JP2003136042A - 有機物処理装置 - Google Patents
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Abstract
物処理装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 処理槽の前面側に設けられる排出シュー
トを、一端が前記排出口に連通される基部と、一端が外
部に連通される先端部とに分割し、この先端部を前記外
装ケース内に収納可能に形成する。また、処理槽の排気
口を、前記処理槽の開口部近傍の前面側に配置し、さら
に、排気ガス用フィルタを、前記処理槽の開口部を通し
て、前記排気口から着脱可能に設置する。
Description
を処理する有機物処理装置に係わり、特に前面からの作
業性を改善する構造に関する。
装置としては、処理槽内に有機物を分解する微生物担体
(例えばおが屑等の木質細片)を収納し、処理槽内を撹
拌しながら微生物の活性化温度(例えば約60℃前後)
に維持して有機物を分解処理するものや、微生物を用い
ないで処理槽内の有機物を撹拌しながらより高温で加熱
乾燥させて処理するものなどがある。
物を分解処理する方式の有機物処理装置の例として、例
えばコンビニエンスストア等で業務用として用いられる
大型のものを示す。なお、図11は上記従来の有機物処
理装置の基本的システム図であり、図12はこの有機物
処理装置の処理槽周りの構成を説明するための側断面図
であり、図13は同じく有機物処理装置の処理槽周りの
構成を説明するための平面図である。
は、一般的に、微生物の作用により有機物を分解させる
処理槽1と、処理槽1での分解処理中に発生する排気ガ
スを脱臭する脱臭器3と、処理槽1内に外気を供給し、
処理槽1内の排気ガスを外部に排出するための送風機5
とを基本的構成機器としている。
が略U字形状をなし、左右方向に長い形状をなしてい
る。なお、本明細書においては、図12における左側を
正面とする。また、この場合の正面は、生ごみの投入作
業や、装置のメンテナンス作業が行われる場合の装置の
サービス側面を意味する。したがって、図12におい
て、左側を前面、右側を後面、紙面と直角の方向を左右
方向とする。
向を長手方向とする略長方形の外装ケース6内に収容さ
れている。そして、外装ケース6の上面には、生ごみや
微生物担体等を処理槽1内に投入するための投入口61
が形成され、この投入口61と対応するように処理槽1
の上面部に開口部1aが設けられている。また、この投
入口61には、ヒンジ62等により開閉可能に構成され
た投入蓋63が設けられている。なお、処理槽1内に投
入される微生物担体としては、例えばおが屑等の木質細
片が用いられている。
や図示しないキャスターが取り付けられている。
右の側壁間に横架された撹拌軸11に複数の撹拌翼12
が立設された撹拌体10が備えられている。そして、撹
拌軸11は、両端が処理槽2の側壁に設けられた図示し
ない軸受によって支持されている。また、撹拌軸11の
一方の軸端がスプロケット(図示せず)及びベルト13
から成る減速伝達機構を介して撹拌用モータ14に連結
されて定期的に正逆回転駆動されると共に、生ごみ投入
直後と処理物排出時とに回転駆動されるようになってい
る。
出するための排出口15(図12参照)が形成されてい
る。排出口15は、高さ方向に比し左右方向の寸法が大
きい長方形状とされている。また、この排出口15には
排出シャッタ17が開閉可能に取り付けられている。排
出シャッタ17は、開閉レバー18を操作することによ
り上下動させて開閉するように構成されている。また、
閉じられた排出シャッタ17の締め切りを確実にするた
めに、前面から操作可能に固定ネジ(図示せず)が設け
られている。
から排出される処理物を外装ケース6の外部に排出する
ための排出シュート7が設けられている。この排出シュ
ート7は、左右方向の寸法が大きい断面長方形の通路に
形成されている。また、排出シュート7の先端部は、外
装ケースの外側に突出している。なお、66は、排出シ
