JP3599885B2 - 厨芥処理装置 - Google Patents

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JP3599885B2 JP7473196A JP7473196A JP3599885B2 JP 3599885 B2 JP3599885 B2 JP 3599885B2 JP 7473196 A JP7473196 A JP 7473196A JP 7473196 A JP7473196 A JP 7473196A JP 3599885 B2 JP3599885 B2 JP 3599885B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、厨芥を微生物等により処理する厨芥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平7-185508号公報(B09B 3/00)に示される如く、処理槽内の湿度を検出する湿度検出手段を設け、この湿度検出手段の検出結果に基づいて、処理槽内の空気を排気するファン及び処理槽内に空気を供給するポンプを制御し、処理槽内を一定の湿度に維持して、担体に培養される好気性微生物により厨芥を分解処理する厨芥処理装置が知られている。
【0003】
しかしながら、この厨芥処理装置は、湿度検出手段を処理槽内に配置する必要があり、撹拌翼の撹拌により処理槽内の担体からほこり等が舞い上がり、湿度検出手段に付着する場合がある。この場合、温度検出手段に付着したほこり等は、処理槽内の水蒸気を吸収するので、処理槽内の湿度を正確に検知することができない欠点を有するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記欠点に鑑みなされたもので、簡単な構成で担体の含水量を推測し、常時安定した処理能力を維持することができる厨芥処理装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の手段は、担体を収納し、厨芥の分解処理を行う処理槽と、該処理槽内に配設され、処理槽内に収納された担体及び厨芥を撹拌する撹拌体と、前記処理槽内を加熱する加熱手段と、前記処理槽内の温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段の出力に基づいて加熱手段をON/OFF制御して処理槽内を所定温度に加熱すると共に、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水率を推測し、その結果に基づいて撹拌体を制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
【0006】
本発明の第2の手段は、担体を収納し、厨芥の分解処理を行う処理槽と、該処理槽内の空気を処理槽外に排気するファンと、前記処理槽内を加熱する加熱手段と、前記処理槽内の温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段の出力に基づいて加熱手段をON/OFF制御して処理槽内を所定温度に加熱すると共に、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水率を推測し、その結果に基づいてファンを制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明の第3の手段は、担体を収納し、厨芥の分解処理を行う処理槽と、該処理槽内を加熱する加熱手段と、前記処理槽内の温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段の出力に基づいて加熱手段をON/OFF制御して処理槽内を所定温度に加熱すると共に、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水率を推測し、その結果に基づいて加熱手段を制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明の第4の手段は、担体を収納し、厨芥の分解処理を行う処理槽と、該処理槽内に配設され、処理槽内に収納された担体及び厨芥を撹拌する撹拌体と、前記処理槽内を加熱する加熱手段と、前記処理槽内の温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段の出力に基づいて加熱手段をON/OFF制御して処理槽内を所定温度に加熱する制御部とを備え、前記制御部は、外気温度を検出する検出手段の出力に基づいて加熱手段の加熱温度を設定温度より高い所定温度でON/OFF制御し、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水率を推測し、その結果に基づいて撹拌体を制御することを特徴とする。
