JPH09253603A - 有機物処理装置 - Google Patents

有機物処理装置

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JPH09253603A
JPH09253603A JP8064938A JP6493896A JPH09253603A JP H09253603 A JPH09253603 A JP H09253603A JP 8064938 A JP8064938 A JP 8064938A JP 6493896 A JP6493896 A JP 6493896A JP H09253603 A JPH09253603 A JP H09253603A
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JP
Japan
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carrier
treatment tank
sensor
stirring
processing tank
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JP8064938A
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English (en)
Inventor
Noriya Nishimura
則哉 西村
Noriaki Kimura
規明 木村
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】処理槽1内担体2の含水量を、担体2の静電容
量を検知することにより推測し、簡単な構成で常時安定
した処理を維持することができる有機物処理装置を提供
することを課題とする。 【解決手段】処理槽1内に担体2を撹拌する撹拌体26
と、担体2の静電容量を検知するセンサ52とを設け、セ
ンサ52の出力に基づいて撹拌体26を制御する有機物処理
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨芥などの有機物
を微生物等により処理する有機物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平7-185508号公報(B09B 3/0
0)に示される如く、処理槽内の湿度を検出する湿度検出
手段を設け、この湿度検出手段の検出結果に基づいて送
風機及び空気供給手段を制御し、処理槽内を一定の湿度
に維持して、担体に培養される好気性微生物により厨芥
等の有機物を分解処理する有機物処理装置が知られてい
る。
【0003】しかしながら、この種の有機物処理装置
は、使用を続けるに伴って微生物からの分泌物等により
担体がペースト状になるため、処理槽内担体の含水率が
同じであっても、使用を続けるに伴って担体の粘性が大
きくなり過ぎて、担体が塊状となり塊内が嫌気状態とな
ることにより悪臭を発生すると共に、好気性微生物の活
動が減退し有機物の処理能力が低下する欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、簡単な構成で常時安定した処理を
維持することができる有機物処理装置を提供することを
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段は、担体を収納し、有機物の分解処理を行
う処理槽と、該処理槽内に配設され、処理槽内に収納さ
れた担体及び有機物を撹拌する撹拌体と、前記処理槽内
担体の静電容量を検知するセンサと、該センサの出力に
基づいて撹拌体を制御する制御部とを備えたことを特徴
とする。
【0006】上記課題を解決するための第2の手段は、
担体を収納し、有機物の分解処理を行う処理槽と、該処
理槽を加熱する加熱手段と、前記処理槽内担体の静電容
量を検知するセンサと、該センサの出力に基づいて加熱
手段を制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
【0007】上記課題を解決するための第3の手段は、
担体を収納し、有機物の分解処理を行う処理槽と、該処
理槽内の空気を処理槽外に排気するファンと、前記処理
槽内担体の静電容量を検知するセンサと、該センサの出
力に基づいてファンを制御する制御部とを備えたことを
特徴とする。
【0008】上記課題を解決するための第4の手段は、
制御部が、撹拌体の撹拌終了後のセンサの出力に基づい
て撹拌体、加熱手段あるいはファンを制御することを特
徴とする。
【0009】上記課題を解決するための第5の手段は、
制御部が、センサの異常出力検知時、撹拌体を逆方向に
回転させることを特徴とする。
【0010】上記課題を解決するための第6の手段は、
