JP2002143809A - 有機物処理装置 - Google Patents

有機物処理装置

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JP2002143809A
JP2002143809A JP2000345703A JP2000345703A JP2002143809A JP 2002143809 A JP2002143809 A JP 2002143809A JP 2000345703 A JP2000345703 A JP 2000345703A JP 2000345703 A JP2000345703 A JP 2000345703A JP 2002143809 A JP2002143809 A JP 2002143809A
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Japan
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container
shutter
processing
processing tank
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JP2000345703A
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English (en)
Inventor
Yoji Takami
洋史 高見
Katsunori Ioku
克則 井奥
Yoshinobu Nishimura
佳展 西村
Yoshihisa Onishi
義久 大西
Tatsuhiko Tomita
辰彦 富田
Shinichi Tamaoki
伸一 玉男木
Hiroyuki Sasakura
博之 笹倉
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手間や時間をかけずに、装置を水平な状態に
安定して設置することができると共に、処理槽内の処理
物を床等にこぼすことなく一度に簡単に取り出すことが
でき、また取り出した処理物の後処理が容易な有機物処
理装置を提供する。 【解決手段】 生ごみ等の有機物を処理する処理槽の下
部に処理物を排出する開閉可能な排出口を備えると共
に、処理槽の下方に、当該処理槽の最大処理容量に相当
する処理物を受け入れ可能な容器(処理物排出トレイ2
01)を引き出し可能に配置した。また、処理槽が収容
された本体100と、容器(処理物排出トレイ201)
が引き出し可能に装着されると共に本体100が載置さ
れて処理槽の排出口と容器(処理物排出トレイ201)
とを連通する連通口202が形成された箱体(処理物ボ
ックス200)とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、生ごみ等の有機
物を処理する有機物処理装置に係わり、特にその処理物
の排出機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置において、処理物を
取り出すときには、処理槽の下部に設けられた排出口を
開いて、排出口に配置した袋などの中へ処理物を掻き出
すようにして取り出している。
【0003】また、特開平11−239777号公報
(B09B3/00)には、生ごみ等の処理物が投入さ
れる反応槽(処理槽)、投入された処理物を攪拌する攪
拌手段および反応槽内部の温度を所定温度に維持する加
熱手段を備えた生ごみ処理装置において、装置本体の前
面又は背面のいずれか一方で上記攪拌手段の攪拌軸心よ
りも低い位置に設けられている排出口と、この排出口の
下縁に位置する支点を中心にして揺動可能に支持されて
排出口を開閉可能な蓋部材と、上記排出口と上記蓋部材
の揺動端との間に配置され、蓋部材が排出口の口縁から
離れたことを検出する開閉検出手段とを備え、上記攪拌
手段は、上記排出口の下縁から上縁に向かう回転方向を
設定され、上記開閉検出手段により上記蓋部材が開放さ
れたことを検出した際に回転を停止すると共に、上記排
出口には、上記蓋部材の開放時、上記反応槽内の処理物
を収容可能であって、排出口と対向する位置に上記開閉
検出手段の動作部が設けられている排出受け箱が着脱可
能に設けられたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来装置においては、処理槽内の処理物を一度に取り出
