JP2003115092A - センサネットワークシステム管理方法、センサネットワークシステム管理プログラム、センサネットワークシステム管理プログラムを記録した記録媒体、センサネットワークシステム管理装置、中継ネットワークの管理方法、中継ネットワーク管理プログラム、中継ネットワーク管理プログラムを記録した記録媒体、および中継ネットワーク管理装置 - Google Patents

センサネットワークシステム管理方法、センサネットワークシステム管理プログラム、センサネットワークシステム管理プログラムを記録した記録媒体、センサネットワークシステム管理装置、中継ネットワークの管理方法、中継ネットワーク管理プログラム、中継ネットワーク管理プログラムを記録した記録媒体、および中継ネットワーク管理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のセンサと、これらを統括管理するサー
バとが通信ネットワークによって接続されたセンサネッ
トワークシステムにおいて、システム管理者のメンテナ
ンス上の負担、特にセンサのバッテリ充電処理の負担を
軽減することができるセンサネットワークシステム管理
方法を提供する。 【解決手段】 各センサを管理するサーバは、まず、各
センサにおけるバッテリの残り駆動時間を取得するとと
もに、目標残り駆動時間を設定する。そして、各センサ
におけるバッテリの残り駆動時間と、目標残り駆動時間
とが略等しくなるように、各センサの動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のセンサと、
これらのセンサを統括管理するサーバとが、通信ネット
ワークによって接続されたセンサネットワークシステム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、我々の生活空間等には、車両盗難
監視、屋内侵入監視、火災監視等の目的に応じた多種、
多様なセンサが数多く設置されている。これらのセンサ
は、通常、その設置目的ごとにセンサネットワークを構
成している。そして、このようなセンサネットワークを
複数含んだセンサネットワークシステムを構成すること
によって、多種多様なセンサ情報を統合して管理するこ
とが可能となっている。
【0003】各センサネットワークはセンサネットワー
クコントローラを備えており、各センサとセンサネット
ワークコントローラとが有線あるいは無線によって通信
可能に接続されている。すなわち、各センサによる検出
結果などのセンサ情報は、センサネットワークコントロ
ーラに通信によって伝送される。
【0004】また、センサネットワークシステムには、
各センサネットワークからの情報を統括管理するための
サーバコンピュータ(以降、サーバと略称する)が設け
られている。このサーバは、各センサネットワークにお
けるセンサネットワークコントローラと通信可能に接続
されており、これらセンサネットワークコントローラか
ら各センサのセンサ情報を得ることが可能となってい
る。また、サーバは、各センサに対して、その動作を制
御することも可能となっている。
【0005】各センサネットワークは、広範囲にわたっ
て設けられていることが多いので、サーバと各センサネ
ットワークコントローラとは、長距離通信が可能な通信
インフラによって接続されることになる。この通信イン
フラの例としては、複数の中継機が相互に接続された中
継ネットワークが挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなセンサネ
ットワークシステムにおいて、各センサは様々な場所に
設置されることになるので、電源供給を行えない場所に
センサを設置する必要が生じる場合もある。この場合、
センサはバッテリによって駆動されることになる。
【0007】バッテリ駆動型センサが複数設けられてい
るシステムの場合、バッテリの残存容量が0になったセ
ンサが発生すると、そのセンサに対して充電を行うメン
テナンスが必要となる。各センサにおけるバッテリの容
量および消費電力は様々であり、バッテリの残存容量が
0となるタイミングは各センサによって異なることにな
る。この場合、充電処理を行う頻度が多くなり、センサ
ネットワークシステムの管理者に対するメンテナンス上
の負担が増大することになる。
【0008】また、中継ネットワーク内における通信経
路は、サーバとデータの送受信を行うセンサネットワー
クコントローラとの位置関係などに応じて様々に変化す
るものとなっている。また、各中継機は1つ以上の他の
中継機と通信可能となっているので、サーバと、特定の
センサネットワークコントローラとの通信経路も、複数
のパターンが存在することになる。
【0009】このようなシステムの場合、通信経路の選
択方法によっては、特定の中継機が利用される頻度が著
しく高くなる場合も考えられる。この中継機がバッテリ
駆動方式である場合には、すぐにバッテリの残存容量が
減ることになり、充電を頻繁に行う必要が生じることに
なる。したがって、充電のためのメンテナンスを行う頻
度が高くなり、センサネットワークシステムの管理者に
対する負担が増大することになる。また、特定の中継機
の使用頻度が著しく高くなると、その中継機自身および
バッテリの使用寿命が短くなるという弊害もある。
【0010】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、複数のセンサと、これらを
統括管理するサーバとが中継ネットワークなどの通信ネ
ットワークによって接続されたセンサネットワークシス
テムにおいて、システム管理者のメンテナンス上の負
担、特にセンサや中継機のバッテリ充電処理の負担を軽
減することができるセンサネットワークシステム管理方
法、および中継ネットワークの管理方法を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1に係るセンサネットワークシス
テム管理方法は、複数のセンサと通信可能であり、各セ
ンサからのセンサ情報を受信するとともに、各センサに
対して動作制御を行うセンサネットワークシステム管理
装置において行われるセンサネットワークシステム管理
方法であって、各センサにおけるバッテリの残り駆動時
間を取得するステップと、目標残り駆動時間を設定する
ステップと、上記各センサにおけるバッテリの残り駆動
時間と、上記目標残り駆動時間とが略等しくなるよう
に、各センサの動作を制御するステップとを有している
ことを特徴としている。
【0012】上記の方法では、各センサにおけるバッテ
リの残り駆動時間と、目標残り駆動時間とが略等しくな
るように、各センサの動作を制御している。このような
制御によれば、センサネットワークシステムに含まれる
バッテリ駆動型のセンサのほとんどを、ほぼ同じ時期に
バッテリの残存容量がなくなるように設定することがで
きる。これによって、1回の充電処理メンテナンスによ
って多くのセンサのバッテリを充電することが可能とな
り、充電処理を行う頻度を大幅に減少することが可能と
なる。したがって、センサネットワークシステムを管理
する管理者のメンテナンス上の負担を軽減することが可
能となる。
【0013】また、本発明の請求項2に係るセンサネッ
トワークシステム管理方法は、請求項1記載の方法にお
いて、上記目標残り駆動時間が、その時点でバッテリの
残り駆動時間が最も長いセンサにおけるバッテリの残り
駆動時間に設定されることを特徴としている。
【0014】上記の方法では、バッテリの残り駆動時間
が最も長いセンサにおけるバッテリの残り駆動時間を目
標残り駆動時間に設定するので、その他のセンサは、バ
ッテリの残り駆動時間を長くするように動作制御される
ことになる。よって、充電が必要となるまでの期間を長
くすることができるので、充電処理の頻度を少なくする
ことができ、メンテナンスの負担を軽減することができ
る。
【0015】また、本発明の請求項3に係るセンサネッ
トワークシステム管理方法は、請求項1または2記載の
方法において、バッテリの残存容量を検出するととも
に、該残存容量と、上記目標残り駆動時間とによって、
目標平均消費電力を算出し、該目標平均消費電力を実現
するように、該当センサの動作を制御することを特徴と
している。
【0016】上記の方法では、まず、センサのバッテリ
の残存容量を検出している。そして、この残存容量と目
標残り駆動時間とによって目標平均消費電力が算出され
る。このようにして目標平均消費電力が設定されれば、
該当センサをどのように動作させれば目標残り駆動時間
を実現することができるのかを把握することが可能とな
る。よって、各センサをどのように動作制御すればよい
かを的確に把握することができる。
【0017】また、本発明の請求項4に係るセンサネッ
トワークシステム管理方法は、請求項1、2、または3
記載の方法において、各センサに対して、最低限の機能
を実現するための動作制御最低値を設定しておくととも
に、各センサに対する動作の制御が、上記動作制御最低
値を下回らないようにすることを特徴としている。
【0018】上記の方法では、まず、各センサにおける
最低限の機能を実現するための動作制御最低値を設定し
ている。なお、この動作制御最低値は、あくまでセンサ
における動作量の最低限度の値を示しているものであ
り、実際の動作パラメータでは、動作制御最低値が最大
値となる場合も考えられる。例えば、動作パラメータ
が、検知動作を報告する間隔である場合には、報告間隔
の最大値が動作制御最低値となる。
【0019】そして、目標残り駆動時間を実現するため
に必要とされる動作の制御量が、動作制御最低値を下回
る場合には、該当センサに対して動作制御最低値による
制御を行うようにしている。これにより、目標残り駆動
時間を実現することのみを考慮してしまうことによっ
て、必要とする検知動作を行えなくなってしまうことを
防止することができる。すなわち、センサに最低限必要
とされる動作を保証することが可能となる。
