JP2003166137A - 竹の皮の利用方法及びその製品 - Google Patents

竹の皮の利用方法及びその製品

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミとして殆どが処理されていた筍や竹の根
元から大量に発生する竹の皮から竹繊維を取り出して有
効に利用する竹の皮の利用方法及びその製品を提供す
る。 【解決手段】 竹の皮10を解繊して竹繊維20を取り
出し、それを和紙、糸、繊維織物、板材、無機質系の建
築板や土壁等の建材用の補強繊維、枕の充填材として利
用する。これにより、従来ゴミとして焼却されたり、そ
のまま放置されたりしていた竹の皮を資源として有効に
利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然の竹の皮から
得た竹繊維の利用方法及びその製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、竹は繊維が長く真っ直ぐであるた
めその利用を検討されたが、成熟した竹の幹から取り出
される繊維は硬くて腰が強過ぎるので、竹繊維を紙の原
料や木質系の建築用板材の原料として用いられることは
あまりなく、竹そのものを工芸品や日用雑貨品の材料、
更には建材として用いることが殆どであった。そのため
筍や竹の根元に多く発生する竹の皮も、ほんの少量が食
料品やお菓子の梱包材料或いは版画等の馬楝、ぞうり等
として用いられたり、竹の子の皮等柔らかいものは、飼
料の原料として用いる程度であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようであるか
ら、竹の皮は竹林の堆肥の原料として放置されたり、焼
却処分されるのが大半で有り、殆どその用途は無いに等
しかった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、そのまま放置されるか、ゴミとして殆どが処理され
ていた筍や竹の根元から大量に発生する竹の皮から竹繊
維を取り出して有効に利用する竹の皮の利用方法及びそ
の製品を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う第1の発
明に係る竹の皮の利用方法は、竹の皮を解繊して得た竹
繊維を主原料とし、これを紡いで糸としている。第2の
発明に係る竹の皮の利用方法は、セルロースを主体とす
る竹の皮を水酸化ナトリウムと二硫化炭素で処理したビ
スコースを、小孔から凝固液中に押し出して長い繊維を
造り、この長い繊維を紡いで糸としている。第3の発明
に係る竹の皮の利用方法は、第2の発明に係る方法にお
いて、前記竹の皮は、ショットブラスト、スタンパー、
及びビーターのいずれか1の物理的衝撃手段によって解
繊処理を行い、更に繊維分以外の粉状物が除去されたも
のを使用している。
【0005】第4の発明に係る竹の皮の利用方法は、第
2の発明に係る方法において、前記竹の皮はアルカリで
煮沸して繊維を柔らかくすることによって不純物を除去
している。第5の発明に係る竹の皮の利用方法は、竹の
皮を解繊して得た竹繊維を煮沸して繊維の膨潤を促進し
た後、水洗いして精選した竹繊維を得、次いで前記精選
した竹繊維を撚り合わせて糸としている。第6の発明に
係る竹の皮の利用方法は、第1〜第5の発明に係る方法
によって製造された糸を織って布としている。第1〜第
6の発明に係る竹の皮の利用方法(及び以下に記載する
第7〜第22の発明も同様)によって、従来殆ど役に立
たなかった竹の皮を有効なセルロース源として使用でき
る。特に、第1〜第6の発明に係る竹の皮の利用方法
は、竹の皮を資源として糸やこれを織った布にするの
で、新規な見かけと手触りの糸や織物を得ることができ
る。
【0006】第7の発明に係る竹の皮の利用方法は、竹
の皮を解繊して得た竹繊維を紙の原料として使用してい
る。第8の発明に係る竹の皮の利用方法は、竹の皮を解
繊して得た竹繊維を煮沸して繊維の膨潤を促進した後、