すことができず、何度かに分けて取り出して後処理しな
ければならないので、取り出しや後処理に手間や時間が
かかる。また、処理槽の排出口を開放したときなどに、
処理物を床等にこぼしてしまう虞がある。また、土や芝
の上に装置を設置する場合には、排出受け箱等のスペー
スを確保するため接地面積が小さくなっている装置を水
平な状態に安定させるため、板やブロックなどを敷くほ
うが好ましく、設置に手間を要する虞がある。
【0005】そこで、本願発明はこのような課題を解決
するためになされたものであり、手間や時間をかけず
に、装置を水平な状態に安定して設置することができる
と共に、処理槽内の処理物を床等にこぼすことなく一度
に簡単に取り出すことができ、また取り出した処理物の
後処理が容易な有機物処理装置を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本願発明は、生ごみ等の有機物を処理する
処理槽の下部に処理物を排出する開閉可能な排出口を備
えると共に、前記処理槽の下方に、当該処理槽の最大処
理容量に相当する処理物を受け入れ可能な容器を引き出
し可能に配置したことを特徴とするものである。
【0007】また、前記処理槽が収容された本体と、前
記容器が引き出し可能に装着されると共に前記本体が載
置されて前記処理槽の排出口と前記容器とを連通する連
通口が形成された箱体とから成ることを特徴とするもの
である。
【0008】また、前記箱体の上面側は、前記本体の下
面側が嵌合する形状に形成されて成ることを特徴とする
ものである。
【0009】また、前記処理槽の排出口は、引き出し式
のシャッタにより開放されることを特徴とするものであ
る。
【0010】さらに、前記容器が未装着のときに前記処
理槽の排出口を閉鎖状態にロックするロック機構を備え
たことを特徴とするものである。
【0011】また、前記ロック機構は、前記容器の装着
時にその上縁に一端が当接して上方に回動する一方、容
器の未装着時には下方に回動するレバーと、このレバー
の回動軸を介した他端側に取り付けられて容器の未装着
時に上端側が前記排出口を閉鎖したシャッタの一部に係
合するストッパーとから成ることを特徴とするものであ
る。
【0012】さらに、前記容器の開口周縁に処理物を収
納する袋の口部を取り付ける袋取り付け機構を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0013】また、前記処理槽内を攪拌する攪拌手段
と、前記本体が前記箱体上に載置されているか否かを検
知する第1の検知手段と、前記処理槽の排出口を開閉す
る引き出し式のシャッタが排出口を閉鎖しているか否か
検知する第2の検知手段と、前記シャッタの出し入れ口
を覆うシャッタカバーが装着されているか否かを検知す
る第3の検知手段と、前記各検知手段の出力に基づき、
前記本体が前記箱体上に載置されていて排出口のシャッ
タが開放され、さらにシャッタカバーが装着されている
場合に、前記攪拌手段を駆動する制御手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0015】図1〜図7は本願発明の一実施形態の要部
を示す構成図であり、この有機物処理装置は、微生物の
担体(おが屑などの木質細片等)を収納して、生ごみ等
の有機物が投入される上面開口の処理槽1が外装ケース
2内に収容された本体100と、処理槽1の最大処理容
量に相当する処理物を受け入れ可能な容器(以下、処理
物排出トレイと称す)201が引き出し可能に装着され
ると共に本体100が載置されて処理槽1の後述する排
出口と処理物排出トレイ201とを連通する連通口20
2が形成された箱体(以下、処理物ボックスと称す)2
00とから成っている。
【0016】上記本体100内に収容された処理槽1
は、図4等に示すように前後方向から見て下部側が後述
の攪拌翼の回転軌跡に合わせた円弧状を成す断面略U字
状に形成されている。
【0017】また、外装ケース2の上面は、処理槽1の
上面開口に対応して開口し、微生物担体や生ごみ等を投
入するための投入口3が形成され、この投入口3上方に
は、ヒンジ等により開閉自在に構成された投入蓋4が設
けられている。
【0018】上記処理槽1内には、前後壁間に、複数の
攪拌翼5が立設された攪拌軸6が正逆回転自在に設けら
れている。この攪拌軸6は、両端側が処理槽1の前後壁
に形成された軸受部7によって支持されると共に、後壁
側の軸端が背面側に設けられたギアやプーリ等から成る
減速駆動機構8を介して、正逆回転駆動する攪拌用モー