【0020】なお、各センサに対する動作の制御が、動
作制御最低値を下回らないということは、あくまで動作
量の最低限度を下回らないということを示しているもの
であり、実際の動作パラメータでは、動作制御最低値と
しての最大値を上回らないようにする場合も考えられ
る。
【0021】また、本発明の請求項5に係るセンサネッ
トワークシステム管理プログラムは、請求項1ないし4
のいずれか一項に記載のセンサネットワークシステム管
理方法をコンピュータに実現させることを特徴としてい
る。
【0022】上記プログラムをコンピュータシステムに
ロードすることによって、上記センサネットワークシス
テム管理方法をユーザに提供することが可能となる。
【0023】また、本発明の請求項6に係るセンサネッ
トワークシステム管理プログラムを記録した記録媒体
は、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のセンサネ
ットワークシステム管理方法をコンピュータに実現させ
るセンサネットワークシステム管理プログラムを記録し
ていることを特徴としている。
【0024】上記記録媒体に記録されたプログラムをコ
ンピュータシステムにロードすることによって、上記セ
ンサネットワークシステム管理方法をユーザに提供する
ことが可能となる。
【0025】また、本発明の請求項7に係るセンサネッ
トワークシステム管理装置は、複数のセンサと通信可能
であり、各センサからのセンサ情報を受信するととも
に、各センサに対して動作制御を行うセンサネットワー
クシステム管理装置であって、各センサから送られてく
るバッテリに関する情報に基づいて、該当センサに対す
る動作制御量を算出する駆動時間制御部を備え、上記駆
動時間制御部が、請求項1ないし4のいずれか一項に記
載のセンサネットワークシステム管理方法を実現するこ
とを特徴としている。
【0026】上記の構成によれば、上記したセンサネッ
トワークシステム管理方法を実現する駆動時間制御部を
備えているので、上記したように、1回の充電処理メン
テナンスによって多くのセンサのバッテリを充電するこ
とが可能となり、充電処理を行う頻度を大幅に減少する
ことが可能となる。したがって、センサネットワークシ
ステムを管理する管理者のメンテナンス上の負担を軽減
することが可能となる。
【0027】また、本発明の請求項8に係る中継ネット
ワークの管理方法は、複数の通信端末同士を、互いに通
信可能に接続された複数の中継機を中継することによっ
て通信接続する中継ネットワークの管理方法であって、
特定の2つの通信端末の間で通信が行われる際に、選択
可能な中継経路を取得するステップと、上記選択可能な
各中継経路に含まれる中継機のバッテリ残存容量に関す
る情報を取得するステップと、上記各中継経路におい
て、最もバッテリ残存容量が少ない中継機を特定するス
テップと、上記各中継経路における最もバッテリ残存容
量が少ない中継機の中で、最もバッテリ残存容量が大き
い中継機を含んでいる中継経路を選択し、上記特定の2
つの通信端末同士の間での信号の送受信を行う中継経路
として設定するステップとを有していることを特徴とし
ている。
【0028】上記の方法では、まず、特定の2つの通信
端末の間で通信が開始されると、選択可能な中継経路が
選択される。ここで、中継経路としては1つ以上候補が
挙がることになる。その後、選択された各中継経路にお
いて、最もバッテリ残存容量が少ない中継機が特定さ
れ、これらの中で最もバッテリ残存容量が大きい中継機
を含んだ中継経路が、通信で使用する中継経路として設
定される。すなわち、中継経路は、バッテリの残存容量
が多い中継機を含んでいるものから選択されることにな
るので、各中継機におけるバッテリの残存容量の低下を
均等化することができる。よって、特定の中継機の使用
頻度が高くなることによって、その中継機のバッテリが
すぐになくなり、充電メンテナンスを行う頻度が高くな
るというような弊害を防止することができ、システムの
管理者の負担を軽減することができる。また、特定の中
継機の使用頻度が著しく高くなると、その中継機自身お
よびバッテリの使用寿命が短くなるという弊害もある
が、上記の方法によれば、この問題も解消することがで
きる。
【0029】また、本発明の請求項9に係る中継ネット
ワークの管理方法は、請求項8記載の方法において、上
記複数の通信端末が、複数のセンサ、および、各センサ
からのセンサ情報を受信するとともに、各センサに対し
て動作制御を行うセンサネットワークシステム管理装置
であることを特徴としている。
【0030】上記の方法では、複数のセンサと、これら
センサを管理するセンサネットワークシステム管理装置
とを備えたセンサネットワークシステムに適用されるも
のとなっている。このようなセンサネットワークシステ
ムでは、各センサは多種多様な場所に設置されるもので
あり、各センサとセンサネットワークシステム管理装置
との距離は、比較的遠くなる場合が多くなる。このよう
な場合には、各センサと、センサネットワークシステム
管理装置とを通信可能とするために、上記のような中継
ネットワークが必要となる。このような中継ネットワー
クにおいて、各中継機は互いに遠く離れている場合も多
く、中継機のバッテリに対する充電処理のメンテナンス
は、比較的労力のかかるものとなる。ここで、上記の方
法のように、充電メンテナンスを行う頻度を少なくする
ことは、システムの管理者の負担を大きく減少させるこ
とができるものである。
【0031】また、本発明の請求項10に係る中継ネッ
トワーク管理プログラムは、請求項8または9に記載の
中継ネットワークの管理方法をコンピュータに実現させ
ることを特徴としている。
【0032】上記プログラムをコンピュータシステムに
ロードすることによって、上記中継ネットワークの管理
方法をユーザに提供することが可能となる。
【0033】また、本発明の請求項11に係る中継ネッ
トワーク管理プログラムを記録した記録媒体は、請求項
8または9に記載の中継ネットワークの管理方法をコン
ピュータに実現させる中継ネットワーク管理プログラム
を記録していることを特徴としている。
【0034】上記記録媒体に記録されたプログラムをコ
ンピュータシステムにロードすることによって、上記中
継ネットワークの管理方法をユーザに提供することが可
能となる。
【0035】また、本発明の請求項12に係る中継ネッ
トワーク管理装置は、複数の通信端末同士を、互いに通
信可能に接続された複数の中継機を中継することによっ
て通信接続する中継ネットワークを管理する中継ネット
ワーク管理装置であって、各中継機から送られてくるバ
ッテリに関する情報に基づいて、中継ネットワークにお
ける中継経路を設定する中継経路管理部を備え、上記中
継経路管理部が、請求項8または9に記載の中継ネット
ワークの管理方法を実現することを特徴としている。
【0036】上記の構成によれば、上記した中継ネット
ワークの管理方法を実現する中継経路管理部を備えてい
るので、上記したように、特定の中継機の使用頻度が高
くなることによって、その中継機のバッテリがすぐにな
くなり、充電メンテナンスを行う頻度が高くなるという
ような弊害を防止することができ、システムの管理者の
負担を軽減することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明の実施の
一形態について図1ないし図7に基づいて説明すれば、
以下のとおりである。
【0038】(全体構成)図2は、本実施形態に係るセ
ンサネットワークシステムの概略構成を示すブロック図
である。このセンサネットワークシステムは、センサネ
ットワーク1a・1b・1c、中継ネットワーク2、お
よびサーバ(センサネットワークシステム管理装置、中
継ネットワーク管理装置)3を備えた構成となってい
る。
【0039】センサネットワーク1a・1b・1cは、
それぞれセンサネットワークコントローラ4と、複数の
センサ5…とを備えた構成となっている。なお、図2に
おいては、センサネットワーク1aについてのみ、その
内部構成を示しているが、センサネットワーク1b・1
cにおいても、同様の構成となっている。なお、以下で
は、センサネットワーク1a・1b・1cを特に区別し
ない場合には、「センサネットワーク1」と記すものと
する。
【0040】中継ネットワーク2は、複数の中継機6a
・6b・6c・6dによって構成されている。各中継機
は、無線によって互いに通信可能となっている。ここ
で、ある中継機の無線通信範囲は、中継ネットワーク2
に含まれる全ての中継機と通信可能である必要はなく、
1つ以上の他の中継機と通信可能であればよい。なお、
各中継機はすべて無線による通信を行うものである必要
はなく、一部有線による通信を行うシステムであっても
よい。このように、複数の中継機6a・6b・6c・6
dをネットワーク状に接続することによって、1つの通
信機の通信範囲が狭くても、広範囲にわたる中継ネット
ワークを構築することができる。なお、以下では、中継
機6a・6b・6c・6dを特に区別しない場合には、
「中継機6」と記すものとする。
【0041】サーバ3は、センサネットワークシステム
における中枢ブロックであり、各センサネットワーク1
からのセンサ情報を一元管理するとともに、センサネッ
トワークシステム内での不具合の発生などを検知する機
能を有している。このサーバ3は、中継ネットワーク2
における特定の中継機6と通信可能に接続されており、
これによって、中継ネットワーク2を介した通信を行う
ことが可能となっている。なお、サーバ3と中継機6と
の接続形態としては特に限定するものではなく、無線に
よる通信や、有線による通信のどちらを適用してもかま
わない。
【0042】センサネットワーク1は、上記したよう
に、1つのセンサネットワークコントローラ4と、この
センサネットワークコントローラ4とデータ通信可能な
複数のセンサ5…とを備えている。ここで、センサネッ
トワークコントローラ4とセンサ5…とのデータ通信形
