JP2003166362A - パレット式立体駐車設備 - Google Patents

パレット式立体駐車設備

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JP2003166362A
JP2003166362A JP2001365433A JP2001365433A JP2003166362A JP 2003166362 A JP2003166362 A JP 2003166362A JP 2001365433 A JP2001365433 A JP 2001365433A JP 2001365433 A JP2001365433 A JP 2001365433A JP 2003166362 A JP2003166362 A JP 2003166362A
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pallet
arm
swing arm
swing
turning
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JP2001365433A
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English (en)
Inventor
Masayuki Shiromizu
真之 白水
Yukio Yomo
幸雄 四方
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】旋回アーム式移載装置とターンテーブル装置と
を併設する。 【解決手段】昇降台3の上面に、パレットPを下方から
支持可能で旋回自在な旋回テーブル45と、スイングア
ーム26を旋回駆動して駐車室6R,6Lと昇降台3と
の間でパレットPを移送可能な移載装置7と、旋回テー
ブル45を所定範囲で昇降させるテーブルリフト装置と
を設け、旋回テーブル45にスイングアーム26が動力
伝達可能に嵌合するアーム嵌合凹部46を形成し、テー
ブルリフト装置により旋回テーブル45を上昇させてス
イングアーム26をアーム嵌合凹部46に嵌合させると
ともに旋回テーブル45によりパレットPを下方から支
持させ、アーム旋回装置24によりスイングアーム26
を介して旋回テーブル45およびパレットPを旋回駆動
するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降台や搬送台車
などの搬送体に設けられたスイングアームを回動して、
搬送体と駐車室との間でパレットを介して車を受け渡し
するパレット式立体駐車設備に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば昇降空間に沿って昇降駆動され
る昇降台の両側で各駐車階にそれぞれ駐車室を配置し、
パレットを介して車を出し入れするパレット式昇降型立
体駐車設備では、昇降台と駐車室との車を受け渡す移載
装置として、昇降台に配置したスイングアームを回動さ
せて、パレットを昇降台と駐車室との間で移動させる旋
回アーム式移載装置がある。
【0003】ところで、近年の立体駐車設備では、立地
条件が厳しく制限されており、入出庫階で車の入庫通路
と出庫通路とを広く確保できない場合、入庫された車の
姿勢に対して、出庫する時の車の姿勢を、出庫時に180
度または90度変向して出庫する必要が多い。
【0004】このような場合、従来では昇降台の入出庫
位置の前部または後部にターンテーブルを配置すること
により、車の姿勢を変向している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、さらに立地条
件が厳しい場合には、ターンテーブルを設けるスペース
が確保できない場合も予想される。このような場合、従
来のローラコンベヤ式移載装置を備えた昇降台では、タ
ーンテーブルを併設したものが提案されているが、上記
のスイングアーム式では、中央部付近にスイングアーム
とアーム回動用電動モータが配置されており、スイング
アームとターンテーブルの併設が困難である。また電動
モータやその駆動系部材の増加により、昇降台に過大な
重量を負荷することになり好ましくないという問題があ
った。
【0006】本発明は上記問題点を解決して、旋回アー
ム式移載装置とターンテーブル装置とを容易に併設で
き、軽量化か可能なパレット式立体駐車設備を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、昇降台を昇降移動させる昇降
空間の両側に、パレットを介して車を収容可能な駐車室
を設け、前記昇降台に、アーム旋回装置によりスイング
アームを垂直軸心周りに回動しその先端部をパレットに
係合させて駐車室と昇降台との間でパレットを移載可能
な移載装置を設けたパレット式立体駐車設備において、
前記昇降台に、前記スイングアームが動力伝達可能に嵌
合するアーム嵌合凹部が上面に形成されるとともにパレ
ットを下方から支持可能で旋回自在な旋回テーブルを有
