JP2003177859A - 操作キー入力制御装置 - Google Patents

操作キー入力制御装置

Info

Publication number
JP2003177859A
JP2003177859A JP2001377223A JP2001377223A JP2003177859A JP 2003177859 A JP2003177859 A JP 2003177859A JP 2001377223 A JP2001377223 A JP 2001377223A JP 2001377223 A JP2001377223 A JP 2001377223A JP 2003177859 A JP2003177859 A JP 2003177859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
parallel
serial
input
control circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001377223A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Segi
真一 勢木
Naoki Kato
直樹 加藤
Yasutoku Wada
泰徳 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001377223A priority Critical patent/JP2003177859A/ja
Publication of JP2003177859A publication Critical patent/JP2003177859A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】キー操作基板と制御回路基板との間の配線本数
を少なくし、且つ、キー操作部の小さな回路構成にて安
定した動作が実現可能な操作装置を実現することを課題
とする。 【解決手段】タイミングコントロール回路132は、C
PU10からのアクセスをトリガとして、LOAD信号
を送出する。LOAD信号を受けたパラレルシリアル変
換器23,24は、操作キーの操作状態を検知するとと
もに、同時並行的に取得した操作状態に関するデータを
シリアルデータに変換して出力する。このシリアルデー
タは、シリアルパラレル変換器131に転送されて、パ
ラレルデータに変換される。また、シリアルパラレル変
換器131、タイミングコントロール回路132はフィ
ールドプログラマブルデバイス13によって形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録再生装置な
どのCPUによって制御される電子機器における、操作
キーの入力制御に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の操作キー入力制御回路の
構成を示す図である。操作キー入力制御回路は、マイコ
ン41を備えるコントロール回路基板4と、キーマトリ
クス回路51を備える操作基板5とからなる。
【0003】キーマトリクス回路51は、4×4のマト
リクス状に配置されたスイッチを備えており、各スイッ
チの操作状態を検知することにより電子機器に対する操
作を入力可能としている。図は、"1"〜"9"および"A"
〜"G"の16個のキーに対応したキーマトリクス回路5
1を示している。
【0004】図4は従来の操作キー入力制御回路の動作
を説明するためのタイミング図である。この例では、キ
ーマトリクス回路51のキー"6"と、キー"G"が同時に
押された場合の動作を示している。
【0005】マイコン41の出力ポートPB3〜PB0
に順番にパルスを出力し、その各タイミングにおける入
力ポートPA3〜PA0のH/Lレベルを検出すること
によって、操作キーの入力状態を知ることができる。し
たがって、図4で示した例では、出力ポートPB3のス
キャン時において、入力ポートPA3においてLレベル
を検出していることから、キー"G"が入力されていると
判断することができる。同様に、出力ポートPB1のス
キャン時において、入力ポートPA1においてLレベル
を検出していることから、キー"6"が入力されていると
判断することができる。
【0006】なお、操作キーのスキャン間隔Tが、キー
入力の時間分解能になり、通常は、5〜10m秒程度と
することが一般的である。また、マイコン41の出力ポ
ートPB3〜PB0に出力するパルスPは、安定動作を
させるため数十マイクロ秒から数百マイクロ秒程度にす
ることが一般的である。これらの処理は、マイコン41
により制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の操作キー入力制
御回路は以上のごとく構成されている。そして、操作キ
ーを備える多くの電子機器では、その全体制御を行う中
枢部である制御部(図3の例ではコントロール回路基板
4が該当する)と、操作キーの入力部(図3の例では操
作基板5が該当する)とが機器の構成上分離される場合
が多い。
【0008】このため、図3で示した構成であれば、キ