態について説明する。センサネットワークコントローラ
4および各センサ5にはそれぞれ通信機が備えられてお
り、センサネットワークコントローラ4の通信機が親
機、各センサ5の通信機が子機となる。そして、親機と
子機との間でデータ通信が行われる。
【0043】親機と子機との間のデータ通信は、無線通
信でもよく、有線通信でもよい。無線通信としては、例
えば、無線LAN(Local Area Network)規格やBlu
etooth(登録商標)規格の微弱電波、特定小電力
無線等の近距離無線を利用するもの、光無線を利用する
もの、近距離赤外線通信等が考えられる。有線通信とし
ては、LANを利用するものや専用の通信線を利用する
ものなどが考えられる。
【0044】親機と子機との間の通信方式としては、双
方向通信または単方向通信があり、センサ5の種類によ
って異なる。センサ5がセンサネットワークコントロー
ラ4から制御信号等を受けて制御等されるものである場
合には、通信方式は双方向通信となる。一方、センサ5
が一方的にセンサネットワークコントローラ4に対して
信号を送るようなものである場合には、通信方式は子機
から親機への単方向通信となる。
【0045】センサ5において、検知を行う検知部と通
信機(子機)との間のインターフェイスは、例えば、R
S−232C、RS−485、DeviceNET等を
利用することができる。検知部による検知結果としての
アナログ電流やアナログ電圧、パルス信号等は、D/A
コンバータによってデジタル信号に変換され、上記イン
ターフェイスを介して、センサ5からセンサネットワー
クコントローラ4に送られる。
【0046】センサネットワークコントローラ4は、セ
ンサ5…から送られてくる信号を受信し、これらをまと
めて中継ネットワーク2を介してサーバ3に伝送する。
このセンサネットワークコントローラ4は、中継ネット
ワーク2における特定の中継機6と通信可能に接続され
ており、これによって、中継ネットワーク2を介した通
信を行うことが可能となっている。なお、センサネット
ワークコントローラ4と中継機6との接続形態としては
特に限定するものではなく、無線による通信や、有線に
よる通信のどちらを適用してもかまわない。
【0047】次に、センサネットワーク1の構成につい
て説明する。1つのセンサネットワークコントローラ4
は、通常、複数のセンサ5…(例えば最大256台のセ
ンサ5、セキュリティ管理のためのセンサネットワーク
3では10台程度のセンサ5)を管理しており、これら
によりセンサネットワーク1が構成される。なお、セン
サネットワーク1は図3に示すように互いに重なりあっ
ていてもよい。
【0048】図3は、複数のセンサネットワーク3が重
なり合っている例を示す概念図である。図3の例では、
1つのセンサ5が複数のセンサネットワーク1…に属し
ていたり、1つのセンサネットワーク1に2つのセンサ
ネットワークコントローラ4が存在したりしている。こ
のように、センサ5が複数のセンサネットワークコント
ローラ4によって管理されていると、そのセンサ5は、
1つのセンサネットワークコントローラ4が故障等して
も他のセンサネットワークコントローラ4によって正常
な動作が可能となる。したがって、高い信頼性が要求さ
れるセンサ5については、上記のように複数のセンサネ
ットワークコントローラ4によって管理することが望ま
しい。
【0049】図2のシステムにおいて、個々のセンサ5
は、それぞれに付与された固有のセンサIDによって識
別される。図2のシステムでは、多数のセンサ5…を用
いる方が、様々なセンシングを行うことが可能であり、
得られる情報が増大することによって、より多面的な状
況把握を行うことができる。多数のセンサ5…を用いる
ためには、センサIDを高ビット(例えば64ビット以
上)化すればよい。
【0050】(センサ)センサネットワーク1のセンサ
5としては、様々なセンサが用いられる。その一例を挙
げると、次の通りである。
【0051】人体等を検知するものとしては、光電セン
サ、ビームセンサ、超音波センサ、赤外線センサ等があ
る。物体の動きや破壊等を検知するものとしては、振動
センサ、加速度センサ(3Dセンサ、ボールセミコンダ
クタ型センサ)等がある。音を検知するものとしては、
マイクロホン、音感センサ、音響センサ等がある。映像
を検知するものとしては、ビデオカメラ等がある。火災
等を検知するものとしては、温度センサ、煙センサ、湿
度センサ等がある。車両等に搭載されるものとしては、
GPS(Global Positioning System)、加速度セン
サ、ワイパON/OFFセンサ、振動センサ、傾斜セン
サ等がある。室内に設置されるものとしては、照明ON
/OFFセンサ、水漏れセンサ等がある。屋外に設置さ
れるものとしては、雨量計、風速計、温度計等がある。
これら以外にも、静電容量レベルセンサ、静電容量浸入
センサ、電流センサ、電圧センサ、ドアの開閉を検知す
るリードスイッチ、時刻を検知する時計等、多種多様な
ものがある。
【0052】このように、センサネットワーク1に備え
られているセンサ5は、一般に「センサ」と呼ばれるも
のに限られておらず、現象を検知してその検知結果を電
気信号に変換するなどしてセンサネットワークコントロ
ーラ4に送ることができるあらゆる機器を含んでいる。
【0053】また、センサネットワーク1のセンサ5の
中には、能動型センサが含まれていてもよい。能動型セ
ンサとは、状況の変化に応じてセンシング機能を変化さ
せることが可能なセンサのことである。この能動型セン
サの例としては、ビデオカメラによるセンサが挙げられ
る。この能動型ビデオカメラセンサは、検知を行う検知
部としてのCCD(Charge Coupled Device)以外に、
ズーム機能やオートフォーカス機能、撮影方向を切り換
えるための方向切り換え機能等を備え、自動的に、ある
いはセンサネットワークコントローラ4からの制御信号
により動作可能なものをいう。このような能動型センサ
では、現象に応じてより的確な検知を行うことができ
る。例えば、上記ビデオカメラの例では、撮影範囲内で
動く物(煙等)を検知して、その方向に撮影方向を切り
換えることにより、その動く物をより的確に撮影するこ
とが可能となる。
【0054】さらに、センサネットワーク1のセンサ5
の中には、自律型センサが含まれていてもよい。ここで
は、自律型センサとは、そのセンサ自身に関する情報
(センサ情報)ならびに検知結果を、センサネットワー
クコントローラ4を介してサーバ3に対して、例えば周
期的に報知するものをいう。センサ情報とは、例えばそ
のセンサの種類(検知できる内容等を含む)および配置
(位置、設置場所)の情報である。
【0055】センサは車両等の移動体に取り付けられる
場合もある。センサが移動すると、そのセンサでの検知
結果により得られる情報は変化し得る。例えば、センサ
として車両に取り付けられた温度計を考えると、そのセ
ンサで気温を検知する場合、車両の位置、つまりセンサ
の位置によって検知結果がどの地点での気温を表してい
るかが異なることになる。このような場合に自律型セン
サを用いると、常にどの地点での気温を検知しているか
を認識することができる。
【0056】センサ5は、通常、特定の目的、例えば車
両盗難監視、屋内侵入監視、火災監視等の目的に応じて
選択され、その目的に応じた適切な場所に設置される。
また、通常、その目的ごとにセンサネットワーク1が構
成され、その目的を達成するための監視、通報等の処理
はサーバ3にて行われる。
【0057】なお、センサ5は、検知結果の報知方式、
つまり検知結果のセンサネットワークコントローラ4へ
の検知データの送り方によって周期型、イベント型、ポ
ーリング型の3種類にほぼ分類することができる。ここ
で、周期型センサは、所定の時間的周期において検知結
果を報知するものである。イベント型センサは、センサ
5が所定の現象を検知したとき、例えば所定の閾値以上
の物理量等を検知したときに検知結果を報知するもので
ある。ポーリング型センサは、センサネットワークコン
トローラ4側からの検知結果の報知指令を受けたときに
検知結果を報知するものである。
【0058】また、センサ5は、電源が供給されて動作
するものと、電源の供給は行われずに、内蔵するバッテ
リによって動作するものとが存在している。ここで、バ
ッテリによって動作するセンサ5を、バッテリ駆動型セ
ンサ5と呼ぶことにする。一般に、センサ5はあらゆる
場所に設置されるものであり、電源の供給が困難である
ような場所にも設置する必要が生じることもある。この
ような場合に、バッテリ駆動型センサ5が用いられるこ
とになる。
【0059】このようなバッテリ駆動型センサ5は、セ
ンシングによる検出結果とともに、バッテリの残量に関
する情報をセンサネットワークコントローラ4に送信す
るものとする。バッテリの残量に関する情報としては、
残り駆動可能時間、充電割合、およびバッテリ出力電圧
などが挙げられる。これらのどの情報を出力するかは、
バッテリ駆動型センサ5に備えられたバッテリ制御手段
の能力によって決定されるが、バッテリ駆動型センサ5
をなるべく安価に構成することを目的とすれば、バッテ
リの出力電圧の測定結果をそのまま出力する構成とする
ことが好ましい。本実施形態では、バッテリ駆動型セン
サ5が、バッテリの出力電圧の測定結果をバッテリ情報
としてセンサネットワークコントローラ4に対して出力
するものとする。
【0060】(センサネットワークコントローラ)図4
は、センサネットワークコントローラ4の内部構成を示
すブロック図である。センサネットワークコントローラ
4は、各種演算処理を行う演算処理部41、各種データ
を記憶している記憶部42、通信網6とのインターフェ
イスとなる通信インターフェイス43、およびセンサ5
とのインターフェイスとなるセンサインターフェイス4
4を備えている。
【0061】演算処理部41は、例えばマイクロコンピ
ュータなどの演算回路によって構成されており、その演
算機能に基づいて、各種データ処理や各種制御回路への