するターンテーブル装置と、該旋回テーブルを所定範囲
で昇降させるテーブルリフト装置とを設け、前記テーブ
ルリフト装置により旋回テーブルを上昇させてスイング
アームをアーム嵌合凹部に嵌合させるとともに旋回テー
ブルによりパレットを下方から支持させ、アーム旋回装
置によりスイングアームを介して旋回テーブルおよびパ
レットを旋回駆動するように構成したものである。
【0008】上記構成によれば、昇降空間を昇降移動す
る昇降台とその両側の駐車室の間でスイングアームによ
り車を移送する旋回アーム式移載装置と、ターンテーブ
ル装置とを昇降台に併設し、旋回テーブルのアーム嵌合
凹部にスイングアームを嵌合して、アーム旋回装置の駆
動力により旋回テーブルを旋回するように構成したの
で、旋回テーブル用の旋回駆動装置が不要となる。また
スイングアームおよびアーム旋回装置を中央部に配置し
ても、旋回テーブルが干渉するような問題もなく、旋回
アーム式移載装置とターンテーブル装置とを容易に併設
することができる。これにより回転駆動装置やその駆動
系部材の簡素化を図ることができて昇降台の重量増加も
抑制できる。したがって、入出庫階でターンテーブルの
設置スペースが制限される場合であっても、入出庫部の
設計の自由度を向上させることができる。
【0009】また請求項2記載のパレット式立体駐車設
備は、各駐車階で搬送台車を移動させる走行通路の両側
に、パレットを介して車を収容可能な駐車室を設け、前
記搬送台車に、アーム旋回装置によりスイングアームを
垂直軸心周りに回動しその先端部をパレットに係合させ
て搬送台車と駐車室、または搬送台車と入出庫階の入出
庫部の間でパレットを移載可能な移載装置を設けたパレ
ット式立体駐車設備において、前記搬送台車に、前記ス
イングアームが動力伝達可能に嵌合するアーム嵌合凹部
が上面に形成されるとともに、パレットを下方から支持
可能で旋回自在な旋回テーブルを有するターンテーブル
装置と、該旋回テーブルを所定範囲で昇降させるテーブ
ルリフト装置とを設け、前記テーブルリフト装置により
旋回テーブルを上昇させて、スイングアームをアーム嵌
合凹部に嵌合させるとともにパレットを下方から支持さ
せ、前記アーム旋回装置によりスイングアームを介して
旋回テーブルおよびパレットを旋回駆動するように構成
したものである。
【0010】上記構成によれば、搬送空間を往復移動す
る搬送台車とその両側の駐車室の間でスイングアームに
より車を移送する旋回アーム式移載装置とターンテーブ
ル装置とを搬送台車に併設し、旋回テーブルのアーム嵌
合凹部にスイングアームを嵌合して、アーム旋回装置の
駆動力により旋回テーブルを旋回するように構成したの
で、旋回テーブル用の旋回駆動装置が不要となる。また
スイングアームおよびアーム旋回装置を中央部に配置し
ても、旋回テーブルが干渉するような問題もなく、旋回
アーム式移載装置とターンテーブル装置とを搬送台車に
容易に併設することができる。これにより回転駆動装置
やその駆動系部材の簡素化を図ることができて搬送台車
の重量増加も抑制できる。したがって、搬送台車上でパ
レットを180度反転させて車の姿勢を入れ替えること
ができ、入出庫階でターンテーブルの設置スペースが制
限される場合であっても、入出庫部の設計の自由度を向
上させることができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の構成において、スイングアームに、回動軸を中心
として対称方向に伸びる左右アーム部を設けてパレット
の幅より長く設定し、前記左右アーム部の先端に、パレ
ットの側辺部に形成した係合凹部に移動自在に嵌合する
係合ローラを設け、前記回動軸を昇降台または搬送台車
の前後方向の中心線上に配置するとともに、回動軸を中
心線上に沿ってシフトするセンターシフト装置を設け、
前記スイングアームを、前記中心線に対して略直角な姿
勢で、前記センターシフト装置により前後方向にシフト
して係合ローラをパレットの係合凹部に嵌合可能に構成
したものである。
【0012】上記構成によれば、スイングアームを両腕
形として左右アーム部を設けることにより、一方の駐車
室から一端昇降台または搬送台車に搭載して、さらに他
方の駐車室にパレットを移載する場合、昇降台または搬
送台車の搭載状態でセンターシフト装置によりスイング
アームをシフトするだけで、次の移載動作に移ることが
できる。したがって、従来の片腕形スイングアームのよ
うに旋回して反転する必要がなく、また係合ローラを昇
降してパレットの係合凹部に嵌合離脱する動作も不要
で、短時間で一方から他方への移載動作を行うことがで
きる。また、両腕形スイングアームのアーム部により、
旋回駆動力をアーム嵌合凹部を介して旋回テーブルに良
好に伝達することができ、旋回テーブルを安定してスム
ーズに旋回させることができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の構成において、スイングアームに、回動軸を中心
として対称方向に伸びる短い左右アーム部を具備して、
