JP2002239503A - 有機物処理装置 - Google Patents

有機物処理装置

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JP2002239503A
JP2002239503A JP2001035635A JP2001035635A JP2002239503A JP 2002239503 A JP2002239503 A JP 2002239503A JP 2001035635 A JP2001035635 A JP 2001035635A JP 2001035635 A JP2001035635 A JP 2001035635A JP 2002239503 A JP2002239503 A JP 2002239503A
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processing tank
shutter
upper discharge
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Hiroyuki Sasakura
博之 笹倉
Tatsuhiko Tomita
辰彦 富田
Shinichi Tamaoki
伸一 玉男木
Katsunori Ioku
克則 井奥
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Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • C12M27/00Means for mixing, agitating or circulating fluids in the vessel
    • C12M27/02Stirrer or mobile mixing elements
    • C12M27/06Stirrer or mobile mixing elements with horizontal or inclined stirrer shaft or axis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B09B3/00Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
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    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M33/00Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus
    • C12M33/22Settling tanks; Sedimentation by gravity

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストッカーの取り付けが不十分な状態での使
用によって、処理物が漏れたり、水や虫等が浸入すると
いった不具合を未然に防ぐことができる有機物処理装置
を提供する。 【解決手段】 生ごみ等の有機物を分解処理する処理槽
1と、処理槽1を収容する外装ケース2と、処理槽1内
に投入される有機物と収納された担体を攪拌混合する攪
拌手段(攪拌翼9)と、処理槽1内の処理物を攪拌手段
による攪拌に伴ってオーバーフローさせる上部排出口3
0と、外装ケース2に着脱可能に取り付けられると共に
上部排出口30に連通する流入口33が形成されて上部
排出口30からオーバーフローする処理物を溜めるスト
ッカー34とを備え、ストッカー34の下部を支持する
支持部26よりもストッカー34の重心が前方に位置す
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、微生物分解処理
方式により生ごみ等の有機物を分解処理する有機物処理
装置に係わり、特に処理物をオーバーフローを利用して
排出する排出機構を備えた有機物処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の有機物処理装置は、処理槽内
に、有機物を分解する微生物の担体(おが屑などの木質
細片等)を収納しておいて、投入される生ごみ等の有機
物を担体に培養される微生物により分解処理するもので
