JP2003172148A - エンジン補機駆動用ベルトレイアウト構造 - Google Patents
エンジン補機駆動用ベルトレイアウト構造Info
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Abstract
交換を可能にするエンジンの補機駆動用ベルトレイアウ
ト構造の提供。 【解決手段】 クランクセンタ直結の冷却ファン(1)
と、複数のエンジン補機駆動用ベルト(B2〜B4)
と、を有するエンジンの補機駆動用ベルトレイアウト構
造において、少なくとも1本のエンジン補機駆動用ベル
ト(B3)は、単一の取付け部材(5)に回転自在に取
付けられたアイドルプーリ(6)と、テンションプーリ
(7)と、に係合し、クランクプーリ(Cp)の回転力
を当該エンジン補機駆動用ベルト(B3)によって被駆
動エンジン補機(3)側プーリ(3p)に伝達するよう
に構成されている。
Description
結の冷却ファンを有するエンジンの補機駆動用ベルトレ
イアウト構造に関する。
冷却ファン1aの翼3を乗り越えて、ファン1aの前面
に移動させてベルト11を抜くことによって、ファン1
aやラジエータ12などを外すことなくベルト11の交
換を行ってきた。この場合に、ベルト11の周長は、図
7のGの長さの約2倍にボス部幅や作業代を加えた長さ
があれば、ファン1aの翼3を乗り越えられることにな
る。
冷却ファンの大型化や、エンジン駆動のエンジン補機の
増加によるベルト本数の増加によって、或いはシュラウ
ド13とファン先端とのクリアランス(チップクリアラ
ンス)Cが小さいためにファン1aやラジエータ12な
どを外すことなくベルトを着脱することは極めて困難と
なっている。
外すことなくベルトを着脱するためにベルトの長さを長
くすることが考えられるが、巻き掛け伝動効率や、強度
上の制約で長さ延長にも限度がある。
の問題点に鑑みて提案されたものであり、クランク直結
ファンを取外すことなくベルト交換を可能にするエンジ
ンの補機駆動用ベルトレイアウト構造の提供を目的とし
ている。
駆動用ベルトレイアウト構造は、クランクセンタ直結の
冷却ファン(1)と、複数のエンジン補機駆動用ベルト
(B2〜B4)とを有するエンジンの補機駆動用ベルト
レイアウト構造において、少なくとも1本のエンジン補
機駆動用ベルト(B3)は、単一の取付け部材(5)に
回転自在に取付けられたアイドルプーリ(6)と、テン
ションプーリ(7)と、に係合し、クランクプーリ(C
p)の回転力を当該エンジン補機駆動用ベルト(B3)
によって被駆動エンジン補機(3)側プーリ(3p)に
伝達するように構成されている(請求項1)。
機駆動用ベルトレイアウト構造は、単一の取付け部材
(5)の位置調整機構によってテンションプーリ(7)
及び/又はアイドルプーリ(6)をクランクセンタCC
側に近づけることにより、または、単一の取付け部材
(5)自身の締結手段を緩めてクランクセンタ(CC)
側に近づけることにより、図示せぬラジエータやファン
(1)を取外すことなく補機駆動用ベルト(B3)を外
すことが出来る。
トレイアウト構造は、クランクセンタ直結の冷却ファン
(1)と、複数のエンジン補機駆動用ベルト(B20、
B3、B4)とを有するエンジンの補機駆動用ベルトレ
イアウト構造において、少なくとも1本のエンジン補機
駆動用ベルト(B20)は、クランクプーリセンタ(C
C)と当該被駆動補機(2)のプーリ(2p)のセンタ
を結ぶ距離(R)を半径とする円内に中心を有するアイ
ドルプーリ(9)に係合し、クランクプーリ(Cp)の
回転力を当該エンジン補機駆動用ベルト(B20)によ
って被駆動エンジン補機(2)側プーリ(2p)に伝達
するように構成されている(請求項2)。
機駆動用ベルトレイアウト構造は、補機駆動用ベルト
(B20)を取外すに際して、前記アイドルプーリ
(9)は位置調整可能となっており、図示の矢印方向に
アイドルプーリ(9)を移動することにより、補機駆動
用ベルト(B20)は緩められ、図示せぬラジエータや
ファン(1)を取外すことなく補機駆動用ベルト(B2
0)を外すことが出来る。
トレイアウト構造は、クランクセンタ直結の冷却ファン
(1)と、複数のエンジン補機駆動用ベルト(B25、
B3、B4)とを有するエンジンの補機駆動用ベルトレ
イアウト構造において、エンジン補機駆動用ベルト(B
25)によってクランクプーリ(Cp)の回転力を伝達
される少なくとも1箇所の補機(2)側プーリ(20
p)の直径が当該補機側プーリの通常の直径よりもn〜
m%大きく構成されている(請求項3)。
機駆動用ベルトレイアウト構造は、補機駆動用ベルト
(B25)を取外すに際して、補機(2)側のプーリ
(20p)の拡大により補機駆動用ベルト(B25)は
延長されており、補機の位置調整手段によって駆動用ベ
ルトB25は緩められ、図示せぬラジエータやファン
(1)を取外すことなくジェネレータ駆動用ベルトB2
5を外すことが出来る。
明の第1の実施形態を説明する。図1はエンジンを前方
から見た図で、クランクセンタCCには図示では4枚の
