JP4410267B2 - 無線通信方法と装置 - Google Patents

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    • H04B7/0621Feedback content
    • H04B7/0634Antenna weights or vector/matrix coefficients

Description

本発明は、無線通信システムにおける無線通信方法と装置に関する。
複数のアンテナから信号を送信する際、アンテナ毎に信号にウェイトを乗じることによって受信側の性能を向上させる方法が広く知られている。例えば、複数のアンテナから同一の信号を送信する際に、受信端で各アンテナからの受信信号の位相や振幅が揃うようにするためのウェイトを送信側で乗じることによって、利得を得る方法が知られている。また、複数の信号を複数のアンテナから送信する際に、受信端で複数の信号に重畳された伝送路が互いに直交関係となりやすいように位相や振幅を調整するウェイトを送信側で乗じることによって、複数の信号を分離しやすくする方法が知られている。これらの方法は一般にウェイトを細かく調整できるほど性能が向上する。
上り回線と下り回線が同じ周波数を使う時分割復信(Time Division Duplex:TDD)のようなシステムでは、上り回線と下り回線のチャネルがほぼ同じになるため、例えば上り回線で受信される信号からチャネル推定を行い、チャネル推定結果を基にして下り回線で用いるウェイト系列を計算することができる。
一方、上り回線と下り回線が異なる周波数を使う周波数分割復信(Frequency Division Duplex:FDD)のようなシステムでは、一般に上り回線と下り回線のチャネルが異なる。そのため、例えば上り回線で受信される信号からチャネル推定結果を基に下り回線で使うウェイト系列を算出することはできない。従って、下り回線の受信側で下り回線のチャネル推定を行って所望のウェイト系列を算出し、算出したウェイト系列を示すウェイト系列指示情報を上り回線を使って送信側に伝達する必要がある。
非特許文献1では、2本のアンテナそれぞれに対応するウェイトを示すウェイト系列が複数種類用意され(複数種類のウェイト系列をウェイト系列集合と呼ぶ)、このウェイト系列集合は送信側と受信側で共有される。非特許文献1によると、受信側ではウェイト系列集合の中から1つのウェイト系列が選択され、選択されたウェイト系列のインデックスがウェイト系列指示情報(非特許文献1では、Feedback Signaling Message(FSM)と称している)として送信側に伝達される。
"3GPP TS 25.214 v3.12.0(2003-03)", [online],平成15年3月,[平成19年3月15日検索],インターネット<URL: http://www.3gpp.org/ftp/Specs/2006-09/R1999/25_series/25214-3c0.zip (P33-42)>
ウェイトの調整を細かくして受信性能を向上させるためには、ウェイト系列集合のサイズを大きくする必要がある。非特許文献1のようにウェイト系列集合を送信側と受信側とで共有する場合、ウェイト系列集合のサイズが大きくなると、ウェイト系列指示情報のオーバーヘッドが増加するという問題がある。
この発明は、ウェイト系列指示情報のオーバーヘッドを増加させることなく、受信性能を向上させることを提供することを目的とする。
本発明の一態様による無線通信装置は、時間軸及び周波数軸で区切られた複数の送信ブロックにそれぞれ割り当てられた複数のウェイト系列集合を前記送信ブロックに対応付けて蓄積する蓄積部と;前記複数の送信ブロックから一つの送信ブロックを選択する送信ブロック選択部と;前記一つの送信ブロックに割り当てられている前記一つのウェイト系列集合から、受信側から送信される指示情報によって指示される一つのウェイト系列を選択するウェイト系列選択部と;前記一つのウェイト系列を用いて前記データ信号を変換して変換信号を生成する生成部と;前記変換信号を前記一つの送信ブロックを用いて送信する送信部と;を具備する。
本発明の他の態様による無線通信装置は、時間軸及び周波数軸で区切られた複数の送信ブロックにそれぞれ割り当てられた複数のウェイト系列集合を前記送信ブロックに対応付けて蓄積する蓄積部と;前記送信ブロック毎に、該送信ブロックに割り当てられている前記一つのウェイト系列集合から一つのウェイト系列を選択するウェイト系列選択部と;前記一つのウェイト系列を示す指示情報を送信する送信部と;前記一つのウェイト系列を用いてデータ信号を変換して生成される変換信号を受信する受信部と;前記変換信号から前記データ信号を再生する再生部と;を具備する。
本発明によれば、送信ブロック毎に複数のウェイト系列集合から選択された一つのウェイト系列集合を用いることにより、ウェイト系列集合のサイズ増大によるウェイト系列指示情報のオーバーヘッドの増加を伴うことなく、適切にウェイト系列を送信に用いて受信性能を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(無線送信装置)
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係る無線送信装置では、入力端子10に入力される送信すべきデータは一次変調部11により変調され、この例では1つの送信ベースバンド信号が生成される。一次変調部11においては、従来知られている種々のディジタル変調方式、例えばBPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、ASK(Amplitude Shift Keying)、FSK(Frequency Shift Keying)、16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)、あるいは64QAMなどの変調方式が利用される。
一次変調部11からの送信ベースバンド信号は、後述する送信アンテナの数Mと同じ数の乗算器14−1〜14−Mに入力される。ウェイト系列集合蓄積部12は、M個のウェイトをそれぞれ含み、後述する送信ブロックにそれぞれ割り当てられた複数のウェイト系列(ウェイト系列集合という)を送信ブロックに対応付けて蓄積しており、例えばROMが用いられる。
ウェイト系列集合蓄積部12に蓄積されたウェイト系列集合から、ウェイト系列選択部13により一つのウェイト系列が選択される。選択されたウェイト系列の各ウェイトは乗算器14−1〜14−Mに与えられ、一次変調部11からの送信ベースバンド信号に乗じられる。これにより送信ベースバンド信号は、乗算器14−1〜14−Mにおいて異なる重み付けがなされる。
