JPH10300936A - 光学フィルタ内蔵光通信部品およびその製造方法 - Google Patents

光学フィルタ内蔵光通信部品およびその製造方法

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JPH10300936A
JPH10300936A JP9107405A JP10740597A JPH10300936A JP H10300936 A JPH10300936 A JP H10300936A JP 9107405 A JP9107405 A JP 9107405A JP 10740597 A JP10740597 A JP 10740597A JP H10300936 A JPH10300936 A JP H10300936A
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JP
Japan
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optical
optical fiber
optical filter
substrate
groove
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JP9107405A
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English (en)
Inventor
Masaaki Tojo
正明 東城
Noboru Kurata
昇 倉田
Hironori Hayata
博則 早田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で部品点数や加工工数が少なく、量産性
に優れ、さらに光信号を光ファイバから取り出すことを
可能とする。 【解決手段】 基板20上面に光ファイバ11を埋め込む溝
21を設けて樹脂を流し込んだ後、光ファイバ11を挿入し
て透明な薄板23を被せて透明樹脂を用いて固定する。ダ
イシングソーを用いてスリット16を設ける。スリット16
は基板20と光ファイバ11と透明な薄板23の表面に直交す
る平面に対して傾けて設け、スリット16に光学フィルタ
17を挿入して樹脂固定する。光学フィルタ17は、波長λ
1の光を透過、波長λ2の光を反射するので、光ファイ
バ11を伝播される光のうち光学フィルタ17で反射された
光25は、透明な薄板23を透過し隣接して設けられた受光
素子24に入射する。透明な薄板23は薄く、受光素子24は
透明な薄板23にほぼ密着し配置されているので、光学フ
ィルタ17で反射された光25は、受光素子24に入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信に用いら
れ、光ファイバ中を伝搬する光信号を光学フィルタ等で
特性を変換した上で異なる光ファイバに結合させる、光
学フィルタ内蔵光通信部品およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の光学フィルタを内蔵した
光通信用部品は、特開平5−11139号公報に記載されて
いるように、光コネクタのフェルール等にスリットを設
け光学フィルタを埋め込んだ光コネクタ埋め込みタイプ
と、特開平8−43631号公報に記載されているように、
基板に樹脂で固定した光ファイバにスリットを設け、こ
こに光学フィルタを設けた基板固定タイプがある。
【0003】図12は光コネクタ埋め込みタイプの一例を
示すものであり、図12に示すように、光コネクタのフェ
ルール1にスリット加工を施してスリット2を設け、そ
のスリット2に光学フィルタ3を挿入して光学接着剤4
で固定し、光学フィルタ内蔵光通信用部品が構成されて
いる。
【0004】一方、基板固定タイプの一例としては図13
に示すように、光ファイバ5を保持部材6に接着剤7で
固定し、光ファイバ5にスリット2を形成した後、その
スリット2に光学フィルタ3を挿入して固定して構成し
たものである。
【0005】この光学フィルタ3としては、減衰膜、波
長フィルタ(バンドパス、阻止)等の仕様が考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の光通信用部品において、光コネクタ埋め込み
タイプは、光コネクタのフェルール等にも一緒にスリッ
ト加工する必要があり、そのため加工量が多くなり、時
間を要するばかりでなく、幅の狭いスリットの加工を行
うことが困難であった。また、基板固定タイプでは加工
性には優れるが、基板上に光ファイバを樹脂で固定する
構造のため、耐湿性に弱く、高い信頼性を確保しにくい
という問題があった。
