JP2003152679A - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents
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Abstract
れた無線基地局装置及び無線通信方法を提供すること。 【解決手段】 送信信号に対して直交周波数分割多重処
理を施すことによりOFDM変調信号(図中塗りつぶ
し)を形成すると共に、送信信号に対して直交周波数分
割多重処理及び符号分割多元接続処理を施すことにより
OFDM−CDM変調信号(図中斜線)を形成し、OF
DM変調信号とOFDM−CDM変調信号とを送信する
ことにより、OFDM変調信号により非常に高速伝送レ
ートでデータを送信できると共に、OFDM−CDM変
調信号により高速伝送の点ではOFDM変調にやや劣る
がOFDM変調信号よりも高品質でデータを伝送できる
ようになる。
Description
線通信方法に関し、例えば画像情報等の大容量の情報を
高速及び高品質で無線伝送することが求められる無線通
信システムに適用される無線通信装置及び無線通信方法
に関する。
び高品質で無線伝送する方法として、種々の方法が提案
され実現されている。例えばCDMA方式では、送信デ
ータに対して各通信端末に対応した拡散符号を用いて拡
散処理を施して送信する。これによりCDMA方式で
は、無線伝搬路における送信信号間の干渉を抑制できる
ことにより、受信側で高品質の受信信号を得ることがで
きる。
組み合わせたOFDM−CDMA方式が、最近注目され
ている。OFDM−CDMA方式には、大別して、時間
領域拡散方式と周波数領域拡散方式とがある。このうち
周波数領域拡散方式について説明する。
ルの状態を示す模式図であり、図34は、周波数領域拡
散方式での変調処理後の各チップの配置を示す模式図で
ある。周波数領域拡散方式では、直列データ系列である
N個のディジタルシンボル(図33)について、1シン
ボルづつ拡散率Mの拡散符号が乗算される。拡散後のチ
ップはM個並列的に、1シンボルづつ順次IFFT処理
がなされる。この結果、MサブキャリアのOFDMシン
ボルがN個生成される。つまり、周波数領域拡散方式で
は、拡散後のチップが、周波数軸方向に配置される形に
なる(図34)。換言すれば、拡散後のチップが、それ
ぞれ異なるサブキャリアに配置される形になる。
が、時間幅T、周波数帯域幅Bの無線リソースを使用す
ると仮定すると(図33)、変調処理後では、1チップ
が時間幅N×T、周波数帯域幅B/Nを使用することに
なる。したがって、時間−周波数領域に占める1ディジ
タルシンボル当たりの面積は、M×T×Bとなり、変調
処理前の1ディジタルシンボルが占める面積のM倍とな
る。
=8、拡散率M=8とした場合、周波数領域拡散方式に
より生成されるOFDMシンボルの信号パターンは、図
35に示すようになる。この図に示すように、周波数領
域拡散方式では、時間軸上の白黒の濃淡で区別する8個
のディジタルシンボルに対応して、t0〜t7で8個の
OFDMシンボルが順次生成される。その際、各ディジ
タルシンボルにおける8個のチップが、それぞれ異なる
サブキャリアf1〜f8に割り当てられる。
DMA変調方式を組み合わせることにより、効率の良い
リユースを実現したり、統計多重効果を得ることができ
る。尚かつ、シングルキャリアのCDMAより高速なデ
ータ伝送も実現することができる。なお、リユースと
は、隣接セルにおいて同一周波数を使用可能とすること
である。また、統計多重効果とは、データ有無がユーザ
によってランダムに生じる場合に、互いに送信しない区
間のエネルギー低減によって、連続送信する場合に比
べ、より多くのユーザの信号を収容できることである。
像等の大容量の情報を実時間で送信することが望まれて
いる。これを実現するためには、限られた周波数帯域の
中で非常に高い伝送レートでデータを送信する必要があ
る。
のデータを比較的高い伝送レートで送信できる方式では
あるが、上述したように一段と高速な通信が望まれてい
る。
で、高品質伝送及び高速伝送の点で非常に優れた無線通
信装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。
め本発明は以下の構成を採る。
て直交周波数分割多重処理を施すことによりOFDM信
号を形成するOFDM変調手段と、送信信号に対して拡
散処理及び直交周波数分割多重処理を施すことによりO
FDM−拡散信号を形成するOFDM−拡散変調手段
と、OFDM変調手段及びOFDM−拡散変調手段によ
り形成されたOFDM信号とOFDM−拡散信号とが混
在した送信フレームを構成するフレーム構成手段と、フ
レーム構成手段により構成された送信フレーム信号を送
信する送信手段とを具備する構成を採る。
常に高速伝送レートでデータを送信できると共に、OF
DM−拡散変調により高速伝送の点ではOFDM変調に
やや劣るがOFDM変調よりも高品質のデータを送信で
きるようになる。この結果、高品質伝送及び高速伝送の
点で非常に優れた無線通信装置を実現できる。
段が、周波数−時間軸において、同一の周波数帯域にO
FDM信号とOFDM−拡散信号を混在させて配置する
と共に、各時点ではいずれか一方の信号を周波数方向に
配置することにより、送信フレームを構成する。
段が、周波数−時間軸において、同一の時間にOFDM
信号とOFDM−拡散信号を混在させて配置すると共
に、各周波数帯域ではいずれか一方の信号を時間方向に
配置することにより、送信フレームを構成する。
OFDM−拡散変調を用いて形成した混在信号を限られ
た周波数帯域を有効利用して送信することができるよう
になる。
段が、各送信相手局との間の電波伝搬環境に応じて、各
送信相手局に送信する信号を、OFDM信号とOFDM
−拡散信号とで適応的に切り替えて送信フレームを構成
する。
波伝搬環境が良い場合には伝搬時の信号劣化が小さいの
で、当該送信相手局にはOFDM信号を送信し、送信相
手局との間の電波伝搬環境が悪い場合には伝搬時の信号
劣化が大きいので、当該送信相手局にはOFDM−拡散
信号を送信すれば、データの高品質伝送及び高速伝送を
一段と両立させることができるようになる。
段が、送信相手局までの距離に応じて、当該送信相手局
までの距離が所定値未満の場合、当該送信相手局に送信
する信号としてOFDM信号を選択すると共に、当該送
信相手局までの距離が所定値以上の場合、当該送信相手
局に送信する信号としてOFDM−拡散信号を選択して
送信フレームを構成する。
が所定値未満の場合には伝搬時の信号劣化が小さいの
で、当該送信相手局にはOFDM信号を送信し、送信相
手局までの距離が所定値以上の場合には伝搬時の信号劣
化が大きいので、当該送信相手局にはOFDM−拡散信
号を送信すれば、データの高品質伝送及び高速伝送を両
立させることができるようになる。
は、通信相手局で得られた受信信号の遅延プロファイ
ル、電波到来方向、偏波状態のいずれかを含むようにす
る。
質に影響を及ぼすような電波伝搬環境を的確に推定する
ことができるようになるので、高品質伝送及び高速伝送
を両立させることができるような、OFDM信号とOF
DM−拡散信号の的確な切り替えを行うことができるよ
うになる。
の要求情報に応じて、当該送信相手局宛の信号としてO
FDM信号を送信するか、又はOFDM−拡散信号を送
信するかを選択する。
データの品質やデータの伝送量に応じて、OFDM変調
とOFDM−拡散変調の切り替えを行うことができるよ
うになるので、送信相手局では所望の品質及び伝送量の
データを受信できるようになる。
段が、1送信フレーム内で、OFDM−拡散信号を送信
する時間とOFDM信号を送信する時間を固定とした送
信フレームを構成する。
る際の処理が容易になる。加えて、送信相手局が当該送
信フレームを受信して復調する際に、OFDM−拡散信
号を復調する時間とOFDM信号を復調する時間とを分
けることができるので、復調処理が容易になる。この結
果、システム設計を容易化することができる。またOF
DM−拡散信号とOFDM信号との境界が固定なので、
境界を示すフレーム情報を送らなくても済むので、送信
情報量を削減することができる。
段が、1送信フレーム内で、OFDM−拡散信号を送信
する時間とOFDM信号を送信する時間を、OFDM−
拡散信号を送信する送信相手局の数とOFDM信号を送
信する送信相手局の数とに応じて可変とした送信フレー
ムを構成する。
各送信相手局に割り当てる時間を固定とすることができ
るようになるので、送信データ量の点で、各送信相手局
に対して公平性のあるデータ送信を行うことができる。
段が、1送信フレーム内で、OFDM−拡散信号に使用
する周波数帯域とOFDM信号に使用する周波数帯域を
固定とした送信フレームを構成する。
る際の処理が容易になる。加えて、送信相手局が当該送
信フレームを受信して復調する際に、OFDM−拡散信
号を復調する周波数帯域とOFDM信号を復調する周波
数帯域とを分けることができるので、復調処理が容易に
なる。この結果、システム設計を容易化することができ
る。またOFDM−拡散信号とOFDM信号との境界が
固定なので、境界を示すフレーム情報を送らなくても済
むので、送信情報量を削減することができる。
段が、1送信フレーム内で、OFDM−拡散信号に使用
する周波数帯域とOFDM信号に使用する周波数帯域
を、OFDM−拡散信号を送信する送信相手局の数とO
FDM信号を送信する送信相手局の数とに応じて可変と
