JP3088955U - 廃棄物処理機 - Google Patents

廃棄物処理機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ごみや合成樹脂などの廃棄物を分解して処
理する廃棄物処理機において、環境にやさしくて最終処
分場も必要としない消滅式の廃棄物処理機を提供する。 【解決手段】 ケーシング2に投入口5を形成し、投入
口5にシュート7を連設する。シュート7内に粉砕カッ
タ10を設け、シュート7の前方にバイオ分解処理装置
12を設置する。このバイオ分解処理装置12として、
撹拌タンク13内に、撹拌羽根16を回転駆動自在に設
けるとともに、バイオ菌混合水を貯留したものを採用す
る。これにより、廃棄物を水と二酸化炭素(炭酸ガス)
に完全分解し、有害物質および残滓の発生をなくすこと
ができる。撹拌タンク13にシートヒータ15や温風フ
ァンヒータ31を付設したり、バイオ分解処理装置12
に散水装置20を付設してもよい。ケーシング2に排気
ファン35を取り付け、排気ファン35に脱臭フィルタ
33を付設してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、生ごみや合成樹脂、紙おむつ、蟹の甲羅、段ボール紙など各種の廃 棄物を完全に分解して処理することが可能な消滅式の廃棄物処理機に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の廃棄物の処理法としては焼却による方法が広く採用されてきた 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、これでは廃棄物の焼却に伴って有害物質が生じ、環境に悪影響を及ぼ す恐れがあるばかりか、廃棄物の焼却後に残滓(残りかす)が発生するので、こ の残滓を埋め立てる最終処分場を将来にわたって確保しなければならないという 不都合があった。
【0004】 本考案は、このような事情に鑑み、環境にやさしくて最終処分場も必要としな い廃棄物処理機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
まず、本考案のうち請求項1に係る考案は、ケーシング(2)に投入口(5) を形成し、この投入口にシュート(7)を連設し、このシュート内に粉砕手段( 10)を設け、前記シュートの前方にバイオ分解処理装置(12)を設置した廃 棄物処理機(1)であって、前記バイオ分解処理装置として、撹拌タンク(13 )内に、撹拌羽根(16)を回転駆動自在に設けるとともに、バイオ菌混合水を 貯留したものを採用して構成される。ここで、粉砕手段の代表例としては粉砕カ ッタ(10)やクラッシャを挙げることができる。
【0006】 こうした構成を採用することにより、廃棄物を水と二酸化炭素(炭酸ガス)に 完全分解し、有害物質および残滓の発生をなくすことが可能となる。
【0007】 また、本考案のうち請求項2に係る考案は、上記撹拌タンク(13)に保温手 段(15、31)を付設して構成される。ここで、保温手段の代表例としてはシ ートヒータ(15)や温風ファンヒータ(31)を挙げることができる。かかる 構成により、撹拌タンク内のバイオ菌混合水を所定温度に保持し、バイオ菌の分 解能力を最大限に発揮させることができる。
【0008】 また、本考案のうち請求項3に係る考案は、上記バイオ分解処理装置(12) に散水装置(20)を付設して構成される。かかる構成により、撹拌タンク内の 湿度を一定の範囲内に保持し、バイオ菌の分解能力を最大限に発揮させることが できる。
【0009】 さらに、本考案のうち請求項4に係る考案は、上記ケーシング(2)に排気フ ァン(35)を取り付け、この排気ファンに脱臭フィルタ(33)を付設して構 成される。かかる構成により、廃棄物処理で発生した二酸化炭素は脱臭フィルタ に吸着され、ケーシングの外部に漏れることはないので、二酸化炭素の増加によ る地球温暖化の進行に歯止めをかけることができる。
【0010】 なお、括弧内の符号は図面において対応する要素を表す便宜的なものであり、 したがって、本考案は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このことは 「実用新案登録請求の範囲」の欄についても同様である。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係る廃棄物処理機の一実施形態を示す図であって、(a)はそ の平面図、(b)はその正面断面図、(c)はその右側面断面図である。