【0007】さらに、一部の光を反射する光学フィルタ
を使用して、光ファイバの側面から光を入出力するよう
な機能は、基板固定タイプでは可能であるが、基板を透
明体にしなければならないという条件を満たす必要があ
った。
【0008】本発明は、前記従来技術の問題を解決する
ことに指向するものであり、小型で部品点数や加工工数
が少なく、量産性に優れ、さらに光信号を光ファイバか
ら取り出すことができる、光学フィルタ内蔵光通信部品
およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る光学フィルタ内蔵光通信部品は、請求
項1〜5の記載によれば、光信号を伝搬する1本の光フ
ァイバと、光ファイバを挿入する穴を有するキャピラリ
と、キャピラリを挿入する金属金具を有する筒状のフェ
ルールと、キャピラリとそのキャピラリに挿入した光フ
ァイバとに設けられた切断溝と、切断溝に挿入される光
学フィルタを備えたことを特徴とする。
【0010】前記キャピラリは、その側面の一部が除去
され、ガラスや樹脂で形成されたことを特徴とする。
【0011】さらに、前記キャピラリが、直方体の表面
に溝を設けて、その溝に光ファイバが挿入固定されるこ
とを特徴とする。
【0012】そして、請求項6の記載によれば、光ファ
イバを挿入したキャピラリを複数整列配置し、キャピラ
リの側面からキャピラリおよび光ファイバに切断溝を設
ける工程と、個々のキャピラリに設けた切断溝に光学フ
ィルタを挿入する工程と、キャピラリの各々をフェルー
ルに挿入する工程とからなる製造方法により構成したも
のである。
【0013】また、請求項7,8に記載の光学フィルタ
内蔵光通信部品は、光信号を伝搬する1本の光ファイバ
と、光ファイバを挿入する溝を有する基板と、光ファイ
バおよび基板の上に設けた光ファイバより薄い板と、光
ファイバ、基板および薄い板に設けた切断溝と、切断溝
に挿入される光学フィルタを備えたことを特徴とする。
【0014】前記薄い板を透明板で形成し、光ファイバ
内を伝搬され光学フィルタで反射された光がその透明板
を透過して出力されることを特徴とする。
【0015】そして、請求項9の記載によれば、1枚の
基板表面に平行に複数本設けた溝に、溝と同数の光ファ
イバを挿入し、透明板を基板上に設けて光ファイバを基
板に固定する工程と、光ファイバ、基板および透明板に
切断溝を設ける工程と、光ファイバの各々に設けた切断
溝に光学フィルタを挿入固定して光ファイバ毎に基板を
分離する工程とからなる製造方法により構成したもので
ある。
【0016】また、請求項10に記載の光学フィルタ内蔵
光通信部品は、光信号を伝搬する1本の光ファイバと、
光ファイバを挿入する溝を有した基板と、光ファイバお
よび基板上に設けた光ファイバより薄い板と、光ファイ
バ、基板および薄い板に斜めに設けた第1の切断溝と、
第1の切断溝に挿入される第1の光学フィルタと、第1
の切断溝とねじれの関係になるように設けた第2の切断
溝と、第2の切断溝に挿入される第2の光学フィルタを
備えたことを特徴とする。
【0017】また、請求項11に記載の光学フィルタ内蔵
光通信部品は、光信号を伝搬する1本の光ファイバと、
深さ方向に傾斜して設けられた光ファイバを挿入する溝
を有する基板と、基板と光ファイバに傾斜して設けた切
断溝と、切断溝に挿入される光学フィルタを備え、前記
光ファイバ内を伝搬され前記光学フィルタで反射された
光が前記基板表面にほぼ垂直に出力されることを特徴と
する。
【0018】また、請求項12に記載の光学フィルタ内蔵
光通信部品は、光信号を伝搬する1本の光ファイバと、
深さ方向に傾斜して設けられた光ファイバを挿入する溝
を有する基板と、基板と光ファイバに傾斜して設けた切
断溝と、切断溝に挿入される第1の光学フィルタと、切
断溝近傍で光ファイバを被うように設けた第2の光学フ
ィルタと、第2の光学フィルタに隣接して設けた受光素
子を備え、光ファイバ内を伝搬された光が第1の光学フ
ィルタで反射されて第2の光学フィルタを透過して受光
素子に入射するように構成したものである。
【0019】請求項1〜5記載の前記構成によれば、キ
ャピラリの除去部分に露出した光ファイバへ容易に切断
溝が形成でき、その切断溝に挿入固定することにより光
学フィルタを容易に設けることができ、さらにキャピラ
リを金具付きフェルールに挿入するため、特にケースを
必要とせず、部品数を削減することができる。
【0020】キャピラリをガラスや樹脂で形成して、光
ファイバとの高い接着性や複数整列した光ファイバ埋め
込み基板を容易に形成することができ、さらに直方体状
のキャピラリに溝を設けて、この溝に光ファイバを埋め
込むことで、幅の狭い切断溝を容易に形成できる。
【0021】また、請求項6の記載によれば、複数個の
