JPWO2005004361A1 - マルチキャリア無線伝送システム、送信装置及び受信装置 - Google Patents
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Abstract
Description
近年特に注目されているマルチキャリア伝送方式は、複数の搬送波(サブキャリア)を利用してデータを伝送することで、例えば、伝送速度の高速化を図ると共に、周波数選択性フェージング耐性を強化している。しかしながら、マルチキャリア伝送方式は、高低様々な周波数を含む複数の搬送波を利用するので、通信環境によっては、ドップラーシフトのような周波数オフセット等に起因して、信号品質の劣化が懸念される場合がある。
一方、マルチキャリア伝送方式にて適応アレーアンテナ(AAA:adaptive array antenna)を利用し、信号品質を改善する試みもなされている。より具体的には、受信信号中のバーチャルサブキャリアに関する信号成分の大きさが、ゼロになるようにアレーのウエイトを適応制御することで、ドップラーシフトの影響を受けた波を抑圧し、通信信号の品質を向上させるものである(この技術については、例えば、非特許文献1参照。)。一般に、適応制御には、希望波にメインローブを向けるように制御を行うビームフォーミング(beam forming)と、不要波にヌルを向けて抑圧するように制御を行うヌルステアリング(null steering)とがあり、ここでは後者が使用されている。
バーチャルサブキャリア(virtual sub−carrier)とは、システムに割り当てられた周波数帯域に含まれる多数のサブキャリアの内、データを伝送するのに使用されるサブキャリア(データサブキャリア)を除いたサブキャリア、即ちデータを伝送する目的には使用されないサブキャリアである。多数のサブキャリアの内、どのサブキャリアがバーチャルサブキャリアであるかについては、システムで固定的に設定されている。例えば、図1の上側に示されるように、非線形増幅時の帯域外放射電力を低くするために、システムに割り当てられている周波数帯域の両端に属するいくつかのサブキャリアが、バーチャルサブキャリアに設定される(これについては、例えば、非特許文献2参照。)。また、図1の下側に示されるように、受信信号のベースバンド処理時の直流ドリフトを低減させるために、周波数帯域の中央近辺のサブキャリアもバーチャルサブキャリアに設定される場合がある(これについては、例えば、非特許文献3参照。)。具体的な数値例としては、例えば64個のサブキャリアの内、52個のサブキャリアがデータサブキャリアに設定され、12個のサブキャリアがバーチャルサブキャリアに設定される。このように固定的に設定されたバーチャルサブキャリアはデータ伝送に使用されないので、送信時の変調の際に、バーチャルサブキャリアに関する信号成分はゼロに設定される。
図2は、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式における変調部の概念図を示す。OFDM方式では、信号の変調は高速逆フーリエ変換(IFFT)によって行われる。このため、図中左側に示される時系列の送信情報データは、直列並列変換部(S/P)によって並列信号に変換され、IFFT部に入力される。この並列信号に含まれる内容は総てデータサブキャリアに対応付けられる。また、バーチャルサブキャリアに関する信号内容は、固定的にゼロに設定される。このようにして入力及び設定された信号に基づいて、高速逆フーリエ変換が行われ、変調された並列信号が出力され、以後無線送信に必要な処理を経て無線送信が行われる。
しかしながら、これら従来の技術は、無線信号を区別することを意図するものではないので、これらの技術を利用しても、同時に周波数資源を利用することは困難である。例えば、あるユーザAが無線通信している間に、別のユーザBは無線通信をすることができない。たとえユーザA,Bが地理的に異なる場所にいたとしても、一方の通信(タイムスロット)が終わるまで、他方は待機していなければならない。このような状況は、周波数の利用効率の観点からは望ましいものではない。
