JP2003053301A - 有機物処理装置 - Google Patents

有機物処理装置

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JP2003053301A
JP2003053301A JP2001250529A JP2001250529A JP2003053301A JP 2003053301 A JP2003053301 A JP 2003053301A JP 2001250529 A JP2001250529 A JP 2001250529A JP 2001250529 A JP2001250529 A JP 2001250529A JP 2003053301 A JP2003053301 A JP 2003053301A
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processing
treatment
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Yasuhiro Ishida
泰啓 石田
Norimasa Sakamoto
憲正 坂本
Hiromi Nanjo
博己 南條
Tadanori Munezuka
任功 宗塚
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE
    • B09B3/00Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/74General processes for purification of waste gases; Apparatus or devices specially adapted therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B3/00Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat
    • F26B3/02Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by convection, i.e. heat being conveyed from a heat source to the materials or objects to be dried by a gas or vapour, e.g. air
    • F26B3/04Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by convection, i.e. heat being conveyed from a heat source to the materials or objects to be dried by a gas or vapour, e.g. air the gas or vapour circulating over or surrounding the materials or objects to be dried
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
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    • F26B2200/04Garbage
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/78Recycling of wood or furniture waste

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理槽内の処理物の満杯目印を使用時間の経
過に関係なく常に明確に維持するとともに、仮に処理物
が多くなりすぎた場合にも、支障無く、かつ、効率良く
運転を継続できるようにした有機物処理装置を提供する
こと。 【解決手段】 生ごみ等の有機物を処理するための処理
槽内を、垂直仕切り板により平面的に複数の区画された
処理槽に分割し、この仕切り板の上端部に、槽内に収容
される処理物の略満杯高さ位置まで切り欠いた切欠部を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ごみ等の有機物
を処理する有機物処理装置に関し、特に処理槽内に収容
される処理物の満杯目印に関する。
【0002】
【従来の技術】生ごみ等の有機物を処理する有機物処理
装置としては、処理槽内に有機物を分解する微生物担体
(例えばおが屑等の木質細片)を収納し、処理槽内を撹
拌しながら槽内を微生物の活性化温度(例えば約60℃