乗算器14−1〜14−Mにより重み付けされることによって変換されたM個の送信ベースバンド信号(変換信号)は、送信ブロック選択/割り当て部15−1〜15−Mに入力される。送信ブロック選択/割り当て部15−1〜15−Mでは、後述するように複数の送信ブロックからそれぞれ一つの送信ブロックが選択され、さらに選択された送信ブロックが入力された送信ベースバンド信号にそれぞれ割り当てられる。
送信ブロックが割り当てられた送信ベースバンド信号は、割り当てられた送信ブロックに従って二次変調部16−1〜16−Mにより変調される。二次変調部16−1〜16−Mにおいては、例えば符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access:CDMA)、周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)、あるいはCDMAとOFDMを組み合わせた周波数及び符号分割多重(Orthogonal Frequency and Code Division Multiplexing:OFCDM)といった変調方式が用いられる。二次変調部16−1〜16−Mにより変調された信号を多重変調信号(multiplexing modulated signal)と呼ぶ。
二次変調部16−1〜16−Mから出力される多重変調信号は、無線部17−1〜17−Mに入力される。無線部17−1〜17−Mは、周波数変換器(アップコンバータ)、電力増幅器及び必要に応じてフィルタを有する。多重変調信号は無線部17−1〜17−MにおいてRF(無線周波数)帯の周波数にアップコンバートされ、さらに電力増幅がなされた後、送信アンテナ18−1〜18−Mに供給されることによって送信される。
一方、受信アンテナ21では後述する無線送信装置から送信されてくるRF信号が受信される。受信アンテナ21で受信されるRF信号は、ウェイト系列選択部13によって選択されるべきウェイト系列を指示するインデックス(ウェイト系列指示情報という)が変調された信号である。受信アンテナ21から出力される受信RF信号は、無線部22により増幅及び周波数変換(ダウンコンバート)がなされた後、ウェイト系列指示情報再生部23に送られ、ウェイト系列指示情報24が再生される。再生されたウェイト系列指示情報24は、ウェイト系列選択部13及び送信ブロック選択/割当部15−1〜15−Mに送られる。
(送信ブロックについて)
以下、送信ブロックについて説明する。送信ブロックとは、例えば図2に示すように時間軸及び周波数軸で区切られた矩形の領域(時間−周波数領域)を表す。本実施形態によると、データ信号の送信は送信ブロックを用いて、送信ブロックに対応する単位で行われる。例えば、二次変調部16−1〜16−MがCDMAのようなシングルキャリア変調方式を採用している場合、周波数方向はシングルキャリア信号の帯域幅、時間方向はシンボルa個分でそれぞれ区切られた時間−周波数領域が送信ブロックである。二次変調部16−1〜16−MがOFDMまたはOFCDMのようなマルチキャリア変調方式を採用している場合には、時間方向にシンボルa個分、周波数方向にサブキャリアb個分の長さでそれぞれ区切られた時間−周波数領域が送信ブロックである。異なる送信ブロックは、送信に使用される周波数及び時間が異なる。このため、各送信ブロックによって送信される信号は、一般には応答の異なるチャネルを介して送信される。
無線通信システムを利用する各ユーザは、複数の送信ブロックのうちの一部を使って送信された信号を受信する。こうすることにより、ある時間に使用された送信ブロックの数に比例した伝送レートが達成される。言い換えれば、高い伝送レートを必要とするユーザは、より多くの送信ブロックを使用して通信を行う。逆に、低い伝送レートでもよいユーザは少ない送信ブロックを使用して通信を行う。
(ウェイト系列とウェイト系列集合について)
次に、ウェイト系列とウェイト系列集合について説明する。ウェイト系列とは、ウェイトを並べた系列を表している。例えば、図1のように送信ベースバンド信号の数が1つで、送信アンテナがM個の場合、一つのウェイト系列pは
Figure 0004410267
のように、1×Mの行列として表される。この場合、m(1,2,…,M)番目のアンテナによって送信される送信ベースバンド信号には、ウェイトwmが乗じられる。
一方、送信ベースバンド信号の数がSで、送信アンテナの数がMの場合には、ウェイトも信号とアンテナのそれぞれに定義されるため、一つのウェイト系列pは
Figure 0004410267
のように、S×Mの行列として表される。この場合、m(1,2,…,M)番目のアンテナによって送信される送信ベースバンド信号には、ウェイトwsmが乗じられる。
ウェイト系列の要素であるウェイトは、シングルキャリアシステムの場合には例えば複素数値の定数で表される。ウェイト系列の要素であるウェイトは、マルチキャリアシステムで送信ブロック内に複数のサブキャリアがある場合には、シングルキャリアシステムと同様に複素数値の定数で表すこともできるし、サブキャリア番号fに関する関数w(f)で表すこともできる。
ウェイト系列集合とは、上述のようなウェイト系列の集合を表している。ウェイト系列集合のサイズとは、ウェイト系列集合に含まれるウェイト系列の系列数を表している。前述の通り、ウェイト系列集合のサイズが大きいほど、ウェイトをより細かく調整することができるため、受信性能を向上させることができるが、反面でウェイト系列指示情報のオーバーヘッドが増加してしまう。
2つのウェイト系列集合が同じであるとは、2つのウェイト系列集合のサイズが同じであって、かつ各集合に含まれるウェイト系列が全て同じであることを言う。2つのウェイト系列集合が異なるとは、2つのウェイト系列集合のサイズが異なるか、あるいは各集合に含まれるウェイト系列の一部が異なることを言う。
さらに言えば、ウェイト系列集合とは、ある送信ブロックで使用されるウェイト系列の集合を表している。例えば、第1の送信ブロックでウェイト系列P1とP2が使われており、第2の送信ブロックでウェイト系列P3とP4が使われている場合、第1の送信ブロックで使われているウェイト系列集合は{P1,P2}であり、第2の送信ブロックで使われているウェイト系列集合は{P3,P4}である。
(無線受信装置)
次に、図3を用いて図1に示した無線送信装置に対応する無線受信装置について説明する。図3に示されるように、無線受信装置では図1の無線送信装置から送信されるRF信号が受信アンテナ31−1〜31−Mによって受信される。受信アンテナ31−1〜31−Mから出力される受信RF信号は、無線部32−1〜32−Mによって増幅され、かつ周波数変換(ダウンコンバート)されることによって、受信ベースバンド信号が生成される。
