延びる脚部4
7とで構成されている(図9及び図10参照)。
【0053】各脚部47の相対位置は、隣接している脚
部47の間に、支持台25の梁34とブラケット38が
介在できるように設定されている。
【0054】脚部47には、旋回体24の幅方向に貫通
し且つピン48,49,50(図1乃至図5参照)が挿
入可能なピン孔51,52,53が穿設されている。
【0055】ピン孔52,53の間隔は、先に述べた梁
34のピン孔41とブラケット38のピン孔42の間隔
に応じて設定されており、ピン孔52,41へのピン4
9の抜き差し、及びピン孔53,42へのピン50の抜
き差しによって、架台26を、支持台25に着脱するこ
とができるようになっている。
【0056】吊具29は、昇降用シリンダ28のピスト
ンロッド27先端部を挟んで旋回体24の幅方向に並び
且つ前後方向中間部分をピン54によりピストンロッド
27に枢支した釣り合い保持用のリンク55と、上端部
が隣接しているリンク55の前端部の間に介在して当該
リンク55にピン56により連結されるチェーン57
と、上端部が隣接しているリンク55の後端部の間に介
在して当該リンク55にピン58により連結されるチェ
ーン59と、上端部がチェーン57,59の下端部にピ
ン60,61により連結されるリンク62,63と、該
リンク62,63の下端部に設けたピン64,65とで
構成されている(図1及び図2参照)。
【0057】また、昇降用シリンダ28のピストンロッ
ド27の先端部には、ロープ66が係止可能なリング6
7が取り付けられている(図3乃至図5参照)。
【0058】基部ウエイト30は、鋼板の積層により形
成した台盤68と、前端部が支持台25に付帯するブラ
ケット35の外側面に対峙し得るように台盤68に固着
され且つ拘束用シリンダ33のピストンロッド32が挿
入可能な孔69を有する左右一対のブラケット70と、
左右一対のブラケット71を有し且つ台盤68上面の前
端寄り部分に固着した筺体72と、左右一対のブラケッ
ト73を有し且つ台盤68上面の後端寄り部分に固着し
た筺体74と、ブラケット71の間に位置するように筺
体72及び台盤68に固着した左右一対の荷重伝達用の
ブラケット75とを備えている(図11乃至図13参
照)。
【0059】ブラケット71,73の上端部には、前記
の吊具29のピン64,65が挿入されるようになって
いる。
【0060】各ブラケット71の位置は、支持台25を
構成しているフロア36の開口43に対してその下側か
ら挿入できるように設定されている(図1参照)。
【0061】各ブラケット75の位置は、フロア36の
開口44に対してその下側から挿入できるように設定さ
れ、また、各ブラケット75の形状は、拘束用シリンダ
33のピストンロッド32を挿入したときに、支持台2
5に付帯するストッパ39にその前方側から当接して、
台盤68のピストンロッド32周方向への回動を抑止し
得るように設定されている。
【0062】ブラケット70には、拘束用シリンダ33
のボス45に下方側から嵌合し且つ孔69をピストンロ
ッド32に同軸に位置させるためのU字状の案内面を有
するガイド部材76が固着されている。
【0063】台盤68の上面には、支持台25を構成し
ている梁34のガイド孔40に下側から挿入され且つ前
記のガイド部材76をボス45下方へ案内するためのガ
イドピン77が固着されている。
【0064】また、台盤68の左右両縁部分、及び幅方
向中央寄り部分には、分割ウエイト31を締結するため
のブラケット78が固着され、台盤68の上面の幅方向
中央寄り部分には、昇降用シリンダ28のハウジングと
の干渉を回避するための凹部79が形成されている。
【0065】分割ウエイト31は、鋼板により形成した
外殻に重量物を詰めたものである。
【0066】図1乃至図13に示すカウンタウエイト着
脱装置の装備対象となる作業機は、クローラシュー80
を有する走行体81と、該走行体81上に設けた旋回体
24と、基端部を旋回体24に枢支したマスト82と、
該マスト82よりも後方側に位置するように旋回体24
に立設したAフレーム83と、先端部を旋回体24に枢
支し且つ先端部をマスト82に枢支したバックストップ
機構84と、主巻用のフックブロック85、及び補巻用
のシーブブロック86などを備え、旋回体24に、揚重
作業用のブーム(図示せず)を装着するようになってい
る(図14参照)。
【0067】Aフレーム83は、基端部を旋回体24に
設けたブラケット87にピン88によって枢支したコン
プレッションメンバ89と、該コンプレッションメンバ
89を起伏させるシリンダ90と、先端部をコンプレッ
ションメンバ89の先端部にピン91によって枢支した
テンションメンバ92と、基端部が先に述べた支持台2