ある。上記処理槽内を、有機物を分解する微生物の活性
化に適した環境に維持するために、攪拌手段を用いて処
理槽内の微生物担体と生ごみ等の有機物を定期的に攪拌
混合し、換気手段を用いて処理槽内からの排気を排出し
て新鮮な空気を取り入れながら、加熱手段を用いて処理
槽内を加熱して微生物の活性化に適した温度や含水率に
維持するようにしている。
【0003】この種の装置で、処理物をオーバーフロー
を利用して排出する排出機構を備えたものとしては、例
えば特開2000−202403号公報(B09B 3
/00)に開示されたものがあり、発酵槽(処理槽)上
部に形成したオーバーフロー口と発酵槽の下方に配置し
た引き出し式のトレイとをケーシング内を通した管状の
シュータで連通させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来装置においては、オーバーフローした処理物をケー
シング内を通した管状のシュータを介して処理槽の下方
に配置したトレイに蓄えるものであるため、以下のよう
な課題があった。
【0005】まず、排出された処理物の量を外観から容
易に確認できない。トレイに溜まった処理物は一杯にな
る前に取り出さなければならないが、いちいちトレイを
引き出して見るのは面倒であるので、つい忘れがちとな
り、また、センサ等で検知するには、構造が複雑になる
と共にコスト高となる。
【0006】また、排出された処理物のべたつき等の状
態を見れば処理槽内の処理状態の異常が分かるが、上述
したように排出された処理物の状態が外観から容易に確
認できないので、処理状態の異常の検知や対策が遅れ
る。
【0007】また、処理槽のオーバーフロー口とトレイ
との間が離れているため、それらの間を接続するシュー
タに処理物が詰まりやすく、詰まっても見えないので検
知できず、取り除くのも容易でない。
【0008】そこで、本願出願人は、上述したような課
題を解決するため、処理槽内の処理物をオーバーフロー
させる排出口を形成すると共に、この排出口に対応する
外装ケース外面に着脱可能に取り付けられて排出口と連
通する流入口が形成され、前面側が半透明部材で形成さ
れたストッカーを備えたものを既に出願している(特願
2000−332563)。
【0009】ところが、上記ストッカーを装置本体に取
り付ける際に、その流入口と処理槽側の排出口との連結
が不十分な状態でもユーザが気付かずに使用できてしま
う場合がある。取り付けが不十分な状態での使用によっ
て処理槽の上部排出口とストッカーの流入口間に生じる
隙間から、処理物が漏れたり、水や虫等が浸入するとい
った課題が生じる。
【0010】また、上記のようなオーバーフローによる
排出口のみでは、微生物担体の状態が悪くなって担体の
全量交換を行う必要が生じた場合に、投入口から行わな
ければならないので手間がかかるが、処理槽の底部にシ
ャッター等で開閉される排出口を設けるようにすれば、
担体の全量交換を容易に行うことができるようになる。
【0011】ところが、このように構成すると、底部排
出口のシャッターが未装着又はきちんと装着されていな
い状態でもストッカーは外装ケースに取り付けることが
できるため、担体投入時にそれに気付かなければ投入し
た担体が底部排出口から外に漏れてしまう。また、この
ような不具合を防ぐために、シャッターの装着状態を検
知する検知手段を設けるようにすると、構造が複雑にな
ると共にコスト高となる。
【0012】また、ストッカーの底部にシャッター等で
開閉可能な処理物取出口を設ければ、ストッカーに溜ま
った処理物を容易に取り出すことができるようになる
が、取り出した後でシャッターを装着するのを忘れてス
トッカーを本体側に取り付けてしまうと、処理槽からオ
ーバーフローしてストッカー内に排出された処理物が底
部の処理物取出口から漏れてしまう。
【0013】そこで、本願発明はこのような課題を解決
するためになされたものであり、ストッカーの取り付け
が不十分な状態での使用によって、処理物が漏れたり、
水や虫等が浸入するといった不具合を未然に防ぐことが
できる有機物処理装置を提供することを目的とするもの
である。
【0014】また、処理槽やストッカーのシャッター等
が装着されないままストッカーが取り付けられることに
よる担体や処理物の漏れを比較的簡単な構成で未然に防
ぐことができる有機物処理装置を提供することを目的と
