JP2003114334A - 光フィルタモジュールおよびその製造方法 - Google Patents

光フィルタモジュールおよびその製造方法

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JP2003114334A JP2001308309A JP2001308309A JP2003114334A JP 2003114334 A JP2003114334 A JP 2003114334A JP 2001308309 A JP2001308309 A JP 2001308309A JP 2001308309 A JP2001308309 A JP 2001308309A JP 2003114334 A JP2003114334 A JP 2003114334A
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optical
insertion groove
groove
flat substrate
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Takaaki Koyo
貴昭 古用
Kazunari Nishihara
和成 西原
Tetsuo Shimamura
徹郎 島村
Mikio Degawa
三喜夫 出川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光導波路の経路に多層膜フィルタを挿入実装
した光フィルタモジュールに関して、入出力光ファイバ
間の光軸調整を低減し、挿入する多層膜フィルタの位置
ずれの少ない高精度な実装方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】 平面基板5の主面に光ファイバが突出す
るように精密なV溝10を形成し、平面基板5に光ファ
イバ4を実装し、平面基板5の主面のV溝10に交差す
るように形成したフィルタ挿入溝1に多層膜フィルタ2
を挿入した後上部の2枚のカバーで挟持して多層膜フィ
ルタ2を固定、実装する光フィルタモジュールである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種光学フィルタを
組み込んだ光通信用の光フィルタモジュールおよびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを用いた光情報通信システム
において、光ファイバによる放射、吸収などにより光は
減衰する。この減衰した光を増幅するシステムとして光
ファイバアンプが用いられている。システム構成の一例
を図8(a)に示す。図8(a)において、光アイソレ
ータ53、エルビウムをドープした光ファイバ51、励
起用のレーザ光を入射するためのポンピングレーザ5
4、出力モニタリング用フォトダイオード52、利得
(ゲイン)を調整するフィルタ55からなる光ファイバ
アンプは光信号を電気信号に変換することなく出力増幅
が可能であるため光通信網に不可欠なシステムとなって
いる。ポンピングレーザ54の波長はシングルモードフ
ァイバでは波長が1.48μmのものが用いられる。
【0003】しかし、図8(b)の特性Aに示すその増
幅利得に周波数依存性をもつため、特性Bに示す特性A
の逆特性をもつフィルタ55を光出力増幅後の伝送経路
に挿入し、増幅利得を特性Cに示すように平坦化する必
要がある。このフィルタ55をゲイン平坦化フィルタ
(GFF)と呼ぶ。通常、このゲイン平坦化フィルタ5
5は光ファイバ間に挿入、一体化させたモジュールとし
て用いられ、そのモジュールの構造を図8(c)に示
す。光ファイバ56、集光用レンズ57、ゲイン平坦化
フィルタ58の光軸を調整したのち金属筐体59に実装
して封止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなレンズを
用いた従来型の光通路接続方法もしくはフィルタ挿入方
法であると、レンズ自体の大きさとフォーカスに必要な
光通路−レンズ間距離が必要となってしまい、モジュー
ルを考えたときに全体をある一定以上は小さくすること
ができない。
【0005】また、光通路の接続は各々の光通路を非常
に正確に接続しなくてはならず、レンズを用いたモジュ
ールではそれらの調整にコストおよび時間がかかってし
まうため生産性に乏しい。
【0006】次に、上記課題に対する一つの解決方法と
して特許第3175814号公報が提案されている。そ
の構成図を図9(a),(b)に示す。これはシリコン