した送信フレームを構成する。
各送信相手局に割り当てる周波数帯域を固定とすること
ができるようになるので、送信データ量の点で、各送信
相手局に対して公平性のあるデータ送信を行うことがで
きる。
段により処理される信号のI−Q平面上での信号点位置
と、OFDM−拡散変調手段により処理される信号のI
−Q平面上での信号点位置を異なるようにする。
M−拡散信号の干渉が抑制されるので、各変調信号を受
信品質を一段と向上させることができる。特に、隣接す
る他セルでのOFDM信号とOFDM−CDM信号との
干渉による受信品質の低下を抑制することができるよう
になる。
送信レベルとOFDM−拡散信号の送信レベルを独立に
制御する。
M−拡散信号の通信限界を独立に制御できるようになる
ので、セル構成に多様性をもたせることができる。
送信データを第1の搬送波に重畳して第1の無線信号を
形成する第1の無線信号形成手段と、送信相手局宛の送
信データを前記第1の搬送波よりも周波数の高い第2の
搬送波に重畳して第2の無線信号を形成する第2の無線
信号形成手段と、前記第1の無線信号又は前記第2の無
線信号のいずれかを選択してアンテナから送信させる選
択手段とを具備する構成を採る。
相手局に対しては第1の無線信号を選択してデータを送
信すれば、品質劣化の少ないデータ送信を行うことがで
きる。一方、距離が近い通信相手局に対しては第1の無
線信号よりも周波数帯域の高い第2の無線信号を選択し
てデータを送信すれば、高速のデータ送信を行うことが
できる。この結果、高速通信及び高品質通信の両立した
通信を実現することができる。
記送信相手局との間の電波伝搬環境に応じて、前記第1
の無線信号又は前記第2の無線信号のいずれかを選択す
る。
波伝搬環境が良い場合には伝搬時の信号劣化が小さいの
で、当該送信相手局には周波数帯域の高い第2の無線信
号を送信し、送信相手局との間の電波伝搬環境が悪い場
合には伝搬時の信号劣化が大きいので、当該送信相手局
には周波数帯域の低い第1の無線信号を送信すれば、デ
ータの高品質伝送及び高速伝送を一段と両立させること
ができるようになる。
信相手局までの距離に応じて、当該送信相手局までの距
離が所定値未満の場合、当該送信相手局に送信する信号
として前記第2の無線信号を選択すると共に、当該送信
相手局までの距離が所定値以上の場合、当該送信相手局
に送信する信号として前記第1の無線信号を選択する。
が所定値未満の場合には周波数の高い電波でも伝搬路上
で信号の減衰は少ないので、当該送信相手局には第2の
無線信号を送信して高速なデータ伝送を行う。これに対
して、送信相手局までの距離が所定値以上の場合には周
波数の低い電波でないと伝搬路上での信号の減衰が大き
くなりすぎるので、当該送信相手局には第1の無線信号
を送信してデータの劣化の少ないデータ伝送を行う。こ
の結果、データの高品質伝送及び高速伝送を両立させる
ことができるようになる。
境が、通信相手局で得られた受信信号の遅延プロファイ
ル、電波到来方向、偏波状態のいずれかを含むようにす
る。
質に影響を及ぼすような電波伝搬環境を的確に推定する
ことができるようになるので、高品質伝送及び高速伝送
を両立させることができるような、第1の無線信号と第
2の無線信号の的確な切り替えを行うことができるよう
になる。
信相手局からの要求情報に応じて、前記第1の無線信号
又は前記第2の無線信号のいずれかを選択する。
データの品質やデータの伝送量に応じて、第1の無線信
号と第2の無線信号の切り替えを行うことができるよう
になるので、送信相手局では所望の品質及び伝送量のデ
ータを受信できるようになる。
信号のI−Q平面上での信号点位置と、前記第2の無線
信号のI−Q平面上での信号点位置を異なるようにす
る。
第1の無線信号と第2の無線信号を選択的に送信する場
合に、第1の無線信号と第2の無線信号との干渉を抑制
できるようになる。
して、高速伝送が可能なOFDM変調を施すと共にOF
DM変調と比較して高速伝送の点ではやや劣るが伝送品
質の点では優れているOFDM−拡散変調を施し、これ
ら2つの変調方式により形成したOFDM信号とOFD
M−拡散信号(以下、OFDM−拡散信号をOFDM−
CDM信号と呼ぶ)を選択的に送信相手局に割り当てて
送信するようにしたことである。これにより通信端末で
は、自分の置かれている受信環境に応じてこれら2つの
信号のうちいずれかを適応的に選択して復調することに
より、高速受信及び高品質受信を両立することができ
る。
方法を提案する。先ず第1に、送信信号のフレーム構成
を図1(A)、図1(B)に示すように、周波数−時間
軸で見たときに、同一の周波数帯域にOFDM信号とO
FDM−CDM信号を混在させて配置すると共に各時点
ではいずれか一方の信号を周波数方向に配置し、各信号
を異なる時間に送信する方法である。これにより通信端
末側では、各時点の信号を選択的に抽出すれば、OFD
M信号又はOFDM−CDM信号を選択的に受信復調で
きるようになる。
2(A)、図2(B)に示すように、周波数−時間軸で
見たときに、同一の時間にOFDM信号とOFDM−C
DM信号を混在させて配置すると共に各周波数帯域では
いずれか一方の信号を時間方向に配置し、各信号を同一
時間に送出する方法である。これにより通信端末側で
は、各周波数帯域の信号を選択的に抽出すれば、OFD
M信号又はOFDM−CDM信号を選択的に受信復調で
きるようになる。
DM信号があり、どの位置にOFDM−CDM信号があ
るのかを示すフレーム構成情報を含む制御情報シンボル
を、図3に示すように配列してOFDM信号及びOFD
M−CDM信号と共に送信する。
として、本発明の実施の形態1に係る無線基地局装置の
構成を示す。無線基地局装置1は、送信ディジタル信号
D1をシリアルパラレル変換部(S/P)2に入力させ
る。また無線基地局装置1は、送信ディジタル信号D1
を拡散部4により所定の拡散符号を用いて拡散した後、
シリアルパラレル変換部(S/P)5に入力させる。さ
らに無線基地局装置1は、OFDM信号とOFDM−C
DM変調信号が混在されたときのフレーム構成を示すフ
レーム構成信号D5がシリアルパラレル変換部(S/
P)8に入力させる。
2、5、8は、フレーム構成部9を形成し、フレーム構
成手段として機能する。すなわちフレーム構成部9は、
図1(A)、図1(B)、図2(A)又は図2(B)に
示すようなOFDM信号とOFDM−CDM信号とが混
在した送信フレームが構成されるように、送信データに
対してパラレルシリアル変換処理を行う。
うに、同一の周波数帯域にOFDM信号とOFDM−C
DM信号を混在させて配置すると共に各時点ではいずれ
か一方の信号を周波数方向に配置した送信フレームを構
成する場合には、ある時点ではシリアルパラレル変換部
(S/P)2からのみ、送信ディジタル信号D1をサブ
キャリア数分にパラレルシリアル変換したパラレル信号
D2を出力する。また、別の時点ではシリアルパラレル
変換部(S/P)5からのみ、拡散された送信ディジタ
ル信号D1をサブキャリア数分にパラレルシリアル変換
したパラレル信号D3を出力する。
すように、同一の時間に前記OFDM信号と前記OFD
M−CDM信号を混在させて配置すると共に各周波数帯
域ではいずれか一方の信号を時間方向に配置した送信フ
レームを構成する場合には、例えばシリアルパラレル変
換部(S/P)2からは2つのサブキャリア分の2系統
のパラレル信号D2を出力すると共にシリアルパラレル
変換部(S/P)5からは4つのサブキャリア分の4系
統のパラレル信号D3を出力すればよい。
力されたパラレル信号D2、D3、フレーム構成パラレ
ル信号に対して逆離散フーリエ変換処理を施すことによ
り、フレーム構成情報信号、OFDM信号、OFDM−
CDM変調信号が混在した送信データD4を形成する。
/P)2及び逆離散フーリエ変換部(IDFT)3は、
送信信号に対して直交周波数分割多重処理を施すことに
よりOFDM信号を形成するOFDM変調手段として機
能する。また拡散部4、シリアルパラレル変換部(S/
P)5及び逆離散フーリエ変換部(IDFT)3は、送
信信号に対して拡散処理及び直交周波数分割多重処理を
施すことによりOFDM−CDM信号を形成するOFD
M−拡散変調手段として機能する。
M信号の存在した送信信号D4に対してディジタルアナ
ログ変換やアップコンバート等の所定の無線処理を施
し、処理後の信号を送信電力増幅部7に送出する。送信
電力増幅部7により増幅された信号はアンテナAN1に
送出される。このようにして無線基地局装置1からOF
DM信号とOFDM−CDM変調信号との混在信号が送
信される。
FDM信号とOFDM−CDM信号との混在信号を受信
する通信端末の構成を、図5に示す。通信端末10は、
アンテナAN2により受信した、OFDM信号とOFD
M−CDM信号が混在した受信信号S10を無線部11
に入力する。無線部11は受信信号S10に対してダウ
ンコンバートやアナログディジタル変換処理等の所定の
無線処理を施し、処理後の信号を離散フーリエ変換部
(DFT)12に送出する。
対して離散フーリエ変換処理を施し、これにより得た受
信パラレル信号をパラレルシリアル変換部(P/S)1
3、14、18にそれぞれ送出する。パラレルシリアル
変換部13は受信パラレル信号を入力とし、送信側でO
FDM変調された信号に対応する信号をシリアル信号に
変換して続く復調部15に送出する。復調部15は入力
信号に対して例えばQPSK復調処理を施す。これによ
りOFDM変調される前の送信データが復元される。