水洗いして精選した竹繊維を得、前記精選した竹繊維を
単独のまま又は一部を楮又は三椏等の繊維植物からなる
和紙原料繊維に混合し、叩解した後、水に分散して漉い
て和紙を作っている。第7、第8の発明によって、竹繊
維の有する特有の風合いの紙や新しい風合いの和紙を得
ることができる。第9の発明に係る竹の皮の利用方法
は、竹の皮を解繊して得た竹繊維を主原料とし、これに
接着剤を加えて板材としている。第10の発明に係る竹
の皮の利用方法は、竹の皮を解繊して得た竹繊維に熱硬
化性の合成樹脂接着剤を添加し、含水率を調整した後、
乾式抄造してマット状に形成し、次いで熱圧成形して繊
維板としている。
【0007】第11の発明に係る竹の皮の利用方法は、
竹の皮を解繊して得た竹繊維を無機質系の建築板や土壁
等の建築用材料の補強繊維としている。第9〜第11の
発明によって、新規な建築用板材を得ることができる。
これにより、強度に優れた無公害の無機質系建築板や土
壁を提供できる。第12の発明に係る竹の皮の利用方法
は、竹の皮を解繊、又は解繊の代わりに裁断若しくは粉
砕して得た繊維を、枕の充填材としている。これによ
り、弾力性や吸湿性に優れた枕を提供できる。第13の
発明に係る竹の皮の利用方法は、第7〜第12の発明に
係る方法において、前記竹の皮の解繊は、乾燥した竹の
皮に物理的な衝撃を与えることによって行っている。第
14の発明に係る竹の皮の利用方法は、第13の発明に
係る方法において、前記物理的な衝撃を与える手段は、
ショットブラスト、スタンパー、及びビーターのいずれ
か1が用いられている。
【0008】また、前記目的に沿う第15の発明に係る
竹の皮製品は、竹の皮を解繊して得た竹繊維が一部又は
全部に用いられた紙からなる。第16の発明に係る竹の
皮製品は、竹の皮を解繊して得た竹繊維の一部に楮又は
三椏等の繊維植物を含んだ和紙からなる。第17の発明
に係る竹の皮製品は、竹の皮を解繊して得た竹繊維を主
原料とした糸からなる。第18の発明に係る竹の皮製品
は、第17の発明に係る前記糸が織られた布からなる。
第19の発明に係る竹の皮製品は、竹の皮を解繊して得
た竹繊維と接着剤を主体とする板材からなる。第20の
発明に係る竹の皮製品は、竹の皮を解繊して得た竹繊維
と熱硬化性の合成樹脂接着剤を主体とする繊維板からな
る。第21の発明に係る竹の皮製品は、竹の皮を解繊し
て得た竹繊維を主体とする無機質系の建築板や土壁等の
建築用材料の補強繊維からなる。そして、第22の発明
に係る竹の皮製品は、竹の皮を裁断、粉砕、又は解繊し
て得た繊維を主体とする枕の充填材からなる。
【0009】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る竹の皮の利用方法における竹繊維の製造工程を
示す説明図、図2は竹の皮より糸を製造する装置の説明
図である。
【0010】以下、本発明の一実施の形態に係る竹の皮
の利用方法及び竹の皮製品について説明する。図1に示
すように、まず、原料となる竹の皮10として筍11の
皮や竹12の根元にある皮を使用するので、通常は竹林
や青物市場、八百屋等から収集する集積工程Aから始ま
る。なお、竹の皮10を得る竹の種類は特に限定される
ものではないが、マダケ、モウソウチク、ハチク、クロ
チク、ヤダケ、メダケ等の竹が好ましく用いられ、本実
施の形態においては日本で比較的容易に入手できるモウ
ソウチクから竹の皮10を得た。
【0011】つづいて、竹の皮10は水洗い工程Bによ
り水を用いて表面に付着した土や埃を取り除く。本実施
の形態において、水洗いの手段は、水を吹き付けるシャ
ワー15を用いたが、水槽に浸漬して洗う洗濯機であっ
ても良い。次に、水洗いした竹の皮10は、乾燥工程C
に移る。竹の皮10を乾燥するのは次の解繊工程Dで竹
の皮10を繊維に解繊し易くすることにある。この例で
は、乾燥手段として熱や熱風を利用した乾燥機18を用
いている。なお、他の乾燥手段としては大気中に放置す
る自然乾燥や真空乾燥でもよい。次に、前記乾燥した竹