無線部31−1〜31−Mから出力される受信ベースバンド信号は、図1中の二次変調部16−1〜16−Mに対応する二次復調部33−1〜31−Mによって復調される。二次復調部33−1〜31−Mからの出力信号は、図1中の一次変調部11に対応する一次復調部34とチャネル推定部35に入力される。チャネル推定部35では、無線送信装置から無線受信装置までの間のチャネルの応答を推定する処理、すなわちチャネル推定が行われ、チャネル推定値が生成される。
一次復調部34はチャネル等化部を内蔵しており、チャネル推定部35からのチャネル推定値を用いて二次変調部33−1〜31−Mからの出力信号に対してチャネル等化が行われる。次いで、一次復調部34ではチャネル等化後の信号に対して復調処理が行われることにより、データ信号36が再生される。
無線受信装置には、さらにウェイト系列集合蓄積部37、ウェイト系列選択部38及びウェイト系列指示情報生成部39が設けられている。ウェイト系列集合蓄積部37は、図1中に示したウェイト系列集合蓄積部12と同様にM個のウェイトをそれぞれ含む複数のウェイト系列(ウェイト系列集合)を送信ブロックに対応付けて蓄積している。ウェイト系列選択部38では、ウェイト系列集合蓄積部37に蓄積されたウェイト系列集合から、チャネル推定部35からのチャネル推定値に基づき一つのウェイト系列が選択される。
ウェイト系列指示情報生成部39では、チャネル系列選択部38によって選択されたチャネル系列を示すインデックスであるチャネル系列指示情報が生成される。チャネル系列指示情報は、無線部41においてRF帯の周波数にアップコンバートされ、さらに電力増幅がなされた後、送信アンテナ42に供給されることによって図1の無線送信装置に向けて送信される。
(無線送信装置の変形例)
図4に示される無線送信装置は、一次変調部11から出力される送信ベースバンド信号が複数(S)の場合の例であり、M個の送信アンテナ18−1〜18−Mに対応してS×M個の乗算器13−11〜13−S1,13−12〜13−S2,・・・,13−1M〜13SMが設けられている。
ウェイト系列選択部13では、ウェイト系列集合蓄積部12に蓄積されたウェイト系列集合から1つのウェイト系列が選択される。選択された1つのウェイト系列の各ウェイトは乗算器13−11〜13−1Mに与えられ、第2番目のウェイト系列の各ウェイトは乗算器13−11〜13−S1,13−12〜13−S2,・・・,13−1M〜13SMに与えられ、一次変調部11からのS個の送信ベースバンド信号に乗じられることによって、それぞれM個のアンテナ毎に異なる重み付けがなされる。
こうして乗算器13−11〜13−S1,13−12〜13−S2,・・・,13−1M〜13SMにより重み付けされることによって変換されたM個の送信ベースバンド信号は、図1の場合と同様に送信ブロック選択/割当部15−1〜15−M、二次変調部16−1〜16−M及び無線部17−1〜17−Mを経て、送信アンテナ18−1〜18−Mから送信される。受信アンテナ21、無線部22及びウェイト系列指示情報生成部23については、図1と同様である。
図1または図4に示した無線送信装置では、以下に示すように(a)時間軸及び周波数軸で区切られた複数の送信ブロックに複数のウェイト系列集合から選択された一つのウェイト系列集合をそれぞれ割り当てる、(b)前記複数の送信ブロックから一つの送信ブロックを選択する、(c)前記一つの送信ブロックに割り当てられている前記一つのウェイト系列集合から一つのウェイト系列を選択する、(d)前記一つのウェイト系列を用いて前記データ信号を変換して変換信号を生成する、及び(e)前記変換信号を前記一つの送信ブロックを用いて送信する、という手順により送信が行われる。
このように送信ブロック毎に異なるウェイト系列集合の中からウェイト系列を選択して送信すべき信号を変換することにより、送信ブロック毎に使用しているウェイト系列集合のサイズ以上のウェイト系列の中からウェイト系列を選択した場合と同等の受信性能を実現することが可能となる。
例えば、図2に示した例では6種類のウェイト系列集合S1,S2,S3,S4,S5及びS6が各送信ブロックに割り当てられる。例えば、送信ブロック101にはウェイト系列集合S1が割り当てられ、送信ブロック102にはウェイト系列集合S2が割り当てられている。一般に、周波数方向または時間方向に近接する2つの送信ブロックの間では、送信ブロックに対応するチャネルの相関(チャネル応答の相関)が相対的に高い。図2の例では、送信ブロック101と送信ブロック102は隣接して配置されているために、それぞれに対応するチャネルの相関は相対的に高い。
送信ブロック101と送信ブロック102に対応するチャネルが全く同じであると仮定した場合に、送信ブロック101に割り当てられたウェイト系列集合S1から最適なウェイト系列を選び出し、送信ブロック102に割り当てられたウェイト系列集合S2から最適なウェイト系列を選び出したとする。この場合、ウェイト系列集合S1及びS2からそれぞれ選び出されたウェイト系列のいずれかは、ある1つのチャネルに対してウェイト系列集合S1とウェイト系列集合S2を合わせた集合の中から選び出した最適なウェイト系列と同じになる。
すなわち、送信ブロック101または送信ブロック102の少なくともいずれか一方においては、ウェイト系列集合S1とウェイト系列集合S2を合わせたサイズの集合からウェイト系列を選び出した場合と等価な受信性能を実現できる。このように送信ブロック毎に、ウェイト系列を選択する対象のウェイト系列集合を変えることによって、ウェイト系列集合のサイズを変えることなく、ウェイト系列集合のサイズをより大きくした場合と同等の受信性能を実現することが可能となる。これにより、ウェイト系列指示情報のオーバーヘッドを増加させることなく、受信性能が向上する。
(無線送信装置及び無線受信装置の処理の流れ)
次に、図5を用いて図1または図4に示した無線送信装置及び図3に示した無線受信装置の処理の流れについて説明する。図5では、無線送信装置は送信側と記載され、無線受信装置は受信側と記載されている。
まず、送信ブロック毎のウェイト系列集合を共有する(ステップS101)。これは具体的には、無線送信装置内のウェイト系列集合蓄積部12及び無線受信装置内のウェイト系列集合蓄積部37において同一のウェイト系列集合を用意し、これらの集合を各送信ブロックに対応付けて蓄積することに相当する。
ただし、ウェイト系列集合はあらかじめ無線通信システムで既知としておくこともでき、その場合にはステップS101の処理は省略できる。ウェイト系列集合が既知でない場合には、送信側と受信側のいずれか一方がウェイト系列集合を他方に教える必要があるため、ステップS101の処理が必要となる。
