JP2003138326A - 高純度バナジウムの製造方法、高純度バナジウム、同高純度バナジウムからなるスパッタリングターゲット及び該スパッタリングターゲットにより形成した薄膜 - Google Patents

高純度バナジウムの製造方法、高純度バナジウム、同高純度バナジウムからなるスパッタリングターゲット及び該スパッタリングターゲットにより形成した薄膜

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    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄、アルミニウム、シリコン、炭素、酸素等
が多く含有されるバナジウム原料(酸化バナジウム)か
ら、効率的な高純度バナジウム製造方法を提供するもの
であり、同原料から純度4N(99.99wt%)以上
の高純度バナジウムを効率的に製造する技術を提供す
る。 【解決手段】 酸化バナジウムからなる粗バナジウム原
料を酸浸出してバナジウムの溶液を作製し、これにアル
カリ溶液を加えてpH調整した後、塩化アンモニウムを
添加して高純度バナジン酸アンモニウムとして析出さ
せ、この高純度バナジン酸アンモニウム沈殿物を焙焼し
て高純度酸化バナジウムを得、この高純度酸化バナジウ
ムを還元して高純度バナジウムとすることを特徴とする
高純度バナジウムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、酸化バナジウム
からなる粗バナジウム原料を用いてガス成分を除き純度
4N(99.99wt%)以上の高純度バナジウムを製
造する方法、高純度バナジウム、同高純度バナジウムか
らなるスパッタリングターゲット及び該スパッタリング
ターゲットにより形成した薄膜に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高純度バナジウムは、アルカリ
金属、放射性元素、遷移金属元素、ガス成分を極力減少
させることが要求されており、VLSIの電極及び配線
の形成その他の薄膜を形成するための、特にスパッタリ
ングターゲット材として広範囲に使用されている。N
a、K等のアルカリ金属はゲート絶縁膜中を容易に移動
し、MOS−LSI界面特性の劣化原因となる。U,T
h等の放射性元素は、放出するα線によって素子のソフ
トエラーの原因となる。一方、Fe,Ni等の遷移金属
元素も界面接合部のトラブルの原因となる。さらに、酸
素、炭素、酸素などのガス成分も、スパッタリングの際
のパーティクル発生原因となるため好ましくない。
【0003】一般に、4Nレベルの高純度バナジウムを
製造する場合には、粗バナジウム原料を溶融塩電解法等
で精製することが行われているが、経費高となる。以上
から、4Nレベルの高純度バナジウムを製造することは
必ずしも容易でないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、鉄、アルミ
ニウム、シリコン、炭素、酸素等が多く含有されるバナ
ジウム含有原料(酸化バナジウム)から、効率的な高純
度バナジウム製造方法を提供するものであり、同原料か
ら純度4N(99.99wt%)以上の高純度バナジウ
ムを効率的に製造する技術を提供することを目的とした
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、酸化バナジウム原料を酸浸出、還元及び真空溶解に
より効率良く高純度バナジウムを製造できるとの知見を
得た。この知見に基づき、本発明は 1.酸化バナジウムからなる粗バナジウム原料を酸浸出
してバナジウムの溶液を作製し、これにアルカリ溶液を
加えてpH調整した後、塩化アンモニウムを添加して高
純度バナジン酸アンモニウムとして析出させ、この高純
度バナジン酸アンモニウム沈殿物を焙焼して高純度酸化
バナジウムを得、この高純度酸化バナジウムを還元して
高純度バナジウムとすることを特徴とする高純度バナジ
ウムの製造方法 2.高純度バナジン酸アンモニウム沈殿物を大気中で焙
焼して、高純度酸化バナジウムを得ることを特徴とする
上記1に記載の高純度バナジウムの製造方法 3.高純度酸化バナジウムを還元してバナジウムスポン