基板上に作製した埋め込み型光導波路に交差するように
フィルタ挿入溝を形成して多層膜フィルタを挿入、一体
化した反射型WDM用合分波器の例である。31はシリ
コン基板、32はクラッド材、33は入力用導波路、3
3aはコモンポート、34は第1の出力用導波路、34
aは第1の出力ポート、35は第2の出力用導波路、3
5aは第2の出力ポート、36は多層膜フィルタの挿入
溝、37は多層膜フィルタを示している。
【0007】光を導波させる通路をシリコン基板31上
に導波路として1面に形成し、フィルタ挿入溝36を導
波路に交差するように形成することにより導波路33,
35、および34の光軸調整を不要としている。さら
に、多層膜フィルタ37の横幅をW、膜厚をDf、反り
の曲率半径をR、フィルタ挿入溝36の幅をDgとする
と、 R<W2/8(Dg−Df) の関係を満たすようにフィルタ挿入溝36の幅Dg、多
層膜フィルタ37の反りの曲率半径Rを設定することに
より、多層膜フィルタ37の反りを利用してフィルタ挿
入溝36へ確実に固定できる構造を提案している。すな
わち、埋め込み型光導波路により光の導波経路を作製
し、その経路に各種フィルタを挿入、一体化させたモジ
ュール構造を提案している。
【0008】しかし、この方式では、多層膜フィルタ3
7が必ず一定以上の曲率をもつ反りをもつため実装ずれ
による多層膜フィルタ37への入射角が大きくずれると
いう課題がある。さらに、光の導波経路に埋め込み型導
波路を用いた場合、フィルタ挿入溝36において必然的
に導波路35および33と多層膜フィルタ37とに反り
によるギャップが形成されることになる。このギャップ
により導波路35および33から光が拡散し、損失する
という課題がある。また、反りをもつ部品を機械的に保
持して微小溝に挿入することは非常に困難であり、製造
面でも不利である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による請求項1に記載の発明は、平面基板上
に存在する光通路に交差するフィルタ挿入溝を作製し、
このフィルタ挿入溝に多層膜フィルタを挿入し、これを
2枚のカバーを用いて挟み込み固定することを特徴とす
る。もともと一本の光通路に溝を作り多層膜フィルタを
挿入するため、光通路の光軸の調整を簡素化することが
でき、さらに、レンズを用いる必要がないために、構造
も簡略化することができ、この結果、全体を小型化でき
る作用がある。
【0010】請求項2に記載の発明は、一本の光通路に
対して光フィルタモジュールを作製するのみならず、複
数の光通路が交差している点もしくは、複数の光通路が
並列に配置されている点に対して、光通路に交差するよ
うにフィルタ挿入溝を設け、そこに多層膜フィルタを挿
入すれば、複数の光通路に対して多層膜フィルタの効果
を共有することができ、より多機能な光フィルタモジュ
ールの作製が可能となる作用がある。
【0011】請求項3に記載の発明は、光フィルタモジ
ュールを作製するにあたって、光通路は必ずしも平面基
板と一体化されている必要がなく、このことによって扱
えるものの汎用性が広がる作用がある。また、光ファイ
バのように平面基板と一体化していないものを用いると
きには、平面基板上に光ファイバを固定するために精巧
なV溝を作製し、これを、光ファイバを固定するときの
ガイドとする。このV溝に交差するようにフィルタ挿入
溝を作製すれば、光ファイバの光軸を乱すことがなく多
層膜フィルタの挿入および接続を容易に行うことができ
る作用がある。さらに、構造が非常に簡単であるために
小型化、生産性の向上といった作用もある。
【0012】請求項4に記載の発明は、光ファイバがコ
ア径拡大ファイバである請求項1に記載の光フィルタモ
ジュールであり、請求項1と同等の作用を有すると同時
にスポットサイズを拡大し光ファイバ間の損失を低減で
きる効果を有するものである。
【0013】請求項5に記載の発明は、フィルタ挿入溝
の壁面に面した光ファイバの端面がコア径拡大部である
請求項1に記載の光フィルタモジュールであり、請求項
1及び2と同等の作用を有するものである。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
されている光フィルタモジュールのフィルタ挿入溝の底
面が両方の溝壁面から底面にかけてテーパをつけること
によって、挿入する多層膜フィルタのぐらつきを防ぎ、
光軸に対して異なった角度で多層膜フィルタが固定され
るのを防ぐ作用がある。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
