JP2003152530A - 分周回路 - Google Patents

分周回路

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JP2003152530A
JP2003152530A JP2001347901A JP2001347901A JP2003152530A JP 2003152530 A JP2003152530 A JP 2003152530A JP 2001347901 A JP2001347901 A JP 2001347901A JP 2001347901 A JP2001347901 A JP 2001347901A JP 2003152530 A JP2003152530 A JP 2003152530A
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Kenji Kimura
建二 木村
Hitoya Kurosawa
飛斗矢 黒澤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K23/00Pulse counters comprising counting chains; Frequency dividers comprising counting chains
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K23/00Pulse counters comprising counting chains; Frequency dividers comprising counting chains
    • H03K23/40Gating or clocking signals applied to all stages, i.e. synchronous counters
    • H03K23/50Gating or clocking signals applied to all stages, i.e. synchronous counters using bi-stable regenerative trigger circuits
    • H03K23/54Ring counters, i.e. feedback shift register counters
    • H03K23/544Ring counters, i.e. feedback shift register counters with a base which is an odd number

Abstract

(57)【要約】 【課題】 奇数分周比を含む任意の分周比をもつ分周信
号を少ない回路規模で得るとともに、高速動作が可能な
分周回路を得ること。 【解決手段】 前段の記憶段のデータ出力を後段の記憶
段のデータ入力へ順次入力する直列記憶段10と、直列
記憶段10の最終段の記憶段13の出力L3および原発
振のクロック信号CLKが入力され、クロック信号CL
Kを最終段の記憶段13の出力L3の変化のタイミング
で論理反転させ、該論理反転させた信号を入力制御信号
C1として奇数の記憶段11,13および偶数の記憶段
12に対し相補に与えるクロック反転回路20と、最終
段の記憶段13の出力L3を論理反転するとともに該最
終段の記憶段13の出力L3に対し所定の遅延を与え、
その出力を直列記憶段10の初段の記憶段11のデータ
入力に入力するインバータ22およびディレイ30とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータなどの半導体集積回路などに適用される奇数分周回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータなどの半導体集積
回路においては、与えられたクロックをPLL等で逓培
したり、分周回路によって分周したりして、所望のクロ
ック信号を生成している。これらの分周回路においてデ
ューティが50%の奇数分周出力が求められることが多
い。
【0003】従来技術では、デューティが50%でない
ものや、デューティ50%である奇数分周回路を実現す
るために、カウンタの出力をエンコードして必要な分周
を行うといった複雑な回路を用いており、回路規模が大
きく、高速動作が難しいといった問題がある。
【0004】図23に、従来の奇数分周回路の構成を示
す。この従来技術では、奇数分周発生部102で、2N
カウンタ100,101の出力をエンコードするととも
に、これら2Nカウンタ100,101に対するリセッ
ト制御を行うことで、デューティ50%のN分周出力を
得るようにしているが、この従来技術では、エンコード
およびカウンタリセットのための論理回路が必要になる
ため、回路規模が大きくなり、また分周を行うことので
きるクロックの制限が大きくなる。
【0005】つぎに、特開平7−321642号公報に
示す2N個のフリップフロップ(F 1〜F2N)で構成さ
れるN段のジョンソンカウンタにおいては、前段のフリ
ップフロップのデータ出力Qを後段のフリップフロップ
のデータ入力Dへ順次入力するとともに、最終段のフリ
ップフロップ(F2N)のデータ反転出力QBを初段のフ
リップフロップ(F1)のデータ入力Dへ接続し、奇数
段のフリップフロップのクロック入力Cにデューティ5
0%のマスタクロックCINの正転信号を、偶数段のフリ
ップフロップのクロック入力CにマスタクロックCIN
反転信号を入力するようにして2段のフリップフロップ
で1段のジョンソンカウンタを構成している。そして、
第N段のフリップフロップ(FN)のデータ出力Qと第
2N段のフリップフロップF2Nのデータ出力Qとの論理
積をとる第1のANDゲートと、第N段のフリップフロ
ップ(FN)のデータ反転出力QBと第2N段のフリッ
プフロップF2Nのデータ反転出力QBとの論理積をとる
第2のANDゲートと、第1のANDゲートと第2のA
NDゲートの出力の論理和をとるORゲートを備え、O
Rゲートの出力からデューティ50%のN分周出力を得
るようにしている。例えば、2N=6とした場合、3分
周出力を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、3分周
を行う場合、3段のジョンソンカウンタすなわち6段の
フリップフロップ回路が必要になり、フリップフロップ
の段数が多くなり、回路規模が大きくなり、そのため高
速動作に対応し難い問題がある。
【0007】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
奇数分周比を含む任意の分周比をもつ分周信号を少ない
回路規模で得ることができるとともに、高速動作が可能
な分周回路を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明にかかる分周回路は、入力制御信号によって入
力されたデータを一時保持する複数の記憶段を有し、前
段の記憶段のデータ出力を後段の記憶段のデータ入力へ
順次入力する直列記憶段と、前記直列記憶段の最終段の
記憶段出力および原発振のクロック信号が入力され、前