【0009】
本発明の第5の手段は、担体を収納し、厨芥の分解処理を行う処理槽と、該処理槽内の空気を処理槽外に排気するファンと、前記処理槽内を加熱する加熱手段と、前記処理槽内の温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段の出力に基づいて加熱手段をON/OFF制御して処理槽内を所定温度に加熱する制御部とを備え、前記制御部は、外気温度を検出する検出手段の出力に基づいて加熱手段の加熱温度を設定温度より高い所定温度でON/OFF制御し、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水率を推測し、その結果に基づいてファンを制御することを特徴とする。
【0010】
本発明の第6の手段は、担体を収納し、厨芥の分解処理を行う処理槽と、該処理槽内を加熱する加熱手段と、前記処理槽内の温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段の出力に基づいて加熱手段をON/OFF制御して処理槽内を所定温度に加熱する制御部とを備え、前記制御部は、外気温度を検出する検出手段の出力に基づいて加熱手段の加熱温度を設定温度より高い所定温度でON/OFF制御し、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水率を推測し、その結果に基づいて加熱手段を制御することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施の形態を図面1乃至図7に基づいて以下に詳述する。
【0012】
1はおがくず等の木質細片及び活性炭からなる担体2を収納する上面開口の処理槽で、底部を断面略半円形状の底壁と側壁とで構成している。
【0013】
3は前記処理槽1内の厨芥が堆積される位置に対応する処理槽1外面に装着され、後述する空気流路に臨ませた面状ヒータ、4は前記処理槽1外側面と面状ヒータ3との間に挟持される温度検知手段であるサーミスタで、検知温度が後述する設定温度T1以下で面状ヒータ3をONし、後述する設定温度T2以上になると面状ヒータ3をOFFして処理槽1内を摂氏35度〜60度に維持するように制御している。
【0014】
5は前記処理槽1底面の最下部に形成された開口で、開口縁を下方に向かって延設している。6は前記処理槽1側面の、後述する排出筒16の近傍に設けた吸込口で、処理槽1外面と後述する本体ケースとの間に形成した空気流路を介して後述する吸気口9に連通している。
【0015】
7は合成樹脂製の下ケースで、前記処理槽1を載置するようになっており、後述する上ケース42とで本体ケースを構成している。8は前記下ケース7両側に形成された脚部で、脚部8によって下ケース7底面と設置面の間に間隔を形成すると共に、脚部8間には、処理槽1底面の開口5に対応する位置を開口している。9は前記下ケース7背面側に形成された吸気口である。
【0016】
10は前記処理槽1の一側面に装着される金属製の第1補強板で、上端を処理槽1上面に螺子固定すると共に、下端を下ケース7に螺子固定するようになっている。11は前記処理槽1の前記一側面と相対向する他側面に固定される金属製の第2補強板で、下端を下ケース7に螺子固定するようになっており、前記第1補強板10及び第2補強板11を下ケース7に螺子固定することにより処理槽1と下ケース7とを固定するようになっている。
【0017】
12は前記処理槽1の第1補強板10及び第2補強板11が装着された両側面と隣り合う両側面の略中央部に固定される第1補強枠で、第1補強板10及び第2補強板11に螺子固定されて処理槽1を補強し、後述する撹拌体27の撹拌により処理槽1側壁が外方向に広がるのを防止するようになっている。13は前記処理槽1の前面側下部に配設される第2補強枠で、第1補強板10、第2補強板11及び下ケース7に固定され、処理槽1の下ケース7への固定を行うようになっている。
【0018】
14は前記処理槽1の後壁上部に、処理槽1の左右方向にわたって形成された凹所で、該凹所14の両端部に、処理槽1に連通する吸込筒15及び排出筒16を下方に向かって延設している。前記排出筒16は処理槽1後壁により前後に区画されており、後壁より前方部分が処理槽1内に連通し、後述する循環路の一部を構成すると共に、後壁より後方部分は、処理槽1背面に形成された排気路17を介して下ケース7に形成された排気口18に連通している。
【0019】