キャピラリをその除去部分を上に整列配置して、光ファ
イバに1回の加工により切断溝を設けることで、生産性
を向上できる。
【0022】さらに、請求項7,8の記載によれば、光
ファイバを基板に設けた溝に挿入し、上から光ファイバ
より薄い板を接着固定することにより、光ファイバを基
板に設けた溝と上部の薄い板に挟み確実に固定すること
ができ、また、薄い板を透明板として光学フィルタで反
射された光を取り出すことができる。
【0023】また、請求項9の記載によれば、基板に複
数の溝を平行に設け、各々の溝に光ファイバを挿入後に
薄い板をかぶせて固定し、光ファイバに切断溝を設けて
光学フィルタを挿入固定した後、光ファイバと平行に基
板を切断することにより、光学フィルタ内蔵光通信部品
を量産することができる。
【0024】また、請求項10の記載によれば、光ファイ
バに第1,第2の切断溝に挿入される第1,第2の光学
フィルタをねじれの関係に配置することにより、第1の
光学フィルタを通過して生じた偏光依存性を、第2の光
学フィルタの通過により偏光依存性を解消することがで
きる。
【0025】また、請求項11の記載によれば、基板の深
さ方向に傾斜した溝に光ファイバを挿入し、さらに光フ
ァイバに傾斜した切断溝を設けて光学フィルタを挿入し
て、その傾斜を制御し光学フィルタに反射された光の任
意の方向へ取り出すことができる。
【0026】また、請求項12の記載によれば、第2の光
学フィルタにより第1の光学フィルタの反射した光を基
板に垂直に取り出すことができ、受光素子と高い結合特
性を得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にお
ける実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態1における光学フィルタ内蔵光通信部品の構成を
示す断面図である。図1において、11は光ファイバ、12
はジャケット、13はフェルール、14はフェルールの金属
金具、15はガラスで形成されるキャピラリ、16はスリッ
ト、17は光学フィルタ、18は樹脂である。また、図2は
本実施の形態1におけるキャピラリの斜視図を示したも
のである。
【0028】次に、本実施の形態1の動作を図1,図2
を用いて説明する。まず、図2に示すようにキャピラリ
15は円筒側面の約4分の1の部分が除去され、光ファイ
バ11がキャピラリ15の除去されていない側から挿入固定
される。キャピラリ15の側面が除去された部分に露出し
た光ファイバ11に、その光ファイバ11の径の2倍の深さ
のスリット16(切断溝)をダイシングソーで設ける。この
とき光ファイバ11のスリット16幅を広くすると伝搬する
光信号の損失が大きくなるため、スリット16幅はできる
だけ狭くする必要がある。損失を0.3dB以下にするに
は、スリット16幅を60μm以下にする必要がある。また
ダイシングソーは、シリコンウェハなどの半導体基板を
切断するために使用されるソーで、精密切断を得意とす
る。しかし、狭い溝幅を形成するには、溝幅の10倍程度
の浅い溝しか形成することができない。
【0029】そこで、先に記述した図2に示すような、
キャピラリ15の側面の一部を除去し、光ファイバ11を露
出させて光ファイバ11に溝幅20μm、溝深さ200μmのス
リット16を形成する。このように形成したスリット16に
光学フィルタ17を挿入固定した後、キャピラリ15と光フ
ァイバ11をフェルール13および金属金具14に挿入して樹
脂で固定する。キャピラリ15の除去部分には樹脂18を充
填する。フェルール13に挿入した光ファイバ11は通常と
同様に研磨して光コネクタを構成する。
【0030】以上のように、本実施の形態1によればキ
ャピラリ15の一部を除去して光ファイバ11を露出するこ
とで、ダイシングソーによる幅の狭い溝(スリット16)を
形成することができる。また、光ファイバ11をキャピラ
リ15に挿入して金属金具14に入れたことで、金属金具14
内の樹脂18の充填量を少なくして補強強度を増加させる
という効果を得ている。さらに、光学フィルタ17を挿入
したキャピラリ15は金属金具14の中に挿入されるので、
ケースを必要とせず、部品数を削減することもできる。
【0031】なお、本実施の形態1の説明では、キャピ
ラリ15の構成部材として光ファイバ11との接着性の高い
ガラスとしたが、ガラスフィラーを含む成形の容易な樹
脂等で構成してもよいことは言うまでもない。また、キ
ャピラリ15の形状は図1,図2に示すように円筒形とし
たが、キャピラリ15は直方体の表面に溝を設け、この溝
に光ファイバ11を埋め込んで構成してもよい。この場合
は本実施の形態1で説明した円筒形の側面の一部を除去
