JP7240760B2 - 有機物ごみ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は有機物ごみ処理装置に関し、より詳細には、好気性有用微生物に代表される有用微生物を用いた有機物ごみ処理装置に関する。
生ごみに代表される有機物ごみは可燃ごみとして処分されることが多い。しかしながらこのような有機物ごみのほとんどは多量の水分を含んでおり、有機物ごみを焼却処分する際には化石燃料が用いられ環境負荷が高いのが現状である。そこで、環境負荷を低減するため、化石燃料を用いずに有機物ごみを処分する方法として、いわゆる有用微生物を用いた生分解処理方法が提案されている。このような有機物ごみの生分解処理を効率的に行うことが可能な装置としては、例えば特許文献1(実用新案登録第3065377号公報)に開示されているような構成のものが知られている。
実用新案登録第3065377号公報
特許文献1には、有用微生物を用いて生ごみをバッチ方式で生分解処理する際において、撹拌処理槽内で回転する回転軸周りに先端が屈曲する撹拌刃を着脱可能にした構成を採用することで、撹拌処理槽内で効率的に生ごみを粉砕することができ、撹拌刃の交換を容易にするものである。また、撹拌処理槽には撹拌処理槽内の処理済物の一部または全部を排出するための2つの排出口が設けられており、目的に適した排出口を使い分けることができる。しかしながら、撹拌処理槽内の一部の処理済物を排出する場合においては、次の生ごみをバッチ処理する際に必要となる有用微生物を含んだ処理済物を撹拌処理槽内にどの程度残せばよいのが不明である。したがって、撹拌処理槽内から処理済物を余分に排出してしまうと、撹拌処理槽に投入する次の生ごみに対して十分な量の有用微生物が確保できないおそれがある。
そこで本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、有用微生物を用いた有機物ごみをバッチ方式で生分解処理する有機物ごみ処理装置において、継続的に有機物ごみをバッチ処理するために、撹拌処理槽内における有用微生物の必要量を維持することが可能な有機物ごみ処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明者が鋭意研究した結果、以下の構成に想到した。すなわち、撹拌処理槽および駆動部が収容されており、前記撹拌処理槽の上面を開放および閉塞する開閉蓋が設けられていると共に、前記撹拌処理槽内に外部空気を供給する給気口、前記撹拌処理槽内の空気を外部に排出する排気口および前記撹拌処理槽に収容された処理済物を外部に排出する排出口が外表面に配設された筐体と、前記駆動部の出力軸に連結されると共に前記撹拌処理槽において回転駆動する回転軸と、前記回転軸の外周面から所定高さに起立し先端部所要範囲が屈曲部をなす撹拌翼とを有する撹拌手段と、を具備し、前記撹拌処理槽に投入された有機物ごみを有用微生物によってバッチ方式で分解処理する有機物ごみ処理装置であって、前記撹拌手段は、前記回転軸の長さ方向中央部分から第1端部までの第1範囲に取り付けられている前記撹拌翼の前記屈曲部と、前記回転軸の長さ方向中央部分から第2端部までの第2範囲に取り付けられている前記撹拌翼の前記屈曲部と、が互いに向かい合う配置になっており、前記排出口は、第1開口部が前記撹拌処理槽の内周面に連通すると共に第2開口部が前記筐体の外部に連通する筒状体に形成されていて、前記筒状体の内部には前記撹拌処理槽の前記内周面と面一となる栓体が前記第2開口部から着脱可能に収容されていて、前記第1開口部は、前記回転軸の長さ方向中央部分において、次のバッチ処理で前記撹拌処理槽に投入される前記有機物ごみの分解処理に必要な前記処理済物を前記撹拌処理槽内に所定量残存させる高さ位置に配設されていて、前記駆動部は、前記撹拌処理槽に取り付けられた固定具により熱的に連続させた状態で固定されていることを特徴とする有機物ごみ処理装置である。
これにより、有用微生物を用いた有機物ごみをバッチ方式で生分解処理する有機物ごみ処理装置において、継続的に有機物ごみをバッチ処理するために、撹拌処理槽内における有用微生物の必要量を維持することが可能になる。また、駆動部が発生した熱を撹拌処理槽に供給することができるため、バッチ処理開始後における温度上昇を促進させることができ、特に、初期段階における有用微生物による有機物ごみの生分解処理を効率化することができる。