前後)に維持し、有機物を分解処理するものや、微生物
を用いずに、処理槽内の有機物を撹拌しながらより高温
で加熱乾燥させて処理するものなどがある。
【0003】また、例えば、コンビニエンスストア等で
業務用として用いられる大型の有機物処理装置において
は、処理槽内を、仕切り板により複数の槽に区画し、生
ゴミや微生物担体の処理槽内への投入を区画された各槽
毎に順次行うようにして(例えば、2槽に分割されてい
る場合は交互に、また、3槽以上の場合は、投入を一方
の端から順番に行うようにして)生ごみを処理する方式
のものがある。
【0004】さらに、このような有機物処理装置におい
て、槽内に収容される処理物(すなわち、投入された微
生物担体や未分解の生ごみとの混合物)が、一定量を超
えると、槽内に装備されている撹拌体に大きな負荷が作
用し、撹拌用モータの寿命が短くなったり、撹拌軸が折
損するなどの事故が発生したり、撹拌体による撹拌作用
が全体に行き渡らず、上方にある処理物がそのまま残さ
れて処理能力が低下するなどの問題を発生する。このた
め、前述の一定量を処理物の満杯目標量としその位置を
作業者に知らしめる必要がある。この手段として、処理
槽の内側壁に満杯目印の線を書いたり、満杯目印となる
シールを貼付したりしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の有機物処理装置の場合、満杯目印が使用時間
の経過とともに処理物で汚されて分りにくくなる。この
ため、作業者は、槽内処理物が満杯になっていることに
気付きにくくなるという問題があった。また、入れ過ぎ
が分っても、処理物を取り出すのが面倒であり、そのま
ま運転を継続し勝ちとなる。したがって、従来の有機物
処理装置においては、上記のような不具合や処理能力の
低下を招き易いという問題があった。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、処理槽内の処理物の満杯目印を
使用時間の経過に関係なく常に明確に維持するととも
に、仮に処理物が多くなりすぎた場合にも、支障無く、
かつ、効率良く運転を継続できるようにした有機物処理
装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明は、仕切り板により複数の槽に区画
された、生ごみ等の有機物を処理するための処理槽を備
えた有機物処理装置において、前記仕切り板は、上端部
に、槽内に収容される処理物の略満杯高さ位置まで切り
欠いた切欠部を有するものとしている。
【0008】本発明は、このように構成されているの
で、切欠部の下端面を満杯目印として利用することがで
きる。また、このように切欠部の下端面を満杯目印とす
るので、使用時間の経過とともに満杯目印が不明瞭にな
るというようなことがない。また、仮に満杯以上に処理
物が投入されるようなことがあった場合は、上記切欠部
を通じて隣接する槽に処理物が流れ込むので、満杯以上
に処理物が存在する状態で長時間運転が継続されるよう
なことがない。したがって、撹拌用モータの焼損や撹拌
軸の折損などの不具合が生じない。また、各槽内の処理
物が満杯以下の状態で撹拌されるため、十分な撹拌作用
が行われ処理能力の低下を招くようなこともない。
【0009】また、前記切欠部を前記仕切り板の略全幅
に渡る長さを有するものとすれば、処理槽内の処理物が
満杯以上になった場合における隣接槽への処理物の移動
をスムーズに行わせることができ、撹拌機に作用する過
負荷の状態を速やかに回避することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を有機物処理装置に
具体化した実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説
明する。図1は本発明の実施の形態に係る有機物処理装
置のシステム基本構成図であり、図2は本実施の形態に
係る有機物処理装置における処理槽部分の概略側断面図
であり、排出シュートの先端部を外装ケース内に収納し
た状態を示し、図3は同じく本実施の形態に係る有機物
処理装置における処理槽部分の概略側断面図であり、排
出シュートの先端部を外装ケースから外部に突出させた
状態を示し、図4は本実施の形態に係る有機物処理装置
の機器配置を説明する平面図であり、図5は本実施の形
態に係る有機物処理装置の機器配置を説明する正面図で
あり、図6は本実施の形態に係る有機物処理装置の処理
槽以外の機器配置を説明するための側面図である。
【0011】図1に示すように、この有機物処理装置
は、微生物の作用により有機物を分解処理する処理槽1
と、処理槽1での分解処理により発生する排気ガスを脱