する必要もなく、光ファイバ11は直方体状のキャピラリ
15の表面近くにあるので、本実施の形態1のようにダイ
シングソーによる幅の狭いスリット16を容易に形成する
ことができる。
【0032】図3は本発明の実施の形態2における光学
フィルタ内蔵光通信部品の一製造方法を示す部分斜視図
である。また、図4は図3に示す一製造方法における光
学フィルタ内蔵光通信部品を示す断面図である。ここ
で、前記実施の形態1で説明した図1に示す構成部材と
同等の機能を有するものには同一の符号を付してこれを
示し、以下の各図においても同様とする。図3,図4に
おいて、11は光ファイバ、12はジャケット、13はフェル
ール、14は金属金具、15はキャピラリ、16はスリット、
17は光学フィルタ、19は基台である。
【0033】本実施の形態2における製造方法を説明す
る。まず、側面の一部を除去したキャピラリ15に光ファ
イバ11を挿入固定する。このような複数のキャピラリ15
を、図3に示すように側面を除去した部分が上方を向く
ように基台19に固定する。キャピラリ15の側面を除去し
た部分および、そこに露出された光ファイバ11をダイシ
ングソーで幅20μm、深さ200μm切断してスリット16を
設ける。このスリット16は、光ファイバ11に直交する平
面に対して8度傾けて設けている。このような方向に傾
けて切断溝を設けることにより、1回の切断操作で複数
のキャピラリ15および光ファイバ11にスリット16を一度
に設けることが可能となる。その後、光ファイバ11に設
けたスリット16に厚み17μmの光学フィルタ17を挿入
し、樹脂により固定する。複数個のキャピラリ15は基台
19から外したのち、それぞれフェルール13に設けた金属
金具14へ図4に示すように挿入して樹脂によって固定す
る。最後に、フェルール13の先端を研磨して光コネクタ
を形成する。
【0034】以上のように、本実施の形態2において複
数のキャピラリ15を基台19の上に並べた後、光ファイバ
11に垂直な平面に対して傾けて切断溝を設けることによ
り、効率的にスリット16を設けることが可能となる。ま
た、直方体状のキャピラリ15においては、その底面が平
面なので基台19への固定が容易にできる。さらに、平板
に光ファイバ11を埋め込む溝を設けた後に直方体状のキ
ャピラリ15を切り出してもよい。
【0035】図5は本発明の実施の形態3における光学
フィルタ内蔵光通信部品の構成を示す断面図である。図
5において、11は光ファイバ、12はジャケット、16はス
リット、17は光学フィルタ、18は樹脂、20は基板、21は
光ファイバ11を埋め込むため基板20に設けた溝、22は薄
板である。
【0036】本実施の形態3において、基板20上面には
光ファイバ11を埋め込むために、幅130μm、深さ126μm
の溝21が設けられている。溝21に樹脂を流し込んだ後、
光ファイバ11を溝21に挿入し、その上から板厚50μmの
セラミック板からなる薄板22を被せて光ファイバ11を固
定する。その後、薄板22の上からダイシングソーを用い
て薄板22、光ファイバ11、および基板20を切断して幅20
μm、深さ200μmのスリット16を設ける。このスリット1
6に光学フィルタ17を挿入して樹脂により固定する。
【0037】この光学フィルタ17は波長λ1の光を透過
させ、波長λ2の光を反射する特性を持つもので、光フ
ァイバ11内を伝播した光信号の波長λ1の光は光学フィ
ルタ17を透過するが、波長λ2の光は光学フィルタ17で
阻止される。
【0038】このように、光ファイバ11を基板20に設け
た溝21に挿入し、上から光ファイバ11より薄いセラミッ
ク板からなる薄板22で挟み込むことにより、光ファイバ
11と溝21および薄板22の隙間がほとんどなくなり、光フ
ァイバ11を基板20に確実に固定することができる。ま
た、薄板22は光ファイバ11の直径の約半分の厚みなの
で、薄板22を設けても幅の狭い切断溝を設けることがで
きる。
【0039】図6は本発明の実施の形態4における光学
フィルタ内蔵光通信部品の構成を示す断面図である。図
6において、11は光ファイバ、12はジャケット、16はス
リット、17は光学フィルタ、18は樹脂、20は基板、21は
溝、23は透明な薄板、24は受光素子、25は光学フィルタ
17により反射される光である。
【0040】本実施の形態4においても、基板20上面に
は光ファイバ11を埋め込むために、幅130μm、深さ126
μmの溝21が設けられている。溝21に樹脂を流し込んだ
後、光ファイバ11を溝21に挿入し、その上から板厚50μ
mのガラス板からなる透明な薄板23を被せて透明樹脂を
用いて固定する。その後、透明な薄板23の上からダイシ
ングソーを用いて幅20μm、深さ200μmのスリット16を