また、前記筒状体の前記第1開口部と前記撹拌処理槽の前記内周面に形成された開口部との間には栓体当接部が形成されていると共に、前記第2開口部には開閉カバーが取り付けられていて、前記開閉カバーの閉塞時には前記開閉カバーにより前記栓体が前記栓体当接部に押圧されることが好ましい。
これにより、排出口との連通部で開口部が形成された撹拌処理槽の内周面を栓体で面一状態に覆うことができるため、処理途中の有機物ごみが開口部に入り込むことがなく、確実に生分解処理することができる。
また、前記排気口の先には水フィルタが配設されていることが好ましい。
これにより、排気に含まれている臭気成分を安価に除去することができる。
本発明における有機物ごみ処理装置の構成を採用することにより、継続的に有機物ごみをバッチ処理するために、撹拌処理槽内における有用微生物の必要量を維持することが可能になる。
本実施形態における有機物ごみ処理装置の正面図である。 開閉蓋と排出口の開閉カバーを開いた状態を示す正面図である。 本実施形態における有機物ごみ処理装置の概略内部構造を示す正面図である。 撹拌処理槽部分の平面図である。 図1中のV―V線における概略断面図である。 図5中のVI部分における拡大図である。 本実施形態における有機物ごみ処理装置の外装パネルを外した状態を示す右側面図である。 送風ファンと撹拌処理槽との連通部分を示す斜視図である。
以下、本発明にかかる有機物ごみ処理装置の実施形態について、図面に基づいて具体的に説明する。以下に説明する実施形態においては、有機物ごみとして生ごみを例示した形態に基づいて説明を行うが、有機物ごみは生ごみに限定されるものではない。きのこの栽培後に発生する廃培地や、食品加工工場等から排出される野菜屑や果物屑等の他の物質を有機性ごみとして処理することもできる。本実施形態の有機物ごみ処理装置100は、図1~図3に示すように、撹拌処理槽10、撹拌手段20、駆動部30および送風機40が収容された筐体50と、筐体50の側周面に配設された排出口60、給気口70および排気口80と、動作制御部90とを具備している。
本実施形態における撹拌処理槽10は、上部が開口面をなしており、図示しないヒンジ、ダンパ52および係止具54を介して筐体50に取り付けられた開閉蓋56により開放状態と閉塞状態が切り替え可能になっている。撹拌処理槽10は、直方体部10Aおよび側面視形状が半円形状である半円柱体に形成された底部10Bを有している。撹拌処理槽10の内部空間には撹拌手段20が収容されている。直方体部10Aの側周面には、それぞれ筐体50の外部空間に連通する排出口60、給気口70および排気口80が配設されている。
撹拌手段20は、図3、図4に示すように、撹拌処理槽10の直方体部10Aを幅方向に貫通した回転軸24と撹拌翼25とを有している。回転軸24は、第1端部21が駆動部30の出力軸に連結されると共に第2端部22が直方体部10Aに取り付けられたベアリング23で回転可能に保持されている。撹拌翼25は、回転軸24の長手方向および外周面の周方向に沿って所要間隔をあけて複数箇所に配設されている。本実施形態における撹拌翼25は、回転軸24の外周面から直交方向に所定高さに起立しており、起立部分の先端部所要範囲が回転軸24の端部方向に向けて折り曲げられた屈曲部26に形成されている。屈曲部26の先端縁は刃部に形成することもできる。このような撹拌翼25としては耕耘機の耕耘爪を用いることができる。撹拌翼25は回転軸24に対して取付用アタッチメントATを介して取り付けられており交換可能になっている。
本実施形態における撹拌翼25は、回転軸24の長さ方向中央部分から第1端部21までの第1範囲27と、回転軸24の長さ方向に中央部分から第2端部22までの第2範囲28と、において屈曲部26どうしが対向する配置で回転軸24に取り付けられている。このようなレイアウトで撹拌翼25を回転軸24に取り付けることで、撹拌処理槽10の内部に投入された有機物ごみと有用微生物との混合体MMを撹拌翼25で回転軸24の長さ方向中央部分に送り出すことができる。撹拌処理槽10の内部において回転軸24の中央部分に寄せられた混合体MMは、後から順次送り出されてきた混合体MMによって第1端部21または第2端部22に送り出され、混合体MMは撹拌処理槽10の第1範囲27および第2範囲28においてそれぞれ循環される。本実施形態においては有用微生物として好気性有用微生物が用いられているので、撹拌処理槽10の内部において混合体MMが循環されることで、混合体MMには順次空気が取り込まれることになる。これにより、混合体MMに含まれている有機物ごみが有用微生物によって効率的に生分解処理することができる。このように有用微生物によって生分解処理された混合体MMは処理済物TMになる。