5の後端部にピン49を介して係止可能で且つ先端部が
テンションメンバ92の基端部にピン48を介して係止
可能なリンク93とで構成されている。
【0068】すなわち、ピン49は、支持台25に、架
台26あるいはリンク93を択一的に連結するための手
段として兼用される。
【0069】また、ピン48は、テンションメンバ92
に、リンク93あるいは架台26を択一的に連結手段す
るための手段として兼用される。
【0070】テンションメンバ92は、インナアーム9
4とアウタアーム95とをピン96によって連結したも
のであり、当該テンションメンバ92に相対的な角度の
変化に応じてAフレーム83の起伏が許容される。
【0071】また、両アーム94,95、及びアーム9
4とリンク93の連接部分は、それぞれ同一のピン(図
示せず)を挿通することによって、テンションメンバ9
2とリンク93とが直線的な状態に拘束される。
【0072】更に、コンプレッションメンバ89には、
先に述べたロープ66が係止できるようになっている
(図3乃至図5参照)。
【0073】このような作業機を搬送するときには、架
台26を支持台25に取り付けずに且つクローラシュー
80が装着されているクローラフレームを走行体81の
カーボディから取り外す。
【0074】これにより、カーボディ及び旋回体24な
どの作業機の本体部分と、クローラフレーム、架台2
6、基部ウエイト30、分割ウエイト31などの構造物
を別々に搬送し、これらの運搬に用いるトレーラトラッ
クが軸重制限に抵触しないようする。
【0075】作業現場では、走行体81のカーボディに
クローラフレームを組み付けた後、支持台25に架台2
6、基部ウエイト30、及び分割ウエイト31を搭載し
て、作業機に対する揚重対象物の釣り合いが保たれるよ
うにする。
【0076】以下、作業機に既設の荷吊手段(Aフレー
ム83)によって、架台26、基部ウエイト30、及び
分割ウエイト31を支持台25に搭載する手順を説明す
る。
【0077】まず、トレーラトラックの荷台に積み込ま
れている基部ウエイト30とその上に載置してある架台
26を、走行体81の移動、走行体81に対するマスト
82の起伏、及びマスト82に対するフックブロック8
5の昇降の各動作によって、地表に降ろす。
【0078】このとき、昇降用シリンダ28は、縮小し
た状態になっている。
【0079】次いで、ピン49によるリンク93と支持
台25の連結を解除し且つピン48によるリンク93と
インナアーム94の連結を解除したうえ、Aフレーム8
3のコンプレッションメンバ89の姿勢を、シリンダ9
0の縮小により略水平な状態にし、テンションメンバ9
2を、両アーム94,95がピン96を中心に屈折し得
る状態にしておく。
【0080】また、支持台25が基部ウエイト30及び
架台26の前方側に位置するように走行体81を移動さ
せ、インナアーム94と架台26をピン48により連結
し、昇降用シリンダ28のピストンロッド27先端のリ
ング67とコンプレッションメンバ89を、ロープ66
を介して連結する(図3参照)。
【0081】この後、シリンダ90の伸張によりコンプ
レッションメンバ89を振り上げ、当該コンプレッショ
ンメンバ89から垂下するロープ66下端に連結されて
いる架台26を支持台25に直上に位置させて(図4参
照)、昇降用シリンダ28に作業機が装備されている油
圧ユニット(図示せず)を接続する。
【0082】更に、昇降用シリンダ28を伸張させるこ
とにより、コンプレッションメンバ89に対して架台2
6を下降させ、当該架台26の脚部47を、ピン49,
50により支持台25の後端部、及びブラケット38に
締結し(図5参照)、ロープ66によるピストンロッド
27先端のリング67とコンプレッションメンバ89の
連結を解除して、昇降用シリンダ28を縮小させる。
【0083】次いで、シリンダ90の伸張により、テン
ションメンバ92を直線状にして、両アーム94,95
の連接部分をピン96を中心にテンションメンバ92が
屈曲しないように拘束し、トレーラトラックの荷台に積
み込まれている分割ウエイト31を、走行体81の移
動、走行体81に対するマスト82の起伏、及びマスト
82に対するフックブロック85の昇降の各動作によっ
て、前記の基部ウエイト30上に順次搭載する。
【0084】この後、走行体81を移動させることによ
り、支持台25を基部ウエイト30の直上に位置させ、
昇降用シリンダ28のピストンロッド27の枢支されて
いるリンク55と基部ウエイト30のブラケット71,
73を、チェーン57,59、及びリンク62,63を
介して連結する(図1参照)。
【0085】更に、昇降用シリンダ28を伸張させて、
リンク55、チェーン57,59、及びリンク62,6