タ9に連結され、攪拌用モータ9の回転が減速されて伝
達されることにより、正逆回転駆動されるようになって
いる。上記攪拌用モータ9は、本装置全体を制御するマ
イクロコンピュータ等から成る制御部により、生ごみを
投入して投入蓋4を閉じた時とその後の例えば30分お
きに約2分間ずつ処理槽1内を自動的に攪拌して、担体
と生ごみを混合すると共に微生物に酸素を供給するよう
に制御される。
【0019】処理槽1の上記背面側を除く、前面と左右
の側面には面状ヒータ(図示せず)が貼り付けられてお
り、上記制御部により、面状ヒータに内装されたサーミ
スタを用いて、処理槽1内を微生物の活性化に適する温
度範囲内(約40℃〜60℃)に維持するように制御さ
れる。
【0020】一方、処理槽1の前壁上部の一側には吸気
孔(図示せず)が形成され、また、後壁上部の一側には
排気フィルタが装着される排気孔13が形成されてお
り、その後側に換気ファン14が取り付けられている。
換気ファン14の下流側には、横方向に延びる排気通路
15が形成されており、その端部側に縦方向に配置され
た脱臭装置20が取り付けられている。
【0021】上記横方向の排気通路15の途中には、処
理槽1からの排気を脱臭装置20を介さずに直接外部に
排出する排気口16が形成されていると共に、処理槽1
からの排気を上記排気口16から直接外部に排出する
か、または脱臭装置20を介して排出するかを切り替え
る切替弁17が備えられている。
【0022】上記脱臭装置20は、図示は省略するが、
例えば上流側に略U字状を成すシーズヒータ(管状ヒー
タ)が配置され、その下流側にセラミックでハニカム構
造に形成された触媒が配置され、それらが耐熱,耐食性
を有するステンレス等から成る筒状ケース内に収納され
ている。すなわち、排気通路15から流入する排気はシ
ーズヒータに接触して加熱され、この加熱された排気が
触媒を通ることにより触媒が加熱されて、排気に含まれ
る臭い成分の分解反応が促進されるようになっている。
【0023】上記脱臭装置20の出口側は、外装ケース
2の背面側下部に開口する排気口25に連結されてお
り、この排気口25側には、脱臭装置20から排出され
る高温排気を外気で希釈するための希釈ファン26が取
り付けられている。
【0024】また、図4,図5等に示すように、処理槽
1の底部から前壁下部にわたって、内部に収納された処
理物(堆肥)の排出口30が引き出し式のシャッタ31
により開閉自在に形成されている。上記排出口30の下
側には、前方に向けて傾斜する取り出し用ガイド32が
取り付けられ、シャッタ31を引き出すことにより、ガ
イド32を経て外装ケース2の前側に堆肥化した処理物
を取り出すことができるようになっている。なお、上記
シャッタ31は、通常はシャッタカバー33で閉鎖され
て見えないようになっている。また、上記取り出し用ガ
イド32は、本体100を単独で使用するときに処理物
を本体100前面側に取り出すために必要なものであっ
て、本体100を処理物ボックス200上に載置して使
用するときは、図6,図7に示すように取り外されるも
のである。
【0025】また、外装ケース2の下面側には、上記取
り出し用ガイド32が現れる前面側中央部分を除く両側
と背面側を囲むように外装ケース2よりもやや内側に位
置して脚部40が取り付けられている。この脚部40の
内周側,すなわち排出口30側は、排出口30に対応し
た形状に折り返されて、排出シャッタ31が装着される
シャッタ装着部41が形成されると共に、その下端部4
2が処理物ボックス200上面に形成された連通口20
2に嵌合する嵌合部となるように構成されている。ま
た、外装ケース2の両側面の上部側には、本体100の
持ち運び等に使用される把手43が形成されている。
【0026】一方、処理物ボックス200は、外周形状
が本体100の外周形状に対応した大きさに形成され、
前面側から処理物排出トレイ201が引き出し可能に装
着されると共に、上面側には、載置される本体100側
における処理槽1の排出口30と処理物排出トレイ20
1とを連通する連通口202が形成されている。処理物
排出トレイ201の前面側には引き出し用の把手203
が形成されている。
【0027】上記処理物ボックス200の上面側は、本
体100の下面側が嵌合する形状に形成されている。す
なわち、処理物ボックス200の上面には、本体100
側の脚部40が嵌合する凹部204が形成され、この凹
部204の外周壁205内面に脚部40の外周面がほぼ