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本願発明は、有機物を分解する微生物の担
体を収納し、投入される生ごみ等の有機物を分解処理す
る処理槽と、前記処理槽を収容する外装ケースと、前記
処理槽内に投入される有機物と収納された担体を攪拌混
合する攪拌手段と、前記処理槽内の処理物を前記攪拌手
段による攪拌に伴ってオーバーフローさせる上部排出口
と、前記外装ケースに着脱可能に取り付けられると共に
前記上部排出口に連通する流入口が形成されて上部排出
口からオーバーフローする処理物を溜めるストッカーと
を備え、前記ストッカーの下部を支持する支持部よりも
ストッカーの重心が前方に位置するように構成したこと
を特徴とするものである。
【0016】また、前記処理槽の底部に開口して閉鎖状
態に固定可能な開閉部材が装着される底部排出口を備
え、前記開閉部材に前記支持部を形成したことを特徴と
するものである。
【0017】また、前記開閉部材は、前記底部排出口に
装着されるシャッターと、装着されたシャッターを固定
するストッパーとから成り、当該ストッパーに前記支持
部を形成したことを特徴とするものである。
【0018】一方、前記ストッカーの下部に処理物取出
口を形成すると共に、この処理物取出口を開閉するシャ
ッターに前記支持部と係合する係合部を形成したことを
特徴とするものである。
【0019】また、記処理槽の上部排出口に対応する外
装ケース外面に溝部を形成すると共に、前記ストッカー
の上部に上下にスライド可能なハンドル部を形成し、こ
のハンドル部に前記溝部に差し込まれる差込片を形成し
たことを特徴とするものである。
【0020】また、前記処理槽内の上部排出口近傍に下
部側が連通する仕切板を形成したことを特徴とするもの
である。
【0021】また、前記ストッカーの少なくとも一部を
ストッカーの高さ方向にわたって透明又は半透明に形成
したことを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0023】図1〜図11は本願発明の一実施形態の構
成及び作用を示す図であり、この有機物処理装置は、微
生物の担体(おが屑などの木質細片等)を収納して、生
ごみ等の有機物が投入される上面開口の処理槽1が、外
装ケース2内に収容されて構成されている。
【0024】上記処理槽1は、前後方向から見て下部側
が後述の攪拌翼の回転軌跡に合わせた円弧状を成す断面
略U字状に形成され、上端部が外側に折り返されてい
る。
【0025】また、外装ケース2は、処理槽1の上面開
口近くまで覆う下ケース3と、内面側下縁が処理槽1の
開口上縁に密着載置され、外面側が下ケース3上縁に嵌
合される上ケース4とから成っている。
【0026】上ケース4の上面は、処理槽1の上面開口
5に対応して開口し、微生物担体や生ごみ等を投入する
ための投入口6が形成され、この投入口6上方には、ヒ
ンジ等により開閉自在に構成された蓋体7が設けられて
いる。
【0027】上記処理槽1内には、前後壁間に、複数の
攪拌翼9が立設された攪拌軸10が正逆回転自在に設け
られている。この攪拌軸10は、両端側が処理槽1の前
後壁に形成された軸受部11,11によって支持される
と共に、後壁側の軸端12が背面側に設けられたギアや
プーリ等から成る減速駆動機構13を介して、正逆回転
駆動する攪拌用モータ(図示せず)に連結され、攪拌用
モータの回転が減速されて伝達されることにより、正逆
回転駆動されるようになっている。
【0028】また、図示はしないが、上記減速駆動機構
13の上方には、マイクロコンピュータから成る制御部
等が搭載された制御基板が取り付けられており、この制
御基板に搭載された制御部により本装置の各部が制御さ
れる。また、この制御基板の上方には、本装置の運転モ
ードの切替、脱臭のオン/オフ操作や状態表示を行う操
作表示部が設けられている。
【0029】処理槽1の上記背面側を除く、前面と左右
の側面には面状ヒータ(図示せず)が貼り付けられてお
り、上記制御部により面状ヒータに内装されたサーミス
タを用いて、処理槽1内を微生物の活性化に適する温度
範囲内(約40℃〜60℃)に維持するように制御され
る。
【0030】さらに、本願発明とは直接関係ないので図
示は省略するが、換気ファン、排気フィルタ、排気口、
吸気口等から成る換気機構や、排気通路に配置されたヒ
ータと触媒から成る加熱触媒式の脱臭機構等が備えられ
ている。