指示を行うものである。これにより、演算処理部41
は、センサネットワークコントローラ4全体の制御を司
っている。この演算処理部41は、上記の演算機能によ
って、信号処理部45、検知データ処理部46、センサ
制御部47、およびバッテリ情報取得部48の各機能ブ
ロックを実現する。これらの機能ブロックは、例えば各
機能を実現するプログラムをマイクロコンピュータによ
って実行することによって実現される。
【0062】信号処理部45は、中継ネットワーク2、
通信インターフェイス43を介してサーバ3から送られ
てくる制御信号に基づいて、検知データ処理部46で行
う検知データの処理やセンサ制御部47で行うセンサ5
の制御のための処理を制御する。
【0063】検知データ処理部46は、センサインター
フェイス44を介してセンサ5から送られてくる検知結
果としての検知データ(1次データ)に対して必要に応
じて所定の処理を施し、その処理を施した検知データ
(2次データ)を通信インターフェイス43、中継ネッ
トワーク2を介してサーバ3へ送る。
【0064】なお、検知データ処理部46は、2次デー
タを記憶部42に記憶させ、サーバ3からの要求に応じ
て2次データをサーバ3に送ってもよい。
【0065】検知データ処理部46にて検知データにど
のような処理を行うかは、信号処理部45により制御さ
れる。これにより、センサ5からの検知データの中から
有用な検知データのみをサーバ3に送るようにして、サ
ーバ3へ送るデータ量の削減を図っている。
【0066】例えば、センサ5としてのビデオカメラか
らの1次データ、つまり画像データとしては、1画面に
つき20〜30キロビット程度のデータが毎秒3画面
分、常時送られてくるような場合がある。検知データ処
理部46では、この1次データに対して、変化の小さい
画像を間引くなどの処理を施し、有用かつデータ量の小
さい2次データを生成する。
【0067】センサ制御部47は、センサインターフェ
イス44を介してセンサ5に制御信号を送ることによ
り、センサ5を制御する。センサ5の制御としては、周
期型センサにおける検知データの発信周期の制御や、イ
ベント型センサの閾値の制御、ポーリング型センサに対
するポーリング制御、あるいは能動型センサの動作制御
等がある。センサ制御部47によりセンサ5をどのよう
に制御するかは、信号処理部45からの指令に基づく。
【0068】バッテリ情報取得部48は、センサインタ
ーフェイス44を介して入力された、バッテリ駆動型セ
ンサ5から送られてきたバッテリ情報を取得するブロッ
クである。ここで取得されたバッテリ情報は、一旦記憶
部42に格納された後、通信インターフェイス43およ
び中継ネットワーク2を介してサーバ3に送信される。
【0069】記憶部42は、演算処理部41における各
種処理を行うための各種プログラムやデータを記憶して
おり、例えばフラッシュEEPROMなどによって実現
される。
【0070】(サーバ)図5は、サーバ3の概略構成を
示すブロック図である。サーバ3は、センサネットワー
クシステムにおける監視センターなどに設けられるコン
ピュータであり、センサネットワークシステムに設けら
れた全てのセンサ5…からのセンサ出力の監視、各セン
サ5のバッテリ残量管理、および各センサ5の動作制御
などを行うものである。
【0071】サーバ3は、中継ネットワーク2とのイン
ターフェイスとなる通信インターフェイス33、各種演
算処理を行う演算処理部31、および各センサ5に関す
る各種データを記憶している記憶部32を備えている。
また、サーバ3は、監視状況などをオペレータに対して
表示する表示部38、および、オペレータの各種入力を
受け付ける入力部39を備えている。
【0072】演算処理部31は、例えばマイクロコンピ
ュータなどの演算回路によって構成されており、その演
算機能に基づいて、各種データ処理や各種制御回路への
指示を行うものである。これにより、演算処理部31
は、サーバ3全体の制御を司っている。この演算処理部
31は、上記の演算機能によって、入出力処理部34、
センサ制御部35、センサ信号判定部36、および駆動
時間制御部37の各機能ブロックを実現する。これらの
機能ブロックは、例えば各機能を実現するプログラムを
マイクロコンピュータによって実行することによって実
現される。
【0073】入出力処理部34は、センサネットワーク
コントローラ4、中継ネットワーク2、通信インターフ
ェイス33を介して、センサ5…との間で各種信号の入
出力に関する処理を行うブロックである。
【0074】センサ信号判定部36は、センサ5から送
られてきたセンサ信号、すなわち、センサ5による検出
結果の情報を解析し、異常があるか否かを判定するブロ
ックである。この判定は、記憶部32に記憶されている
センサデータベース40aに基づいて行われる。センサ
信号判定部36における判定結果は、適宜表示部38に
おいて表示される。
【0075】駆動時間制御部37は、バッテリ駆動型セ
ンサ5から送られてきたバッテリ情報を解析し、該バッ
テリ駆動型センサ5の残り駆動時間を算出するととも
に、残り駆動時間に応じて、該バッテリ駆動型センサ5
の動作状態の制御方法を算出するブロックである。これ
らの処理、記憶部32に記憶されているセンサデータベ
ース40aおよび出力電圧−残存容量テーブル40bに
基づいて行われる。この駆動時間制御部37における処
理の詳細については後述する。駆動時間制御部37にお
ける処理の内容は、適宜表示部38において表示され
る。
【0076】センサ制御部35は、センサネットワーク
システムに備えられているセンサ5…の動作状態を制御
するブロックである。センサ5…の動作状態の制御は、
センサデータベース40aに記憶されている制御内容
や、センサ信号判定部36による判定結果、駆動時間制
御部37によって算出された動作状態の制御方法、およ
び、入力部39からのオペレータによる入力指示などに
基づいて行われる。このセンサ制御部35から、指定さ
れたセンサ5に対しての制御信号が、入出力処理部34
を介して、通信インターフェイス33から該当センサ5
に対して送信される。
【0077】記憶部32は、センサデータベース40a
および出力電圧−残存容量テーブル40bを記憶すると
ともに、演算処理部31における各種処理を行うための
各種プログラムやデータを記憶するブロックである。こ
の記憶部32は、例えばハードディスクドライブなどの
記憶装置によって実現される。
【0078】次に、センサデータベース40aについて
説明する。センサデータベース40aは、センサネット
ワークシステムに備えられている全てのセンサ5…に関
する情報を記憶しているデータベースである。以下に、
センサデータベース40aに含まれる各センサ5に関す
る情報の例を挙げる。
【0079】まず、該当センサ5が設置されている場所
および位置に関する情報が挙げられる。これは、例えば
そのセンサ5が設置されている地域(地名、あるいは経
度・緯度など)や、設置形態(地上、地中、壁面、地上
からの高さなど)などの情報である。
【0080】次に、そのセンサ5が検出するセンシング
対象に関する情報、言い換えれば、そのセンサ5がどの
ような種類のセンサであるかということに関する情報が
挙げられる。これは、上記したセンサの種類、例えば温
度センサや超音波センサなどの情報となる。また、上記
したセンサの分類、例えば能動型、自律型というような
区分や、周期型、イベント型、ポーリング型というよう
な区分についても情報に含まれる。
【0081】次に、該当センサ5が所属しているセンサ
ネットワーク1に関する情報が挙げられる。この情報に
よって、該当センサ5が、どのセンサネットワーク1に
属しており、どのセンサネットワークコントローラ4に
よってコントロールされているかを把握することができ
る。
【0082】次に、該当センサ5による検出結果が異常
であるか否かを判定するための条件に関する情報が挙げ
られる。この条件としては、例えば、検出結果がある閾
値を超えた際に、これを異常と判断する、というような
条件が想定される。
【0083】次に、該当センサ5が、バッテリ駆動型か
否かに関する情報が挙げられる。バッテリ駆動型である
センサ5の場合、バッテリとして使用している電池の種
類、該センサ5の平均消費電力、などがセンサデータベ
ース40aに格納される。
【0084】次に、該当センサ5が周期型である場合
に、検出結果を通知する周期に関する情報がセンサデー
タベース40aに格納される。また、該当センサ5がポ
ーリング型である場合に、ポーリングの間隔、あるいは
ポーリングを行う条件に関する情報がセンサデータベー
ス40aに格納される。また、該当センサ5がイベント
型である場合に、検出結果を通知するきっかけとなるイ
ベントの条件に関する情報がセンサデータベース40a
に格納される。
【0085】以上のような情報が、センサデータベース
40aに、各センサ5ごとに格納されることになる。こ
こで、各センサ5は、上記したセンサIDによって識別
され、サーバ3に送られる信号には、ヘッダとしてセン
サIDが含まれているものとする。
【0086】次に、駆動時間制御部37における処理に
ついて説明する。駆動時間制御部37は、上記したよう
に、バッテリ駆動型センサ5から送られてきたバッテリ
情報に基づいて、残り駆動時間を算出する処理と、残り
駆動時間に応じて、該バッテリ駆動型センサ5の動作状
態の制御方法を算出する処理とを行う。これらの2つの
処理について以下に詳細に説明する。
【0087】まず、バッテリ駆動型センサ5における残
り駆動時間を算出処理について説明する。バッテリ駆動
型センサ5は、上記したように、バッテリ出力電圧の測
定結果をバッテリ情報としてサーバ3に向けて送信する
ようになっている。駆動時間制御部37は、このバッテ
リ出力電圧に基づいて、まず、バッテリの残存容量を算
出する。なお、バッテリ駆動型センサ5からサーバ3に
向けてのバッテリ情報の送信は、定期的に自発的に行わ