羽根秀一,中ノ森将也,原嘉孝,原晋介,「OFDMヌルステアリングアレーアンテナ」,電子情報通信学会,無線通信システム研究会,2002−124,2002年7月 ARIB STD−B24,"Data Coding and Transmission Specification For Digital Broadcasting",ARIB,June2000 ARIB STD−T70,"Lower Power Data Communication Systems Broadband Mobile Access Communication System(CSMA)",ARIB,Dec.2000
また、本発明は、無線信号を区別しながら適応アレーアンテナの制御を行うことで、周波数の利用効率を向上させることの可能なマルチキャリア無線伝送システム、及びそのようなシステムで使用される送信装置及び受信装置を提供することを目的とする。
これらの目的は、以下に説明する手段により解決される。本発明によれば、データ伝送に使用されるサブキャリアであるデータサブキャリアと、データ伝送に使用されないサブキャリアであるバーチャルサブキャリアに基づいて無線伝送を行うマルチキャリア伝送システムが提供される。本システムに使用される送信装置では、バーチャルサブキャリアに設定される少なくとも1つのサブキャリアが、サブキャリアの配置情報に応じて動的に設定される。本システムに使用される受信装置は、受信信号に含まれるバーチャルサブキャリアに関する信号成分が抑制されるように、適応的に制御される適応アレーアンテナ手段と、少なくとも一部のバーチャルサブキャリアの配置が異なる複数のサブキャリア配置パターンの内、どのパターンを利用して通信を行うかを設定する手段を有する。
これにより、サブキャリアの配置パターンにおけるバーチャルサブキャリアの位置を、通信を行う送信装置及び受信装置間で動的に変更することができる。送信装置又は受信装置は、バーチャルサブキャリアの配置パターンを示す配置情報に応答して、データサブキャリアに設定していたあるサブキャリアを改めてバーチャルサブキャリアに設定し、バーチャルサブキャリアに設定していたあるサブキャリアを改めてバーチャルサブキャリアに設定する。ある配置パターンS1を利用して送信された無線信号を受信する受信装置は、バーチャルサブキャリアの信号成分を抑圧するようにアンテナの指向性パターンを適応制御する。他の配置パターンS2に基づく無線信号は、抑圧されるバーチャルサブキャリアに有意義な信号成分を有するので、その無線信号にはヌルが向けられる。従って、受信装置は同一の配置パターンS1を利用する信号を良好に受信する一方、別の配置パターンS2を利用する信号を抑圧することができる。即ち、本発明によれば、バーチャルサブキャリアの位置(又は配置パターン)を無線信号の識別情報として使用することが可能になる。無線信号を区別することが可能になるので、周波数資源の利用効率を従来よりも向上させることが可能になる。
図2は、OFDM方式における変調部の概念図である。
図3は、本願実施例による送信装置の主要な機能に関するブロック図である。
図4は、本願実施例による受信装置の主要な機能に関するブロック図である。
図5は、図4に示される適応アレーアンテナ部の詳細を示すブロック図である。
図6は、本発明の動作原理を説明するための図を示す。
図7は、本願実施例による別の送信装置の主要な機能に関するブロック図である。
図8は、本発明をセルラ通信システムに使用した場合の様子を示す図である。
図9は、本発明をプライベートエリアネットワークに適用した場合の様子を示す図である。
図10は、サブキャリアの配置パターンを示す図である。
図3は、本願実施例による送信装置の主要な機能に関するブロック図である。送信装置300は直列並列変換部(S/P)302を有し、これは一連の送信情報データである直列信号から順にN−1個のデータを抽出し、それらをN−1個の信号系列に対応させ、並列信号として出力する。但し、Nは2以上の整数である。一連の送信情報データは、図示されていない符号器によって符号化されている。様々な符号化を利用することが可能であり、例えば畳み込み符号化、ブロック符号化等を利用することが可能である。