ュート7の先端部を覆うカバーであって、外装ケース6
の前面から突出するように設けられている。
20により左右に仕切られ(図13参照)、正面から見
て左槽21と右槽22とに区画されており、毎日発生す
る生ごみを、左槽21と右槽22とに交互に投入して、
効率的に処理することができるようになっている。な
お、前述の投入口61とその投入蓋63及び排出シュー
ト7は共通であるが、排出口15、排出シャッタ17、
開閉レバー18及び排出シャッタ固定ネジ(図示せず)
は、各槽それぞれに同一のものが設けられている。した
がって、排出シュート7の断面形状は、左槽21の排出
口15及び右槽22の排出口15の双方に対応し得る断
面寸法とされている。
理槽1内に投入された生ごみは、処理槽1内で分解処理
される。また、処理槽1を構成する左槽21又は右槽2
2内の処理物は、所定量より多くなると、撹拌翼12を
図12の時計廻り方向に回転駆動させることにより、排
出口15側に掻き上げ、左槽21の排出口15又は右槽
22の排出口15、及び排出シュート7を介して外部に
排出される。
処理することにより、連続的にかつ大量に発生するアセ
トアルデヒド、硫化水素、トリメチルアミン、アンモニ
ア等の悪臭を除去するものである。また、この脱臭器3
は、処理槽1内から排出される約60度の排気ガスを2
00〜300度に加熱するヒータ31と、加熱した排気
ガスを脱臭する触媒32とからなる。なお、触媒32と
しては、例えば、白金系触媒をポーラス状の担体に坦持
させたものが用いられている。また、この脱臭器3は、
配管33により処理槽1の後方上部に設けられた排気口
25に連通されている。この排気口25における処理槽
1内側の開口寸法は、左槽21及び右槽22の双方と連
通するように、左右方向の寸法を大きくしている。
がる微生物担体の粉塵が脱臭器3へ流れるのを防止する
ための排気ガス用フィルタ26が設けられている。ま
た、この排気口25は、処理槽1の上面の開口部1aか
ら着脱可能とするために、処理槽1上面の開口部1a近
傍の後面側に配置され、かつ、図12に図示するA方向
にスライドさせることにより着脱可能に取り付けられて
いる。
ないが、この脱臭器3は、排気ガスを排出する送風機5
とともに処理槽1の後方に配設されている。また、この
排気ガス用フィルタ26は、仕切板20を跨いで左槽2
1及び右槽22の双方に延びており、一つで左槽21及
び右槽22に共用されている。
には、処理槽1内に外気を取り入れることが必要である
が、外気導入路27は、処理槽1の前面上方中央部に設
けられ、左槽21及び右槽22双方に共用されている。
来の有機物処理装置においては、上述のように排出シュ
ート7が外装ケース6から前方に突出していた。このた
め、この突出部分が、外装ケース6前方でいろいろな作
業を行う上で障害物となっていた。また、この突出部分
が存在することにより、有機物処理装置の前面から投入
口61までの距離が長くなり、生ごみや微生物担体を投
入するときの作業性が悪いという問題があった。
面の開口部1a近傍の後面側に配置されていたため、排
気ガス用フィルタ26の取り付け位置が有機物処理装置
の前面から遠くなり、排気ガス用フィルタ清掃のための
作業性が悪いという問題があった。また、投入口の後方
側にあるため、生ごみ投入時に排気ガス用フィルタ26
が汚れ易く、排気ガス用フィルタ27の清掃が頻繁に必
要となる点からも排気ガス用フィルタ清掃のための作業
性を悪化していた。
は、運転に伴う日常業務の作業性について改善の余地が
残されていた。
になされたものであり、運転に伴う日常業務の作業性を
改善した有機物処理装置を提供することを目的とするも
のである。
の第1の手段は、外装ケースと、該外装ケース内に収納
された生ごみ等の有機物を処理するための処理槽と、該
処理槽の一側壁に設納された生ごみ等の有機物を処理す
るための処理槽と、該処理槽の一側壁に設けられた処理
物を排出するための排出口と、該排出口から排出される
処理物を前記外装ケースの外側に排出するための排出シ