3などで構成される吊具29とともに、基部ウエイト3
0と分割ウエイト31を上昇させる。
【0086】基部ウエイト30が上昇すると、台盤68
に固着したガイドピン77が支持台25のガイド孔40
に嵌入し、ブラケット70に固着したガイド部材76が
ボス45に嵌合して、支持台25に取り付けた拘束用シ
リンダ33のピストンロッド32と基部ウエイト30の
ブラケット70の孔69が同軸に位置し、また、基部ウ
エイト30の荷重伝達用のブラケット75が支持台25
に設けたストッパ39に当接する(図1参照)。
【0087】この状態で、拘束用シリンダ33を伸張さ
せると、そのピストンロッド32がブラケット70の孔
69に嵌入し、基部ウエイト30が支持台25に連結さ
れ、また、ブラケット75がストッパ39に当接するこ
とにより、基部ウエイト30のピストンロッド32周方
向への回動が抑止される。
【0088】また、作業機を撤収する際には、上述した
作業を逆の手順で行なって、支持台25から基部ウエイ
ト30、分割ウエイト31、架台26、及び昇降用シリ
ンダ28を取り外す。
【0089】このように、図1乃至図13に示すカウン
タウエイト着脱装置では、作業機に既設のAフレーム8
3と昇降用シリンダ28によって、支持台25に対する
架台26の着脱を行ない、昇降用シリンダ28の伸縮動
作により、基部ウエイト30と分割ウエイト31とを一
体的に昇降させるので、カウンタウエイトの着脱作業を
容易できる。
【0090】図15は本発明のカウンタウエイト着脱装
置の実施の形態の他の例を示すもので、図中、図1乃至
図14と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてい
る。
【0091】このカウンタウエイト着脱装置では、旋回
体24が略水平な状態で且つ昇降用シリンダ28が吊具
29を介して基部ウエイト30及び分割ウエイト31
(図1及び図2参照)を吊り上げていないときに、ピス
トンロッド27の軸線L1が、垂直な仮想線L0に対し
て角度θをなして旋回体24の前方側(図15の右側)
へ傾くように、昇降用シリンダ28を架台26に取り付
けている。
【0092】上記の角度θは、複数の分割ウエイト31
を搭載した状態の基部ウエイト30を、昇降用シリンダ
28が吊具29を介して吊り上げたときに生じる支持台
25の撓みを見込んで設定されている。
【0093】よって、ウエイト30,31の吊り上げに
起因した撓みが支持台25に生じた場合には、ピストン
ロッド27の軸線L1が仮想線L0に重なり、基部ウエ
イト30に付帯しているガイドピン77とガイド部材7
6(図1及び図2参照)が、それらに対応する支持台2
5のガイド孔40と拘束用シリンダ33のボス45の直
下に位置した状態になる。
【0094】これにより、拘束用シリンダ33による支
持台25と基部ウエイト30の相互固定、並びに固定の
解除を、確実に行なうことができる。
【0095】なお、本発明のカウンタウエイト着脱装置
及びその使用方法は、上述した実施の形態のみに限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて変更を加え得ることは勿論である。
【0096】
【発明の効果】本発明のカウンタウエイト着脱装置及び
その使用方法によれば、下記のような種々の優れた効果
を奏し得る。
【0097】(1)本発明の請求項1乃至請求項5に記
載のいずれのカウンタウエイト着脱装置においても、支
持台に架台を装着し且つ基部ウエイトに分割ウエイトを
載置したうえ、昇降用シリンダのピストンロッドに吊具
を介して基部ウエイトを連結し、昇降用シリンダの伸張
動作によって基部ウエイトと分割ウエイトを一体的に上
昇させるので、カウンタウエイトの取付作業を容易に且
つ効率よく行なうことができる。
【0098】(2)本発明の請求項1乃至請求項5に記
載のいずれのカウンタウエイト着脱装置においても、拘
束手段による支持台への基部ウエイトの固定を解除した
状態で、昇降用シリンダの縮小動作によって基部ウエイ
トと分割ウエイトを一体的に下降させるので、カウンタ
ウエイトの取外作業を容易且つ効率よく行なうことがで
きる。
【0099】(3)本発明の請求項2に記載のカウンタ
ウエイト着脱装置においては、拘束用シリンダの伸張動
作によって基部ウエイトを支持台に連結した際に、荷重
伝達用のブラケットがストッパに当接するので、単純な
構造で基部ウエイトの回動を確実に抑止することができ
る。
【0100】(4)本発明の請求項3に記載のカウンタ
ウエイト着脱装置においては、案内手段を設けているの
で、拘束用シリンダに対する基部ウエイトのピストンロ
ッド嵌入部の位置合わせを確実に行なうことができる。