送信装置300は割当部304を有し、これはN個の信号系列より成る並列信号を受信し、サブキャリアの配置情報に基づいてそれらの順序を並べ替える。割当部304に入力されるN個の信号系列の内、N−1個の信号系列は、直列並列変換部302からの並列信号であり、後にデータサブキャリアに関連付けられる。割当部304に入力されるもう1つの信号系列は、バーチャルサブキャリアに関連付けられる信号系列であり、この信号系列の内容は、例えばゼロの値を常に示すようなもの(ゼロデータ)である。
送信装置300は無線部306を有し、これはN個の信号系列より成る並列信号を受信し、それらを各サブキャリアに対応付けて変調し、直列信号に変換し、波形整形及び周波数変換等の処理を施し、マルチキャリア無線信号を出力する。マルチキャリア無線信号は、図示されていないアンテナ部から放射される。尚、説明の便宜上「送信装置」と言及しているが、実際には送信機能だけでなく受信機能も備えている。後述する「受信装置」についても同様に、受信機能だけでなく送信機能も備えている。
動作を次に説明する。先ず、送信装置300は、通信を開始する際に、例えばセルラシステムにおける無線基地局に対して、通信リンクの確立を要求する。この要求は、例えばリクエストトゥセンド(RTS:request to send)の手順により行われ得る。この要求信号に応じて適切な無線チャネルが割り当てられることで、無線リンクが確立される。本実施例では、この手順を行う際に、N個のサブキャリアの内、どのサブキャリアをバーチャルサブキャリアとするか(又はどのサブキャリアをデータサブキャリアとするか)が決定される。例えば、通信リンクの確立を要求する信号に肯定的に応答する際に、無線基地局が(又は上位の管理局からの指示の下に無線基地局が)k番目のサブキャリアをバーチャルサブキャリアにすることを通知する。但し、kは1以上N以下の整数である。肯定的な応答は、例えばクリアトゥセンド(CTS:clear to send)の手順により行われ得る。あるいは逆に、送信装置300が、k番目のサブキャリアをバーチャルサブキャリアにすることを依頼又は命令してもよい。いずれにせよ、無線リンクの両端のノードで、どのサブキャリアをバーチャルサブキャリアに設定するか、即ちどのようなサブキャリア配置パターンを使用するかが決定されればよい。このように、本実施例では、サブキャリア配置パターンにおける少なくとも1つのバーチャルサブキャリアの位置が、動的に設定される。この点、バーチャルサブキャリアの位置が固定的に取り扱われていた従来の手法と大きく異なる。
通信リンクが確立されると、送信情報データをマルチキャリア無線信号に変換してアンテナ部から送信するための処理が行われる。概して、実線の矢印は、受信側に伝送する送信情報データの流れを示し、波線の矢印はゼロデータの流れを示す。先ず、直並列変換部302にて、1:(N−1)の比率で直列信号が並列信号に変換される。これらN−1個の信号系列に、ゼロデータを有する信号系列を加えたN個の信号系列が、割当部304に入力される。割当部304は、サブキャリアの配置情報に基づいて、入力されたN個の信号系列の順序を並べ替えて、無線部306に与える。無線部306では、有意義なデータ内容を有するN−1個の信号系列(k番目を除く総ての変調データ)と、1つの信号系列(k番目のゼロデータ系列)のN個の信号系列を変調する。この変調は、OFDM方式であれば逆フーリエ変換を行うことになるが、本発明はOFDMに限定されず、例えば発振器を設けるようにして、他のマッピングを行うことも可能である。何れの方式を採用するにせよ、サブキャリア毎に入力されたデータを、各サブキャリアに乗せることができればよい。以後、波形整形や周波数変換等の既存の手法を利用して、マルチキャリア無線信号が作成される。
図4は、本願実施例による受信装置の主要な機能に関するブロック図である。受信装置400は、適応アレーアンテナ部402を有する。適応アレーアンテナ部402は、マルチキャリア無線信号の不要な信号成分を抑圧しながらそれを受信し、後段の復調部404に与える。復調部404は、マルチキャリア無線信号を受信し、N個の信号系列より成る並列信号(復調データ1〜N)を導出する。この並列信号を復調することでサブキャリア毎のN個の信号系列が得られる。OFDM方式が採用されているならば、この復調は高速フーリエ変換によって行われる。
