JP2001219143A - 有機物処理装置 - Google Patents

有機物処理装置

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JP2001219143A
JP2001219143A JP2000031663A JP2000031663A JP2001219143A JP 2001219143 A JP2001219143 A JP 2001219143A JP 2000031663 A JP2000031663 A JP 2000031663A JP 2000031663 A JP2000031663 A JP 2000031663A JP 2001219143 A JP2001219143 A JP 2001219143A
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processing tank
tank
processing
exhaust
organic matter
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JP2000031663A
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English (en)
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Katsunori Ioku
克則 井奥
Yoshihisa Onishi
義久 大西
Hideki Koyama
秀樹 幸山
Shinichi Tamaoki
伸一 玉男木
Masahiko Asada
雅彦 浅田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B09B3/00Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless
    • B09B3/40Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless involving thermal treatment, e.g. evaporation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/74General processes for purification of waste gases; Apparatus or devices specially adapted therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M1/00Apparatus for enzymology or microbiology
    • C12M1/02Apparatus for enzymology or microbiology with agitation means; with heat exchange means

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンス性の向上した有機物処理装置を
提供する。 【解決手段】 有機物を分解する微生物の担体を収納し
て、投入される生ごみ等の有機物を分解処理する処理槽
1を断面略U字状に形成し、外装ケース内に収容して成
る有機物処理装置において、処理槽1の下部側に処理槽
1を立設状態に保って接地する接地部(接地面15a,
15b等)を備えた。また、処理槽1に取り付けられる
部品(駆動機構取付フレーム15等)に前記接地部を形
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、微生物分解処理
方式により生ごみ等の有機物を分解処理する有機物処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の有機物処理装置は、処理槽内
に、有機物を分解する微生物の担体(おが屑などの木質
細片等)を収納しておいて、投入される生ごみ等の有機
物を担体に培養される微生物により分解処理するもので
ある。上記処理槽内を、有機物を分解する微生物の活性
化に適した環境に維持するには、処理槽内の微生物担体
と生ごみ等の有機物を定期的に攪拌混合し、処理槽内か
らの排気を排出して新鮮な空気を取り入れながら、処理
槽内を加温して微生物の活性化に適した温度や含水率に
維持する必要がある。
【0003】例えば、特開平9−262568号公報
(B09B 3/00)に示されたものでは、外装ケー
ス内に、外装ケースの左右側面側から見て断面略U字状