記クロック信号を最終段の記憶段出力の変化のタイミン
グで論理反転させ、該論理反転させた信号を入力制御信
号として奇数の記憶段および偶数の記憶段に対し相補に
与えるクロック反転回路と、前記最終段の記憶段出力を
論理反転するとともに該最終段の記憶段出力に対し所定
の遅延を与え、その出力を前記直列記憶段の初段の記憶
段のデータ入力に入力する反転遅延回路とを備えること
を特徴とする。
【0009】この発明によれば、クロック信号を最終段
の記憶段出力の変化のタイミングで論理反転させ、該論
理反転させた信号を入力制御信号として奇数の記憶段お
よび偶数の記憶段に対し相補に与えるとともに、最終段
の記憶段出力を論理反転するとともに該最終段の記憶段
出力に対し所定の遅延を与え、その出力を前記直列記憶
段の初段の記憶段のデータ入力に入力する。
【0010】つぎの発明にかかる分周回路は、上記発明
において、前記クロック反転回路は、前記直列記憶段の
最終段の記憶段出力およびクロック信号の排他的論理和
を出力する排他的論理和回路であることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、クロック反転回路を、
直列記憶段の最終段の記憶段出力およびクロック信号が
入力されて、それらの排他的論理和を出力する排他的論
理和回路としている。
【0012】つぎの発明にかかる分周回路は、上記発明
において、前記直列記憶段の最終段の記憶段出力を前記
クロック反転回路に入力するか否かの切り替えを行うゲ
ート回路を更に備え、この切り替えにより偶数分週と奇
数分周を選択可能にしたことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、直列記憶段の最終段の
記憶段出力をクロック反転回路に入力するか否かの切り
替えを行い、この切り替えによって偶数分週と奇数分周
を選択可能にしている。
【0014】つぎの発明にかかる分周回路は、上記発明
において、前記反転遅延回路は、所定の遅延を与える遅
延処理回路と、前記最終段の記憶段出力を遅延処理回路
を通して遅延させるか否かの切り替えを行う選択回路と
を備えることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、最終段の記憶段出力を
遅延回路を通して遅延させるか否かの切り替えを行い、
この切り替えによって同じ記憶段数で異なる分周比を得
るようにしている。
【0016】つぎの発明にかかる分周回路は、上記発明
において、前記遅延処理回路は、複数の異なる遅延時間
を付与する複数の遅延回路を有し、前記選択回路は、前
記複数の遅延回路を択一選択することを特徴とする。
【0017】この発明によれば、複数の異なる遅延時間
を選択可能としており、この選択によってより多くの分
周比の選択を可能としている。
【0018】つぎの発明にかかる分周回路は、上記発明
において、前記直列記憶段の複数の記憶段の出力を択一
選択して前記反転遅延回路に入力する記憶段選択回路を
備えることを特徴とする。
【0019】この発明によれば、出力記憶段を複数の記
憶段から選択することで、出力記憶段数に対応する分周
比を得るようにしている。
【0020】つぎの発明にかかる分周回路は、上記発明
において、前記直列記憶段の複数の記憶段はレベルトリ
ガ型であり、前記複数の記憶段のうちの一部の記憶段を
常時データスルー状態とするか否かの切り替えを行う切
替回路を更に備え、この切り替えにより分周比の変更を
可能にしたことを特徴とする。
【0021】この発明によれば、複数の記憶段の一部を
データスルー状態とすることで、記憶段数を削減し、該
削減した記憶段数に対応する分周比を得るようにしてい
る。
【0022】つぎの発明にかかる分周回路は、上記発明
において、前記直列記憶段の複数の記憶段はエッジトリ
ガ型であり、前記複数の記憶段の間に、前段の記憶段の
出力と3段手前の記憶段の出力を切り替える切替回路を
更に備え、この切り替えにより分周比の変更を可能にし
たことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、複数の記憶段の一部を
バイパスすることで、記憶段数を削減し、該削減した記
憶段数に対応する分周比を得るようにしている。
【0024】つぎの発明にかかる分周回路は、上記発明
において、前記最終段の記憶段出力の出力に、クロック
信号n(n:自然数)周期分の設定遅延値を与え、その
遅延出力を前記クロック反転回路に入力するデジタル遅
延回路を更に備え、前記設定遅延値nを可変することに
より、分周比の変更を可能にしたことを特徴とする。
【0025】この発明によれば、最終段の記憶段出力の
出力に、クロック信号n周期分のデジタル遅延値を与
え、デジタル遅延値nを変更することで、分周比の変更
を可能にしている。
【0026】つぎの発明にかかる分周回路は、上記発明
において、前記直列記憶段の複数の記憶段は、夫々異な
る初期データを初期設定可能であることを特徴とする。
【0027】この発明によれば、直列記憶段の各記憶段
に、それぞれ異なる初期データを初期設定可能にするこ
とで、分周比あるいは波形の変更を可能としている。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる分周回路の好適な実施の形態を詳細に説明
する。
【0029】実施の形態1.図1はこの発明にかかる分
周回路の実施の形態1を示すものである。この図1に示
す分周回路は、その出力L3からクロック信号CLKの
3分周信号(最小奇数分周信号)を出力する。
【0030】この図1に示す分周回路は、入力制御信号
C1によって入力されたデータを一時保持する3個の記
憶段11〜13を含む直列記憶段10を有している。直
列記憶段10においては、前段の記憶段のデータ出力を
後段の記憶段のデータ入力へ順次入力する直列構成をと
っている。この場合、各記憶段11〜13として、レベ
ルトリガ型のラッチ回路を採用している。
【0031】初段のラッチ11には、クロック反転回路
20から出力される入力制御信号C1の正転信号が入力
制御信号として入力されている。2段目のラッチ12に
はクロック反転回路20から出力される入力制御信号C
1をインバータ21で論理反転した信号が入力されてい
る。3段目(最終段)のラッチ13には、クロック反転
回路20から出力される入力制御信号C1の正転信号が
入力されている。このように、クロック反転回路20か
ら出力される入力制御信号C1は、奇数段のラッチ1
1,13および偶数段のラッチ12に対し相補に与えら
れる。
【0032】最終段のラッチ13の出力L3は、インバ
ータ22で論理反転され、さらにディレイ(遅延回路)
30で所定の遅延が与えられて、初段のラッチ11のデ
ータ入力端子に帰還入力される。
【0033】クロック反転回路20には、原発振のクロ
ック信号CLKおよび最終段のラッチ13の出力L3が
入力されており、クロック信号CLKを最終段のラッチ
13の出力L3の変化のタイミングで反転させるよう動
作する。クロック反転回路20は、例えば排他的論理和
ゲートで構成されている。