19は前記凹所14底面との間に空間を形成した状態で凹所14上方を被い、凹所14に螺子固定される基板収納ケースで、面状ヒータ3、後述するファン21及び電動機24を制御する制御回路を載置した制御基板20を収納しており、前記凹所14と基板収納ケース19との間の空間、吸気筒15及び排出筒16の前方部分により処理槽1内の空気を循環させる循環路を構成している。
【0020】
21は前記排出筒16に装着された風量切換式(強、標準、弱)のファンで、通常は標準で駆動している。前記ファン21の駆動により処理槽1内の空気が吸込筒15から吸い込まれ、凹所14と基板収納ケース19との間の空間を介して排出筒16から排出されるが、前記排出筒16は処理槽1後壁により前後に区画されているため、吸気筒15から吸引された空気は循環路を介して処理槽1内を循環すると共に、この空気の一部が排出筒16の後方部分から排気路17を介して排気口18から外部へ排気される。
【0021】
22は前記吸込筒15に装着されたフィルターで、後述する撹拌体27の撹拌により舞い上がるほこり等がファン21に付着するなどの不都合を防止している。
【0022】
23は前記処理槽1上部に吸込筒15に隣接して凹設された凹部で、電動機24が配設されている。前記電動機24は、減速機構部25により電動機24の回転を減速して後述する撹拌体27を回転駆動(本実施形態では30分毎に2分程度)するようになっている。26は前記減速機構部25を被う合成樹脂製のカバーで、減速機構部25の歯車の軸を支持すると共に、減速機構部25からの音の漏れを抑制している。
【0023】
27は前記処理槽1内に回転自在に配設された撹拌体で、処理槽1両側面を貫通し、第1補強板10及び第2補強板11に固定された軸受28に回転自在に軸支された撹拌軸29と、撹拌軸29に固定される複数の撹拌翼30とから構成されている。
【0024】
31は前記下ケース7に固定される合成樹脂製のガイド部材で、略L字状に形成されている。32は前記ガイド部材31と処理槽1の開口5縁との間に形成された第1ガイド部で、後述するシャッター34側縁を挟持するようになっている。33は前記ガイド部材31に形成された第2ガイド部で、後述する容器40の鍔部41を支持するようになっている。
【0025】
34は前記第1ガイド部31に摺動自在に装着され、前記処理槽1底面の開口5を開閉自在に閉成するシャッターで、高耐食性金属材料、本実施形態ではステンレスからなる平板状の閉塞体35と、合成樹脂製の把手36とから構成されている。37は前記把手36に形成された収納部で、磁石38が収納されている。
【0026】
39は前記下ケース7に設けられたリードスイッチで、前記磁石38の磁力によってオンオフ操作され、シャッター34を前方向に引き出し、処理槽1底部の開口5を開放した際に、電動機24を停止するようになっている。
【0027】
40は前記第2ガイド部33によって処理槽1の開口5下方位置に支持され、担体2の交換時、担体2を貯留する透明な合成樹脂製の容器で、周縁に鍔部41を有している。前記容器40は前方側の鍔部41の中央部分を下方に下げ、容器40の引出時に、シャッター34の把手36が当接しないようになっている。
【0028】
42は前記処理槽1を被う合成樹脂製の上ケースで、両側面下部及び後面下部を下ケース7に螺子固定し、下ケース7と上ケース42とで本体ケースを構成するようになっている。
【0029】
43は前記上ケース42に装着された把手部で、処理槽1及びカバー26に螺子固定されている。44は前記上ケース42上面に形成された投入開口で、開口縁を処理槽1内に延設している。45は前記処理槽1の上面開口縁に装着された第1シール体で、発泡樹脂にて形成され、投入開口44縁に当接し、悪臭の漏れと虫等の侵入を防止している。
【0030】
46は前記上ケース42上面に揺動自在に支持された蓋体で、投入開口44を開閉自在に閉塞するようになっている。47は前記蓋体46裏面に装着された発泡樹脂性の第2シール体で、上ケース42天面の投入開口44周縁に当接し、処理槽1内の悪臭が投入開口44を介して外部に漏れたり、投入開口44を介して処理槽1内に虫が侵入するのを防止している。
【0031】
48は前記上ケース42上面に形成された表示部で、電動機24及びファン21等の作動状態を表示するようになっており、蓋体46に形成された透視窓49を介して蓋体46が閉塞されたままの状態で作動状態を確認することができるようになっている。
【0032】
而して、蓋体46を開放し、投入開口44から処理槽1内に厨芥等の有機物を投入し、蓋体46を閉成する。蓋体46の閉成を図示しない検出手段が検出し、その出力に基づいて制御回路が電動機24、面状ヒータ3及びファン21に通電する。
【0033】