ーマトリクス回路41を構成するための制御線をコネク
ター等を介してコントロール回路基板3側と接続する必
要があり、この例では、キーマトリクス回路41とコン
トロール回路基板3との間に8本の制御線が必要とな
る。同様の構成で、例えば、操作キーの数が50個にな
った場合、15本の制御線を接続する必要がある。
【0009】このように、操作キーの数が増えればそれ
に応じて、コントロール回路基板4と、操作基板5との
間に制御線の数を増やす必要があり、コントロール回路
基板4と、操作基板5共に大幅な回路構成の見なおしが
必要になる。
【0010】この問題を解決するために、従来から操作
基板側で操作キーの入力データをシリアルデータに変換
し、シリアルデータをコントロール回路基板側に転送す
るようにした操作キーの入力制御回路が存在する。しか
し、これらの従来例では、入力データをシリアルデータ
に変換する制御を行うために、操作基板側にCPUを含
めた制御手段が必要となる。したがって、制御線の数を
減らすという目的は達成できるものの、操作基板側の部
品点数が多くなるという問題があった。
【0011】また、高性能CPUと、リアルタイムオペ
レーティングシステム(以下、リアルタイムOSとす
る。)を組み合わせたシステムで、このキースキャンを
実施しようとすると、CPUの処理速度が速すぎるた
め、図4で示したパルスPが例えば数百ナノ秒程度と短
くなりすぎ、安定した動作を得ることが難しいという問
題もある。
【0012】この問題を解決するため、パルス幅Pが数
十マイクロ秒から数百マイクロ秒程度になるようにプロ
グラムで制御行う方法が考えられる。しかし、このよう
なプログラム制御を行った場合には、操作キーの入力制
御という点では安定動作が得られるが、パルス幅の制御
処理に時間がかかり、リアルタイムOSで実行される他
の処理能力が低下するという問題がある。
【0013】この発明は、上述のような課題を解消する
ためになされたもので、操作キーの入力基板と制御回路
基板との間の配線本数を少なくすること、キー操作部の
回路構成をコンパクトにしながら安定した動作を実現す
ること、キーの追加変更が容易である操作装置を実現す
ることを目的とする。
【0014】また、高性能CPUと、リアルタイムOS
を組み合わせたシステムで、キー入力処理によるCPU
負荷を軽減することにより、システム全体の処理能力を
向上させることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、電子機器の操作キーの入力
制御を行う装置であって、前記電子機器は、前記電子機
器の全体制御を行う制御回路基板と複数の操作キーの操
作状態を入力するキー操作入力基板とを備えており、前
記制御回路基板は、a-1)各操作キーの操作状態を取得す
るタイミングを示すロード信号を、前記キー操作入力基
板に対して送出するロード信号送出手段と、a-2)各操作
キーの操作状態に関する信号を転送するためのクロック
信号を、前記キー操作入力基板に対して送出するクロッ
ク信号送出手段と、を備え、前記キー操作入力基板は、
b-1)前記ロード信号送出手段により送出された前記ロー
ド信号に基づいて、各操作キーの操作状態を同時並行的
に検知する操作状態検知手段と、b-2)前記操作状態検知
手段が同時並行的に検知した信号をパラレルデータとし
て入力するとともに、当該パラレルデータをシリアルデ
ータに変換するパラレルシリアル変換手段と、b-3)前記
パラレルシリアル変換手段より出力されたシリアルデー
タを前記クロック信号送出手段により送出されたクロッ
ク信号に基づいて前記制御回路基板に転送する転送手段
と、を備え、前記制御回路基板は、さらに、a-3)前記転
送手段により転送されたシリアルデータをパラレルデー
タに変換するシリアルパラレル変換手段と、a-4)前記シ
リアルパラレル変換手段により変換された前記パラレル
データを処理することにより、各操作キーの操作に応じ
た前記電子機器の制御を行うCPUと、を備えることを
特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
操作キー入力制御装置において、前記CPUが前記シリ
アルパラレル変換手段の出力である前記パラレルデータ
にアクセスするタイミングをトリガとして、前記ロード
信号送出手段が、前記キー操作入力基板に対して前記ロ
ード信号を送出することを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2に記載の操作キー入力制御装置において、前記ロ
ード信号送出手段と前記クロック信号送出手段とを含む
タイミング制御手段と、前記シリアルパラレル変換手段
とが、フィールドプログラマブルロジックデバイスによ
って形成されていることを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項3に記載の
操作キー入力制御装置において、前記CPUにより、前
記フィールドプログラマブルロジックデバイスのプログ
ラムを書き換えることを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1ないし請