隙間なく嵌合すると共に、凹部204の内周壁206内
側が連通口202となって、処理槽1の排出口30周縁
から下方に伸びたシャッタ装着部41の下端部42が嵌
合するように構成されている。
【0028】以上のように構成することにより、処理物
ボックス200上に本体100を載置すると、本体10
0と処理物ボックス200が恰も一体化したようになっ
て本体100が処理物ボックス200から外れるの確実
に防ぐことができると共に、処理槽1の排出口30から
排出される処理物が処理物ボックス200上面に漏れる
ようなこともない。
【0029】さて、以上の構成において、本装置の使用
開始時には、処理物ボックス200上に本体100を載
置して、予め一定量の微生物担体(おが屑等の木質細
片)を処理槽1内に投入しておく。そして、生ごみを処
理するときは、投入蓋4を開けて投入口3から処理槽1
内に生ごみを投入し、投入蓋4を閉じる。投入蓋4を閉
じると、これを図示しない検出手段が検出し、その出力
に基づいて制御部が攪拌用モータ9,面状ヒータ及び換
気ファン14への通電制御を開始する。なお、この時点
では、排気通路15の切替弁17は直接排気の排気口1
6を開放して、脱臭装置20への通路は閉鎖した状態に
あり、また脱臭装置20のシーズヒータや希釈ファン2
6はオフの状態のままである。
【0030】まず攪拌用モータ9への通電制御により、
攪拌翼5が立設された攪拌軸6が間欠的に(例えば30
分周期で1分間ずつ2分間)正逆回転して担体と生ごみ
とを攪拌混合すると共に、面状ヒータへの通電制御によ
り処理槽1内の温度を微生物の活性化に最適な範囲に維
持して、担体に培養される微生物により生ごみ(有機
物)を二酸化炭素と水に分解して堆肥化する。
【0031】また、換気ファン14への通電制御によ
り、処理槽1内の湿った空気を直接排気の排気口16か
ら外部へ排出し、処理槽1内が高湿度状態となるのを防
止すると共に、処理槽1内の空気が外部に排出されるの
に伴い、処理槽1上部に形成された吸気孔から処理槽1
内に新鮮な外気を取り入れ、微生物の活性化に必要な酸
素を供給する。
【0032】一方、処理槽1からの直接排気により排出
される排気の臭いが気になるときには、外装ケース2の
上面等にある操作表示部に設けられた脱臭ボタンをオン
にする。脱臭ボタンがオンになると、制御部により、切
替弁17が直接排気の排気口16を閉じ、脱臭装置20
への排気通路15を開くように切り替えられ、脱臭装置
20のシーズヒータや希釈ファン26への通電が開始さ
れて、処理槽1からの排気が脱臭装置20に流れるよう
になる。これにより、外部に悪臭が排出されるのを防ぐ
ことができる。
【0033】そして、上記のようにして微生物により分
解処理された処理物を取り出すときには、シャッタカバ
ー33を外して、シャッタ31を引く抜くという一度だ
けの簡単な操作で、従来のような手間や時間をかけず
に、処理槽1内の処理物が開放された排出口30から落
下し、処理物ボックス200の連通口202を介して処
理物排出トレイ201内に溜められる。
【0034】処理物排出トレイ201は、前述したよう
に処理槽1の最大処理容量に相当する処理物を受け入れ
可能な大きさに形成されているので、処理槽1内の処理
物が全て排出されても処理物排出トレイ201が溢れる
ことはない。
【0035】処理物排出トレイ201に溜まった処理物
は、処理物排出トレイ201を処理物ボックス200か
ら引き出することにより、処理物が床等にこぼれたり手
を汚すことなく、そのまま肥料として利用することがで
きる。また、他の容器や袋等に詰め替えて保管すること
もできるが、処理物ボックス200に装着したままの状
態でも保管することができるので、非常に便利である。
【0036】また、単独でも使用することができる本体
100を有効利用して、簡単な構成の処理物ボックス2
00を追加するだけで、上記のような作用効果を実現で
きるので、コスト面でも有利である。
【0037】また、最近のこの種の装置本体100は家
庭用として小型化が図られているため、背丈も低く形成
されており、生ごみの投入時や処理物の排出時に使用者
は腰を曲げて作業を行う必要があるが、本実施形態では
本体100が処理物ボックス200上に載置されている
ので、適度な高さとなって、生ごみの投入や処理物の排
出がよりし易くなる利点もある。さらに、処理物ボック
ス200の接地面積を装置本体100の略外周形状にす
ることができ、接地面積を大きくすることができるた
め、本装置を土や芝の上に設置する際にも、装置本体1