臭する脱臭器3と、処理槽1内に外気を供給し、処理槽
1内の排気ガスを外部に排出するための送風装置5と、
処理槽1から脱臭器3への排気ガス中の浮遊塵埃を除去
するためのサイクロン集塵器を基本的構成機器としてい
る。
【0012】処理槽1は、図2及び図3に示すように、
側断面が略U字形状をなし、図4及び図5に示すように
左右方向に長い形状をなしている。なお、本明細書にお
いては、図2及び図3における左側を正面とする。ま
た、この場合の正面は、生ごみの投入作業や、装置のメ
ンテナンス作業を行う場合のサービス側の面を意味す
る。したがって、図2及び図3における左側を前面、右
側を後面、紙面と直角の方向を左右方向とする。
【0013】上記形状の処理槽1は、図4及び図5に示
すように左右方向を長手方向とする略長方形の外装ケー
ス6内に収容されている。そして、外装ケース6の上面
には、生ごみや微生物担体等を処理槽1内に投入するた
めの投入口61が形成され、この投入口61と対応する
ように処理槽1の上面部に開口部1aが設けられてい
る。また、この投入口61には、ヒンジ62等により開
閉可能に構成された投入蓋63が設けられている。な
お、処理槽1内に投入される微生物担体としては、例え
ばおが屑等の木質細片が用いられている。また、外装ケ
ース6の下面側には脚部64や図示しないキャスターが
取り付けられている。
【0014】処理槽1内には、図2〜図5に示すよう
に、左右の側壁間に横架された撹拌軸11に複数の撹拌
翼12が立設された撹拌体10が備えられている。そし
て、撹拌軸11は、両端が処理槽1の側壁に設けられた
軸受10a(図4及び図5参照)によって支持されてい
る。また、撹拌軸11の一方の軸端がスプロケット及び
ベルトから成る減速伝達機構13を介して撹拌用モータ
14に連結されて定期的に正逆回転駆動されると共に、
生ごみ投入直後と処理物排出時とに回転駆動されるよう
になっている。
【0015】処理槽1の前面側の側壁には、処理物を排
出するための排出口15(図2、図3及び図5参照)が
形成されている。排出口15は、高さ方向に比し左右方
向の寸法が大きい長方形状とされている。また、図2及
び図3に示すように、この排出口15には排出シャッタ
17が開閉可能に取り付けられている。排出シャッタ1
7は、開閉レバー18を操作することにより上下動させ
て開閉するように構成されている。また、閉じられた排
出シャッタ17の締め切りを確実にするために、前面か
ら操作可能に固定ネジ(図示せず)が設けられている。
【0016】排出シャッタ17の前面には、排出口15
から排出される処理物を外装ケース6の外部に排出する
ための排出シュート7が設けられている。この排出シュ
ート7は、図2、図3及び図4に示されるように、一端
が排出口15に接続される基部71と、一端が外装ケー
ス6の前面側外部に連通される先端部72とに分割され
ている。基部71は、左右方向に長い、断面形状が略長
方形のダクトである。先端部72は、側方のスライド式
ガイド75により前後方向にスライド可能であって、外
装ケース6内に収納させた状態(図2の状態)又は外部
に突出させた状態(図3の状態で、処理物排出時はこの
状態とする)を選択して維持できるように形成されてい
る。
【0017】処理槽1内は、中央部に形成された仕切り
板20により左右に仕切られ、正面から見て左槽21と
右槽22とに区画されており、毎日発生する生ごみを、
左槽21と右槽22とに交互に投入して、効率的に処理
することができるようになっている。なお、前述の投入
口61、処理槽1上面の開口部1a、投入蓋63及び排
出シュート7は共通であるが、排出口15、排出シャッ
タ17、開閉レバー18及び排出シャッタ固定ネジ(図
示せず)は、各槽それぞれに同一のものが個別に設けら
れている。したがって、排出シュート7の断面形状は、
左槽21の排出口15および右槽22の排出口15の双
方に対応し得る断面寸法とされている。
【0018】処理槽1内の前面側開口部1a近傍には、
処理槽1内で発生する排気ガスをサイクロン集塵器9及
び脱臭器3を介して外部に排出するための排気口24が
設けられ、その入口部には排気ガス中の比較的粗い浮遊
塵埃を収集するための排気ガス用フィルタ25を設けて
いる。なお、排気口24における処理槽1内側の開口寸
法は、左槽21および右槽22の双方と連通するよう
に、左右方向の寸法を大きくしている(図5参照)。ま
た、処理槽1の開口部1a近傍の後面側には、処理槽1
内に外気を取り込むための外気導入路27が開口されて
いる。
【0019】仕切り板20の上端部には、仕切り板20
の略全幅に渡る長さの切欠部23が設けられている。そ
して、この切欠部23の下端面23aの下方からの高さ
位置は、予め設定されている各槽21、22における処