求項4のいずれかに記載の操作キー入力制御装置におい
て、前記CPU上ではリアルタイムオペレーティングシ
ステムが動作しており、前記電子機器を制御するために
実行されるプログラムは、前記リアルタイムオペレーテ
ィングシステム上で動作することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。ここでは、発明の実施の
形態にかかる操作キー入力制御回路を記録再生装置に適
用させた場合を一例として説明する。図1は、操作キー
入力制御回路の回路構成を示す図である。
【0021】図に示すように、操作キー入力制御回路
は、記録再生装置全体を制御する制御回路基板1と、記
録再生装置に対する操作入力を行うキー操作入力基板2
とを備えている。
【0022】制御回路基板1は、記録再生装置全体の制
御を司るCPU10と、CPU10を動作させるための
プログラムが記憶されたROM11と、CPU10がプ
ログラムを実行する際に記憶領域として使用するRAM
12とを備えている。
【0023】また、制御回路基板1は、操作キーの入力
インターフェース回路が組みこまれたフィールドプログ
ラマブルロジックデバイス13を備えている。フィール
ドプログラマブルロジックデバイス13は、CPU10
によりプログラムされることによって、その動作が規定
される。
【0024】フィールドプログラマブルロジックデバイ
ス13は、キー操作入力基板2が備える後述するパラレ
ルシリアル変換器23,24においてシリアルデータに
変換されたキーデータ(DAT)をパラレルデータに変
換するシリアルパラレル変換器131と、パラレルシリ
アル変換器23,24を制御するタイミングコントロー
ル回路132とを備える。
【0025】また、制御回路基板1は、記録再生回路1
4を備えている。記録再生回路14は、CPU10の制
御下において、映像データの記録再生処理等を行う。な
お、記録再生装置としての他の構成(再生処理部等)は
図示省略している。
【0026】一方、キー操作入力基板2は、キースイッ
チ部21,22、キースイッチ部21,22の操作状態
をシリアルデータ(DAT)に変換するパラレルシリア
ル変換器23,24を備える。
【0027】本実施の形態において、パラレルシリアル
変換器23,24は、キースイッチ部21,22に接続
された各入力ポートa〜hのH/Lレベルを検知する手
段と、検知した情報を保持するための並列入力、直列出
力型のシフトレジスタで構成されている。パラレルシリ
アル変換器としては、たとえば、SN74HC165
(テキサスインストゥルメンツ社製)等のシフトレジス
タを利用することができる。
【0028】この実施の形態においては、図に示すよう
に、キースイッチ部21は"1"から"8"までの8個の操
作キーに対応しており、キースイッチ部22は、"9"お
よび"A"から"G"までの8個の操作キーに対応してい
る。すなわち、記録再生装置は、その装置外部表面など
に16個の操作キーを備えており、それら操作キーによ
りユーザからの操作指示を入力可能としているのであ
る。
【0029】図2は、この発明の実施の形態における動
作を説明するタイミング図である。図は、CPU10か
らのアクセスタイミング30を示すチャートと、タイミ
ングコントロール回路132から出力されるLOAD信
号31、タイミングコントロール回路132から出力さ
れるCLK信号32、シリアルパラレル変換器131に
入力されるシリアルデータに変換されたキーデータ(D
AT)信号33の各信号についてのタイミングチャート
を示している。なお、図は、キースイッチ部21,22
のキー"6"と、キー"G"が同時に押された場合の例を示
している。
【0030】次に、この操作キー入力制御回路の動作の
説明をする。まず、CPU10がシリアルパラレル変換
器131においてパラレルデータに変換された16ビッ
トデータを読み込む。ここで、CPU10は、図2で示
したアクセスタイミング30で16ビットデータを読み
込む。CPU10がシリアルパラレル変換器131にア
クセスするアクセス時間(図2におけるT2)は例え
ば、0.1マイクロ秒程度である。
【0031】CPU10がシリアルパラレル変換器13
1にアクセスして16ビットデータを取得すると、この
アクセスをトリガとして、タイミングコントロール回路
132が、以下の処理1ならびに処理2の動作を行う。
【0032】<処理1>まず、タイミングコントロール
回路132は、キー操作入力基板2の各パラレルシリア
ル変換器23,24に対してLOAD信号31を出力す
る。このLOAD信号31を受けると、各パラレルシリ
アル変換器23,24は、キースイッチ部21,22の
入力状態を、並列的にパラレルデータとしてロードす
る。
【0033】具体的には、パラレルシリアル変換器2
3,24は、LOAD信号31を受信すると、図1に示
した各入力ポートa〜hのH/Lレベルの検知を行う。
ここで、ある操作キーが入力された状態、つまり、対応
するスイッチが押されている状態では、対応する入力ポ
ートにおいて、Lレベルが検知されることになる。