設ける。スリット16は基板20と光ファイバ11と透明な薄
板23の表面に直交する平面の交線を軸として、その表面
と直交する平面に対して35度傾けて設ける。スリット16
に光学フィルタ17を挿入して樹脂で固定する。
【0041】この光学フィルタ17は、前記実施の形態3
と同様に波長λ1の光を透過させて、波長λ2の光を反
射する特性を持つので、光ファイバ11を伝播した波長λ
1の光は光学フィルタ17を透過する。一方、光ファイバ
11内を伝搬される光信号のなかの光学フィルタ17で反射
された波長λ2の光25は、透明な薄板23を透過して、そ
の透明な薄板23に隣接して設けられた受光素子24に入射
する。この透明な薄板23は50μmと薄く、また、受光素
子24は透明な薄板23にほぼ密着してい配置されているの
で、光ファイバ11から出射して光学フィルタ17で反射さ
れた波長λ2の光25は、ほとんど広がることなく受光素
子24に入射することになる。
【0042】このように、光ファイバ11を基板20に設け
た溝21に挿入し、上から透明な薄板23で挟み込み、スリ
ット16を光ファイバ11に対する垂直な平面に対して傾け
て設けることにより、光ファイバ11内を伝搬される光信
号のなかの光学フィルタ17で反射された光25を受光素子
24に入射させることが可能となる。また、透明な薄板23
と受光素子24は平面で密着させることができるので、そ
の光路長を短くし受光素子24への結合効率を大きくする
ことができる。
【0043】なお、本実施の形態4の説明では、ガラス
板からなる透明な薄板23であるとしたが、透明な薄板23
の表面に光学フィルタ等を設けてもよいことは言うまで
もない。
【0044】図7は本発明の実施の形態5における光学
フィルタ内蔵光通信部品の製造方法を示す上面図であ
る。図7において、11は光ファイバ、12はジャケット、
16はスリット、17は光学フィルタ、20は基板、21は溝、
23は透明な薄板、26は光学フィルタ内蔵光通信部品を個
別に分離切断するための分離溝である。
【0045】本実施の形態5は、まず基板20に複数の溝
21を平行に設け、この溝21のそれぞれに光ファイバ11を
挿入して、上から透明な薄板23で挟み込み固定する。ま
た、光ファイバ11のジャケット12が固定できるように、
基板20には段差が設けられている。さらに、基板20の表
面と光ファイバ11と直交する平面に対して、ある角度を
なすように基板20にスリット16をダイシングソーで形成
する。光ファイバ11と交差する部分のスリット16に光学
フィルタ17を挿入して樹脂で固定する。最後に、分離溝
26で切断してそれぞれを切り離す。
【0046】以上のように、本実施の形態5において、
基板20に溝21を複数本設けて、各溝21に光ファイバ11を
固定し、スリット16を1回の切断操作により設けること
ができ、容易にスリット16を形成することが可能とな
る。なお、スリット16は基板20の表面と光ファイバ11と
直交する平面に対して、ある角度をなすように設けた
が、スリット16は基板20表面の法線を軸として、光ファ
イバ11に直交する平面とある角度を回転して交差するよ
うに設けてもよいことは言うまでもない。
【0047】図8は本発明の実施の形態6における光学
フィルタ内蔵光通信部品の構成を示す斜視図である。図
8において、11は光ファイバ、12はジャケット、16はス
リット、16′は別のスリット、17は光学フィルタ、17′
は別の光学フィルタ、20は基板、21は溝、23は透明な薄
板である。
【0048】本実施の形態6において、基板20の溝21に
光ファイバ11を挿入して透明な薄板23で挾み固定し、そ
こに設けられるスリット16は、基板20と光ファイバ11と
透明な薄板23の表面と直交する平面に対して、ある角度
θを傾けて設ける。また、別のスリット16′は基板20の
法線を軸として回転させ前記表面に直交する平面と角度
θを有するように設ける。したがって、スリット16と別
のスリット16′はねじれの関係にある。
【0049】ここで、前記ねじれの関係について説明す
る。図9(a)に示すように、光学フィルタ17に入射光と
して直交する偏光成分Aおよび偏光成分Bが入射するも
のとする。光学フィルタ17の入射平面に対して偏光成分
AはP偏光(入射平面に対して偏光方向が平行)となり、
偏光成分BはS偏光(入射平面に対して垂直)となる。光
学フィルタ17に入射する光の偏光成分Aと偏光成分Bが
同じ大きさである場合、入射光が光学フィルタ17を通過
するとき、偏光成分Bの反射率の方が大きいために透過
光の偏光成分はA1>B1となる。一方、図9(b)に示
すように、光学フィルタ17とねじれの関係になるように
傾けた別の光学フィルタ17′を光が透過する場合、偏光
