JP3190253B2 - 立体駐車設備 - Google Patents

立体駐車設備

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JP3190253B2 JP15873196A JP15873196A JP3190253B2 JP 3190253 B2 JP3190253 B2 JP 3190253B2 JP 15873196 A JP15873196 A JP 15873196A JP 15873196 A JP15873196 A JP 15873196A JP 3190253 B2 JP3190253 B2 JP 3190253B2
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睦男 大渕
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の駐車階に設
けられた駐車室に車を収容可能な立体駐車設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の立体駐車設備は、図12に示すよ
うに、複数の駐車階81A〜81Cに搬送台車82が走
行自在な走行空間83が形成され、走行経路83の両側
に複数の駐車室84が形成されて、走行台車82と駐車
室84との間で車を入出庫可能に構成されている。また
駐車室84の一部が、各駐車階にわたる昇降空間85に
形成され、この昇降空間85に昇降自在な昇降台86a
を有する昇降装置86が配設される。一方、入庫部87
および出庫部88を形成した入出庫階81Dには、建物
の構造に対応して入庫通路7aや出庫通路8aがそれぞ
れ形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、立体駐車設
備を設ける建物では、その建物特有の構造に影響され
て、支柱の位置や他の設備等に大きく影響される。した
がって、あらゆる空間に適応してスムーズに入出庫でき
る立体駐車設備の構造が望ましい。
【0004】たとえば、搬送台車82の走行空間83と
昇降装置86の昇降空間85とを接して配置するのが通
常であるが、入出庫階81Dの配置等も考慮すると、建
物の構造に起因してこれが不可能な場合があると、立体
駐車設備の設置が困難な場合が生じる。あるいは、強行
実施すると、建物内のスペースを有効に利用できないと
いう問題が生じる。
【0005】本発明のうち請求項1記載の発明は、上記
問題点を解決して、搬送台車の走行空間と昇降装置の昇
降空間とを離れて形成でき、有効に空間を利用できる立
体駐車設備を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、複数の駐車室に沿って移動自
在でこれら駐車室に対して車を入出庫可能な搬送台車装
置を有する複数の駐車階と、入出庫装置が配置された入
出庫階と、前記各駐車階と入出庫階にわたって昇降自在
で搬送台車装置との間で車を受け渡し可能な昇降台を有
する昇降装置とを具備した立体駐車設備において、1つ
の駐車階に2台の車を駐車可能な駐車室を少なくとも1
室以上形成し、各昇降装置の昇降台の昇降搬送空間と搬
送台車装置の水平搬送空間との間に、少なくとも車1台
分の収容スペースを有して車を搬送可能な中間コンベヤ
装置を備えた中間棚を形成し、2台の車を収容する駐車
室の奥側の車が出庫されるときに、他の駐車階の中間棚
を手前側の車の待機スペースとして使用するものであ
る。
【0007】上記構成によれば、昇降装置の昇降搬送空
間と搬送台車の水平搬送空間とを中間棚で連結すること
により、昇降台と搬送台車との間で容易に車を受け渡し
することができ、建物内部の構造に制約されずに立体駐
車設備を設置することができる。しかもこの中間棚によ
り、奥側の車の搬出時に他の階の中間棚を待機スペース