00を水平な状態に安定させて設置することができる利
点もある。
【0038】図8〜図11は本願発明の他の実施形態の
要部構成及び作用を示す図であり、前記実施形態と同一
符号は同一又は相当部分を示している。
【0039】本実施形態においては、処理物ボックス2
00に処理物排出トレイ201が装着されていないとき
に処理槽1の排出口30を閉鎖状態にロックする図8
(c)に示すようなロック機構50を備えたものであ
る。
【0040】上記ロック機構50は、図8(a)に示す
ように処理物排出トレイ201が装着されている時にそ
の上縁207に、一端に取り付けられた重り51の傾斜
面52が当接して上方に回動する一方、同図(b)に示
すように処理物排出トレイ201の未装着時には重り5
1によって下方に回動するレバー53と、このレバー5
3の回動軸54を介した他端側に回動可能に取り付けら
れて処理物排出トレイ201の未装着時に上端55側が
排出口30を閉鎖したシャッタ31の裏面側に形成され
たリブ34に係合するストッパー56とから成るもので
ある。
【0041】すなわち、処理物排出トレイ201を処理
物ボックス200の一番奥まで挿入すれば、レバー53
の先端に取り付けられた重り51の傾斜面52に処理物
排出トレイ201の上縁207が当たってレバー53が
軸54を中心に図8(a)の時計廻りに回動して反対側
のストッパー56が下降する。このとき、ストッパー5
6の長さをシャッタ31裏面側に設けられたリブ34に
当たらなくなる長さに設定しておけば、シャッタ31を
引き出すことができる。一方、処理物排出トレイ201
が装着されていない場合は、レバー53先端の重り51
で、レバー53が軸54を中心に図8(b)の反時計廻
りに回動して、反対側のストッパー56が上昇し、シャ
ッタ31に形成されたリブ34の前面側に当接するの
で、シャッタ31が抜けなくなる。
【0042】なお、上記ストッパー56はレバー53に
回動可能に取り付けられているが、例えば処理物ボック
ス200の上部内周壁206等にスリット57を形成し
て、このスリット57にストッパー56を通すことによ
り、直立状態に保つことができる。
【0043】以上のように構成することにより、処理物
ボックス200に処理物排出トレイ201を装着するの
を忘れたまま処理槽1内の処理物を取り出そうとして、
排出シャッタ31を引き抜こうとしても、排出シャッタ
31のリブ34がストッパー56に当たって引き抜くこ
とができないので、処理物排出トレイ201が装着され
ていない処理物ボックス200内に処理物が排出され、
床等にこぼれるような不具合を未然に防ぐことができ
る。従って、比較的簡単な構成で、処理物を処理物排出
トレイ201内に確実に排出することができる。
【0044】図12,図13は本願発明の更に他の実施
形態を示す要部構成図であり、前記実施形態と同一符号
は同一又は相当部分を示している。
【0045】本実施形態においては、処理物排出トレイ
201の開口周縁210に処理物を収納する袋(ビニー
ル袋等)211の口部212を取り付ける袋取り付け機
構として、開口周縁210に対応する溝213(図13
に図示)が形成された合成ゴム等から成る枠体214を
備えたものである。
【0046】処理物収納袋211を取り付けるときは、
処理物収納袋211を図12に示すように口部212を
広げて処理物排出トレイ201内に入れ、広げた口部2
12を処理物排出トレイ201の開口周縁210に載せ
るようにして、その上から枠体214の溝213を開口
周縁210に被せるように装着して、取り付ける。
【0047】これにより、処理物排出トレイ201に処
理物収納袋211を容易に取り付けることができると共
に、袋211の口部212が処理物排出トレイ201の
開口周縁210にしっかりと固定されるので、処理物を
袋211内に取り出しても袋211が撓んで外れたりす
ることがないため、排出される処理物を処理物排出トレ
イ201内にこぼすことなく全て袋211内に取り出す
ことができる。従って、処理物をそのまま肥料として使
用する場合や一時保管する場合にも、処理物排出トレイ
201を持ち運ぶことなく、袋詰めされた状態のまま処
理できるので、処理物の後処理を容易になり、使用者の
負担を軽減できる。
【0048】なお、上記実施形態では、枠体214に溝
213を形成したが、処理物排出トレイ201の開口周
縁210側に溝を形成し、この溝幅相当に形成された枠
体を用いて、袋211の口部212を開口周縁の溝に枠