の皮10の解繊工程Dに移る。竹の皮10に物理的な衝
撃を与える手段の一例であるショットブラスト19を用
いて、繊維が竹の皮の長さ方向に平行に配列されている
竹の皮10を解繊する。ショットブラスト19以外に、
木の棒を用いて叩いたり、スタンパー等の打解機やビー
ター等の叩解機を用いることで容易に解繊できる。な
お、通常の解繊機(ディスクリファイナー等)を用いる
と竹繊維が不規則に切断されて粉々になり、求める竹繊
維が得られないので、繊維分を溶解させてビスコースに
する場合は問題はないが、そのまま繊維として使用する
場合には、通常の解繊機の使用は好ましくない。
【0012】次いで、解繊された竹の皮は篩22に掛け
て竹繊維20と微粉21に分篩する分篩工程Eに移る。
この実施の形態では篩22を用いたが、風を吹き付けて
不純物からなる微粉(繊維分以外の粉状物)21を吹き
飛ばして分篩することも可能である。また、水流を用い
て分級することもできる。篩分けられた竹繊維20の太
さや長さは原料となる竹の皮10の大きさによっても異
なるが、例えば太さは0.1〜0.2mmで長さは3〜
30cm程度の寸法のものが得られる。上記のようにし
て取り出した竹繊維20は貯留工程Fで、容器25に入
れて貯留される。前記工程A〜Fを経て竹の皮10から
取り出した竹繊維20を紙の一例である和紙の原料とし
て利用する場合は、竹繊維20を煮沸して繊維の膨潤を
促進させた後、水洗いして柔軟性を持った精選された竹
繊維を得、この柔軟性を持った精選された竹繊維を単独
のままか一部を楮又は三椏等(すなわち、繊維植物)か
ら調整された和紙原料繊維に混合し、叩解した後水に分
散して漉いて和紙を作る。
【0013】竹繊維を膨潤させるための煮沸時間は1〜
1.5時間程度である。この実施の形態では1時間煮沸
した。なお、繊維の膨潤を更に促進して竹繊維に一層の
柔軟性を付与するためにソーダ灰や苛性ソーダのアルカ
リ剤を湯に少量添加することも好ましい。また、更にさ
らし粉、過酸化水素水等の漂白剤を添加して漂白しても
よく、漂白すると脱色された原料繊維を得ることができ
る。煮沸され柔軟性を持ち精選された竹繊維は水槽や流
水で良く洗い、絞って繊維中の不純物を取り除き、原料
繊維とする。このようにして作成した原料繊維を単独の
ままか、その一部を楮又は三椏等から調整された和紙原
料繊維に混合する。この実施の形態としては、原料繊維
を単独のまま使用した。なお、原料繊維を和紙原料繊維
に混合する場合の比率としては、40〜60重量%程度
の範囲が好ましい。なお、ここでいう楮や三椏を原料と
した和紙原料繊維とは、枝を蒸気蒸し→皮をはぎ取り→
天日で乾燥→水槽で水浸→釜で煮て湯上げ→釜上げ→水
中で搾って搾水するまでの常用の工程を経て製造された
繊維を指す。
【0014】その後、前記原料繊維を単独のままか、そ
の一部を和紙原料繊維に混合した繊維を長い繊維がなく
なるまで叩いて叩解し、紙の原料とする。前記の原料繊
維又は和紙原料繊維と混合した繊維を叩く手段として
は、従来のように木の棒を用いて手で叩いても良いし、
電動式のスタンパーという打解機やビーターという叩解
機を用いることができる。この実施の形態では前記原料
繊維を木の棒を用いて手で叩いた。最後に、前記紙の原
料を水に分散し、細かい網や簾を用いて漉くことで和紙
を作った。なお、紙の原料を叩解する方法や漉く方法は
従来の和紙の製造工程で行われてきた方法をそのまま採
用した。
【0015】前記した工程A〜Fによって得た竹繊維2
0を主原料とし、これを紡いで糸として利用する場合
は、前記和紙を作る場合と同様の方法で柔軟性を持った
精選された竹繊維を製造する。特に、精選された竹繊維
に一層の柔軟性を付与するために前記した煮沸時間の長
さを更に長くしたり、ソーダ灰や苛性ソーダのアルカリ
剤を湯に添加して処理することが好ましい。この実施の
形態では竹繊維を苛性ソーダを添加したお湯で2時間煮
沸した。次いで、前記柔軟性を持った精選された竹繊維
を撚り合わせて糸とする。紡績の手段は特に限定しない