に形成された処理槽が、その円弧状底面を下ケース底部
に対応して形成された載置部に載せて、下ケース裏面側
からネジ止めされた状態で収容されている。上記処理槽
内には、左右方向に横架された攪拌軸に攪拌翼が立設さ
れた攪拌体が設けられている。この攪拌体は、処理槽の
上部一側に配置された攪拌用モータに、処理槽の同じ側
の側面に配置された減速駆動機構を介して連結されて回
転駆動されるように構成されている。また、処理槽の外
面に面状ヒータが貼り付けられ、処理槽の背面側には、
上端部にファンが内装され、下端部がケース外部に開口
する排気路が配置されている。そして、処理槽の後壁上
部には、上記攪拌用モータや面状ヒータやファン等を制
御する制御回路が搭載された制御基板が配置されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
示されたような処理装置では、外装ケースから処理槽を
取り出しても、処理槽の下部側が円弧状を成しているた
め、メンテナンスする際の設置面に立設状態で置くこと
ができない。そのため、処理槽を横に倒すなどしてメン
テナンス作業をしなければならないので、分解作業が必
要なメンテナンスが非常にやりづらく、作業効率が悪く
なる。
【0005】また、上記にかかわらず、処理槽を横に倒
した状態でメンテナンスを行わなければならない場合も
あるが、この時、処理槽外面に貼り付けられた面状ヒー
タが設置面と接触してしまう。面状ヒータはシート状基
材にヒータ芯線を折り返し配線しアルミ箔で覆ったもの
であるため、面状ヒータが設置面と接触すると、ヒータ
芯線が傷付いたり、アルミ箔が破れたりすることがあ
り、メンテナンスのために新たなメンテナンス作業が発
生するといった不具合が生じる。
【0006】そこで、本願発明はこのような課題を解決
するためになされたものであり、メンテナンス性の向上
した有機物処理装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本願発明は、有機物を分解する微生物の担
体を収納して、投入される生ごみ等の有機物を分解処理
する処理槽を断面略U字状に形成し、外装ケース内に収
容して成る有機物処理装置において、前記処理槽の下部
側に処理槽を立設状態に保って接地する接地部を備えた
ことを特徴とするものである。
【0008】また、前記処理槽に取り付けられる部品に
前記接地部を形成したことを特徴とするものである。
【0009】また、前記処理槽内の微生物担体と有機物
を攪拌混合する攪拌体と、前記攪拌体の駆動源となる攪
拌用モータの回転を前記攪拌体に伝達し駆動する駆動機
構と、前記駆動機構を処理槽の背面側に取り付ける駆動
機構取付フレームと、前記処理槽内の処理物を排出する
排出口に取り付けられて、排出される処理物を前記外装
ケースの前面下部側に取り出すための処理物取り出し用
ガイドとを備え、前記駆動機構取付フレームと処理物取
り出し用ガイドとの下端部に前記接地部を形成したこと
を特徴とするものである。
【0010】また、前記処理槽内からの排気を加熱脱臭
して排出する排気脱臭機構を備え、前記処理槽の円弧状
底面の一側空隙に前記攪拌用モータを配置すると共に、
前記排気脱臭機構を前記一側の前記攪拌用モータとは反
対側に配置したことを特徴とするものである。
【0011】また、前記処理槽の外面に面状ヒータを貼
り付けると共に、前記面状ヒータが貼り付けられた外面
の上部と下部とに、前記面状ヒータを非接地状態に保っ
て接地する接地部が形成されて成ることを特徴とするも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0013】本実施形態の有機物処理装置は、図4等に
示すように、微生物の担体(おが屑などの木質細片)を
収納して、生ごみ等の有機物が投入される上面開口の処
理槽1が、外装ケース2内に取り出し容易に収容されて
構成されている。
【0014】上記処理槽1は、図7等に示すように、前
後方向から見て下部側が後述する攪拌翼8の回転軌跡に
合わせた円弧状を成す断面略U字状に形成され、上端部
が外側に折り返されている。
【0015】また、外装ケース2は、処理槽1を載置す
ると共にその上面開口近くまで覆う下ケース3と、内面
側下縁が処理槽1の開口上縁に密着載置され、外面側が
下ケース3上縁に嵌合される上ケース4とから成ってい
る。
【0016】上ケース4の上面は、処理槽1の上面開口
5に対応して開口し、微生物担体や生ごみ等を投入する
ための投入口6が形成され、この投入口6上方には、ヒ
ンジ等により開閉自在に構成された蓋体7が設けられて
いる。
【0017】上記処理槽1内には、前後壁間に、複数の
