JP2003146126A - 車両用シートロック装置 - Google Patents

車両用シートロック装置

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JP2003146126A
JP2003146126A JP2001343275A JP2001343275A JP2003146126A JP 2003146126 A JP2003146126 A JP 2003146126A JP 2001343275 A JP2001343275 A JP 2001343275A JP 2001343275 A JP2001343275 A JP 2001343275A JP 2003146126 A JP2003146126 A JP 2003146126A
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清彦 鎌田
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昭宏 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッチレバーの溝部内に係合したストライカ
のガタつきを防止し且つラッチレバーの解除操作に影響
を与えない車両用シートロック装置を提供する。 【解決手段】 ラッチレバー9とは別物のカムレバー1
3の後端に押圧面17を形成し、その押圧面17を溝部
10内に係合されたストライカ4に当接させているた
め、溝部10内のストライカ4のガタつきを防止するこ
とができる。このカムレバー13は上側に回動すること
ができるため、ラッチレバー9の解除操作に影響を与え
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シートバックを
車体に対して所定角度で保持するための車両用シートロ
ック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリヤシートのシートバックに
は、上部にシートロック装置が設けられ、車体に固定さ
れたストライカと係合して、シートバックを所定角度で
保持するようになっている。また、このシートロック装
置とストライカとの係合を解除することにより、シート
バックを前側に倒して、荷室を拡大することもできる
(類似技術として、特開2001−130295号公報
参照)。
【0003】この種のシートロック装置は、前端軸部を
中心に回転自在で且つバネにより下側へ付勢されたラッ
チレバーを有している。ラッチレバーの下縁には溝部が
形成され、ストライカをこの溝部内に係合させている。
溝部はストライカのガタつきを防止するために上部の幅
が狭い楔形(ハの字形)になっており、溝部の前縁及び
後縁をストライカに対して確実に当接させるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、溝部を楔形にしているもの
の、ストライカを溝部内に深く係合させる必要性から、
溝部の前後縁の角度をあまり大きくすることができず、
ストライカのガタ防止効果にも限界があった。また、溝
部を楔形にしても、ストライカの取付誤差等の要因によ
り、ストライカが溝部の前後縁の一方にしか当接せず、
他方とは離れた状態になって、前後方向でのガタつきが
発生する場合がある。更に、ストライカが溝部の前後縁
の一方にだけ強く当接し過ぎて、ラッチレバーの解除操
作力へも影響を与える場合がある。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、ラッチレバーの溝部内に係合
したストライカのガタつきを防止し且つラッチレバーの
解除操作に影響を与えない車両用シートロック装置を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シートバックの上部に設けられ、車体に固定されたスト
ライカと係合して、シートバックを所定角度で保持する
車両用シートロック装置であって、前端軸部を中心に下
向きに付勢された状態で上下回動自在に支持され、下縁
にストライカの係合軸と係合する溝部を有し、上部にラ
ッチ作動軸を有するラッチレバーと、上端軸部を中心に
後向きに付勢された状態で前後回動自在に支持され、下