成分AはS偏光に、偏光成分BはP偏光になる。したが
って、別の光学フィルタ17′を透過した光の偏光成分は
A2<B2となる。この結果から、光学フィルタ17と別
の光学フィルタ17′を連続して透過するとA1+A2≒
B1+B2となり、偏光の影響を受けない。
【0050】図8に示すように、スリット16と別のスリ
ット16′をねじれの関係に同じ角度θだけ傾けて設け
る。それぞれのスリット16と別のスリット16′に同じ特
性の光学フィルタ17および別の光学フィルタ17′を挿入
固定する。一般に光学フィルタへの光の入射角度が大き
くなると偏光依存性が大きくなり、光ファイバ11を揺す
ると光学フィルタを透過した光の光量が変動する傾向が
ある。したがって、2枚の光学フィルタ17及び別の光学
フィルタ17′をねじれの関係に配置して、連続して光を
通過させると、偏光依存性を低減することができる。さ
らに、光学フィルタ17および別の光学フィルタ17′の2
枚を透過するので、波長アイソレーションを高める効果
も得られる。
【0051】図10は本発明の実施の形態7における光学
フィルタ内蔵光通信部品の構成を示す断面図である。図
10において、11は光ファイバ、12はジャケット、18は樹
脂、30は基板、31は溝、32はスリット、33は光学フィル
タ、34は光ファイバ11内を伝搬される光信号の光、35は
光学フィルタ33により反射される光である。
【0052】本実施の形態7における光学フィルタ内蔵
光通信部品は、幅130μmの溝31は基板表面に対してθ1
=20度の深さ方向への傾きをなして設ける。光ファイバ
11を溝31に挿入して透明樹脂で固定する。ダイシングソ
ーでスリット32を基板表面に対してθ2=55度傾けて設
け、光学フィルタ33を挿入して樹脂固定して構成したも
のである。
【0053】このように構成される光学フィルタ内蔵光
通信部品は、光学フィルタ33は光ファイバ11内を伝搬さ
れる光34の進行方向と直交する面に対して35度傾いてい
るので、光ファイバ11内を伝搬される光34のうち光35は
光学フィルタ33で反射され、光35は光34と70度をなして
出力される。光ファイバ11は基板30表面と20度をなして
いるので、光35は基板30表面に対して垂直に出力され
る。つまり光35は基板30の表面から垂直に出力されるの
で、光35のビームは円形になり、他の光学部品との結合
を容易に行うことができる。
【0054】図11は本発明の実施の形態8における光学
フィルタ内蔵光通信部品の構成を示す断面図である。図
11において、11は光ファイバ、12はジャケット、18は樹
脂、30は基板、31は溝、32はスリット、33は光学フィル
タ、34は光ファイバ11内を伝搬される光、35は光学フィ
ルタ33により反射される光、36は別の光学フィルタ、37
は受光素子である。
【0055】本実施の形態8においては前記実施の形態
7の構成とほとんど同様で、幅130μmの溝31は基板表面
に対してθ1=20度の傾きをなして設けている。光ファ
イバ11を溝31に挿入して透明樹脂で固定して、ダイシン
グソーでスリット32を基板表面に対してθ2=55度傾け
て設け、光学フィルタ33を挿入して樹脂固定する。さら
に、別の光学フィルタ36をスリット32に隣接させて、か
つ光35が出力される部分に設けたものである。
【0056】この光学フィルタ内蔵光通信部品は、光学
フィルタ33は光ファイバ11内を伝搬される光34の進行方
向と直交する面に対して35度傾いているので、光ファイ
バ11内を伝搬される光34のうち光35は光学フィルタ33で
反射され、光35は光34と70度をなして出力される。光フ
ァイバ11は基板30表面と20度をなしているので、光35は
基板30表面に対して垂直に出力される。ここで、光ファ
イバ11は溝31に透明樹脂で固定されていることから、そ
の樹脂表面は平面になっているとは限らない。しかし、
本実施の形態8の構成では光35が通過する部分には別の
光学フィルタ36を設けているので、円筒形の光ビームを
形成することができる。
【0057】また、別の光学フィルタ36は20μmと薄い
ので、光ファイバ11から受光素子37までの距離は100μm
程度となり、光35が受光素子37に到達したときのビーム
径は20μm程度なので、受光素子37と効率よく光結合す
ることができる。
【0058】さらに、別の光学フィルタ36を基板30表面
に設けて光ファイバ11を樹脂固定しているので、光ファ
イバ11を確実に固定するのに役立っている。また、別の
光学フィルタ36を光の透過部に用いているので、波長ア
イソレーションを高めることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