【0034】この構成においては、ディレイ30によっ
て3段目のラッチ13の出力L3の反転値に対して遅延
を与えて初段のラッチ11に帰還入力することで、この
帰還入力dが、クロック反転回路20での3段目のラッ
チ13の出力L3によるクロック信号CLK(入力制御
信号C1)の反転動作よりも時間的に遅れるようにして
いる。
【0035】つぎに、この図1の分周回路の動作を図2
に示すタイムチャートを参照して説明する。図2におい
て、(a)〜(f)は、クロック信号CLK、初段ラッ
チ11の出力L1、2段目のラッチ12の出力L2、3
段目のラッチの出力L3、クロック反転回路の出力C
1、ディレイ30の出力(帰還入力)dを夫々示してい
る。
【0036】はじめに、全てのラッチ11〜13がリセ
ット状態(出力0)にあるとする。時刻t1〜t2にお
いて、入力制御信号C1が1に立ち上がるので、ラッチ
11およびラッチ13が開となる。したがって、ラッチ
11がディレイ30の出力dをラッチするとともに、ラ
ッチ13がラッチ12の出力L2をラッチする。この結
果、時刻t1において、ラッチ11の出力L1が1に立
ち上がる。
【0037】時刻t2〜t3において、入力制御信号C
1が0に立ち下がるので、ラッチ12が開となる。一
方、ラッチ11,13は閉となる。したがって、ラッチ
12がラッチ11の出力L1をラッチする。この結果、
時刻t2において、ラッチ12の出力L2が1に立ち上
がる。
【0038】時刻t3〜t4において、入力制御信号C
1が1に立ち上がるので、ラッチ11およびラッチ13
が開となるとともに、ラッチ12が閉となる。したがっ
て、ラッチ11がディレイ30の出力dをラッチすると
ともに、ラッチ13がラッチ12の出力L2をラッチす
る。この結果、時刻t3において、ラッチ13の出力L
3が1に立ち上がる。また、このラッチ13の出力L3
の変化によってクロック信号CLKが反転され、入力制
御信号C1が時刻t4に立ち下がる。すなわち、図2
(e)に示す期間Taはラッチ13の出力変化によって
クロック信号CLKが反転されて入力制御信号C1に反
映されるまでの所要時間である。
【0039】一方、図2(f)に示す時間Tbは、ラッ
チ13の出力L3の変化によって帰還入力dが変化する
までに要する時間であり、これはディレイ30によって
設定されるディレイ値に対応している。そして、クロッ
ク信号CLKの1周期をTとすると、この場合は、前述
したように、Ta<Tb<Tとなるようにディレイ30
のディレイ値などを設定している。すなわち、この場合
は、帰還入力dの変化が、ラッチ13の出力L3による
入力制御信号C1の反転動作よりも遅れて発生するよう
にしている。
【0040】時刻t4〜t5において、入力制御信号C
1が0に立ち下がるので、ラッチ12が開となる。一
方、ラッチ11,13は閉となる。したがって、ラッチ
12がラッチ11の出力L1をラッチする。このとき
は、ラッチ12の出力L2に変化はない。
【0041】時刻t5〜t6において、入力制御信号C
1が1に立ち上がるので、ラッチ11およびラッチ13
が開となるとともに、ラッチ12が閉となる。したがっ
て、ラッチ11がディレイ30の出力dをラッチすると
ともに、ラッチ13がラッチ12の出力L2をラッチす
る。この結果、時刻t5において、ラッチ11の出力L
1が0に立ち下がる。
【0042】時刻t6〜t7において、入力制御信号C
1が0に立ち下がるので、ラッチ12が開となる。一
方、ラッチ11,13は閉となる。したがって、ラッチ
12がラッチ11の出力L1をラッチする。この結果、
時刻t6において、ラッチ12の出力L2が0に立ち下
がる。
【0043】時刻t7〜t8において、入力制御信号C
1が1に立ち上がるので、ラッチ11およびラッチ13
が開となるとともに、ラッチ12が閉となる。したがっ
て、ラッチ11がディレイ30の出力dをラッチすると
ともに、ラッチ13がラッチ12の出力L2をラッチす
る。この結果、時刻t7において、ラッチ13の出力L
3が0に立ち下がる。また、このラッチ13の出力L3
の変化によってクロック信号CLKが反転され、入力制
御信号C1が時刻t8で0に立ち下がる。
【0044】時刻t8〜t9において、入力制御信号C
1が0に立ち下がるので、ラッチ12が開となる。一
方、ラッチ11,13は閉となる。このときは、ラッチ
12の出力L2に変化はない。
【0045】時刻t9〜t10において、入力制御信号
C1が1に立ち上がるので、ラッチ11およびラッチ1
3が開となるとともに、ラッチ12が閉となる。したが
って、ラッチ11がディレイ30の出力dをラッチする
とともに、ラッチ13がラッチ12の出力L2をラッチ
する。この結果、時刻t9において、ラッチ11の出力
L1が1に立ち上がる。以下、同様の動作が繰り返され
る。
【0046】このようにこの実施の形態1においては、
最終段のラッチ13の出力L3によってクロック信号を
CLKを故意に反転させることで、クロック信号CLK
の個数を3/2倍に増加させた入力制御信号C1を形成
してこの入力制御信号C1によって各ラッチ11〜13
のラッチ動作を行わせると共に、最終段のラッチ13の
出力L3にディレイ30を与えてTa<Tbとした帰還
入力dを初段ラッチ11に入力するようにしているの
で、3段のラッチ構成で、クロック信号CLKを3分周
する3分周回路を実現することができる。したがって、
分周回路規模を小さくすることが可能となり、また高速
動作への対応も容易となる。
【0047】なお、直列記憶段10の記憶段数Nを偶数
段例えば2段(N=2)にして、上記と同様の回路構成
を採用した場合は、N−1つまり分周されることなく、
1分周に奇数分周化される。
【0048】図1においては、記憶段11〜13として
レベルトリガ型ラッチを用いるようにしている。このレ
ベルトリガ型のラッチの具体例としては、図3(a)に
示す正ラッチ、あるいは図3(b)に示すハーフラッチ
がある。
【0049】図3(a)に示す正ラッチでは、相反のス
イッチング動作を行う2個のCMOSトランスミッショ
ンゲート40,41と、2個のインバータ42,43を
用いており、各トランスミッションゲート40,41に
対し相補の2つの入力制御信号C1を入力している。図
3(b)に示すハーフラッチでは、1個のCMOSトラ
ンスミッションゲート45と、2個のインバータ46,
47を用いている。なお、図3(a)(b)の場合は、
前段からの入力に対しCMOSトランスミッションゲー
トを用いているが、これに変えてクロックドゲートを用
いてようにしてもよい。記憶段11ないし13として
は、入力制御信号C1が“H”または“L”の一方の期
間、データを保持可能な一時記憶回路であれば、任意の
回路構成を採用しても良い。また、後述の実施の形態1
3のように、入力制御信号を複数用いる場合は、奇数段
と偶数段とが同時にデータをラッチすることがないよう
にある特定の期間データを保持する一時記憶回路であれ
ば、任意の回路構成を採用しても良い。
【0050】また、記憶段11〜13として、エッジト
リガ型ラッチを用いる場合は、図3(c)に示すような