端にラッチ作動軸に対して下側から係合する係合部を有
した操作レバーと、前端軸部を中心に下向きに付勢され
た状態で上下回動自在に支持され、上部にラッチレバー
の上縁に係合する突片を有し、後端にラッチレバーの溝
部とストライカの係合軸との係合時に該係合軸に対して
当接する押圧面を形成したカムレバーとを備えている。
【0007】請求項1記載の発明によれば、ラッチレバ
ーとは別物のカムレバーの後端に押圧面を形成し、その
押圧面を溝部内に係合されたストライカに当接させてい
るため、溝部内のストライカのガタつきを防止すること
ができる。このカムレバーは上側に回動することができ
るため、ラッチレバーの解除操作に影響を与えない。
【0008】請求項2記載の発明は、押圧面がラッチレ
バーの溝部の形成方向に対して上側が後方へ所定の角度
で傾斜している。
【0009】請求項2記載の発明によれば、カムレバー
の押圧面がストライカに対して楔形になるように傾斜し
ているため、溝部内におけるストライカの上下位置を問
わず、ストライカに確実に当接してガタつきを防止する
ことができる。
【0010】請求項3記載の発明は、ラッチレバーとカ
ムレバーとが同一の前端軸部で回動自在に支持されてい
る。
【0011】請求項3記載の発明によれば、ラッチレバ
ーとカムレバーとが同一の前端軸部で回動自在に支持さ
れているため、構造の簡略化を図ることができる。
【0012】請求項4記載の発明は、カムレバーに突片
とは異なる方向を向いた作動軸を設けると共に、操作レ
バーの下部に設定した上端軸部を中心に回動自在で且つ
後向きに付勢されたリフトレバーを支持し、該リフトレ
バーの後部に操作レバーの下縁に当接して後向きの回動
を阻止する突片を形成すると共に、該リフトレバーの下
端は突片が操作レバーの下縁に当接した状態で操作レバ
ーごと前側に回動した際にカムレバーの作動軸を持ち上
げ自在な位置関係にある。
【0013】請求項4記載の発明によれば、操作レバー
と一体で前方回動するリフトレバーの下端により、カム
レバーの作動軸を下側から持ち上げるため、ラッチレバ
ーの解除操作が更に容易になる。また、リフトレバーは
操作レバーの後方回動時には、上端軸部を中心に折れて
カムレバーの作動軸を乗り越えて、元の位置に戻ること
ができる。
【0014】請求項5記載の発明は、上端軸部を中心に
後向きに付勢された状態で前後回動自在に支持され、下
端がストライカの相対移動軌跡中に位置し、中間にラッ
チ作動軸が係合する作動開口が形成された仮保持レバー
を備え、前記作動開口の前側に、仮保持レバーの上端軸
部を中心とした円弧状で且つ仮保持レバーの前方回動を
許容する上部ガイド縁と、仮保持レバーの前方回動に伴
ってラッチ作動軸の下降を許容する下部ガイド縁が形成
されている。
【0015】請求項5記載の発明によれば、仮保持レバ
ーによりラッチレバーを持ち上げた状態が保持され、そ
して仮保持レバーの下端がストライカにより押された回
動した際に、ラッチレバーが付勢力により下方回動して
ストライカと係合するため、ラッチレバーとストライカ
とが直接衝突することはなく、ストライカから仮保持レ
バーの下端に小さな操作力を及ぼすだけで、ラッチレバ
ーとストライカとの係合状態が得られる。従って、シー
トバックを勢い良くストライカに当てる必要がなく、係
合時の音も小さい。
【0016】請求項6記載の発明は、上端軸部を中心に
前向きに付勢された状態で前後回動自在に支持され、後
部に操作レバーの前縁に当接する突片を有する押付レバ
ーを設け、該押付レバーは、操作レバーの前方回動時に
操作レバーに押されて後方回動し、操作レバーの後方回
動時に付勢力にて所定位置まで前方回動して下端が作動
開口内に位置するラッチ作動軸の上方に位置し、該ラッ
チ作動軸の浮き上がりを阻止する。
【0017】請求項6記載の発明によれば、押付レバー
の下端にて、ストライカと係合したラッチレバーのラッ
チ作動軸を上から押さえて、ラッチレバーの解除方向へ
の移動を阻止するため、ラッチレバーとストライカとの
係合状態が確実になる。また、ラッチレバーの解除時に
は、操作レバーに押されて押付レバーが後側へ回動する
ため、押付レバーの下端がラッチ作動軸から外れ、ラッ
チレバーの解除操作に影響を与えない。
【0018】請求項7記載の発明は、押付レバーを前方
回動させる付勢力が、押付レバーの突片を介して操作レ