体と共に挟み込むようにしても、上記と同様な作用効果
が得られる。
【0049】図14〜図19は本願発明の更に他の実施
形態の構成及び作用を示す図であり、前記実施形態と同
一符号は同一又は相当部分を示している。
【0050】本実施形態においては、図14に示すよう
に、処理物ボックス200上面の凹部204の内周壁2
06にマグネット60を内装すると共に、これに対向す
る本体100側の脚部40内に処理物ボックス検知用の
リードスイッチ61を内装している。また、シャッタ3
1の側壁内側にマグネット62を内装すると共に、これ
に対向するシャッタ装着部41にシャッタ検知用のリー
ドスイッチ63を内装している。さらに、図15に示す
ようにシャッタカバー33の上端内側にマグネット64
を内装すると共に、これに対向する外装ケース2の内側
にシャッタカバー検知用のリードスイッチ65を内装し
ている。
【0051】そして、処理物の排出に関しては、図18
のブロック図で示すように、上記各リードスイッチ6
1,63,65の出力に基づき、本装置全体を制御する
制御部10が、図19に示すフローチャートに従って、
攪拌用モータ9、面状ヒータ11及び換気ファン14を
制御するように構成されている。
【0052】図19のフローチャートで示す制御がスタ
ートすると、先ず処理物ボックス検知用リードスイッチ
61がONになっているか否かをチェックし(判断10
1)、ONになっていれば、シャッタ検知用リードスイ
ッチ63がOFFになっているか否かをチェックし(判
断101のYES→判断102)、OFFになっていれ
ば更にシャッタカバー検知用リードスイッチ65がON
になっているか否かをチェックし(判断102のYES
→判断102)、上記の条件が全て満たされた時に初め
て自動排出モードをONにする(判断103のYES→
処理104)。
【0053】すなわち、処理槽1内の処理物を一度に排
出可能な処理物ボックス200を用いて、シャッタ31
を外した後にシャッタカバー32を装着すると、自動排
出モードに移行する。この自動排出モード時には、攪拌
用モータ9がONとなり、面状ヒータ11や換気ファン
14はOFFとなる。攪拌用モータ9がONとなること
により、処理槽1内の処理物の水分等が多くて排出口3
0を開放しただけでは内壁等に付着して全てが自然落下
しないような場合にも、攪拌翼5の回転により短時間に
残らず排出することができる。
【0054】一方、上記の条件のいずれかが満たされな
いときは自動排出モードはOFFとなる(判断101の
NO又は判断102のNO又は判断103のNO→処理
105)。例えば、シャッタ31は外したが、シャッタ
カバー32を装着するのを忘れた場合にも自動排出モー
ドはOFFのままであるので(判断103のNO→処理
105)、攪拌翼5は回転せず、シャッタ31の装着口
から誤って手など入れた場合の危険を防ぐことができ
る。
【0055】なお、上記実施形態と前記図8〜図11に
示した実施形態のロック機構50とを組み合わせれば、
処理物排出トレイ201が装着されていなければシャッ
タ31が引き抜けず、シャッタ検知用リードスイッチ6
3がOFFとならずに自動排出モードには移行しないの
で、より好ましい。
【0056】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、生ごみ
等の有機物を処理する処理槽の下部に処理物を排出する
開閉可能な排出口を備えると共に、処理槽の下方に、当
該処理槽の最大処理容量に相当する処理物を受け入れ可
能な容器を引き出し可能に配置したことにより、手間や
時間をかけずに、処理槽内の処理物を床等にこぼすこと
もなく一度に簡単に取り出すことができ、また取り出し
た処理物の後処理も容易となる。
【0057】また、前記処理槽が収容された本体と、前
記容器が引き出し可能に装着されると共に本体が載置さ
れて処理槽の排出口と前記容器とを連通する連通口が形
成された箱体とから成るものであるから、本体を有効利
用して、簡単な構成の箱体を追加するだけで、上記のよ
うな効果を実現できるので、コスト面で有利である。ま
た、装置を水平な状態に安定して設置することができる
利点もある。
【0058】また、前記箱体の上面側は、本体の下面側
が嵌合する形状に形成されて成るものであるから、箱体
上に載置される本体が箱体から外れるの確実に防ぐこと
ができる。
【0059】また、前記処理槽の排出口は、引き出し式
のシャッタにより開放されるので、処理物の排出作業が
より簡単になる。