D型フリップフロップを用いるようにすればよい。エッ
ジトリガ型ラッチを用いる場合は、クロック反転に対し
て帰還入力dを遅延させる必要はなくなる。
【0051】図4(a)(b)は、分周回路起動時のリ
セット手法を説明するための図である。図4(a)にお
いては、各記憶段11〜13に、同時にリセット信号Re
setを入力することで、全ての記憶段11〜13を一斉
にリセットする。
【0052】図4(b)においては、記憶段11〜13
の何れか1つにリセット信号Resetを与えるか0データ
を与えて1つの記憶段をリセットした後、各記憶段11
〜13に一定期間クロック信号CLKを入力して1つの
記憶段のリセット状態を他の段にシフトさせて、全ての
記憶段11〜13を一斉にリセットする。最初に、0デ
ータを与える手法を採った場合、リセットのための回路
構成を省略することができる。
【0053】実施の形態2 つぎに、図5を用いてこの発明の実施の形態2について
説明する。図5は、図1の各構成要素を具体化して示し
たものである。直列記憶段10の各記憶段11〜13と
しては、夫々、2つのCMOSトランスミッションゲー
ト40,41と、インバータ42と、NANDゲート4
4とを有する正ラッチを採用している。クロック反転回
路20としては排他的論理和ゲートを採用し、ディレイ
30としては2個のインバータを採用している。また、
この場合、リセット信号Resetを、各記憶段のNAND
ゲート44に入力して、一斉リセットを行うようにして
いる。
【0054】この実施の形態2においても、先の実施の
形態1と同様、クロック信号CLKの半周期毎に記憶段
の値が1段毎にシフトされる。初期段11には、3段目
の反転値が帰還入力されているので、3半周期のときに
3段目出力が変化する。この時、入力制御信号C1が反
転するが、3段目の出力変化はディレイ30により入力
制御信号C1の反転よりも遅く初期段11に入力される
ために、この3半周期のときに3段目の出力変化が一段
目にシフトされることはない。このとき、全記憶段11
〜13が初期値に対して反転した値となる。3半周期毎
にこれが繰り返されることで、3段目の出力段13から
はクロック信号CLKの3分周の出力値が得られる。
【0055】なお、図5の場合は、各記憶段11〜13
にNANDゲート44を挿入してリセット信号Resetの
よって各記憶段を一斉リセットするようにしているが、
NANDゲートをNOR等の論理素子に置換するように
してもよい。また、各記憶段11〜13を正ラッチで構
成する場合は、図3(a)に示すように、P1〜P3の
うちの何れかを、Pチャンネルトランジスタ51を介し
てプルアップするようにしてもよいし、あるいはnチャ
ンネルトランジスタを介してプルダウンするようにして
もよい。記憶段11〜13として、ハーフラッチを採用
する場合は、図3(b)に示すように、P1,P3のう
ちの何れかを、nチャンネルトランジスタ52を介して
プルダウンするようにしてもよいし、Pチャンネルトラ
ンジスタを介してプルアップするようにしてもよい。さ
らに、トランスミッションゲートをクロックドゲート化
することで、すなわち、NAND、NOR回路とトラン
スミッションゲートを複合ゲート化することで、各記憶
段11〜13を一斉リセットするようにしてもよい。
【0056】実施の形態3.つぎに、図6および図7に
従ってこの発明の実施の形態3について説明する。この
実施の形態3においては、先の実施の形態2の構成に対
し、直列記憶段10の最終記憶段13の出力L3をクロ
ック反転回路20に入力するか否かの切り替えを行うゲ
ート回路55を追加し、この切り替えにより偶数分週
(この場合2分周)と奇数分周(この場合3分周)を選
択可能にしている。ゲート回路(この場合はNAND回
路)55には、最終記憶段13の出力L3と、選択信号
SELが入力され、選択信号SELによって、最終記憶
段13の出力L3の選択の有無を切り替える。
【0057】選択信号SELによって最終記憶段13の
出力L3を通過させてクロック反転回路20に入力する
場合は、先の図2に示したタイムチャートと同様の動作
が行われ、最終記憶段13の出力L3からはクロック信
号CLKの3分周信号が得られる。
【0058】選択信号SELによって最終記憶段13の
出力L3を非通過とする場合のタイムチャートを図7に
示す。この場合は、最終記憶段13の出力L3がクロッ
ク反転回路20に入力されないので、クロック反転回路
20から出力される入力制御信号C1は、クロック信号
CLKと同じ波形となる。そして、この場合は、クロッ
ク信号が1のときに、最終記憶段13の出力L3の変化
が初段記憶段11にシフトされるため、図7(d)に示
すように、最終記憶段13の出力L3からはクロック信
号の2分周信号が得られることになる。
【0059】このようにこの実施の形態3においては、
最終記憶段13の出力L3をクロック反転回路20に入
力するか否かを切り替えることで、2分周動作と3分周
動作を切り替え可能としている。
【0060】実施の形態4.つぎに、図8〜図10に従
ってこの発明の実施の形態4について説明する。図8は
実施の形態4の概念的な構成を示すブロック図であり、
図9はその具体的な構成を示す回路図である。
【0061】この実施の形態4においては、最終記憶段
13の出力L3を、ディレイ30を通して遅延させた
後、初段記憶段11に入力するか否かを切り替えるディ
レイ選択回路60を追加し、この切り替えによって3分
周と分周レス(1分周)を選択可能としている。図8に
おいては、実施の形態1の構成にディレイ選択回路60
を追加し、図9においては、実施の形態2の構成に、2
つのトランスミッションゲート61,62およびインバ
ータ63で構成されるディレイ選択回路60を追加する
ようにしている。
【0062】ディレイ選択回路60には、最終記憶段1
3の出力L3と、この最終記憶段13の出力L3に所定
の遅延を与えるディレイ30の出力とが入力されてお
り、ディレイ選択回路60は入力されるディレイ選択信
号DSELによって、これら2つの入力のうちの一方を
選択してインバータ22に出力する。
【0063】ディレイ選択信号DSELによってディレ
イ30の出力を選択する場合は、先の図2に示したタイ
ムチャートと同様の動作が行われ、最終記憶段13の出
力L3からはクロック信号CLKの3分周信号が得られ
る。
【0064】ディレイ選択信号SELによって、最終記
憶段13の出力L3を遅延させずにそのままインバータ
22に入力する場合のタイムチャートを図10に示す。
この場合は、Ta>Tbであるので、入力制御信号C1
の反転よりも最終記憶段13の出力L3の変化の方が早
くなる。また、初段記憶段11と最終記憶段13の開閉
状態が同じであるので、最終記憶段13の出力L3の信
号変化が初段記憶段11に格納され、さらに、その後の
入力制御信号C1の反転の発生により初段記憶段11の
出力L1が2段目の記憶段12にシフトされるので、分
周レスの動作が発生し、最終記憶段13の出力L3から
はクロック信号CLKの1分周信号(N−2)分周信号
が得られることになる。
【0065】このようにこの実施の形態4においては、