次に、送信側からチャネル推定のための既知信号を送信する(ステップS102)。受信側においては、受信した既知信号を用いて送信ブロック毎のチャネル推定を行う(ステップS103)。既知信号を用いたチャネル推定の方法は公知であるため、ここでは説明を省略する。
次に、受信側においてステップS103により得られるチャネル推定値を基にして、送信ブロック毎に当該送信ブロックに対応するウェイト系列集合の中から一つのウェイト系列を選択する(ステップS104)。
次に、受信側から送信ブロック毎に選択されたウェイト系列を示すインデックスであるウェイト系列指示情報を送信側へ送信する(ステップS105)。ステップS105では、例えばチャネルの品質が相対的に高い一部の送信ブロックのみに対応するウェイト系列指示情報を送信してもよい。また、ステップS105においてウェイト系列指示情報と共に、各送信ブロックに対応するチャネルの品質を表す情報(チャネル品質情報)を併せて送信してもよい。
次に、送信側において一つの送信ブロックを選択する(ステップS106)。各々の送信ブロックにはウェイト系列集合が割り当てられており、また送信ブロック毎に対応するウェイト系列集合から一つのウェイト系列が選択される。従って、結果的にウェイト系列指示情報は送信ブロックに対応付けられていることになるので、ステップS106ではウェイト系列情報に従って送信ブロックを選択することができる。
例えば、ステップS105においてチャネル品質が相対的に高い一部の送信ブロック(一般には複数の送信ブロック)のみに対応するウェイト系列指示情報が送信される場合には、ステップS106では当該ウェイト系列指示情報に対応する一部の送信ブロックの中から一つの送信ブロックを選択する。こうすることにより、ステップS106ではチャネルの状態がよい送信ブロックが選択される。
また、ステップS105においてチャネル品質情報も併せて送信される場合には、ステップS106では当該チャネル品質情報を基にしてチャネルの品質が相対的に高い一つの送信ブロック(例えば、チャネル品質が最も高い送信ブロック)を選択する。こうすることによっても、ステップS106ではチャネルの状態がよい一つの送信ブロックが選択される。
次に、ステップS106で選択された送信ブロックに割り当てられているウェイト系列集合から、選択された送信ブロックに対応するウェイト系列をウェイト系列指示情報に従って選択する(ステップS107)。
最後に、ステップS107で選択されたウェイト系列を用いて変換された信号に、ステップS106で選択された送信ブロックを割り当て、当該送信ブロックを用いて送信を行う(ステップS108)。
このように受信側においてステップS107で選択されたウェイト系列と同じウェイト系列で変換された送信信号が送信側から送信されるので、受信特性を改善することができる。
以上述べたように、本実施形態によれば送信ブロック毎にウェイト系列集合を変えることによって、ウェイト系列を指示する指示情報のビット数を増やすことなく、無線受信装置が選択可能なウェイト系列の種類を増やすことができる。言い換えると、ウェイト系列指示情報のビットを増やすことなく、ウェイト系列の選択精度を向上させ、良好な受信性能を得ることができる。
図2を用いて説明したように、送信ブロック101または送信ブロック102のチャネルの相関が高い場合、いずれか一方の送信ブロックではウェイト系列集合S1とウェイト系列集合S2を合わせたサイズのウェイト系列集合からウェイト系列を選び出したのと等価な受信性能を実現できる。ここで、図5のステップS105及びステップS106に示したような、チャネル品質が良好な送信ブロックを選択する手続きをとることによって、最適なウェイト系列集合が割り当てられた送信ブロックを選択することができる。
送信ブロック101と送信ブロック102に対応するチャネルが同じで、このチャネルに最適なウェイトがウェイト系列集合S2に含まれる2番目のウェイト系列であったと仮定する、この場合、例えば送信ブロック102に対応するウェイト系列指示情報だけを受信側から送信側に送信する。あるいは、送信ブロック101よりも送信ブロック102の方がチャネル品質がよいことを示唆するようなチャネル品質情報をそれぞれのウェイト系列指示情報に付加して受信側から送信側に送信する。こうすることにより、最適なウェイトが選択された送信ブロックを選択させることができ、受信性能をより向上させることができる。
(ウェイト系列集合の割り当て例)
次に、送信ブロックに対するウェイト系列集合の割り当て例について説明する。二つのウェイト系列集合間の相関を考える。二つのウェイト系列集合間の相関が相対的に低いとは、二つのウェイト系列集合の間で、互いに近い値のウェイトのウェイト系列を含む割合が相対的に小さいことを意味する。例えば、以下の4つのウェイト系列集合が与えられたとする。
Figure 0004410267
集合S1とS3は同一のウェイト系列(1,1)を持っているのに対して、集合S1とS2は同一のウェイト系列を持たない。このことから、集合S1とS2との間の相関は集合S1とS3との間の相関に比べて低いということができる。また、例えば以下の3つのウェイト系列集合が与えられたとする。
Figure 0004410267
集合S5の1番目のウェイト系列(1,e0jπ)と集合S7の1番目のウェイト系列(1,ejπ/4)との間の値の差は、集合S5の1番目のウェイト系列(1,e0jπ)と集合S6の1番目のウェイト系列(1,ejπ/2)との間の値の差に比べて小さいことが分かる。同様に集合S5とS7の2番目のウェイト系列の間の値の差は、集合S5とS6の2番目のウェイト系列の間の値の差に比べて小さいことが分かる。このことから集合S5とS6との間の相関は、集合S5とS7との間の相関に比べて低いということができる。
受信性能を改善することを優先する場合には、近接する送信ブロック間で相対的に相関の低いウェイト系列集合が割り当てられることが望ましい。前述の通り、近接する送信ブロック間では一般に対応するチャネルの相関が高い。従って、近接する送信ブロックに同じウェイト系列集合を割り当てると、それらの送信ブロックに対して同じウェイト系列が選択されてしまう可能性が高くなり、効果が最大限に発揮されない。これに対し、隣接する2つの送信ブロックに相対的に相関の低いウェイト系列集合が割り当てられていれば、あるチャネルに対して2つのウェイト系列集合の中から最適なウェイト系列を選択した場合と同等の性能を実現できる。
例えば、相対的に相関の低い二つのウェイト系列集合S1及びS2が与えられた場合、図6のように時間方向に並ぶ送信ブロックにS1及びS2を交互に割り当て、周波数方向に並ぶ送信ブロックにもS1及びS2を交互に割り当ててもよい。このように時間方向及び周波数方向の両方において隣接する送信ブロックに対して、相対的に相関の低いウェイト系列集合を割り当てることができる。