されている光フィルタモジュールのフィルタ挿入溝の断
面をV型にすることによって、請求項3と同等の作用に
加え、フィルタ挿入溝に対して極端に薄い多層膜フィル
タを挿入したときにおいても、奥まで差し込みさえすれ
ば、しっかりと固定することができ、フィルタ挿入溝に
対する多層膜フィルタの厚さの許容範囲が広がる作用が
ある。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
されている光フィルタモジュールのフィルタ挿入溝の底
面を半円状にすることによって、請求項3と同等の作用
に加え、フィルタ挿入溝を作製するときに加工が簡便で
あるという作用がある。さらに、底面が曲面なので、フ
ィルタ挿入溝に対して多層膜フィルタを立てる角度を溝
の幅の範囲内で自在に設定できる。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項1に記載
されている光フィルタモジュールのフィルタ挿入溝の底
部が一方の溝壁面から他方の溝壁面にかけてテーパ面を
もった形状となっているため、請求項3と同等の作用に
加えて、片方の溝壁面にはテーパが切っていないため、
多層膜フィルタをその面にあわせて固定することができ
る作用がある。さらに、溝加工をする前に光ファイバと
カバーを取り付けてしまっても、このような形の溝加工
をすれば、加工時に刃がカバーにあたって逃げることな
くカバーの端面からずれることなく、フィルタ挿入溝を
作製することができる。
【0018】請求項10に記載の発明は、片方の光ファ
イバおよびカバーを固定し、そこに多層膜フィルタを挟
むことによって、同時に2枚のカバーを位置合わせする
必要がなくなるので、光フィルタモジュールの作製が簡
便になる。また、多層膜フィルタをある角度で固定する
ときに、一方のカバーが固定されていれば容易にその角
度を調整することができる作用がある。
【0019】請求項11に記載の発明は、必要とする任
意の角度で作製したフィルタ挿入溝の壁面に多層膜フィ
ルタを合わせることによって、多層膜フィルタを設計し
た任意の角度で固定することができる作用がある。
【0020】請求項12に記載の発明は、平面基板に光
ファイバを固定するための精密なV溝を切り、そこに光
ファイバを固定し、その上でフィルタ挿入溝を作製する
ために、光軸は全くずれることなく簡便にフィルタモジ
ュールの作製を行う作用がある。さらに、多層膜フィル
タ自体は光ファイバおよびカバーによって両側から挟持
することによって固定されるために、フィルタ挿入溝の
幅の範囲で角度を調整できる作用がある。
【0021】請求項13に記載の発明は、請求項10の
作用に加えて、はじめから二本に分かれている光ファイ
バにおいても、全く光軸をずらすことなく多層膜フィル
タを挿入することができる作用がある。
【0022】請求項14に記載の発明は、カバーを固定
する際に機械的な圧力を加えずに固着することができる
ために、光軸がずれにくいという作用がある。また、実
装に要する時間を短縮化する作用を有するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明による、光フィルタ
モジュールの実施の形態を図1から図9を用いて説明す
る。
【0024】(実施の形態1)図1(a)は本発明によ
る2芯光フィルタモジュールの上面図を示しており、図
1(b)はその側面図、図1(c)はその断面図を示し
ている。ここで、1はフィルタ挿入溝、2は多層膜フィ
ルタ、3はカバー、4は光ファイバからなる光通路、5
は平面基板、6は光学接着剤、10は平面基板5の主面
に形成したV溝をそれぞれ示している。
【0025】多層膜フィルタ2は、例えばガラスやポリ
イミドなどの樹脂基板上にSiO2やTa25などの誘
電体薄膜を多数積層したものである。カバー3および平
面基板5は例えばガラスやシリコンなどであり、光通路
4と線膨張係数は近い方が望ましいが、その固定に樹脂
系の接着剤を用いる場合、接着剤の弾性で線膨張係数差
による応力を緩和することは可能である。また、接着剤
に光硬化性のものを用いる場合は光を透過させる材料が
望ましい。
【0026】光学接着剤6は、光通路4の端面からの光
の分散を防止するため、光通路4に用いる材料と同等の
屈折率を有するものを選択する。光通路4に石英ガラス
系を用いる場合は、光学接着剤6の屈折率も石英ガラス
の屈折率1.44にできる限り近いものを選択する方が
よい。光通路4は例えば光ファイバであり、平面基板5