バーの前縁に作用することにより、該操作レバーが後向
きに付勢された状態になっている。
【0019】請求項7記載の発明によれば、押付レバー
を前方回動させる付勢力が、操作レバーを後向きに回動
させる付勢力としても機能するため、部品点数の低減を
図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1〜図8に基づいて説明する。図1は、自動車のリ
ヤシートのシートバック1を示す側面図である。このシ
ートバック1は、図示せぬ下端を中心に前倒し自在に支
持されている。このシートバック1の上部には凹部2が
形成され、その内部にシートロック装置3が配置されて
いる。このシートロック装置3が車体の側壁Sに固定さ
れたストライカ4と係合することにより、シートバック
1が所定の角度で保持される。また、このシートロック
装置3とストライカ4との係合を解除することにより、
シートバック1を前倒しして、シートバック1の後側の
荷室Rを拡大することができる。
【0021】シートバック1の上面には、上下動自在に
支持された操作部5が設けられている。この操作部5が
シートバック1の上面から突出している時は、シートロ
ック装置3の係合状態を示している。そして、この操作
部5をシートバック1内に押し込めば、シートロック装
置3の係合解除が行える。すなわち、この操作部5は、
シートロック装置3が係合状態であるか、解除状態であ
るかを知る「インジケータ」でもあり、シートロック装
置3の係合を解除するための「スイッチ」でもある。こ
の操作部5とシートロック装置3との機構的な関係は後
述する。
【0022】車体に固定されたストライカ4は、車体側
壁から車室内側に突出したU形をしており、前後に2本
の係合軸4a、4bを有している。そして、この前後の
2本の係合軸4a、4bに対して、シートロック装置3
を係合させることにより、シートバック1の角度を若干
変更させることができる。
【0023】次に、シートロック装置3の構造を説明す
る。シートロック装置3は、左右に側面を有する幅の小
さいケース6の内部に機構を収納した構造になってい
る。ケース6には後端からストライカ4を挿入する切欠
7が形成されている。
【0024】ケース6の下部には、「前端軸部」である
第1ピン8を中心に下向きに上下回動自在なラッチレバ
ー9が設けられている。このラッチレバー9の下縁に
は、ストライカ4の各係合軸4a、4bと係合可能な1
つの溝部10が形成されている。ラッチレバー9の下縁
の溝部10よりも前側に形成されているのは、ストライ
カ4の前側の係合軸4aに対する干渉回避部11で、ス
トライカ4との係合に関与するものではない。このラッ
チレバー9の上部には、横向きのラッチ作動軸12が取
付けられている。
【0025】このラッチレバー9には、ラッチレバー9
と同じ第1ピン8を中心に上下回動自在なカムレバー1
3が重合状態で設けられている。カムレバー13とラッ
チレバー9を、同一の第1ピン8で支持することによ
り、構造の簡略化を図ることができる。
【0026】このカムレバー13の上部には、ラッチレ
バー9の上縁に係合する突片14が形成されている。従
って、カムレバー13は、ラッチレバー9の上縁に係合
する状態から上方には回動できるが、下方には回動でき
ない。また、カムレバー13の上部には、突片14とは
異なる方向を向いた作動軸15が取付けられている。こ
の作動軸15は、ケース6の車幅方向外側面に形成され
た円弧状のガイド孔16内に位置している。更に、カム
レバー13の後端には、押圧面17が形成されている。
この押圧面17は、図7に示すように、ラッチレバー9
の溝部10の形成方向に対して、上側が後方へ所定の角
度θだけ傾斜した楔状になっている。尚、押圧面17は
平面でも、上下方向で若干湾曲した面でも良い。
【0027】そして、前記ラッチレバー9及びカムレバ
ー13は、それぞれ第1ピン8に設けられたバネ18、
19により、下側へ向けて付勢されている。
【0028】ケース6の上部には、「上端軸部」である
ピン20を中心に前後回動自在な操作レバー21が設け
られている。この操作レバー21は断面コ字形で、上端
には延長片22が形成され、シートバック1の上面に設
けられた前記インジケータ兼用の操作部5の下端に対し
て下側から当接している。この操作レバー21における