また、例えば4つのウェイト系列集合が与えられ、1番目と2番目のウェイト系列集合の間の相関は相対的に低く、3番目と4番目のウェイト系列集合の間の相関も相対的に低く、それ以外のウェイト系列集合間の相関は低くない(相対的に高い)場合には、図7や図8のようにウェイト系列集合を送信ブロックに割り当ててもよい。図7及び図8において、ウェイト系列集合S1とS2との間の相関およびS3とS4との間の相関は相対的に低く、ウェイト系列集合S1とS3およびS4との間の相関、及びウェイト系列集合S2とS3およびS4との間の相関は相対的に低くない(相対的に高い)とする。
図8の例では、相対的に相関の低いウェイト系列集合S1及びS2を周波数方向に交互に並べることによって、周波数方向のチャネルの相関が高い場合に性能を向上させやすくしている。図9の例では、相対的に相関の低いウェイト系列集合S1及びS2を周波数方向に交互に並べることによって、時間方向にチャネルの相関が高い場合に性能を向上させやすくしている。
一方、ウェイト系列指示情報のオーバーヘッドを削減することを優先する場合には、図9、図10及び図11のように周波数方向及び時間方向の少なくとも一方で隣接する複数の送信ブロック(近接送信ブロック群という)に対して、同一のウェイト系列集合を割り当ててもよい。前述したように、近接する送信ブロック間ではチャネルの相関が高い。すなわち、近接する送信ブロックに同じウェイト系列集合が割り当てられている場合には、最適なウェイト系列は同じとなる可能性が高い。従って、このような場合、近接送信ブロック群にあえて同一のウェイト系列集合を割り当てると、これらのブロック群に共通の一つのウェイト系列指示情報を用いることができるため、ウェイト系列指示情報のためのオーバーヘッドが削減される。
このように近接送信ブロック群に対して同一のウェイト系列集合を割り当てる場合においても、これらの近接送信ブロック群と近接送信ブロック群に隣接する送信ブロックとは、相対的に相関の低いウェイト系列集合が割り当てられることが望ましい。こうすることにより、受信性能をある程度維持することができる。
例えば、相対的に相関の低い二つのウェイト系列集合S1及びS2が与えられた場合を例にとって説明する。図9の例では、周波数方向で隣接する3個の送信ブロックによって一つの近接送信ブロック群が形成され、第1の近接送信ブロック群301に対して集合S1が割り当てられ、第1の近接送信ブロック群301に周波数方向で隣接する第2の近接送信ブロック群302に対して集合S2が割り当てられる。さらに、第1の近接送信ブロック群301に時間方向で隣接する第3の近接送信ブロック群303に対して集合S2が割り当てられ、第2の近接送信ブロック群302に時間方向で隣接する第4の近接送信ブロック群304に対して集合S1が割り当てられる。このようなウェイト系列集合の割り当て法によると、周波数方向においてチャネルの相関が高い場合に、効率的にウェイト系列指示情報のオーバーヘッドを削減できる。
図10の例では、時間方向で隣接する2個の送信ブロックによって一つの近接送信ブロック群が形成され、第1の近接送信ブロック群401に対して集合S1が割り当てられ、第1の近接送信ブロック群401に周波数方向で隣接する第2の近接送信ブロック群402に対して集合S2が割り当てられる。さらに、第1の近接送信ブロック群401に時間方向で隣接する第3の近接送信ブロック群403に対して集合S2が割り当てられ、第2の近接送信ブロック群402に時間方向で隣接する第4の近接送信ブロック群404に対して集合S1が割り当てられる。このようなウェイト系列集合の割り当て法によると、時間方向においてチャネルの相関が高い場合に、効率的にウェイト系列指示情報のオーバーヘッドを削減できる。
図11の例では、周波数方向及び時間方向で隣接する合計4個の送信ブロックによって一つの近接送信ブロック群が形成され、第1の近接送信ブロック群501に対して集合S1が割り当てられ、第1の近接送信ブロック群501に周波数方向で隣接する第2の近接送信ブロック群502に対して集合S2が割り当てられる。さらに、第1の近接送信ブロック群501に時間方向で隣接する第3の近接送信ブロック群503に対して集合S2が割り当てられ、第3の近接送信ブロック群403に周波数方向で隣接し、かつ第2の近接送信ブロック群502に時間方向で隣接する第4の近接送信ブロック群504に対して集合S1が割り当てられる。このようなウェイト系列集合の割り当て法によると、周波数方向及び時間方向にチャネルの相関が高い場合に、効率的にウェイト系列指示情報のオーバーヘッドを削減できる。
図12には、さらに別のウェイト系列集合の割り当て例が示される。複数のウェイト系列集合は、必ずしも同じ割合で送信ブロックに割り当てられなくてもよい。例えば、性質の異なる2つのウェイト系列集合S1及びS2を用意し、これらを図12に示すようにS1の割合を高くして送信ブロックに割り当ててもよい。この場合、集合S1のサイズよりも集合S2のサイズを大きくすると、全体としてウェイト系列指示情報を削減することができる。
逆に、集合S1のサイズよりも集合S2のサイズを小さくすると、精度の高いウェイト制御をできる送信ブロックの割合を増やすことができる。さらに、集合S1及びS2に含まれるウェイト系列がそれぞれ送信ビームを形成するような構成となっている場合、S1によって形成されるビームに属する受信装置の方が多い場合には、図12のような割り当てとすることで、より多くの数の受信装置の特性を改善することができる。
(ウェイト系列指示情報の送信法)
図5で説明したように、受信側は送信ブロック毎にウェイト系列集合からウェイト系列を選択し(ステップS104)、選択したウェイト系列を示す指示情報を送信側に送信する(ステップS105)。この際、一部の送信ブロックに割り当てられたウェイト系列を示す指示情報のみを送信することによって、指示情報のオーバーヘッドを削減することができる。
また、同じウェイト系列集合が割り当てられている送信ブロック群の各ブロック間でチャネルの相関が高い場合には、送信ブロック群に共通のウェイト系列を選択し、送信ブロック群に対応したウェイト系列指示情報を送信してもよい。このようにすることにより、さらにウェイト系列指示情報を削減することができる。
例えば、図9に示したウェイト系列集合の割り当て例において、周波数方向のチャネルの相関が高い場合には、近接送信ブロック群301〜304毎に割り当てられたウェイト系列集合からそれぞれ一つのウェイト系列を選択し、ウェイト系列指示情報を送信する。また、例えば図6に示したウェイト系列集合の割り当て例のように、同じウェイト系列集合が割り当てられている送信ブロックが隣接していない場合であっても、例えば比較的近接している送信ブロック201及び202に割り当てられているウェイト系列集合S1から1つのウェイト系列を選択し、ウェイト系列指示情報を送信してもよい。