受信装置400は割当部406を有し、これはN個の信号系列より成る並列信号を受信し、サブキャリアの配置情報に基づいてそれらの順序を並べ替える。より正確には、N個の信号系列(復調データ系列)の中から、バーチャルサブキャリアに対応する信号系列(k番目の信号系列)を排除し、N−1個の信号系列より成る並列信号を出力する。サブキャリアの配置情報は、例えば、送信装置300及び受信装置400の間の通信リンクの確立の際に決定される。
受信装置400は並列直列変換部(P/S)408を有し、これは並列的に受信したN−1個の信号系列から得られるデータを順に、1つの信号系列に変換することで、受信情報データを表す信号系列を作成する。
図5は、図4に示される適応アレーアンテナ部402の詳細を示すブロック図である。図示されるように、適応アレーアンテナ部402は、複数の(M個の)アンテナ素子502と、アンテナ素子502毎に設けられたアナログディジタル変換部(A/D)504を有する。適応アレーアンテナ部402は、これらアンテナ素子502を通じて得られる信号に重み(ウエイト)を付加するための重み調整部506を有する。適応アレーアンテナ素子502は合成部508を有し、これはアンテナ素子502からの信号を適切に合成し、後段の復調部404に与える。更に、適応アレーアンテナ素子502はウエイト制御部510を有し、これは各アンテナ素子502により受信された信号Xi(n)に基づいて、重み調整部506に与える制御信号wj(n)を算出する。但し、iは1以上M以下の整数であり、jは2以上M以下の整数であり、nはサンプル番号を表すパラメータである。
各アンテナ素子502で受信された信号は、不図示のフロントエンドにて適切な波形整形及び周波数変換等の処理に委ねられ、各自のアナログディジタル変換部504を通じて、M個のディジタル信号Xi(n)が得られる。重み調整部506では、これらのディジタル信号Xi(n)に適切な重み付けがなされ、合成部508にてそれらが合成される。一方、ウエイト制御部510は、サブキャリアの配置情報により指定されるバーチャルサブキャリアに関する信号成分が小さくなるように(ゼロになるように)制御信号wj(n)を算出し、この制御信号wj(n)に応答して、重み調整部506で受信信号に加えられるウエイトが設定される。従って、合成部508から出力される信号は、バーチャルサブキャリアに関する信号成分が抑制された信号である。尚、w1(n)に対応する重み調整部506が描かれていないのは、ウエイトの最適化を行う際に、自明な解が出現することを回避するためであるが、より一般的にw1(n)に対応する重み調整部506を設けることも可能である。
上述したように、バーチャルサブキャリアはデータ伝送に使用されないサブキャリアであるので、受信信号中のその成分はゼロであることが望ましい。しかし、周波数オフセットその他の干渉源に起因して、受信信号のバーチャルサブキャリアに関する信号成分がゼロにならない場合は、それが干渉成分となり、信号品質を劣化させてしまう。バーチャルサブキャリアに関する信号成分をゼロにするようにウエイトwj(n)を調整しながらアンテナの指向性パターンを更新してゆくことで、受信信号の品質を向上させることが可能になる。
図3に示される送信装置300及び図4に示される受信装置400を利用すると、サブキャリアの配置情報を利用して、送信装置及び受信装置間で、バーチャルサブキャリアの位置を任意に動的に変更させることが可能になる。即ち、本実施例では、サブキャリアの配置パターンにおける(少なくとも一部の)バーチャルサブキャリアの位置が固定されていない。
図6は、本発明の原理を説明するための説明図である。図6に示されるように、例えば、k番目のサブキャリアをバーチャルサブキャリアに設定し、m番目を含む他のサブキャリアをデータサブキャリアに設定して通信を行う無線端末Aと、m番目のサブキャリアをバーチャルサブキャリアに設定し、k番目を含む他のサブキャリアをデータサブキャリアに設定して通信を行う無線端末Bがあるとする。無線基地局の側で、k番目のサブキャリアをバーチャルサブキャリアに設定し、バーチャルサブキャリアの信号成分が小さくなるようにアンテナパターンPAを変化させながら到来波を受信すると、無線端末Aからの到来波を良好に受信する一方、無線装置Bからの到来波を抑圧することが可能になる。k番目のサブキャリアの信号成分を抑圧するようにアンテナの指向性パターンPAを調整することで、k番目のサブキャリアをデータサブキャリアとして使用する送信装置Bからの到来波にヌルを向けて抑圧できるからである。