パラレル信号を入力とし、送信側でOFDM−CDM変
調された信号に対応する信号をシリアル信号に変調して
続く逆拡散部16に送出する。逆拡散部16は入力した
シリアル信号に対して、送信側と同じ拡散符号を用いて
逆拡散処理を施し、逆拡散後の信号を復調部17に送出
する。復調部15は入力信号に対して例えばQPSK復
調処理を施す。これによりOFDM−CDM変調される
前の送信データが復元される。
ラレル信号をパラレルシリアル変換した後、制御情報復
調部19に送出する。制御情報復調部19はフレーム構
成情報を復調する。このフレーム構成情報は、復調部1
5、逆拡散部16及び復調部17の制御情報として使わ
れる。これにより復調部15はOFDM信号とOFDM
−CDM信号の混在信号からOFDM信号のみを復調で
きるようになる。同様に、逆拡散部16及び復調部17
はOFDM信号とOFDM−CDM信号の混在信号から
OFDM−CDM信号のみを復調できるようになる。
ついて説明する。ここで無線基地局装置1から離れた位
置に通信端末A、通信端末Bが存在し、一方、無線基地
局装置1に比較的近い位置に通信端末Cが存在する場合
を考える。ここで図中の実線で示される円の内側がOF
DM−CDM信号を高品質で受信可能な領域AR1とな
っており、点線で示される円の内側がOFDM信号を高
品質で受信可能な領域AR2となっている。この領域の
限界の差は、スペクトル拡散方式を使っているか否かで
生じるものである。
信端末A〜Cに対してOFDM信号とOFDM−CDM
信号の混在した信号を発信する。このとき無線基地局装
置1に比較的近い通信端末Cでは、OFDM信号を受信
品質の良い状態で受信できるので、OFDM変調方式を
用いて発信された信号を復元データとして用いることが
できる。
遠い通信端末A、Bでは、OFDM変量信号を受信品質
の良い状態では受信できないので、OFDM−CDM変
調方式を用いて発信された信号を復元データとして用い
るようになる。
くかつ伝送レートの高い受信データを得ることができ
る。また通信端末A、Bでは、伝送レートの点では通信
端末Cよりも若干落ちるが受信品質の良い受信データを
得ることができる。
信した場合を考えると、全ての通信端末A〜Cで伝送レ
ートの高い信号を受信できるが無線基地局装置1から遠
い通信端末A、Bでは受信品質が劣化し、場合によって
は再び同じデータを送らなければならないため実質的な
伝送効率が低くなるおそれがある。またOFDM−CD
M方式のみを使って信号を送信した場合を考えると、全
ての通信端末A〜Cで受信品質の良い信号を受信できる
が、OFDM方式に比べて伝送レートが低くなる。
に対して、OFDM変調を施すと共にOFDM−CDM
変調を施し、これら2つの変調方式により形成したOF
DM信号とOFDM−CDM信号の2種類の変調信号が
混在した信号を送信するようにしたことにより、高速通
信及び高品質通信の両立した無線基地局装置1及び無線
通信方法を実現できる。
えば受信電界強度やドップラ周波数、妨害波強度、マル
チパス状態、遅延プロファイル、到来方向、偏波状態等
の通信端末との間の電波伝搬環境を推定し、この電波伝
搬環境に応じて、各通信端末宛てに発信する信号の変調
方式を予めOFDM信号とOFDM−CDM信号とで切
り替えることを提案する。
要求伝送速度、要求変調方式、要求伝送品質等に応じ
て、各通信端末宛てに発信する信号の変調方式を予めO
FDM信号とOFDM−CDM信号とで切り替えること
を提案する。
伝搬環境の良い通信端末の数が少ない場合には、図7
(A)、図8(A)に示すようにOFDM信号の割合を
小さくする。これに対して電波伝搬環境の良い通信端末
の数が多い場合には、図7(B)、図8(B)に示すよ
うにOFDM信号の割合を大きくする。
波強度、マルチパス状態、遅延プロファイル、到来方
向、偏波状態等の電波伝搬環境に応じて、OFDM信号
を送信するかOFDM−CDM信号を送信するかを選択
する方法に限らず、受信品質に応じて、OFDM信号を
送信するかOFDM−CDM信号を送信するかを選択す
るようにしてもよい。
はこれらに加えて、通信端末が要求する要求伝送速度、
要求変調方式、要求伝送品質に応じて、図7(A)、図
7(B)や図8(A)、図8(B)に示すようにOFD
M信号を送信するかOFDM−CDM信号を送信するか
を選択するようにしてもよい。
法においては、各通信端末の電波伝搬環境に適合した又
は各通信端末の要求に応じた変調方式の信号のみを送信
するので、無駄なデータの送信を抑制することができ
る。この結果、限りある伝搬路資源を有効利用できると
共に、無線基地局装置の実質的なデータ伝送効率を向上
させることができるようになる。
9(A)に示すように、無線基地局装置20から比較的
遠い距離にある通信端末(通信端末A〜D)が多く、近
い距離にある通信端末(通信端末E)の数が少ない場合
には、通信フレーム構成を図7(A)又は図8(A)の
ようする。これに対して、図9(B)に示すように、無
線基地局装置20から比較的近い距離にある通信端末
(通信端末C〜E)が多く、遠い距離にある通信端末
(通信端末A、B)の数が少ない場合には、図7(B)
又は図8(B)のようにする。但し、通信端末が要求す
る情報を考慮した場合は、必ずしも上述のようになるわ
けではない。
置20の構成を示す。図10において、20は全体とし
て無線基地局装置を示す。無線基地局装置20はアンテ
ナAN20により受信した受信信号を無線部23に入力
する。無線部23は入力信号に対してダウンコンバート
やアナログディジタル変換処理等の所定の無線処理を施
し、処理後の直交ベースバンド信号を検波部24に送出
する。
信信号S20をデータ検出部25に送出する。ここで検
波後の受信信号S20は、図11に示すようなフォーマ
ットとなっている。すなわちデータシンボルS21、S
23及びユニークワードS22に加えて、電波伝搬環境
推定情報S24及び要求情報S27が付加されている。
この電波伝搬環境推定情報S24は、通信端末が受信し
た信号のマルチパス、電界強度、ドップラ周波数、干渉
電力、妨害波強度、遅延プロファイル、電波の到来方
向、偏波状態等の情報である。また要求情報S27は、
各通信端末が要求する要求伝送速度や要求変調方式、要
求伝送品質を示す情報である。
0を、データシンボルS21、S23と電波伝搬環境推
定情報S25、要求情報S27とに分け、このうちデー
タシンボルS21、S23を受信データとして出力する
と共に、電波伝搬環境推定情報S25、要求情報S27
をフレーム構成決定部26に送出する。
推定情報S25及び要求情報S27に基づいて、送信信
号のフレーム構成を決定し、これをフレーム構成情報S
26として出力する。具体的には、電波伝搬環境推定情
報S25及び要求情報S27に基づいて各通信端末にO
FDM信号を送信するかOFDM−CDM信号を送信す
るかを選択し、この選択結果に応じて図7や図8のよう
な送信フレームを決定する。そしてフレーム構成決定部
26は、決定したフレーム構成情報S26をフレーム構
成部37内の各シリアルパラレル変換部(S/P)3
0、33、36に送出する。
て、遅延プロファイルを測定した結果、電界強度の高い
遅延波が複数存在する(遅延波の影響が大きい)ことを
示すものが受信された場合、OFDM−CDM方式を選
択し、電界強度の高い遅延波が存在しないことを示すも
のが受信された場合、OFDM方式を選択する。
て、偏波状態を測定した結果、送信した偏波に対し、受
信した偏波状態が著しく異なることを示すものが受信さ
れた場合、OFDM−CDM方式を選択し、受信した偏
波状態がほぼ等しいことを示すものが受信された場合、
OFDM方式を選択する。
て説明する。無線基地局装置20は、送信ディジタル信
号D20をシリアルパラレル変換部(S/P)30に入
力する。またシリアルパラレル変換部30には、フレー
ム構成決定部26により決定されたフレーム構成情報S
26が入力される。シリアルパラレル変換部30は入力
した送信ディジタル信号D20を、フレーム構成情報S
26に基づいてパラレル変換処理し、パラレル信号D2
1を逆離散フーリエ変換部(IDFT)31に送出す
る。
2に入力される。拡散部32は送信ディジタル信号D2
0を所定の拡散符号を用いて拡散処理し、これにより得
た拡散信号をシリアルパラレル変換部(S/P)33に
送出する。またシリアルパラレル変換部33には、フレ
ーム構成情報S26が入力される。シリアルパラレル変
換部33は、入力信号をフレーム構成情報S26に基づ
いてパラレル変換処理し、これにより得たパラレル信号
D22を逆離散フーリエ変換部(IDFT)31に送出
する。また逆離散フーリエ変換部31には、シリアルパ
ラレル変換部36を介してフレーム構成情報S26が入
力される。
ラレル信号D21、OFDM−CDMパラレル信号D2
2、フレーム情報信号に対して逆離散フーリエ変換処理
を施す。これにより、フレーム情報信号、OFDM信
号、OFDM−CDM信号が混在した送信信号D23が
形成される。
ジタルアナログ変換やアップコンバート等の所定の無線
処理を施し、処理後の信号を送信電力増幅部35に送出
する。送信電力増幅部35により増幅された信号はアン
テナAN20に送出される。このようにして、無線基地
局装置20においては、各通信端末の電波伝搬環境や要
求に応じてOFDM信号又はOFDM−CDM信号のい
ずれを選択し、複数の通信端末宛のOFDM信号及び又
はOFDM−CDM信号を送信フレーム内に配置して送
信する。