担体を収納し、有機物の分解処理を行う処理槽と、該処
理槽内に配設され、処理槽内に収納された担体及び有機
物を撹拌する撹拌翼を有する撹拌体と、前記処理槽内担
体の静電容量を検知する電極を有するセンサとを備え、
前記センサを、撹拌翼がセンサの電極間を通過する位置
に設置したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて以下に詳述する。
【0012】1はおがくず等の木質細片及び活性炭から
なる担体2を収納する上面開口の処理槽で、底部を断面
略半円形状の壁と該略半円形状の壁を囲む側壁とで構成
し、側壁底部に金型の抜き方向である垂直方向に突条3
と突起4を形成している。
【0013】5は前記処理槽1内の有機物が堆積される
位置に対応する処理槽1外面に装着され、後述する空気
流路に臨ませた面状ヒータで、該面状ヒータ5に内蔵さ
れた図示しないサーミスタにより、処理槽1内に投入さ
れた厨芥等の有機物を摂氏35度〜60度に維持するように
制御されている。
【0014】6は前記処理槽1底面の最下部に形成され
た開口で、開口縁を下方に向かって延設している。7は
前記処理槽1側面の、後述する排出筒15の近傍に設けた
吸込口で、処理槽1外面と後述する本体ケースとの間に
形成した空気流路を介して後述する吸気口14に連通して
いる。
【0015】8は合成樹脂製の下ケースで、前記処理槽
1を載置するようになっており、後述する上ケース42と
で本体ケースを構成している。9は前記下ケース8両側
に形成された脚部で、脚部9によって下ケース8底面と
設置面の間に間隔を形成すると共に、脚部9間には、処
理槽1底面の開口6に対応する位置を開口している。10
は前記下ケース8背面側に形成された吸気口である。
【0016】11は前記処理槽1の一側面に装着される金
属製の補強板で、上端を処理槽1上面に螺子固定すると
共に、下端を下ケース8に螺子固定することにより処理
槽1と下ケース8とを固定するようになっている。12は
前記処理槽1の前面側下部に配設される補強枠で、補強
板12及び下ケース8に固定され、処理槽1の下ケース8
への固定を行うようになっている。
【0017】13は前記処理槽1の後壁上部に、処理槽1
の左右方向にわたって形成された凹所で、該凹所13の両
端部に、処理槽1に連通する吸込筒14及び排出筒15を下
方に向かって延設している。前記排出筒15は処理槽1後
壁により前後に区画されており、後壁より前方部分が処
理槽1内に連通し、後述する循環路の一部を構成すると
共に、後壁より後方部分は、処理槽1背面に形成された
排気路16を介して、下ケース8に形成された排気口17に
連通している。
【0018】18は前記凹所13底面との間に空間を形成し
た状態で凹所13上方を被い、凹所13に螺子固定される基
板収納ケースで、面状ヒータ5、後述するファン20及び
電動機23を制御する制御回路を載置した制御基板19を収
納しており、前記凹所13と基板収納ケース18との間の空
間、吸気筒14及び排出筒15の前方部分により処理槽1内
の空気を循環させる循環路を構成している。
【0019】20は前記排出筒15に装着されたファンで、
該ファン20の駆動により処理槽1内の空気が吸込筒14か
ら吸い込まれ、凹所13と基板収納ケース18との間の空間
を介して排出筒15から排出されるが、前記排出筒15は処
理槽1後壁により前後に区画されているため、吸気筒14
から吸引された空気は循環路を介して処理槽1内を循環
すると共に、この空気の一部が排出筒15の後方部分から
排気路16を介して排気口17から外部へ排気される。
【0020】21は前記吸込筒14に装着されたフィルター
で、後述する撹拌体26の撹拌により舞い上がるほこり等
がファン20に付着するなどの不都合を防止している。
【0021】22は前記処理槽1上部に吸込筒14に隣接し
て凹設された凹部で、電動機23が配設されている。前記
電動機23は、減速機構部24により電動機23の回転を減速
して後述する撹拌体26を回転駆動(本実施形態では30分
毎に2分程度)するようになっている。25は前記減速機
構部24を被う合成樹脂製のカバーで、減速機構部24の歯
車の軸を支持すると共に、減速機構部24からの音の漏れ
を抑制している。
【0022】26は前記処理槽1内に回転自在に配設され
た撹拌体で、処理槽1両側面を貫通し、補強板11及び処
理槽1に固定された軸受27に回転自在に軸支された撹拌
軸28と、撹拌軸28に固定される複数の撹拌翼29とから構
成されている。
【0023】30は前記下ケース8に固定される合成樹脂
製のガイド部材で、略L字状に形成されている。31は前
記ガイド部材30と処理槽1の開口6縁との間に形成され
た第1ガイド部で、後述するシャッター33側縁を挟持す