〜5の記載によれば、光学フィルタ内蔵光通信部品は、
キャピラリの側面の一部を削除して光ファイバを露出す
ることにより、容易に幅の狭い溝のスリットを設けるこ
とができ、さらに、キャピラリを直方体状の表面に溝を
設けて、この溝に光ファイバを埋め込むことにより、光
ファイバは直方体状のキャピラリの表面近傍に位置する
ので、幅の狭いスリットを容易に設けることができる。
【0060】また、請求項6の記載によれば、側面の一
部を除去した複数のキャピラリを基台に並べ、1回の切
断操作で複数のスリットを設けることで、効率良く光学
フィルタ内蔵光通信部品を製造することができる。
【0061】また、請求項7,8の記載によれば、基板
に埋め込んだ光ファイバの上から、薄板を被せて光ファ
イバを四方面から固定し、光ファイバを確実に固定する
ことができ、薄板は光ファイバの約半分の厚みなので、
薄板と共に光ファイバを切断して幅の狭いスリットを構
成することもできる。さらに、薄板を透明板で構成し、
光学フィルタで反射された光を透明板を透過して取り出
し、透明板に隣接して設けた受光素子へ入射することが
できる。
【0062】また、請求項9の記載によれば、基板に複
数の溝を設けて各溝に光ファイバを固定し、スリットを
1回の切断操作により、容易に形成することができ、光
通信部品の生産性を高めることができる。
【0063】また、請求項10の記載によれば、第1,第
2の光学フィルタをねじれの関係に設けて配置し、光が
連続してこれらの第1,第2の光学フィルタを通過する
と、偏光依存性を低減することができ、第1,第2の光
学フィルタに同じ波長選択性を持たせると、波長アイソ
レーションを高めることができる。
【0064】また、請求項11,12の記載によれば、光フ
ァイバを埋め込む溝を基板表面に対して深さ方向へ角度
θ1傾けて設け、基板表面に対して角度θ2傾けて光学
フィルタ設ける。角度θ1と角度θ2を最適化すること
により、光学フィルタで反射された光を基板表面に対し
て垂直に出射することができる。さらに、その基板表面
に別の光学フィルタを設けると、出力面が平面になるの
で出力ビームを円形にすることができる。また、基板表
面に設ける別の光学フィルタを薄くし、そこに隣接して
設けた受光素子との間隔を短くすることで、受光素子と
の結合効率を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光学フィルタ内
蔵光通信部品の構成を示す断面図である。
【図2】本実施の形態1におけるキャピラリの斜視図を
示したものである。
【図3】本発明の実施の形態2における光学フィルタ内
蔵光通信部品の一製造方法を示す部分斜視図である。
【図4】本実施の形態2に示す一製造方法における光学
フィルタ内蔵光通信部品を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態3における光学フィルタ内
蔵光通信部品の構成を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態4における光学フィルタ内
蔵光通信部品の構成を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態5における光学フィルタ内
蔵光通信部品の製造方法を示す上面図である。
【図8】本発明の実施の形態6における光学フィルタ内
蔵光通信部品の構成を示す斜視図である。
【図9】(a)は本実施の形態6における光学的な動作を
説明するための光学フィルタを示す斜視図、(b)は別の
光学フィルタを示す斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態7における光学フィルタ
内蔵光通信部品の構成を示す断面図である。
【図11】本発明の実施の形態8における光学フィルタ
内蔵光通信部品の構成を示す断面図である。
【図12】従来の光学フィルタ内蔵光通信部品の光コネ
クタ埋め込みタイプの一例を示す部分断面図である。
【図13】従来の光学フィルタ内蔵光通信部品の基板固
定タイプの一例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1,13…フェルール、 2,16,32…スリット、 3,
17,33…光学フィルタ、4…光学接着剤、 5,11…光
ファイバ、 6…保持部材、 12…ジャケット、 14…
金属金具、 15…キャピラリ、 16′…別のスリット、
17′,36…別の光学フィルタ、 18…樹脂、 19…基
台、 20,30…基板、 21,31…溝、22…薄板、 23…
透明な薄板、 24,37…受光素子、 25,34,35…光、