OFDM信号とOFDM−CDM信号との混在信号を受
信する通信端末の構成を、図12に示す。図12では、
上述した図5との対応部分には同一符号を付して示す。
そして同一符号を付して示す部分は上述した部分と同様
の機能を有するので説明を省略する。
定部43が設けられている。電波伝搬環境推定部43
は、離散フーリエ変換部12の出力に基づいて、受信信
号のマルチパス、電界強度、ドップラ周波数、干渉電
力、妨害波強度、遅延プロファイル、電波の到来方向、
偏波状態等を測定することにより、受信信号の受信品質
を伝搬環境として推定し、推定した電波伝搬環境推定情
報D41を送信データ形成部44に送出する。
40、電波伝搬環境推定部43により推定された電波伝
搬環境推定情報D41及び要求情報D42が入力され
る。送信データ形成部44は、図11に示すフレーム構
成の送信データS20を形成し、これを直交ベースバン
ド信号形成部45に送出する。直交ベースバンド信号形
成部45により形成された送信直交ベースバンド信号
は、無線部46によりディジタルアナログ変換やアップ
コンバート等の所定の無線処理が施され、続く送信電力
増幅部47に送出される。送信電力増幅部47により増
幅された信号はアンテナAN40に送出される。
用しているユーザが要求した伝送速度、変調方式、伝送
品質であってもよいし、画像、音声等などを例とする伝
送媒体が決定された際にその伝送媒体に応じて決定され
た要求伝送速度、変調方式、伝送品質であってもよい。
このように通信端末40においては、自局と無線基地局
装置20との間の電波伝搬環境情報及び要求情報を無線
基地局装置20に送信する。
に対して、OFDM変調を施すと共にOFDM−CDM
変調を施し、これら2つの変調方式により形成したOF
DM信号とOFDM−CDM信号の2種類の変調信号の
うち、各通信端末の電波伝搬環境に適合した又は各通信
端末の要求に応じた変調方式の信号のみを送信するよう
にしたことにより、実施の形態1での効果に加えて、さ
らに無駄なデータの送信を抑制することができる。この
結果、限りある伝搬路資源を有効利用できると共に、無
線基地局装置の実質的なデータ伝送効率を向上させるこ
とができるようになる。
方式の切り替えは、端末に切り替えの主導権がある場
合、端末が、推定した電波伝搬環境と要求情報とから、
OFDM方式又はOFDM−CDM方式のいずれかを選
択し、基地局に要求情報を送信する。そして、基地局の
フレーム構成決定部が、端末からの要求情報に基づき、
端末に対し、OFDM方式でデータを送信するか又はO
FDM−CDMでデータを送信するかを決定し、フレー
ム構成信号S26を出力する。
がある場合、端末は、推定した電波伝搬環境情報及び要
求情報を基地局に送信する。そして、基地局のフレーム
構成決定部26が、端末からの電波伝搬環境情報、要求
情報、通信トラフィックに応じて、OFDM方式でデー
タを送信するか又はOFDM−CDMでデータを送信す
るかを決定し、フレーム構成信号S26を出力する。
は、通信端末の受信品質や通信端末からの要求に応じ
て、各通信端末に送信する信号をOFDM信号とOFD
M−CDM信号とで切り替える場合について説明した
が、この実施の形態では、これら2つの変調信号を切り
替えるにあたって、1送信フレーム内に混在させるOF
DM信号とOFDM−CDM信号の好ましい幾つかの配
置について提案する。
ーム内で、OFDM−CDM信号を送信する時間t10
〜t11とOFDM信号を送信する時間t11〜t12
を固定とする方法を提案する。
1バーストのフレーム構成を示しており、A、B、C、
D、Eと付されたシンボルは、それぞれ端末A、端末
B、端末C、端末D、端末E宛の送信シンボルを示して
いる。そして、1バーストにおけるOFDMシンボルと
OFDM−CDMシンボルの配置は固定とされている。
つまり、時間−周波数軸に対し、1フレーム内には、O
FDMシンボルは4×6シンボル、OFDM−CDMシ
ンボルは6×6シンボルが固定的に配置される。
に対し、端末A、端末B、端末C、端末DがOFDM−
CDMの受信領域に、端末EのみがOFDMの受信領域
に存在している場合、基地局20は、図13(A)に示
すようにOFDM−CDM信号を送信する時間t10〜
t11を複数の時間に分割し、各時間で端末A、端末
B、端末C又は端末D宛のOFDM−CDM信号を送信
する。また基地局20は、OFDM信号を送信する時間
t11〜t12には、端末E宛のOFDM信号を送信す
る。
基地局20に対し、端末A、端末BがOFDM−CDM
の受信領域に、端末C、端末D、端末EがOFDMの受
信領域に存在している場合、基地局20は、図13
(B)に示すようにOFDM−CDM信号を送信する時
間t10〜t11を複数の時間に分割し、各時間で端末
A又は端末B宛のOFDM−CDM信号を送信する。ま
た基地局20は、OFDM信号を送信する時間t11〜
t12を複数の時間に分割し、各時間で端末C、端末D
又は端末E宛のOFDM信号を送信する。
M−CDM信号を送信する時間t10〜t11とOFD
M信号を送信する時間t11〜t12を固定としたこと
により、受信側では、受信したフレームに対して、OF
DM−CDM復調処理する時間とOFDM復調処理する
時間を分けることができるので、各端末A〜Eでは、自
局宛の信号がOFDM−CDM処理された信号であるか
OFDM処理された信号であるかに拘わらず、容易に自
局宛の信号を復調できるようになる。
のシンボルのみを示したが、各端末のシンボルをどの時
間に割り当てたかを示す制御用のシンボルを、例えばフ
レームの先頭位置に配置すれば、この送信フレームを受
信する端末では、制御シンボルに基づいて自局宛のデー
タを容易に復調することができるようになる。このこと
は、後述する図14〜図20についても同様である。
12に示すように構成されている場合、端末Cは1送信
フレーム中の時間t10〜t11ではOFDM−CDM
復調処理を行い、時間t11〜12ではOFDM復調処
理を行う。
(A)に示すようにOFDM−CDM処理された信号で
あった場合には、逆拡散部16及び復調部15を介して
自局宛の信号のみが復調されて出力される。これに対し
て、端末C宛の信号が、図13(B)に示すようにOF
DM処理された信号であった場合には、逆拡散部16及
び復調部17を介しては何も出力されず、パラレルシリ
アル変換部13及び復調部14を介して自局宛の信号の
みが復調されて出力される。因みに、OFDM区間t1
1〜t12のどの時間に端末E宛の信号が割り当てられ
ているかは、例えばフレーム先頭に付加された制御情報
(図示せず)に基づいて認識できる。つまり、端末C
は、制御情報復調部19により自局宛のOFDMシンボ
ルの割り当て位置を認識し、復調部17により自局宛の
シンボルを選択して抽出するようになっている。
M−CDM信号を送信する時間t10〜t11とOFD
M信号を送信する時間t11〜t12を固定とし、各端
末A〜E宛の信号をOFDM−CDM信号とOFDM信
号とで適宜切り替えた際に、各固定時間内に各端末宛の
OFDM−CDM信号とOFDM信号とが収まるように
各信号を配置するようにしたことにより、送信フレーム
を構成する際の処理が容易になると共に、送信相手局が
当該送信フレームを受信して復調する際に、OFDM−
CDM信号を復調する時間とOFDM信号を復調する時
間とを分けることができるので、復調処理が容易にな
る。この結果、システム設計を容易化することができ
る。
M信号とOFDM−CDM信号を混在させる第2の方法
を示す。この方法では、OFDM−CDM信号が各端末
毎に異なる拡散符号を使ってマルチコード多重されてい
る点を除いて、の場合と同様のフレームを構成する。
つまり、1送信フレーム内で、OFDM−CDM信号を
送信する時間t10〜t11とOFDM信号を送信する
時間t11〜t12を固定とすると共に、OFDM−C
DM信号をマルチコード多重し、各端末宛のチップを周
波数軸方向及び時間方向に拡散する。
DM−CDM信号を送信し、端末EにOFDM信号を送
信する場合のフレームフォーマットであり、図14
(B)は端末A、BにOFDM−CDM信号を送信し、
端末C、D、EにOFDM信号を送信する場合のフレー
ムフォーマットである。
信フレーム内で、OFDM−CDM信号を送信する時間
t10〜t11とOFDM信号を送信する時間t11〜
t12を固定とし、各端末A〜E宛の信号をOFDM−
CDM信号とOFDM信号とで適宜切り替えた際、各固
定時間内に各端末宛のOFDM−CDM信号とOFDM
信号とが収まるように各信号を配置するので、システム
設計を容易化することができる。
M信号とOFDM−CDM信号を混在させる第3の方法
を示す。この方法は、1送信フレーム内で、OFDM−
CDM信号を送信する時間t20〜t21、t20〜t
23とOFDM信号を送信する時間t21〜t22、t
23〜t22を、各変調信号を送信する端末数に応じて
可変とするものである。
送信する端末が端末Eのみなので1送信フレーム内のO
FDM信号に割り当てられる時間t21〜t22が短く
なっている。一方、図15(B)では、OFDM信号を
送信する端末が端末C、D、Eなので、1送信フレーム
内のOFDM信号に割り当てられる時間t23〜t22
が時間t21〜t22と比較して長くなっている。
いてある決まった時間が割り当てられるようになるの
で、各端末に対する送信データ量に公平性をもたせるこ
とができるようになる。
ると、図13の場合には、OFDM−CDM信号及びO