れてもよいし、サーバ3からの要求に応じて行われても
よい。
【0088】図6は、バッテリの一例として、二次電池
であるニッケル・水素蓄電池における、放電容量と電池
電圧との関係を示すグラフである。同図に示すように、
二次電池は、放電容量が増大する、すなわち、残存容量
が低下するとともに、出力電圧が低下する特性を有して
いる。この特性を用いることによって、出力電圧から残
存容量を推定することができる。
【0089】例えば、図6に示すニッケル・水素蓄電池
の場合、出力電圧と残存容量との関係は、グラフから次
のように読み取ることが可能である。出力電圧1.40
Vの場合、残存容量割合は90%であり、1600mA
hをフル充電容量とすると、残存容量は、1440mA
hと推定される。同様に、出力電圧1.27Vの場合、
残存容量割合が50%、残存容量が800mAh、出力
電圧1.15Vの場合、残存容量割合が10%、残存容
量が160mAhと推定される。
【0090】したがって、まず、記憶部32に、センサ
ネットワークシステムに含まれているセンサ5において
用いられているバッテリの種類ごとに、図6に示すよう
な出力電圧と残存容量との関係を示す出力電圧−残存容
量テーブル40bを記憶しておくようにする。そして、
駆動時間制御部37がこの出力電圧−残存容量テーブル
40bを参照することによって、バッテリ情報を送信し
てきたセンサ5の残存容量を把握することが可能とな
る。
【0091】残存容量が確認されると、これに基づいて
残り駆動時間の算出が行われる。各センサ5における平
均消費電力は、センサデータベース40に格納されてい
る。したがって、残り駆動時間=残存容量/平均消費電
力という式によって、残り駆動時間を算出することがで
きる。ここで算出された残り駆動時間は、センサデータ
ベース40aにおける該当センサ5の欄に記録される。
【0092】ここまでの処理の流れを、図7に示すフロ
ーチャートを参照しながら説明すると次のようになる。
まず、ステップ1(以降、S1のように称する)におい
て、駆動時間制御部37が、入出力処理部34より、あ
るセンサ5からのバッテリ情報を受け取ると、そのヘッ
ダに示されているセンサIDを抽出する(S2)。そし
て、センサデータベース40aに問い合わせることによ
って、該バッテリ情報を送信してきたセンサ5において
用いられているバッテリの種類が確認される(S3)。
その後、出力電圧−残存容量テーブル40bに問い合わ
せて、出力電圧の情報に基づいて、残存容量が確認され
る(S4)。そして、センサデータベース40aに問い
合わせることによって、該当センサ5の平均消費電力を
特定し(S5)、残存容量と平均消費電力とに基づい
て、該当センサ5における残り駆動時間が算出される
(S6)。
【0093】次に、駆動時間制御部37において行われ
る、残り駆動時間に応じてバッテリ駆動型センサ5の動
作状態の制御方法を算出する処理について説明する。
【0094】本実施形態に係るセンサネットワークシス
テムのように、バッテリ駆動型センサ5が複数設けられ
ているシステムの場合、バッテリの残存容量が0になっ
たセンサ5が発生すると、そのセンサ5に対して充電を
行うメンテナンスが必要となる。各センサ5におけるバ
ッテリの容量および消費電力は様々であり、バッテリの
残存容量が0となるタイミングは各センサ5によって異
なることになる。この場合、充電処理を行う頻度が多く
なり、センサネットワークシステムの管理者に対するメ
ンテナンス上の負担が増大することになる。
【0095】そこで、本実施形態においては、各センサ
5におけるバッテリの残存容量に応じてそのセンサ5の
動作状態を制御することによって、残り駆動時間が各セ
ンサ5の間でほぼ等しくなるようにしている。これによ
り、1回の充電処理メンテナンスによって多くのセンサ
5のバッテリを充電することが可能となり、充電処理を
行う頻度を大幅に減少することが可能となる。ここで、
残り駆動時間の目標値を目標残り駆動時間と称すること
にすると、上記の制御は、各センサ5における残り駆動
時間が目標残り駆動時間となるように、各センサ5の動
作制御を行うことになる。以下に、この制御方法につい
て詳細に説明する。
【0096】まず、目標残り駆動時間は次のように設定
される。センサネットワークシステムに含まれるセンサ
5のうち、残り駆動時間の制御対象となるセンサ5の残
り駆動時間は、上記したように、センサデータベース4
0aに記録されていることになる。そこで、ある時点に
おいて、駆動時間制御部37が、センサデータベース4
0aに記録されている各センサ5の残り駆動時間の中か
ら、最も長い残り駆動時間を抽出する。そして、この最
も長い残り駆動時間を目標残り駆動時間として設定し、
記憶部32に記憶する。なお、この目標残り駆動時間
は、後述するように、各センサ5の動作状態に応じて適
宜変更されることになる。
【0097】各センサ5に対する具体的な制御手法とし
ては、検知時間の制御、検知・報告回数の制御、
無線出力の制御、動作許可温度の制御、駆動電力の
制御などが挙げられる。
【0098】まず、検知時間の制御について説明す
る。センサ5は、その検知対象や検知動作によって、検
知を実際に行っている時間(検知時間)が異なってい
る。大きく分けると、センサ5は、ある一定の期間で連
続して検知動作を続ける連続型と、ある一定の周期で検
知動作を一時的に行う周期型との2つに分類される。連
続型の例としては、例えば、1日24時間、年中無休で
検知を行うもの、1日のうちで検知を行う時間が設定さ
れているもの、曜日に応じて検知を行う時間が設定され
ているもの、などが挙げられる。周期型の例としては、
センサ5側で検知を行う周期を管理するもの、サーバ2
側からの指示によって検知を行うもの、などが挙げられ
る。この周期型では、一定の周期で行われる1回の検知
動作の動作期間が所定の値に設定されており、例えばこ
の動作期間中で検知したデータを平均化してサーバ2に
通知する、というような制御が行われる。
【0099】連続型の場合には、デフォルトとして設定
されている検知時間を短くすることによって残り駆動時
間を長くし、目標残り駆動時間に近づけることが可能と
なる。また、周期型の場合には、デフォルトとして設定
されている1回の検知動作の動作期間を短くすることに
よって残り駆動時間を長くし、目標残り駆動時間に近づ
けることが可能となる。
【0100】次に、検知・報告回数の制御について説
明する。この制御の対象となるセンサ5は、上記の周期
型のセンサ5となる。周期型のセンサ5は、上記のよう
に、ある一定の周期で検知動作を一時的に行うものとな
っており、この検知動作を行う頻度を少なくする、およ
び、検知結果をサーバ2に通知する頻度を少なくするこ
とによって、残り駆動時間を長くすることが可能とな
り、目標残り駆動時間に近づけることが可能となる。
【0101】次に、無線出力の制御について説明す
る。この制御の対象となるセンサ5は、無線によってセ
ンサネットワークコントローラ4に検知結果を通信する
センサ5となる。無線通信方式のセンサ5の中には、図
3で示したように、複数のセンサネットワーク1…に属
しているものがあり、このようなセンサ5は、複数のセ
ンサネットワークコントローラ4…と通信が可能となっ
ている。この場合、無線の出力は、通信可能なセンサネ
ットワークコントローラ4…のうち、最も遠い、あるい
は電波が届きにくいセンサネットワークコントローラ4
と通信可能な程度に設定されていることになる。そこ
で、通信可能なセンサネットワークコントローラ4が存
在しなくならない程度に無線の出力を低減することによ
って、残り駆動時間を長くすることが可能となり、目標
残り駆動時間に近づけることが可能となる。
【0102】次に、動作許可温度の制御について説明
する。この制御の対象となるセンサ5は、抵抗値や化学
電池の温度依存性に起因して、高温環境下での電力消費
が増大するようなセンサ5となる。このようなセンサ5
に対して、環境温度が所定値以上である場合に動作を停
止するような制御を行うことによって、残り駆動時間を
長くすることが可能となり、目標残り駆動時間に近づけ
ることが可能となる。
【0103】次に、駆動電力の制御について説明す
る。この制御の対象となるセンサ5は、検知動作に必要
とされる駆動電力を増減することが可能なセンサ5とな
る。一例としては、例えばミリ波やマイクロ波などの電
磁波を出射して侵入物体を検知するような侵入センサが
考えられる。この侵入センサでは、電磁波の出力を上げ
ればセンサ範囲をより広くすることができ、逆に電磁波
の出力を下げればセンサ範囲を狭くすることができる。
すなわち、電磁波の出力に相当する駆動電力を減少させ
ることによって、残り駆動時間を長くすることが可能と
なり、目標残り駆動時間に近づけることが可能となる。
【0104】なお、以上では、各センサ5に対する具体
的な制御手法として〜の制御について説明したが、
その他、センサ5における残り駆動時間を長くすること
が可能となるような動作制御があれば、それを適用して
もよい。
【0105】以上のように、センサ5における残り駆動
時間を長くするために、駆動時間制御部37は、各セン
サ5における各種動作を抑制する方向で制御することに
なる。具体的には次のようにして動作制御量が算出され
る。
【0106】まず、センサデータベース40aに、各動
作種類における動作制御量と、その動作制御量における
平均消費電力との関係がテーブルの形式で記録されてい
るものとする。そして、該当センサ5における残存容量
と、目標残り駆動時間とによって、目標残り駆動時間を
実現するための目標平均消費電力が求められる。具体的
には、目標平均消費電力=残存容量/目標残り時間とい
う式によって求められる。そして、この目標平均消費電
力に最も近い平均消費電力となる動作制御量を、センサ
データベース40aを参照することによって特定する。
【0107】ここで、残り駆動時間を長くしようとし
て、センサ5における各種動作を必要以上に抑制してし