には光ファイバを実装、固定するためのV溝10が形成
されている。V溝10の深さおよび角度を所定の値に加
工することにより上下に配置したカバー3および平面基
板5により挟持し、光ファイバの位置ずれなしに実装が
可能である。
【0027】なお、このV溝10はカバー3においても
形成されていてもよい。例えば、V溝10の先端角を
α、実装する光ファイバの半径をr、V溝10の深さを
dとすると、 d=r/sin(α/2) に設定することにより光ファイバの中心がカバー3およ
び平面基板5のちょうど表面に位置することになる。通
常、ガラス系光ファイバの光通路であるクラッド径が1
25μmであるからV溝10の先端角度を90度とする
とV溝10の深さを約180μmにすることによりカバ
ー3および平面基板5に挟持することにより光ファイバ
を確実に固定が可能である。また、カバー3および平面
基板5に形成されたV溝10の深さや角度は必ずしも同
一形状である必要は無く、一方の平面基板5のV溝10
に光ファイバを実装したときの光ファイバの主面からの
突出量以上に挟持する一方の平面基板5に形成するV溝
10の角度および深さを設定することにより確実にカバ
ー3および平面基板5により光ファイバの実装、固定が
可能となる。
【0028】また、平面基板5に形成されたフィルタ挿
入溝1は光通路4に対し所定の角度Θをもって形成され
ている。これは多層膜フィルタ2へ光通路4から入射す
る光の反射を防止するためであり、導波させる光の波長
に依存するがシングルモードファイバ(SMF)で波長
1.48μmの光を導波させる場合、傾斜角Θは5〜1
0度程度が望ましい。また、光ファイバの光を閉じ込め
導波させるコア部を一部拡大させたコア径拡大ファイバ
を用いることにより、光ファイバと多層膜フィルタ2と
の結合損失をさらに低減することも可能である。
【0029】本発明での光フィルタモジュールは光通路
4に交差するようにフィルタ挿入溝1を形成し、多層膜
フィルタ2を挿入する構造となる。そのため光ファイバ
の経路がフィルタ挿入溝1で分断されることになり、多
層膜フィルタ2を介して光ファイバの端面間にフィルタ
挿入溝1の幅のギャップGが存在することになる。光フ
ァイバの端面での光のスポットサイズwが同一の場合、
ギャップ長Gを介した光ファイバの端面間の電力透過係
数Tgは、多数膜フィルタ2の屈折率をnとすると、 Tg=[1+(λ×G/(2×π×n×W2))2]-1 で表される。λは波長を示している。この式より、透過
損失は波長あるいはギャップ長Gの増加に比例して増加
すること、またスポットサイズの2乗の逆数に比例して
透過損失は急激に減少することがわかる。
【0030】このことからフィルタ挿入溝1の壁面に露
出している光ファイバの端面のスポットサイズは大きい
ほど透過損失の低減には有利となる。コア径拡大ファイ
バとしては各種の方式が提案されているが、その代表的
なものにTEC(ThermallyExpanded Core)ファイ
バがある。この光ファイバはクラッド部分の一部を加熱
することによりコア部の屈折率を制御するGeO2など
のドープ元素をクラッドの一部まで拡散させることによ
り実質的にコア径を拡大させた特殊な光ファイバであ
る。この光ファイバを用いることにより光ファイバの端
面からの光のスポットサイズを大きくすることが可能で
ある。このコア径拡大ファイバを本発明の光フィルタモ
ジュールに用いる場合、光通路4においてコア径拡大部
分の最大部分を交差するようにフィルタ挿入溝1を加
工、形成すべきである。
【0031】フィルタ挿入溝1の形状は図2(b),
(c),(d)に示すいろいろな形状が考えられる。図
2(b)のフィルタ挿入溝1の底部は、両方の溝壁側が
浅く、底部中央に平坦部を残してその底部中央側が深く
なる角度Θ1をもった形状としている。図2(c)はフ
ィルタ挿入溝1の底部から一方の溝壁側が平面基板5の
主面まで一定の角度Θ2をもっている場合であり、図2
(d)はフィルタ挿入溝1の一方の溝壁側の底部に一部
平坦部を形成し平坦部から他方の溝壁側に一定の角度Θ
3をもたせたものである。また、図2(e)はフィルタ
挿入溝1の底部を半円状に形成したものである。
【0032】これらのフィルタ挿入溝1は、例えば予め
溝形状にその先端を成形したダイヤモンド砥石を用いて
形成する。すなわちダイヤモンド砥石の先端形状を溝形
状に転写することにより形成するため、加工後の溝形状
はダイヤモンド砥石の成形精度に大きく依存することに
なる。砥石幅が0.1mm以下となる場合、使用できる