が、前記柔軟性を持った精選された竹繊維の柔軟性や強
度を考慮すると昔ながらの手による紡ぎ方法が好まし
い。この実施の形態でも手による紡ぎ方法を採用した。
そして、前記糸を機織り機を用いて織り合わせ、繊維織
物(布)とすることもできる。機織り機としては、糸の
柔軟性や強さから手織り機が最も使い易い。なお、前記
糸を使用した織物は前記糸を単独で使用した織物であっ
てもいいし、麻や綿等の植物繊維と組み合わせて織って
も良い。この実施の形態では縦糸に麻糸を横糸に竹繊維
から紡いだ糸を用いて繊維織物とした。
【0016】次に、図2を参照しながら、前記した工程
A〜Fによって得た竹繊維20を用いて、糸や布を製造
する他の方法について説明する。セルロースを主成分と
する竹繊維20を適当濃度(この実施の形態では15〜
20%)で約20〜25℃の苛性ソーダ溶液に1〜3時
間浸してアルカリセルロースを造り、圧搾して余分な苛
性ソーダ液を除去する。この処理を行ったアルカリセル
ロースを解砕し、これを1日程度放置する。このアルカ
リセルロースを容器に入れて、このアルカリセルロース
の重量の35%量の二硫化炭素を入れて、20〜25℃
(常温)で硫化する。時間の経過と共に、アルカリセル
ロースが硫化されてゼリー状となる。約5〜6時間程度
のこの処理を行った後に、減圧して残った二硫化炭素は
蒸発除去し、セルロースキサントゲン酸ナトリウムを得
る。図2に示す容器27に薄い苛性ソーダ溶液を入れ
て、セルロースキサントゲン酸ナトリウムを入れる。こ
れによって、セルロースキサントゲン酸ナトリウムが苛
性ソーダ溶液に溶けてビスコース液28ができる。この
ビスコース液28は苛性ソーダを3〜8%、セルロース
を7〜15%含むように予め投入量を調整する。
【0017】このビスコース液28をポンプ29及び逆
止弁30を介して別の密閉容器31に導く。密閉容器3
1の底には複数のノズル32が設けられている。このノ
ズル32には複数(5〜20本)のノズル小孔が隙間を
あけて設けられ、密閉容器31内のビスコース液28を
線状に噴出できる構造となっている。なお、密閉容器3
1の上部には圧縮空気が導入されて、内部のビスコース
液28を加圧してノズル32から噴出させるようにして
いる。ノズル32から噴出されたビスコース液28は深
樋33内に導かれる。深樋33内には凝固液の一例であ
る希硫酸液が充填されており、セルロースキサントゲン
酸ナトリウムが化学変化を起こして元のセルロースの細
くて長い線(繊維)になる。なお、図2において、3
4、35は開閉バルブであって、36は圧縮空気の配管
を示し、37は濾過用のスクリーンを、38は容器27
の開口部を、39はその蓋を示す。この線を乾燥し、縒
り合わせることによって竹の皮を原料として糸が出来上
がる。なお、更に太い糸を造る場合には、この糸を縒り
合わせて造る。ここで、原料として竹の皮のみでなく、
その外のセルロース成分を少しの範囲で入れる場合も本
発明は適用される。また、この糸から布を織ることは当
然でき、従ってこの布から衣服を縫製することもでき
る。前記糸に凹凸や曲がりを設けることは自由である。
この実施の形態においては、ビスコース法によって竹の
皮から糸を作っているが、周知の銅アンモニア法(ベン
ベルグ法)によって糸を作ることもできる。
【0018】次に、前記した工程A〜Fを経て得た竹繊
維20を原料とし、これに接着剤の一例である熱硬化性
の合成樹脂接着剤を添加し、含水率を調整した後、乾式
抄造してマット状に形成し、次いで熱圧成形して板材の
一例である繊維板とすることもできる。なお、竹繊維2
0は前記した和紙や糸として利用する場合と同様に、煮
沸したり薬剤を添加して柔軟性を付与する処理を行って
も良い。竹繊維20に添加される熱硬化性の合成樹脂接
着剤としては、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹
脂等から選ばれた接着剤があり、竹繊維20に対して5
〜13重量%の範囲で添加される。この実施の形態では