図中実線の矢印は無線端末Aからの到来波を示し、波線の矢印は無線端末Bからの到来波を示す。同様に、無線基地局でm番目のサブキャリアをバーチャルサブキャリアに設定し、バーチャルサブキャリアの信号成分が小さくなるようにアンテナパターンPBを変化させながら到来波を受信すると、無線端末Bからの到来波を良好に受信する一方、無線装置Aからの到来波を抑圧することが可能になる。このことは、バーチャルサブキャリアの配置を異ならせることで、無線端末A,Bからの到来波を区別できることを意味する。言い換えれば、サブキャリアの配置パターンが、到来波を区別するための識別情報になる。
図7は、本願実施例による別の送信装置の主要な機能に関するブロック図である。概して、実線の矢印は、受信側に伝送するための送信情報データの流れを示し、波線の矢印はゼロデータの流れを示す。送信装置600は直列並列変換部(S/P)602を有し、これは一連の送信情報データである直列信号を並列信号として出力する。一連の送信情報データは、図示されていない符号器によって符号化されている。様々な符号化を利用することが可能であり、例えば畳み込み符号化、ブロック符号化等を利用することが可能である。
送信装置600は割当部604を有し、これはN個の信号系列より成る並列信号を受信し、サブキャリアの配置情報により指定される信号系列の内容を、バーチャルサブキャリアに対応する信号内容に設定する。設定後の信号系列が有する信号内容は、例えばゼロの値を常に示すようなもの(ゼロデータ)である。それ以外の信号系列については、そのまま出力される。このようにサブキャリアの配置情報は、N個のサブキャリアの内、どのサブキャリアをバーチャルサブキャリアとするか(又はどのサブキャリアをデータサブキャリアとするか)を示すものであり、これは通信リンクを確立する際に決定される。
送信装置600は無線部606を有し、これはN個の信号系列より成る並列信号を受信し、それらを各サブキャリアに対応付けて変調し、直列信号に変換し、波形整形及び周波数変換等の処理を施し、マルチキャリア無線信号を出力する。変調は、OFDM方式であれば逆フーリエ変換を行うことになるが、本発明はOFDMに限定されず、他のマッピングを行うことも可能である。マルチキャリア無線信号は、図示されていないアンテナ部から放射される。
本実施例では、直並列変換部602が出力する信号系列数Nと、無線部606が受信する信号系列数Nとが等しい。従って、受信装置の側も、復調されたN個の信号系列に合わせて、N個の信号系列を直列信号に変換することで、受信情報データを得ることができる。図4の割当部406のような信号系列数を調整する要素は不要である。復調部からの並列信号はそのまま直並列変換部に与えられる。但し、k番目のサブキャリア(バーチャルサブキャリア)に関する信号成分が小さくなるように、適応アレーアンテナ部による指向性の制御が行われる点は、図4の受信装置400と同様である。
本実施例では、S/P602から出力される送信情報データを表すN個の信号系列の内、1つの信号系列(k番目)がゼロに強制された後に無線部606に入力されており、送信情報データの一部が失われる。しかしながら、直並列変換部602に入力される送信情報データが適切に符号化されていれば、N個のデータの一部が欠落したとしても、受信側で適切に復元することが可能である。そもそも符号化は、通信環境が悪化して送信データの一部が失われたとしても、それを復号することで送信データを適切に復元することを可能にする。N個の信号系列の内、k番目の信号系列の内容をゼロにすることは、受信側にしてみれば、その程度に通信環境が悪いことと等価である。
このように本実施例では、送信データの一部を犠牲にすることで、送信信号を識別可能にすると共に、データ伝送速度を従来と同程度に維持することが可能になる。図3に示す実施例では、送信データを意図的に犠牲にしないが、データ伝送速度は従来の(N−1)/N倍になってしまう。また、図3に示すような送信装置を使用する場合は、それに合わせて図4に示すような受信装置を必要とする。これに対して、図7に示すような送信装置を使用する際には、従来の要素に対する修正は少なくて済む。送信装置600に関しては、サブキャリアの配置情報により指定された信号系列をゼロに設定可能にすることで足りる。受信装置に関しては、適応アレーアンテナ部が、サブキャリアの配置情報により指定されたサブキャリアの信号成分を抑圧するように制御可能にすることで足りる。従って、データの信頼性等の観点からは図3に示される実施例が好ましく、データの伝送速度や既存システムに対する修正量等の観点からは、図7に示される実施例が好ましい。これは、設定されるバーチャルサブキャリア数が増えるほど顕著になる傾向にある。