ジとし、さらにこのバナジウムスポンジを真空溶解して
高純度バナジウムとすることを特徴とする上記1又は2
に記載の高純度バナジウムの製造方法を提供する。
【0006】本発明は、さらに 4.ガス成分を除き4N(99.99wt%)以上であ
り、不純物としてU,Thがそれぞれ10wtppb以
下、Fe,Cr,Ni,Si,Alがそれぞれ50wt
ppm以下であることを特徴とする高純度バナジウム、
同高純度バナジウムからなるターゲット及び同ターゲッ
トを使用してスパッタリングにより形成した薄膜 5.ガス成分を除き4N(99.99wt%)以上であ
り、不純物としてU,Thがそれぞれ10wtppb以
下、Fe,Cr,Ni,Si,Alがそれぞれ10wt
ppm以下であることを特徴とする高純度バナジウム、
同高純度バナジウムからなるターゲット及び同ターゲッ
トを使用してスパッタリングにより形成した薄膜 6.さらに、C,N,S,P,Fがそれぞれ50wtp
pm以下であることを特徴とする上記4又は5に記載の
高純度バナジウム、同高純度バナジウムからなるターゲ
ット及び同ターゲットを使用してスパッタリングにより
形成した薄膜 7.さらに、C,N,S,P,Fがそれぞれ10wtp
pm以下であることを特徴とする上記4又は5に記載の
高純度バナジウム、同高純度バナジウムからなるターゲ
ット及び同ターゲットを使用してスパッタリングにより
形成した薄膜 8.上記1〜3により製造したガス成分を除き4N(9
9.99wt%)以上であり、不純物としてU,Thが
それぞれ10wtppb以下、Fe,Cr,Ni,S
i,Alがそれぞれ50wtppm以下であることを特
徴とする高純度バナジウム、同高純度バナジウムからな
るターゲット及び同ターゲットを使用してスパッタリン
グにより形成した薄膜 9.上記1〜3により製造したガス成分を除き4N(9
9.99wt%)以上であり、不純物としてU,Thが
それぞれ10wtppb以下、Fe,Cr,Ni,S
i,Alがそれぞれ10wtppm以下であることを特
徴とする高純度バナジウム、同高純度バナジウムからな
るターゲット及び同ターゲットを使用してスパッタリン
グにより形成した薄膜 10.さらに、C,N,S,P,Fがそれぞれ50wt
ppm以下であることを特徴とする上記8又は9に記載
の高純度バナジウム、同高純度バナジウムからなるター
ゲット及び同ターゲットを使用してスパッタリングによ
り形成した薄膜 11.さらに、C,N,S,P,Fがそれぞれ10wt
ppm以下であることを特徴とする上記10記載の高純
度バナジウム、同高純度バナジウムからなるターゲット
及び同ターゲットを使用してスパッタリングにより形成
した薄膜 12.さらに、O含有量が500wtppm以下である
ことを特徴とする上記4〜11のそれぞれに記載の高純
度バナジウム、同高純度バナジウムからなるターゲット
及び同ターゲットを使用してスパッタリングにより形成
した薄膜 13.さらに、O含有量が100wtppm以下である
ことを特徴とする上記4〜11のそれぞれに記載の高純
度バナジウム、同高純度バナジウムからなるターゲット
及び同ターゲットを使用してスパッタリングにより形成
した薄膜を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、粗バナジウム原料とし
て酸化バナジウム(主としてV)を使用する。こ
の粗バナジウム原料には、後述する表1に示すように、
U,Th,Fe,Cr,Ni,Si,Al,ガス成分と
してのC,N,S,P,F等の多くの不純物が含まれ
る。ガス成分である酸素は、元来酸化バナジウムを原料
とするものであるから、必然的に多量に含有されてい
る。本発明は、粗バナジウム原料を過酸化水素水と硫
酸、硝酸、王水等の酸を使用して浸出しバナジウムの溶
液を作製する。
【0008】上記酸により浸出したバナジウム溶液を水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ水溶液を
添加してpH0〜5に調整し、これに塩化アンモニウム
等を添加して高純度バナジン酸アンモニウム(NH
)として析出させる。この工程は、バナジウムを高