(ウェイト系列集合の生成法)
次に、上述したウェイト系列集合の割り当て例で使用される、相対的に相関の低いウェイト系列集合として、複数の第1ウェイト系列の集合、及び第1ウェイト系列の各ウェイトに同一の位相回転を施して生成される、複数の第2ウェイト系列の集合を含むウェイト系列集合の例を示す。ここでは、先の定義と同様に送信アンテナの数をM、送信ベースバンド信号の数をSとして説明する。さらに、ウェイト系列集合の数をN、1つのウェイト系列集合に含まれるウェイト系列の数をX、n番目のウェイト系列集合におけるx番目のウェイト系列をpn,xで表す。説明の簡単のため、以下の関数を定義する。
Figure 0004410267
この関数は2π×r[deg]の位相回転を表している。定義から明らかなように、rに任意の整数を足したり、rから任意の整数を引いたりした場合にも関数は同じ値となる。この様子を次式に示す。
Figure 0004410267
n番目のウェイト系列集合に含まれるx番目のウェイト系列は、位相回転f(r)=f((n+N・x)/(N・x))を元にして作成される。位相回転f(r)をもとにしてウェイト系列を作成すると、ウェイト系列に含まれるウェイト間の位相差がf(r)となる。このようにして作成されるウェイト系列を含むウェイト系列集合を作成すると、異なるウェイト系列集合間では異なる位相回転を元にしてウェイト系列が作成されるために、ウェイト系列集合間の相関が小さくなる。以下、いくつかの例をあげて説明する。
例えば、N=2,M=2,S=1,X=2の場合、1番目のウェイト系列集合に含まれるウェイト系列及び2番目のウェイト系列集合に含まれるウェイト系列は、以下のように表される。
Figure 0004410267
Figure 0004410267
また、N=2,M=4,S=1,X=2の場合、1番目のウェイト系列集合に含まれるウェイト系列及び2番目のウェイト系列集合に含まれるウェイト系列は、以下のように表される。
Figure 0004410267
Figure 0004410267
さらに、N=2,M=2,S=1,X=4の場合、1番目のウェイト系列集合に含まれるウェイト系列及び2番目のウェイト系列集合に含まれるウェイト系列は、以下のように表される。
Figure 0004410267
Figure 0004410267
このように異なる位相回転量を用いて複数のウェイト系列集合を生成すると、それらのウェイト系列集合間の相関は低くなる。
以上の説明において、ウェイト系列集合の番号を表すnを互いに入れ替えたり、あるウェイト系列集合内でウェイト系列の番号を表すxを互いに入れ替えたりしても、効果は実質的に変わらない。例えば、1番目のウェイト系列集合と2番目のウェイト系列集合と入れ替えても、それはそれぞれを特定するインデックスが変わるだけであり、効果は実質的に同じである。また、例えば1番目のウェイト系列集合内の1番目のウェイト系列と2番目のウェイト系列を入れ替えることも、同様である。
マルチパスフェージング環境下では、チャネルが周波数方向に変動しているために、仮に全ての送信ブロックに共通のウェイト系列集合を割り当てた場合であっても、送信ブロック毎に位相の揃い方が違ってくるため、ダイバーシティゲインが得られる。一方、フラットフェージングのような場合には、このようなダイバーシティゲインが得られない。そこで、ウェイト系列集合に位相回転を加えることによって、ダイバーシティゲインを作り出すことができる。
(ウェイト系列集合の位相回転)
図13を用いて、ウェイト系列集合に対して位相回転を施す方法について説明する。ウェイト系列集合に位相回転を施すことは、ウェイト系列集合に含まれる全てのウェイト系列の全てのウェイトに、同じ位相回転を施すことを意味している。例えば、以下のウェイト系列集合;
Figure 0004410267
にθの位相回転をさせることは、以下のようにウェイト系列集合S1を変換することを意味している。
Figure 0004410267
相対的に相関の低い2つのウェイト系列集合S1とS2がある場合、例えば図6、図9、図10及び図11に示したような割り当て例を用いることができる。前述のように受信性能の向上を目的とする場合、チャネルの相関が高い送信ブロック間では相関の低いウェイト系列集合を割り当てることが望ましい。しかしながら、時間軸や周波数軸の広い範囲でチャネルの相関が高い状況では、少ないウェイト系列集合でこれを実現することは難しい。
例えば、図6に示したウェイト系列集合の割り当て例において、周波数方向に連続する4つの送信ブロック間でチャネルの相関が高いとすると、2つのウェイト系列集合のみでは当該4つの送信ブロックに対して、相対的に相関の低いウェイト系列集合を割り当てることはできない。これに対して、図13に示すように元々の2つのウェイト系列集合S1及びS2内のウェイト系列の各ウェイトに、それぞれ一定回転量の位相回転を加えると、図6の場合と比べてウェイト系列集合間の相関を低くすることができ、その結果として受信特性を向上させることができる。
この場合、周波数方向に隣接する送信ブロック間で、ウェイト系列集合の位相回転量の差は一定であることが望ましい。このようにすることにより、位相回転量をランダムにとる場合に比較して指示情報のビット数を低減できる。
図13についてさらに説明すると、周波数方向に隣接する4つの送信ブロックには、以下のように位相回転が施されたウェイト系列集合が割り当てられている。図13の上側4つの送信ブロック(左から第1、第2、第3及び第4送信ブロックという)についてみると、第1の送信ブロックに割り当てられたウェイト系列集合では、元の集合S1にθ11の位相回転が施され、第2の送信ブロックに割り当てられたウェイト系列集合では、元の集合S2にθ12の位相回転が施され、第3の送信ブロックに割り当てられたウェイト系列集合では、S1にθ13の位相回転が施され、第4の送信ブロックに割り当てられたウェイト系列集合では、S2にθ14の位相回転が施されている。
同様に、図13の下側4つの送信ブロック(左から第5、第6、第7及び第8送信ブロックという)についてみると、第5の送信ブロックに割り当てられたウェイト系列集合では、S2にθ21の位相回転が施され、第6の送信ブロックに割り当てられたウェイト系列集合では、S1にθ22の位相回転が施され、第7の送信ブロックに割り当てられたウェイト系列集合では、S2にθ23の位相回転が施され、第8の送信ブロックに割り当てられたウェイト系列集合では、S1にθ24の位相回転が施されている。