図8は、本発明をセルラ通信システムの上り回線に使用した場合の様子を示す。このシステムでは、セルA〜Gの中で、隣接するセル同士の間では異なるサブキャリアの配置パターンを使用するように設定されている。具体的には、セルAではm番目、セルF,B,Dではn番目、セルG,C,Eではk番目のサブキャリアがバーチャルサブキャリアに設定され、それ以外はデータサブキャリアに設定されている。各セルの中では同一のサブキャリアの配置パターンを利用して通信が行われる。従って、1つのセル内では時分割形式で無線基地局と無線端末が通信を行う。セルAの無線基地局(不図示)は、m番目のサブキャリアに関する信号成分を抑圧するように適応アレーアンテナ部を制御することで、自セルからの到来波を良好に受信する一方、隣接するセルからの到来波(干渉波)を抑圧するように、指向性パターンPAを調整することができる。このように、セルラ通信システムのセル(又はセクタ)毎に、サブキャリアの配置パターンを相違させることによって、自他のセル(又はセクタ)を識別することが可能である。
図9は、本発明を私設網又はプライベートエリアネットワーク(PAN:Private Area Network)に適用した場合の様子を示す。図示されているように、隣接する2つのグループA,Bが存在し、グループ内の通信端末は、適応アレーアンテナを有する送受信機としての機能を有する。グループA,Bは、異なるサブキャリアの配置パターンを使用する。グループAではm番目のサブキャリアを、グループBではk番目のサブキャリアをバーチャルサブキャリアに設定し、他のサブキャリアはデータサブキャリアに設定される。同一グループ内では同一の配置パターンに基づいて通信を行う。このようにシステムを構成することで、通信端末は自身の所属するグループ以外のグループからの到来波を抑制しながら通信を行うことができる。
上述したように、同一グループ内では同一の配置パターンを利用するので、例えばグループAに属する通信端末902が通信している間に、通信端末904は通信をすることができない。同一グループ内の通信の競合又は衝突を回避するには、様々な手法がある。例えば、通信端末904が通信を開始する前に、k番目のサブキャリアに関連する信号成分を調べることが有利である。その信号成分が有意義な大きさであれば、グループ内の誰か(例えば通信端末902)が既に通信を行っているので、通信端末904は信号を送信してはならないことが分かる。逆に、その信号成分がゼロであるならば、そのグループ内で誰も通信を行っていないことが分かる。グループBからの到来波については、k番目のサブキャリアはバーチャルに設定されているので、グループBからの到来波があったとしても検出される信号成分の大きさはゼロである。従って、k番目のサブキャリアに関する信号成分の有無は、グループA内で通信している通信端末の存否に直結する。尚、k+1番目のサブキャリアの信号成分の有無を調べることは適切でない。信号成分が検出された場合に、それがグループA内のものかグループBからのものか区別できないからである。同様に、グループBでは、通信を開始する前にm番目のサブキャリアの信号成分を調べることで、同一グループ内の通信の競合を回避することが可能になる。このように、異なるサブキャリア配置パターンを利用する複数のグループの何れかに所属する通信端末は、自身の属するグループ以外で使用されるサブキャリア配置パターンで、バーチャルサブキャリアに設定されているサブキャリアの信号成分の大きさを調べることにより、信号送信の可否を判断することが可能である。
以上に説明した実施例では、1つのバーチャルサブキャリアの位置を変更することで、通信端末、セル(又はセクタ)、グループ等を区別していた。しかし、本発明はそのような形態に限定されず、バーチャルサブキャリアの様々な配置パターンを利用して、無線信号を区別することを可能にする。