FDM信号を送信する端末数に拘わらず、各変調信号を
送信する時間が固定なので、ある端末に対する送信デー
タ量は多くなるが他の端末に対する送信データは少なく
なると言った状況が生じる。
M信号を送信する端末が端末Eのみの場合には、時間t
11〜t12全てを端末E宛の送信信号に割り当てるこ
とができるので、端末Eは多くのデータを受け取ること
ができる。これに対して、他の端末A〜Dについて、時
間t10〜t11で4つの端末のデータを送らなければ
ならないので、1つの端末当たりの送信データは当然少
なくなる。
に割り当てる時間を固定とし、OFDM−CDM信号を
送信する時間t20〜t21、t20〜t23とOFD
M信号を送信する時間t21〜t22、t23〜t22
を、各変調信号を送信する端末数に応じて可変としたこ
とにより、送信データ量の点で、各端末に対して公平性
のあるデータ送信を行うことができる。
M信号とOFDM−CDM信号を混在させる第4の方法
を示す。この方法では、OFDM−CDM信号が各端末
毎に異なる拡散符号を使ってマルチコード多重されてい
る点を除いて、の場合と同様のフレームを構成する。
つまり、1送信フレーム内で、各端末に割り当てる時間
を固定とし、OFDM−CDM信号を送信する時間t2
0〜t21、t20〜t23とOFDM信号を送信する
時間t21〜t22、t23〜t22を、各変調信号を
送信する端末数に応じて可変とすると共に、OFDM−
CDM信号をマルチコード多重し、各端末宛のチップを
周波数軸方向及び時間方向に拡散する。
DM−CDM信号を送信し、端末EにOFDM信号を送
信する場合のフレームフォーマットであり、図16
(B)は端末A、BにOFDM−CDM信号を送信し、
端末C、D、EにOFDM信号を送信する場合のフレー
ムフォーマットである。
信データ量の点で、各端末に対して公平性のあるデータ
送信を行うことができる。
M信号とOFDM−CDM信号を混在させる第5の方法
を示す。この方法では、OFDM−CDM信号を送信す
るサブキャリアとOFDM信号を送信するサブキャリア
を固定とする。
に対し、端末A、端末B、端末C、端末DがOFDM−
CDMの受信領域に、端末EのみがOFDMの受信領域
に存在している場合、基地局20は、図17(A)に示
すようにOFDM−CDM信号を送信する周波数帯域f
10〜f11内の複数のサブキャリアを分割して、分割
したサブキャリアを端末A、端末B、端末C又は端末D
宛のOFDM−CDM信号に割り当てて各局宛のOFD
M−CDM信号を送信する。また基地局20は、OFD
M信号を送信する周波数帯域f11〜f12内のサブキ
ャリアでは端末E宛のOFDM信号を送信する。
基地局20に対し、端末A、端末BがOFDM−CDM
の受信領域に、端末C、端末D、端末EがOFDMの受
信領域に存在している場合、基地局20は、図17
(B)に示すようにOFDM−CDM信号を送信する周
波数帯域f10〜t11内の複数のサブキャリアを分割
して、分割したサブキャリアを端末A又は端末B宛のO
FDM−CDM信号に割り当てて送信する。また基地局
20は、OFDM信号を送信する周波数帯域f11〜f
12内のサブキャリアを複数に分割して、分割したサブ
キャリアを端末C、端末D又は端末E宛のOFDM信号
に割り当てて送信する。
M−CDM信号を送信する周波数帯域f10〜f11と
OFDM信号を送信する周波数帯域f11〜f12を固
定としたことにより、受信側では、受信したフレームに
対して、OFDM−CDM復調処理する周波数帯域とO
FDM復調処理する周波数帯域を分けることができるの
で、各端末A〜Eでは、自局宛の信号がOFDM−CD
M処理された信号であるかOFDM処理された信号であ
るかに拘わらず、容易に自局宛の信号を復調できるよう
になる。
で、OFDM−CDM信号を送信する周波数帯域f10
〜f11とOFDM信号を送信する周波数帯域f11〜
f12を固定とすれば、例えば図12の無線部11で周
波数帯域10〜f11の信号と周波数帯域f11〜f1
2を分離すれば、受信信号をOFDM−CDM信号とO
FDM信号とに分離できる。そして周波数帯域10〜f
11の信号に対してはDFT12、P/S14、逆拡散
部16及び復調部17によりOFDM−CDM復調処理
を施して復調信号を得ることができると共に、周波数帯
域f11〜f12の信号に対してはDFT12、P/S
13及び復調部15によりOFDM復調処理を施して復
調信号を得ることができるようになる。
M信号とOFDM−CDM信号を混在させる第6の方法
を示す。この方法では、OFDM−CDM信号が各端末
毎に異なる拡散符号を使ってマルチコード多重されてい
る点を除いて、の場合と同様のフレームを構成する。
つまり、1送信フレーム内で、OFDM−CDM信号を
送信する周波数帯域f10〜f11とOFDM信号を送
信する時間f11〜f12を固定とすると共に、OFD
M−CDM信号をマルチコード多重し、各端末宛のチッ
プを周波数軸方向及び時間方向に拡散する。
DM−CDM信号を送信し、端末EにOFDM信号を送
信する場合のフレームフォーマットであり、図18
(B)は端末A、BにOFDM−CDM信号を送信し、
端末C、D、EにOFDM信号を送信する場合のフレー
ムフォーマットである。
信フレーム内で、OFDM−CDM信号を送信する周波
数帯域f10〜f11とOFDM信号を送信する周波数
帯域f11〜f12を固定とし、各端末A〜E宛の信号
をOFDM−CDM信号とOFDM信号とで適宜切り替
えた際、各固定周波数帯域内に各端末宛のOFDM−C
DM信号とOFDM信号とが収まるように各信号を配置
するので、システム設計を容易化することができる。
M信号とOFDM−CDM信号を混在させる第7の方法
を示す。この方法は、1送信フレーム内で、OFDM−
CDM信号を送信する周波数帯域f20〜f21、f2
0〜f23とOFDM信号を送信する周波数帯域f21
〜f22、f23〜f22を、各変調信号を送信する端
末数に応じて可変とするものである。
送信する端末が端末Eのみなので1送信フレーム内のO
FDM信号に割り当てられる周波数帯域f21〜f22
が狭くなっている。一方、図19(B)では、OFDM
信号を送信する端末が端末C、D、Eなので、1送信フ
レーム内のOFDM信号に割り当てられる周波数帯域f
23〜f22が周波数帯域f21〜f22と比較して広
くなっている。
いてある決まった周波数帯域(サブキャリア)が割り当
てられるようになるので、各端末に対する送信データ量
に公平性をもたせることができるようになる。
ると、図17の場合には、OFDM−CDM信号及びO
FDM信号を送信する端末数に拘わらず、各変調信号を
送信する周波数帯域が固定なので、ある端末に対する送
信データ量は多くなるが他の端末に対する送信データは
少なくなると言った状況が生じる。
に割り当てる周波数帯域(サブキャリア)を固定とし、
OFDM−CDM信号を送信する周波数帯域f20〜f
21、f20〜f23とOFDM信号を送信する周波数
帯域f21〜f22、f23〜f22を、各変調信号を
送信する端末数に応じて可変としたことにより、送信デ
ータ量の点で、各端末に対して公平性のあるデータ送信
を行うことができる。
M信号とOFDM−CDM信号を混在させる第8の方法
を示す。この方法では、OFDM−CDM信号が各端末
毎に異なる拡散符号を使ってマルチコード多重されてい
る点を除いて、の場合と同様のフレームを構成する。
つまり、1送信フレーム内で、各端末に割り当てる周波
数帯域を固定とし、OFDM−CDM信号を送信する周
波数帯域f20〜f21、f20〜f23とOFDM信
号を送信する周波数帯域f21〜f22、f23〜f2
2を、各変調信号を送信する端末数に応じて可変とする
と共に、OFDM−CDM信号をマルチコード多重し、
各端末宛のチップを周波数軸方向及び時間方向に拡散す
る。
DM−CDM信号を送信し、端末EにOFDM信号を送
信する場合のフレームフォーマットであり、図20
(B)は端末A、BにOFDM−CDM信号を送信し、
端末C、D、EにOFDM信号を送信する場合のフレー
ムフォーマットである。
信データ量の点で、各端末に対して公平性のあるデータ
送信を行うことができる。
接した基地局同士がOFDM−CDM信号及びOFDM
信号の混在した信号を送信する場合において、端末が受
ける影響を軽減する方法を提案する。
る。図21において、基地局AのOFDM−CDM信号
の通信限界をAR11とし、OFDM信号の通信限界を
AR10とする。また基地局BのOFDM−CDMの通
信限界をAR21とし、OFDM信号の通信限界をAR
20とする。
信号と比較して、基地局から離れた端末に宛てた信号と
なるので、OFDM−CDM信号の端末での受信品質を
より向上させるためには、OFDM−CDM信号の送信
レベルをOFDM信号よりも大きくすることが考えられ
る。しかし、OFDM−CDM信号の送信レベルを大き
くすると、隣接する他セルのOFDM信号の干渉となり
OFDM通信領域での受信品質を劣化させるおそれがあ
る。
すように、図中の黒丸●で示すOFDM−CDM処理を
施す信号点のI−Q平面の原点からの距離raを、図中
白丸○で示すOFDM処理を施す信号点のI−Q平面の
原点からの距離rbよりも大きくすることに加えて、O
FDM−CDM処理を施す信号点●の位相とOFDM処
理を施す信号点の位相を異なるように配置するようにな
されている。因みに、図22ではQPSK変調を行う場
合の信号点の配置を示しているが、QPSK変調に限ら