電動機24及び面状ヒータ3への通電により、撹拌体27が回転して担体2と厨芥とを混合すると共に、処理槽1内温度を好気性微生物等の活性化に最適な範囲に維持して、担体2に培養される好気性微生物等により厨芥を二酸化炭素と水に分解して堆肥化する。
【0034】
また、ファン21への通電により、処理槽1内の空気を循環路を介して循環させ、厨芥の分解により生じる水分を気化し、担体2の含水量を好気性微生物の活性化に最適な範囲に維持すると共に、好気性微生物の活性化に必要な酸素を供給する。
【0035】
処理槽1内を循環する空気の一部は、排出筒16の後方部分から排気路17及び排気口18を介して本体ケース外へ排気され、処理槽1内の空気が過湿状態となるのを防止し、処理槽1内の水分除去効率を向上させると共に、好気性微生物の活性化を図り、厨芥処理能力を向上させる。
【0036】
処理槽1内の空気が外部へ排気されるのに伴い、下ケース7に形成した吸気口9から本体ケース内に外気を取り入れ、処理槽1側面に形成された吸込口6から処理槽1内に供給されるが、本体ケース内に取り入れた空気は、面状ヒータ3により加熱され、しかも、処理槽1内を循環する空気と混合するので、冬季等の外気温度が低い時でも、処理槽1内の温度を大きく低下させることがなく、厨芥処理能力の低下を防止することができる。
【0037】
担体2は含水率が高くなる程熱伝導率が高く、逆に含水率が低くなる程熱伝導率が低くなり、また、含水率が高くなる程微生物の活動が低下して処理槽1内の温度が低下する。従って、担体2の含水率が高くなる程処理槽1内を所定温度まで加熱するのに要する時間が長くなると共に、処理槽1内の温度が下がるまでの時間が短くなる。
【0038】
即ち、面状ヒータ3は図5に示す如く、サーミスタ4によって設定温度T1以下でONし、設定温度T2以上でOFFするが、担体2の含水率が高い時は、面状ヒータ3のON時間が長く、OFF時間が短くなり、また、逆に担体2の含水率が低い時は、図6に示す如く、面状ヒータ3のON時間が短く、OFF時間が長くなる。
【0039】
この原理を利用して担体2の含水率を微生物の活性化に最適な範囲内に維持する制御を図7に示すフローチャート図に基づいて説明する。
【0040】
スタート時点においては、撹拌体27の撹拌回数、面状ヒータ3の設定温度、及びファン21の回転数を予め設定した通常状態で運転させている。そして、ステップS1において、前回の検出から一定時間、本実施の形態では、24時間経過したか否か判断し、一定時間経過すると、ステップS2において図示しない温度センサにより外気温Tを検出する。サーミスタ4は処理槽1外側面に設けられており、外気温の影響を受けるため、外気温に応じた基準値を選択する。ステップS3において面状ヒータ3のON時間Taを検出する。続いてステップS4において面状ヒータ3のOFF時間Tbを検出する。そして、ステップS5において面状ヒータ3のON時間TaとOFF時間Tbとの比率Ta/Tbを算出し、ステップS6においてステップS2において検出した外気温に応じた所定幅の基準値ΔTsと比較する。
【0041】
ステップS6において比率Ta/Tbが基準値ΔTsより小さい場合は、担体2の含水率が低く乾燥気味の状態であると判断して、ステップS7において撹拌体27の撹拌回数を減少させ、面状ヒータ3の温度を低下させると共に、ファン21の運転を弱にする。ステップS8においてこの運転状態を一定時間、本実施の形態では12時間継続させて処理槽1内の乾燥を抑制し、一定時間経過後、ステップS9において通常運転に戻す。
【0042】
ステップS6において比率Ta/Tbが基準値ΔTsより大きい場合は、担体2の含水率が高い状態であると判断し、ステップS10において撹拌体27の撹拌回数を増大させ、面状ヒータ3の温度を上昇させると共に、ファン21の運転を強にする。そして、ステップS11において初期値を0としたNに1を加え、ステップS12においてNが3になったか否か判断する。Nが3になっていない場合はステップS1に移行し、Nが3になると、即ち、含水率が高い状態を3日継続すると、ステップS13において厨芥の投入を禁止する警報を出力する。
【0043】
ステップS6において比率Ta/Tbが基準値ΔTsの範囲内に入っている場合には、良好な処理を行っていると判断して通常状態の運転を継続する。
【0044】
上記第1実施の形態においては、特に気温の高い季節には、面状ヒータ3がOFF状態を継続し、含水率を推測することができない恐れがある。
【0045】
そこで、図8乃至図10に示す第2実施の形態では、面状ヒータ3がOFFする設定温度を、計測時にのみ通常の第1設定温度T2より高い第2設定温度T3に設定している。
【0046】