ダイヤモンド粒子径の制約上加工が難しくなるが、砥石
幅が0.1mmを超える場合は比較的形状加工が容易で
ある。
【0033】フィルタ挿入溝1を図2に示すように一方
の壁側面に対し他方の壁側面の傾斜を浅く異形に加工す
る理由として、多層膜フィルタ2を挿入したのち多層膜
フィルタ2の傾斜を防止するためであり、また以下に説
明する製造方法において先に実装したカバー3の端面を
基準面としてフィルタ挿入溝1を形成する場合、加工用
のダイヤモンド砥石を基準面であるカバー3側に加工途
中で押し付ける方向に力が働くため、ダイヤモンド砥石
の蛇行によるフィルタ挿入溝1の加工精度劣化を防止す
るためである。
【0034】本実施の形態1においては、光ファイバが
2芯の場合の一例であるが、これがさらに複数のファイ
バによる多芯アレイになっても同様である。
【0035】(実施の形態2)図3(a)に実施の形態
1と同じような構造をもつ光フィルタモジュールの上面
図、図3(b)に側面図、図3(c)に断面図を示す。
実施の形態1と異なる点は、図3(a)において図1
(a)においてはフィルタ挿入溝1による散乱・反射を
防ぐため微小角Θがつけられていたが、図3(a)にお
いてはこの微小角Θが設けられていない、変わりに図3
(b)の側面図においてフィルタ挿入溝1に微小角Θが
設けられている。このため、加工精度劣化を防止するた
めに、溝構造は図2(c)もしくは図2(d)のような
構造が望ましい。これ以外は、実施の形態1と同様の構
造をもつ。
【0036】また、本実施の形態2においては、光ファ
イバが2芯の場合の一例であるが、これがさらに複数の
ファイバによる多芯アレイになっても同様である。
【0037】(実施の形態3)実施の形態1,2におい
て基本的な構造を記述したので、これらの構造を作製す
る方法を述べる。図4において、1はフィルタ挿入溝、
2は多層膜フィルタ、3はカバー、4は光通路としての
光ファイバ、5は平面基板、6は固着材、10は平面基
板5の主面に作製した精密なV溝、11は紫外線や熱な
どの固着材6の固着作用を促すものを示しており、上か
ら順に本発明による光フィルタモジュールを作製する手
順を示す。このとき、カバー3、平面基板5の材料とし
ては後の工程で実装、固定する光ファイバ4と同等の線
膨張係数を有する材料が望ましく、さらにカバー3およ
び平面基板5の固着に光硬化性接着剤を用いることを考
慮して光透過性を有することが望ましい。
【0038】第1の工程として、図4(a)に示す平面
基板5に図4(b)に示すように光ファイバ4を固定す
るための精巧なV溝10を平面基板5に必要な本数分の
み精巧に作製する。次に第2の工程として、この精巧な
V溝10に交差するように多層膜フィルタ2の厚さに対
して十分広いフィルタ挿入溝1を作製する。このとき、
実施の形態1もしくは2に示されるように、光軸に対し
て直角よりも微小角Θ分ずらす。具体的には5〜10度
程度で使用する光の波長によって異なる。フィルタ挿入
溝1の形状は、図2に示されている構造のなかから最適
な形状を選んで作製する。
【0039】フィルタ挿入溝1の加工は、例えば溝形状
に成形したcBNやダイヤモンドを砥粒とした砥石を用
いて研削加工により形成したり、あるいはブラストなど
の粉体加工を用いたり、平面基板の材料がシリコンを用
いた場合、ウエットエッチングやドライエッチングを用
いるのも有効である。実施の形態1で説明したフィルタ
挿入溝1の断面形状を異形に加工する場合、砥石を成形
する方が形状の自由度が高く有利である。さらに、フィ
ルタ挿入溝1の形成と光ファイバ4の分割を同時に行う
ため、切断・分割された光ファイバ4の端面の表面粗さ
を向上するため、機械加工で形成する場合、使用砥粒は
可能な限り小さいものが望ましい。本発明ではダイヤモ
ンド砥石を使用し、フィルタ挿入溝1を形成したが、ダ
イヤモンド砥粒の番手を♯3000以上を選択すること
によりほぼ鏡面に近い光ファイバ4の端面を得た。
【0040】第3の工程として、図4(c)に示すよう
に精巧なV溝10に光ファイバ4を設置する。このと
き、光ファイバ4の実装部分は実装精度を考慮して被覆
を除去したクラッド部にすることが望ましい。このと
き、光ファイバ4が平面基板5の主面と同じ高さになる
ようにV溝10の角度及び深さを設定する。また、光フ
ァイバ4にコア径拡大ファイバを使用することにより、
光ファイバ4の端面のスポットサイズを拡大し、光ファ
イバ4間の透過損失や結合損失を低減することができよ
り効果的である。このとき、光ファイバ4のコア径がフ
ィルタ挿入溝1の部分で最大になるように設置する。