図10は、プライベートエリアネットワークにおける3つのグループを区別するのに使用することの可能なサブキャリアの配置パターンを示す。簡単のため、6つのサブキャリアしか描かれていないが、更に多くのサブキャリアを配置することが可能である。図示されているように、グループAではサブキャリアf3,f5が、グループBではサブキャリアf1,f3が、グループCではサブキャリアf1,f5が、バーチャルサブキャリアに設定され、他のサブキャリアはデータサブキャリアに設定されている。グループA内で通信を行っている間は、到来波に含まれるサブキャリアf3,f5の信号成分が抑圧されるように指向性パターンが調整されるので、他のグループB,Cからの到来波を効果的に抑圧することができる。グループA内で通信を開始しようとするときは、サブキャリアf1の信号成分の有無を調べる。サブキャリアf1はグループB,Cではバーチャルサブキャリアに設定されているので、グループB,Cからの寄与は実質的にゼロである。従って、サブキャリアf1の信号成分の有無は、グループAにおける通話中の通信端末の有無に直結することになる。同様に、グループBではサブキャリアf5の信号成分の有無を調べることで衝突を回避し得る。グループCではサブキャリアf3の信号成分の有無を調べることで衝突を回避し得る。こうして、同一グループ内での衝突を回避し、且つ他グループからの到来波を抑圧することが可能になる。
より一般的には、N個のグループを区別するには、少なくともN−1個のサブキャリアをバーチャルサブキャリアに設定し、N個の異なる配置パターンを形成することを要する。更に、同一グループ内での衝突を回避し得るようにするには、任意の1つの配置パターンでデータサブキャリアに設定されている少なくとも1つのサブキャリア(例えば、グループAではf1,グループBではf5,グループCではf3)が、他のN−1個総ての配置パターンでバーチャルサブキャリアに設定されているようにする必要がある。そのサブキャリアの信号成分の有無を通信開始前に調べることで、同一グループ内で既に通信がなされているか否かを判別することが可能になる。このようなサブキャリアの配置パターンは、プライベートエリアネットワークのグループの識別に限らず、任意の到来波を識別するために使用することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
Claims (17)
- データ伝送に使用されるサブキャリアであるデータサブキャリアと、データ伝送に使用されないサブキャリアであるバーチャルサブキャリアに基づいて無線伝送を行うマルチキャリア伝送システムにおける送信装置であって、
バーチャルサブキャリアに設定される少なくとも1つのサブキャリアが、サブキャリアの配置情報に応じて動的に設定されることを特徴とする送信装置。 - 少なくとも一部のバーチャルサブキャリアの配置が異なる複数のサブキャリア配置パターンに基づいて、送信信号が区別されることを特徴とする請求項1記載の送信装置。
- 前記複数のサブキャリア配置パターンに所属するあるサブキャリア配置パターンでデータサブキャリアに設定されているサブキャリアの少なくとも1つが、それらに所属する他のサブキャリア配置パターンではバーチャルサブキャリアに設定されていることを特徴とする請求項1記載の送信装置。
- データ伝送に使用されるサブキャリアであるデータサブキャリアと、データ伝送に使用されないサブキャリアであるバーチャルサブキャリアに基づいて無線伝送を行うマルチキャリア伝送システムにおける受信装置であって、
受信信号に含まれるバーチャルサブキャリアに関する信号成分が抑制されるように、適応的に制御される適応アレーアンテナ手段と、
少なくとも一部のバーチャルサブキャリアの配置が異なる複数のサブキャリア配置パターンの内、どのパターンを利用して通信を行うかを設定する手段
を有することを特徴とする受信装置。 - 前記複数のサブキャリア配置パターンに所属するあるサブキャリア配置パターンでデータサブキャリアに設定されているサブキャリアの少なくとも1つが、それらに所属する他のサブキャリア配置パターンではバーチャルサブキャリアに設定されていることを特徴とする請求項4記載の受信装置。
- データ伝送に使用されるサブキャリアであるデータサブキャリアと、データ伝送に使用されないサブキャリアであるバーチャルサブキャリアに基づいて無線伝送を行うマルチキャリア伝送システムであって、