また、本実施形態における排出口60は、第1開口部61が撹拌処理槽10の内周面に連通すると共に第2開口部62が筐体50の外部に連通する筒状体に形成されていて、筐体50の外表面(正面)と直交方向に起立させた状態で取り付けられている。また、排出口60は、撹拌手段20の回転軸24の高さ位置であると共に回転軸24の中央部分で開口している。これにより、撹拌処理槽10に処理済物TMが収容されている状態で回転軸24を回転させると、排出口60から撹拌処理槽10の直方体部10Aにおける処理済物TMのみを筐体50の外部に排出することができる。また、本実施形態においては、撹拌処理槽10の底部10Bの容積が一回のバッチ処理に必要な微生物量を含む処理済物TMが収容可能な容量以上に形成されている。これにより、撹拌手段20の通常動作によって排出口60から処理済物TMを排出すれば、次のバッチ処理においては撹拌処理槽10に微生物を追加供給する必要がない。
本実施形態における排出口60の内部空間には栓体63が第2開口部62の側から着脱可能に収容されている。また、本実施形態における排出口60の第1開口部61は、撹拌処理槽10に形成された開口部よりも大口径に形成されており、第1開口部61と撹拌処理槽10の開口部との間には栓体当接部64が形成されている。第2開口部62には開閉カバー65が図示しないヒンジと排出口60の外周面に係合可能な係合体66を介して取り付けられている。係合体66を排出口60の外周面に係合することで開閉カバー65が第2開口部62に押圧することで栓体63を撹拌処理槽10に向けて押圧させた状態にすることができる。
本実施形態における栓体63は、図6に示すように、栓体当接部64との当接部分63Aで囲まれた領域である内側領域63Bが撹拌処理槽10の肉厚寸法分だけ突出する凸形状に形成されており、撹拌処理槽10の開口部と嵌合するように形成されている。そして栓体63の内側領域63Bの先端面は、撹拌処理槽10の内周面形状に倣った形状に形成されているので、栓体63を撹拌処理槽10に向けて押圧すれば、栓体63の内側領域63Bにより撹拌処理槽10の内周面を面一にすることが可能になる。したがって、撹拌処理槽10に収容された混合体MMが開口部と栓体63との隙間に入り込んでしまうことがなく、混合体MMを撹拌処理槽10の内部で確実に循環させることができる。
撹拌手段20を回転駆動させるための駆動部30は、筐体50の右側部分に収容されている。駆動部30は、図7に示すようにギヤモータが用いられている。撹拌処理槽10に固定された熱伝導性が高い材料で形成された固定具34で駆動部30を保持させることで、駆動部30を筐体50の内部で固定している。図示はしないが、放熱部32を固定具34で保持するようにしてもよい。このように、固定具34が撹拌処理槽10と駆動部30(の放熱部32)とを固定具34によって熱的に連続させているので、駆動部30の発熱を撹拌処理槽10に供給することができる。これにより特に撹拌処理槽10におけるバッチ方式による生分解処理を開始した初期段階において混合体MMに熱を供給することができ、撹拌処理槽10の内部空間を早期に生分解処理を効率的に行うことが可能になる点で好都合である。ここでは、固定具34を介して撹拌処理槽10と駆動部30とを熱的に接続させているが、撹拌処理槽10と駆動部30(の放熱部32)とを直接接触させることで駆動部30の排熱を撹拌処理槽10に伝達させるレイアウトを採用することもできる。
また、図7に示すように駆動部30が収容されている空間には送風機40も収容されている。送風機40は、筐体50の外表面(背面)に配設された給気口70から取り込んだ外部空気を撹拌処理槽10の内部空間に供給するものであり、ここではシロッコファンを用いている。本実施形態における送風機40は、図8に示すように、通常時は重力により閉塞状態が維持されているフラップ42を介して撹拌処理槽10の内部空間に連通している。したがって送風機40により所要量以上の外部空気が供給されたときのみ、空気圧によってフラップ42が重力に抗して跳ね上げられ、撹拌処理槽10に外部空気が供給されると共に撹拌処理槽10の内部空間に溜まった炭酸ガス等が排気として排気口80から排出される。このような外部空気の取り込み部分にフラップ42を配設することにより外部空気の取り込み時における撹拌処理槽10の内部空間の温度低下を最小限に抑えることができる。