まうと、残り駆動時間は延びるが、必要とされるセンシ
ング動作が得られないという状態になることも考えられ
る。
【0108】したがって、各センサ5において、動作制
御が可能な動作のパラメータについて、その最低限度の
値となる動作制御最低値を、センサデータベース40a
に記録しておくことにする。例えば、検知時間の制御
に関しては、該当センサ5において必要とされる検知時
間の最小値を動作制御最低値としてセンサデータベース
40aに記録しておく。そして、目標残り駆動時間を実
現するために必要とされる動作制御量が、動作制御最低
値よりも下回る場合には、動作制御最低値に動作制御を
設定するとともに、その動作制御によって実現される残
り駆動時間を算出し、これを新たに目標残り駆動時間と
して設定する。
【0109】ここでの目標残り駆動時間の算出は、次の
ようにして行われる。まず、センサデータベース40a
に、動作制御最低値に各センサ5が設定された際の平均
消費電力が記録されているものとする。そして、駆動時
間制御部37が、該当センサ5に対する平均消費電力を
センサデータベース40aから読み出すとともに、該当
センサ5における残存容量が確認される。そして、残り
駆動時間=残存容量/平均消費電力という式によって、
残り駆動時間を算出し、これを目標残り駆動時間として
設定する。
【0110】以上をまとめて、駆動時間制御部37にお
ける、各センサ5の動作制御量の設定処理について、図
1に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、S
11において、前記した図7に示すフローチャートの処
理によって、該当センサ5における残り駆動時間が算出
される。そして、この残り駆動時間が、前記した方法に
よって算出された目標残り駆動時間以下であるか否かが
判定される(S12)。
【0111】S12においてNO、すなわち、残り駆動
時間が目標残り駆動時間よりも大きいと判定された場
合、この残り駆動時間を、新たな目標残り駆動時間とし
て設定し(S13)、記憶部32に登録する。そして、
このセンサ5に対しては、現状の動作制御量がそのまま
適用される。
【0112】一方、S12においてYES、すなわち、
残り駆動時間が目標残り駆動時間以下であると判定され
た場合、該当センサにおける制御可能な動作種類を、セ
ンサデータベース40aを参照することによって特定す
る(S14)。その後、該当センサ5における残存容量
と目標残り駆動時間とによって、上記した計算式によっ
て目標平均消費電力を算出する(S15)。ここで求め
られた目標平均消費電力と、センサデータベース40a
に格納されている、各動作制御量に対する平均消費電力
とを比較し、目標平均消費電力に最も近い平均消費電力
となる動作制御量を特定する(S16)。
【0113】そして、S16において特定された動作制
御量が、センサデータベース40aに格納されている動
作制御最低値以上であるか否かが判定される(S1
7)。ここで、動作制御量が動作制御最低値よりも小さ
いと判定された場合(S17においてNO)、動作制御
最低値を、該当センサ5における動作制御量として設定
し、その旨を該当センサ5に対して通知、指示する(S
18)。一方、動作制御量が動作制御最低値以上である
と判定された場合(S17においてYES)、この動作
制御量を、該当センサ5における動作制御量として設定
し、その旨を該当センサ5に対して通知、指示する(S
19)。
【0114】なお、センサ5の中には、デフォルトで設
定されている動作制御量で動作しないと意味をなさな
い、すなわち、動作を縮小することのできないような重
要なセンサが存在することも考えられる。このようなセ
ンサに対しては、上記のような動作制御の適用外として
センサデータベース40aに登録することにする。
【0115】なお、本実施形態では、サーバ3に駆動時
間制御部37を設けた構成としたが、これに限定される
ものではなく、その他の通信端末に設ける構成や、ある
いは通信ネットワークコントローラ4に設ける構成とし
てもかまわない。[実施の形態2]本発明の実施の他の
形態について図8ないし図10に基づいて説明すれば、
以下のとおりである。なお、前記した実施の形態1で説
明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を
付記し、その説明を省略する。
【0116】本実施形態に係るセンサネットワークシス
テムは、実施の形態1におけるセンサネットワークシス
テムの機能に加えて、中継ネットワーク2における中継
経路を制御することが可能となっている。なお、本実施
形態に係るセンサネットワークシステムの構成は、実施
の形態1において図2を参照して説明した構成と同様と
なっており、相違点としては、サーバ3の構成が異なる
点である。このサーバ3の構成については後述する。
【0117】本実施形態に係るセンサネットワークシス
テムでは、中継ネットワーク2は、複数の中継機6…を
中継してサーバ3と各センサネットワーク1とのデータ
の送受信が行われる構成となっている。中継機6は、電
源供給が可能であるものもあるが、設置条件によって
は、電源供給を行うことが困難である場合もあり、この
ような場合には、バッテリによる駆動が行われることに
なる。
【0118】中継ネットワーク2内における通信経路
は、サーバ3とデータの送受信を行うセンサネットワー
クコントローラ4との位置関係などに応じて様々に変化
するものとなっている。また、前記したように、各中継
機6…は1つ以上の他の中継機6と通信可能となってい
るので、サーバ3と、特定のセンサネットワークコント
ローラ4との通信経路も、複数のパターンが存在するこ
とになる。
【0119】このようなシステムの場合、通信経路の選
択方法によっては、特定の中継機6が利用される頻度が
著しく高くなる場合も考えられる。この中継機6がバッ
テリ駆動方式である場合には、すぐにバッテリの残存容
量が減ることになり、充電を頻繁に行う必要が生じるこ
とになる。したがって、充電のためのメンテナンスを行
う頻度が高くなり、センサネットワークシステムの管理
者に対する負担が増大することになる。また、特定の中
継機6の使用頻度が著しく高くなると、その中継機6自
身およびバッテリの使用寿命が短くなるという弊害もあ
る。
【0120】そこで、本発明においては、中継ネットワ
ーク2における中継経路を制御して、中継動作を行わせ
る中継機6を選択することによって、各中継機6の使用
頻度を均等化するようにしている。これにより、特定の
中継機6の使用頻度が著しく高くなることによる上記の
ような弊害を防止することができる。
【0121】なお、本実施形態では、バッテリ駆動型の
中継機6は、サーバ3に対して例えば周期的にバッテリ
情報を通知するようになっているものとする。ここでの
バッテリ情報とは、実施の形態1におけるセンサ5が送
出するバッテリ情報と同様のものとする。以下に、この
制御方法について詳細に説明する。
【0122】まず、中継ネットワーク2における中継経
路について、図9を参照しながら、その概略を説明す
る。図9に示すように、一例として、中継ネットワーク
2が、4つの中継機6a・6b・6c・6dから構成さ
れているものとする。そして、あるセンサネットワーク
1が通信可能な中継機が中継機6aのみであり、サーバ
3が通信可能な中継機が中継機6dのみであるとする。
【0123】中継ネットワーク2内では、中継機6a
は、中継機6bおよび中継機6cのみと通信可能であ
り、中継機6dも、中継機6bおよび中継機6cのみと
通信可能であるとする。この場合、センサネットワーク
1とサーバ3との間で通信を行う際には、中継機6a〜
中継機6b〜中継機6dを経由する経路R1と、中継機
6a〜中継機6c〜中継機6dを経由する経路R2とが
存在することになる。
【0124】ここで、例えば中継機6bのバッテリ残存
容量が少なくなっている場合を想定する。この場合、セ
ンサネットワーク1とサーバ3との間で通信を行う際
に、経路R2を経由するように制御すれば、中継機6b
に中継動作を行わせずに済むことになるので、中継機6
bのバッテリの減少を抑制することが可能となる。以下
に、本実施形態における中継経路の制御について詳しく
説明する。
【0125】図8は、本実施形態におけるサーバ3の概
略構成を示すブロック図である。このサーバ3は、図5
に示すサーバ3と比較して、演算処理部31に中継経路
管理部51がさらに備えられている点、および、記憶部
32に中継機データベース40cがさらに含まれている
点が異なっている。その他の構成については、同様であ
る。
【0126】中継経路管理部51は、中継機6から送信
され、通信インターフェイス33および入出力処理部3
4を介して入力されたバッテリ情報に基づいて、最適な
中継経路を設定し、設定された中継経路を実現するため
の信号を、入出力処理部34および通信インターフェイ
ス33を介して、中継ネットワーク2における各中継機
6に送信する。この中継経路管理部51における処理内
容は、適宜表示部38に表示されるとともに、オペレー
タによる入力部39からの入力によって、適宜設定など
を変更することも可能となっている。
【0127】中継機データベース40cは、中継ネット
ワーク2に含まれる全ての中継機6…に関する情報を記
憶しているデータベースである。以下に、各中継機6に
関する情報の例を挙げる。
【0128】まず、該当中継機6が設置されている場所
および位置に関する情報が挙げられる。これは、例えば
その中継機6が設置されている地域(地名、あるいは経
度・緯度など)や、設置形態(地上、地中、壁面、地上
からの高さなど)などの情報である。
【0129】次に、該当中継機6が、バッテリ駆動型か
否かに関する情報が挙げられる。バッテリ駆動型である
中継機6の場合、バッテリとして使用している電池の種
類、該中継機6が中継動作を行う際の平均消費電力、な
どが中継機データベース40cに格納される。
【0130】次に、該当中継機6が通信可能な他の中継