メラミン樹脂接着剤を用い、竹繊維20に対して8重量
%を添加した。
【0019】前記竹繊維20は水分量がそれほど高くは
ないので、あまり乾燥する必要はないが添加された接着
剤の水分を適度に飛ばすためにドライヤーを用いて含水
率を10%以下程度までに乾燥する。乾燥された竹繊維
は金網や気流で繊維の粒度別に分級される乾式抄造機に
よって繊維を均一に飛散させてマット状に成形する。つ
いで、平坦な熱盤を用いて130〜160℃の範囲にあ
る温度で10〜30kg/cm2 程度の圧力で熱圧成形
してMDF(中比重繊維板)に類似する見かけの繊維板
を得る。この実施の形態ではホットプレス機を用いて温
度150℃、圧力25kg/cm2 で熱圧締し、厚さが
15mmの繊維板を得た。
【0020】前記工程A〜Fを経て得た竹繊維20を無
機質系の建築板や土壁等の建築用材料の補強繊維として
利用する場合は、竹繊維20を0.5〜5cm程度の長
さに揃えて切断し、切断した竹繊維を石膏ボード、スラ
グセメント板、珪酸カルシウム板等の無機質系の建築板
の原料スラリー中や泥と水を練り合わせた土壁用原料の
中へパルプ繊維や藁の代わりに混入して板として成形す
ることで建築板や土壁の強度を向上させる。この実施の
形態では、1cm程度の長さに切断した竹繊維を石膏ボ
ードのスラリー中へ添加混合して補強繊維として用い
た。なお、この補強繊維は植物繊維であるからアスベス
ト繊維のような発癌性の危険性もなく、安心して使用で
きる。竹の皮を裁断、粉砕、又は解繊して得た繊維を枕
の充填材とすることもできる。竹の皮に付着したゴミや
泥を取り除き、乾燥させた後そのままか、適当な大きさ
に裁断するか、粉砕或いは解繊して得た繊維を蕎麦殻等
に代えて枕に充填して用いる。
【0021】前記実施の形態に係る竹の皮の利用方法に
おいて、竹の皮10の解繊は、乾燥した竹の皮10に物
理的な衝撃を与えて行ったが、物理的な衝撃を与えて解
繊するのは、竹の皮が薄くしかも繊維が一定の方向に平
行に配列されているから繊維間に力が加わると容易に裂
けて細くて長い竹繊維を収率良く取り出すことができる
からである。また、前記実施の形態においては、竹の皮
を物理的方法によって解繊しているが、例えば、アルカ
リ溶液を入れて煮る等の化学的方法によって解繊しても
よい。更には、竹の皮自身が有する不純物を多少含んだ
状態で、紙、糸等を製造してもよい。また、前記実施の
形態では原料繊維の製造過程で漂白剤を添加したが、原
料繊維の製造後でも、製品の製造後でも適宜必要な過程
で漂白処理を行うことは自由である。また、漂白しない
で竹繊維の自然の色そのままの商品とするのも自由であ
る。
【0022】
【発明の効果】請求項1〜14記載の竹の皮の利用方法
及び請求項15〜22記載の竹の皮製品は、以上の説明
からも明らかなように、従来ゴミとして焼却されたり、
そのまま放置されたりしていた竹の皮を用いて、糸やこ
れを用いた布あるいは繊維織物、紙、和紙、板材、繊維
板、建材用の補強繊維、枕の充填材として再生している
ので、資源の有効利用を図ることができる。特に、請求
項1〜5記載の竹の皮の利用方法及び請求項17記載の
竹の皮製品は、竹の皮を化学繊維とは異なりセルロース
を主体にしているので、環境に優しく、使用後はそのま
ま廃棄しても特に、環境汚染の問題が発生しない糸を提
供できる。請求項6記載の竹の皮の利用方法及び請求項
18記載の竹の皮製品は、竹の皮を布として使用するの
で、従来の天然繊維とは異なる格調の布を提供できる。
【0023】請求項7記載の竹の皮の利用方法及び請求
項15記載の竹の皮製品は、竹の皮を紙の原料としてい
るので、薄くて強度を有する紙を製造できる。請求項8
記載の竹の皮の利用方法においては、竹の皮を解繊して
得た竹繊維を煮沸して繊維の膨潤を促進した後、水洗い
して精選した竹繊維を得、精選した竹繊維を単独のまま
又は一部を楮又は三椏等の繊維植物からなる和紙原料繊
維に混合し、叩解した後、水に分散して漉いて和紙を作