ここで、一例を挙げるとθ11=0°(位相回転無し),θ12=10°,θ13=20°、θ14=30°のように選ばれる。すなわち、各送信ブロックにそれぞれ割り当てられるウェイト系列集合には、集合内の各ウェイト系列の各ウェイトに、同じ回転量の位相回転が施されている。また、周波数方向で隣接する送信ブロック間において、割り当てられているウェイト系列集合の位相回転量の差は、一定(この例では、10°)である。
他の一例を挙げると、θ11=0°(位相回転なし),θ12=100°,θ13=20°、θ14=120°,θ21=180°,θ22=280°,θ23=200°、θ24=210°のように選ばれる。この例においても、各送信ブロックにそれぞれ割り当てられるウェイト系列集合には、集合内の各ウェイト系列の各ウェイトに、同じ回転量の位相回転が施されている。さらに、時間方向で隣接する送信ブロック間において、割り当てられているウェイト系列集合の位相回転量の差は、一定(この例では180°)である。
またさらに他の一例を挙げると、θ11=0°(位相回転なし),θ12=10°,θ13=20°、θ14=30°,θ21=180°,θ22=190°,θ23=200°、θ24=210°のように選ばれる。この例においても、各送信ブロックにそれぞれ割り当てられるウェイト系列集合には、集合内の各ウェイト系列の各ウェイトに、同じ回転量の位相回転が施されている。さらに、周波数方向で隣接する送信ブロック間において、割り当てられているウェイト系列集合の位相回転量の差は、一定(この例では、10°)であり、時間方向で隣接する送信ブロック間において、割り当てられているウェイト系列集合の位相回転量の差は、一定(この例では180°)である。
(位相回転を用いた場合の無線送信装置及び無線受信装置の処理の流れ)
次に、図14を用いてウェイト系列集合に位相回転を施す場合の図1または図4に示した無線送信装置及び図3に示した無線受信装置の処理の流れについて説明する。図14では、無線送信装置は送信側と記載され、無線受信装置は受信側と記載されている。
まず、送信ブロック毎のウェイト系列集合及び位相回転量を共有する(ステップS201)。これは具体的には、無線送信装置内のウェイト系列集合蓄積部12及び無線受信装置内のウェイト系列集合蓄積部37において、互いに同一のウェイト系列集合及び位相回転量を用意し、これらの集合を各送信ブロックに対応付けて蓄積することに相当する。
位相回転量については、送信ブロック毎に独立に設定してもよい。ある基準の送信ブロックから、設定対象の送信ブロックまでの時間または周波数の距離に応じて一意に算出される位相回転量を設定してもよい。後者の例によると、例えば基準の送信ブロックから周波数のプラス方向にf個先で、時間のプラス方向にt個先の送信ブロックには、fθF+tθTで表される位相回転を施す。このように位相回転量を設定すれば、基準の送信ブロックに関する情報と、θFやθTのような位相回転量を示す情報のみを共有すればよいため、共有する情報を削減することができる。ウェイト系列集合と位相回転量の両方について、あらかじめシステムで既知としておくこともでき、その場合にはステップS201の処理は省略できる。
次に、送信側からチャネル推定のための既知信号を送信する(ステップS202)。次に、受信側において受信した既知信号を用いて送信ブロック毎のチャネル推定を行う(ステップS203)。ステップS202及びS203の処理は、図5に示したステップS102及びS103の処理と同様である。
次に、受信側においてステップS203により得られるチャネル推定値と位相回転量を基にして、送信ブロック毎に当該送信ブロックに対応するウェイト系列集合の中から一つのウェイト系列を選択する(ステップS204)。
次に、受信側から送信ブロック毎に選択されたウェイト系列を示すインデックスであるウェイト系列指示情報を送信側へ送信する(ステップS205)。ステップS105では、例えばチャネルの品質が相対的に高い一部の送信ブロックのみに対応するウェイト系列指示情報を送信してもよい。また、ステップS205においてウェイト系列指示情報と共に、各送信ブロックに対応するチャネルの品質を表す情報(チャネル品質情報)を併せて送信してもよい。
次に、送信側において送信ブロックを選択する(ステップS206)。ウェイト系列指示情報は送信ブロックに対応付けられているので、ステップS206ではウェイト系列情報に従って一つの送信ブロックを選択する。
例えば、ステップS205においてチャネル品質が相対的に高い一部の送信ブロック(一般には複数の送信ブロック)のみに対応するウェイト系列指示情報が送信される場合には、ステップS206では当該ウェイト系列指示情報に対応する一部の送信ブロックの中から一つの送信ブロックを選択する。こうすることにより、ステップS206ではチャネルの状態がよい送信ブロックが選択される。
また、ステップS205においてチャネル品質情報も併せて送信される場合には、ステップS206では当該チャネル品質情報を基にしてチャネルの品質が相対的に高い送信ブロックを選択する。こうすることによっても、ステップS206ではチャネルの状態がよい送信ブロックが選択される。
次に、ステップS206で選択された送信ブロックに割り当てられているウェイト系列集合から、選択された送信ブロックに対応するウェイト系列をウェイト系列指示情報に従って選択する(ステップS207)。
最後に、ステップS207で選択されたウェイト系列と割り当てられた位相回転量を用いて変換された信号に、ステップS206で選択された送信ブロックを割り当て、当該送信ブロックを用いて送信を行う(ステップS208)。
このように受信側においてステップS207で選択されたウェイト系列と同じウェイト系列で変換された送信信号が送信側から送信されるので、受信特性を改善することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に従う無線送信装置を示すブロック図 送信ブロックに対するウェイト系列集合の割り当て例を示す図 一実施形態に従う無線受信装置を示すブロック図 無線送信装置の変形例を示すブロック図 無線送信装置及び無線受信装置の処理の流れを示す図 送信ブロックに対するウェイト系列集合の割り当て例を示す図 送信ブロックに対するウェイト系列集合の割り当て例を示す図 送信ブロックに対するウェイト系列集合の割り当て例を示す図 送信ブロックに対するウェイト系列集合の割り当て例を示す図 送信ブロックに対するウェイト系列集合の割り当て例を示す図 送信ブロックに対するウェイト系列集合の割り当て例を示す図 送信ブロックに対するウェイト系列集合の割り当て例を示す図 送信ブロックに対する、位相回転が施されたウェイト系列集合の割り当て例を示す図 位相回転が施されたウェイト系列集合を用いた場合の無線送信装置及び無線受信装置の処理の流れを示す図
符号の説明
10・・・データ信号入力端子
11・・・一次変調部
12・・・ウェイト系列集合蓄積部