【0101】(5)本発明の請求項4に記載のカウンタ
ウエイト着脱装置においては、基部ウエイトに設けたガ
イドピンが支持台に穿設したガイド孔に嵌入するので、
拘束用シリンダに対する基部ウエイトのピストンロッド
嵌入部の位置合わせを確実に行なうことができる。
【0102】(6)本発明の請求項5に記載のカウンタ
ウエイト着脱装置においては、基部ウエイトに固着した
ガイド部材が支持台に固着したボスに外嵌するので、拘
束用シリンダに対する基部ウエイトのピストンロッド嵌
入部の位置合わせを確実に行なうことができる。
【0103】(7)本発明の請求項6に記載のカウンタ
ウエイト着脱装置においては、架台を支持台にピン結合
させる構造としたので、架台の着脱を容易に行なうこと
ができる。
【0104】(8)本発明の請求項7に記載のカウンタ
ウエイト着脱装置においては、昇降用シリンダが基部ウ
エイト及び分割ウエイトの吊り上げたときに生じる支持
台の撓みを見込んで、架台に対する昇降用シリンダの取
付位置を、ピストンロッドの軸線が旋回体の前方側へ傾
くようにしているので、拘束手段による支持台と基部ウ
エイトの相互固定、並びに固定の解除を確実に行なうこ
とができる。
【0105】(9)本発明の請求項8に記載のカウンタ
ウエイト着脱装置の使用方法においては、作業機に既設
の荷吊手段にピストンロッドを連結した昇降用シリンダ
と架台を、当該荷吊手段の作動によって支持台の直上に
架台を位置させ、昇降用シリンダの伸張動作によって架
台を支持台に搭載するので、架台及び昇降用シリンダの
取り付けを作業機の機能だけで合理的に行なうことがで
きる。
【0106】(10)本発明の請求項9に記載のカウン
タウエイト着脱装置の使用方法においては、作業機に既
設の荷吊手段にピストンロッドを連結した昇降用シリン
ダと架台を、当該昇降用シリンダの縮小動作により支持
台の直上に位置させ、荷吊手段の作動によって作業機か
ら外すので、架台及び昇降用シリンダの取り外しを作業
機の機能だけで合理的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカウンタウエイト着脱装置の実施の形
態の一例において基部ウエイトと分割ウエイトが支持台
まで上昇した状態に示す側面図である。
【図2】本発明のカウンタウエイト着脱装置の実施の形
態の一例において基部ウエイトと分割ウエイトが支持台
の下方に位置している状態を示す側面図である。
【図3】本発明のカウンタウエイト着脱装置の実施の形
態の一例において基部ウエイト及び架台が支持台の板方
に位置している状態を示す側面図である。
【図4】本発明のカウンタウエイト着脱装置の実施の形
態の一例において架台を支持台の上方に位置させた状態
を示す側面図である。
【図5】本発明のカウンタウエイト着脱装置の実施の形
態の一例において架台を支持台に取り付けた状態を示す
側面図である。
【図6】図1における支持台の側面図である。
【図7】図6のVII−VII矢視図である。
【図8】図6のVIII−VIII矢視図である。
【図9】図1における架台及び昇降用シリンダの側面図
である。
【図10】図9のX−X矢視図である。
【図11】図1における基部ウエイトの縦断面図であ
る。
【図12】図11のXII−XII矢視図である。
【図13】図12のXIII−XIII矢視図である。
【図14】本発明のカウンタウエイト着脱装置の装備対
象となる作業機の一例を示す概念図である。
【図15】本発明のカウンタウエイト着脱装置の実施の
形態の他の例を示す側面図である。
【図16】従来のカウンタウエイト着脱作業においてカ
ウンタウエイトが地表に置かれている状態を示す概念図
である。
【図17】従来のカウンタウエイト着脱作業においてカ
ウンタウエイトを吊り上げた状態を示す概念図である。
【図18】従来のカウンタウエイト着脱作業においてカ
ウンタウエイトを支持台の上方に位置させた状態を示す
概念図である。
【図19】従来のカウンタウエイト着脱作業においてカ
ウンタウエイトの装着が完了した状態を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
24 旋回体 25 支持台 26 架台 27 ピストンロッド 28 昇降用シリンダ 29 吊具 30 基部ウエイト 31 分割ウエイト 32 ピストンロッド(拘束手段) 33 拘束用シリンダ(拘束手段) 39 ストッパ(拘束手段) 40 ガイド孔(案内手段) 45 ボス(案内手段) 69 孔(ピストンロッド嵌入部) 75 ブラケット 76 ガイド部材(案内手段) 77 ガイドピン(案内手段) 83 Aフレーム(荷吊手段) L1 軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 貴久 神奈川県横浜市金沢区昭和町3174番地 石 川島建機株式会社内 (72)発明者 齋藤 淳司 神奈川県横浜市金沢区昭和町3174番地 石 川島建機株式会社内 Fターム(参考) 3F205 AA07 GA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機の旋回体からその後方へ突出する