るので、従来の和紙の特徴を発揮した紙を製造できる。
請求項9記載の竹の皮の利用方法及び請求項19記載の
竹の皮製品は、竹の皮を板材に利用しており、請求項1
0記載の竹の皮の利用方法及び請求項20記載の竹の皮
製品は、竹の皮を解繊して得た竹繊維に熱硬化性の合成
樹脂接着剤を添加し、含水率を調整した後、乾式抄造し
てマット状に形成し、次いで熱圧成形して繊維板として
いるので、従来にない建築材を提供できる。請求項11
記載の竹の皮の利用方法及び請求項21記載の竹の皮製
品は、竹の皮を解繊して得た竹繊維を無機質系の建築板
や土壁等の建築用材料の補強繊維としているので、アス
ベストのように発癌性の心配もなく、藁等に比較して強
度を有する補強繊維材を提供できる。
【0024】請求項12記載の竹の皮の利用方法及び請
求項22記載の竹の皮製品は、竹の皮を解繊、又は解繊
の代わりに裁断若しくは粉砕して得た繊維を、枕の充填
材としているので、これを用いた枕は弾力性や断熱性、
更には吸放湿性にすぐれて快適な睡眠を得ることができ
る。請求項13記載の竹の皮の利用方法においては、竹
の皮の解繊は、乾燥した竹の皮に物理的な衝撃を与えて
行い、更に請求項14記載の竹の皮の利用方法において
は、この物理的衝撃にショットブラスト、スタンパー、
ビーターのいずれか1を用いるので、竹の皮の繊維が機
械的にほぐれて不純物が除去される。これによって、よ
り純度の高い繊維分を得ることができる。請求項16記
載の竹の皮製品は、竹の皮を解繊して得た竹繊維の一部
に楮又は三椏等の繊維植物を含んだ和紙からなるので、
竹の皮が繊維植物の補強となり、楮、三椏の補助原料と
して使用できる他、竹の皮を混ぜることによって従来と
変わった和紙を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る竹の皮の利用方法
における竹繊維の製造工程を示す説明図である。
【図2】竹の皮より糸を製造する装置の説明図である。
【符号の説明】
10:竹の皮、11:筍、12:竹、15:シャワー、
18:乾燥機、19:ショットブラスト、20:竹繊
維、21:微粉、22:篩、25、27:容器、28:
ビスコース液、29:ポンプ、30:逆止弁、31:密
閉容器、32:ノズル、33:深樋、34、35:開閉
バルブ、36:圧縮空気の配管、37:スクリーン、3
8:開口部、39:蓋、A:集積工程、B:水洗い工
程、C:乾燥工程、D:解繊工程、E:分篩工程、F:
貯留工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D21B 1/04 D21B 1/04 4L055 D21H 11/12 D21H 11/12 Fターム(参考) 2B230 AA30 BA10 EA30 2B260 AA20 BA19 CA10 CB01 3B102 AB03 4L035 AA04 BB03 BB06 4L036 MA08 MA37 4L055 AA05 AA09 AC01 BA05 BA10 BB03 BB04 FA20 FA30 GA36 GA50

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竹の皮を解繊して得た竹繊維を主原料と
    し、これを紡いで糸とすることを特徴とする竹の皮の利
    用方法。
  2. 【請求項2】 セルロースを主体とする竹の皮を水酸化
    ナトリウムと二硫化炭素で処理したビスコースを、小孔
    から凝固液中に押し出して長い繊維を造り、この長い繊
    維を紡いで糸とすることを特徴とする竹の皮の利用方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の竹の皮の利用方法におい
    て、前記竹の皮は、ショットブラスト、スタンパー、及
    びビーターのいずれか1の物理的衝撃手段によって解繊
    処理を行い、更に繊維分以外の粉状物が除去されたもの