【0012】 この廃棄物処理機1は、図1に示すように、ケーシング2を有しており、ケー シング2の底面隅角部には4個のキャスタ3が装着されている。また、ケーシン グ2の上部には投入口5が形成されており、投入口5の外側には蓋6が手動で外 向きに開閉自在に取り付けられている。一方、投入口5の内側にはシュート7が 斜め下向きに連設されており、シュート7内にはフラップ板9および粉砕カッタ 10が順に設置されている。すなわち、シュート7の入口付近にはフラップ板9 がその上端を中心として前方(シュート7の出口側)にのみ揺動自在に吊り下げ られており、フラップ板9の前方には粉砕カッタ10がモータ11によって回転 駆動自在に取り付けられている。
【0013】 また、シュート7の前方(出口の下方)にはバイオ分解処理装置12が設置さ れており、バイオ分解処理装置12は撹拌タンク13、シートヒータ15、撹拌 羽根16、モータ17、湿度センサ19、バイオ菌取出口14およびバイオ菌受 皿18から構成されている。すなわち、バイオ分解処理装置12はU字断面状の 撹拌タンク13を有しており、撹拌タンク13の底部外側には電気式のシートヒ ータ15が貼設されている。また、撹拌タンク13内には、複数枚の撹拌羽根1 6がモータ17によって回転駆動自在に設けられているとともに、バイオ菌混合 水(微生物から得たバイオ菌を植え付けたセラミック玉を水に混合したもの)が 所定量だけ貯留されている。さらに、撹拌タンク13内の上部には湿度センサ1 9が取り付けられている。なお、撹拌タンク13の底部にはバイオ菌取出口14 が手動で開閉自在に取り付けられており、バイオ菌取出口14の下方にはバイオ 菌受皿18が載置されている。
【0014】 また、バイオ分解処理装置12の上側には散水装置20が設置されており、散 水装置20は水タンク21、水スプレーノズル22、水ポンプ23および温水ヒ ータ25から構成されている。すなわち、散水装置20は水タンク21を有して おり、水タンク21内には水が貯留されている。この水タンク21には水スプレ ーノズル22が接続されており、水ポンプ23を駆動することにより、水タンク 21内の水を水スプレーノズル22からバイオ分解処理装置12の撹拌タンク1 3内に向けて吐出させることができる。なお、水タンク21には温水ヒータ25 が付設されており、この温水ヒータ25によって水タンク21内の水を所望の温 度に調整することができる。
【0015】 さらに、バイオ分解処理装置12の撹拌タンク13の上部には温風ダクト30 が接続されており、温風ダクト30の先端には温風ファンヒータ31が設けられ ている。他方、ケーシング2の上部には排気ファン35が取り付けられており、 排気ファン35の下方には脱臭フィルタ33が付設されている。さらに、排気フ ァン35の上方にはフード36が冠着されている。
【0016】 廃棄物処理機1は以上のような構成を有するので、この廃棄物処理機1を用い て生ごみを処理する際には、シートヒータ15に通電して撹拌タンク13を加熱 するとともに、温風ファンヒータ31を駆動して撹拌タンク13内に温風を供給 することにより、撹拌タンク13内のバイオ菌混合水を所定温度(例えば、35 〜45℃)に保持する。この状態で、粉砕カッタ10、撹拌羽根16および排気 ファン35を回転させた後、蓋6を手で開けて生ごみを投入口5に投入する。
【0017】 すると、この生ごみはフラップ板9を押し広げてシュート7内を前進し、粉砕 カッタ10で粉砕された後、シュート7の出口からバイオ分解処理装置12の撹 拌タンク13内に供給される。このとき、粉砕カッタ10の後方にはフラップ板 9が設けられており、粉砕カッタ10の回転力によって生ごみがシュート7内を 逆行するのを阻止するので、粉砕カッタ10で粉砕された生ごみは残らず撹拌タ ンク13内に供給される。
【0018】 こうして撹拌タンク13内に供給された生ごみは、撹拌羽根16によってバイ オ菌混合水と混合され、バイオ菌と化学反応して水と二酸化炭素(炭酸ガス)に 完全分解する。そして、この水はバイオ菌が吸収する一方、二酸化炭素は排気フ ァン35に引っ張られる形で脱臭フィルタ33を上向きに通過するときに吸着さ れる。このとき、撹拌タンク13内のバイオ菌混合水は所定温度に保持されてい るので、バイオ菌はその分解能力を最大限に発揮することができ、例えば300 kgの生ごみを1時間以内で分解することが可能となる。
【0019】 このように、廃棄物処理機1で生ごみを処理すれば、有害物質が全く発生しな いため環境にやさしく、残滓も出ないので、残滓を埋め立てる最終処分場が不要 となる。また、生ごみ処理で発生した二酸化炭素は脱臭フィルタ33に吸着され 、ケーシング2の外部、つまり大気中に放出されることはないので、二酸化炭素 の増加による地球温暖化の進行に歯止めをかけることができる。
【0020】 なお、撹拌タンク13内の湿度は湿度センサ19で常に検知しており、撹拌タ ンク13内の湿度が所定の下限値を下回ったら、水タンク21内の水を水ポンプ 23で撹拌タンク13内に吐出させて撹拌タンク13内の湿度を一定の範囲内( 例えば、60〜80%)に保持することにより、バイオ菌の分解能力を維持して 生ごみ処理を効率よく進めることができる。