ブレード1aを有するエンジン冷却用のファン1が図示
しないクランクシャフトに直結して、或いは図示しない
流体燃性クラッチを介して回転するように取付けられて
いる。
い回転軸の先端に被駆動用プーリ2pを有するジェネレ
ータ2が図示しないエンジンブロックに位置調整可能に
取付けられている。
い回転軸の先端に被駆動用プーリ3pを有するカークー
ラー用コンプレッサ3がエンジンブロックに取付けられ
ている。
示しない回転軸の先端に被駆動用プーリ4pを有するウ
ォータポンプ4がエンジンブロックに取付けられてい
る。
ンクセンタCCの間には、図4に詳細形状を示すアイド
ルプーリ取付け部材であるアイドルプーリブラケット5
が該アイドルプーリブラケット5に設けた取付け穴5
a、5bで図示しないエンジンのシリンダブロックに図
示しないボルトによって系止されている。
4における下端部にクーラーコンプレッサ用アイドルプ
ーリ6の取付け用穴5cと、上端部にクーラーコンプレ
ッサ用テンションプーリ7の取付け用長孔5dと、が設
けてあり、夫々クーラーコンプレッサ用アイドラプーリ
6とクーラーコンプレッサ用テンションプーリ7とを取
付けた集合体が、図2及び図3に示すような組付け状態
で前述の如くエンジン前端部でクランクセンタCCとカ
ークーラーコンプレッサ3の間に図示しないボルトで系
止されている。
ータポンプ4の下方には、ウォータポンプ用アイドルプ
ーリ8が図示せぬ位置調整手段によって位置調整可能に
エンジンのシリンダブロックに系止されている。
エンジン補機駆動用のクランクプーリCpが設けてあ
り、前記ジェネレータ2側のプーリ2pとはジェネレー
タ駆動用ベルトB2で、前記カークーラーコンプレッサ
3側のプーリ3pとは前記クーラーコンプレッサ用アイ
ドラプーリ6と前記クーラーコンプレッサ用テンション
プーリ7とを介してカークーラーコンプレッサ駆動用ベ
ルトB3で、前記ウォータポンプ4側のプーリ4pとは
前記ウォータポンプ用アイドルプーリ8を介してウォー
タポンプ用ベルトB4で夫々駆動される様に構成されて
いる。
第1実施形態によれば、このケースでは例えば、カーク
ーラーコンプレッサ駆動用ベルトB3が最も交換の可能
性があり、前記アイドルプーリブラケット5の取付け用
長穴5dに取付けられたテンションプーリ7の図示せぬ
締結用ボルトを緩めてテンションプーリ7をクランクセ
ンタCC側に近づけることにより、図示せぬラジエータ
やファン1を取外すことなくカークーラーコンプレッサ
駆動用ベルトB3を外すことが出来る。
締結用ボルトを外すことにより、クーラーコンプレッサ
用アイドラプーリ6とクーラーコンプレッサ用テンショ
ンプーリ7とを取付けた集合体、即ち、アイドラプーリ
6とテンションプーリ7がクランクセンタCC側に近づ
けられ、従って図示せぬラジエータやファン1を取外す
ことなくカークーラーコンプレッサ駆動用ベルトB3を
外すことが出来る。
ラケット5に二つのプーリ、即ち、アイドラプーリ6と
テンションプーリ7とを取付けることにより、取付け部
材の部品点数を削減出来る。
する。図5の第2実施形態は図1〜図4の第1実施形態
に対して、クーラーコンプレッサ用アイドラプーリ6と
クーラーコンプレッサ用テンションプーリ7とを取付け
た集合体を用いる代わりに位置調整の可能な単体のテン
ションプーリ70を用い、ジェネレータ駆動用ベルトを
延長し(B20)クランクプーリCpとジェネレータ2
側のプーリ2pとの間に位置調整可能なジェネレータ用
アイドルプーリ9を介装したことが異なり、その他は第
1実施形態と同様である。
施形態によれば、ジェネレータ駆動用ベルトB20を取
外すに際して、前記アイドルプーリ9はクランクプーリ
Cpのセンタとジェネレータ側のプーリ2pのセンタを
結ぶ距離を半径Rとする円内に位置し、更にその円内で
位置調整可能となっており、例えば図示の矢印方向にア
イドルプーリ9を移動することにより、ジェネレータ駆
動用ベルトB20は緩められ、図示せぬラジエータやフ
ァン1を取外すことなく外すことが出来る。
する。図6の第3実施形態は図1〜図4の第1実施形態
に対して、クーラーコンプレッサ用アイドラプーリ6と
クーラーコンプレッサ用テンションプーリ7とを取付け
た集合体を用いる代わりに位置調整の可能な単体のテン
ションプーリ70を用い、従来のジェネレータ側のプー
リ20pの直径をn〜m%拡大することにより、ジェネ
レータ駆動用ベルトを延長(B25)したことが異な
り、その他は第1実施形態と同様である。
施形態によれば、ジェネレータ駆動用ベルトB25を取
外すに際して、ジェネレータ2側のプーリ20pの拡大
によりジェネレータ駆動用ベルトB25は延長されてお
り、しかも元々ジェネレータの取付け位置は図示せぬ位
置調整手段によって調整可能になっているので、該位置
調整手段を例えば図示の矢印方向に調整することによ
り、ジェネレータ駆動用ベルトB25は緩められ、図示
せぬラジエータやファン1を取外すことなくジェネレー
タ駆動用ベルトB25を外すことが出来る。
ためには、クランクプーリCpの当該プーリ径を拡大す
れば良く、更に駆動ベルトB25は延長されベルトの着