ディレイの有無を切り替えることで、分周レス動作と3
分周動作を切り替え可能としている。
【0066】また、この実施の形態4の構成と、先の実
施の形態3の構成を組み合わせれば、小規模の回路で、
1分周、2分周および3分周回路が実現される。
【0067】実施の形態5.つぎに、図11に従ってこ
の発明の実施の形態5について説明する。この実施の形
態5においては、複数の異なるディレイ値を与えるディ
レイ71,72,73,…を設け、これらディレイ7
1,72,73,…およびディレイなしをディレイ選択
回路60によって選択することで、異なる任意の奇数分
周比が得られるようにしている。また、この実施の形態
5においては、先の実施の形態3と同様、直列記憶段1
0の最終記憶段13の出力L3をクロック反転回路20
に入力するか否かの切り替えを行うゲート回路55を設
けるようにしているので、このゲート回路55の切り替
えを行うようにすれば、異なる任意の偶数分周比を得る
こともできる。
【0068】例えば、ディレイ71の遅延値をTb(>
Ta)とし、ディレイ72の遅延値をT+Tbとし、デ
ィレイ73の遅延値を2T+Tbとしたとする。
【0069】選択信号SELによってクロック反転有り
を選択した場合において、ディレイ選択信号DSELに
よってディレイなしを選択した場合は1分周出力が得ら
れ、ディレイ選択信号DSELによってディレイ71を
選択した場合は3分周出力が得られ、ディレイ選択信号
DSELによってディレイ72を選択した場合は5分周
出力が得られ、ディレイ選択信号DSELによってディ
レイ73を選択した場合は7分周出力が得られることに
なる。
【0070】また、選択信号SELによってクロック反
転なしを選択した場合において、ディレイ選択信号DS
ELによってディレイ71を選択した場合は2分周出力
が得られ、ディレイ選択信号DSELによってディレイ
72を選択した場合は4分周出力が得られ、ディレイ選
択信号DSELによってディレイ73を選択した場合は
6分周出力が得られることになる。
【0071】このようにこの実施の形態5においては、
異なるディレイ値を有する複数のディレイを設け、これ
らディレイを選択することにより、任意の分周比を得る
ことができる。
【0072】実施の形態6.つぎに、図12に従ってこ
の発明の実施の形態6について説明する。この実施の形
態6においては、直列記憶段10の段数を3段以上のN
段にしている。また、先の実施の形態5と同様、複数の
異なるディレイ値Tb+n・Tを与えるディレイ71,
72,73,74…と、これらディレイ71,72,7
3,74…およびディレイなしをディレイ選択信号DS
ELによって選択するディレイ選択回路60と、選択信
号SELによって直列記憶段10の最終記憶段13の出
力L3をクロック反転回路20に入力するか否かの切り
替えを行うゲート回路55とを設けるようにしている。
【0073】したがって、この実施の形態6によれば、
選択信号SELおよびディレイ選択信号DSELを適宜
与えることで、N−2、N−1、N、N+β(βは任意
の整数)分周動作を実現することができる。この実施の
形態6の構成によれば、複数の異なるディレイを設けな
い場合において、直列記憶段10の段数Nを任意に設定
することで、NおよびN−1分周が可能であるので、先
の実施の形態5のように、ディレイの設定のみで分周比
を設定するよりも、ディレイの管理が容易であり、また
構造も単純になる。
【0074】実施の形態7.つぎに、図13に従ってこ
の発明の実施の形態7について説明する。この実施の形
態7においては、直列記憶段10の段数を5段とし、こ
れら5段の記憶段11〜15の出力を択一選択して前記
反転遅延回路に入力する記憶段選択回路80を備えるよ
うにしている。この場合、記憶段選択回路80は、2段
目の記憶段12の出力を選択するスイッチSW1と、3
段目の記憶段13の出力を選択するスイッチSW2と、
5段目の記憶段15の出力を選択するスイッチSW3と
を備えている。
【0075】また、ディレイ値Tbを与えるディレイ3
0と、記憶段選択回路80によって選択された記憶段の
出力をクロック反転回路20に入力するか否かの切り替
えを行うゲート回路55とを設けるようにしている。
【0076】この実施の形態7によれば、先の各実施の
形態の説明からも明らかなように、選択信号SELによ
ってクロック反転を有効にした場合において、スイッチ
SW1をオンにして他のスイッチSW2,SW3をオフ
にしたときは出力として分周レス信号が得られ、スイッ
チSW2をオンにして他のスイッチSW1,SW3をオ
フにしたときは出力として3分周信号が得られ、スイッ
チSW3をオンにして他のスイッチSW1,SW2をオ
フにしたときは出力として5分周信号が得られる。
【0077】また、選択信号SELによってクロック反
転を無効にした場合において、スイッチSW2をオンに
して他のスイッチSW1,SW3をオフにしたときは出
力として2分周信号が得られ、スイッチSW3をオンに
して他のスイッチSW1,SW2をオフにしたときは出
力として4分周信号が得られる。
【0078】すなわち、出力記憶段Nが偶数段のとき
は、クロック反転なしでN分周信号が得られ、クロック
反転ありでN−1分周信号が得られる。また、出力記憶
段Nが奇数段のときは、クロック反転なしでN−1分周
信号が得られ、クロック反転ありでN分周信号が得られ
る。
【0079】このように、この実施の形態7によれば、
記憶段の出力を選択するという簡単な回路構成で、任意
の分周比を得ることができる。
【0080】実施の形態8.つぎに、図14および図1
5に従ってこの発明の実施の形態8について説明する。
図14の場合は、各記憶段11〜15にレベルトリガ型
を用い、図15の場合は、各記憶段11〜15にエッジ
トリガ型を用いている。
【0081】図14においては、直列記憶段10の複数
の記憶段11〜15のうちの一部の記憶段(この場合2
段目の記憶段12と4段目の記憶段14)を常時データ
スルー状態とするか否かの切り替えを行うゲート回路8
1,82を更に備え、このゲート回路81,82による切
り替えにより分周比の変更(この場合は3分周と5分周
の切り替え)を可能にしている。
【0082】ゲート回路(この場合はNAND回路)8
1には、スルー信号THR1および入力制御信号C1の
反転信号が入力されており、その出力を記憶段12に与
える。ゲート回路82には、スルー信号THR2および
入力制御信号C1の反転信号が入力されており、その出
力を記憶段14に与える。
【0083】例えば、各記憶段11〜15を正ラッチで
構成した場合、ゲート回路81,82の出力によって、
記憶段12および14のトランスミッションゲートを常
に開かせることで、実質的な記憶段数を3段に減少させ
る。
【0084】したがって、スルー信号THR1およびT
HR2によって記憶段12および14を常時開状態にす
るようにすれば、直列記憶段の5段の記憶段数は3段と
等価となり、この結果、その出力からは3分周信号を得
ることができる。記憶段12および14を開状態にしな
い場合は、5分周信号が得られるので、スルー信号TH