スイングアームの長さをパレットの幅と略同一かまたは
パレット幅より短く設定し、前記左右アーム部の先端
に、パレットの両側辺部に形成した係合凹部に移動自在
に嵌合する係合ローラを設け、前記回動軸を昇降台また
は搬送台車の中心線の両側にシフトするサイドシフト装
置を設け、前記サイドシフト装置によりスイングアーム
を左右方向にシフトし、スイングアームを前記中心線に
対して略直角な姿勢まで回動させることにより、係合ロ
ーラを、パレットの係合凹部に嵌合可能に構成したもの
である。
【0014】上記構成によれば、スイングアームを両腕
形として左右アーム部を設けることにより、一方の駐車
室から一端昇降台または搬送台車に搭載して、さらに他
方の駐車室にパレットを移載する場合、パレット幅と略
同一のスイングアームでは、搭載状態で左右アーム部の
係合ローラがパレットの左右の係合凹部にそれぞれ嵌合
されていることから、昇降台または搬送台車の搭載状態
から直接スイングアームを反転することにより、他方の
駐車室への移載動作に移ることができる。またパレット
幅より短いスイングアームでは、サイドシフト装置によ
りスイングアームをシフトして反対側の係合ローラをパ
レットの係合凹部に嵌合させてから、スイングアームを
反転するだけで、他方の駐車室への移載動作に移ること
ができる。したがって、従来の片腕形スイングアームの
ように旋回して反転する必要がなく、また係合ローラを
昇降してパレットの係合凹部に嵌合離脱する動作も不要
で、短時間で一方から他方への移載動作を行うことがで
きる。また、スイングアームの両アーム部により、旋回
駆動力をアーム嵌合凹部を介して旋回テーブルに良好に
伝達することができ、旋回テーブルを安定してスムーズ
に旋回させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係るパレット式
立体駐車設備の第1の実施の形態を図1〜図10に基づ
いて説明する。
【0016】この立体駐車設備は、図1に示すように、
建屋1内に昇降装置2により昇降台3が昇降移動される
昇降空間4が形成され、たとえば最下部の入出庫階5を
除く各駐車階に、それぞれパレットPを介して車Mを収
容する駐車室6R,6Lが昇降空間4の両側に形成され
ている。
【0017】入出庫階5は、昇降空間4の一方の側部
に、昇降台3上で90度回転されたパレットPとの間で
車を運転して直接出入りする入出庫スペース5aと出入
り口5bとが形成されている。
【0018】前記昇降台3には、図2〜図5に示すよう
に駐車室6R,6Lと昇降台3との間、および入出庫階
5の入出庫部5aとの間でパレットPを介して車を受け
渡しする旋回アーム式移載装置7と、この移載装置7と
駆動源が共通するターンテーブル装置8とが設けられて
おり、前後位置にパレットPを案内する遊転式の昇降台
ガイドローラ列(パレットガイド手段)9が左右方向に
設けられている。一方、各駐車室6A,6Bにも、図6
に示すように、昇降台ガイドローラ列9に対応する駐車
室ガイドローラ列(パレットガイド手段)10がそれぞ
れ設けられている。
【0019】前記パレットPは、図5に示すように、上
面に左右の車輪が乗り降りする移動通路部Paが形成さ
れている。また底面は、前後位置に昇降側ガイドローラ
列9および固定側ガイドローラ列10のローラに案内さ
れる左右方向の移載レール(被ガイド凹部)11が取り
付けられ、さらに左右側部に移載装置7により駆動力を
受ける受動レール(受動凹部)12R,12Lが前後方
向の中心よりずれた点対象位置に取り付けられて、18
0度旋回されても同一形状となるように形成されてい
る。
【0020】前記移載装置7は、図2,図3に示すよう
に、昇降台3のフレーム本体21の中央部近傍に立設さ
れたアーム支持フレーム22に、センターシフト装置2
3を介して減速機付きのアーム旋回装置24が配置さ
れ、このアーム旋回装置24の出力軸に連結された回動
軸25に双腕形のスイングアーム26が支持されてい
る。すなわち、センターシフト装置23は、アーム支持
フレーム22に前後方向に取り付けられたガイド手段で
あるシフトレール28に、リニアベアリングを介してシ
フト台29が中心線CLに沿って前後方向にスライド自
在に配置され、このシフト台29にアーム旋回装置24
が取り付けられている。そしてアーム支持フレーム22
とシフト台29との間にねじ軸式シフト駆動装置31が
設けられており、このシフト駆動装置31は、シフト台
29に連結部材を介して取り付けられた雌ねじ部材32
と、支持フレーム22に回転自在に支持されて雌ねじ部
材32が螺合される前後方向のねじ軸33と、ねじ軸3
3を正逆回転駆動するシフト駆動装置31とで構成され
ている。またアーム旋回装置24の出力軸に連結された
回動軸25には、スイングアーム26が取り付けられて
おり、このスイングアーム26は、一端部を中心に旋回
される従来のスイングアームと異なり、回動軸25を中
心として対称方向に伸びる同一長さの左右アーム部26
a,26bを有し、左右アーム部26a,26bの先端