るようになっている。32は前記ガイド部材30に形成され
た第2ガイド部で、後述する容器39の鍔部40を支持する
ようになっている。
【0024】33は前記第1ガイド部31に摺動自在に装着
され、前記処理槽1底面の開口6を開閉自在に閉成する
シャッターで、高耐食性金属材料、本実施形態ではステ
ンレスからなる平板状の閉塞体34と、合成樹脂製の把手
35とから構成されている。36は前記把手35に形成された
収納部で、磁石37が収納されている。
【0025】38は前記下ケース8に設けられたリードス
イッチで、前記磁石37の磁力によってオンオフ操作さ
れ、シャッター33を前方向に引き出し、処理槽1底部の
開口6を開放した際に、電動機23を停止するようになっ
ている。
【0026】39は前記第2ガイド部32によって処理槽1
の開口6下方位置に支持され、担体2の交換時、担体2
を貯留する透明な合成樹脂製の容器で、周縁に鍔部40を
有すると共に、開口6後方に対応する位置に仕切壁41を
設けて、容器39内を前後2槽に分けている。前記容器39
は前方側の鍔部35の中央部分を下方に下げ、容器39の引
出時に、シャッター33の把手35が当接しないようになっ
ている。
【0027】42は前記処理槽1を被う合成樹脂製の上ケ
ースで、両側面下部及び後面下部を下ケース8に螺子固
定し、下ケース8と上ケース42とで本体ケースを構成す
るようになっている。
【0028】43は前記上ケース42に装着された把手部
で、処理槽1及びカバー25に螺子固定されている。44は
前記上ケース42上面に形成された投入開口で、開口縁を
処理槽1内に延設している。
【0029】45は前記上ケース1上面に揺動自在に支持
された蓋体で、投入開口44を開閉自在に閉塞するように
なっている。前記蓋体45は表蓋46と表蓋46裏面に空間を
設けて固定される裏蓋47とで構成され、前記空間に断熱
材48を収納することにより蓋体45を断熱構造にして、冬
季等の外気温度が低い時でも、裏蓋47表面の結露の発生
を防ぐと共に、処理槽1内が冷やされるのを防止してい
る。
【0030】49は表蓋46裏面と裏蓋47との間に挟持され
たシール体で、上ケース42天面の投入開口44周縁に当接
し、処理槽1内の断熱効果を向上させると共に、処理槽
1内の悪臭が投入開口44を介して外部に漏れたり、投入
開口44を介して処理槽1内に虫が侵入するのを防止して
いる。
【0031】50は前記上ケース42上面に形成された表示
部で、電動機23及びファン20等の作動状態を表示するよ
うになっており、表蓋46に形成された透視窓51を介して
蓋体45が閉塞されたままの状態で作動状態を確認するこ
とができるようになっている。
【0032】52は処理槽1に配設されたセンサで、担体
2の静電容量を検知する一対の電極53を有しており、該
電極53間に撹拌翼29が通過するようになっている。
【0033】担体2は使用を続けるに伴って好気性微生
物からの分泌物等によりペースト状になるため、処理槽
1内担体2の含水率が同じであれば、使用を続けるに伴
って担体2の粘性が大きくなり過ぎて、担体2が塊状と
なり塊内が嫌気状態となることにより悪臭を発生すると
共に、好気性微生物の活動が減退し有機物の処理能力が
低下する欠点がある。
【0034】従って、担体2の含水率を使用に伴って徐
々に低下させて、担体2の粘性が大きくなり過ぎないよ
うに制御する必要がある。
【0035】本実施の形態においては、使用前の担体2
には、好気性微生物がほとんど付着しておらず、処理槽
1内に投入される有機物に付着した好気性微生物を担体
2で培養して有機物を処理するようになっている。従っ
て、使用を開始した初期においては、担体2には少量の
好気性微生物しか存在せず、好気性微生物を急速に増殖
させるためには担体2の含水率、温度及び空気の供給量
を好気性微生物の活動に最適な状態に維持する必要があ
る。
【0036】本発明者は、担体2の含水率に着目した。
本実施の形態においては、担体2を約60%の含水率に維
持することが望ましい。未使用担体2が含水率約60%の
時の静電容量は図6に示す如く、約1800pFとなってい
る。
【0037】好気性微生物は有機物を分解するのに伴
い、分泌物を放出し、その分泌物等によって担体2の粘
性が増大して担体2が塊状になると共に、担体2に付着
した分泌物等により担体2の吸水、放出作用が低下し、
未分解の有機物が多量の水分を吸収して好気性微生物に
よる有機物の分解が遅くなり、塊内が嫌気状態になるこ
とにより、好気性微生物の活動が減退し有機物の処理能
力が低下するなど担体2の寿命が低下する問題がある。
【0038】分泌物は好気性微生物の量や活性化状態と
関係があり、好気性微生物が所定の量まで増えると、そ
れ以上の好気性微生物の増殖を抑制して分泌物の放出を
抑え、有機物処理能力の低下及び担体2の寿命低下を防