脱には有利となる。
までも例示であり、本発明の技術的範囲を限定するもの
ではなく、例えば、各実施形態で対応させた補機類を別
の補機に置きかえることが出来る。
たテンションプーリ及び/又はアイドルプーリの締結手
段を緩めてテンションプーリ及び/又はアイドルプーリ
をクランクセンタ側に近づけることにより、ラジエータ
やファンを取外すことなく補機駆動用ベルトを外すこと
が出来る。 (b) 又は、単一の取付け部材自体を外すことによ
り、アイドラプーリとテンションプーリとを単一の取付
け部材に取付けた集合体がクランクセンタ側に近づけら
れ、従ってラジエータやファンを取外すことなく補機駆
動用ベルトを外すことが出来る。 (c) 単一の取付け部材に、二つのプーリ、即ちアイ
ドラプーリとテンションプーリとを取付けることによ
り、取付け部材の部品点数を削減出来る。 (d) アイドルプーリは位置調整可能となっており、
アイドルプーリ9を移動することにより、補機駆動用ベ
ルトは緩められ、ラジエータやファンを取外すことなく
補機駆動用ベルトを外すことが出来る。 (e) プーリの拡大により補機駆動用ベルトを延長
し、補機側の位置調整手段を調整すれば、補機駆動用ベ
ルトは緩められ、ラジエータやファンを取外すことなく
補機駆動用ベルトを外すことが出来る。
トレイアウトの正面図。
及びテンションプーリの取付け集合体の正面図。
ブラケットの正面図。
トレイアウトの正面図。
トレイアウトの正面図。
ータ周辺の側面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 クランクセンタ直結の冷却ファンと、複
数のエンジン補機駆動用ベルトとを有するエンジンの補
機駆動用ベルトレイアウト構造において、少なくとも1
本のエンジン補機駆動用ベルトは、単一の取付け部材に
回転自在に取付けられたアイドルプーリと、テンション
プーリと、に係合し、クランクプーリの回転力を当該エ
ンジン補機駆動用ベルトによって被駆動エンジン補機側
プーリに伝達するように構成されたことを特徴とするエ
ンジン補機駆動用ベルトレイアウト構造。 - 【請求項2】 クランクセンタ直結の冷却ファンと、複
数のエンジン補機駆動用ベルトとを有するエンジンの補
機駆動用ベルトレイアウト構造において、少なくとも1
本のエンジン補機駆動用ベルトは、クランクプーリセン
タと当該被駆動補機のプーリセンタを結ぶ距離を半径と
する円内に中心を有するアイドルプーリに係合し、クラ
ンクプーリの回転力を当該エンジン補機駆動用ベルトに
よって被駆動エンジン補機側プーリに伝達するように構
成されたことを特徴とするエンジン補機駆動用ベルトレ
イアウト構造。 - 【請求項3】 クランクセンタ直結の冷却ファンと、複
数のエンジン補機駆動用ベルトとを有するエンジンの補
機駆動用ベルトレイアウト構造において、エンジン補機
駆動用ベルトによってクランクプーリの回転力を伝達さ
れる少なくとも1箇所の補機側プーリの直径が当該補機
側プーリの通常の直径よりn〜m%大きく構成されたこ
とを特徴とするエンジン補機駆動用ベルトレイアウト構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001369569A JP4148675B2 (ja) | 2001-12-04 | 2001-12-04 | エンジン補機駆動用ベルトレイアウト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003172148A true JP2003172148A (ja) | 2003-06-20 |
JP4148675B2 JP4148675B2 (ja) | 2008-09-10 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4148675B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015190445A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | ダイハツ工業株式会社 | 車両用内燃機関 |
JP2020105962A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 株式会社クボタ | 作業車 |
-
2001
- 2001-12-04 JP JP2001369569A patent/JP4148675B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2020105962A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 株式会社クボタ | 作業車 |
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JP4148675B2 (ja) | 2008-09-10 |
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