R1およびTHR2の入力の有無の切り替えによって、
3分周と5分周を選択することが可能となる。
【0085】なお、データスルーさせる記憶段を、全て
の記憶段に設定するようにしてもよいが、入力制御信号
C1が奇数段および偶数段に相補に与えられているの
で、1つおきに設定すればよい。
【0086】図15は、各記憶段11〜15をエッジト
リガ型にした場合の回路構成を示すものである。エッジ
トリガ型を採用する場合、直列記憶段10の複数の記憶
段11〜15のうちの途中に、記憶段をバイパスした信
号と前段の記憶段の出力とを選択する1〜複数のセレク
タ64,65を設け、これらセレクタ64,65を切替
制御することで、分周比の変更を可能にしている。各セ
レクタ64,65は、セレクト信号SELa,SELb
によって切替制御される。
【0087】セレクタ64は、記憶段11の出力および
記憶段13の出力の何れかを選択して記憶段14に出力
する。セレクタ65は、セレクタ64の出力および記憶
段15の出力の何れかを選択して出力する。
【0088】セレクト信号SELaによってセレクタ6
4をバイパス側すなわち記憶段11側に接続し、セレク
ト信号SELbによってセレクタ65を記憶段15側に
接続すると、記憶段13および記憶段14がスルーさ
れ、直列記憶段10の記憶段数は3段と等価となり、こ
の結果、その出力からは3分周信号を得ることができ
る。一方、セレクタ64を前段の記憶段13側に接続
し、セレクタ65を記憶段15側に接続すると、直列記
憶段10の記憶段数は5段と等価となり、この結果、そ
の出力からは5分周信号を得ることができる。このよう
に、各記憶段11〜15をエッジトリガ型にした場合で
も、各記憶段の途中にセレクタを挿入することで、3分
周と5分周の切替えなど任意の分周比の切替えが可能と
なる。
【0089】実施の形態9.つぎに、図16に従ってこ
の発明の実施の形態9について説明する。この実施の形
態9においては、直列記憶段10の各記憶段11〜15
を最初にリセットするのではなく、任意の初期データを
書き込めることができる記憶段を採用するようにしてい
る。初期データを設定する際には、書き込み制御信号W
Pをオンにした状態で、任意の書き込みデータWdat
aを各記憶段11〜15に入力する。
【0090】この実施の形態9によれば、各記憶段11
〜15の初期データとして、全て同じ0か1ではなく、
各記憶段毎に異なる値を設定できるので、分周比や出力
波形を、ある程度変更できることが可能となる。
【0091】実施の形態10.つぎに、図17〜図19
に従ってこの発明の実施の形態10について説明する。
先の各実施の形態では、インバータなどの論理素子の接
続個数によって異なるディレイ値を得るようにしている
が、この実施の形態10では、ディレイをカウンタなど
を利用したデジタル遅延回路によって実現するようにし
ている。デジタル遅延回路とは、入力信号に対して設定
したデジタル値に対応する遅延を与えた出力信号を得る
ことができるものである。
【0092】実施の形態5のように、異なる遅延値を選
択させることで、任意の分周比の分周回路を構成するこ
とができるが、その場合には、分周比が大きくなったと
き、遅延値の制御が複雑且つ難しくなる。
【0093】そこで、この実施の形態10では、原発振
のクロック信号CLKを用いた2N(2n)カウンタ等
を利用したデジタル遅延回路などによって、任意の分周
比を簡単に得るようにしている。
【0094】図17では、図1に示した実施の形態1の
分周回路に、デジタル遅延回路83を追加している。各
記憶段11,12,13、クロック反転回路20、イン
バータ21,22、ディレイ30などの回路構成および
動作は実施の形態1と同じである。
【0095】図18は、デジタル遅延回路83の内部構
成例を示すものである。このデジタル遅延回路83は、
トランスミッションゲート84、ラッチ85,インバー
タ86、不一致検出回路87、カウンタ88、レジスタ
89、比較器90を備えている。最終の記憶段13の出
力L3は、トランスミッションゲート84を介してラッ
チ85に入力されている。トランスミッションゲート8
4は、比較器90の比較結果が一致したときに出力され
るCMP信号によって開となる。不一致検出回路87
は、最終の記憶段13の出力L3とラッチの出力d1と
が異なるとき、すなわち最終の記憶段13の出力L3が
変化したとき、これを検出し、カウンタスタート信号を
カウンタ88に入力する。カウンタ88は原発振のクロ
ック信号CLKをカウントし、その計数値を比較器90
に入力する。レジスタ89には、所望の遅延値、すなわ
ち遅延値に対応するクロック信号CLKの個数が設定さ
れる。最終の記憶段13の出力L3に1クロック分の遅
延を与えるときは、レジスタ値に「1」が設定され、3
クロック分の遅延を与えるときは、レジスタ値に「3」
が設定される。比較器90は、カウンタ88の出力とレ
ジスタ89の設定値を比較し、カウンタ出力がレジスタ
89の設定値に一致しているときに、CMP信号を出力
する。このCMP信号が入力されると、トランスミッシ
ョンゲート84は開となる。
【0096】図19は、図17の分周回路の動作を示す
タイムチャートである。簡単に動作を説明する。この場
合は、レジスタ89には、1クロック信号CLK周期分
の遅延を与えるべく、「1」が設定されているとする。
【0097】時刻t1に、最終の記憶段13の出力L3
が1に立ち上がり、最終の記憶段13の出力L3とラッ
チの出力d1とが不一致となるので、不一致検出回路8
7はこれを検出し、カウンタ88をスタートさせる。カ
ウンタ88が1クロック信号CLKをカウント終了した
時点で、カウンタ出力とレジスタ89の出力が一致し、
この時点t2で比較器90はCMP信号を出力する。し
たがって、時刻t2に、トランスミッションゲート84
は開となり、この時点t2に、ラッチ85の出力d1は
1に立ち上がる。このように、ラッチ85の出力d1
は、最終の記憶段13の出力L3に対し、所定の遅延時
間Td(この場合は1クロック周期分)だけ、遅延され
る。
【0098】前述したように、入力制御信号C1は、デ
ジタル遅延回路83の出力d1の変化によって、時刻t
2から期間Taを経た時刻t3で反転される。なお、デ
ジタル遅延回路83と1段目の記憶段11の間には、デ
ィレイ30が挿入されているので、デジタル遅延回路8
3の出力d1が変化しても、1段目の記憶段11の出力
L1は、時刻t1〜時刻t2の付近では、変化しない。
【0099】時刻t4に、入力制御信号C1が0に立ち
下がり、これにより1段目の記憶段11の出力L1が0
に立ち下がる。時刻t5に、入力制御信号C1が1に立
ち上がり、これにより2段目の記憶段12の出力L2が
0に立ち下がる。
【0100】時刻t6に、最終の記憶段13の出力L3
が0に立ち下がり、最終の記憶段13の出力L3とラッ
チの出力d1とが不一致となるので、不一致検出回路8
7はこれを検出し、カウンタ88をスタートさせる。前
述したようにして、1クロック周期分の遅延時間Td後
の時刻t7に、ラッチ85の出力d1は0に立ち下が
る。