純度化する重要な工程である。次に、この高純度バナジ
ン酸アンモニウム沈殿物を焙焼して高純度酸化バナジウ
ムを得る。焙焼の条件としては、大気中、400〜60
0°C、1〜3時間、焙焼するのが好適であるが、必ず
しもこの条件に制限される必要はなく、他の条件で焙焼
しても良い。
【0009】次に、この高純度酸化バナジウムを還元し
て高純度バナジウムを得る。この還元方法として、高純
度酸化バナジウムを高純度アルミニウム、マグネシウム
又はカルシウム等の還元材を使用し、加熱還元してバナ
ジウムスポンジとし、このバナジウムスポンジを真空溶
解して高純度バナジウムとすることができる。また、上
記の方法に替えて、高純度酸化バナジウムを高純度アル
ミニウム、マグネシウム又はカルシウム等の還元材と混
合して電子ビーム溶解することによって高純度バナジウ
ムを製造することができる。電子ビーム溶解等の真空溶
解によって、Na、K等のアルカリ金属やその他の揮発
性不純物及びガス成分を効果的に除去することができ
る。還元材材からの汚染物質の混入を避け、また還元効
率を良好にするために、高純度酸化バナジウムを還元す
る際の還元材として、4N以上の高純度アルミニウム、
マグネシウム又はカルシウム等を使用することが望まし
い。また、バナジウム合金を製造する場合には、バナジ
ウムに合金元素を添加し真空溶解又は不活性雰囲気中で
溶解することにより容易に製造することができる。前記
電子ビーム溶解等の真空溶解の際に、精製と同時に合金
元素を添加してバナジウム合金を製造することもでき
る。
【0010】以上によって、純度4N以上の高純度バナ
ジウムが得られる。すなわち、ガス成分を除き4N(9
9.99wt%)以上であり、不純物としてU:10w
tppb以下、Th:10wtppb以下、Fe,C
r,Ni,Si,Alがそれぞれ50wtppm以下、
好ましくは10wtppm以下の高純度バナジウム、同
高純度バナジウムからなるターゲット及び同ターゲット
を使用してスパッタリングにより形成した薄膜を得るこ
とができる。また、さらに、C,N,S,P,Fがそれ
ぞれ50wtppm以下、好ましくは10wtppm以
下の高純度バナジウム、同高純度バナジウムからなるタ
ーゲット及び同ターゲットを使用してスパッタリングに
より形成した薄膜を製造できる。
【0011】
【実施例及び比較例】次に、本発明の実施例について説
明する。なお、本実施例はあくまで一例であり、この例
に制限されるものではない。すなわち、本発明の技術思
想の範囲内で、実施例以外の態様あるいは変形を全て包
含するものである。 (実施例1)表1に示す粗酸化バナジウム(V
10gを硫酸(HSO)10mL、過酸化水素(H
)10mL、残部純水を入れて1Lとし、温度7
0°Cで1時間酸浸出を行った。これにより、バナジウ
ム濃度約5g/Lの浸出液を得た。次に、これを水酸化
ナトリウム(NaOH)を添加してpH3に調整した
後、塩化アンモニウム(NHCl)と添加し、高純度
バナジン酸アンモニウム(NHVO)を析出させ
た。この高純度バナジン酸アンモニウムを濾過した後、
大気中500°Cで2時間焙焼して、高純度酸化バナジ
ウム(V)を得た。これを、さらに5Nレベルの
アルミニウムと混合し、電子ビーム溶解して高純度バナ
ジウムを得た。電子ビーム溶解条件は、1A、30k
W、真空度2〜5×10−4mmHgで実施した。以上
の実施例1の工程により製造した高純度バナジウムの分
析結果を、原料と対比して、表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】(実施例2)表1に示す粗酸化バナジウム
(V)10gを塩酸(HCl)50mL、硝酸
(HNO)15mL、残部純水を入れて1Lとし、温
度70°Cで1時間酸浸出を行った。これにより、バナ
ジウム濃度約5g/Lの浸出液を得た。次に、これを水
酸化カリウム(KOH)を添加してpH2に調整した
後、塩化アンモニウム(NHCl)と添加し、高純度
バナジン酸アンモニウム(NHVO)を析出させ
た。この高純度バナジン酸アンモニウムを濾過した後、
大気中550°Cで1.5時間焙焼して、高純度酸化バ
ナジウム(V)を得た。これを、さらに4Nレベ