攪拌翼8が立設された攪拌軸9が正逆回転自在に設けら
れている。この攪拌軸9は、両端側が処理槽1の前後壁
に形成された軸受部10,11によって支持されると共
に、後壁側の軸端12が、図1等に示すように大ギア1
3a,中ギア13b,小ギア13c及び大プーリ13
d,小プーリ13eから成る減速駆動機構13を介して
正逆回転駆動する攪拌用モータ14に連結され、攪拌用
モータ14の回転が減速されて伝達され、正逆回転駆動
されるようになっている。
【0018】上記攪拌用モータ14及び減速駆動機構1
3を構成する中ギア13b,小ギア13c及び大プーリ
13d等は、処理槽1の背面側に固定された金属製のフ
レーム15に取り付けられており、攪拌用モータ14は
処理槽1の円弧状底面の一側空隙(デッドスペース)に
配置されるように取り付けられている。また、上記駆動
機構取付フレーム15の下端部の左右両側は下方に伸ば
されて水平に折り曲げられており、処理槽1を外装ケー
ス2から取り出して立たせたときに接地する接地面15
a,15bが形成されている。
【0019】上記減速駆動機構13の上方には、マイク
ロコンピュータから成る制御部等が搭載された制御基板
20が取り付けられており、この制御基板20に搭載さ
れた制御部により本装置の各部が制御される。また、こ
の制御基板20の上方には、本装置の運転モードの切
替、脱臭のオン/オフ操作や状態表示を行う操作表示部
21が設けられている。
【0020】上記処理槽1の背面側を除く、前面と左右
の側面には面状ヒータ30が貼り付けられており、上記
制御部により面状ヒータ30に内装された図示しないサ
ーミスタを用いて、処理槽1内を微生物の活性化に適す
る温度範囲内(約40℃〜60℃)に維持するように制
御される。
【0021】また、図4等に示すように、処理槽1の底
部外面には、後壁近くで前記攪拌軸9のほぼ真下,すな
わち円弧状の最下部に位置するように、熱容量式の含水
率センサ40が取り付けられている。
【0022】一方、図6に示すように、上ケース4の内
側後壁には、排気フィルタ50が装着される排気孔51
が形成されており、その下流側に直接排気用の排気ファ
ン52が取り付けられている。また、この排気ファン5
2の下流側には、下述する脱臭装置60が取り付けられ
た第1の排気通路Aと、排気ガスを直接外部に排出する
第2の排気通路Bとを切り替えるモータ駆動の切替弁5
3が設けられている。
【0023】上記第1の排気通路Aに取り付けられた脱
臭装置60は、上流側に風向板61を介して長円形に一
巻きされて折り返された管状ヒータ62が配置され、そ
の下流側にセラミックでハニカム構造に形成された酸化
触媒63が配置され、それらが耐熱、耐食性を有するス
テンレス等の金属性フレーム64内に収納され、さらに
断熱材65で覆われている。これにより、流入する排気
ガスがヒータ62によって加熱され、この加熱された排
気ガスが触媒63を通ることにより触媒63が加熱され
て、排気ガスに含まれる悪臭成分の分解反応が促進され
るようになっている。
【0024】上記脱臭装置60の出口側は、下ケース3
の背面側下部に開口する排気口66に連結されている。
また、この排気口66側には、処理槽1からの排気を吸
引すると共に脱臭装置60から排出される高温排気ガス
を通気孔67から流入する外気で希釈するための希釈フ
ァン68が取り付けられている。
【0025】上記脱臭装置60と希釈ファン68から成
る排気脱臭機構は、前述した攪拌用モータ15が取り付
けられた側とは反対側の処理槽1背面に取り付けられて
おり、希釈ファン68の一部は図8等に示すように処理
槽1の円弧状底面の他側空隙まで達している。これによ
り、全体としての重量バランスが保たれるようになって
いる。
【0026】また、上記脱臭装置60は、断熱材65を
介して処理槽1背面に取り付けられており、ヒータ62
による加熱温度(250℃以上)を面状ヒータ30の制
御温度(80℃〜90℃)近傍まで断熱して処理槽1を
加温するように構成されている。
【0027】一方、前記第2の排気通路Bは、直接排気
用の排気ファン52の背面側、すなわち外装ケース2の
背面側に下方に向けて開口する排気口70に切替弁53
を介して連通するように構成されている。
【0028】また、下ケース3の底面側には、外気を取
り入れる吸気口71が形成されており、この吸気口71
や下ケース3と上ケース4との隙間から取り入れられた
外気は、外装ケース2と処理槽1との間の隙間を通っ
て、処理槽1の上部に形成された吸気孔72を介して処
理槽1内に取り込まれる。
【0029】また、処理槽1の底部から前面下部にわた
って、内部に収納された処理物(堆肥)の排出口80が