部上面に、パレットPの受動レール(受動凹部)12
R,12Lに嵌入可能な係合ローラ27A,27Bがそ
れぞれ垂直軸心周りに回転自在に配置されている。そし
て、回動軸25から係合ローラ27A,27Bまでの長
さが、昇降台3に搭載されるパレットPの幅を越えて、
駐車室に収容されたパレットPの受動レール12R,1
2Lに嵌合可能に設定されている。
【0021】したがって、たとえば駐車室6Lに入庫さ
れた空または車搭載のパレットPを昇降台3に移載する
基本動作は、昇降台3を目的の駐車階に停止した後、中
心線CLに沿う方向に退避されたスイングアーム26が
反時計方向に回転され、中心線CLに直角な方向に停止
させ、係合ローラ27BをパレットPの受動レール12
Lの開口端に対向させる。次いでシフト駆動装置31に
よりねじ軸33が回され雌ねじ部材32を介してシフト
台29が前方Fに移動され、スイングアーム26の係合
ローラ27Bが受動レール12Rの開口端に嵌入され
る。さらにアーム旋回装置24を駆動してスイングアー
ム26を反時計周りに旋回させることにより、係合ロー
ラ27B、受動レール12Rを介してパレットPを駐車
室6Lから昇降台3に移動させる。この時、パレットP
は移載レール11が駐車室ガイドローラ列10から昇降
台ガイドローラ列9に案内されるので、前後にずれるこ
とがない。
【0022】ターンテーブル装置8は、フレーム本体2
1に設けられたテーブル支持フレーム41に、テーブル
リフト装置42を介して昇降フレーム43が昇降自在に
支持され、この昇降フレーム43に旋回ガイド手段であ
るリング状ベアリング44を介して旋回テーブル45が
設けられている。
【0023】テーブルリフト装置42は、アーム支持フ
レーム22の外側四隅位置にジャッキボックス42aが
配置され、左右のジャッキボックス42aの入力軸が連
動軸42bにより互いに連結されている。そして、前後
の連動軸42bがチェーンとスプロケットからなる巻き
掛け連動機構42cにより互いに連結連動され、昇降駆
動装置44dにより各ジャッキボックス42aを同期駆
動するように構成される。また各ジャッキボックス42
aから上方に出退駆動される出退ロッド42eに昇降フ
レーム43が支持され、昇降フレーム43にリング状ベ
アリング44を介して旋回テーブル45が支持されてい
る。
【0024】前記旋回テーブル45は、パレットPを下
方から支持可能に形成されるとともに中空区画45aが
形成され、またテーブルリフト装置42により旋回テー
ブル45を上昇させることにより、スイングアーム26
が動力伝達可能に嵌合されて収容されるアーム嵌合凹部
46が所定角度(パレットPを昇降台3に移載し終える
角度)隔てて対称位置にそれぞれ形成されている。また
非使用時および固定時に、旋回テーブル45をロックす
るテーブルロック装置47が設けられており、このテー
ブルロック装置47は、昇降フレーム43に設けられた
ロック用ジャッキを伸縮して、リンクプレートを介して
ロックピンを上下方向に出退させるように構成され、旋
回テーブル45にはロックピンが嵌脱自在なロック孔4
8が90度ごとに形成されている。
【0025】したがって、パレットPを旋回させる場合
には、アーム嵌合凹部46の上方位置にスイングアーム
26を停止し、テーブルリフト装置42の昇降駆動装置
42dを起動して各ジャッキボックス42aの出退ロッ
ド42eを突出させ、旋回テーブル45を上昇する。そ
して、スイングアーム26をアーム嵌合凹部46に嵌合
させて収容し、さらにパレットPを持ち上げられて昇降
台ガイドローラ列10から移載レール11を離脱して上
昇を停止する。そしてテーブルロック装置47のロック
ピンをロック孔48から抜き出して解放した後、アーム
旋回装置24を駆動してスイングアーム26を旋回さ
せ、アーム嵌合凹部46を介して旋回テーブル45を9
0度または1180度回転させる。これにより、パレッ
トPを任意方向に旋回することができる。
【0026】上記実施の形態における入出庫動作を説明
する。まず空または車の搭載のパレットPを左の駐車室
6Lから昇降台3に移載する場合には、スイングアーム
26を退避位置から回転させて、中心線CLに直角な方
向に停止させる(図6)。次いでセンターシフト装置2
3を駆動してシフト台29およびスイングアーム26を
中立位置Soから前方シフト位置Sfに移動して係合ロ
ーラ27Bを受動レール12Rの開口端に嵌入させる
(図7)。さらにアーム旋回装置24を駆動してスイン
グアーム26を反時計周りに矢印方向に旋回させること
により、駐車室ガイドローラ列10から昇降台ガイドロ
ーラ列9に案内されたパレットPを、駐車室6Lから昇
降台3に移動し、パレットPを停止位置で停止する(図
8)。この時スイングアーム26は、中心線CLに直角
な方向より手前の傾斜位置に停止される。
【0027】昇降台3を入出庫階5に下降させた後、車
の入庫または出庫を行う場合にはパレットPを90度旋
回させる。すなわち、図9に示すように、センターシフ
ト装置23によりスイングアームを前方シフト位置Sf