    を使用することを特徴とする竹の皮の利用方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の竹の皮の利用方法におい
    て、前記竹の皮はアルカリで煮沸して繊維を柔らかくす
    ることによって不純物を除去したものであることを特徴
    とする竹の皮の利用方法。
  5. 【請求項5】 竹の皮を解繊して得た竹繊維を煮沸して
    繊維の膨潤を促進した後、水洗いして精選した竹繊維を
    得、次いで前記精選した竹繊維を撚り合わせて糸とする
    ことを特徴とする竹の皮の利用方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の竹
    の皮の利用方法によって製造された糸を織って布とする
    ことを特徴とする竹の皮の利用方法。
  7. 【請求項7】 竹の皮を解繊して得た竹繊維を紙の原料
    として使用することを特徴とする竹の皮の利用方法。
  8. 【請求項8】 竹の皮を解繊して得た竹繊維を煮沸して
    繊維の膨潤を促進した後、水洗いして精選した竹繊維を
    得、前記精選した竹繊維を単独のまま又は一部を楮又は
    三椏等の繊維植物からなる和紙原料繊維に混合し、叩解
    した後、水に分散して漉いて和紙を作ることを特徴とす
    る竹の皮の利用方法。
  9. 【請求項9】 竹の皮を解繊して得た竹繊維を主原料と
    し、これに接着剤を加えて板材とすることを特徴とする
    竹の皮の利用方法。
  10. 【請求項10】 竹の皮を解繊して得た竹繊維に熱硬化
    性の合成樹脂接着剤を添加し、含水率を調整した後、乾
    式抄造してマット状に形成し、次いで熱圧成形して繊維
    板とすることを特徴とする竹の皮の利用方法。
  11. 【請求項11】 竹の皮を解繊して得た竹繊維を無機質
    系の建築板や土壁等の建築用材料の補強繊維とすること
    を特徴とする竹の皮の利用方法。
  12. 【請求項12】 竹の皮を解繊、又は解繊の代わりに裁
    断若しくは粉砕して得た繊維を、枕の充填材とすること
    を特徴とする竹の皮の利用方法。
  13. 【請求項13】 請求項7〜12のいずれか1項に記載
    の竹の皮の利用方法において、前記竹の皮の解繊は、乾
    燥した竹の皮に物理的な衝撃を与えて行うことを特徴と
    する竹の皮の利用方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の竹の皮の利用方法に
    おいて、前記物理的な衝撃を与える手段は、ショットブ
    ラスト、スタンパー、及びビーターのいずれか1を用い
    ることを特徴とする竹の皮の利用方法。
  15. 【請求項15】 竹の皮を解繊して得た竹繊維が一部又
    は全部に用いられた紙からなる竹の皮製品。
  16. 【請求項16】 竹の皮を解繊して得た竹繊維の一部に
    楮又は三椏等の繊維植物を含んだ和紙からなる竹の皮製
    品。
  17. 【請求項17】 竹の皮を解繊して得た竹繊維を主原料
    とした糸からなる竹の皮製品。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の前記糸が織られた布
    からなる竹の皮製品。
  19. 【請求項19】 竹の皮を解繊して得た竹繊維と接着剤
    を主体とする板材からなる竹の皮製品。
  20. 【請求項20】 竹の皮を解繊して得た竹繊維と熱硬化
    性の合成樹脂接着剤を主体とする繊維板からなる竹の皮
    製品。
  21. 【請求項21】 竹の皮を解繊して得た竹繊維を主体と
    する無機質系の建築板や土壁等の建築用材料の補強繊維
    からなる竹の皮製品。
  22. 【請求項22】 竹の皮を裁断、粉砕、又は解繊して得
    た繊維を主体とする枕の充填材からなる竹の皮製品。
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