ュートとを備え、前記排出シュートは、一端が前記排出
口に連通する基部と、一端が外装ケース外に露出する先
端部とに分割され、該先端部は前記外装ケース内に収納
可能に形成されていることを特徴とする。
いて、前記排出シュートの先端部は、前記外装ケース内
に対しスライド式に収納可能に形成されることが好まし
い。
いては、前記排出シュートの先端部は、前記外装ケース
内に対し折畳み式に収納可能に形成されることが好まし
い。
いて、前記排出口を開閉自在に閉塞するシャッタに係止
部を設け、シャッタを固定する固定部材に、前記係止部
に係合する係合部を設けると共に、該係合部の係止部へ
の係合状態を表示する表示手段を設けることが好まし
い。
外装ケースと、この外装ケースの上面部に形成された、
生ごみや微生物担体等の投入口と、この投入口に対応す
る上面部の位置に開口部を設けて前記外装ケース内に収
納された処理槽と、この処理槽の排気口を介して処理槽
外部に排出する排気ガスを脱臭する脱臭器と、前記排気
口に設置された排気ガス用フィルタとを備えた有機物処
理装置において、前記処理槽の排気口は前記処理槽の開
口部近傍の前面側に配置され、さらに、前記排気ガス用
フィルタは、前記処理槽の開口部を通して、前記排気口
から着脱可能に設置されていることを特徴とする。
いて、前記処理槽は、前面側の側壁に、処理物を排出す
るための排出口と、この排出口から排出される処理物を
前記外装ケースの前面外側に排出するための排出シュー
トとを備え、さらに、前記排出シュートは、一端が前記
処理槽に連通される基部と、一端が外装ケース外に露出
する先端部とに分割され、この先端部が前記外装ケース
内に収納可能に形成することが好ましい。
て図1乃至図3に基づき説明する。なお、図1は本実施
の形態に係る有機物処理装置の概略側断面図であり、排
出シュートの先端部を外装ケース内に収納した状態を示
し、図2は同じく本実施の形態に係る有機物処理装置の
概略側断面図であり、排出シュートの先端部を外装ケー
スから外部に突出させた状態を示し、図3は、図1にお
ける排気用フィルタ部分の拡大図であり、排気用フィル
タ着脱時の状態で示している。また、これら図面におい
て、図11乃至図13に示した従来の有機物処理装置と
同一又は対応する部分には同一の符号を付しその説明を
省略する。
として図11乃至図13を用いて説明した有機物処理装
置と同様、例えばコンビニエンスストア等において業務
用として用いられる大型のものである。また、排出シュ
ート周り、処理槽上面における排気口周り及び外気導入
路の取付位置周りを除いては、この従来例と同一であ
る。そこで、以下の説明においてはこれら相違する部分
を中心に説明する。
は、一端が排出口15に接続される基部71と、一端が
外装ケース6の前面側外部に連通される先端部72とに
分割されている。
(すなわち、左右方向に長い長方形であり、その大きさ
も同一)を備えたものである。ただし、その長さは、従
来のものより短く形成されており、その先端が外装ケー
ス6の前面部付近で終了する程度とされている。
2におけるC方向にスライド可能に形成されており、外
装ケース6内に収納させた状態(図1の状態)又は外部
に突出させた状態(図2の状態)を選択して維持できる
ように形成されている。
可能とするために、垂直方向に配置される前板部73
と、逆への字状に折り曲げた底板と、この底板の左右両
端に形成されている側板とで断面コの字状の角形溝状に
形成したガイド部74とを有し、これらが一体に構成さ
れている。そして、この側板間に基部71の端部を挟ん
で受け入れることができるような寸法、形状とされてい
る。
側方に突出する突出部75を有し、この突出部75が外
装ケース6側に取り付けられた水平方向のガイドレール
76により前後方向にスライド可能に支持されている。
なお、前板部73の前面には、この先端部72をスライ
ド式に引き出すときに使用するつまみ77が取り付けら
れている。
排出しないときは、先端部72を外装ケース6内側(図
2におけるC方向)へ押し込むことにより、図1のよう