本実施形態の撹拌処理槽10には、フラップ42が跳ね上がって外部空気が撹拌処理槽10に供給される際に、外部空気を拡散させるための拡散板44が配設されている。なお、図示はしないが、撹拌処理槽10に外部空気が供給されたときのみ流路を開口させるためにフラップ42と同様の構成を排気口80に配設することもできる。このように撹拌処理槽10に外部空気が供給されたときのみ送風機40および排気口80を撹拌処理槽10の外部に連通させる構成を採用することで、撹拌処理槽10の内部空間の温度管理を精密かつ容易に行うことができる。
また、本実施形態における排気口80には排気管82が接続されており、排気管82の経路上には水フィルタとしてのミスト状の水シャワー部84を少なくとも一箇所に配設することもできる。水シャワー部84は排気管82の経路上の所要長さ範囲に配設しているが、図1等に示すように排気管82が鉛直方向に延設されている区間の頂上部分から底部に向けてミストを噴射する(落下させる)構成を採用することが好ましい。水シャワー部84の下流側への排気管82の連結位置は、水シャワー部84の底部よりも上方側位置に連結すれば、水シャワー部84の下流側の排気管82への水の混入を防止することができる。また本実施形態のように水シャワー部84を通過させた排気をオゾン接触部85に通過させることで更なる脱臭処理が行われてもよい。ここではオゾン接触部85を通過させた排気をさらに活性炭フィルタ86に通過させた後で大気開放する構成が採用されている。水シャワー部84やオゾン接触部85の動作は動作制御部90によって制御されている。
本実施形態における有機物ごみ処理装置100の各構成の動作は、演算部および動作制御プログラムが記憶されている記憶部(いずれも図示はせず)からなる動作制御部90により制御されている。動作制御部90は、温度センサ92による撹拌処理槽10の内部温度計測値と、図示しないタイマによる生分解処理を開始してからの経過時間計測値をそれぞれ受信した後、動作制御プログラムに基づいて駆動部30、送風機40、水シャワー部84およびオゾン接触部85の動作を適宜制御している。
具体的には、動作制御部90は、駆動部30の動作を制御して撹拌手段20を所定の回転数で回転させ、駆動部30の発熱と発酵熱とにより、生分解処理に適切な温度を維持して予め設定した処理時間にわたって撹拌処理を行わせている。動作制御部90は撹拌処理中における撹拌処理槽10の内部温度が予め設定した上限温度に到達すると、送風機40を作動させて外部空気を撹拌処理槽10に供給して温度を低下させる処理を行う。次に動作制御部90は、タイマによる計測時間が処理時間に到達すると、送風機40を作動させて外部空気を撹拌処理槽10に供給して撹拌処理槽10の内部空間の温度を低下させる。これと同時に動作制御部90は、撹拌処理槽10の内部空気を排気口80から排出する処理を所定排気時間にわたって行うと共に、水シャワー部84およびオゾン接触部85を作動させて排気の脱臭処理を行う。
この時点で撹拌処理槽10の内部に収容されていた混合体MMは、好気性有用微生物により分解処理がなされているので、処理済物TMとしての腐敗が生じることのない良好な有用微生物入肥料になっている。処理済物TMは必要に応じて含水率計測機94を用いて含水率の計測を行い、所定の含水率まで乾燥処理された後、排出口60の第2開口部62から栓体63を抜き出せば、撹拌処理槽10から処理済物TMを排出することができる。前述のように、撹拌処理槽10に収容された処理済物TMは、撹拌手段20(撹拌翼25)を回転駆動させることにより、次のバッチ処理に必要になる有用微生物が含まれている処理済物TMを撹拌処理槽10に所定量残存させた状態で排出口60から排出することができる。
処理済物TMに含まれている有用微生物は死滅しておらず、撹拌処理槽10に投入された生ごみを生分解処理するに必要な有用微生物量が確保されているため、餌となる生ごみが撹拌処理槽10に投入されれば、再び有用微生物による生ごみの生分解処理を行うことができる。このように撹拌処理槽10において生ごみをバッチ方式で生分解処理を行うと、次のバッチ処理に必要な有用微生物を撹拌処理槽10に投入することなく、単純に生ごみを撹拌処理槽10に投入するだけで繰り返し生ごみを生分解処理することができる。もちろん、撹拌処理槽10に生ごみと共に新たな有用微生物が投入された状態で生分解処理を行うようにしてもよい。