この第2実施の形態においても、担体2の含水率が高い状態では、図8に示す如く、面状ヒータ3のON時間が長く、OFF時間が短くなり、逆に担体2の含水率が低い状態では、図9に示す如く、面状ヒータ3のON時間が短く、OFF時間が長くなる。
【0047】
この第2実施の形態の制御を図10に示すフローチャートにて以下に詳述すると、スタート時点においては、撹拌体27の撹拌回数、面状ヒータ3の設定温度、及びファン21の回転数は、第1実施の形態と同様に、予め設定した通常状態で運転させている。そして、ステップS21において、前回の検出から一定時間、本実施の形態では、24時間経過したか否か判断し、一定時間経過すると、ステップS22において、外気温Tを検出する。そして、ステップS23において外気温Tが基準値T0より高いか否か判断する。
【0048】
外気温Tが基準値T0より低い場合は、ステップS24乃至S34において上述した第1実施の形態におけるステップS3乃至S13と同様の動作を行う。
【0049】
ステップS23において外気温Tが基準値T0より高い場合は、ステップS35において面状ヒータ3がOFFする設定温度を第1設定温度T2から第2設定温度T3に設定し、ステップS24乃至S34の動作を行う。
【0050】
この動作状態では、面状ヒータ3がOFFする設定温度を、含水率計測時にのみ第2設定温度T3に上昇させているので、特に気温の高い季節においても含水率を確実に検出することができる。
【0051】
尚、上記実施の形態においては、面状ヒータ3を制御するためのサーミスタ4を利用して間接的に処理槽1内の温度を検出する構成としたが、サーミスタ4とは別に直接処理槽1内の温度を検出する温度センサを設けてもよい。
【0052】
また、含水率の推定結果に基づいて面状ヒータ3、ファン21及び撹拌体27を同時に制御する構成としたが、いずれかのみを制御する構成としてもよい。
【0053】
【発明の効果】
本発明の請求項1の構成によれば、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水状態を推測し、その結果に基づいて撹拌体を制御することにより担体の含水率を最適な状態に自動調節することができ、厨芥処理効率の低下を防止する
ことができる等の効果を奏する。
【0054】
本発明の請求項2の構成によれば、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水状態を推測し、その結果に基づいて送風量を制御することにより担体の含水率を最適な状態に自動調節することができ、厨芥処理効率の低下を防止することができる等の効果を奏する。
【0055】
本発明の請求項3の構成によれば、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水状態を推測し、その結果に基づいて加熱温度を制御することにより担体の含水率を最適な状態に自動調節することができ、厨芥処理効率の低下を防止することができる等の効果を奏する。
【0056】
本発明の請求項4の構成によれば、夏期等の高温時でも、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水状態を推測し、その結果に基づいて撹拌体を制御することにより担体の含水率を最適な状態に自動調節することができ、厨芥処理効率の低下を防止することができる等の効果を奏する。
【0057】
本発明の請求項5の構成によれば、夏期等の高温時でも、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水状態を推測し、その結果に基づいて送風量を制御することにより担体の含水率を最適な状態に自動調節することができ、厨芥処理効率の低下を防止することができる等の効果を奏する。
【0058】
本発明の請求項6の構成によれば、夏期等の高温時でも、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水状態を推測し、その結果に基づいて加熱温度を制御することにより担体の含水率を最適な状態に自動調節することができ、厨芥処理効率の低下を防止することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の断面図である。
【図2】同他の方向から見た断面図である。
【図3】同シャッターの断面図である。
【図4】同底面図である。
【図5】同担体の含水率が高い場合の面状ヒータの特性図である。
【図6】同担体の含水率が低い場合の面状ヒータの特性図である。
【図7】同制御状態を示すフローチャート図である。
【図8】第2実施の形態の担体の含水率が高い場合の面状ヒータの特性図である。