に、先端部72を外装ケース6内に収納することができ
る。また、処理槽1内の処理物を外部に排出するとき
は、つまみ77をつまんで先端部72を図1におけるB
方向へ引き出すことにより、図2のように、先端部72
の底板を基部71に当接させてガイド部74と基部71
とが連続した状態とし、図2における実線矢印Dのよう
に処理物を排出することができる。
排気口81は、処理槽1の開口部1a近傍の前面側に、
処理槽1内に垂直面で開口するように配置されている。
そして、その入口部に、排気ガス吸い込み面が垂直面と
なるように排気ガス用フィルタ82が配設されている。
ように、下端部を回転軸として上下に回転可能に構成さ
れたフィルタ枠83に保持されて取り付けられており、
図3の状態においては排気ガス用フィルタ82を上方に
持ち上げることにより、容易にフィルタ枠83から取り
外しでき、また、排気ガス用フィルタ82を装着すると
きは、排気ガス用フィルタ82を図3の状態にあるフィ
ルタ枠83の上に載せることにより装着可能に構成され
ている。なお、図3において、84はフィルタ枠83を
図1のような状態に保持するためのローラキャッチャー
である。
部1a近傍の後面側中央部に開口するように、処理槽1
に対し接続されている。
れば、排出シュート70を、一端が排出口15に接続さ
れる基部71と、一端が外部に連通される先端部72と
に分割し、この先端部72を前記外装ケース6内に収納
可能に形成しているので、先端部72を外装ケース6内
に収納している限り、作業上の障害となる排出シュート
70の突出を回避することができる。また、このように
排出シュート70の突出を回避することにより、有機物
処理装置の前面から投入口61までの距離が短くなるた
め、生ごみや微生物担体を投入するときの作業が楽にな
り、その作業性が改善される。なお、先端部72を引き
出したときには、基部71と先端部72とが連続した排
出シュートとして構成されるので、処理物が途中で漏れ
るようなこともない。
ライド式に収納する構成としているので、簡易な構造と
して製作することができる。
開口部1a近傍の前面側に配置され、更に、排気ガス用
フィルタ82が処理槽1の開口部1aを通して、排気口
81から着脱可能に設置されているので、排気ガス用フ
ィルタ82の取付位置が有機物処理装置の前面から近く
なり、排気ガス用フィルタ82清掃のための作業が容易
となる。また、生ごみや微生物担体を投入口61から投
入するとき、排気ガス用フィルタ82がこの投入方向と
逆方向の位置、つまり処理槽1上面の開口部1a近傍の
前面側に位置するため、排気ガス用フィルタ82を汚す
ことが少なくなる。この結果、排気ガス用フィルタ82
の清掃頻繁を少なくすることができ、排気ガス用フィル
タ82の清掃作業の能率を向上することができる。
て、図4及び図5に基づき説明する。この実施の形態
は、第1の実施の形態における排出シュートを他の形式
に変更したものであって、処理槽1の高さが異なる点を
除いては、基本的に第1の実施の形態と同様のものであ
る。以下の説明では、第1の実施の形態と相違する排出
シュートについてのみ説明する。なお、図4は本実施の
形態に係る有機物処理装置の概略断面図であり、排出シ
ュートの先端部を外装ケース内に収納した状態を示し、
図5は同じく本実施の形態に係る有機物処理装置の概略
断面図であり、排出シュートの先端部を外装ケース内か
ら突出させた状態を示す。また、これら図面において、
図1乃至図3に示した第1の実施の形態の有機物処理装
置と同一又は対応する部分には同一の符号を付し、その
説明を省略する。
は、一端が排出口15に接続される基部91と、一端が
外装ケース6の前面側外部に連通される先端部92とに
分割されている。
(すなわち、左右方向に長い長方形であり、その大きさ
も同一)を備えたものである。ただし、その長さは、従
来のものより短く、その先端が外装ケース6の内側で終
了している。
置する支点90a及び基部91の先端部に位置する支点
90bを中心に回転可能に形成されており、外装ケース