【0060】さらに、前記容器が未装着のときに処理槽
の排出口を閉鎖状態にロックするロック機構を備えるこ
とにより、容器が装着されていないところに処理物が排
出され、床等にこぼれるような不具合を未然に防ぐこと
ができ、処理物を容器内に確実に排出することができ
る。
【0061】また、前記ロック機構は、前記容器の装着
時にその上縁に一端が当接して上方に回動する一方、容
器の未装着時には下方に回動するレバーと、このレバー
の回動軸を介した他端側に取り付けられて容器の未装着
時に上端側が前記排出口を閉鎖したシャッタの一部に係
合するストッパーとから成るものであるから、比較的簡
単な構成で上述した効果を実現することができる。
【0062】さらに、前記容器の開口周縁に処理物を収
納する袋の口部を取り付ける袋取り付け機構を備えるこ
とにより、容器に処理物収納袋を容易に取り付けること
ができると共に、袋の口部が容器の開口周縁にしっかり
と固定されるので、処理物を袋内に取り出しても袋が撓
んで外れたりすることがないため、排出される処理物を
容器内にこぼすことなく全て袋内に取り出すことができ
る。従って、処理物の後処理がさらに容易になり、使用
者の負担を軽減できる。
【0063】また、処理槽内を攪拌する攪拌手段と、本
体が箱体上に載置されているか否かを検知する第1の検
知手段と、処理槽の排出口を開閉する引き出し式のシャ
ッタが排出口を閉鎖しているか否か検知する第2の検知
手段と、シャッタの出し入れ口を覆うシャッタカバーが
装着されているか否かを検知する第3の検知手段と、各
検知手段の出力に基づき、本体が箱体上に載置されてい
て排出口のシャッタが開放され、さらにシャッタカバー
が装着されている場合に、攪拌手段を駆動する制御手段
とを備えることにより、処理槽内の全ての処理物を簡単
かつ確実、安全に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態を示す外観斜視図で、
(a)は本体と処理物ボックスが分離した状態を示す
図、(b)は処理物ボックス上に本体を載置した状態を
示す図である。
【図2】上記図1(b)の正面図。
【図3】同じく、側面図。
【図4】上記本体を正面側から見た縦断面図。
【図5】同じく、側面側から見た縦断面図。
【図6】上記−図1(b)を正面側から見た縦断面図。
【図7】同じく、側面側から見た縦断面図。
【図8】本願発明の他の実施形態の要部構成及び作用を
示す図で、(a)は処理物排出トレイ装着時のロック機
構の状態を示す要部縦断面図、(b)は処理物排出トレ
イ未装着時のロック機構の状態を示す要部縦断面図、
(c)はロック機構単体の斜視図である。
【図9】上記実施形態の装置全体の正面図。
【図10】同じく、処理物排出トレイ装着時の装置全体
を側面側から見た縦断面図。
【図11】同じく、処理物排出トレイ未装着時の装置全
体を側面側から見た縦断面図。
【図12】本願発明の更に他の実施形態の要部を示す斜
視図。
【図13】同じく、処理物収納袋を取り付けた状態の処
理物排出トレイを側面側から見た縦断面図。
【図14】本願発明の更に他の実施形態で、シャッタ有
りの状態を正面側から見た縦断面図。
【図15】同じく、側面側から見た縦断面図。
【図16】同じく、シャッタ無しの状態を正面側から見
た縦断面図。
【図17】同じく、側面側から見た縦断面図。
【図18】上記実施形態における処理物排出に関する制
御系統を示すブロック図。
【図19】上記実施形態の処理物排出に関する動作を示
すフローチャート。
【符号の説明】
1 処理槽 2 外装ケース 3 投入口 4 投入蓋 5 攪拌翼 6 攪拌軸 7 軸受部 8 減速駆動機構 9 攪拌用モータ 10 制御部 13 排気孔 14 換気ファン 15 排気通路 16 排気口 17 切替弁 20 脱臭装置 25 排気口 26 希釈ファン 30 排出口 31 シャッタ 32 取り出し用ガイド 33 シャッタカバー 34 リブ 40 脚部 41 シャッタ装着部 42 下端部(嵌合部) 43 把手 50 ロック機構 51 重り 52 傾斜面 53 レバー 54 回動軸 55 上端 56 ストッパー 57 スリット 60,62,64 マグネット 61 処理物ボックス検知用リードスイッチ 63 シャッタ検知用リードスイッチ 65 シャッタカバー検知用リードスイッチ 100 本体 200 処理物ボックス 201 処理物排出トレイ 202 連通口 203 把手 204 凹部 205 外周壁 206 内周壁 207 上縁 210 開口周縁 211 処理物収納袋 