【0031】一方、図1等に示すように、処理槽1の底
部から前壁下部にわたって、担体の全量交換時用の底部
排出口20が引き出し式のシャッター21により開閉可
能に形成されている。上記底部排出口20の下側には、
前方に向けて傾斜する取り出し用ガイド22が取り付け
られ、シャッター21を引き出すことにより、ガイド2
2を経て外装ケース2の前側に担体を取り出すことがで
きるようになっている。上記シャッター21は、その裏
面側に形成されたリブ23に当接する当接部24を有す
るストッパー25を取り付けることにより、底部排出口
20を密閉した状態に固定されるように構成されてい
る。そして、このストッパー20の前面両側に下述する
ストッカーを支持する一対の支持部26が形成されてい
る。
【0032】一方、処理槽1の前壁上部には、処理物を
オーバーフローにより排出する上部排出口30が形成さ
れている。この上部排出口30の近傍には、下部側が連
通する仕切板31が処理槽1の全幅にわたって取り付け
られている。この仕切板31は、上ケース4内側上部か
ら斜め下方に延ばされ、上部排出口30の近傍を攪拌す
る攪拌翼9を覆うように下方に向けられて、攪拌軸10
の上方まで延ばされており、この仕切板31により投入
された生ごみが分解される分解部分と、投入されたばか
りの未分解の生ごみの流入を防ぎ、分解をさらに促進す
る処理物熟成部分とに仕切られている。
【0033】上部排出口30は斜め下方に向けられた短
い筒状に形成されて下ケース3の前面側上部に露出して
いる。また、露出した上部排出口30の上側には下述す
るストッカーのハンドル部に形成された差込片が差し込
まれる溝部32が形成されている。
【0034】下ケース3の前面側には、上部側に前記上
部排出口30に連通する流入口33が形成されたストッ
カー34が着脱自在に取り付けられるようになってい
る。このストッカー34の前面側には、ストッカー34
の高さ方向にわたって、透明又は半透明部材から成る透
視窓35が形成されており、内部に溜まった処理物の状
態が見えるように構成されている。また、このストッカ
ー35の上部には、上下にスライド可能なハンドル部3
6が取り付けられており、このハンドル部36の裏面側
に前記溝部32に差し込まれる差込片37が形成されて
いる。図4,図5はストッカー34の裏面図で、図4は
ハンドル部36が上方にスライドされてない状態を示
し、図5はハンドル部36が上方にスライドされた状態
を示している。
【0035】一方、ストッカー34の底部38には、溜
まった処理物を取り出すための処理物取出口40が形成
されており、引き出し式のシャッター41で開閉可能に
構成されている。そして、本実施形態においては、この
シャッター41の取手部42の裏面側に、前記ストッパ
ー25の前面両側に形成された支持部26に対応して、
支持部26と係合する係合部43が形成されている。す
なわち、ストッカー34の下部を支持する支持部26よ
りもストッカー34の重心が前方に位置するように構成
されている。
【0036】上記ストッカー34の取り付けは、処理物
取出口40にシャッター41が装着されている状態で、
本体側の底部排出口20にはシャッター21を装着して
ストッパー25で固定してから行われる。
【0037】まず、図6,図7に示すように、ストッカ
ー34を斜めに倒すようにして、その底部38に装着さ
れたシャッター41の取手部42裏面に形成されて係合
部43を本体側シャッター21のストッパー25に形成
された支持部26に引っ掛ける。そして、ストッカー3
4の上部のハンドル部36を持って上方にスライドさ
せ、その状態で図8、図9に示すようにストッカー34
を外装ケース2に押し当てるようにする。この状態で、
図10,図11に示すようにハンドル部36を下方にス
ライドさせると、ハンドル部26の裏面側に形成された
差込片37が外装ケース2側の溝部32に差し込まれて
ストッカー34の取り付けが完了する。ストッカー34
を取り外すときは上記と逆の操作となる。このように、
本実施形態のストッカー34の着脱は容易に行うことが
できる。
【0038】上記において、ストッカー34は、ストッ
パー25に形成された支持部26にストッカー34の裏
面側下部に位置する係合部43を係合させた状態で、ス
トッカー34の重心は支持部26よりも前方に位置する
ように構成している。従って、上述したストッカー34
の取り付け時にハンドル部36を下方にスライドしたと