車幅方向内側の下端には、前記ラッチレバー9のラッチ
作動軸12に対して下側から係合する湾凹形の係合部2
3が形成されている。また、この操作レバー21の車幅
方向外側には切起部24が形成されている。
【0029】この操作レバー21の車幅方向外側の下部
には、「上端軸部」である第2ピン25を中心に回動自
在なリフトレバー26が支持されている。このリフトレ
バー26の後部には、操作レバー21の車幅方向外側の
下縁に当接して、該リフトレバー26の後向きの回動を
阻止する突片27が形成されている。この突片27と前
記操作レバー21の切起部24との間にスプリング28
を設け、リフトレバー26を後向きに付勢して、突片2
7を操作レバー21の下端に押付けた状態が維持され
る。そして、このリフトレバー26の下端は、突片27
が操作レバー21の下縁に当接した状態で、操作レバー
21ごと前側に回動した際に、前記カムレバー13の作
動軸15に対して下側から当接し得る位置関係にある。
ケース6の車幅方向外側面には、前記リフトレバー26
の上端軸部25が移動する円弧状のガイド孔29が形成
されている。
【0030】そして、操作レバー21の前側には、「上
端軸部」である第3ピン30を中心に前後回動自在な仮
保持レバー31が設けられている。この仮保持レバー3
1の第3ピン30よりも更に上側には突片32が形成さ
れている。また、この仮保持レバー31の下端は、ケー
ス6の切欠7内におけるストライカ4の移動軌跡中に位
置し、ストライカ4が当たるようになっている。また、
中間にはラッチレバー9のラッチ作動軸12が係合する
異形の作動開口33が形成されている。
【0031】この作動開口33は、仮保持レバー31の
第3ピン30を中心とした円弧状で、仮保持レバー31
の前方回動を許容する上部ガイド縁33aが形成されて
いる。また、この上部ガイド縁33aから下方に連続し
て、仮保持レバー31の前方回動に伴ってラッチ作動軸
12の下降を許容する下部ガイド縁33bが形成されて
いる。更に、この下部ガイド縁33bの下端から連続し
て、仮保持レバー31の第3ピン30を中心とした円弧
状で、仮保持レバー31の更なる前方回動を許容する延
長ガイド縁33cが形成されている
【0032】そして、仮保持レバー31の第3ピン30
には、その第3ピン30を中心に前後回動自在な押付レ
バー34が設けられている。この押付レバー34の後部
には、操作レバー21の前縁に当接する突片35が形成
されている。この押付レバー34の下部にはピン26が
形成され、ケース6の車幅方向内側面に形成された円弧
状のガイド孔37内に係合している。この押付レバー3
4はピン36がガイド孔37の前端に当接した状態で略
垂直になり、その下端が仮保持レバー31の作動開口3
3内に位置するラッチ作動軸12の真上に位置するよう
になる。
【0033】そして、仮保持レバー31と押付レバー3
4の共通の第3ピン30には、両端が仮保持レバー31
と押付レバー34のそれぞれの突片32、35に係合し
て、互いを離反する方向に付勢するバネ38が設けられ
ている。従って、このバネ38の付勢力により、仮保持
レバー31は後向きに回動するように付勢され、押付レ
バー34は前向きに回動するように付勢される。更に、
押付レバー34の突片35は、操作レバー21の前縁に
係合して押しているため、このバネ38の力は、操作レ
バー21を後向きに回動させる付勢力としても作用す
る。仮保持レバー31と押付レバー34が同じ第3ピン
30で支持され、且つ押付レバー34を前方回動させる
付勢力が、操作レバー21を後向きに回動させる付勢力
としても作用するため、部品点数の低減を図ることがで
きる。
【0034】次に、この実施形態の作用を、図6〜図8
に基づいて説明する。尚、図中の白抜き矢印は、バネ1
8、19、38による付勢力の作用を示している。
【0035】仮保持位置(図6):図6の状態は、操作
レバー21の延長片22が、シートバック1の上面の操
作部5により押されて下側へ回動した状態を示してい
る。延長片22が下に押されて、操作レバー21が前側
へ回動すると、操作レバー21の下端の係合部23が、
ラッチレバー9のラッチ作動軸12に下側から係合し
て、ラッチレバー9ごと上側に持ち上げる。ラッチレバ
ー9が持ち上がると、カムレバー13も突片14がラッ