    支持台と、該支持台に着脱可能な架台と、上下に延びる
    ピストンロッドを有し且つ架台に取り付けた昇降用シリ
    ンダと、該昇降用シリンダのピストンロッドに吊具を介
    して連結可能な基部ウエイトと、該基部ウエイトに載置
    する分割ウエイトと、昇降用シリンダの伸張動作により
    吊具とともに上昇した状態の基部ウエイトを支持台に固
    定する拘束手段とを備えてなることを特徴とするカウン
    タウエイト着脱装置。
  2. 【請求項2】 支持台に取り付けられ且つ昇降用シリン
    ダの伸張作動により吊具とともに上昇した状態の基部ウ
    エイトに挿通可能なピストンロッドを有する拘束用シリ
    ンダと、基部ウエイトに立設した荷重伝達用のブラケッ
    トと、支持台に設けられ且つ拘束用シリンダのピストン
    ロッドが基部ウエイトに嵌入したときに前記のブラケッ
    トに当接して基部ウエイトの回動を抑止するストッパと
    で拘束手段を構成した請求項1に記載のカウンタウエイ
    ト着脱装置。
  3. 【請求項3】 昇降用シリンダの伸張作動により吊具と
    ともに基部ウエイトが上昇するときに、拘束用シリンダ
    のピストンロッドと基部ウエイトのピストンロッド嵌入
    部とを同軸に位置させる案内手段を設けた請求項2に記
    載のカウンタウエイト着脱装置。
  4. 【請求項4】 支持台に穿設した上下へ貫通するガイド
    孔と、基部ウエイトが上昇するときにガイド孔に嵌入し
    得るように当該基部ウエイトに設けたガイドピンとで案
    内手段を構成した請求項3に記載のカウンタウエイト着
    脱装置。
  5. 【請求項5】 支持台に拘束用シリンダのピストンロッ
    ドと同軸に固着した円形のボスと、基部ウエイトが上昇
    するときにボスに対して下方から外嵌し得るように当該
    基部ウエイトに固着したガイド部材とで案内手段を構成
    した請求項3に記載のカウンタウエイト着脱装置。
  6. 【請求項6】 支持台に対して架台をピン結合するよう
    に構成した請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のカ
    ウンタウエイト着脱装置。
  7. 【請求項7】 作業機の旋回体が略水平な状態で且つ昇
    降用シリンダが基部ウエイト及び分割ウエイトを吊り上
    げていないときに、ピストンロッドの軸線が旋回体の前
    方側へ傾くように、昇降用シリンダを架台に取り付けた
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のカウンタウエ
    イト着脱装置。
  8. 【請求項8】 昇降用シリンダが縮小した状態でそのピ
    ストンロッドを作業機に既設の荷吊手段に連結し、該荷
    吊手段により昇降用シリンダと架台を支持台の直上に位
    置させたうえ、昇降用シリンダを伸張させて支持体に架
    台を搭載し、ピストンロッドと荷吊手段の連結を解除し
    た後、荷吊手段により基部ウエイトに分割ウエイトを載
    置し、昇降用シリンダを縮小させてそのピストンロッド
    に吊具を介して基部ウエイトを連結した後、昇降用シリ
    ンダを伸張させて基部ウエイト及び分割ウエイトを上昇
    させ、基部ウエイトを拘束手段により支持台に固定する
    請求項1に記載のカウンタウエイト着脱装置の使用方
    法。
  9. 【請求項9】 昇降用シリンダが伸張した状態でそのピ
    ストンロッドを支持台に搭載した基部ウエイトに吊具を
    介して連結し、拘束手段による基部ウエイトの固定を解
    除し、昇降用シリンダを縮小させて基部ウエイト及び分
    割ウエイトを地表まで下降させ、ピストンロッドと基部
    ウエイトの連結を解除した後、昇降用シリンダを伸張さ
    せてそのピストンロッドを作業機に既設の荷吊手段に連
    結し、昇降用シリンダを縮小させて当該シリンダと架台
    が支持台の上方に離反した状態にし、荷吊手段により昇
    降用シリンダと架台を作業機から外す請求項1に記載の
    カウンタウエイト着脱装置の使用方法。