【0041】次に第4の工程として図4(d)に示すよ
うに、平面基板5の主面に光学接着剤6を一面に塗布
し、さらに図4(e)に示すように光学接着剤6が充填
されたフィルタ挿入溝1に多層膜フィルタ2を挿入す
る。このとき、必ず挿入した多層膜フィルタ2の上部が
平面基板5の主面より突出するように多層膜フィルタ2
の大きさを設定する。多層膜フィルタ2の突出量は少な
くともカバー3の厚みの1/2以上が望ましい。また、
前工程で形成したフィルタ挿入溝1の内部にも光学接着
剤6が充填されるようにする。光学接着剤6は、使用す
る光ファイバ4のコア材料の屈折率と同等のものを用い
ることにより光ファイバ間の結合損失を低減可能であ
る。また、光学接着剤6の硬化方法としては、紫外線な
どの光を用いる方法、加熱する方法などが考えられる
が、製造時間の短縮化には光を用いる方法が有利と思わ
れる。
【0042】次に第5の工程として図4(f)に示すよ
うに、フィルタ挿入溝1から突出した多層膜フィルタ2
の両側からカバー3を移動させ、フィルタ挿入溝1に挿
入された多層膜フィルタ2を両側から挟持し固定する。
このとき、一方のカバー3の側面をフィルタ挿入溝1の
側面に沿って実装することにより、挿入する多層膜フィ
ルタ2をフィルタ挿入溝1の一方の側面に沿わせて実
装、固定することが可能であり、もう一方のカバー3で
挟持する場合の多層膜フィルタ2の割れ防止に有利であ
る。挟持する部分は多層膜フィルタ2の突出部分となる
が、多層膜フィルタ2に反りが生じている場合突出量を
長くし、カバー3で挟持する面積を広くすることにより
反りの矯正も可能となる。また、多層膜フィルタ2の形
成基板にガラス等を用いれば弾性係数が大きいため応力
による割れなどの防止に効果的である。
【0043】最後に第6の工程として図4(g)に示す
ように、カバー3と平面基板5の片側あるいは両側より
紫外線などの光11を照射、あるいは熱11を加え硬化
させて完成する。
【0044】(実施の形態4)図5に光ファイバ4を平
面基板5に固定した後、平面基板5にフィルタ挿入溝1
を作製し、多層膜フィルタ2を挿入する手順を示す。図
5において、1はフィルタ挿入溝、2は多層膜フィル
タ、3はカバー、4は光ファイバ、5は平面基板、6は
固着材、10は平面基板5の主面に作製した精密なV
溝、11は紫外線や熱などの固着材6の固着作用を促す
ものを示しており、上から順に本発明による光モジュー
ルを作製する手順を示す。第1の工程として、図5
(a)に示すように平面基板5の主面に光ファイバ4を
固定するためのV溝10を必要な本数のみ精巧に作製す
る。この時、光ファイバ4が平面基板5の主面と同じ高
さになるようにV溝10の角度及び深さを設定する。
【0045】第2の工程として、図5(b)に示すよう
にV溝10に光ファイバ4を設置する。また、光ファイ
バ4にコア径拡大ファイバを使用することにより、光フ
ァイバ4の端面のスポットサイズを拡大し、光ファイバ
4間の透過損失や結合損失を低減することができより効
果的である。このとき、光ファイバ4のコア径がフィル
タ挿入溝1を作製しようとしている部分で最大になるよ
うに設置する。第3の工程として、図5(c)に示すよ
うに光ファイバ4に対して直角よりも微小角Θのみずら
して、多層膜フィルタ2の厚さに対して十分広いフィル
タ挿入溝1を作製する。以下の工程は、実施の形態3と
同様であるので省略する。
【0046】(実施の形態5)図6に光ファイバを一方
の溝端面で固定し、多層膜フィルタ2を挿入した後もう
一方の光ファイバを付き合わせる手順を示す。1はフィ
ルタ挿入溝、2は多層膜フィルタ、3はカバー、4は光
ファイバ、5は平面基板、6は固着材、10は平面基板
5の主面に作製した精密なV溝、11は紫外線や熱など
の固着材6の固着作用を促すものを示しており、上から
順に本発明による光モジュールを作製する手順を示す。
このとき、カバー3および平面基板5の材料としては後
の工程で実装、固定する光ファイバ4と同等の線膨張係
数を有する材料が望ましく、さらにカバー3と平面基板
5の固着に光硬化性接着剤を用いることを考慮して光透
過性を有することが望ましい。
【0047】第1の工程として、図6(a)に示すよう
に平面基板5の主面に光ファイバ4を固定するためのV
溝10を必要な本数のみ精巧に作製する。このとき、光
ファイバ4が平面基板5の主面と同じ高さになるように
V溝10の角度及び深さを設定する。第2の工程とし
て、図6(b)に示すようにこのV溝10に交差するよ
うに多層膜フィルタ2の厚さに対して十分に広いフィル