6内に収納させた状態(図4の状態)又は外部に突出さ
せた状態(図5の状態)を選択して維持できるように形
成されている。
底板と、底板の左右両端の側板とで断面を角形溝状に形
成され、この側板間に基部91の端部を挟んで受け入れ
ることができるような寸法、形状としたガイド部94と
を有する。そして、支点90aを中心として前板部93
を回転可能とし、支点90bを支点としてガイド部94
を回転可能とし、更に、前板部93とガイド部94と
を、回転ローラ95及びこの回転ローラ95をスライド
させるガイド部材からなる相対位置調整機構により連結
している。また、この相対位置調整機構にはダンパー9
9が用いられており、このダンパー99の作用により、
先端部92を図4及び図5の位置に保持可能としてい
る。なお、前板部93の前面には、この先端部92を回
転式に引き出すときに使用するつまみ97が取り付けら
れている。
排出しないときは、先端部92を外装ケース6内側へ折
り畳むことにより、図4のように、先端部92を外装ケ
ース6内に収納することができる。また、処理槽1内の
処理物を外部に排出するときは、つまみ97をつまんで
先端部92を前方側へ回転させて引き伸ばすことによ
り、図5のように、先端部92のガイド部94を基部9
1に連続させた状態とし、図5における実線矢印Eのよ
うに処理物を排出することができる。
施の形態によれば、排出シュート90を、一端が排出口
15に接続される基部91と、一端が外部に連通される
先端部92とに分割し、この先端部92を前記外装ケー
ス6内に収納可能に形成しているので、先端部92を外
装ケース6内に折り畳んで収納している限り、作業上の
障害となる排出シュート90の突出を無くすことができ
る。
を回避することにより、有機物処理装置の前面から投入
口61までの距離が短くなるため、生ごみや微生物担体
を投入するときの作業が楽になり、その作業性が改善さ
れる。なお、先端部92を引き伸ばして突出させたとき
には、基部91と先端部92とが連続した排出シュート
として構成されるので、処理物が途中で漏れるようなこ
ともない。
畳み式に収納する構成としているので、簡易な構造とし
て製作することができる。
て、図6乃至図10に基づき説明する。この実施の形態
は、第2の実施の形態における排出シュートを他の形式
に変更したものである。以下の説明では、第2の実施の
形態と相違する排出シュートについてのみ説明する。な
お、図6は本実施の形態に係る有機物処理の排出シュー
トの先端部を外装ケース内に収納した状態を示し、図7
は本実施の形態に係る有機物処理の排出シュートの先端
部を外装ケース内から突出させた状態を示す。図8は本
実施の形態に係る有機物処理の排出口を排出シャッタで
閉塞した状態を示し、図9は本実施の形態に係る有機物
処理の排出口を開放した状態を示す。図10は本実施の
形態に係る有機物処理の排出シュート周辺の状態を示
す。
有機物処理装置と同一又は対応する部分には同一の符号
を付し、その説明を省略する。
は、一端が排出口15に接続される基部101と、一端
が外装ケース6の前面側外部に連通される断面形状が上
方を開放した略コ字状の先端部102とに分割されてい
る。
状(すなわち、左右方向に長い長方形であり、その大き
さも同一)を備えたものである。ただし、その長さは、
従来のものより短く、その先端が外装ケース6の内側で
終了している。
可能に形成されており、外装ケース6内に収納させた状
態(図6の状態)又は外部に突出させた状態(図7の状
態)を選択して維持できるように形成されている。10
4は基部101に設けられた係止部材、105は先端部
102に設けられた係合部材で、係合部材105を係止
部材104に係合させることにより、先端部102が外
装ケース6内に収納させた状態を維持できるようになっ
ている。
しないときは、先端部102を上方に回動させて外装ケ
ース6内側へ折り畳み基部101に保持することによ
り、図6のように、先端部102を外装ケース6内に収
納することができる。また、処理槽1内の処理物を外部