【0021】 また、廃棄物処理機1の運転方法については、撹拌羽根16を連続的に正回転 させる運転のほか、廃棄物処理機1の設置環境や時間帯その他の状況に応じて種 々の運転方法が考えられる。例えば、撹拌羽根16を5分間だけ正回転させた後 、撹拌羽根16を5分間だけ逆回転させ、次いで5分間だけ停止させるというサ イクル運転を繰り返してもよい。或いはまた、夜間に撹拌羽根16が1時間に1 5分間だけ自動的に回転するようにタイマー設定することも可能である。
【0022】 さらに、ケーシング2にはキャスタ3が装着されているので、廃棄物処理機1 を所望の場所に簡単に移動させることができ、使い勝手にも優れる。
【0023】 ところで、こうした生ごみ処理を継続していくと、バイオ菌の分解能力が低下 するが、このバイオ菌を交換する際には、撹拌羽根16が回転していない状態で バイオ菌取出口14を手で開ける。すると、撹拌タンク13内のバイオ菌がバイ オ菌受皿18に排出されるので、バイオ菌取出口14を閉めた後、新しいバイオ 菌を撹拌タンク13内に投入すればよい。
【0024】 なお、上述の実施形態においては、生ごみを処理するための廃棄物処理機1に ついて説明したが、生ごみ以外の廃棄物(合成樹脂、紙おむつ、蟹の甲羅、段ボ ール紙など)を処理するには、その廃棄物の種類に応じた粉砕手段(クラッシャ など)を粉砕カッタ10の代わりに装備すればよい。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のうち請求項1に係る考案によれば、廃棄物を水 と二酸化炭素(炭酸ガス)に完全分解し、有害物質および残滓の発生をなくすこ とができることから、従来の焼却による廃棄物の処理法と異なり、環境にやさし くて最終処分場も必要としない廃棄物処理機を提供することが可能となる。
【0026】 また、本考案のうち請求項2に係る考案によれば、撹拌タンク内のバイオ菌混 合水を所定温度に保持し、バイオ菌の分解能力を最大限に発揮させることができ るため、処理能力の高い廃棄物処理機を提供することが可能となる。
【0027】 また、本考案のうち請求項3に係る考案によれば、撹拌タンク内の湿度を一定 の範囲内に保持し、バイオ菌の分解能力を最大限に発揮させることができるため 、処理能力の高い廃棄物処理機を提供することが可能となる。
【0028】 さらに、本考案のうち請求項4に係る考案によれば、廃棄物処理で発生した二 酸化炭素は脱臭フィルタに吸着され、ケーシングの外部に漏れることはないので 、二酸化炭素の増加による地球温暖化の進行に歯止めをかけることができること から、環境に一層やさしい廃棄物処理機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る廃棄物処理機の一実施形態を示す
図であって、(a)はその平面図、(b)はその正面断
面図、(c)はその右側面断面図である。
【符号の説明】
1……廃棄物処理機 2……ケーシング 5……投入口 7……シュート 10……粉砕カッタ(粉砕手段) 12……バイオ分解処理装置 13……撹拌タンク 15……シートヒータ(保温手段) 16……撹拌羽根 20……散水装置 31……温風ファンヒータ(保温手段) 33……脱臭フィルタ 35……排気ファン

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(2)に投入口(5)を形成
    し、 この投入口にシュート(7)を連設し、 このシュート内に粉砕手段(10)を設け、 前記シュートの前方にバイオ分解処理装置(12)を設
    置した廃棄物処理機(1)であって、 前記バイオ分解処理装置として、撹拌タンク(13)内
    に、撹拌羽根(16)を回転駆動自在に設けるととも
    に、バイオ菌混合水を貯留したものを採用したことを特
    徴とする廃棄物処理機。
  2. 【請求項2】 撹拌タンク(13)に保温手段(15、
    31)を付設したことを特徴とする請求項1に記載の廃
    棄物処理機。
  3. 【請求項3】 バイオ分解処理装置(12)に散水装置
    (20)を付設したことを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の廃棄物処理機。
  4. 【請求項4】 ケーシング(2)に排気ファン(35)
    を取り付け、この排気ファンに脱臭フィルタ(33)を
    付設したことを特徴とする請求項1から請求項3までの
    いずれかに記載の廃棄物処理機。
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