として使用できるので、各駐車階に空き駐車室を確保し
ておく必要が無くなり、収容台数を増大することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る立体駐車設
備の実施の形態を図1〜図11に基づいて説明する。
【0009】この立体駐車設備は、図1〜図3に示すよ
うに、建物1の所定の空間を有効利用して設置されたも
ので、複数の駐車階2A〜2Dと、最上の駐車階2Dの
上に入出庫階3が設けられている。そして、各駐車階に
は、建物に干渉すること無く直線状に配置された水平搬
送空間4に沿って移動自在な搬送台車装置5と、搬送空
間4の両側で建物の柱や設備に干渉しない範囲で複数設
置された駐車室6A,6Bとが設置されている。さら
に、水平搬送空間4から離れた位置に各駐車階2A〜2
Dおよび入出庫階3に連続する昇降搬送空間7が形成さ
れ、昇降台8を有する昇降装置9が設置されている。こ
れは、建物1の構造上、柱や付帯設備との干渉を避けて
配置すると、水平搬送空間4または昇降搬送空間7を接
して配設することができないためである。入出庫階3
は、昇降装置9の両側に入庫部11と出庫部12が形成
され、入庫部11に到達する入庫通路13と、出庫部1
2から発進させる出庫通路14が形成されている。
【0010】以下にこの立体駐車設備の詳細を説明す
る。各駐車階2A〜2Dに設けられた駐車室6A〜6C
は、1台を収容可能な第1駐車室6Aと、2台を収容可
能な第2駐車室6Bと、昇降搬送空間7の奥側に設置さ
れ昇降台8から直接車を入出庫できる第3駐車室6Cと
で構成され、建物1の構造に応じて許されるスペースを
有効利用して設置されている。また、昇降搬送空間7と
水平搬送空間4との間には、1台の車を収容可能な中間
棚21が設置されている。さらに第1,第2駐車室6
A,6Bには、前輪を支持する前輪用スラットコンベヤ
22aと後輪を支持する後輪用スラットコンベヤ22b
とで車輪を介して車を移動自在に支持する他動式の駐車
室コンベヤ装置22Aがそれぞれ配設されており、また
中間棚21と第3駐車室6Cには、前輪用スラットコン
ベヤ22aと後輪を支持する後輪用スラットコンベヤ2
2bとで車輪を介して車を移動自在に支持する駆動式の
駐車室コンベヤ装置22Bおよび中間コンベヤ装置22
Cがそれぞれ配置されている。
【0011】搬送台車装置5は、図4に示すように、台
車フレーム23に前輪用スラットコンベヤ24aおよび
後輪用スラットコンベヤ24bからなり台車コンベヤ駆
動モータ25により駆動される駆動式の台車コンベヤ装
置24が配設されている。また台車フレーム23の左右
両側には、遊転式の駐車室コンベヤ装置22Aに動力を
伝達して回転駆動する動力伝達装置26が設けられてお
り、この動力伝達装置26により台車コンベヤ装置24
の動力が駐車室コンベヤ装置22Aに伝達されて車を搬
送台車装置5と第1,第2駐車室6A,6Bとの間で受
渡しすることができる。
【0012】前記動力伝達装置26は、図5,図6に示
すように、台車フレーム23の台車コンベヤ装置24に
連結された連動軸31に電磁クラッチ32を介して駆動
ギヤ33が設けられるとともに、この連動軸31の両側
に揺動アーム34がその中央部を回動自在に支持されて
いる。この揺動アーム34の先端側には、伝動軸35を
介して駆動ギヤ33に噛合する伝動ギヤ36が回転自在
に支持され、また伝動軸35の両側に伝動ギヤ36のピ
ッチ円と同一直径のアイドルローラ37がそれぞれ設け
られている。また、台車フレーム23には、揺動アーム
34を回動して伝動ギヤ36を出退させる電動式連結ジ
ャッキ38が配設され、その出力ロッド38aが揺動ア
ーム34の基端部に連結されている。前記連結ジャッキ
38には、その推力を検知する推力検知器と出力ロッド
38aの出退量を検出する移動量検出センサが組み込ま
れている。
【0013】一方、駐車室コンベヤ装置22Aに連結さ