ルのカルシウムと混合し、600°Cに加熱還元してバ
ナジウムスポンジを得た。次に、このバナジウムスポン
ジをさらに真空溶解して高純度バナジウムを得た。真空
溶解条件は、加熱温度2000°C、真空度2〜5×1
−4mmHgである。以上の実施例2の工程により製
造した高純度バナジウムの分析結果を、原料と対比し
て、表1に示す。
【0014】(比較例1)粗酸化バナジウム(V
)を直接3NレベルのAlと混合し、600°C
に加熱後、電子ビーム溶解した結果を、同様に表1に示
す。
【0015】表1に示すように、実施例1では、原料の
U:400wtppbを1wtppb未満に、Th:1
50wtppbを1wtppb未満に、Fe:3wtp
pbを1wtppbに、Cr:40wtppmを1wt
ppmに、Ni:70wtppmを1wtppmに、S
i:100wtppmを5wtppmに、Al:13w
tppmを3wtppmに、さらにC:50wtppm
を10wtppmに、N:25wtppmを1wtpp
mに、S:32wtppmを2wtppmに、P:15
wtppmを3wtppmに、F:13wtppmを1
wtppmとすることができた。また、同様に実施例2
では、原料のU:4000wtppbを10wtppb
未満に、Th:150wtppbを10wtppb未満
に、Fe:80wtppmを7wtppmに、Cr:6
0wtppmを6wtppmに、Ni:70wtppm
を7wtppmに、Si:100wtppmを4wtp
pmに、Al:13wtppmを3wtppmに、さら
にC:50wtppmを10wtppmに、N:25w
tppmを2wtppmに、S:32wtppmを3w
tppmに、P:15wtppmを5wtppmに、
F:13wtppmを2wtppmとすることができ
た。これに対し、比較例1では、原料のU:4000w
tppbは5000wtppbに、Th:150wtp
pbが200wtppbに、Fe:80wtppmは2
0wtppmに、Cr:60wtppmは30wtpp
mに、Ni:70wtppmは40wtppmに、S
i:100wtppmは5wtppmに、Al:13w
tppmは510wtppmと逆に増加し、さらにC:
50wtppmを60wtppmに、N:25wtpp
mを20wtppmに、S:32wtppmを27wt
ppmに、P:15wtppmを13wtppmに、
F:13wtppmを10wtppmとなり、実施例1
及び2に比べ精製効果が劣り、特にU,Thの除去が困
難であった。以上から、酸化バナジウムのバナジウム原
料を酸浸出、還元及び真空溶解する本発明の方法は、F
e等の金属、ガス成分を効果的に除去し、高純度バナジ
ウムを得る上で、極めて有効であることが分かる。
【0016】
【発明の効果】以上に示すように、鉄、アルミニウム、
シリコン、炭素、酸素等が多く含有されるバナジウム原
料(酸化バナジウム)から、効率的な高純度バナジウム
製造方法を提供するものであり、同原料から純度4N
(99.99wt%)以上の、特にFe等の金属成分、
ガス成分を低減させた高純度バナジウムを効率的に製造
できるという著しい効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C23C 14/34 C22B 3/00 Q

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化バナジウムからなる粗バナジウム原
    料を酸浸出してバナジウムの溶液を作製し、これにアル
    カリ溶液を加えてpH調整した後、塩化アンモニウムを
    添加して高純度バナジン酸アンモニウムとして析出さ
    せ、この高純度バナジン酸アンモニウム沈殿物を焙焼し
    て高純度酸化バナジウムを得、この高純度酸化バナジウ
    ムを還元して高純度バナジウムとすることを特徴とする
    高純度バナジウムの製造方法。
  2. 【請求項2】 高純度バナジン酸アンモニウム沈殿物を
    大気中で焙焼して、高純度酸化バナジウムを得ることを
    特徴とする請求項1に記載の高純度バナジウムの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 高純度酸化バナジウムを還元してバナジ