止する必要がある。
【0039】担体2には、微小な未分解の有機物や分解
によって生じたイオン等が付着し、この付着物は使用に
伴って増大していく。この付着物の影響により静電容量
を略一定に維持することにより使用時間に伴って担体2
の含水率を漸次低下させることができる。
【0040】使用開始から3か月経過した担体2の含水
率は図6に示す如く、静電容量を初期値と同じ1800pF
に維持した場合には約30%となっている。この状態で
は、好気性微生物の活動が低下し、胞子の状態となった
好気性微生物も存在するが、有機物の投入により有機物
の有する水分により再び好気性微生物が活性化し、有機
物を分解する。胞子の状態からは極めて短時間で活性化
するので、含水率を低下させても有機物の処理能力に大
きな悪影響を生じることはない。
【0041】尚、図7に示す如く、静電容量は温度変化
にほとんど影響せず、静電容量に基づいて撹拌体26、ヒ
ータ5及びファン20を制御することにより確実に有機物
処理能力を良好な状態に維持することができる。
【0042】而して、蓋体45を開放し、投入開口44から
処理槽1内に厨芥等の有機物を投入し、蓋体45を閉成す
る。蓋体45の閉成を図示しない検出手段が検出し、その
出力に基づいて制御回路が電動機23、面状ヒータ5及び
ファン20に通電する。
【0043】電動機23及び面状ヒータ5への通電によ
り、撹拌体26が回転して担体2と有機物とを混合すると
共に、処理槽1内温度を好気性微生物等の活性化に最適
な範囲に維持して、担体2に培養される好気性微生物等
により有機物を二酸化炭素と水に分解して堆肥化する。
【0044】また、ファン20への通電により、処理槽1
内の空気を循環路を介して循環させ、有機物の分解によ
り生じる水分を気化し、担体2の含水量を好気性微生物
の活性化に最適な範囲に維持すると共に、好気性微生物
の活性化に必要な酸素を供給する。
【0045】処理槽1内を循環する空気の一部は、排出
筒15の後方部分から排気路16及び排気口17を介して本体
ケース外へ排気され、処理槽1内の空気が過湿状態とな
るのを防止し、処理槽1内の水分除去効率を向上させる
と共に、好気性微生物の活性化を図り、有機物処理能力
を向上させる。
【0046】処理槽1内の空気が外部へ排気されるのに
伴い、下ケース8に形成した吸気口10から本体ケース内
に外気を取り入れ、処理槽1側面に形成された吸込口10
から処理槽1内に供給されるが、本体ケース内に取り入
れた空気は、面状ヒータ5により加熱され、しかも、処
理槽1内を循環する空気と混合するので、冬季等の外気
温度が低い時でも、処理槽1内の温度を大きく低下させ
ることがなく、有機物処理能力の低下を防止することが
できる。
【0047】使用中に、担体2の含水量が少なくなり、
センサ52の検知する静電容量が所定値より少なくなれ
ば、制御回路が電動機23、面状ヒータ5及びファン20を
所定時間(本実施形態では1時間程度)制御して、撹拌
翼29の撹拌回数を少なく、面状ヒータ5の温度を低温
に、ファン20の風量を少なくして静電容量を所定値に維
持する。
【0048】また逆に、担体2の含水率が多くなり、セ
ンサ52の検知する静電容量が所定値より多くなれば、制
御回路が電動機23、面状ヒータ5及びファン20を所定時
間(本実施形態では1時間程度)制御して、撹拌翼29の
撹拌回数を多く、面状ヒータ5の温度を高温に、ファン
20の風量を多くして静電容量を所定値に維持する。
【0049】センサ52が検知する静電容量が所定値より
多くなり、センサ52が所定期間(本実施形態では3日
間)連続して所定値を超えた静電容量を検知すれば、担
体2の寿命と判断し、有機物投入禁止の表示をLED等
で行い、担体2の交換の必要性を使用者に知らせる。
【0050】尚、上記実施の形態では、センサ52の出力
に基づいて、電動機23、面状ヒータ5、ファン20を同時
に制御しているが、電動機23、面状ヒータ5、ファン20
をセンサ52の出力に基づいて、それぞれ単独に制御を行
う構成としてもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によれば、有機
物の分解物等により処理槽内担体の静電容量が変化する
とセンサが検知し、センサの出力に基づいて撹拌体を制
御して、処理槽内担体の静電容量を所定値に維持するの
で、担体が塊状となることによる悪臭の発生を防ぐと共
に、有機物処理効率低下を防止することができる等の効
果を奏する。
【0052】本発明の請求項2の構成によれば、有機物
の分解物等により処理槽内担体の静電容量が変化すると
センサが検知し、センサの出力に基づいて加熱手段を制
御して、処理槽内担体の静電容量を所定値に維持するの
で、担体が塊状となることによる悪臭の発生を防ぐと共