以上に実施形態に基づいて本発明にかかる有機物ごみ処理装置100について具体的に説明をしたが、本発明にかかる有機物ごみ処理装置100は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で各構成を適宜変更した実施形態を採用することも可能である。たとえば、以上の実施形態においては、撹拌手段20の回転軸24と排出口60とを撹拌処理槽10の直方体部10Aに配設した形態について説明しているが、本発明はこの形態に限定されるものではない。撹拌手段20の回転駆動動作に伴い排出口60から処理済物TMを排出しきった後に撹拌処理槽10の内部に残存する処理済物TMの量が、次のバッチ処理を行う際に必要な有用微生物の量を確保できる位置であれば、底部10Bの高さ位置に回転軸24と排出口60が配設された形態をすることもできる。
また、本実施形態においては、水フィルタとしての水シャワー部84、オゾン接触部85および活性炭フィルタ86を用いて排気の脱臭処理をしているが、排気内の臭気成分量に応じて、これらの脱臭処理の一部またはすべての配設を省略することもできる。
また、本実施形態においては、含水率計測機94を用いて処理済物TMの含水率を計測しているが、制御プログラムによる完全自動運転をする場合や、処理済物TMの含水率の管理が不要な場合には、含水率計測機94の配設を省略することもできる。
さらには、以上に説明した実施形態および各実施形態で説明した変形例を適宜組み合わせた形態を採用することもできる。
10 撹拌処理槽
10A 直方体部,10B 底部
20 撹拌手段
21 第1端部,22 第2端部,23 ベアリング,24 回転軸,25 撹拌翼,
26 屈曲部,27 第1範囲,28 第2範囲
30 駆動部
32 放熱部,34 固定具
40 送風機
42 フラップ,44 拡散板
50 筐体
52 ダンパ,54 係止具,56 開閉蓋
60 排出口
61 第1開口部,62 第2開口部,
63 栓体,63A 当接部分,63B 内側領域,
64 栓体当接部,65 開閉カバー,66 係合体
70 給気口
80 排気口
82 排気管,84 水シャワー部(水フィルタ),85 オゾン接触部,
86 活性炭フィルタ
90 動作制御部
92 温度センサ,94 含水率計測機
100 有機物ごみ処理装置
AT 取付用アタッチメント
MM 混合物
TM 処理済物

Claims (3)

  1. 撹拌処理槽および駆動部が収容されており、前記撹拌処理槽の上面を開放および閉塞する開閉蓋が設けられていると共に、前記撹拌処理槽内に外部空気を供給する給気口、前記撹拌処理槽内の空気を外部に排出する排気口および前記撹拌処理槽に収容された処理済物を外部に排出する排出口が外表面に配設された筐体と、
    前記駆動部の出力軸に連結されると共に前記撹拌処理槽において回転駆動する回転軸と、前記回転軸の外周面から所定高さに起立し先端部所要範囲が屈曲部をなす撹拌翼とを有する撹拌手段と、を具備し、前記撹拌処理槽に投入された有機物ごみを有用微生物によってバッチ方式で分解処理する有機物ごみ処理装置であって、
    前記撹拌手段は、前記回転軸の長さ方向中央部分から第1端部までの第1範囲に取り付けられている前記撹拌翼の前記屈曲部と、前記回転軸の長さ方向中央部分から第2端部までの第2範囲に取り付けられている前記撹拌翼の前記屈曲部と、が互いに向かい合う配置になっており、
    前記排出口は、第1開口部が前記撹拌処理槽の内周面に連通すると共に第2開口部が前記筐体の外部に連通する筒状体に形成されていて、前記筒状体の内部には前記撹拌処理槽の前記内周面と面一となる栓体が前記第2開口部から着脱可能に収容されていて、
    前記第1開口部は、前記回転軸の長さ方向中央部分において、次のバッチ処理で前記撹拌処理槽に投入される前記有機物ごみの分解処理に必要な前記処理済物を前記撹拌処理槽内に所定量残存させる高さ位置に配設されていて、
    前記駆動部は、前記撹拌処理槽に取り付けられた固定具により熱的に連続させた状態で固定されていることを特徴とする有機物ごみ処理装置。
  2. 前記筒状体の前記第1開口部と前記撹拌処理槽の前記内周面に形成された開口部との間には栓体当接部が形成されていると共に、前記第2開口部には開閉カバーが取り付けられていて、
    前記開閉カバーの閉塞時には前記開閉カバーにより前記栓体が前記栓体当接部に押圧されることを特徴とする請求項1記載の有機物ごみ処理装置。
  3. 前記排気口の先には水フィルタが配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の有機物ごみ処理装置。
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