引出し式のシャッタ81により開閉自在に形成されてい
る。上記排出口80の下側には、前方に向けて傾斜する
取り出し用ガイド82が取り付けられ、シャッタ81を
引き出すことにより、ガイド82を経て下ケース3の前
側に堆肥化した処理物を取り出すことができるようにな
っている。
【0030】上記取り出し用ガイド82は、処理槽1の
上記排出口80外縁に取り付けられ、下ケース3の前面
下部側に取り出し口83を形成すると共に、取り出し口
83の下端部は処理槽1を外装ケース2から取り出して
立たせたときに接地する接地部84となり、上部側は処
理槽1の排出口80前縁を補強する補強枠85となる。
この取り出し口83は、通常は取り出し口蓋86で閉鎖
されて見えないようになっている。
【0031】さて、以上の構成において、本装置の使用
時には、予め一定量の微生物担体を処理槽1内に投入し
ておく。そして、生ごみ等の有機物を処理するときは、
蓋体7を開けて投入口6から処理槽1内に生ごみ等の有
機物を投入して蓋体7を閉じる。蓋体7を閉じると、こ
れを図示しない検出手段が検出し、その出力に基づいて
制御基板20上に実装された制御部が面状ヒータ30、
攪拌用モータ14及び排気ファン52等への通電制御を
開始する。
【0032】攪拌用モータ14への通電制御により、攪
拌翼8が立設された攪拌軸9が間欠的に(例えば30分
周期で1分間ずつ)正逆回転して担体と有機物とを攪拌
混合すると共に、面状ヒータ30への通電制御により処
理槽1内の温度を微生物の活性化に最適な範囲に維持し
て、担体に培養される微生物により有機物を二酸化炭素
と水に分解して堆肥化する。
【0033】また、排気ファン52への通電制御によ
り、処理槽1内の湿った空気を外部へ排出し、処理槽1
内が高湿度状態となるのを防止すると共に、処理槽1内
の空気が外部に排出されるのに伴い、下ケース3の底部
に形成した吸気口71等から外装ケース2内に新鮮な外
気を取り入れ、処理槽1上部に形成された吸気孔72か
ら処理槽1内に微生物の活性化に必要な酸素を供給す
る。
【0034】一方、処理槽1からの直接排気により排出
される排気の臭いが気になるときには、操作表示部21
に設けられた脱臭ボタンをオンにする。脱臭ボタンがオ
ンになると、制御部により、図6に示すように、切替弁
53が直接排気の第2の排気通路Bを閉じ、脱臭排気の
第1の排気通路Aを開くように切り替えられ、脱臭装置
60のヒータ61に通電すると共に、希釈ファン68に
通電し、処理槽1からの排気ガスが脱臭装置60のある
第1の排気通路Aに流れるようになる。これにより、外
部に悪臭が排出されるのを防ぐことができる。
【0035】次に、本装置のメンテナンスが必要になっ
た場合について説明する。
【0036】本装置のメンテナンス時には、上ケース4
を取り外して、下ケース3内から処理槽1を取り出す。
処理槽1は下ケース3に一部を載置嵌合するようにして
収容されているので容易に取り出すことができる。
【0037】取り出した処理槽1は、平坦な設置面Gに
通常の立設状態で置くことにより、駆動機構取付フレー
ム15の両側の接地面15a,15bと取り出し用ガイ
ド82の接地部84が接地し、しかも前述したように攪
拌用モータ14と、脱臭装置60及び希釈ファン68か
ら成る排気脱臭機構が互いに反対側にあって重量バラン
スが取れているので、安定した立設状態で設置すること
ができる。
【0038】そして、処理槽1に取り付けられた駆動機
構13や制御基板20あるいは脱臭装置60及び希釈フ
ァン68から成る排気脱臭機構等をメンテナンスする。
【0039】以上のように、処理槽1を外装ケース2か
ら取り出して通常の立設状態のまま各部のメンテナンス
ができるので、分解作業を必要とするメンテナンスが非
常にやり易くなり、作業効率が向上すると共に、メンテ
ナンスを特に必要とする部分は処理槽1の背面側に集中
配置されているので、処理槽1の向きを変えたり、倒し
たりすることなく、一度にそれぞれのメンテナンスを行
うことができるため、メンテナンス性が大幅に向上す
る。
【0040】また、処理槽1の背面側の駆動機構取付フ
レーム15と前面側の取り出し用ガイド82を有効利用
して、それぞれ接地面15a,15b、接地部84を形
成しているので、安価に安定した立設状態を実現でき
る。
【0041】また、上記のような各部を処理槽1の背面
側に集中配置することにより、処理槽1の前面と左右の
側面の3面に面状ヒータ30を貼り付けることができる
ので、処理槽1内の加温効率が向上し、その分、処理性
能が高くなる。さらに、面状ヒータを貼り付けることが
できない背面側には、ヒータ62で高温に加熱される脱