から中立位置Soに戻することにより、スイングアーム
26はアーム嵌合凹部46の下方の対向位置に移動させ
る。そして、テーブルリフト装置42を起動して旋回テ
ーブル45を上昇させ、スイングアーム26をアーム嵌
合凹部46に嵌合し、さらにパレットPを持ち上げて移
載レール11から昇降台ガイドローラ列10を離脱させ
る。そしてテーブルロック装置47を解除した後、アー
ム旋回装置24を駆動してスイングアーム26と共にア
ーム嵌合凹部46を介して旋回テーブル45を90度度
回転させ、テーブルロック装置47を作動して旋回テー
ブル45を固定した後、入出庫スペース5aからパレッ
トPへの車Mの乗り入れ、またはパレットPから入出庫
スペース5aへの車の発進を行う。(図10) ところで、パレットPを取り出した駐車室と反対側の駐
車室に、仮置きする場合や上記のように入出庫スペース
に設置した入出庫装置に移載する場合、従来の片腕形の
スイングアームでは、略180度反転させた後、シフト
して係合ローラを反対側の受動レールに嵌合させる必要
があるが、上記実施の形態では、2つのアーム部26
a,26bにそれぞれ係合ローラ27A,27Bが取り
付けられていることから、左方の駐車室6Lから昇降台
3にパレットPを移載し、一方の係合ローラ27Aが一
方の受動レール12Rに係合されている状態で、センタ
ーシフト装置23によりスイングアーム26を前後方向
にシフトすることにより、他方の係合ローラ26bを他
方の受動レール12Lに嵌合させて、右方の駐車室6R
への移載動作を迅速に開始することができる。
【0028】上記実施の形態によれば、昇降台3と駐車
室6R,6Lの間でスイングアーム26により車を移送
する移載装置7と、ターンテーブル装置8とを昇降台3
に併設し、前記旋回テーブル45の旋回駆動をスイング
アーム26のアーム旋回装置24により行うように構成
したので、旋回テーブル用の旋回駆動装置が不要とな
り、スイングアーム26およびアーム旋回装置24を中
央部に配置してもターンテーブル装置8と干渉すること
がなく、旋回アーム式移載装置7とターンテーブル装置
8とを容易に併設することができる。これにより回転駆
動装置やその駆動系部材の簡素化を図ることができて昇
降台3の重量増加も抑制できる。したがって、入出庫階
5で旋回テーブルの設置スペースが制限される場合であ
っても、車の姿勢を昇降台3上で変更することができ、
入出庫部5の設計の自由度を向上させることができる。
【0029】また両腕形のスイングアーム26は、左右
に均等に伸びる対称形のアーム部26a,26bによ
り、アーム嵌合凹部46を介して旋回テーブル45に安
定して旋回駆動力を伝達することができ、旋回テーブル
45をスムーズに旋回させることができる。
【0030】また左右アーム部26a,26bにより、
たとえばパレットPを一方の駐車室から他方の駐車室に
移して待機させる場合など、対称形のアーム部26a,
26bにそれぞれ係合ローラ27A,27Bが取り付け
られていることから、駐車室6Lから昇降台3にパレッ
トPを移載した後、センターシフト装置23によりスイ
ングアーム26をシフトすることにより、係合ローラ2
7Aを受動レール12Rから外して係合ローラ27Bを
受動レール12Lに嵌合させることで、駐車室6Rへの
移載動作を迅速に開始することができる。したがって、
従来の片腕形のスイングアームのように、180度反転
して元位置に復帰させる必要がないため、迅速に移載動
作に移行することができ、移載動作のサイクルタイムを
短縮することができる。
【0031】次に旋回アーム式移載装置の変形例を図1
1〜図18を参照して説明する。先の旋回アーム式移載
装置7では、アーム部26a,26bを長く設定すると
ともに、両腕形のスイングアーム26を前後方向にシフ
トさせて係合ローラ27A,27BをパレットPの受動
レール12R,12Lに係合するように構成したが、こ
の移載装置51は、スイングアーム52のアーム部52
a,52bを少し短くパレットPの幅と略同一に設定
し、センターシフト装置23に代えて、左右方向にスイ
ングアーム52をシフトするサイドシフト装置53を設
けたものである。このサイドシフト装置53の駆動構造
はセンターシフト装置23と同様に構成されるため、同
一符号を付して説明を省略する。また旋回テーブル45
に設けられるアーム嵌合凹部54は、旋回テーブル45
の中心線CLに対して直角な方向に形成されている。
【0032】またここで使用されるパレットPの左右の
受動レール55R,55Lは、中心線CLに直角で回動
軸25を通る線の近傍位置からそれぞれ前方に、または
それぞれ後方に(アーム部26a,26bの長さを越え
る長さで)延設されている。そして、この変形例では、
スイングアーム52は、パレットPの幅と略同一の長さ
に形成され、旋回テーブル45の中心線CLに対して直
角な方向に位置するスイングアーム52の係合ローラ2
7A,27Bは、それぞれ受動レール55R,55Lの
開口部に嵌合される。
【0033】この移載装置51における移載動作を説明