に排出するときは、先端部102を下方へ回転させて引
き伸ばすことにより、図7のように、先端部102を基
部101に連通させた状態として処理物を排出すること
ができる。
施の形態によれば、先端部102を外装ケース6内に折
り畳んで収納している限り、作業上の障害となる排出シ
ュート100の突出を無くすことができる。
出を回避することにより、有機物処理装置の前面から投
入口61までの距離が短くなるため、生ごみや微生物担
体を投入するときの作業が楽になり、その作業性が改善
される。なお、先端部102を回動させて突出させたと
きには、基部101と先端部102とが連続した排出シ
ュートとして構成されるので、処理物が途中で漏れるよ
うなこともない。
折畳み式に収納する構成としているので、簡易な構造と
して製作することができる。さらに、先端部102の上
方は開放されているため、処理物の排出状態を容易に目
視することができると共に、処理物が詰った状態になっ
ても容易にメンテナンスすることができる。
を開閉自在に閉塞する排出シャッタ17を固定する固定
ピン106に、排出シャッタ17を固定した状態を表示
する表示手段107を設けた構成になっている。
状態では、排出シャッタ17に形成された貫通孔108
に固定ピン106が貫通し、排出シャッタ17が開放し
た状態では、排出シャッタ17に形成された擂鉢状の凹
所109に固定ピン106が当接するようになってい
る。また、固定ピン106はバネ110により排出シャ
ッタ17側に付勢されるようになっている。
塞した状態を示す。この状態では貫通孔108に固定ピ
ン106が挿入された状態になっているため、固定ピン
106を手前に引いて開閉レバー18を操作しない限
り、排出口15を開放することができず、有機物処理運
転中に排出口15が誤って開放することはない。また、
この状態では、表示手段107はプレート111に当接
しているため、排出口15の閉塞状態を容易に目視によ
り確認できるようになっている。
この状態では擂鉢状の凹所109に固定ピン106が係
止した状態になっているため、固定ピン10が手前に移
動し、表示手段107はプレート111から離れるた
め、排出口15の開放状態を容易に目視により確認でき
るようになっている。
9に係止しているだけなので、固定ピン開閉106を手
前に引くことなく、開閉レバー18を操作するだけで係
止状態を解除することができるため、排出口15の閉塞
作業を容易に行えることができるようになっている。
実施の形態においては、処理槽1内の収納物を外装ケー
ス6外に排出する排出シュートを外装ケース6の長手方
向に設けたが、図14に示す如く、排出シュートを外装
ケースの短手方向に設けた構成にしても第1の実施の形
態乃至第3の実施の形態と同様な作用効果を奏する。
シュートを、一端が前記排出口連通される基部と一端が
外装ケース外に露出する先端部とに分割し、この先端部
を外装ケース内に収納可能に形成しているので、外装ケ
ース周辺での作業において、従来障害となっていた突起
部をなくすことができる。また、この突出部分をなくす
ことにより、有機物処理装置の前面から投入口までの距
離が短くなり、生ごみや微生物担体を投入するときの作
業性を改善することができる等の効果を奏する。
ュートの先端部を外装ケースに対しスライド式収納可能
としているため、簡易な構造で外装ケース内に収納可能
とすることができる等の効果を奏する。
ュートの先端部を外装ケースに対し折り畳み式に収納可
能としているため、簡易な構造で外装ケース内に収納可
能とすることができる等の効果を奏する。
タにより確実に排出口を閉塞することができると共に、
排出口の閉塞状態を容易に目視確認できる等の効果を奏
する。
ス用フィルタの取り付け位置が有機物処理装置の前面か
ら近くなり、排気ガス用フィルタ清掃のための作業性が
改善されると共に、生ごみや微生物担体を投入すると
き、排気ガス用フィルタがこの投入方向と逆方向の位置
に存在するため、排気ガス用フィルタを汚すことが少な
くなる。この結果、排気ガス用フィルタの清掃頻繁を少