機6に関する情報が挙げられる。ここでは、さらに、通
信可能な他の中継機6との距離に関する情報も記録され
る。
【0131】以上のような情報が、中継機データベース
40cに、各中継機6ごとに格納されることになる。こ
こで、各中継機6は、中継機IDによって識別され、サ
ーバ3に送られるバッテリ信号には、ヘッダとして中継
機IDが含まれているものとする。
【0132】さらに、中継機データベース40cには、
センサネットワークシステムに含まれる全てのセンサネ
ットワークコントローラ4…に関して、選択可能な全て
の中継経路に関する情報が記憶されている。
【0133】次に、中継経路管理部51における処理の
流れについて、図10に示すフローチャートに基づいて
説明する。まず、S21において、サーバ3と特定のセ
ンサネットワークコントローラ4との間で信号の送受信
を行う需要が発生したことが検知される。この検知は、
例えば信号の送受信を開始することを示すイニシャル信
号シーケンスが行われたことを検知することによって実
現される。なお、このイニシャル信号シーケンスの中継
経路は、それ以前に設定された中継経路を用いるものと
する。
【0134】次に、該当センサネットワークコントロー
ラ4との間で選択可能な全ての中継経路に関する情報
が、中継機データベース40cに問い合わせることによ
って取得される(S22)。そして、各中継経路に含ま
れる中継機6…のバッテリ残存容量に関する情報が、中
継機データベース40cに問い合わせることによって取
得される(S23)。
【0135】その後、各中継経路において、最もバッテ
リ残存容量が少ない中継機6を特定する(S24)。そ
して、各中継経路における最もバッテリ残存容量が少な
い中継機6の中で、最もバッテリ残存容量が大きい中継
機6を含んでいる中継経路を選択し、信号の送受信を行
う中継経路として設定する(S25)。
【0136】なお、上記の例では、中継機データベース
40cに、センサネットワークシステムに含まれる全て
のセンサネットワークコントローラ4…に関して、選択
可能な全ての中継経路に関する情報が記憶されているも
のとなっている。しかしながら、この情報を中継機デー
タベース40cに記憶せずに、中継経路選択処理におい
て、中継経路管理部51が、該当センサネットワークコ
ントローラ4に関する選択可能な中継経路を算出するよ
うにしてもよい。これは、中継経路管理部51が、中継
機データベース40cに記憶されている、各中継機6が
どの中継機6と通信可能であるかという情報を読み出す
ことによって算出可能である。
【0137】なお、本実施形態では、サーバ3に中継経
路管理部を設けた構成としたが、これに限定されるもの
ではなく、その他の通信端末に設ける構成としてもかま
わない。
【0138】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
センサネットワークシステム管理方法は、複数のセンサ
と通信可能であり、各センサからのセンサ情報を受信す
るとともに、各センサに対して動作制御を行うセンサネ
ットワークシステム管理装置において行われるセンサネ
ットワークシステム管理方法であって、各センサにおけ
るバッテリの残り駆動時間を取得するステップと、目標
残り駆動時間を設定するステップと、上記各センサにお
けるバッテリの残り駆動時間と、上記目標残り駆動時間
とが略等しくなるように、各センサの動作を制御するス
テップとを有している方法である。
【0139】これにより、センサネットワークシステム
に含まれるバッテリ駆動型のセンサのほとんどを、ほぼ
同じ時期にバッテリの残存容量がなくなるように設定す
ることができるので、1回の充電処理メンテナンスによ
って多くのセンサのバッテリを充電することが可能とな
り、充電処理を行う頻度を大幅に減少することが可能と
なるという効果を奏する。また、これにより、センサネ
ットワークシステムを管理する管理者のメンテナンス上
の負担を軽減することが可能となるという効果を奏す
る。
【0140】また、本発明の請求項2に係るセンサネッ
トワークシステム管理方法は、上記目標残り駆動時間
が、その時点でバッテリの残り駆動時間が最も長いセン
サにおけるバッテリの残り駆動時間に設定される方法で
ある。
【0141】これにより、請求項1記載の方法による効
果に加えて、充電が必要となるまでの期間を長くするこ
とができるので、充電処理の頻度を少なくすることがで
き、メンテナンスの負担を軽減することができるという
効果を奏する。
【0142】また、本発明の請求項3に係るセンサネッ
トワークシステム管理方法は、バッテリの残存容量を検
出するとともに、該残存容量と、上記目標残り駆動時間
とによって、目標平均消費電力を算出し、該目標平均消
費電力を実現するように、該当センサの動作を制御する
方法である。
【0143】これにより、請求項1または2記載の方法
による効果に加えて、上記のようにして目標平均消費電
力が設定されれば、該当センサをどのように動作させれ
ば目標残り駆動時間を実現することができるのかを把握
することが可能となるので、各センサをどのように動作
制御すればよいかを的確に把握することができるという
効果を奏する。
【0144】また、本発明の請求項4に係るセンサネッ
トワークシステム管理方法は、請求項1、2、または3
記載の方法において、各センサに対して、最低限の機能
を実現するための動作制御最低値を設定しておくととも
に、各センサに対する動作の制御が、上記動作制御最低
値を下回らないようにする方法である。
【0145】これにより、請求項1、2、または3記載
の方法による効果に加えて、目標残り駆動時間を実現す
ることのみを考慮してしまうことによって、必要とする
検知動作を行えなくなってしまうことを防止することが
できるという効果を奏する。すなわち、センサに最低限
必要とされる動作を保証することが可能となるという効
果を奏する。
【0146】また、本発明の請求項5に係るセンサネッ
トワークシステム管理プログラムは、請求項1ないし4
のいずれか一項に記載のセンサネットワークシステム管
理方法をコンピュータに実現させる構成である。
【0147】これにより、上記プログラムをコンピュー
タシステムにロードすることによって、上記センサネッ
トワークシステム管理方法をユーザに提供することが可
能となるという効果を奏する。
【0148】また、本発明の請求項6に係るセンサネッ
トワークシステム管理プログラムを記録した記録媒体
は、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のセンサネ
ットワークシステム管理方法をコンピュータに実現させ
るセンサネットワークシステム管理プログラムを記録し
ている構成である。
【0149】これにより、上記記録媒体に記録されたプ
ログラムをコンピュータシステムにロードすることによ
って、上記センサネットワークシステム管理方法をユー
ザに提供することが可能となるという効果を奏する。
【0150】また、本発明の請求項7に係るセンサネッ
トワークシステム管理装置は、複数のセンサと通信可能
であり、各センサからのセンサ情報を受信するととも
に、各センサに対して動作制御を行うセンサネットワー
クシステム管理装置であって、各センサから送られてく
るバッテリに関する情報に基づいて、該当センサに対す
る動作制御量を算出する駆動時間制御部を備え、上記駆
動時間制御部が、請求項1ないし4のいずれか一項に記
載のセンサネットワークシステム管理方法を実現する構
成である。
【0151】これにより、1回の充電処理メンテナンス
によって多くのセンサのバッテリを充電することが可能
となり、充電処理を行う頻度を大幅に減少することが可
能となるので、センサネットワークシステムを管理する
管理者のメンテナンス上の負担を軽減することが可能と
なるという効果を奏する。
【0152】また、本発明の請求項8に係る中継ネット
ワークの管理方法は、複数の通信端末同士を、互いに通
信可能に接続された複数の中継機を中継することによっ
て通信接続する中継ネットワークの管理方法であって、
特定の2つの通信端末の間で通信が行われる際に、選択
可能な中継経路を取得するステップと、上記選択可能な
各中継経路に含まれる中継機のバッテリ残存容量に関す
る情報を取得するステップと、上記各中継経路におい
て、最もバッテリ残存容量が少ない中継機を特定するス
テップと、上記各中継経路における最もバッテリ残存容
量が少ない中継機の中で、最もバッテリ残存容量が大き
い中継機を含んでいる中継経路を選択し、上記特定の2
つの通信端末同士の間での信号の送受信を行う中継経路
として設定するステップとを有している方法である。
【0153】これにより、各中継機におけるバッテリの
残存容量の低下を均等化することができるので、特定の
中継機の使用頻度が高くなることによって、その中継機
のバッテリがすぐになくなり、充電メンテナンスを行う
頻度が高くなるというような弊害を防止することがで
き、システムの管理者の負担を軽減することができると
いう効果を奏する。また、特定の中継機の使用頻度が著
しく高くなると、その中継機自身およびバッテリの使用
寿命が短くなるという弊害もあるが、上記の方法によれ
ば、この問題も解消することができるという効果を奏す
る。
【0154】また、本発明の請求項9に係る中継ネット
ワークの管理方法は、上記複数の通信端末が、複数のセ
ンサ、および、各センサからのセンサ情報を受信すると
ともに、各センサに対して動作制御を行うセンサネット
ワークシステム管理装置である方法である。
【0155】これにより、請求項8記載の方法による効
果に加えて、上記のような中継ネットワークにおいて、
各中継機は互いに遠く離れている場合も多く、中継機の
バッテリに対する充電処理のメンテナンスは、比較的労
力のかかるものとなるが、上記のように、充電メンテナ
ンスを行う頻度を少なくすることができるので、システ
ムの管理者の負担を大きく減少させることができるとい
う効果を奏する。