きに差込片37が外装ケース2側の溝部32に差し込ま
れなかった場合には、重心が支持部26より前方にある
ため前方に倒れるようになる。これにより、ユーザに取
り付けが不十分であることを知らせることができると共
に、取り付け不十分な状態での使用ができない構成にな
っている。このように構成することにより、取り付けが
不十分な状態での使用によって処理槽1の上部排出口3
0とストッカー34の流入口33間に生じる隙間から、
処理物が漏れたり、水や虫等が浸入するのを未然に防ぐ
ことができるようになっている。
【0039】また、ストッパー25はシャッター21が
確実に装着された状態に固定するものであるので、この
ような状態でない場合にはストッカー34を取り付ける
ことができなくなるため、装着状態検知手段等を設ける
ことなく比較的簡単な構成で確実に、シャッター21の
未装着やきちんと装着されていないことによる担体の漏
出を未然に防ぐことができる。
【0040】さらに、ストッカー34の処理物取出口4
0にシャッター41が装着されていない状態ではストッ
カー34を取り付けることができないので、ストッカー
34側のシャッター41の未装着による処理物の漏出も
未然に防ぐことができる。
【0041】さて、以上の構成において、本装置の使用
開始時には、予め一定量の微生物担体を処理槽1内に投
入しておく。そして、生ごみを処理するときは、蓋体7
を開けて投入口6から処理槽1内に生ごみを投入して蓋
体7を閉じる。蓋体7を閉じると、これを図示しない検
出手段が検出し、その出力に基づいて制御基板上に実装
された制御部が攪拌用モータ、面状ヒータ及び換気ファ
ン等への通電制御を開始する。
【0042】攪拌用モータへの通電制御により、攪拌翼
9が立設された攪拌軸10が間欠的に(例えば30分周
期で1分間ずつ2分間)正逆回転して担体と有機物とを
攪拌混合すると共に、面状ヒータへの通電制御により処
理槽1内の温度を微生物の活性化に最適な範囲に維持し
て、担体に培養される微生物により有機物を二酸化炭素
と水に分解して堆肥化する。
【0043】また、換気ファンへの通電制御により、処
理槽1内の湿った空気を排気口より外部へ排出し、処理
槽1内が高湿度状態となるのを防止すると共に、処理槽
1内の空気が外部に排出されるのに伴い、下ケース3の
底部等に形成した吸気口から外装ケース2内に新鮮な外
気を取り入れ、処理槽1内に微生物の活性化に必要な酸
素を供給する。
【0044】本装置は上記のように運転制御されるが、
生ごみの日々の投入により、処理槽1内の処理物の量が
多くなり、上部排出口30付近まで達すると、定期的な
攪拌による盛り上がりにより、処理物が上部排出口30
からオーバーフローして、ストッカー34内に溜まって
ゆく。なお、処理槽1内に処理容量以上の処理物が収納
されると、上部側の攪拌が良好にできなくなるので、処
理が安定しなくなるが、本装置では一定量以上になると
オーバーフローするので、常時、安定した処理が行え
る。また、処理槽1の底部排出口20のシャッター21
を引き出して定期的に処理物を排出する作業は不要で、
処理物が増えると自動的(自然)に排出されるので、使
い勝手が格段に向上すると共に、ストッカー34内に溜
まった処理物は、乾燥状態で熟成されるため、べたつき
の少ない良質の有機肥料に仕上がります。
【0045】また、上記ストッカー34の前面には、透
明又は半透明部材が装着された透視窓35が形成されて
おり、しかもストッカー34自体が装置の前面側にある
ので、センサ等を用いずに安価な構成で、ユーザは生ご
み投入時などに意識せずとも一目でストッカー34内に
排出された処理物の量を確認でき、一杯になる前に、ス
トッカー34を取り外して処理物取出口40のシャッタ
ー41を引き抜くことにより、処理物を他の容器等に移
し替えたり、そのまま肥料として利用することができ
る。なお、ストッカー34の取り外し時には、攪拌翼9
の定期的な攪拌により処理物がオーバーフローして装置
前面に流出するのを防ぐため、一時的に装置の運転を停
止するようにすることが好ましい。また、ストッカー3
4の脱着を検出するリードスイッチ等を設け、ストッカ
ー34の脱着に連動させて装置の運転を切/入するよう
に構成することも可能である。
【0046】また、排出された処理物のべたつき等の状
態も容易に確認できるので、処理槽1内の処理状態の異
常を蓋体7を開けなくとも確認でき、生ごみの投入時に