臭装置60が断熱材65を介して取り付けられており、
その近傍を面状ヒータを貼り付けたと同様の温度に加温
できるため、処理槽1内の加温効率の更なる向上を図る
ことができる。
【0042】また、本実施形態では、スペースをとる攪
拌用モータ14が処理槽1の円弧状底面の一側のデッド
スペースを有効利用して配置され、さらに希釈ファン6
8の一部が処理槽1の円弧状底面の他側のデッドスペー
スを有効利用して配置されているので、装置の小型化、
設置スペースの削減等を図ることができる。
【0043】上述したように処理槽1に全ての部品を取
り付け、背面側にある駆動機構取付フレーム15の接地
面15a,15bと前面側にある取り出し用ガイド82
の接地部84とで立つことができるようにしたことによ
り、背面側のみならず、前面と左右両面に貼り付けられ
た面状ヒータ30、さらには処理槽1の底面側にも手が
届くので、ほとんどのメンテナンスに対応することがで
きるが、例えば、処理槽1の円弧状底面の最下部に取り
付けられた含水率センサ40のように、処理槽1を横に
倒した方がメンテナンスがし易い場合もある。本実施形
態では、このように横に倒した状態でも面状ヒータ30
の傷付きや破れといった不具合を生じることなく、対応
できるように構成されている。
【0044】すなわち、図9、図10に示すように、処
理槽1の前面が下になるように倒した場合には、処理槽
1の上部側開口外縁に形成された折り返し部1aと、下
部側の取り出し用ガイド82の補強枠85に形成された
突出部85aが接地して、面状ヒータ30は接地しない
ため、面状ヒータ30の傷付きや破れといった不具合が
生じることはない。
【0045】また、図11に示すように、処理槽1の右
側面が下になるように倒した場合には、同じく処理槽1
の上部側開口外縁に形成された折り返し部1aと、下部
側の攪拌用モータ14のフランジ部14aが接地して、
面状ヒータ30は接地しないため、この場合も面状ヒー
タ30の傷付きや破れといった不具合が生じることはな
い。
【0046】また、図12に示すように、処理槽1の左
側面が下になるように倒した場合にも、同じく処理槽1
の上部側開口外縁に形成された折り返し部1aと、下部
側の希釈ファン68外枠に形成された突出部68aが接
地して、面状ヒータ30は接地しないため、面状ヒータ
30の傷付きや破れといった不具合が生じることはな
い。なお、この場合には、脱臭装置60を覆う断熱材6
5も接地するが、断熱材65はグラスウール等の柔らか
い材料で形成されているので、破線で示す部分は圧縮さ
れて変形する。
【0047】ところで、この種の装置は一般に屋外の軒
下等に設置され、外壁面に設けられた屋外コンセントに
電源コードを差し込んで使用される。また、この種の装
置は電気掃除機のように移動しながら使用されるもので
はないため、従来より、電源コードは、本体からの露出
部長さが一定であり、変えることができない。そのた
め、余裕を持った一定の長さに設定された電源コードを
本体と屋外コンセントとの距離が短い状態で使用する場
合、コードが余り、見た目が悪いばかりか、余ったコー
ドに足を引っかけたり、屋外であるので余ったコードが
接地して汚れたりする不具合があった。
【0048】電気掃除機のようにコードリールを備える
ことも考えられるが、使用頻度が少ない割には装置が大
型化し、コスト高となる。そこで、本装置においては、
上述したようなメンテナンス性を考慮した外装ケース2
の構成,すなわち下ケース3の上縁に上ケース4が嵌合
される構成を利用して、図13〜図17に示すように電
源コード22を下ケース3と上ケース4の嵌合部分に挟
み込んで固定するようにしている。
【0049】本実施形態では、図13に示すように、処
理槽1の背面側に取り付けられた制御基板20を覆う電
装ボックス23から取り出される電源コード22を外装
ケース2の所定位置から取り出すため、下ケース3上縁
の対応する位置に電源コード22を傷めない程度に挟み
込む隙間を確保する等のためのリブ3aを形成してい
る。
【0050】本装置の設置時には、上ケース4を取り外
して、設置場所と屋外コンセントとの距離に合わせて電
源コード22が接地しない適切な長さなるよう電源コー
ド22を下ケース3内に取り込んで、下ケース3上縁に
形成された上記リブ3aに合わせて、その上から上ケー
ス4を被せるように取り付ける。
【0051】図14は、外装ケース2内に取り込む電源
コード22の長さを短くして露出部をある程度長くした
場合の状態図で、電源コード22は下ケース3と上ケー
ス4との間に形成される隙間Sに電源コード22を傷め
ない程度に挟み込まれて固定されている。このようにし