26…分離溝。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を伝搬する1本の光ファイバと、
    該光ファイバを挿入する穴を有するキャピラリと、該キ
    ャピラリを挿入する金属金具を有する筒状のフェルール
    と、前記キャピラリと当該キャピラリに挿入した前記光
    ファイバに設けられた切断溝と、該切断溝に挿入される
    光学フィルタを備えたことを特徴とする光学フィルタ内
    蔵光通信部品。
  2. 【請求項2】 前記キャピラリの側面の一部が除去され
    ていることを特徴とする請求項1記載の光学フィルタ内
    蔵光通信部品。
  3. 【請求項3】 前記キャピラリが、ガラスで形成された
    ことを特徴とする請求項1または2記載の光学フィルタ
    内蔵光通信部品。
  4. 【請求項4】 前記キャピラリが、樹脂で形成されたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の光学フィルタ内
    蔵光通信部品。
  5. 【請求項5】 前記キャピラリが、直方体の表面に溝を
    設けて該溝に光ファイバが挿入固定されることを特徴と
    する請求項1記載の光学フィルタ内蔵光通信部品。
  6. 【請求項6】 光ファイバを挿入したキャピラリを複数
    整列配置し、前記キャピラリの側面から前記キャピラリ
    および前記光ファイバに切断溝を設ける工程と、個々の
    前記キャピラリに設けた前記切断溝に光学フィルタを挿
    入する工程と、前記キャピラリの各々をフェルールに挿
    入する工程とからなることを特徴とする光学フィルタ内
    蔵光通信部品の製造方法。
  7. 【請求項7】 光信号を伝搬する1本の光ファイバと、
    該光ファイバを挿入する溝を有する基板と、前記光ファ
    イバおよび前記基板の上に設けた前記光ファイバより薄
    い板と、前記光ファイバ、基板および薄い板に設けた切
    断溝と、該切断溝に挿入される光学フィルタを備えたこ
    とを特徴とする光学フィルタ内蔵光通信部品。
  8. 【請求項8】 前記薄い板を透明板で形成し、光ファイ
    バ内を伝搬され光学フィルタで反射された光が当該透明
    板を透過して出力されることを特徴とする請求項7記載
    の光学フィルタ内蔵光通信部品。
  9. 【請求項9】 1枚の基板表面に平行に複数本設けた溝
    に、該溝と同数の光ファイバを挿入し、透明板を前記基
    板上に設けて前記光ファイバを前記基板に固定する工程
    と、前記光ファイバ、基板および透明板に切断溝を設け
    る工程と、前記光ファイバの各々に設けた前記切断溝に
    光学フィルタを挿入固定して前記光ファイバ毎に前記基
    板を分離する工程とからなることを特徴とする光学フィ
    ルタ内蔵光通信部品の製造方法。
  10. 【請求項10】 光信号を伝搬する1本の光ファイバ
    と、該光ファイバを挿入する溝を有した基板と、前記光
    ファイバおよび前記基板上に設けた前記光ファイバより
    薄い板と、前記光ファイバ、基板および薄い板に斜めに
    設けた第1の切断溝と、該第1の切断溝に挿入される第
    1の光学フィルタと、前記第1の切断溝とねじれの関係
    になるように設けた第2の切断溝と、該第2の切断溝に
    挿入される第2の光学フィルタを備えたことを特徴とす
    る光学フィルタ内蔵光通信部品。
  11. 【請求項11】 光信号を伝搬する1本の光ファイバ
    と、深さ方向に傾斜して設けられた前記光ファイバを挿
    入する溝を有する基板と、該基板と光ファイバに傾斜し
    て設けた切断溝と、該切断溝に挿入される光学フィルタ
    を備え、前記光ファイバ内を伝搬され前記光学フィルタ
    で反射された光が前記基板表面にほぼ垂直に出力される
    ことを特徴とする光学フィルタ内蔵光通信部品。
  12. 【請求項12】 光信号を伝搬する1本の光ファイバ
    と、深さ方向に傾斜して設けられた前記光ファイバを挿
    入する溝を有する基板と、該基板と光ファイバに傾斜し
    て設けた切断溝と、該切断溝に挿入される第1の光学フ
    ィルタと、前記切断溝近傍で前記光ファイバを被うよう
    に設けた第2の光学フィルタと、前記第2の光学フィル
    タに隣接して設けた受光素子を備え、前記光ファイバ内
    を伝搬された光が前記第1の光学フィルタで反射されて
    前記第2の光学フィルタを透過して前記受光素子に入射
    することを特徴とする光学フィルタ内蔵光通信部品。
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