JP2001380254A 2001-12-13 2001-12-13 カウンタウエイト着脱装置の使用方法 Expired - Lifetime JP3950332B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001380254A JP3950332B2 (ja) 2001-12-13 2001-12-13 カウンタウエイト着脱装置の使用方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001380254A JP3950332B2 (ja) 2001-12-13 2001-12-13 カウンタウエイト着脱装置の使用方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003182977A true JP2003182977A (ja) 2003-07-03
JP3950332B2 JP3950332B2 (ja) 2007-08-01

Family

ID=27591382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001380254A Expired - Lifetime JP3950332B2 (ja) 2001-12-13 2001-12-13 カウンタウエイト着脱装置の使用方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3950332B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006044948A (ja) * 2004-07-07 2006-02-16 Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd 建設機械のカウンタウエイト装置
JP2006182507A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Kobelco Cranes Co Ltd 建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造及び取付方法
JP2006219240A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd カウンタウエイト脱着ユニット,旋回フレーム,建設機械,およびカウンタウエイトの脱着方法
JP2007119251A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Liebherr Werk Ehingen Gmbh バラストを搭載したモービルクレーン

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5950989U (ja) * 1982-09-29 1984-04-04 住友重機械工業株式会社 クレ−ンにおけるカウンタウエイト
JPS6421196U (ja) * 1987-07-27 1989-02-02
JPH08319637A (ja) * 1995-05-25 1996-12-03 Komatsu Ltd カウンタウェイトの着脱装置
JPH0912278A (ja) * 1995-06-27 1997-01-14 Sumitomo Constr Mach Co Ltd カウンタウエイトの脱着装置
JP2001233586A (ja) * 2000-02-24 2001-08-28 Ishikawajima Constr Mach Co カウンタウエイト取付け方法及び枠体支持手段

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5950989U (ja) * 1982-09-29 1984-04-04 住友重機械工業株式会社 クレ−ンにおけるカウンタウエイト
JPS6421196U (ja) * 1987-07-27 1989-02-02
JPH08319637A (ja) * 1995-05-25 1996-12-03 Komatsu Ltd カウンタウェイトの着脱装置
JPH0912278A (ja) * 1995-06-27 1997-01-14 Sumitomo Constr Mach Co Ltd カウンタウエイトの脱着装置
JP2001233586A (ja) * 2000-02-24 2001-08-28 Ishikawajima Constr Mach Co カウンタウエイト取付け方法及び枠体支持手段