する。空または車の搭載パレットPを左の駐車室6Lか
ら昇降台3に移載する場合には、退避位置にあるスイン
グアーム52をサイドシフト装置53を駆動してスイン
グアーム52を中心線CL上の中立位置Soから左シフ
ト位置Slに移動し(図13)、次いでアーム旋回装置
24を駆動してスイングアーム52を時計方向に旋回し
て係合ローラ27AをパレットPの受動レール55Rに
嵌合させる(図14)。さらにアーム旋回装置24によ
りスイングアーム52を時計方向に旋回させて係合ロー
ラ27Aにより受動レール55Rを介してパレットPを
左の駐車室6Lから昇降台3に移動させる(図15)。
さらにサイドシフト装置53によりスイングアーム52
を左シフト位置Srから中立位置Soに復帰させ、係合
ローラ27Aにより受動レール55Rを介してパレット
Pを昇降台3の中立位置So(中心線CL)に移動させ
る(図16)。
【0034】ついで昇降台3を入出庫階5に下降させた
後、車の入庫または出庫を行う場合にパレットPを90
度旋回させる場合、スイングアーム52がアーム嵌合凹
部46の対向位置にあり、テーブルリフト装置42によ
り旋回テーブル45が上昇され、スイングアーム52を
アーム嵌合凹部54に嵌合し、さらに旋回テーブル45
によりパレットPを持ち上げて移載レール11から昇降
台ガイドローラ列10を離脱させる(図17)。そして
テーブルロック装置47を解除した後、アーム旋回装置
24を駆動してスイングアーム52と共にアーム嵌合凹
部54を介して旋回テーブル45を90度度回転させ、
テーブルロック装置47を作動して旋回テーブル45を
固定し、入出庫スペース5aからパレットPへの車の乗
り入れ、またはパレットPから入出庫スペース5aへの
車の発進を行う(図18)。
【0035】また上記構成において、左右一方の駐車室
6Lから受け取ったパレットを他方の駐車室6Rに移送
する場合、旋回テーブル45の中心線CLに対して直角
な方向に位置するスイングアーム52の係合ローラ27
A,27Bが受動レール55R,55Lに嵌合されるこ
とから、アーム旋回装置24により、駐車室6Lから受
け取る旋回方向と逆方向にスイングアーム52を旋回す
ることにより、迅速でかつスムーズに他方の駐車室6R
に送り出す移載動作を行うことができる。なお、スイン
グアーム52がパレットPの幅より短く設定されている
場合には、サイドシフト装置53によりスイングアーム
52を他方側にシフトして、逆方向にスイングアーム5
2を旋回すればよい。この場合には、係合ローラ27
A,27Bが受動レール55から離脱可能なように、係
合部分の内面を切り欠いておく。
【0036】上記実施の形態によれば、先の実施の形態
と同様の作用効果を奏することができる。またスイング
アーム52を短くした分、旋回による他の部材との干渉
を考慮しなくて済む。
【0037】次にパレット式立体駐車設備の第2の実施
の形態を図19〜図21を参照して説明する。建屋61
内に形成された各駐車階には、搬送台車62を往復移動
する搬送空間63が形成され、これら搬送空間63の両
側に、搬送台車62との間でパレットPを介して車を受
け渡し可能な駐車室64R,64Lが形成されたもので
ある。そして立体駐車設備の駐車室64Lの一部が、昇
降装置65により昇降台66を昇降させる昇降空間67
に形成され、昇降台66と搬送台車62との間で車が受
け渡しされる。また入出庫階68には、昇降台66との
間で車を受け渡し可能な入出庫装置69が設置される。
【0038】そして、搬送台車62には、昇降台3に設
置したものと同一の旋回アーム式移載装置7(または5
1)およびターンテーブル装置8が設けられている。こ
の移載装置7の構成部材は同一であるため、同一の符号
を付して説明を省略する。
【0039】搬送台車62の台車フレーム71の四隅位
置には、搬送空間63の両側に沿って設置された搬送レ
ール72に案内される走行車輪73が配設され、前後一
方の走行車輪73に走行駆動装置74が連結されてい
る。
【0040】前記搬送空間63の一部には、パレットP
を180゜反転可能な旋回空間63aが形成され、車の
姿勢を反転して出庫または入庫するように構成されてい
る。上記実施の形態によれば、同一の駆動源を有する移
載装置7とターンテーブル装置8から奏する第1の実施
の形態と同様の効果に加えて、入出庫階68で入出庫装
置69に進入、発進する車の姿勢を正逆方向に向けるこ
とができるので、進入と発進とを同一方向に行うことが
できる。したがって、入出庫階68のスペースが制約さ
れることがあっても、ターンテーブルを設けることな
く、入庫と出庫とをスムーズに行うことが可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上に述べたごとく請求項1記載の発明
によれば、昇降空間を昇降移動する昇降台とその両側の
駐車室の間でスイングアームにより車を移送する旋回ア
ーム式移載装置と、ターンテーブル装置とを昇降台に併
設し、旋回テーブルのアーム嵌合凹部にスイングアーム