【0034】このように、各操作キーに1対1に対応し
たスイッチと、当該スイッチの操作状態に対応して入力
ポートのH/Lレベルの検知を行うので、任意の操作キ
ーが複数同時に押下されている場合であっても、同時並
行的にその操作状態を検知することが可能である。
【0035】なお、LOAD信号のパルス幅は安定動作
を確保する目的と、反応速度の高い操作性を実現する目
的の両方を満たすためには、1〜1000マイクロ秒の
間が適しており、例えば20マイクロ秒のパルス幅とす
る。
【0036】<処理2>次に、タイミングコントロール
回路132は、キー操作入力基板2の各パラレルシリア
ル変換器23,24に対してCLK信号32を出力す
る。ここで、CLK信号32の出力タイミングは、図2
に示したように、LOAD信号31の出力直後に開始す
るタイミングである。パラレルシリアル変換器23,2
4は、このCLK信号32に基づいて、キーデータ(D
AT)33をシリアルデータの形で読み出す。つまり、
パラレルシリアル変換器23,24は、シフトレジスタ
で構成されており、LOAD信号31を受信した際に
は、キースイッチ21,22からパラレルにデータを入
力し、次に、CLK信号32に基づいてシリアルにデー
タを出力するのである。
【0037】パラレルシリアル変換器23から出力され
たキーデータ(DAT)33は、パラレルシリアル変換
器23の出力QHとして出力されて、パラレルシリアル
変換器24の入力SEAとして入力される。パラレルシ
リアル変換器24では、キースイッチ22から取得した
パラレルのデータをシリアルデータのキーデータ(DA
T)に変換し、出力QHとして出力する。続いて、パラ
レルシリアル変換器24は、入力SEAとして入力した
パラレルシリアル変換器23からの出力を、キーデータ
(DAT)としてシリアルパラレル変換器131に転送
する。このように、パラレルシリアル変換器23,24
とは、全体として16ビットのシフトレジスタとして機
能するものであり、これにより16個の操作キーに対応
したキーデータ(DAT)33が制御回路基板1側に転
送されることになる。
【0038】このように、キー操作入力回路基板2で
は、受信したCLK信号32に基づいて、シフトレジス
タに保持されているキーデータ(DAT)33を順次送
り出すという動作を行うので、特別な演算処理を必要と
しない。したがって、キー操作入力回路基板2には、マ
イコン等の制御部を必要とすることなく、簡易な回路構
成とすることができるのである。
【0039】制御回路基板1では、シリアルパラレル変
換器131において、入力された16ビットのキーデー
タ(DAT)がパラレルデータに変換される。
【0040】なお、キーデータ(DAT)の転送に用い
られるCLK信号32は安定動作と反応速度の高い操作
性を実現するため10〜1000kHz程度が適してお
り、例えば50kHzとすれば好適である。
【0041】この状態で、CPU10がシリアルパラレ
ル変換器131を読み出すことで、キースイッチ部2
1,22の状態を知ると共に、再び、上記処理1ならび
に処理2の動作を開始する。このようにして上記処理を
繰り返し、CPU10は、操作キーの入力状態を取得す
るのである。
【0042】ここで、図2において、CPU10がシリ
アルパラレル変換器131を読み出す間隔T2がそのま
ま、キースイッチ部21,22の操作状態を検知する間
隔となる。本実施の形態では、T2は5ミリ秒としてい
る。つまり、本実施の形態の操作キー入力制御回路にお
いては、5ミリ秒に1回の間隔で操作キーの操作状態を
監視することになる。
【0043】このようにして入力されたキー操作に応答
して、CPU10が処理の判断を行い、記録再生回路1
4を動作させる。つまり、CPU10は、ROM11に
格納されているプログラムを実行することにより記録再
生回路14を動作させるわけであるが、ユーザとの対話
型プログラムである場合には、キー操作に応答してプロ
グラムを実行させるのである。また、割り込み的に入力
されたキー操作に応答してプログラムの制御を行う。
【0044】このように、本実施の形態にかかる操作キ
ー入力制御回路は、キー操作入力基板2が、操作キーの
操作状態を取得するスイッチ部と、取得した操作状態を
保持するシフトレジスタを備える簡易な構成であるの
で、キー操作入力基板2の部品点数を削減し、コンパク
トな構成にすることができる。このため、様々な電子機
器の操作部として適用される場合にも都合がよい。
【0045】このように、キー操作入力基板2を簡易な
回路構成とすることを可能としているのは、制御回路基
板1側のタイミングコントロール回路132によって、
キー操作入力基板2を制御しているからである。そし
て、制御回路基板1とキー操作入力基板2との間に必要
となる制御線は、タイミングコントロール回路132か
ら出力するLOAD信号とCLK信号を転送する制御線
のほかに、シリアルデータに変換されたキーデータ(D
AT)信号を転送する制御線、その他、電源線とGND
線が必要となるだけであるので、配線が非常にシンプル
となりメンテナンス性にも優れる。
【0046】また、操作キー入力制御回路がキー操作を