【0156】また、本発明の請求項10に係る中継ネッ
トワーク管理プログラムは、請求項8または9に記載の
中継ネットワークの管理方法をコンピュータに実現させ
る構成である。
【0157】これにより、上記プログラムをコンピュー
タシステムにロードすることによって、上記中継ネット
ワークの管理方法をユーザに提供することが可能となる
という効果を奏する。
【0158】また、本発明の請求項11に係る中継ネッ
トワーク管理プログラムを記録した記録媒体は、請求項
8または9に記載の中継ネットワークの管理方法をコン
ピュータに実現させる中継ネットワーク管理プログラム
を記録している構成である。
【0159】これにより、上記記録媒体に記録されたプ
ログラムをコンピュータシステムにロードすることによ
って、上記中継ネットワークの管理方法をユーザに提供
することが可能となるという効果を奏する。
【0160】また、本発明の請求項12に係る中継ネッ
トワーク管理装置は、複数の通信端末同士を、互いに通
信可能に接続された複数の中継機を中継することによっ
て通信接続する中継ネットワークを管理する中継ネット
ワーク管理装置であって、各中継機から送られてくるバ
ッテリに関する情報に基づいて、中継ネットワークにお
ける中継経路を設定する中継経路管理部を備え、上記中
継経路管理部が、請求項8または9に記載の中継ネット
ワークの管理方法を実現する構成である。
【0161】これにより、特定の中継機の使用頻度が高
くなることによって、その中継機のバッテリがすぐにな
くなり、充電メンテナンスを行う頻度が高くなるという
ような弊害を防止することができ、システムの管理者の
負担を軽減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るセンサネットワーク
システムにおける各センサの動作制御量の設定処理の流
れを示すフローチャートである。
【図2】上記センサネットワークシステムの概略構成を
示すブロック図である。
【図3】複数のセンサネットワークが重なり合っている
例を示す概念図である。
【図4】センサネットワークコントローラの内部構成を
示すブロック図である。
【図5】サーバの概略構成を示すブロック図である。
【図6】二次電池であるニッケル・水素蓄電池におけ
る、放電容量と電池電圧との関係を示すグラフである。
【図7】バッテリの残存容量の推定、および残り駆動時
間の算出を行う際の処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図8】本発明の他の実施形態におけるサーバの概略構
成を示すブロック図である。
【図9】中継ネットワークにおける中継経路の一例を示
す説明図である。
【図10】中継経路管理部における処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1・1a・1b・1c センサネットワーク 2 中継ネットワーク 3 サーバ(センサネットワークシステム管理装置、
中継ネットワーク管理装置) 4 センサネットワークコントローラ 5 センサ 6・6a・6b・6c・6d 中継機 31 演算処理部 32 記憶部 35 センサ制御部 36 センサ信号判定部 37 駆動時間制御部 40a センサデータベース 40b 出力電圧−残存容量テーブル 40c 中継機データベース 51 中継経路管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大八木 雅之 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 山戸 雅貴 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 2F073 AA00 AB01 AB20 BC02 CC01 DD00 DE00 EE11 GG01 GG08 GG09 5C087 AA02 AA03 BB11 BB74 CC48 DD04 DD05 DD14 DD20 DD24 EE11 FF01 FF02 FF03 FF04 FF13 FF19 GG06 GG14 GG69 5K048 BA21 BA51 CA03 DA07 EB12 HA34 (54)【発明の名称】 センサネットワークシステム管理方法、センサネットワークシステム管理プログラム、センサネ ットワークシステム管理プログラムを記録した記録媒体、センサネットワークシステム管理装 置、中継ネットワークの管理方法、中継ネットワーク管理プログラム、中継ネットワーク管理プ ログラムを記録した記録媒体、および中継ネットワーク管理装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のセンサと通信可能であり、各センサ
    からのセンサ情報を受信するとともに、各センサに対し
    て動作制御を行うセンサネットワークシステム管理装置
    において行われるセンサネットワークシステム管理方法
    であって、 各センサにおけるバッテリの残り駆動時間を取得するス
    テップと、 目標残り駆動時間を設定するステップと、 上記各センサにおけるバッテリの残り駆動時間と、上記
    目標残り駆動時間とが略等しくなるように、各センサの
    動作を制御するステップとを有していることを特徴とす
    るセンサネットワークシステム管理方法。
  2. 【請求項2】上記目標残り駆動時間が、その時点でバッ
    テリの残り駆動時間が最も長いセンサにおけるバッテリ
    の残り駆動時間に設定されることを特徴とする請求項1
    記載のセンサネットワークシステム管理方法。
  3. 【請求項3】バッテリの残存容量を検出するとともに、
    該残存容量と、上記目標残り駆動時間とによって、目標
    平均消費電力を算出し、該目標平均消費電力を実現する
    ように、該当センサの動作を制御することを特徴とする
    請求項1または2記載のセンサネットワークシステム管
    理方法。
  4. 【請求項4】各センサに対して、最低限の機能を実現す
    るための動作制御最低値を設定しておくとともに、各セ
    ンサに対する動作の制御が、上記動作制御最低値を下回
    らないようにすることを特徴とする請求項1、2、また
    は3記載のセンサネットワークシステム管理方法。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれか一項に記載の
    センサネットワークシステム管理方法をコンピュータに
    実現させるセンサネットワークシステム管理プログラ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項1ないし4のいずれか一項に記載の
    センサネットワークシステム管理方法をコンピュータに
    実現させるセンサネットワークシステム管理プログラム
    を記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】複数のセンサと通信可能であり、各センサ
    からのセンサ情報を受信するとともに、各センサに対し
    て動作制御を行うセンサネットワークシステム管理装置
    であって、 各センサから送られてくるバッテリに関する情報に基づ
    いて、該当センサに対する動作制御量を算出する駆動時
    間制御部を備え、 上記駆動時間制御部が、請求項1ないし4のいずれか一
    項に記載のセンサネットワークシステム管理方法を実現
    することを特徴とするセンサネットワークシステム管理
    装置。
  8. 【請求項8】複数の通信端末同士を、互いに通信可能に
    接続された複数の中継機を中継することによって通信接
    続する中継ネットワークの管理方法であって、 特定の2つの通信端末の間で通信が行われる際に、選択
    可能な中継経路を取得するステップと、 上記選択可能な各中継経路に含まれる中継機のバッテリ
    残存容量に関する情報を取得するステップと、 上記各中継経路において、最もバッテリ残存容量が少な
    い中継機を特定するステップと、 上記各中継経路における最もバッテリ残存容量が少ない
    中継機の中で、最もバッテリ残存容量が大きい中継機を
    含んでいる中継経路を選択し、上記特定の2つの通信端
    末同士の間での信号の送受信を行う中継経路として設定
    するステップとを有していることを特徴とする中継ネッ
    トワークの管理方法。
  9. 【請求項9】上記複数の通信端末が、複数のセンサ、お
    よび、各センサからのセンサ情報を受信するとともに、
    各センサに対して動作制御を行うセンサネットワークシ
    ステム管理装置であることを特徴とする請求項8記載の
    中継ネットワークの管理方法。
  10. 【請求項10】請求項8または9に記載の中継ネットワ
    ークの管理方法をコンピュータに実現させる中継ネット
    ワーク管理プログラム。
  11. 【請求項11】請求項8または9に記載の中継ネットワ
    ークの管理方法をコンピュータに実現させる中継ネット
    ワーク管理プログラムを記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】複数の通信端末同士を、互いに通信可能
    に接続された複数の中継機を中継することによって通信
    接続する中継ネットワークを管理する中継ネットワーク
    管理装置であって、 各中継機から送られてくるバッテリに関する情報に基づ
    いて、中継ネットワークにおける中継経路を設定する中
    継経路管理部を備え、 上記中継経路管理部が、請求項8または9に記載の中継
    ネットワークの管理方法を実現することを特徴とする中
    継ネットワーク管理装置。
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