水分を良く切ってから投入する等の対策を実施して、処
理状態を改善することができる。
【0047】さらに、処理槽1の上部排出口30とスト
ッカー34の流入口33は連通しているので、排出され
る処理物が詰まりにくい。万一、詰まったとしてもスト
ッカー34は取り外しも簡単なので、ユーザでも容易に
ストッカー34を取り外して詰まりを取り除くことがで
きる。
【0048】また、上部排出口30の近傍に仕切板31
が取り付けられているので、投入されたばかりの生ごみ
等の未処理物が上部排出口30付近に直接行かないよう
になっており、このような未処理物が上部排出口30か
らストッカー34に排出されるのを確実に防ぐことがで
きる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、有機物
を分解する微生物の担体を収納し、投入される生ごみ等
の有機物を分解処理する処理槽と、処理槽を収容する外
装ケースと、処理槽内に投入される有機物と収納された
担体を攪拌混合する攪拌手段と、処理槽内の処理物を攪
拌手段による攪拌に伴ってオーバーフローさせる上部排
出口と、外装ケースに着脱可能に取り付けられると共に
上部排出口に連通する流入口が形成されて上部排出口か
らオーバーフローする処理物を溜めるストッカーとを備
え、ストッカーの下部を支持する支持部よりもストッカ
ーの重心が前方に位置するように構成したことにより、
ストッカーの取り付けが不十分な状態ではストッカーが
前方に倒れるので、ストッカーの取り付けが不十分な状
態での使用によって、処理物が漏れたり、水や虫等が浸
入するといった不具合を未然に防ぐことができる。
【0050】また、処理槽の底部に開口して閉鎖状態に
固定可能な開閉部材が装着される底部排出口を備え、前
記開閉部材に前記支持部を形成したことにより、底部排
出口に開閉部材が装着されていなければストッカーを取
り付けることができないので、装着状態検知手段等を設
けることなく比較的簡単な構成で、開閉部材の装着忘れ
による担体の漏出を未然に防ぐことができる。
【0051】また、前記開閉部材は、底部排出口に装着
されるシャッターと、装着されたシャッターを固定する
ストッパーとから成り、当該ストッパーに支持部を形成
したことにより、ストッパーはシャッターが確実に装着
された状態に固定するものであるので、装着状態検知手
段等を設けることなく比較的簡単な構成で、より確実
に、シャッターの未装着やきちんと装着されていないこ
とによる担体の漏出を未然に防ぐことができる。
【0052】一方、ストッカーの下部に処理物取出口を
形成すると共に、この処理物取出口を開閉するシャッタ
ーに前記支持部と係合する係合部を形成したことによ
り、ストッカーの処理物取出口にシャッターが装着され
てない状態ではストッカーを取り付けることができない
ので、ストッカー側のシャッターの未装着による処理物
の漏出も未然に防ぐことができる。
【0053】また、処理槽の上部排出口に対応する外装
ケース外面に溝部を形成すると共に、ストッカーの上部
に上下にスライド可能なハンドル部を形成し、このハン
ドル部に前記溝部に差し込まれる差込片を形成したこと
により、ストッカーの着脱を容易に行うことができる。
【0054】また、処理槽内の上部排出口近傍に下部側
が連通する仕切板を形成したことにより、投入されたば
かりの生ごみ等の未処理物が排出口付近に直接行かない
ので、未処理物がストッカーに排出されるのを確実に防
ぐことができる。
【0055】また、ストッカーの少なくとも一部をスト
ッカーの高さ方向にわたって透明又は半透明に形成した
ことにより、処理物の量や状態を容易に確認できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る有機物処理装置の
右側面から見た要部を示す縦断面図。
【図2】上記図1の要部拡大断面図。
【図3】上記実施形態の装置外観を示す斜視図。
【図4】上記実施形態のストッカーの裏面図。
【図5】同じく、ストッカーの裏面図で、ハンドル部が
上方にスライドされた状態を示している。
【図6】上記ストッカーの取り付け又は取り外し途中の
状態を示す側面図。
【図7】同じく、ストッカーの取り付け又は取り外し途
中の状態を示す要部断面図。
【図8】同じく、ストッカーの取り付け又は取り外し途
中の状態を示す要部断面図。
【図9】上記図8の丸A部分の拡大図。
【図10】上記ストッカーの取り付け完了状態を示す要