【0101】前述したようにして、時刻t8に、1段目
の記憶段11の出力L1が1に立ち下がり、時刻t9
に、2段目の記憶段12の出力L2が1に立ち上がる。
【0102】このようにして、最終の記憶段13の出力
L3からは、クロック信号CLKの5分周信号を得るこ
とができる。レジスタ89の設定値を「2」にして、デ
ジタルディレイを2クロック周期分とすると、7(=3
+2×2)分周信号を得ることができる。すなわち、レ
ジスタ89の設定値Xに応じて、n+2×X(n=2ま
たは3)分周信号を得ることができる。
【0103】なお、図18に示すデジタル遅延回路にお
いて、トランスミッションゲート84を省略してラッチ
85をエッジトリガ型にし、比較器90からエッジ信号
を発生させてもよい。
【0104】実施の形態11.つぎに、図20に従って
この発明の実施の形態11について説明する。この実施
の形態11においては、温度変化などの外乱により信号
遅延値が変化する回路、半導体素子を含む遅延変化回路
を用いることにより、外的要因によって遅延値を変化さ
せて分周比を変化させるようにしている。
【0105】実施の形態12.つぎに、図21に従って
この発明の実施の形態12について説明する。この実施
の形態12においては、アナログ遅延としての配線によ
るRC遅延を採用している。すなわち、高速なクロック
信号の分周用途として、遅延を回路の上層配線による抵
抗分および容量分で与えるようにしており、インバータ
の接続個数で遅延値を変える手法よりも、実装回路面積
を小さくすることができる。
【0106】実施の形態13.上記各実施の形態におい
ては、各記憶段に入力する入力制御信号C1を1相とし
たが、入力制御信号としても2相を採用するようにして
もよい。この実施の形態では、2相の入力制御信号C
1,C2を用いるようにしている。
【0107】図22は、2相の入力制御信号C1,C2
を用いた場合のタイムチャートを示している。分周回路
としては、先の実施の形態1に示したような3段の記憶
段を有するものを採用している。
【0108】ただし、この場合は、例えば、2相の入力
制御信号C1,C2を発生させるために、例えば2つの
クロック反転回路を設けている。一方の入力制御信号C
1は、先の実施の形態1に示したものと同様、原発振の
クロック信号CLKおよび最終段のラッチ13の出力L
3が入力されており、クロック信号CLKを最終段のラ
ッチ13の出力L3の変化のタイミングで反転させるよ
う動作し、最終段のラッチ13の出力L3が変化した時
点からTa時間後に、その値C1を反転させる。他方の
入力制御信号C2は、奇数段および偶数段の記憶段がク
ロックの半周期毎に同時にデータをラッチしないよう
に、入力制御信号C1とは相補である信号であり、この
場合は、入力制御信号C1よりも大きな遅延を与えるな
どして、最終段の最終段のラッチ13の出力L3が変化
した時点からTa´(T/2>Ta´>Ta)時間後
に、その値C1を反転させる。なお、この場合は、入力
制御信号C1が1段目および3段目の記憶段11,13
に入力され、入力制御信号C2がインバータ21(図1
参照)を経ることなく、2段目の記憶段12に入力され
る。この2相クロックC1,C2による動作は、先の実
施の形態1の動作と基本的には、同じであるのでその説
明は省略する。
【0109】なお、入力制御信号C1を偶数段に入力
し、入力制御信号C2を奇数段に入力するように回路を
構成しても良い。また、入力制御信号としては、奇数段
と偶数段とが同時にデータをラッチすることのない入力
制御信号であれば、他の任意の入力制御信号を用いるよ
うにしてもよい。本発明で言うところの、「入力制御信
号として奇数の記憶段および偶数の記憶段に対し相補に
与える」とは、入力制御信号の相数は問わず、奇数段と
偶数段とが同時にデータをラッチすることのないような
相補の入力制御信号を全て含んでいる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
分周回路によれば、クロック信号を最終段の記憶段出力
の変化のタイミングで論理反転させ、該論理反転させた
信号を入力制御信号として奇数の記憶段および偶数の記
憶段に対し相補に与えるとともに、最終段の記憶段出力
を論理反転するとともに該最終段の記憶段出力に対し所
定の遅延を与え、その出力を前記直列記憶段の初段の記
憶段のデータ入力に入力するようにしているので、小さ
な回路規模で、高速動作が可能なデューティ50%の奇
数分数回路を実現することができる。
【0111】つぎの発明にかかる分周回路によれば、ク
ロック反転回路を排他的論理和回路で構成するようにし
たので、簡便な構成クロック信号の反転を実現できる。
【0112】つぎの発明にかかる分周回路によれば、直
列記憶段の最終段の記憶段出力をクロック反転回路に入
力するか否かの切り替えを行うゲート回路を備え、この
切り替えにより偶数分週と奇数分周を選択可能にしたの
で、小さな回路規模でかつ同じ記憶段数で、奇数分周の
みならず偶数分周も実現することができる。
【0113】つぎの発明にかかる分周回路によれば、最
終段の記憶段出力を遅延回路を通して遅延させるか否か
の切り替えを行うようにしたので、異なる分周比を同じ
記憶段数でかつ小さな回路規模で容易に得ることができ
る。
【0114】つぎの発明にかかる分周回路によれば、複
数の異なる遅延時間を選択可能としたので、より多くの
異なる分周比を同じ記憶段数でかつ小さな回路規模で容
易に得ることができる。
【0115】つぎの発明にかかる分周回路によれば、複
数の記憶段の出力を択一選択して反転遅延回路に入力す
る記憶段選択回路を備え、この択一選択によって分周比
を選択できるようにしているので、記憶段数を選択する
という単純な構成で任意の分周比を得ることができる。
【0116】つぎの発明にかかる分周回路によれば、複
数の記憶段のうちの一部の記憶段を常時データスルー状
態とするか否かの切り替えを行うゲート回路を備え、こ
の切り替えにより分周比の変更を可能にしたので、記憶
段数を選択するという単純な構成で任意の分周比を得る
ことができる。
【0117】つぎの発明にかかる分周回路によれば、複
数の記憶段の一部をバイパスするか否かを切り替えるこ
とで、分周比の変更を可能にしたので、簡便な回路構成
によって任意の分周比を得ることができる。
【0118】つぎの発明にかかる分周回路によれば、最
終段の記憶段出力の出力に、クロック信号n周期分のデ
ジタル遅延値を与え、デジタル遅延値nを変更すること
で、分周比の変更を可能にしているので、設定遅延値を
変更するだけで、簡便に任意の分周比を得ることができ
る。
【0119】つぎの発明にかかる分周回路によれば、直
列記憶段の各記憶段を、夫々異なる初期データを初期設
定可能にしたので、分周比や出力波形を、変更できるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかる分周回路の実施の形態1の
概念的構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1の動作を説明するタイムチャー
トである。