理物の満杯位置に設定されており、この下端面23aが
生ごみおよび微生物担体投入の際の満杯目印として機能
するように形成されている。
【0020】脱臭器3は、処理槽1内で生ごみを好気性
処理することにより、連続的にかつ大量に発生するアセ
トアルデヒド、硫化水素、トリメチルアミン、アンモニ
ア等の悪臭を除去するものである。また、この脱臭器3
は、処理槽1内から排出される約60度の排気ガスを2
00〜300度に加熱するヒータ31と、加熱した排気
ガスを脱臭する酸化触媒32とからなる。なお、酸化触
媒32としては、例えば、白金系酸化触媒をポーラス状
の担体に胆持させたものが用いられている。なお、脱臭
器3は、配管33により処理槽1の前面側開口部1a近
傍に設けられた排気口24に連通されている。
【0021】サイクロン集塵器9は、排気ガス用フィル
タ25により比較的粗い浮遊塵埃が除去された後の排気
ガス中の細かい浮遊塵埃をさらに除去するために設けら
れたものである。このように処理槽1の排気ガス中に塵
埃が浮遊するのは、微生物担体として用いられるおが屑
等の木質細片が浮遊塵埃として処理槽1内に舞い上がっ
ているためである。
【0022】送風装置5は、処理槽1内に外気を導入
し、処理槽1内の排気ガスを外部に排出するためのもの
であって、処理槽1、サイクロン集塵器9、脱臭器3の
順に接続された排気ガス経路が送風装置5の吸い込み側
に接続されている。そして、これら撹拌用モータ14、
サイクロン集塵器9、脱臭器3及び送風装置5は、外装
ケース6内における処理槽1の左側のスペースに配置さ
れている(図4〜図6参照)。また、送風装置5の吹出
側配管51は、図4及び図6から分るように、外装ケー
ス6の下方に向けて配置されており、その先端には、フ
ランジ52が取り付けられ、フランジ52を介して外部
配管53を取り付けるように構成している。したがっ
て、フランジ52の水平方向の取付角度を90度づつ変
更することにより、外部配管53先端の向きを90度づ
つ自由に変更することができる。
【0023】次に、以上のように構成された本実施の形
態に係る有機物処理装置の作用について説明する。ま
ず、所定量のおが屑等の微生物担体を予め処理槽1内に
投入しておく。そして、発生した生ごみを処理槽1内に
投入する。この投入は、生ごみの処理を効率よく行うた
めに、左槽21及び右槽22に対し交互に行う。また、
処理槽1内の未分解の生ごみ等の処理物が満杯になって
いるときは、撹拌翼12を図2及び図3の時計廻り方向
に回転駆動させることにより、排出口15側に掻き上げ
る。そして、左槽21又は右槽22の排出シャッタ17
を開放するとともに、排出シュート7の先端部を図3の
状態位置に引き出し、排出シュート7を介し処理槽1内
の処理物を外部に放出する。
【0024】この処理槽1内の処理物が満杯になってい
るか否かの判断は、仕切り板20の切欠部23の下端面
23aを満杯目印として行う。この場合、従来のよう
に、処理槽1内の側壁に適宜の方法で記載された、又は
取り付けられたマークの場合は、使用時間の経過ととも
に分らなくなる心配があったが、この実施の形態の場合
には切欠部23の下端面23aを目印としているのでそ
のような心配がない。また、仮に生ごみを投入したこと
により処理槽1内の処理物量が満杯量を超過した場合
は、処理物が切欠部23を越えて隣接する処理槽内に自
動的に移動する。したがって、処理物を過剰に投入した
ことにより、撹拌体10に過負荷が作用するような問題
や、撹拌効果が低下するような問題を回避することがで
きる。
【0025】処理槽1内に投入された生ごみは、微生物
担体や処理物自体に含まれた好気性菌により分解され、
二酸化炭素、水を発生するとともに、アセトアルデヒ
ド、酸化水素、トリメチルアミン、アンモニア等の悪臭
ガスを発生する。また、処理槽1内では、微生物担体が
浮遊塵埃として処理槽1中に浮遊している。したがっ
て、処理槽1内の排気ガスは、悪臭を伴うとともに、浮
遊塵埃を含んでいる。
【0026】このような処理槽1内の排気ガスは、送風
装置5の吸い込み作用により、排気ガス用フィルタ25
及びサイクロン集塵器9を介して脱臭器3に送られる。
また、この排気ガスの排出に伴い外気導入路27を介し
て処理槽1内に外気が導入される。
【0027】脱臭器3に送られる排気ガスは、排気ガス
用フィルタ25により比較的粗い浮遊塵埃が除去され、
サイクロン集塵器9でさらに細かい浮遊塵埃が除去され
る。これにより、脱臭器3の目詰まりが防止される。
【0028】脱臭器3に送られた排気ガスは、ヒータ3
1により200〜300℃に加熱され、酸化触媒32に
より脱臭され、外部配管53から有機物処理装置の下方
において側方に向け排出される。