なくすることができ、排気ガス用フィルタの清掃作業の
作業性をより一層改善することができる等の効果を奏す
る。
うに構成された有機物処理装置において、前記処理槽の
前面に配置する排出シュートを、一端が前記処理槽に連
通される基部と一端が外装ケース外に露出する先端部と
に分割し、この先端部を前記外装ケース内に収納可能に
形成すれば、有機物処理装置の前面から前記排気ガス用
フィルタまでの距離がより一層短くなり、排気ガス用フ
ィルタ清掃のための作業性がより一層改善される等の効
果を奏する。
側断面図であり、排出シュートの先端部を外装ケース内
に収納した状態を示す。
側断面図であり、排出シュートの先端部を外装ケースか
ら外部に突出させた状態を示す。
用フィルタ部分の拡大図であり、排気用フィルタ着脱時
の状態で示している。
断面図であり、排出シュートの先端部を外装ケース内に
収納した状態を示す。
側断面図であり、排出シュートの先端部を外装ケースか
ら外部に突出させた状態を示す。
側断面図であり、排出シュートの先端部を外装ケース内
に収納した状態を示す。
側断面図であり、排出シュートの先端部を外装ケースか
ら外部に突出させた状態を示す。
側断面図であり、排出口を排出シャッタで閉塞した状態
を示す。
側断面図であり、排出口を開放した状態を示す。
部斜視図。
ある。
説明するための側断面図である。
説明するための平面図である。
た有機物処理装置を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 外装ケースと、該外装ケース内に収納さ
れた生ごみ等の有機物を処理するための処理槽と、該処
理槽の一側壁に設けられた処理物を排出するための排出
口と、該排出口から排出される処理物を前記外装ケース
の外側に排出するための排出シュートとを備え、前記排
出シュートは、一端が前記排出口に連通する基部と、一
端が外装ケース外に露出する先端部とに分割され、該先
端部は前記外装ケース内に収納可能に形成されているこ
とを特徴とする有機物処理装置。 - 【請求項2】 前記排出シュートの先端部は、前記外装
ケース内に対しスライド式に収納可能に形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の有機物処理装置。 - 【請求項3】 前記排出シュートの先端部は、前記外装
ケース内に対し折畳み式に収納可能に形成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の有機物処理装置。 - 【請求項4】 前記排出口を開閉自在に閉塞するシャッ
タに係止部を設け、シャッタを固定する固定部材に、前
記係止部に係合する係合部を設けると共に、該係合部の
係止部への係合状態を表示する表示手段を設けたことを
特徴とする請求項1乃至請求項3記載の有機物処理装
置。 - 【請求項5】 外装ケースと、この外装ケースの上面部
に形成された、生ごみや微生物担体等の投入口と、この
投入口に対応する上面部の位置に開口部を設けて前記外
装ケース内に収納された処理槽と、この処理槽の排気口
を介して処理槽外部に排出する排気ガスを脱臭する脱臭
器と、前記排気口に設置された排気ガス用フィルタとを
備えた有機物処理装置において、前記処理槽の排気口は
前記処理槽の開口部近傍の前面側に配置され、さらに、
前記排気ガス用フィルタは、前記処理槽の開口部を通し
て、前記排気口から着脱可能に設置されていることを特
徴とする有機物処理装置。 - 【請求項6】 前記処理槽は、前面側の側壁に、処理物
を排出するための排出口と、この排出口から排出される
処理物を前記外装ケースの前面外側に排出するための排
出シュートとを備え、さらに、前記排出シュートは、一
端が前記処理槽に連通される基部と、一端が外装ケース
外に露出する先端部とに分割され、この先端部が前記外
装ケース内に収納可能に形成されていることを特徴とす
る請求項5記載の有機物処理装置。
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