13・・・ウェイト系列集合選択部
14・・・乗算器
15・・・送信ブロック選択/割当部
16・・・二次変調部
17・・・無線部
18・・・送信アンテナ
21・・・受信アンテナ
22・・・無線部
23・・・ウェイト系列情報再生部
31・・・受信アンテナ
32・・・無線部
33・・・二次復調部
34・・・一次復調部
35・・・チャネル推定部
36・・・データ信号
37・・・ウェイト系列集合蓄積部
38・・・ウェイト系列選択部
39・・・ウェイト系列指示情報生成部
41・・・無線部
42・・・送信アンテナ

Claims (15)

  1. 送信側で時間軸及び周波数軸で区切られた複数の送信ブロックに複数のウェイト系列集合から選択された一つのウェイト系列集合をそれぞれ割り当てるステップと;
    送信側で前記複数の送信ブロックから一つの送信ブロックを選択するステップと;
    送信側で、前記一つの送信ブロックに割り当てられている前記一つのウェイト系列集合から、受信側から送信される指示情報によって指示される一つのウェイト系列を選択するステップと;
    送信側で前記一つのウェイト系列を用いてデータ信号を変換して変換信号を生成するステップと;
    送信側で前記変換信号を前記一つの送信ブロックを用いて送信するステップと;を具備する無線通信方法。
  2. 送信側で前記指示情報を受信するステップをさらに具備する請求項1記載の無線通信方法。
  3. 時間軸及び周波数軸で区切られた複数の送信ブロックにそれぞれ割り当てられた複数のウェイト系列集合を前記送信ブロックに対応付けて蓄積する蓄積部と;
    前記複数の送信ブロックから一つの送信ブロックを選択する送信ブロック選択部と;
    前記一つの送信ブロックに割り当てられている前記一つのウェイト系列集合から、受信側から送信される指示情報によって指示される一つのウェイト系列を選択するウェイト系列選択部と;
    前記一つのウェイト系列を用いてデータ信号を変換して変換信号を生成する生成部と;
    前記変換信号を前記一つの送信ブロックを用いて送信する送信部と;を具備する無線通信装置。
  4. 前記指示情報を受信する受信部をさらに具備するように構成される請求項3記載の無線通信装置。
  5. 前記指示情報を受信する受信部をさらに具備し、前記ウェイト系列選択部は、前記指示情報に従って前記一つのウェイト系列を選択し、前記送信ブロック選択部は、前記指示情報に従って前記一つの送信ブロックを選択するように構成される請求項3記載の無線通信装置。
  6. 前記指示情報及び前記送信ブロックに対応するチャネルに関する品質情報を受信する受信部をさらに具備し、前記ウェイト系列選択部は、前記指示情報に従って前記一つのウェイト系列を選択し、前記送信ブロック選択部は、前記品質情報に従って前記一つの送信ブロックを選択するように構成される請求項3記載の無線通信装置。
  7. 前記複数の送信ブロックは、周波数方向及び時間方向の少なくとも一方の方向で隣接する第1送信ブロック及び第2送信ブロックを含み、
    前記複数のウェイト系列集合は、前記第1送信ブロックに割り当てられた第1ウェイト系列集合、及び前記第2送信ブロックに割り当てられた、前記第1ウェイト系列集合と異なる第2ウェイト系列集合を含む請求項3記載の無線通信装置。
  8. 前記複数の送信ブロックは、周波数方向及び時間方向の少なくとも一方の方向で隣接する第1送信ブロック及び第2送信ブロックを含み、
    前記複数のウェイト系列集合は、前記第1送信ブロックに割り当てられた第1ウェイト系列集合、及び前記第2送信ブロックに割り当てられた、前記第1ウェイト系列集合との相関が相対的に小さい第2ウェイト系列集合を含む請求項3記載の無線通信装置。
  9. 前記複数の送信ブロックは、周波数方向及び時間方向の少なくとも一方の方向で隣接する第1送信ブロック及び第2送信ブロックを含み、
    前記複数のウェイト系列集合は、前記第1送信ブロックに割り当てられた、複数の第1ウェイト系列の第1ウェイト系列集合、及び前記第2送信ブロックに割り当てられた、前記第1ウェイト系列と異なる複数の第2ウェイト系列の第2ウェイト系列集合を含む請求項3記載の無線通信装置。
  10. 前記複数の送信ブロックは、周波数方向及び時間方向の少なくとも一方の方向で隣接する第1送信ブロック及び第2送信ブロックを含み、
    前記複数のウェイト系列集合は、前記第1送信ブロック及び第2送信ブロックに共通に割り当てられたウェイト系列集合を含む請求項3記載の無線通信装置。
  11. 前記複数のウェイト系列集合は、周波数方向及び時間方向の少なくとも一方の方向で隣接する送信ブロック群に共通に割り当てられた第1ウェイト系列集合と、前記送信ブロック群に近接した送信ブロックに割り当てられ、前記第1ウェイト系列集合との相関が相対的に小さい第2ウェイト系列集合とを含む請求項3記載の無線通信装置。
  12. 前記複数のウェイト系列集合は、複数の第1ウェイト系列の各ウェイトに同一の位相回転を施して生成される、複数の第2ウェイト系列の集合を含む請求項3記載の無線通信装置。
  13. 前記複数のウェイト系列集合は位相回転が施されており、前記複数の送信ブロックのうち周波数方向または時間方向に隣接する送信ブロック間の、前記位相回転の差は一定である請求項3記載の無線通信装置。
  14. 受信側で時間軸及び周波数軸で区切られた複数の送信ブロックに複数のウェイト系列集合から選択された一つのウェイト系列集合をそれぞれ割り当てるステップと;
    受信側で、前記送信ブロック毎に、該送信ブロックに割り当てられている前記一つのウェイト系列集合から一つのウェイト系列を選択するステップと;
    受信側で前記一つのウェイト系列を示す指示情報を送信するステップと;
    受信側で、前記一つのウェイト系列を用いて送信側でデータ信号を変換して生成される変換信号を受信するステップと;
    受信側で前記変換信号から前記データ信号を再生するステップと;を具備することを特徴とする無線通信方法。
  15. 時間軸及び周波数軸で区切られた複数の送信ブロックにそれぞれ割り当てられた複数のウェイト系列集合を前記送信ブロックに対応付けて蓄積する蓄積部と;
    前記送信ブロック毎に、該送信ブロックに割り当てられている前記一つのウェイト系列集合から一つのウェイト系列を選択するウェイト系列選択部と;
    前記一つのウェイト系列を示す指示情報を送信する送信部と;
    前記一つのウェイト系列を用いてデータ信号を変換して生成される変換信号を受信する受信部と;
    前記変換信号から前記データ信号を再生する再生部と;を具備する無線通信装置。
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