を嵌合して、アーム旋回装置の駆動力により旋回テーブ
ルを旋回するように構成したので、旋回テーブル用の旋
回駆動装置が不要となる。またスイングアームおよびア
ーム旋回装置を中央部に配置しても、旋回テーブルが干
渉するような問題もなく、旋回アーム式移載装置とター
ンテーブル装置とを容易に併設することができる。これ
により回転駆動装置やその駆動系部材の簡素化を図るこ
とができて昇降台の重量増加も抑制できる。したがっ
て、入出庫階でターンテーブルの設置スペースが制限さ
れる場合であっても、入出庫部の設計の自由度を向上さ
せることができる。
【0042】また請求項2記載の発明によれば、搬送空
間を往復移動する搬送台車とその両側の駐車室の間でス
イングアームにより車を移送する旋回アーム式移載装置
とターンテーブル装置とを搬送台車に併設し、旋回テー
ブルのアーム嵌合凹部にスイングアームを嵌合して、ア
ーム旋回装置の駆動力により旋回テーブルを旋回するよ
うに構成したので、旋回テーブル用の旋回駆動装置が不
要となる。またスイングアームおよびアーム旋回装置を
中央部に配置しても、旋回テーブルが干渉するような問
題もなく、旋回アーム式移載装置とターンテーブル装置
とを搬送台車に容易に併設することができる。これによ
り回転駆動装置やその駆動系部材の簡素化を図ることが
できて搬送台車の重量増加も抑制できる。したがって、
搬送台車上でパレットを180度反転させて車の姿勢を
入れ替えることができ、入出庫階でターンテーブルの設
置スペースが制限される場合であっても、入出庫部の設
計の自由度を向上させることができる。
【0043】請求項3記載の発明によれば、スイングア
ームを両腕形として左右アーム部を設けることにより、
一方の駐車室から昇降台または搬送台車に移載したパレ
ットを、他方の駐車室に移載する場合に、センターシフ
ト装置によりスイングアームをシフトして一方のアーム
部の係合ローラを係合凹部から外し、他方のアーム部の
係合ローラを他方の係合凹部に嵌合させることで、片腕
形の従来のスイングアームでは、反転して元位置に復帰
させるのに比べて、短時間で次の移載動作を開始するこ
とができる。また、スイングアームの両アーム部によ
り、旋回駆動力をアーム嵌合凹部を介して旋回テーブル
に良好に伝達することができ、旋回テーブルを安定して
スムーズに旋回させることができる。
【0044】請求項4記載の発明によれば、スイングア
ームを両腕形として左右アーム部を設けることにより、
一方の駐車室から一端昇降台または搬送台車に搭載し
て、さらに他方の駐車室にパレットを移載する場合、パ
レット幅と略同一のスイングアームでは、搭載状態で左
右アーム部の係合ローラがパレットの左右の係合凹部に
それぞれ嵌合されていることから、昇降台または搬送台
車の搭載状態から直接スイングアームを反転することに
より、他方の駐車室への移載動作に移ることができる。
またパレット幅より短いスイングアームでは、サイドシ
フト装置によりスイングアームをシフトして反対側の係
合ローラをパレットの係合凹部に嵌合させてから、スイ
ングアームを反転するだけで、他方の駐車室への移載動
作に移ることができる。したがって、従来の片腕形スイ
ングアームのように旋回して反転する必要がなく、また
係合ローラを昇降してパレットの係合凹部に嵌合離脱す
る動作も不要で、短時間で一方から他方への移載動作を
行うことができる。また、スイングアームの両アーム部
により、旋回駆動力をアーム嵌合凹部を介して旋回テー
ブルに良好に伝達することができ、旋回テーブルを安定
してスムーズに旋回させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパレット式立体駐車設備の第1の
実施の形態を示し、立体駐車設備の全体構成図である。
【図2】同昇降台の側面断面図である。
【図3】同昇降台のテーブルリフト装置とセンターシフ
ト装置を示す平面断面図である。
【図4】同昇降台の移載装置とターンテーブル装置を示
す平面図である。
【図5】同昇降台にパレットを搭載した状態の平面図で
ある。
【図6】同昇降台の移載動作を説明する平面図である。
【図7】同昇降台の移載動作を説明する平面図である。
【図8】同昇降台の移載動作を説明する平面図である。
【図9】同昇降台の移載動作を説明する平面図である。
【図10】同昇降台の移載動作を説明する平面図であ
る。
【図11】同移載装置の変形例を示し、昇降台の移載装
置とターンテーブル装置を示す平面断面図である。
【図12】同昇降台のテーブルリフト装置とセンターシ
フト装置を示す平面断面図である。
【図13】同昇降台の移載動作を説明する平面図であ
る。
【図14】同昇降台の移載動作を説明する平面図であ
る。
【図15】同昇降台の移載動作を説明する平面図であ
る。
【図16】同昇降台の移載動作を説明する平面図であ
る。
【図17】同昇降台の移載動作を説明する平面図であ
る。
【図18】同昇降台の移載動作を説明する平面図であ
る。
【図19】本発明に係るパレット式立体駐車設備の第2
の実施の形態を示し、立体駐車設備の全体構成図であ