て電源コード22の露出部長さを調整することにより、
図15に示すように屋外コンセント100が外壁面の下
方にあるような場合でも、電源コード22に余りが生じ
ないため、見た目が良くなると共に、余ったコードに足
を引っかけたり、余ったコードが接地して汚れたりする
不具合が生じない。
【0052】図16は、外装ケース2内に取り込む電源
コード22の長さを長くして露出部をある程度短くした
場合の状態図で、この場合、図17に示すように屋外コ
ンセント100が外壁面の上側にあっても、電源コード
22に余りが生じないため、前記同様、見た目が良くな
ると共に、余ったコードに足を引っかけたり、余ったコ
ードが接地して汚れたりする不具合が生じない。なお、
図16では、取り込んだ電源コード22を処理槽1の右
側面上縁に形成された折り返し部1a内に収納している
が、別途簡単な収納部を形成するようにしても良い。
【0053】以上のように本実施形態では、簡単かつ安
価な構成で、本装置の設置時に、屋外コンセント100
と設置場所との距離に応じて電源コード22の長さを適
切な長さに容易に設定できる。また、設置場所を変えた
い場合にも、前述したメンテナンス作業の一つとして、
新たな設置場所に合わせて電源コード22の長さを適切
な長さに容易に変更することができる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、有機物
を分解する微生物の担体を収納して、投入される生ごみ
等の有機物を分解処理する処理槽を断面略U字状に形成
し、外装ケース内に収容して成る有機物処理装置におい
て、処理槽の下部側に処理槽を立設状態に保って接地す
る接地部を備えたことにより、メンテナンス時には、外
装ケースに収容された処理槽を取り出して、接地部によ
って立設状態に置くだけで、ほぼ全ての取付部品のメン
テナンスを行うことができるので、分解作業を必要とす
るメンテナンスが非常にやり易くなり、作業効率が良く
なるため、メンテナンス性が向上する。
【0055】また、処理槽に取り付けられる部品に前記
接地部を形成したことにより、取付部品を有効利用して
形成した接地部によって立設状態にできるので、安価に
実現することができる。
【0056】また、処理槽内の微生物担体と有機物を攪
拌混合する攪拌体と、攪拌体の駆動源となる攪拌用モー
タの回転を攪拌体に伝達し駆動する駆動機構と、駆動機
構を処理槽の背面側に取り付ける駆動機構取付フレーム
と、処理槽内の処理物を排出する排出口に取り付けられ
て、排出される処理物を外装ケースの前面下部側に取り
出すための処理物取り出し用ガイドとを備え、前記駆動
機構取付フレームと処理物取り出し用ガイドとの下端部
に前記接地部を形成したことにより、背面側と前面側に
取付部品を有効利用した接地部が形成されるので、安価
に安定した立設状態を実現できる。
【0057】また、処理槽内からの排気を加熱脱臭して
排出する排気脱臭機構を備え、処理槽の円弧状底面の一
側空隙に攪拌用モータを配置すると共に、前記排気脱臭
機構を前記一側の攪拌用モータとは反対側に配置したこ
とにより、全体としての重量バランスが保たれるので、
メンテナンス時や装置の設置運転時の安定性が向上す
る。
【0058】また、処理槽の外面に面状ヒータを貼り付
けると共に、面状ヒータが貼り付けられた外面の上部と
下部とに、面状ヒータを非接地状態に保って接地する接
地部が形成されて成るものであるから、処理槽を横に倒
した方がメンテナンスがし易い場合にも、面状ヒータの
傷付きや破れといった不具合を生じることなく対応でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態に係る有機物処理装置にお
いて、外装ケースから取り出された処理槽の立設状態を
示す背面図。
【図2】上記処理槽が外装ケース内に収容された状態に
おける背面側構成を示す縦断面図。
【図3】外装ケースから取り出された処理槽の立設状態
を示す右側面図。
【図4】処理槽が外装ケース内に収納された状態の右側
面側から見た中央部の縦断面図。
【図5】外装ケースから取り出された処理槽の立設状態
を示す左側面図。
【図6】上記実施形態の排気経路を示すための縦断面
図。
【図7】外装ケースから取り出された処理槽の正面図。
【図8】同じく、外装ケースから取り出された処理槽の
底面図。
【図9】外装ケースから取り出された処理槽を前面側を
下にして倒した状態を示す右側面図。
【図10】同じく、外装ケースから取り出された処理槽
を前面側を下にして倒した状態を示す左側面図。
【図11】同じく、外装ケースから取り出された処理槽
を右側面を下にして倒した状態を示す正面図。
【図12】同じく、外装ケースから取り出された処理槽