監視する間隔であるT2は、本実施の形態においては、
5ミリ秒としているが、この5ミリ秒の間隔は、リアル
タイムOSにて提供されるタイマータスクを用いること
で、CPU10の処理能力を殆ど使用することがないの
で、この間に他の重要な処理をCPU10が行うことが
でき、処理能力の高い記録再生装置を構成することがで
きる。なお、リアルタイムOSとは、レスポンスの良さ
や実行時間の速度を重視するOSであり、装置がリアル
タイムOSを採用している場合には、通常、レスポンス
の良さが要求されている。したがって、本発明において
は、キー操作においてCPU資源が多く使用されること
を回避することにより、装置を制御するメイン処理のレ
スポンス低下が発生しないようにすることができるので
ある。
【0047】さらに、CPU10は直接キー操作入力基
板2を制御するのではなく、その間に介装されたフィー
ルドプログラマブルロジックデバイス13により、キー
操作入力基板2を制御しているので、高速のCPUを採
用した場合でも、CPUに負担をかけてCPUの性能を
低下させるといったことはない。タイミングコントロー
ル回路132とシリアルパラレル変換器131が、キー
操作入力基板2との間の比較的低速の処理を行い、CP
U10との間では高速のパラレル通信を行うことで、C
PU10の性能を低下させない構成となっているのであ
る。
【0048】上述した実施の形態では、キースイッチの
数が16個であったが、もちろん、この数には制限はな
い。図1に示したキー操作入力基板2は、それぞれ8個
の操作キーに対応したパラレルシリアル変換器23,2
4をカスケード接続するようにしているが、操作キーの
数が増えた場合にも、増加した操作キーに対応してキー
スイッチとパラレルシリアル変換器を接続し、これら複
数のパラレルシリアル変換器をカスケード接続すればよ
い。たとえば、3個のパラレルシリアル変換器を接続し
て24ビットのシフトレジスタとして機能させればよい
し、4個以上接続すれば、その数に応じて操作キーを増
加させることが可能である。このような方法をとること
により、操作キーの数が増加した場合にも、制御回路基
板1とキー操作入力基板2の間の配線はCLK信号、L
OAD信号、DAT信号、GND、電源の5本でよく、
少ない基板間配線で多くのキー入力を実現できる。
【0049】また、タイミングコントロール回路13
2、シリアルパラレル変換器131をフィールドプログ
ラマブルロジックデバイス13で構成しているので、制
御回路基板1は、回路変更する必要が無く、CPU10
によりフィールドプログラマブルロジックデバイス13
のプログラムをするデータを変更するだけで対応できる
という効果がある。したがって、操作キーの数が増加し
た場合にも、制御回路基板1側は、柔軟に対応すること
が可能である。
【0050】また、操作キーが増加した場合には、シリ
アルパラレル変換器131のビット数が大きくなるた
め、CPU10から複数回に分けて、データを読み込む
ようにしても良い。
【0051】また、上記実施の形態では、記録再生装置
のキー操作入力回路について述べたが、本発明の操作キ
ー入力制御回路は、もちろん、他の装置、電子機器に適
応可能である。
【0052】また、上記実施の形態では、キー操作の入
力回路について述べたが、リレー接点や、他の装置から
論理入力など、キー操作以外の入力回路であっても同様
の効果を得られる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、制御回路基板側から送信されたCLK信号に基
づいて、操作キーの操作状態に関するパラレルデータを
シリアルデータに変換するので、キー操作入力基板に
は、特別の演算処理回路が不要であり、部品点数を削減
して、簡易な回路構成とすることが可能である。また、
変換されたシリアルデータを制御回路基板側に転送する
ので、制御回路基板とキー操作入力基板との間の制御線
の数を削減することが可能である。
【0054】請求項2記載の発明では、CPUがシリア
ルパラレル変換手段にアクセスする動作をトリガとし
て、ロード信号送出手段がロード信号を送出するので、
CPUに負荷をかけることなく、また、CPUの動作と
同期させながら操作キーの操作状態を取得することが可
能である。
【0055】請求項3記載の発明では、タイミング制御
手段とシリアルパラレル変換手段とが、フィールドプロ
グラマブルロジックデバイスによって形成されているの
で、操作キーの増減など回路構成の変更に対しても柔軟
に対応可能である。
【0056】請求項4記載の発明では、制御回路基板が
備えるCPUによってフィールドプログラマブルロジッ
クデバイスのプログラムを書き換えるので、他の書き換
え用システムを用いることなく、回路構成を変更するこ
とが可能である。
【0057】請求項5記載の発明では、制御回路基板の
CPU上でリアルタイムOSを動作させ、各種プログラ
ムをリアルタイムOS上で動作させるので、電子機器の
処理応答を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態の動作を説明するタイ
ミング図である。
【図3】 従来のキー入力装置の構成を示す図である。