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006044948A (ja) * 2004-07-07 2006-02-16 Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd 建設機械のカウンタウエイト装置
JP2006182507A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Kobelco Cranes Co Ltd 建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造及び取付方法
JP4581683B2 (ja) * 2004-12-27 2010-11-17 コベルコクレーン株式会社 建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造及び取付方法
JP2006219240A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Hitachi Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd カウンタウエイト脱着ユニット,旋回フレーム,建設機械,およびカウンタウエイトの脱着方法
JP2007119251A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Liebherr Werk Ehingen Gmbh バラストを搭載したモービルクレーン

Also Published As

Publication number Publication date
JP3950332B2 (ja) 2007-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012126523A (ja) ブーム式作業車のカウンタウエイト位置決め装置
JP4881523B2 (ja) クレーン装置の荷吊り用フック構造体
JP2003201089A (ja) 自走式クレーンおよびその自力着脱方法
US4505397A (en) Apparatus for hoisting materials and placing concrete
JP2003182977A (ja) カウンタウエイト着脱装置及びその使用方法
JP6348471B2 (ja) 移動式クレーンの組立方法および分解方法
JP4422845B2 (ja) カウンタウエイト取付け方法及び枠体支持手段
JP2003054876A (ja) サイドフレームの着脱装置および着脱方法
JP2017137171A (ja) クレーン、およびクレーンのブーム取付方法
JP3556890B2 (ja) 建設機械のカウンタウエイト脱着装置
JP7491121B2 (ja) 作業機械の起伏シリンダ支持装置および作業機械の起伏シリンダ支持方法、作業機械の輸送方法
JP2021050063A (ja) クレーンの組立方法、およびクレーン
JP2542385Y2 (ja) 建設作業機用カウンタウエイトの着脱装置
JP2007031124A (ja) リフター装置
JP2562475Y2 (ja) 建設機械のカウンターウエイト着脱装置
JP3889521B2 (ja) 杭打機及びその作業床取付方法
JP7494283B2 (ja) 移動式クレーン、移動式クレーンシステム、および移動式クレーンに対してガイイング装置を追加および除去する方法
JP3115105B2 (ja) 移動式クレーン
JP6720990B2 (ja) テンションメンバ支持装置、およびテンションメンバ分解方法
JP2023023086A (ja) 杭打機
JPH06271286A (ja) ジブ付きブームにおけるジブ脱着装置
JPS5912599B2 (ja) クレ−ン装置
JPS6037427Y2 (ja) カウンタウエイトの自力脱着装置
JPS6143834Y2 (ja)
JPH07101677A (ja) カウンタウエイトの自力着脱方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3950332

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110427

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110427

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120427

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140427

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term