を左側面を下にして倒した状態を示す正面図。
【図13】電源コードの露出部長さ可変構成を説明する
ための分解図。
【図14】外装ケース内に取り込む電源コードを短くし
て露出部を長くした状態を示す一部切欠き側面図。
【図15】同じく、露出部を長くして屋外コンセントに
差し込んだ状態を示す背面図。
【図16】外装ケース内に取り込む電源コードを長くし
て露出部を短くした状態を示す一部切欠き側面図。
【図17】同じく、露出部を短くして屋外コンセントに
差し込んだ状態を示す背面図。
【符号の説明】
1 処理槽 1a 折り返し部 2 外装ケース 3 下ケース 3a リブ 4 上ケース 6 投入口 7 蓋体 8 攪拌翼 9 攪拌軸 10,11 軸受部 13 減速駆動機構 14 攪拌用モータ 14a フランジ部 15 駆動機構取付フレーム 15a,15b 接地面 20 制御基板 21 操作表示部 22 電源コード 30 面状ヒータ 40 含水率センサ 50 排気フィルタ 51 排気孔 52 排気ファン 53 切替弁 60 脱臭装置 61 風向板 62 ヒータ 63 酸化触媒 64 金属製フレーム 65 断熱材 66 排気口 68 希釈ファン 68a 突出部 70 排気口 71 吸気口 72 吸気孔 80 排出口 81 シャッタ 82 取り出し用ガイド 83 取り出し口 84 接地部 85 補強枠 85a 突出部 86 取り出し口蓋 100 屋外コンセント
フロントページの続き (72)発明者 幸山 秀樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 玉男木 伸一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 浅田 雅彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA03 BA04 CA15 CA19 CA22 CA48 CB04 CB28 CB32 CB43 CC08 CC09 DA01 DA02 DA06 DA09 DA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機物を分解する微生物の担体を収納し
    て、投入される生ごみ等の有機物を分解処理する処理槽
    を断面略U字状に形成し、外装ケース内に収容して成る
    有機物処理装置において、 前記処理槽の下部側に処理槽を立設状態に保って接地す
    る接地部を備えたことを特徴とする有機物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理槽に取り付けられる部品に前記
    接地部を形成したことを特徴とする請求項1記載の有機
    物処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理槽内の微生物担体と有機物を攪
    拌混合する攪拌体と、 前記攪拌体の駆動源となる攪拌用モータの回転を前記攪
    拌体に伝達し駆動する駆動機構と、 前記駆動機構を処理槽の背面側に取り付ける駆動機構取
    付フレームと、 前記処理槽内の処理物を排出する排出口に取り付けられ
    て、排出される処理物を前記外装ケースの前面下部側に
    取り出すための処理物取り出し用ガイドとを備え、 前記駆動機構取付フレームと処理物取り出し用ガイドと
    の下端部に前記接地部を形成したことを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の有機物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理槽内からの排気を加熱脱臭して
    排出する排気脱臭機構を備え、 前記処理槽の円弧状底面の一側空隙に前記攪拌用モータ
    を配置すると共に、前記排気脱臭機構を前記一側の前記
    攪拌用モータとは反対側に配置したことを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれかに記載の有機物処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記処理槽の外面に面状ヒータを貼り付
    けると共に、 前記面状ヒータが貼り付けられた外面の上部と下部と
    に、前記面状ヒータを非接地状態に保って接地する接地
    部が形成されて成ることを特徴とする請求項1ないし請
    求項4のいずれかに記載の有機物処理装置。
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