チレバー9の上縁に係合しているため、一緒に持ち上が
った状態となる。ラッチ作動軸12は操作レバー21の
係合部23に押されることにより、仮保持レバー31の
作動開口33における上部ガイド縁33aの上端に位置
する。この状態で、仮保持レバー31は後側へ最大に回
動した状態となり、下端は切欠7の入口付近に位置す
る。
【0036】操作レバー21が前側へ回動したことによ
り、押付レバー34の突片35が操作レバー21の前縁
により押されて、押付レバー34が後側へ回動し、下端
が斜め後方を向いた状態となる。ラッチ作動軸12が係
合している上部ガイド縁33aは、仮保持レバー31の
第3ピン30を中心とした円弧状態であるが、操作レバ
ー21のピン20を中心とした円弧状でないため、操作
レバー21の戻り方向への回動は阻止され、仮保持レバ
ー31が回動しないかぎり、この仮保持状態が維持され
る。
【0037】第1係合位置(図7):シートバック1を
後側へ倒すことにより、ストライカ4の前側の係合軸4
aがケース6の切欠7内に進入すると、前側の係合軸4
aが仮保持レバー31の下端に当たり、仮保持レバー3
1を前側へ回動させる。ラッチ作動軸12が係合してい
る上部ガイド縁33aが、仮保持レバー31の第3ピン
30を中心とした円弧状であるため、仮保持レバー31
の前側への回動は許容される。
【0038】仮保持レバー31が前側へ回動すると、ラ
ッチ作動軸12が下部ガイド縁33bに至るため、操作
レバー21の後側への回動も許容され、押付レバー34
の突片35を介したバネ38の付勢力により後側へ回動
する。操作レバー21が後側へ回動すると、延長片22
により操作部5が持ち上げられ、シートバック1の上面
から上方へ突出した状態となる。
【0039】仮保持レバー31の前方回動に伴って、ラ
ッチ作動軸12はバネ18の下向き付勢力により、下部
ガイド縁33bに沿って下降し、ラッチレバー9の溝部
10がストライカ4の前側の係合軸4aに係合し、第1
係合位置となる。そして、シートバック1は、この第1
係合位置に相応した角度に維持される。
【0040】このように、ラッチレバー9とストライカ
4とが直接衝突することはなく、ストライカ4から仮保
持レバー31の下端に小さな操作力を及ぼすだけで、ラ
ッチレバー9の前側の係合軸4aとストライカ4との係
合状態が得られる。従って、シートバック1を勢い良く
ストライカ4に当てる必要がなく、係合時の音も小さ
い。
【0041】また、操作レバー21が後側へ回動するこ
とにより、押付レバー34の突片35に係合するものが
なくなるため、押付レバー34はピン36がガイド孔3
7の前端に当接する位置まで、バネ38の付勢力で回転
する。ピン36がガイド孔37の前端に位置すると、押
付レバー34は略垂直状態となり、その下端で、ストラ
イカ4と係合したラッチレバー9のラッチ作動軸12を
上から押さえることができる。従って、ラッチレバー9
の解除方向への移動を阻止することができ、ラッチレバ
ー9とストライカ4との係合状態が確実になる。
【0042】更に、ラッチレバー9がストライカ4の前
側の係合軸4aに対して係合状態になると、バネ19に
より下向きに付勢されているカムレバー13も独立して
下方へ回動し、その下端に形成された押圧面17を、溝
部10内に係合されたストライカ4の前側の係合軸4a
に対して当接させているため、溝部10内における係合
軸4aのガタつきを防止することができる。しかも、押
圧面17が係合軸4aに対して楔形になるような角度θ
で傾斜しているため、溝部10内におけるストライカ4
の上下位置を問わず、押圧面17が係合軸4aに確実に
当接して、ガタつきを防止することができる。
【0043】更に、この第1係合状態から再度操作レバ
ー21の延長片22を押し下げると、リフトレバー26
の突片27が操作レバー21の下端に係合していること
から、リフトレバー26は操作レバー21と一体で前方
回動し、リフトレバー26の下端により、カムレバー1
3の作動軸15を下側から持ち上げることができる。こ
のリフトレバー26によるカムレバー13の持ち上げ
は、操作レバー21の係合部23がラッチ作動軸12を
持ち上げる解除操作の前に行われるため、操作レバー2
1の係合により、ラッチレバー9を解除方向へ持ち上げ
る操作が容易になる。
【0044】しかも、ラッチレバー9の解除時には、操