タ挿入溝1を作製する。このとき、実施の形態1もしく
は2に示されるように、光軸に対して直角よりも微小角
Θ分ずらし、図2に示されている構造のなかから最適な
形状を選んでフィルタ挿入溝1を作製する。
【0048】第3の工程として、図6(c)に示すよう
に入出力どちらか一方の光ファイバ4のみV溝10に設
置する。第4の工程として、図6(d)に示すようにフ
ィルタ挿入溝1に多層膜フィルタ2を挿入する。そし
て、もう一方の光ファイバ4をV溝10を滑らすように
して挿入してある多層膜フィルタ2までつき合わせ、多
層膜フィルタ2−光ファイバ4間の隙間を可能な限り少
なくするように設置する。このことによって、散乱・乱
反射・屈折率の変化による光の減衰を大きく減らすこと
ができる。このとき、光ファイバ4にコア径拡大ファイ
バを使用することにより、光ファイバ4の端面のスポッ
トサイズを拡大し、光ファイバ4間の透過損失や結合損
失を低減することができより効果的である。このとき、
光ファイバ4のコア径がフィルタ挿入溝1の部分で最大
になるように設置する。これ以降の工程は、実施の形態
3と同様であるので省略する。
【0049】(実施の形態6)図7に平面基板に光通路
がすでに埋め込まれているときの手順を示す。1はフィ
ルタ挿入溝、2は多層膜フィルタ、3はカバー、5は片
面基板、6は固着材、11は紫外線や熱などの固着材6
の固着作用を促すもの、20は光通路を示しており、上
から順に本発明による光モジュールを作製する手順を示
す。このとき、カバー3および平面基板5の材料として
は後の工程で実装、固定する光通路20と同等の線膨張
係数を有する材料が望ましく、さらにカバー3と平面基
板5の固着に光硬化性接着剤6を用いることを考慮して
光透過性を有することが望ましい。
【0050】図7(a)に示されるように、拡散ガラス
導波路やポリマ導波路のような光通路20が平面基板5
に埋め込まれているときは、V溝10を作製する必要は
ない。光軸に対して直角よりも微小角Θのみずらして、
図7(b)に示すように多層膜フィルタ2の厚さに対し
て十分広いフィルタ挿入溝1を作製し、図7(c)に示
すように平面基板5の上面に固着材6を塗布し、図7
(d)に示すように多層膜フィルタ2を挿入する。この
ときこの固着材6の屈折率はなるべく光通路20の屈折
率に近いものを選ぶ。フィルタ挿入溝1に多層膜フィル
タ2を挿入した後図7(e)に示すように平面基板5上
に配置した2つのカバー3を移動させて多層膜フィルタ
2を挟持する。このとき、多層膜フィルタ2の固定する
角度に注意する。求める角度で多層膜フィルタ2を挟持
できたら、光もしくは熱11によって固着させる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、精巧なV溝を用いて光通
路を光軸がずれることなく固定することによって、光通
路の接続においてもっとも重要で困難とされる光軸の調
整を容易に行うことができる。また、光軸に対して直角
よりも微小角Θずらしてフィルタ挿入溝を作製すること
によって溝壁面などによって起こる反射・散乱光が光通
路に侵入することを防ぐことができる。作製するフィル
タ挿入溝は挿入する多層膜フィルタまたは加工時におい
てもっとも適切な形を選ぶことによってより精巧に多層
膜フィルタ−光通路間の接続を行うことができる。以上
により、今まで正確に光軸をあわせつつフィルタを挿入
することが困難であり、小型化の点でも問題であった光
フィルタモジュールを容易にまた非常に小さく作製する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における光フィル
タモジュールの構造の一例を示す平面図 (b)同側面図 (c)同断面図
【図2】(a)〜(e)本発明の実施の形態1による光
フィルタモジュールの構造におけるフィルタ挿入溝形状
の一例を示す断面図
【図3】(a)本発明の実施の形態2による光フィルタ
モジュールの構造の一例を示す平面図 (b)同側面図 (c)同断面図
【図4】(a)〜(g)本発明の実施の形態3による光
フィルタモジュールの製造方法の説明図
【図5】(a)〜(g)本発明の実施の形態4による光
フィルタモジュールの製造方法の説明図
【図6】(a)〜(f)本発明の実施の形態5による光
フィルタモジュールの製造方法の説明図
【図7】(a)〜(f)本発明の実施の形態6による光
フィルタモジュールの製造方法の説明図
【図8】(a)従来例の光アンプシステムの構成図 (b)同特性図 (c)従来の光フィルタモジュールの断面図