【図4】 従来のキー入力装置の動作を説明するタイミ
ング図である。
【符号の説明】
1 制御回路基板、2 キー操作入力基板、10 CP
U、11 ROM、12 RAM、21 キースイッチ
部、22 キースイッチ部、23 パラレルシリアル変
換器、24 パラレルシリアル変換器、13 フィール
ドプログラマブルロジックデバイス、131 シリアル
パラレル変換器、132 タイミングコントロール回
路、14 記録再生回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 泰徳 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B020 KK03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の操作キーの入力制御を行う装
    置であって、前記電子機器は、前記電子機器の全体制御
    を行う制御回路基板と複数の操作キーの操作状態を入力
    するキー操作入力基板とを備えており、 前記制御回路基板は、 a-1)各操作キーの操作状態を取得するタイミングを示す
    ロード信号を、前記キー操作入力基板に対して送出する
    ロード信号送出手段と、 a-2)各操作キーの操作状態に関する信号を転送するため
    のクロック信号を、前記キー操作入力基板に対して送出
    するクロック信号送出手段と、を備え、 前記キー操作入力基板は、 b-1)前記ロード信号送出手段により送出された前記ロー
    ド信号に基づいて、各操作キーの操作状態を同時並行的
    に検知する操作状態検知手段と、 b-2)前記操作状態検知手段が同時並行的に検知した信号
    をパラレルデータとして入力するとともに、当該パラレ
    ルデータをシリアルデータに変換するパラレルシリアル
    変換手段と、 b-3)前記パラレルシリアル変換手段より出力されたシリ
    アルデータを前記クロック信号送出手段により送出され
    たクロック信号に基づいて前記制御回路基板に転送する
    転送手段と、を備え、 前記制御回路基板は、さらに、 a-3)前記転送手段により転送されたシリアルデータをパ
    ラレルデータに変換するシリアルパラレル変換手段と、 a-4)前記シリアルパラレル変換手段により変換された前
    記パラレルデータを処理することにより、各操作キーの
    操作に応じた前記電子機器の制御を行うCPUと、を備
    えることを特徴とする操作キー入力制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の操作キー入力制御装置
    において、 前記CPUが前記シリアルパラレル変換手段の出力であ
    る前記パラレルデータにアクセスするタイミングをトリ
    ガとして、前記ロード信号送出手段が、前記キー操作入
    力基板に対して前記ロード信号を送出することを特徴と
    する操作キー入力制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の操作キ
    ー入力制御装置において、 前記ロード信号送出手段と前記クロック信号送出手段と
    を含むタイミング制御手段と、前記シリアルパラレル変
    換手段とが、フィールドプログラマブルロジックデバイ
    スによって形成されていることを特徴とする操作キー入
    力制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の操作キー入力制御装置
    において、 前記CPUにより、前記フィールドプログラマブルロジ
    ックデバイスのプログラムを書き換えることを特徴とす
    る操作キー入力制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の操作キー入力制御装置において、 前記CPU上ではリアルタイムオペレーティングシステ
    ムが動作しており、前記電子機器を制御するために実行
    されるプログラムは、前記リアルタイムオペレーティン
    グシステム上で動作することを特徴とする操作キー入力
    制御装置。
JP2001377223A 2001-12-11 2001-12-11 操作キー入力制御装置 Pending JP2003177859A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001377223A JP2003177859A (ja) 2001-12-11 2001-12-11 操作キー入力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001377223A JP2003177859A (ja) 2001-12-11 2001-12-11 操作キー入力制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003177859A true JP2003177859A (ja) 2003-06-27

Family