れた受動軸41には、前記伝動ギヤ36に噛み合い可能
な受動ギヤ42が固定されるとともに、前記アイドルロ
ーラ37が当接可能な一対の受けアイドルローラ43が
受動ギヤ42の両側で受動軸41に取り付けられてい
る。
【0014】したがって、搬送台車5を第1駐車室6A
または第2駐車室6Bあるいは中間棚21に対向して停
止した後、動力伝達装置26を作動させる。すなわち電
磁クラッチ32を作動して連動軸31と駆動ギヤ33と
を切離し、伝動ギヤ36を遊転状態とした後、連結ジャ
ッキ38を作動して出力ロッド38aを収縮させ、揺動
アーム34を矢印A方向に回動させて伝動ギヤ36を受
動ギヤ42側に突出移動させる。そして、アイドルロー
ラ37が受けアイドルローラ43に当接されると、連結
ジャッキ38が停止され、この接触を連結ジャッキ48
の推力検知器と移動量検出センサの検出により、伝動ギ
ヤ36が受動ギヤ52に正確に噛み合ったことが確認さ
れる。噛み合いが確認できない場合は、連結ジャッキ3
8により伝動ギヤ36を後退させ、電磁クラッチ32を
非作動としてコンベヤ駆動モーターを僅かに作動し伝動
ギヤ36をおよそ1/2ピッチ分回転させた後、前記動
作を繰り返せばよい。これにより、搬送台車装置5の台
車コンベヤ装置24の駆動力を第1駐車室6Aまたは第
2駐車室6Bにそれぞれ伝達して、車を受け渡しするこ
とができる。
【0015】前記昇降装置9の昇降台8は、昇降搬送空
間7の所定位置で車を180°反転させるコンベヤ付の
旋回テーブル装置51が設けられている。すなわち、図
7〜図9に示すように、昇降駆動装置52にワイヤロー
プを介して昇降自在に支持された昇降フレーム53に、
軸受を介して旋回軸54が回転自在に立設されている。
この旋回軸54の上端部に旋回フレーム55が取り付け
られると共に、旋回軸54の中間部に旋回リングギヤ5
6aが固定されている。昇降フレーム53には、旋回駆
動モータ56bに減速機を介して回転駆動される駆動ギ
ヤ56cが前記旋回リングギヤ56aに噛み合わされ
て、旋回駆動装置56が構成されている。また旋回フレ
ーム55の前後位置には、前輪と後輪とをそれぞれ移動
自在に搭載する一対のスラットコンベヤ57A,57B
からなる昇降台コンベヤ装置57が搭載されている。こ
の台車コンベヤ装置57は、旋回フレーム55の両側端
部に回転軸57aを介して複数(図では3個)のスプロ
ケット57bが回転自在に支持され、左右のスプロケッ
ト57b間にチェーン57cが巻張されている。そして
前後のチェーン57c間に多数のスラットバー57dが
掛け渡されている。また両スラットコンベヤ57A,5
7Bにわたって共通する回転軸57aに減速機を介して
連動連結されたコンベヤ駆動モータ57eにより駆動さ
れる。前記スラットバー57dはチェーン57cに案内
されて旋回フレーム55の上面および下面に沿って移動
するように構成されて旋回フレーム55の大部分が昇降
台コンベヤ装置57の内部に収容され、昇降台コンベヤ
装置57を含む旋回フレーム55全体が嵩低く構成され
る。57fはそれぞれのスラットコンベヤ57A,57
Bの端部にそれぞれ配設された補助ローラである。
【0016】したがって、駐車階2A〜2Dのうち第3
駐車室2C(中間棚21も含む)車を収容していない階
を選択して、台車コンベヤ装置57が駐車室コンベヤ装
置22に干渉しない位置に停止させ、旋回駆動装置56
により旋回フレーム55を180°旋回させて昇降台コ
ンベヤ装置57上の車を容易に反転させることができ
る。
【0017】昇降搬送空間7に面して中間棚21と反対
側に設けられた第3駐車室6Cは、駆動モータ(図示せ
ず)を備えた駆動式の駐車室コンベヤ装置22Bが配設
されており、昇降台8との間で直接車を受け渡しするこ
とができる。
【0018】図10,図11に示すように、前記入出庫
階3の入庫部12には、前輪用スラットコンベヤ61a