【図9】(a),(b)従来の光フィルタの実装方法の
説明図
【符号の説明】
1 フィルタ挿入溝 2 多層膜フィルタ 3 カバー 4 光通路、光ファイバ 5 平面基板 6 固着材 10 V溝 11 光もしくは熱 20 埋め込み型光通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島村 徹郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 出川 三喜夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H038 AA21 BA23 BA24

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光通路を有する平面基板と、この平面基
    板に上記光通路と交差するように形成したフィルタ挿入
    溝と、このフィルタ挿入溝に挿入された多層膜フィルタ
    と、この多層膜フィルタのフィルタ挿入溝から突出する
    上部を挟持し上記平面基板に固着された2つのカバーか
    らなる光フィルタモジュール。
  2. 【請求項2】 光通路が交差部を有する光通路で構成
    し、この光通路の交差部と交差するフィルタ挿入溝を有
    する請求項1に記載の光フィルタモジュール。
  3. 【請求項3】 光通路が光ファイバである請求項1に記
    載の光フィルタモジュール。
  4. 【請求項4】 光通路がコア径拡大ファイバである請求
    項1に記載の光フィルタモジュール。
  5. 【請求項5】 フィルタ挿入溝の壁面に面した光通路の
    端面がコア径拡大ファイバのコア径拡大部である請求項
    1に記載の光フィルタモジュール。
  6. 【請求項6】 フィルタ挿入溝の底部が両方の溝壁面か
    ら底面にかけてテーパ面をもった形状としてなる請求項
    1に記載の光フィルタモジュール。
  7. 【請求項7】 フィルタ挿入溝の底部をV形状としてな
    る請求項1に記載の光フィルタモジュール。
  8. 【請求項8】 フィルタ挿入溝の底部を半円形状として
    なる請求項1に記載の光フィルタモジュール。
  9. 【請求項9】 フィルタ挿入溝の底部が一方の溝壁面か
    ら他方の溝壁面にかけてテーパ面をもった形状としてな
    る請求項1に記載の光フィルタモジュール。
  10. 【請求項10】 フィルタ挿入溝のいずれか一方の溝壁
    面に沿って多層膜フィルタを固定した請求項1に記載の
    光フィルタモジュール。
  11. 【請求項11】 平面基板に形成された光通路を交差す
    るようにフィルタ挿入溝を形成し、このフィルタ挿入溝
    に多層膜フィルタを挿入し、平面基板上に配置した2つ
    のカバーを移動させて多層膜フィルタのフィルタ挿入溝
    より突出した上部を2つのカバーで挟持した後、この2
    つのカバーを平面基板に固着させる光フィルタモジュー
    ルの製造方法。
  12. 【請求項12】 平面基板上にV溝を形成し、このV溝
    に光通路を形成する光ファイバを取り付け、この光ファ
    イバの一部を切断し光ファイバと交差するように上記平
    面基板にフィルタ挿入溝を形成し、このフィルタ挿入溝
    に多層膜フィルタを挿入し、平面基板上に配置した2つ
    のカバーを移動させて上記多層膜フィルタのフィルタ挿
    入溝より突出した上部を2つのカバーで挟持した後、こ
    の2つのカバーを平面基板に固着する光フィルタモジュ
    ールの製造方法。
  13. 【請求項13】 平面基板上にV溝を形成し、このV溝
    に交差するようにフィルタ挿入溝を形成し、上記V溝に
    それぞれ一端がフィルタ挿入溝に合致するように光通路
    を形成する光ファイバを取り付け、上記フィルタ挿入溝
    に多層膜フィルタを挿入し、上記平面基板上に配置した
    2つのカバーを移動させて上記多層膜フィルタのフィル
    タ挿入溝より突出した上部を2つのカバーで挟持した
    後、この2つのカバーを平面基板に固着する光フィルタ
    モジュールの製造方法。
  14. 【請求項14】 2つのカバーと平面基板の固着は光硬
    化型接着剤または熱硬化型接着剤を用いて行う請求項9
    〜13のいずれか1つに記載の光フィルタモジュールの
    製造方法。
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