ID=19185246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001377223A Pending JP2003177859A (ja) 2001-12-11 2001-12-11 操作キー入力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003177859A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100664186B1 (ko) 2004-12-22 2007-01-03 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기의 키 제어 장치 및 방법
US8230130B2 (en) 2009-10-29 2012-07-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Input device
JP2016039929A (ja) * 2015-10-29 2016-03-24 株式会社藤商事 遊技機
JP2016086239A (ja) * 2014-10-23 2016-05-19 ファナック株式会社 キーボード
CN116093888A (zh) * 2023-04-08 2023-05-09 辰星(天津)自动化设备有限公司 一种工业机器人功率模块保护系统

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100664186B1 (ko) 2004-12-22 2007-01-03 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기의 키 제어 장치 및 방법
US7388520B2 (en) 2004-12-22 2008-06-17 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for decoding a key press
US8230130B2 (en) 2009-10-29 2012-07-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Input device
JP2016086239A (ja) * 2014-10-23 2016-05-19 ファナック株式会社 キーボード
JP2016039929A (ja) * 2015-10-29 2016-03-24 株式会社藤商事 遊技機
CN116093888A (zh) * 2023-04-08 2023-05-09 辰星(天津)自动化设备有限公司 一种工业机器人功率模块保护系统
CN116093888B (zh) * 2023-04-08 2023-08-18 辰星(天津)自动化设备有限公司 一种工业机器人功率模块保护系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20040008365A (ko) 디스플레이 장치 및 방법
KR20030095828A (ko) 주변기기 인터페이스 장치 및 그에 적합한 우선 순위 제어방법
JP2003177859A (ja) 操作キー入力制御装置
JPH0816220A (ja) プログラマブルシーケンスコントローラ
JP3289775B2 (ja) Lsi、該lsiを備えた電子機器の制御回路および該制御回路の制御方法
JPH02171948A (ja) プログラマブル出力ポート
JPH02218243A (ja) デジタルデータ転送方式
JPH03268159A (ja) 保守用コンソール接続方式
KR100406967B1 (ko) 병렬포트다중입력확장장치
JP2708366B2 (ja) データ処理システム及びその補助制御装置
JP2508920B2 (ja) 構成変更方式
JPH0713917A (ja) 構成変更システム
JP2885082B2 (ja) シグナルコンディショナー
JP4064305B2 (ja) 光通信装置の監視装置
JP3088341B2 (ja) バス上の高速データ転送方式
JPH0668055A (ja) ディジタル信号処理装置
JP2002024168A (ja) シリアルデータ転送装置
JPH06161914A (ja) 入出力処理装置及びその診断方式
JPH07234858A (ja) 通信機能付きプロセッサ
JPH0142199B2 (ja)
JPH10210084A (ja) データ送受信装置
JP2000235467A (ja) マルチポート双方向インターフェース及びプリンタ装置
JPH0232651A (ja) モード設定方式
JP2000227876A (ja) ディジタルデータ転送処理装置
JPH05225115A (ja) マイクロコンピュータ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070123

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070522