ず、16値QAM等の他の変調方式の場合も同様であ
る。
レベルを大きすることで、OFDM−CDM信号の受信
品質を向上し得ると共に、隣接する他セルにおけるOF
DM信号に対するOFDM−CDM信号の干渉による受
信品質の低下を抑制することができるようになる。
局の構成を、図23に示す。図4との対応部分に同一符
号を付して示す図23において、無線基地局装置50
は、OFDM処理を施すための変調信号を形成する変調
部51と、OFDM−CDM処理を施すための変調信号
を形成する変調部52とでそれぞれ異なる変調処理を行
うようになっている。つまり、変調部52は、変調部5
1によりも変調後のシンボルの信号レベルが大きくなる
ような変調処理を施すと共に、変調後のシンボルの位相
が変調部51の変調後のシンボルの位相と異なるような
変調処理を施す。具体的には、信号点のマッピング位置
をずらすことで容易にこのような処理を行うことができ
る。
に、端末が、基地局AのOFDM通信限界AR10の外
側でかつ基地局AのOFDM−CDM通信限界AR11
の内側に存在し、基地局AからOFDM−CDM信号を
受信しているものとする。このとき端末は、基地局Bが
他局宛てに送信するOFDM−CDM信号からの干渉は
拡散コードが異なるのでほとんど受けず、また他局宛の
OFDM信号からの干渉は信号点位置が異なるのでほと
んど受けない。この結果、品質の良いOFDM−CDM
復調信号を得ることができる。
信限界AR10内に存在し、基地局AからOFDM信号
を受信している場合を考えると、基地局Bが他局宛に送
信するOFDM−CDM信号からの干渉は信号点位置が
異なるのでほとんど受けない。この結果、品質の良いO
FDM復調信号を得ることができる。
号レベルをOFDM信号の信号レベルよりも大きくした
場合について述べたが、これとは逆に、OFDM信号の
信号レベルをOFDM−CDM信号の信号レベルよりも
大きくした場合でも、同様の効果を得ることができる。
0内に存在するか、又はOFDM−CDM信号の通信限
界AR11内に存在するかに応じて、どちらの信号レベ
ルを大きくするかを選択するかを決定するようにするこ
とも効果的である。例えば端末がOFDMの通信限界A
R10内に存在する場合には、OFDM信号の送信レベ
ルをOFDM−CDM信号の送信レベルよりも大きくす
れば、自局宛のOFDM信号を十分な受信レベルで受信
できるのに加えて、基地局Bから送信されるOFDM−
CDM信号の影響を受けにくくなる。
AR11内に存在する場合には、OFDM−CDM信号
の送信レベルをOFDM信号の送信レベルよりも大きく
すれば、自局宛のOFDM−CDM信号を十分な受信レ
ベルで受信できるのに加えて、基地局Bから送信される
OFDM信号の影響を受けにくくなる。
点をOFDM信号の信号点を異なるようにしたことによ
り、隣接する他セルからの異なる変調信号(自局宛の信
号がOFDM信号であれば、他セルにおけるOFDM−
CDM信号であり、自局宛の信号がOFDM−CDM信
号であれば、他セルにおけるOFDM信号)による干渉
を抑制して、品質の良い復調信号を得ることができるよ
うになる。
号とOFDM−CDMA信号を混在させて送信する場合
に、OFDM信号とOFDM−CDM信号の信号点位置
を一致させないようにしたことにより、他の局で送信さ
れた信号からの干渉を軽減することができるので、実施
の形態1や実施の形態2の効果に加えて、受信品質を一
段と向上させることができるようになる。
原理について説明する。周波数が高い電波は、減衰が大
きいため通信エリアは狭いが、周波数帯域を広くとれる
ため高速データ通信に適している。一方、周波数の低い
電波は、周波数帯域を広くとれないため高速データ通信
の点に関しては周波数の高い電波に劣るが、減衰が小さ
いため通信エリアを広くとることができる。
基地局から近い通信領域内に存在する端末に対しては周
波数の高い電波を使って通信を行うと共に、基地局から
遠い通信領域に存在する端末に対しては周波数の低い電
波を使って通信を行うことを提案する。これにより、基
地局から近い通信領域では通信品質を確保して高速デー
タ通信を行うことができると共に、基地局から遠い通信
領域では品質の劣化を抑制した通信を行うことができ
る。この結果、高速通信及び高品質通信の両立した通信
を実現することができる。
100と端末200の位置関係の一例を示しており、A
R31は基地局100が周波数1GHz帯で送信した送
信信号の通信限界を示しており、AR30は基地局10
0が周波数30GHz帯で送信した送信信号の通信限界
を示している。この実施の形態では、端末200が通信
限界AR30の内側に存在する場合には周波数30GH
帯で通信を行うと共に、端末200が通信限界AR30
の外側でかつ通信限界AR31の内側に存在する場合に
は周波数1GHz帯で通信を行うようになっている。
0が基地局100からの受信信号に基づいて電波伝搬環
境を推定し、基地局100が端末200から受け取った
電波伝搬環境情報に基づいてどちらの周波数帯の送信信
号を端末200に送信するかを決定するようになってい
る。なお、どちらの周波数帯の信号を送信するかは、端
末200で推定した電波伝搬環境に基づいて決定する場
合に限らず、例えば基地局100で推定した電波伝搬環
境に基づいて決定してもよく、または端末200からの
他の要求(例えば要求伝送速度、要求変調方式、要求伝
送品質等)に応じて決定してもよく、さらには単純に基
地局100からの距離情報に基づいて決定してもよい。
置100の構成を示す。先ず、送信系について説明す
る。無線基地局装置100は、送信ディジタル信号D1
00を変調部101、102に入力する。また変調部1
01、102には、送信方法決定部111により決定さ
れた制御信号S100が入力される。変調部101は、
制御信号S100が1GHzで通信することを示してい
た場合、送信ディジタル信号を1GHz通信用の送信直
交ベースバンド信号に変調して出力する。変調部102
は、制御信号S100が30GHzで通信することを示
していた場合、送信ディジタル信号を30GHz通信用
の送信直交ベースバンド信号に変調して出力する。
Hz通信用の送信直交ベースバンド信号、30GHz通
信用の送信直交ベースバンド信号が入力されると共に、
制御信号S100が入力される。無線部103は、制御
信号S100が1GHz帯で通信することを示していた
場合、1GHz通信用の送信直交ベースバンド信号を1
GHz帯の無線周波数にアップコンバートする。無線部
104は、制御信号S100が30GHz帯で通信する
ことを示していた場合、30GHz通信用の送信直交ベ
ースバンド信号を30GHz帯の無線周波数にアップコ
ンバートする。
帯で通信することを示していた場合には、送信ディジタ
ル信号D100が1GHz帯の送信信号とされてアンテ
ナ105から出力され、一方、制御信号S100が30
GHz帯で通信することを示していた場合には、送信デ
ィジタル信号D100が30GHz帯の送信信号とされ
てアンテナ106から出力される。因みに、この実施の
形態の場合、アンテナ105からは1GHzを中心周波
数として帯域が5MHzの送信信号を出力し、アンテナ
106からは30GHzを中心周波数として、帯域が1
00MHzの送信信号を出力するようになっている。
力される送信信号のフォーマットを示す。各アンテナ1
05、106からは、データシンボルに加えて、端末2
00側で電波伝搬環境を推定するための推定用シンボル
と、端末200にどちらの周波数帯域の信号を送ってい
るかを知らせて端末200の受信復調動作を制御するた
めの制御用シンボルが付加されて送信される。この推定
用シンボルや制御用シンボルはデータシンボルの前後に
付加するようにしてもよく、又は一定間隔毎に送信する
ようにしてもよい。
受信系の構成を説明する。無線基地局装置100は、端
末200からの信号をアンテナ107で受信すると、こ
れを無線部108を介して復調部109に送出する。復
調部109によって復調された信号は信号分離部110
に送出される。信号分離部110は、復調された受信信
号を、データ信号S200と、電波伝搬環境推定情報S
201及び要求情報S202とに分離し、このうち電波
伝搬環境推定情報S201及び要求情報S202を送信
方法決定部110に送出する。ここで電波伝搬環境推定
情報S201は、端末200が無線基地局装置100か
らの信号を受信したときの受信品質を示す情報である。
また要求情報S202は、端末200が要求する要求伝
送速度や要求変調方式、要求伝送品質を示す情報であ
る。
推定情報S201及び要求情報S202に加えて、RN
C(Radio Network Controller)からの通信トラフィッ
ク情報S203が入力され、送信方法決定部111はこ
れらの情報に基づいて、各端末200に1GHz帯の信
号を送信するか又は30GHz帯の信号を送信するかを
決定し、決定結果を変調部101、102及び無線部1
03、104を制御するための制御信号S100として
出力する。具体的には、通信トラフィックが許す限り、
伝搬伝搬環境が悪い場合には1GHz帯の信号を送信
し、電波伝搬環境が良い場合には30GHz帯の信号を
送信する。
置100は、通信相手の端末から送られてきた電波伝搬
環境情報や要求情報に応じて、その端末に送信する送信
ディジタル信号を1GHz帯の信号で送信するか30G
Hz帯の信号で送信するかを選択して送信するようにな
っている。
00と通信を行う通信端末200の構成について説明す