部断面図。
【図11】上記図10の丸B部分の拡大図。
【符号の説明】
1 処理槽 2 外装ケース 3 下ケース 4 上ケース 6 投入口 7 蓋体 9 攪拌翼 10 攪拌軸 11 軸受部 13 減速駆動機構 20 底部排出口 21 シャッター 25 ストッパー 26 支持部 30 上部排出口 31 仕切板 32 溝部 33 流入口 34 ストッカー 35 透視窓 36 ハンドル部 37 差込片 38 底部 40 処理物取出口 41 シャッター 42 取手部 43 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉男木 伸一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 井奥 克則 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4B029 AA27 BB01 CC03 CC08 4B065 AA01X AA57X CA55 4D004 AA03 BA04 CA15 CA19 CB04 CB28 CB32 CB43 CB50 CC08 4G078 AA13 AB20 BA01 DA03 EA10 4H061 AA03 CC47 CC55 EE66 FF06 GG41 GG43 GG48 GG70

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機物を分解する微生物の担体を収納
    し、投入される生ごみ等の有機物を分解処理する処理槽
    と、 前記処理槽を収容する外装ケースと、 前記処理槽内に投入される有機物と収納された担体を攪
    拌混合する攪拌手段と、 前記処理槽内の処理物を前記攪拌手段による攪拌に伴っ
    てオーバーフローさせる上部排出口と、 前記外装ケースに着脱可能に取り付けられると共に前記
    上部排出口に連通する流入口が形成されて上部排出口か
    らオーバーフローする処理物を溜めるストッカーとを備
    え、 前記ストッカーの下部を支持する支持部よりもストッカ
    ーの重心が前方に位置するように構成したことを特徴と
    する有機物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理槽の底部に開口して閉鎖状態に
    固定可能な開閉部材が装着される底部排出口を備え、前
    記開閉部材に前記支持部を形成したことを特徴とする請
    求項1記載の有機物処理装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉部材は、前記底部排出口に装着
    されるシャッターと、装着されたシャッターを固定する
    ストッパーとから成り、当該ストッパーに前記支持部を
    形成したことを特徴とする請求項2記載の有機物処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ストッカーの下部に処理物取出口を
    形成すると共に、この処理物取出口を開閉するシャッタ
    ーに前記支持部と係合する係合部を形成したことを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の有機
    物処理装置。
  5. 【請求項5】 前記処理槽の上部排出口に対応する外装
    ケース外面に溝部を形成すると共に、前記ストッカーの
    上部に上下にスライド可能なハンドル部を形成し、この
    ハンドル部に前記溝部に差し込まれる差込片を形成した
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに
    記載の有機物処理装置。
  6. 【請求項6】 前記処理槽内の上部排出口近傍に下部側
    が連通する仕切板を形成したことを特徴とする請求項1
    ないし請求項5のいずれかに記載の有機物処理装置。
  7. 【請求項7】 前記ストッカーの少なくとも一部をスト
    ッカーの高さ方向にわたって透明又は半透明に形成した
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに
    記載の有機物処理装置。
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