バーチャルサブキャリアに設定される少なくとも1つのサブキャリアが、サブキャリアの配置情報に応じて動的に設定される送信装置と、
受信装置を有し、前記受信装置が、
受信信号に含まれるバーチャルサブキャリアに関する信号成分が抑制されるように、適応的に制御される適応アレーアンテナ手段と
少なくとも一部のバーチャルサブキャリアの配置が異なる複数のサブキャリア配置パターンの内、どのパターンを利用して通信を行うかを設定する手段
を有することを特徴とするマルチキャリア伝送システム。 - データ伝送に使用されるサブキャリアであるデータサブキャリアと、データ伝送に使用されないサブキャリアであるバーチャルサブキャリアに基づいて無線伝送を行うマルチキャリア伝送システムに使用される送信装置であって、
直列信号を、所定数の信号系列を含む並列信号に変換する直列並列変換手段と、
前記所定数より多い信号系列を、サブキャリア毎に並列的に受信及び変調し、無線送信信号を作成する無線手段と、
サブキャリアの配置情報に基づいて、前記所定数より多い信号系列の少なくとも1つに、バーチャルサブキャリアに対応する信号系列を割り当てる手段
を有することを特徴とする送信装置。 - 前記直列信号が、送信データの符号化された信号系列であることを特徴とする請求項7記載の送信装置。
- 少なくとも一部のサブキャリアの配置が異なる複数のサブキャリア配置パターンに基づいて、送信信号が区別されることを特徴とする請求項7記載の送信装置。
- 前記複数のサブキャリア配置パターンに所属するあるサブキャリア配置パターンでデータサブキャリアに設定されているサブキャリアの少なくとも1つが、それらに所属する他のサブキャリア配置パターンではバーチャルサブキャリアに設定されていることを特徴とする請求項7記載の送信装置。
- 複数のサブキャリアに基づいて無線伝送を行うマルチキャリア伝送システムに使用される受信装置であって、
適応アレーアンテナを通じて受信した無線信号を復調し、各々がサブキャリアに対応する複数の信号系列を有する並列信号を出力する無線手段と、
並列信号を直列信号に変換する並列直列変換手段と、
前記無線手段から出力される並列信号の内、サブキャリアの配置情報により指定される信号系列以外の信号系列を、前記並列直列変換手段に入力される並列信号に割り当てる割当手段
を有することを特徴とする受信装置。 - 少なくとも一部のサブキャリアの配置が異なる複数のサブキャリア配置パターンに基づいて、到来波が区別されることを特徴とする請求項11記載の受信装置。
- 前記複数のサブキャリア配置パターンに所属するあるサブキャリア配置パターンでデータサブキャリアに設定されているサブキャリアの少なくとも1つが、それらに所属する他のサブキャリア配置パターンではバーチャルサブキャリアに設定されていることを特徴とする請求項11記載の受信装置。
- データ伝送に使用されるサブキャリアであるデータサブキャリアと、データ伝送に使用されないサブキャリアであるバーチャルサブキャリアに基づいて無線伝送を行うマルチキャリア伝送システムに使用される送信装置であって、
直列信号を、所定数の信号系列を含む並列信号に変換する直列並列変換手段と、
複数の信号系列を、サブキャリア毎に並列的に受信及び変調し、無線送信信号を作成する無線手段と、
前記所定数の信号系列の内、サブキャリアの配置情報により指定される少なくとも1つの信号系列の内容を、バーチャルサブキャリアに対応する信号内容に設定する手段
を有することを特徴とする送信装置。 - 前記直列信号が、送信データの符号化された信号系列であることを特徴とする請求項14記載の送信装置。
- 少なくとも一部のサブキャリアの配置が異なる複数のサブキャリア配置パターンに基づいて、送信信号が区別されることを特徴とする請求項14記載の送信装置。
- 前記複数のサブキャリア配置パターンに所属するあるサブキャリア配置パターンでデータサブキャリアに設定されているサブキャリアの少なくとも1つが、それらに所属する他のサブキャリア配置パターンではバーチャルサブキャリアに設定されていることを特徴とする請求項14記載の送信装置。
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