【図3】 記憶段の具体的回路構成を各種示す図であ
る。
【図4】 記憶段のリセット手法を説明するための図で
ある。
【図5】 この発明にかかる分周回路の実施の形態2の
構成を示す回路図である。
【図6】 この発明にかかる分周回路の実施の形態3の
構成を示す回路図である。
【図7】 実施の形態3の動作を説明するタイムチャー
トである。
【図8】 この発明にかかる分周回路の実施の形態4の
概念的構成を示すブロック図である。
【図9】 実施の形態4の具体的構成を示す回路図であ
る。
【図10】 実施の形態4の動作を説明するタイムチャ
ートである。
【図11】 この発明にかかる分周回路の実施の形態5
の概念的構成を示すブロック図である。
【図12】 この発明にかかる分周回路の実施の形態6
の概念的構成を示すブロック図である。
【図13】 この発明にかかる分周回路の実施の形態7
の概念的構成を示すブロック図である。
【図14】 この発明にかかる分周回路において、記憶
段にレベルトリガ型を用いた場合の実施の形態8の概念
的構成を示すブロック図である。
【図15】 この発明にかかる分周回路において、記憶
段にエッジトリガ型を用いた場合の実施の形態8の概念
的構成を示すブロック図である。
【図16】 この発明にかかる分周回路の実施の形態9
の概念的構成を示すブロック図である。
【図17】 この発明にかかる分周回路の実施の形態1
0の概念的構成を示すブロック図である。
【図18】 この発明にかかる分周回路の実施の形態1
0について、デジタル遅延回路の内部構成例を示すブロ
ック図である。
【図19】 実施の形態10の動作を説明するタイムチ
ャートである。
【図20】 この発明にかかる分周回路の実施の形態1
1の概念的構成を示すブロック図である。
【図21】 この発明にかかる分周回路の実施の形態1
2の概念的構成を示すブロック図である。
【図22】 この発明にかかる分周回路の実施の形態1
3の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図23】 従来技術を示す図である。
【符号の説明】
10 直列記憶段、11,12,13,14,15
記憶段(ラッチ)、20 クロック反転回路、21,2
2,42,43,46,47 インバータ、30 ディ
レイ、40,41,45,61,62,63 トランス
ミッションゲート 44 NANDゲート、51,52
トランジスタ,55 ゲート回路、60 ディレイ選
択回路、64,65 セレクタ、71,72,73,7
4 ディレイ、80 記憶段選択回路、81,82 ゲ
ート回路、83 デジタル遅延回路、84 トランスミ
ッションゲート、85 ラッチ、86 インバータ、8
7不一致検出回路、88 カウンタ、89 レジスタ、
90 比較器、C1 入力制御信号、CLK クロック
信号、d 帰還入力、SEL 選択信号、DSEL デ
ィレイ選択信号、SW1〜SW3 スイッチ、THR
1,THR2 スルー信号。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力制御信号によって入力されたデータ
    を一時保持する複数の記憶段を有し、前段の記憶段のデ
    ータ出力を後段の記憶段のデータ入力へ順次入力する直
    列記憶段と、 前記直列記憶段の最終段の記憶段出力および原発振のク
    ロック信号が入力され、前記クロック信号を最終段の記
    憶段出力の変化のタイミングで論理反転させ、該論理反
    転させた信号を入力制御信号として奇数の記憶段および
    偶数の記憶段に対し相補に与えるクロック反転回路と、 前記最終段の記憶段出力を論理反転するとともに該最終
    段の記憶段出力に対し所定の遅延を与え、その出力を前
    記直列記憶段の初段の記憶段のデータ入力に入力する反
    転遅延回路と、 を備えることを特徴とする分周回路。
  2. 【請求項2】 前記クロック反転回路は、前記直列記憶
    段の最終段の記憶段出力およびクロック信号の排他的論
    理和を出力する排他的論理和回路であることを特徴とす
    る請求項1に記載の分周回路。
  3. 【請求項3】 前記直列記憶段の最終段の記憶段出力を
    前記クロック反転回路に入力するか否かの切り替えを行
    うゲート回路を更に備え、この切り替えにより偶数分週
    と奇数分周を選択可能にしたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の分周回路。
  4. 【請求項4】 前記反転遅延回路は、所定の遅延を与え
    る遅延処理回路と、前記最終段の記憶段出力を遅延処理
    回路を通して遅延させるか否かの切り替えを行う選択回
    路とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1つに記載の分周回路。
  5. 【請求項5】 前記遅延処理回路は、複数の異なる遅延
    時間を付与する複数の遅延回路を有し、前記選択回路
    は、前記複数の遅延回路を択一選択することを特徴とす
    る請求項4に記載の分周回路。
  6. 【請求項6】 前記直列記憶段の複数の記憶段の出力を
    択一選択して前記反転遅延回路に入力する記憶段選択回
    路を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    つに記載の分周回路。
  7. 【請求項7】 前記直列記憶段の複数の記憶段はレベル
    トリガ型であり、前記複数の記憶段のうちの一部の記憶
    段を常時データスルー状態とするか否かの切り替えを行
    う切替回路を更に備え、この切り替えにより分周比の変
    更を可能にしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1つに記載の分周回路。
  8. 【請求項8】 前記直列記憶段の複数の記憶段はエッジ
    トリガ型であり、前記複数の記憶段の間に、前段の記憶
    段の出力と3段手前の記憶段の出力を切り替える切替回
    路を更に備え、この切り替えにより分周比の変更を可能
    にしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに
    記載の分周回路。
  9. 【請求項9】 前記最終段の記憶段出力の出力に、クロ
    ック信号n周期分の設定遅延値を与え、その遅延出力を
    前記クロック反転回路に入力するデジタル遅延回路を更
    に備え、前記設定遅延値n(n:自然数)を可変するこ
    とにより、分周比の変更を可能にしたことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1つに記載の分周回路。
  10. 【請求項10】 前記直列記憶段の複数の記憶段は、夫
    々異なる初期データを初期設定可能であることを特徴と
    する請求項1〜9のいずれか1つに記載の分周回路。
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