    ウムスポンジとし、さらにこのバナジウムスポンジを真
    空溶解して高純度バナジウムとすることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の高純度バナジウムの製造方法。
  4. 【請求項4】 ガス成分を除き4N(99.99wt
    %)以上であり、不純物としてU,Thがそれぞれ10
    wtppb以下、Fe,Cr,Ni,Si,Alがそれ
    ぞれ50wtppm以下であることを特徴とする高純度
    バナジウム、同高純度バナジウムからなるターゲット及
    び同ターゲットを使用してスパッタリングにより形成し
    た薄膜。
  5. 【請求項5】 ガス成分を除き4N(99.99wt
    %)以上であり、不純物としてU,Thがそれぞれ10
    wtppb以下、Fe,Cr,Ni,Si,Alがそれ
    ぞれ10wtppm以下であることを特徴とする高純度
    バナジウム、同高純度バナジウムからなるターゲット及
    び同ターゲットを使用してスパッタリングにより形成し
    た薄膜。
  6. 【請求項6】 さらに、C,N,S,P,Fがそれぞれ
    50wtppm以下であることを特徴とする請求項4又
    は5に記載の高純度バナジウム、同高純度バナジウムか
    らなるターゲット及び同ターゲットを使用してスパッタ
    リングにより形成した薄膜。
  7. 【請求項7】 さらに、C,N,S,P,Fがそれぞれ
    10wtppm以下であることを特徴とする請求項4又
    は5に記載の高純度バナジウム、同高純度バナジウムか
    らなるターゲット及び同ターゲットを使用してスパッタ
    リングにより形成した薄膜。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3により製造したガス成分を
    除き4N(99.99wt%)以上であり、不純物とし
    てU,Thがそれぞれ10wtppb以下、Fe,C
    r,Ni,Si,Alがそれぞれ50wtppm以下で
    あることを特徴とする高純度バナジウム、同高純度バナ
    ジウムからなるターゲット及び同ターゲットを使用して
    スパッタリングにより形成した薄膜。
  9. 【請求項9】 請求項1〜3により製造したガス成分を
    除き4N(99.99wt%)以上であり、不純物とし
    てU,Thがそれぞれ10wtppb以下、Fe,C
    r,Ni,Si,Alがそれぞれ10wtppm以下で
    あることを特徴とする高純度バナジウム、同高純度バナ
    ジウムからなるターゲット及び同ターゲットを使用して
    スパッタリングにより形成した薄膜。
  10. 【請求項10】 さらに、C,N,S,P,Fがそれぞ
    れ50wtppm以下であることを特徴とする請求項8
    又は9に記載の高純度バナジウム、同高純度バナジウム
    からなるターゲット及び同ターゲットを使用してスパッ
    タリングにより形成した薄膜。
  11. 【請求項11】 さらに、C,N,S,P,Fがそれぞ
    れ10wtppm以下であることを特徴とする請求項1
    0記載の高純度バナジウム、同高純度バナジウムからな
    るターゲット及び同ターゲットを使用してスパッタリン
    グにより形成した薄膜。
  12. 【請求項12】 さらに、O含有量が500wtppm
    以下であることを特徴とする請求項4〜11のそれぞれ
    に記載の高純度バナジウム、同高純度バナジウムからな
    るターゲット及び同ターゲットを使用してスパッタリン
    グにより形成した薄膜。
  13. 【請求項13】 さらに、O含有量が100wtppm
    以下であることを特徴とする請求項4〜11のそれぞれ
    に記載の高純度バナジウム、同高純度バナジウムからな
    るターゲット及び同ターゲットを使用してスパッタリン
    グにより形成した薄膜。
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