作レバー21の前縁により押付レバー34の突片35が
押されて、押付レバー34が後側へ回動するため、事前
に押付レバー34の下端がラッチ作動軸12から外れ、
ラッチレバー9の解除操作に影響を与えない。ラッチレ
バー9が解除状態になると、仮保持レバー31は前側の
係合軸4aとの係合により、第1係合位置のままだが、
その他は前記の仮保持位置(図6)の状態と同じにな
る。
【0045】第2係合位置(図8):そして、ラッチレ
バー9を上側に持ち上げた解除状態のまま、ストライカ
4を更に前側へ進入させると、ストライカ4の前側の係
合軸4aが切欠7の前端に突き当たる。その時点で、操
作レバー21を後側へ回動させると、今度はストライカ
4の後側の係合軸4bにラッチレバー9の溝部10が係
合し、第1係合位置とは異なった角度でシートバック1
を保持することができる。
【0046】ストライカ4の前側の係合軸4aにより、
仮保持レバー31の下端は溝部10よりも前側に押され
るが、仮保持レバー31における作動開口33内に、下
部ガイド縁33bの下端から連続して、仮保持レバー3
1の第3ピン30を中心とした円弧状の延長ガイド縁3
3cが形成されているため、仮保持レバー31の下端
が、ラッチレバー9の溝部10よりも前側へ移動するの
が許容される。
【0047】第2係合位置におけるカムレバー13や押
付レバー34の機能は第1係合位置の場合と同様であ
る。また、ラッチレバー9をいったん持ち上げて解除状
態にしてから、再度ラッチレバー9を下降させて後側の
係合軸4bと係合させる際に、リフトレバー26はカム
レバー13の作動軸15に当たるが、このリフトレバー
26はその第2ピン25を中心に折れるため、カムレバ
ー13の作動軸15を乗り越えて、元の位置に戻ること
ができる。作動軸15を乗り越えると、スプリング28
の付勢力により、リフトレバー26の突片27が操作レ
バー21の下端に当接した状態となり、操作レバー21
を解除方向へ回動させた際に、再度、カムレバー13の
作動軸15の下側に当接して、カムレバー13を持ち上
げることができる。
【0048】尚、この実施形態によれば、U形のストラ
イカ4を車幅方向内側に向けて、前後に2本の係合軸4
a、4bを有する構造を例にしたが、これに限定され
ず、例えば、シートバック1の左右両端部の後方に位置
する車体から、U形のストライカを前向き状態で固定
し、その先端にある1本の係合軸と、シートロック装置
3とを係合させるようにしても良い。
【0049】
【発明の効果】この発明によれば、ラッチレバーとは別
物のカムレバーの後端に押圧面を形成し、その押圧面を
溝部内に係合されたストライカに当接させているため、
溝部内のストライカのガタつきを防止することができ
る。このカムレバーは上側に回動することができるた
め、ラッチレバーの解除操作に影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートロック装置が内蔵されたシートバックの
上部を示す側面図。
【図2】シートバックの右端部を示す平面図。
【図3】シートロック装置を示す側面図。
【図4】シートロック装置の内部機構を示す斜視図。
【図5】シートロック装置の内部機構を示す分解斜視
図。
【図6】シートロック装置の内部機構の仮保持位置を示
す側面図。
【図7】シートロック装置の内部機構の第1係合位置を
示す側面図。
【図8】シートロック装置の内部機構の第2係合位置を
示す側面図。
【符号の説明】
1 シートバック 3 シートロック装置 4 ストライカ 4a 前側の係合軸 4b 後側の係合軸 8 第1ピン(前端軸部) 9 ラッチレバー 10 溝部 12 ラッチ作動軸 13 カムレバー 14 突片 15 作動軸 17 押圧面 20 ピン(上端軸部) 21 操作レバー 23 係合部 26 リフトレバー 30 第3ピン(上端軸部) 31 仮保持レバー 33 作動開口 33a 上部ガイド縁 33b 下部ガイド縁 34 押付レバー 35 突片 S 側壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA21 HH01 JJ09 KK01 LL20 QQ03 3B087 BD01 CB12 CB15 DA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックの上部に設けられ、車体に