と後輪用スラットコンベヤ61bからなる入庫コンベヤ
装置61が配設され、昇降台8に車を搬入することがで
きる。また出庫部12にも前輪用スラットコンベヤ62
aと後輪用スラットコンベヤ62bからなる出庫用コン
ベヤ装置62が配設され、昇降台8から車を受け取って
搬出することができる。ところで出庫通路14は、入庫
通路13の下方を通過する構造になっているため、出庫
部12から車を一旦後退してから発進することで出庫通
路14を容易に走行することができる。ところが、出庫
用コンベヤ装置62上から車の後方直進方向には、建物
1の付帯設備Tが設置されており、ハンドルを切りつつ
後退しなければならず、安全性に問題がある。この実施
の形態では、後方に直進して出庫可能なように出庫用コ
ンベヤ装置62に車体姿勢調整装置63が設けられてい
る。
【0019】この車体姿勢調整装置63は、後輪用スラ
ットコンベヤ62bの停止位置を、前輪用スラットコン
ベヤ62aの停止位置からさらに搬送させた下流位置と
することで、車輪を出庫用コンベヤ装置62上で滑らせ
て車体を傾斜させるものである。すなわち、車体姿勢調
整装置63は、前輪用スラットコンベヤ62aの所定位
置上方で、搬送方向と直交する方向に上部前方の投光器
64aから中央下部の受光器64bに第1光軸S1を形
成する光電管検出装置からなる第1車体検出装置64
と、前記第1車体検出装置64の搬送方向後方で後輪用
スラットコンベヤ62bの所定位置上方で、出庫方向
(車体後部が右側に傾斜する方向)で上部後方の投光器
65aから中央下部の受光器65bにわたって第2光軸
S2を形成する光電管検出装置からなる第2車体検出装
置65と、これら第1車体検出装置64および第2車体
検出装置65の検出信号に基づいて、前輪用スラットコ
ンベヤ62aの前輪用駆動モータ62cを操作するとと
もに、後輪用スラットコンベヤ62bの後輪用駆動モー
タ62dを操作する発進方向制御装置66とで構成され
ている。
【0020】したがって、出庫用コンベヤ装置62によ
り送られてくる車が第1光軸S1を横切り第1車体検出
装置64で検出されると、検出信号に基づいて発進方向
制御装置66により前輪用駆動モータ62cが停止され
て前輪用スラットコンベヤ62aによる前輪の搬送が停
止される。すると後輪用スラットコンベヤ62bによる
搬送力が後輪を介して車体に加わり、前輪と後輪がそれ
ぞれ出庫用コンベヤ装置62のスラットバー上を滑るこ
とで、車体が前輪側を中心として傾動される。そして車
体後部が第2光軸S2を横切ると、第2車体検出装置6
5の検出信号に基づいて後輪用スラットコンベヤ62b
が停止される。これにより、車体は後方直進方向に付帯
設備Tのない傾斜姿勢で停止される。
【0021】上記構成の立体駐車設備における入庫方法
および出庫方法を説明する。 .入庫通路13から進入する車が入庫部11の入庫用
コンベヤ装置61上に停止される。運転者が降車した
後、入庫用コンベヤ装置61と昇降台コンベヤ装置57
とが駆動され車が入庫部11から昇降装置9の昇降台8
に搬入される。
【0022】.昇降台8を昇降搬送空間7に沿って下
降させ、第3駐車室6Cに車が収容されていない駐車階
2A〜2Dのいずれかで回転する旋回フレーム55が干
渉しない位置に停止させる。そして旋回テーブル装置5
1を駆動して車を180°反転させる。そして、目的と
する駐車階2A〜2Dまで昇降搬送されて停止される。
【0023】.昇降台コンベヤ装置57と中間コンベ
ヤ装置22Cがそれぞれ駆動されて車が昇降台8から中
間棚21に移載される。さらに、中間棚21に対抗して
停止された搬送台車装置5の台車コンベヤ装置24が駆
動されて車が中間コンベヤ装置22Cから昇降台車装置
5上に移載される。
【0024】.搬送台車装置5を水平搬送空間に沿っ
て走行させ、目的の第1または第2駐車室6A,6Bに
対抗して停止させ、動力伝達装置26により駐車室コン