る。通信端末200は無線基地局装置100から送信さ
れる1GHz帯の信号又は30GHz帯の信号を選択的
に受信復調し得るようになっている。
00は、アンテナ201で受信した信号を1GHz帯受
信処理部203に入力すると共に、アンテナ202で受
信した信号を30GHz帯受信処理部204に入力す
る。1GHz帯受信処理部203の無線部205は受信
信号に対して1GHzの搬送波を乗じる。一方、30G
Hz帯受信処理部204の無線部206は受信信号に対
して30GHzの搬送波を乗じる。これにより、1GH
z帯及び30GHz帯の受信信号が検波処理され、処理
後の信号が復調部207、208及び電波伝搬環境推定
部209、210に送出される。
号を復調し、復調後の信号を選択部211に送出する。
選択部211は、復調後の信号に含まれる制御情報(す
なわち基地局100がその端末宛の送信データを1GH
z帯で送ったか、又は30GHz帯で送ったかを示す情
報)に応じて、復調部207からの出力信号又は復調部
208からの出力信号のうちいずれか一方を選択的に出
力する。これにより、無線基地局装置100により送信
データを1GHz帯の搬送波に重畳して送信した場合で
も30GHz帯の搬送波に重畳して送信した場合でも、
送信データを受信復調して受信ディジタル信号を得るこ
とができるようになっている。
線部205、206から出力される信号のうち電波伝搬
環境推定用の既知信号に基づいて、1GHz帯の通信状
態、30GHz帯の通信状態を推定する。具体的には、
1GHz帯、30GHz帯それぞれについて、受信信号
のマルチパス、電界強度、ドップラ周波数、干渉電力、
妨害波強度、遅延プロファイル、電波の到来方向、偏波
状態等を測定することにより、基地局との間の電波伝搬
環境を推定する。
30GHz帯で伝搬された信号では、劣化の仕方が異な
るので(例えば上述したように30GHz帯で伝搬され
た信号の方が伝搬路での減衰が大きい)、電波伝搬環境
推定部209で推定される推定値と電波伝搬環境推定部
210で推定される推定値は異なるものとなる。電波伝
搬環境推定部209で推定された電波伝搬環境推定情報
S300及び電波伝搬環境推定部210で推定された電
波伝搬環境推定情報S301は、送信系の情報生成部2
12に送出される。
境推定情報S300、S301に加えて、送信データD
200及び要求情報S302が入力される。情報生成部
212は、これらのデータ及び情報から、図28に示す
ようなフレームフォーマットの信号を構成する。この信
号は、続く変調部213により変調され、無線部214
により無線周波数にアップコンバートされた後、アンテ
ナ215から出力される。
線基地局装置100から送信された1GHz帯の信号及
び30GHz帯の信号を選択的に復調できると共に、無
線基地局装置100に1GHz帯での通信状態及び30
GHz帯での通信状態を通知できるようになっている。
との間の電波伝搬環境や送信相手局からの要求に応じ
て、異なる周波数帯域のいずれか一つを選択し、選択し
た周波数帯域で送信データを送信するようにしたことに
より、高速通信及び高品質通信の両立した通信を実現す
ることができる。
1では、無線基地局装置を図4に示すように構成した場
合について述べたが、図29に示すように構成してもよ
い。すなわち図4との対応部分に同一符号を付して示す
図29の無線基地局装置300は、拡散部4とシリアル
パラレル変換部5の接続位置が逆となっている。つまり
シリアルパラレル変換後の各データを拡散部4により拡
散処理する。
に示すように構成した場合について述べたが、図30に
示すように構成してもよい。すなわち図5との対応部分
に同一符号を付して示す図30の通信端末310は、逆
拡散部16とパラレルシリアル変換部14の接続位置が
逆となっている。つまり逆拡散部16により逆拡散処理
した信号をパラレルシリアル変換する。
局装置20の送信部21を、図31に示すように構成し
てもよい。すなわち図10との対応部分に同一符号を付
して示す図31の送信部320は、拡散部32とシリア
ルパラレル変換部33の接続位置が逆となっている。つ
まりシリアルパラレル変換後の各データを拡散部32に
より拡散処理する。
の受信部42を、図32に示すように構成してもよい。
すなわち図12との対応部分に同一符号を付して示す図
32の受信部330は、逆拡散部16とパラレルシリア
ル変換部14の接続位置が逆となっている。つまり逆拡
散部16により逆拡散処理された信号をパラレルシリア
ル変換する。
末10、40がOFDM信号とOFDM−CDM信号の
混在信号から、OFDM信号の元のデータとOFDM−
CDM信号の元のデータを復元する方法として、混在信
号を、パラレルシリアル変換部13及び復調部15を通
過させることによりOFDM信号の元のデータを復元す
ると共に、パラレルシリアル変換部14、逆拡散部16
及び復調部17を通過させることによりOFDM−CD
M信号の元のデータを復元する場合について述べたが、
これに限らない。
出し、これをパラレルシリアル変換部13及び復調部1
5を通過させることによりOFDM信号の元のデータを
復元するようにしてもよい。同様に、混在信号から予め
OFDM−CDM信号を抽出し、これをパラレルシリア
ル変換部14、逆拡散部16及び復調部17を通過させ
ることによりOFDM−CDM信号の元のデータを復元
するようにしてもよい。
なる通信端末の受信状態に応じて、各通信端末に送信す
る信号を、OFDM信号とOFDM−CDM信号とで適
応的に切り替える場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、通信端末までの距離に応じ、通信端末までの
距離が所定値未満の場合、通信端末に対してOFDM信
号を送出すると共に、通信端末までの距離が所定値以上
の場合、通信端末に対してOFDM−CDM信号を送出
するようにしても上述した実施の形態2と同様の効果を
得ることができる。
明による無線通信装置を無線基地局装置に適用し、無線
基地局装置から通信端末への送信を例にとって説明した
が、本発明はこれに限らず、互いに無線通信を行う通信
局同士の通信に広く適用することができる。
局との間の電波伝搬環境に応じて、送信する信号をOF
DM信号とOFDM−CDM信号とで適応的に切り替え
たり、周波数の高い信号と周波数の低い信号とで適応的
に切り替えるようにした場合について述べたが、通信相
手局から送られた遅延プロファイル、到来方向、偏波状
態のいずれかの情報に基づいて変調方式を適応的に切り
替えるようにしてもよい。
イルが、電界強度の高い遅延波が複数存在する(遅延波
の影響が大きい)ことを示すであった場合、送信信号に
対してQPSK変調を施し、電界強度の高い遅延波が存
在しないことを示すものが受信された場合、16値QA
M変調を施すようにする。
信した偏波に対し、受信した偏波状態が著しく異なるこ
とを示すものが受信された場合、送信信号に対してQP
SK変調を施し、受信した偏波状態がほぼ等しいことを
示すものが受信された場合、16値QAM変調を施すよ
うにする。
同様に高速通信及び高品質通信の両立した通信を行うこ
とができるようになる。
信データに対して、OFDM処理を施すと共にOFDM
−CDM処理を施し、これら2つの変調方式により形成
したOFDM信号とOFDM−CDM信号の2種類の変
調信号を送信するようにしたことにより、高速通信及び
高品質通信の両立した無線通信装置及び無線通信方法を
実現できる。
周波数帯域で送信するか、又は当該第1の周波数帯域よ
りも周波数の高い第2の周波数帯域で送信するかを選択
して送信するようにしたことにより、高速通信及び高品
質通信の両立した無線通信装置及び無線通信方法を実現
できる。
送信相手局からの要求に応じて、予め発信する信号の変
調方式をOFDM信号とOFDM−CDM信号(または
第1の周波数帯域の信号と第2の周波数帯域の信号)と
で切り替えるようにしたことにより、OFDM信号とO
FDM−CDM信号(第1の周波数帯域の信号と第2の
周波数帯域の信号)の2種類の信号を送信する場合に、
無駄なデータの送信を抑制することができる。この結
果、高速通信及び高品質通信を両立し得るのに加えて、
限りある伝搬路資源を有効利用できると共に、無線通信
装置の実質的なデータ伝送効率を向上させることができ
る。
通信フレーム中の配置の一例を示す図
構成を示すブロック図
図
装置と通信端末の配置を示す図
の一例を示す図
の一例を示す図
に供する無線基地局装置と通信端末の配置を示す図
の構成を示すブロック図
示す図
ク図
DM信号を送信する時間を固定とした場合の通信フレー
ム構成例を示す図
DM信号を送信する時間を固定とし、かつOFDM−C
DM信号をマルチコード多重した場合の通信フレーム構
成例を示す図
送信する時間とOFDM信号を送信する時間を可変とし
た場合の通信フレーム構成例を示す図
送信する時間とOFDM信号を送信する時間を可変と
し、かつOFDM−CDM信号をマルチコード多重した
場合の通信フレーム構成例を示す図
とOFDM信号を送信する周波数帯域を固定とした場合
の通信フレーム構成例を示す図
とOFDM信号を送信する周波数帯域を固定とし、かつ
OFDM−CDM信号をマルチコード多重した場合の通
信フレーム構成例を示す図
送信する周波数帯域とOFDM信号を送信する周波数帯
域を可変とした場合の通信フレーム構成例を示す図
送信する周波数帯域とOFDM信号を送信する周波数帯
域を可変とし、かつOFDM−CDM信号をマルチコー
ド多重した場合の通信フレーム構成例を示す図