に、有機物処理効率低下を防止することができる等の効
果を奏する。
【0053】本発明の請求項3の構成によれば、有機物
の分解物等により処理槽内担体の静電容量が変化すると
センサが検知し、センサの出力に基づいてファンを制御
して、処理槽内担体の静電容量を所定値に維持するの
で、担体が塊状となることによる悪臭の発生を防ぐと共
に、有機物処理効率低下を防止することができる等の効
果を奏する。
【0054】本発明の請求項4の構成によれば、撹拌終
了後に処理槽内担体の静電容量を検知するので、処理槽
内担体の現状の静電容量を正確に検知することができる
等の効果を奏する。
【0055】本発明の請求項5の構成によれば、センサ
の電極間を有機物等が被うことにより、センサが異常な
出力を検知すれば撹拌体を反転させて有機物等を取り除
くので、センサの信頼性を向上させることができる等の
効果を奏する。
【0056】本発明の請求項6の構成によれば、有機物
の分解物等により粘性の大きくなった担体は、センサの
電極近傍に付着するが、センサの電極間を撹拌体の撹拌
翼が通過し、電極近傍に付着した担体を除去するので、
処理槽内担体の現状の静電容量を正確に検知することが
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の断面図である。
【図2】同他の方向から見た断面図である。
【図3】同要部断面図である。
【図4】同シャッターの要部断面図である。
【図5】同底面図である。
【図6】同静電容量特性図である。
【図7】同静電容量特性図である。
【図8】同制御状態を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2 担体 26 撹拌体 52 センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 担体を収納し、有機物の分解処理を行う
    処理槽と、該処理槽内に配設され、処理槽内に収納され
    た担体及び有機物を撹拌する撹拌体と、前記処理槽内担
    体の静電容量を検知するセンサと、該センサの出力に基
    づいて撹拌体を制御する制御部とを備えた有機物処理装
    置。
  2. 【請求項2】 担体を収納し、有機物の分解処理を行う
    処理槽と、該処理槽を加熱する加熱手段と、前記処理槽
    内担体の静電容量を検知するセンサと、該センサの出力
    に基づいて加熱手段を制御する制御部とを備えた有機物
    処理装置。
  3. 【請求項3】 担体を収納し、有機物の分解処理を行う
    処理槽と、該処理槽内の空気を処理槽外に排気するファ
    ンと、前記処理槽内担体の静電容量を検知するセンサ
    と、該センサの出力に基づいてファンを制御する制御部
    とを備えた有機物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、撹拌体の撹拌終了後のセ
    ンサ出力に基づいて制御することを特徴とする請求項1
    乃至請求項3記載の有機物処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記センサの異常出力
    時、撹拌体を逆方向に回転させることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3記載の有機物処理装置。
  6. 【請求項6】 担体を収納し、有機物の分解処理を行う
    処理槽と、該処理槽内に配設され、処理槽内に収納され
    た担体及び有機物を撹拌する撹拌翼を有する撹拌体と、
    前記処理槽内担体の静電容量を検知する電極を有するセ
    ンサとを備え、前記センサを、撹拌翼がセンサの電極間
    を通過する位置に設置したことを特徴とする有機物処理
    装置。
JP8064938A 1996-03-21 1996-03-21 有機物処理装置 Pending JPH09253603A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2348876A (en) * 1999-04-13 2000-10-18 In Seop Jin Disposal of organic waste by bacterial decomposition

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2348876A (en) * 1999-04-13 2000-10-18 In Seop Jin Disposal of organic waste by bacterial decomposition

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