ベヤ装置22Aを駆動して、台車コンベヤ装置24から
駐車室コンベヤ装置22Aに入庫する。
【0025】もちろん、各第1〜第3駐車室6A〜6C
には、それぞれ地番が割り当てられ、公知の入庫検知信
号に基づいて立体駐車設備の中央制御装置により地番管
理がされており、駐車台数の異なる第1駐車室6Aと第
2,第3駐車室6B,6Cが混在していても正確に配車
される。
【0026】.出庫に際しては、目的とする車が収容
された駐車室6A,6Bに対抗して搬送台車装置5を停
止させ、動力伝達装置26により駐車室コンベヤ装置2
2Aを駆動して、車を駐車室コンベヤ装置22Aから台
車コンベヤ装置24に出庫する。第2駐車室6Bの奥側
に収容された車は、先ず、手前側の車を搬送台車装置5
により、他の空き駐車室6A,6Bに移し終えた後、目
的の車を出庫する。なお、通常2台を収容する駐車室6
Bを備えた駐車設備の場合、手前側の車を仮置きする為
に1台分の空きスペースを必ず開けておく必要がある
が、この実施の形態では、他の駐車階2A〜2Dの中間
棚21を待機用のスペースとして利用できるため、各駐
車階の駐車室6A〜6Cに全て車を入庫することができ
る。
【0027】.そして、搬送台車装置5を中間棚21
まで走行させて停止した後、中間棚21の中間コンベヤ
装置22Cを駆動し、車を台車コンベヤ装置24から中
間コンベヤ装置22Cを介して昇降台8の昇降台コンベ
ヤ装置57に移送する。また車が第3駐車室6Cに収容
されている場合には、第3駐車室6Cの駐車室コンベヤ
装置22Bから昇降台8の昇降台コンベヤ装置57に直
接出庫される。
【0028】.昇降装置9により昇降台8が入出庫階
3に停止されると、昇降台コンベヤ装置57と出庫用コ
ンベヤ装置62が駆動されて車が昇降台8から出庫部1
2に移送される。そして、出庫姿勢調整装置63によ
り、車体が傾斜した姿勢で停止される。
【0029】.運転者が車に乗り込んで車を直進方向
に後退させ、次いで前進させて出庫通路14から出庫さ
れる。
【0030】上記実施の形態によれば、 1.出庫部14において、出庫用コンベヤ装置62に出
庫姿勢調整装置63を設けたので、出庫時の車体の向き
を任意に調整することができ、出庫部14の近傍に障害
物があったとしても、この障害物を避けて車体を傾斜さ
せて停止することができるので、車を直進方向に発進さ
せて出庫することができ、安全に出庫することができ
る。しかも、ターンテーブルのような大掛かりな装置も
不要で、設備コストも低くできる。
【0031】また光電管検出器からなる第1車体検出装
置64と第2車体検出装置65を使用するので、車体を
確実に検出することができ、安全性が高い。なお、前輪
用および後輪用スラットコンベヤ62a.62b上で車
輪を滑られせて車体を傾動させるが、スラットバー上で
の摩擦による車輪側および出庫用コンベヤ装置62側へ
の負荷は極めて小さく、幾分広い幅のスラットバーベル
トが必要なこと以外はほとんど問題になることもない。
【0032】2.昇降装置9の昇降台8に旋回テーブル
装置51を設け、この旋回フレーム55に設けられる昇
降台コンベヤ装置57のスラットバーベルトを旋回フレ
ームの上面と下面に沿って移動するように配置したの
で、旋回部分を嵩低く形成することができ、昇降搬送空
間7で干渉しない任意の部分を利用して車を180°旋
回させることができる。したがって、旋回テーブルやそ
の他旋回装置を設けるのに比べて省スペースで車を容易
に旋回させることができ、立体駐車設備の自在性をより
拡大することができる。
【0033】3.昇降搬送空間7の背面側に、昇降台8
から直接入出庫できる第3駐車室6cを設けたので、建
物1内の空きスペースを有効利用することができ、A勇
者収容台数を増加できる。また、1台を収容可能な第1
駐車室6Aと2台を収容可能な第2駐車室6Bとを混在
させることにより、建物1内のスペースをより有効利用