【図9】同担体の含水率が低い場合の面状ヒータの特性図である。
【図10】同制御状態を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 処理槽
2 担体
3 加熱手段
27 撹拌体

Claims (6)

  1. 担体を収納し、厨芥の分解処理を行う処理槽と、該処理槽内に配設され、処理槽内に収納された担体及び厨芥を撹拌する撹拌体と、前記処理槽内を加熱する加熱手段と、前記処理槽内の温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段の出力に基づいて加熱手段をON/OFF制御して処理槽内を所定温度に加熱すると共に、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水率を推測し、その結果に基づいて撹拌体を制御する制御部とを備えたことを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 担体を収納し、厨芥の分解処理を行う処理槽と、該処理槽内の空気を処理槽外に排気するファンと、前記処理槽内を加熱する加熱手段と、前記処理槽内の温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段の出力に基づいて加熱手段をON/OFF制御して処理槽内を所定温度に加熱すると共に、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水率を推測し、その結果に基づいてファンを制御する制御部とを備えたことを特徴とする厨芥処理装置。
  3. 担体を収納し、厨芥の分解処理を行う処理槽と、該処理槽内を加熱する加熱手段と、前記処理槽内の温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段の出力に基づいて加熱手段をON/OFF制御して処理槽内を所定温度に加熱すると共に、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水率を推測し、その結果に基づいて加熱手段を制御する制御部とを備えたことを特徴とする厨芥処理装置。
  4. 担体を収納し、厨芥の分解処理を行う処理槽と、該処理槽内に配設され、処理槽内に収納された担体及び厨芥を撹拌する撹拌体と、前記処理槽内を加熱する加熱手段と、前記処理槽内の温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段の出力に基づいて加熱手段をON/OFF制御して処理槽内を所定温度に加熱する制御部とを備え、前記制御部は、外気温度を検出する検出手段の出力に基づいて加熱手段の加熱温度を設定温度より高い所定温度でON/OFF制御し、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水率を推測し、その結果に基づいて撹拌体を制御することを特徴とする厨芥処理装置。
  5. 担体を収納し、厨芥の分解処理を行う処理槽と、該処理槽内の空気を処理槽外に排気するファンと、前記処理槽内を加熱する加熱手段と、前記処理槽内の温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段の出力に基づいて加熱手段をON/OFF制御して処理槽内を所定温度に加熱する制御部とを備え、前記制御部は、外気温度を検出する検出手段の出力に基づいて加熱手段の加熱温度を設定温度より高い所定温度でON/OFF制御し、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水率を推測し、その結果に基づいてファンを制御することを特徴とする厨芥処理装置。
  6. 担体を収納し、厨芥の分解処理を行う処理槽と、該処理槽内を加熱する加熱手段と、前記処理槽内の温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段の出力に基づいて加熱手段をON/OFF制御して処理槽内を所定温度に加熱する制御部とを備え、前記制御部は、外気温度を検出する検出手段の出力に基づいて加熱手段の加熱温度を設定温度より高い所定温度でON/OFF制御し、加熱手段のON時間とOFF時間との比率に基づいて担体の含水率を推測し、その結果に基づいて加熱手段を制御することを特徴とする厨芥処理装置。
JP7473196A 1996-03-28 1996-03-28 厨芥処理装置 Expired - Fee Related JP3599885B2 (ja)

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