OFDM−CDM信号の通信限界と通信端末の位置とを
示す図
CDM信号の信号点位置を示す図
ブロック図
の電波の通信限界との関係を示す図
ブロック図
信号の内容を示す図
ク図
容を示す図
部の構成を示すブロック図
成を示すブロック図
部の構成を示すブロック図
成を示すブロック図
ルの状態を示す模式図
プの配置を示す模式図
Mシンボルの信号パターンを示す模式図
部(S/P) 3、31 逆離散フーリエ変換部(IDFT) 4、32 拡散部 6、11、23、34、46、103、104、10
8、205、206、214 無線部 7、35、47 送信電力増幅部 9 フレーム構成部 10、40、200、310 通信端末 12 離散フーリエ変換部(DFT) 13、14、18 パラレルシリアル変換部(P/S) 15、17、109、207、208 復調部 16 逆拡散部 19 制御情報復調部 24 検波部 25 データ検出部 26 フレーム構成決定部 43、209、210 電波伝搬環境推定部 44 送信データ形成部 45 直交ベースバンド信号形成部 101、102、213 変調部 AN1、AN2、105、106、107、201、2
02、215 アンテナ D1、D100 送信ディジタル信号 D2、D3、D21、D22 パラレル信号 D4、D23、D200 送信データ D5、S26 フレーム構成信号 S10、S20 受信信号 S25、D41、S201、S300、S301 電波
伝搬環境推定情報 S27、D42、S202、S302 要求情報 S100 制御信号 S203 通信トラフィック情報 AR1 OFDM−CDM受信可能領域 AR2 OFDM受信可能領域 AR10、AR20 OFDM通信限界 AR11、AR21 OFDM−CDM通信限界 AR30 30GHz帯通信限界 AR31 1GHz帯通信限界
Claims (27)
- 【請求項1】 送信信号に対して直交周波数分割多重処
理を施すことによりOFDM信号を形成するOFDM変
調手段と、 前記送信信号に対して拡散処理及び直交周波数分割多重
処理を施すことによりOFDM−拡散信号を形成するO
FDM−拡散変調手段と、 前記OFDM変調手段及び前記OFDM−拡散変調手段
により形成された前記OFDM信号と前記OFDM−拡
散信号とが混在した送信フレームを構成するフレーム構
成手段と、 前記フレーム構成手段により構成された送信フレーム信
号を送信する送信手段と、 を具備する無線通信装置。 - 【請求項2】 前記フレーム構成手段は、 周波数−時間軸において、同一の周波数帯域に前記OF
DM信号と前記OFDM−拡散信号を混在させて配置す
ると共に各時点ではいずれか一方の信号を周波数方向に
配置することにより、前記送信フレームを構成する請求
項1に記載の無線通信装置。 - 【請求項3】 前記フレーム構成手段は、 周波数−時間軸において、同一の時間に前記OFDM信
号と前記OFDM−拡散信号を混在させて配置すると共
に各周波数帯域ではいずれか一方の信号を時間方向に配
置することにより、前記送信フレームを構成する請求項
1に記載の無線通信装置。 - 【請求項4】 前記フレーム構成手段は、各送信相手局
との間の電波伝搬環境に応じて、各送信相手局に送信す
る信号を、前記OFDM信号と前記OFDM−拡散信号
とで適応的に切り替えて前記送信フレームを構成する請
求項1から請求項3のいずれかに記載の無線通信装置。 - 【請求項5】 前記フレーム構成手段は、送信相手局ま
での距離に応じて、当該送信相手局までの距離が所定値
未満の場合、当該送信相手局に送信する信号としてOF
DM信号を選択すると共に、当該送信相手局までの距離
が所定値以上の場合、当該送信相手局に送信する信号と
してOFDM−拡散信号を選択して前記送信フレームを
構成する請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線
通信装置。 - 【請求項6】 前記電波伝搬環境は、通信相手局で得ら
れた受信信号の遅延プロファイル、電波到来方向、偏波
状態のいずれかを含む請求項4に記載の無線通信装置。 - 【請求項7】 送信相手局からの要求情報に応じて、当
該送信相手局宛の信号としてOFDM信号を送信する
か、又はOFDM−拡散信号を送信するかを選択する請
求項1に記載の無線通信装置。 - 【請求項8】 前記フレーム構成手段は、1送信フレー
ム内で、OFDM−拡散信号を送信する時間とOFDM
信号を送信する時間を固定とした送信フレームを構成す
る請求項1に記載の無線通信装置。 - 【請求項9】 前記フレーム構成手段は、1送信フレー
ム内で、OFDM−拡散信号を送信する時間とOFDM
信号を送信する時間を、OFDM−拡散信号を送信する
送信相手局の数とOFDM信号を送信する送信相手局の
数とに応じて可変とした送信フレームを構成する請求項
1に記載の無線通信装置。 - 【請求項10】 前記フレーム構成手段は、1送信フレ
ーム内で、OFDM−拡散信号に使用する周波数帯域と
OFDM信号に使用する周波数帯域を固定とした送信フ
レームを構成する請求項1に記載の無線通信装置。 - 【請求項11】 前記フレーム構成手段は、1送信フレ
ーム内で、OFDM−拡散信号に使用する周波数帯域と
OFDM信号に使用する周波数帯域を、OFDM−拡散
信号を送信する送信相手局の数とOFDM信号を送信す
る送信相手局の数とに応じて可変とした送信フレームを
構成する請求項1に記載の無線通信装置。 - 【請求項12】 前記OFDM変調手段により処理され
る信号のI−Q平面上での信号点位置と、前記OFDM
−拡散変調手段により処理される信号のI−Q平面上で
の信号点位置を異なるようにする請求項1に記載の無線
通信装置。 - 【請求項13】 前記OFDM信号の送信レベルと前記
OFDM−拡散信号の送信レベルを独立に制御する請求
項1に記載の無線通信装置。 - 【請求項14】 送信相手局宛の送信データを第1の搬
送波に重畳して第1の無線信号を形成する第1の無線信
号形成手段と、 前記送信相手局宛の送信データを前記第1の搬送波より
も周波数の高い第2の搬送波に重畳して第2の無線信号
を形成する第2の無線信号形成手段と、 前記1の無線信号又は前記第2の無線信号のいずれかを
選択してアンテナから送信させる選択手段とを具備する
無線通信装置。 - 【請求項15】 前記選択手段は、前記送信相手局との
間の電波伝搬環境に応じて、前記第1の無線信号又は前
記第2の無線信号のいずれかを選択する請求項14に記
載の無線通信装置。 - 【請求項16】 前記電波伝搬環境は、通信相手局で得
られた受信信号の遅延プロファイル、電波到来方向、偏
波状態のいずれかを含む請求項15に記載の無線通信装
置。 - 【請求項17】 前記選択手段は、送信相手局までの距
離に応じて、当該送信相手局までの距離が所定値未満の
場合、当該送信相手局に送信する信号として前記第2の
無線信号を選択すると共に、当該送信相手局までの距離
が所定値以上の場合、当該送信相手局に送信する信号と
して前記第1の無線信号を選択する、請求項14に記載
の無線通信装置。 - 【請求項18】 前記選択手段は、送信相手局からの要
求情報に応じて、前記第1の無線信号又は前記第2の無
線信号のいずれかを選択する請求項14に記載の無線通
信装置。 - 【請求項19】 前記第1の無線信号のI−Q平面上で
の信号点位置と、前記第2の無線信号のI−Q平面上で
の信号点位置を異なるようにする請求項14に記載の無
線通信装置。 - 【請求項20】 送信信号に対して直交周波数分割多重
処理を施すことによりOFDM信号を形成すると共に、
前記送信信号に対して拡散処理及び直交周波数分割多重
処理を施すことによりOFDM−拡散信号を形成し、周
波数−時間軸において、OFDM信号又はOFDM−拡
散信号のいずれかを割り当てて送信する、無線通信方
法。 - 【請求項21】 送信相手局にOFDM信号を送信する
か又はOFDM−拡散信号を送信するかを、当該送信相
手局との間の電波伝搬環境に応じて選択する請求項20
に記載の無線通信方法。 - 【請求項22】 送信相手局からの要求情報に応じて、
当該送信相手局宛の信号としてOFDM信号を送信する
か、又はOFDM−拡散信号を送信するかを選択する請
求項20に記載の無線通信方法。 - 【請求項23】 OFDM信号を形成する送信信号のI
−Q平面上での信号点位置と、OFDM−拡散信号を形
成する送信信号のI−Q平面上での信号点位置を異なる
ようにする請求項20に記載の無線通信方法。 - 【請求項24】 送信相手局宛の送信データを、第1の
周波数帯域で送信するか、又は当該第1の周波数帯域よ
りも周波数の高い第2の周波数帯域で送信するかを選択
する、無線通信方法。 - 【請求項25】 送信相手局宛の送信データを、第1の
周波数帯域で送信するか、又は当該第1の周波数帯域よ
りも周波数の高い第2の周波数帯域で送信するかを、当
該送信相手局との間の電波伝搬環境に応じて選択する請
求項24に記載の無線通信方法。 - 【請求項26】 送信相手局宛の送信データを、第1の
周波数帯域で送信するか、又は当該第1の周波数帯域よ
りも周波数の高い第2の周波数帯域で送信するかを、送
信相手局からの要求情報に応じて選択する請求項24に
記載の無線通信方法。 - 【請求項27】 通信相手局から送られた遅延プロファ
イル又は偏波状態のいずれかの情報に基づいて変調方式
を切り替える、無線通信方法。
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