して収容台数を増大することができる。
【0034】4.建物1の構造や付帯設備により、水平
搬送空間4と垂直搬送空間7とが接して配置できない場
合であっても、中間棚21を設けることにより、昇降台
8と搬送台車装置5との車の受け渡しを容易に行うこと
ができ、建物1内での設計の自由度を拡大できる。ま
た、通常2台を収容可能な駐車室6Bを備えた駐車設備
では、手前側の車を仮置きするために常に1台分の駐車
スペースを空けておく必要があるが、他の駐車階の中間
棚21を待機用のスペースとして利用することにより、
駐車室6A〜6Cに空きスペースを確保する必要が無く
なり、駐車容積を増大することができる。
【0035】
【発明の効果】以上に述べたごとく、請求項1記載の発
明によれば、昇降装置の昇降搬送空間と搬送台車の水平
搬送空間とを中間棚で連結することにより、昇降台と搬
送台車との間で容易に車を受け渡しすることができ、建
物内部の構造に制約されずに立体駐車設備を設置するこ
とができる。しかもこの中間棚により、奥側の車の搬出
時に他の階の中間棚を待機スペースとして使用できるの
で、各駐車階に空き駐車室を確保しておく必要が無くな
り、収容台数を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立体駐車設備の実施の形態を示す
側面断面図である。
【図2】同駐車階の全体平面図である。
【図3】同入出庫階の全体平面図である。
【図4】同搬送台車装置の斜視図である。
【図5】同搬送台車装置の動力伝達装置を示す側面図で
ある。
【図6】同搬送台車装置の動力伝達装置を示す平面図で
ある。
【図7】同昇降台の平面図である。
【図8】同昇降台の側面断面図である。
【図9】同昇降台の正面断面図である。
【図10】同入出庫部を示す拡大平面である。
【図11】同出庫部の正面図である。
【図12】従来の立体駐車設備を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 建物 2A〜2D 駐車階 3 入出庫階 4 水平搬送空間 5 搬送台車装置 6A〜6C 駐車室 7 昇降搬送空間 8 昇降台 9 昇降装置 11 入庫部 12 出庫部 14 出庫通路 21 中間棚 22A,22B 駐車室コンベヤ装置 22C 中間コンベヤ装置 23 台車フレーム 24 台車コンベヤ装置 26 動力伝達装置 51 旋回テーブル装置 57 昇降台コンベヤ装置 62 出庫用コンベヤ装置 63 出庫姿勢調整装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−82920(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/18 609

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の駐車室に沿って移動自在でこれら駐
    車室に対して車を入出庫可能な搬送台車装置を有する複
    数の駐車階と、入出庫装置が配置された入出庫階と、前
    記各駐車階と入出庫階にわたって昇降自在で搬送台車装
    置との間で車を受け渡し可能な昇降台を有する昇降装置
    とを具備した立体駐車設備において、1つの駐車階 に2台の車を駐車可能な駐車室を少なくと
    も1室以上形成し、各昇降装置の昇降台の昇降搬送空間
    と搬送台車装置の水平搬送空間との間に、少なくとも車
    1台分の収容スペースを有して車を搬送可能な中間コン
    ベヤ装置を備えた中間棚を形成し、2台の車を収容する
    駐車室の奥側の車が出庫されるときに、他の駐車階の中
    間棚を手前側の車の待機スペースとして使用することを
    特徴とする立体駐車設備。
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