る。
【図20】同昇降台の側面断面図である。
【図21】同昇降台の移載装置とターンテーブル装置を
示す平面図である。
【符号の説明】
P パレット 2 昇降装置 3 昇降台 4 昇降空間 5 入出庫階 5a 入出庫スペース 6R,6L 駐車室 7 移載装置 8 ターンテーブル装置 9 昇降台ガイドローラ列 10 駐車室ガイドローラ列 11 移載レール 23 センターシフト装置 24 アーム旋回装置 25 回動軸 26 スイングアーム 26a,12b アーム部 27B,27A 係合ローラ 42 テーブルリフト装置 44 リング状ベアリング 45 旋回テーブル 46 アーム嵌合凹部 47 テーブルロック装置 51 移載装置 52 スイングアーム 52a,52b アーム部 53 サイドシフト装置 54 アーム嵌合凹部 55R,55L 受動レール 62 搬送台車 63 搬送空間 63a 旋回空間 64R,64L 駐車室 68 入出庫階 69 入出庫装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降台を昇降移動させる昇降空間の両側
    に、パレットを介して車を収容可能な駐車室を設け、前
    記昇降台に、アーム旋回装置によりスイングアームを垂
    直軸心周りに回動しその先端部をパレットに係合させて
    駐車室と昇降台との間でパレットを移載可能な移載装置
    を設けたパレット式立体駐車設備において、 前記昇降台に、前記スイングアームが動力伝達可能に嵌
    合するアーム嵌合凹部が上面に形成されるとともにパレ
    ットを下方から支持可能で旋回自在な旋回テーブルを有
    するターンテーブル装置と、該旋回テーブルを所定範囲
    で昇降させるテーブルリフト装置とを設け、 前記テーブルリフト装置により旋回テーブルを上昇させ
    てスイングアームをアーム嵌合凹部に嵌合させるととも
    に旋回テーブルによりパレットを下方から支持させ、ア
    ーム旋回装置によりスイングアームを介して旋回テーブ
    ルおよびパレットを旋回駆動するように構成したことを
    特徴とするパレット式立体駐車設備。
  2. 【請求項2】各駐車階で搬送台車を移動させる走行通路
    の両側に、パレットを介して車を収容可能な駐車室を設
    け、前記搬送台車に、アーム旋回装置によりスイングア
    ームを垂直軸心周りに回動しその先端部をパレットに係
    合させて搬送台車と駐車室、または搬送台車と入出庫階
    の入出庫部の間でパレットを移載可能な移載装置を設け
    たパレット式立体駐車設備において、 前記搬送台車に、前記スイングアームが動力伝達可能に
    嵌合するアーム嵌合凹部が上面に形成されるとともに、
    パレットを下方から支持可能で旋回自在な旋回テーブル
    を有するターンテーブル装置と、該旋回テーブルを所定
    範囲で昇降させるテーブルリフト装置とを設け、 前記テーブルリフト装置により旋回テーブルを上昇させ
    てスイングアームをアーム嵌合凹部に嵌合させるととも
    に旋回テーブルによりパレットを下方から支持させ、ア
    ーム旋回装置によりスイングアームを介して旋回テーブ
    ルおよびパレットを旋回駆動するように構成したことを
    特徴とするパレット式立体駐車設備。
  3. 【請求項3】スイングアームに、回動軸を中心として対
    称方向に伸びる左右アーム部を設けてパレットの幅より
    長く設定し、 前記左右アーム部の先端に、パレットの側辺部に形成し
    た係合凹部に移動自在に嵌合する係合ローラを設け、 前記回動軸を昇降台または搬送台車の前後方向の中心線
    上に配置するとともに、回動軸を中心線上に沿ってシフ
    トするセンターシフト装置を設け、 前記スイングアームを、前記中心線に対して略直角な姿
    勢で、前記センターシフト装置により前後方向にシフト
    して係合ローラをパレットの係合凹部に嵌合可能に構成
    したことを特徴とする請求項1または2記載のパレット
    式立体駐車設備。
  4. 【請求項4】スイングアームに、回動軸を中心として対
    称方向に伸びる短い左右アーム部を具備して、スイング
    アームの長さをパレットの幅と略同一かまたはパレット
    幅より短く設定し、 前記左右アーム部の先端に、パレットの側辺部に形成し
    た係合凹部に移動自在に嵌合する係合ローラを設け、 前記回動軸を昇降台または搬送台車の中心線の両側にシ
    フトするサイドシフト装置を設け、 前記サイドシフト装置によりスイングアームを左右方向
    にシフトし、スイングアームを前記中心線に対して略直
    角な姿勢まで回動させることにより、係合ローラを、パ
    レットの係合凹部に嵌合可能に構成したことを特徴とす
    る請求項1または2記載のパレット式立体駐車設備。
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