【0029】なお、以上の実施の形態においては、有機
物処理装置は、処理槽1内に有機物を分解する微生物担
体(例えばおが屑等の木質細片)を収納し、処理槽1内
を撹拌しながら処理槽1内を微生物の活性化温度に維持
し、有機物を微生物により分解処理する方式の有機物処
理装置について述べたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、微生物を用いずに、処理槽内の有機物を撹
拌しながらより高温で加熱乾燥させて処理する方式の有
機物処理装置にも応用することができる。
【0030】また、上記実施の形態では処理槽1を左右
2槽21、22に区画していたが、本発明はこのような
2槽に区画されたものに限定されるものではなく、3槽
以上の複数槽に区画したものに応用することも可能であ
る。
【0031】また、前記仕切り板20の上端部に設ける
切欠部23は、仕切り板20の略全幅に渡る長さを有す
るものとしているが、これに限定されるものではなく仕
切り板20の幅方向の一部にのみ切欠部23を設けたも
のとすることもできる。ただし、前記実施の形態のよう
に仕切り板20の略全幅に渡って切欠部23を設けた場
合の方が満杯量を超えて処理物が投入された場合に隣接
する槽への移動が容易になる点で好ましい。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、仕切り板
により複数の槽に区画された、生ごみ等の有機物を処理
するための処理槽を備えた有機物処理装置において、前
記仕切り板は、上端部に、槽内に収容される処理物の略
満杯高さ位置まで切り欠いた切欠部を有するので、処理
槽の満杯目印が使用時間の経過とともに不明瞭になって
しまうというようなことがない。また、仮に満杯以上に
処理物が投入されるようなことがあっても、処理物が切
欠部を通じて隣接する槽に流れ込むので、撹拌体に過負
荷が作用することがなく、撹拌用モータの焼損、撹拌軸
の折損などの不具合や、処理槽の処理能力の低下を招く
ことがない。
【0033】また、切欠部を仕切り板の略全幅に渡る長
さを有するものとすれば、処理槽内の処理物が満杯以上
になった場合における隣接槽への処理物の移動をスムー
ズに行わせることができ、撹拌機に作用する過負荷の状
態を速やかに回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る有機物処理装置のシ
ステム基本構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る有機物処理装置の概
略側断面図であり、排出シュートの先端部を外装ケース
から外部に突出させた状態を示す。
【図3】本発明の実施の形態に係る有機物処理装置にお
ける処理槽部分の概略側断面図であり、排出シュートの
先端部を外装ケースから外部に突出させた状態を示す。
【図4】本発明の本実施の形態に係る有機物処理装置の
機器配置を説明する平面図である。
【図5】本発明の本実施の形態に係る有機物処理装置の
機器配置を説明する平面図である。
【図6】本発明の本実施の形態に係る有機物処理装置の
機器配置を説明する側面図である。
【符号の説明】
1 処理槽 7 排出シュート 10 撹拌体 11 撹拌軸 12 撹拌翼 14 撹拌用モータ 15 排出口 17 排出シャッタ 20 仕切り板 21 左槽 22 右槽 23 切欠部 23a 下端面 61 投入口 63 投入蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南條 博己 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 宗塚 任功 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA03 CA12 CA15 CA19 CA48 CB04 CB05 CB28 CB43 CB50 CC08 CC09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕切り板により複数の槽に区画された、
    生ごみ等の有機物を処理するための処理槽を備えた有機
    物処理装置において、前記仕切り板は、上端部に、槽内
    に収容される処理物の略満杯高さ位置まで切り欠いた切
    欠部を有することを特徴とする有機物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記切欠部は、前記仕切り板の略全幅に
    渡る長さを有することを特徴とする請求項1記載の有機
    物処理装置。
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