    固定されたストライカと係合して、シートバックを所定
    角度で保持する車両用シートロック装置であって、 前端軸部を中心に下向きに付勢された状態で上下回動自
    在に支持され、下縁にストライカの係合軸と係合する溝
    部を有し、上部にラッチ作動軸を有するラッチレバー
    と、 上端軸部を中心に後向きに付勢された状態で前後回動自
    在に支持され、下端にラッチ作動軸に対して下側から係
    合する係合部を有した操作レバーと、 前端軸部を中心に下向きに付勢された状態で上下回動自
    在に支持され、上部にラッチレバーの上縁に係合する突
    片を有し、後端にラッチレバーの溝部とストライカの係
    合軸との係合時に該係合軸に対して当接する押圧面を形
    成したカムレバーとを備えていることを特徴とする車両
    用シートロック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用シートロック装置
    であって、 前記押圧面が、ラッチレバーの溝部の形成方向に対し
    て、上側が後方へ所定の角度で傾斜していることを特徴
    とする車両用シートロック装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の車両用シー
    トロック装置であって、 前記ラッチレバーと前記カムレバーとが同一の前端軸部
    で回動自在に支持されていることを特徴とする車両用シ
    ートロック装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車
    両用シートロック装置であって、 前記カムレバーに、前記突片とは異なる方向を向いた作
    動軸を設けると共に、操作レバーの下部に設定した上端
    軸部を中心に回動自在で且つ後向きに付勢されたリフト
    レバーを支持し、 該リフトレバーの後部に操作レバーの下縁に当接して後
    向きの回動を阻止する突片を形成すると共に、該リフト
    レバーの下端は突片が操作レバーの下縁に当接した状態
    で操作レバーごと前側に回動した際にカムレバーの作動
    軸を持ち上げ自在な位置関係にあることを特徴とする車
    両用シートロック装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車
    両用シートロック装置であって、 前記上端軸部を中心に後向きに付勢された状態で前後回
    動自在に支持され、下端がストライカの相対移動軌跡中
    に位置し、中間にラッチ作動軸が係合する作動開口が形
    成された仮保持レバーを備え、 前記作動開口の前側に、仮保持レバーの上端軸部を中心
    とした円弧状で且つ仮保持レバーの前方回動を許容する
    上部ガイド縁と、仮保持レバーの前方回動に伴ってラッ
    チ作動軸の下降を許容する下部ガイド縁が形成されてい
    ることを特徴とする車両用シートロック装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車両用シートロック装置
    であって、 上端軸部を中心に前向きに付勢された状態で前後回動自
    在に支持され、後部に操作レバーの前縁に当接する突片
    を有する押付レバーを設け、 該押付レバーは、操作レバーの前方回動時に操作レバー
    に押されて後方回動し、操作レバーの後方回動時に付勢
    力にて所定位置まで前方回動して下端が作動開口内に位
    置するラッチ作動軸の上方に位置し、該ラッチ作動軸の
    浮き上がりを阻止することを特徴とする車両用シートロ
    ック装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の車両用シートロック装置
    であって、 押付レバーを前方回動させる付勢力が、押付レバーの突
    片を介して操作レバーの前縁に作用することにより、該
    操作レバーが後向きに付勢された状態になっていること
    を特徴とする車両用シートロック装置。
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