212 口部 213 溝 214 枠体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 佳展 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 大西 義久 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 富田 辰彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 玉男木 伸一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 笹倉 博之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA03 BA04 CA15 CA19 CA48 CB28 CB43 CC08 DA01 DA02 DA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみ等の有機物を処理する処理槽の下
    部に処理物を排出する開閉可能な排出口を備えると共
    に、 前記処理槽の下方に、当該処理槽の最大処理容量に相当
    する処理物を受け入れ可能な容器を引き出し可能に配置
    したことを特徴とする有機物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理槽が収容された本体と、 前記容器が引き出し可能に装着されると共に前記本体が
    載置されて前記処理槽の排出口と前記容器とを連通する
    連通口が形成された箱体とから成ることを特徴とする請
    求項1記載の有機物処理装置。
  3. 【請求項3】 前記箱体の上面側は、前記本体の下面側
    が嵌合する形状に形成されて成ることを特徴とする請求
    項2記載の有機物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理槽の排出口は、引き出し式のシ
    ャッタにより開放されることを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のいずれかに記載の有機物処理装置。
  5. 【請求項5】 前記容器が未装着のときに前記処理槽の
    排出口を閉鎖状態にロックするロック機構を備えたこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の有機物処理装置。
  6. 【請求項6】 前記ロック機構は、前記容器の装着時に
    その上縁に一端が当接して上方に回動する一方、容器の
    未装着時には下方に回動するレバーと、このレバーの回
    動軸を介した他端側に取り付けられて容器の未装着時に
    上端側が前記排出口を閉鎖したシャッタの一部に係合す
    るストッパーとから成ることを特徴とする請求項5記載
    の有機物処理装置。
  7. 【請求項7】 前記容器の開口周縁に処理物を収納する
    袋の口部を取り付ける袋取り付け機構を備えたことを特
    徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の有
    機物処理装置。
  8. 【請求項8】 前記処理槽内を攪拌する攪拌手段と、 前記本体が前記箱体上に載置されているか否かを検知す
    る第1の検知手段と、 前記処理槽の排出口を開閉する引き出し式のシャッタが
    排出口を閉鎖しているか否か検知する第2の検知手段
    と、 前記シャッタの出し入れ口を覆うシャッタカバーが装着
    されているか否かを検知する第3の検知手段と、 前記各検知手段の出力に基づき、前記本体が前記箱体上
    に載置されていて排出口のシャッタが開放され、さらに
    シャッタカバーが装着されている場合に、前記攪拌手段
    を駆動する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項
    2ないし請求項7のいずれかに記載の有機物処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023120970A1 (ko) * 2021-12-22 2023-06-29 삼성전자 주식회사 음식물 처리기

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