JP2670310B2 - フィルタ内蔵光コネクタ及びその製造方法 - Google Patents

フィルタ内蔵光コネクタ及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、光通信に使用されるフィルタ内蔵光コネ
クタとその製造方法に関する。
(従来の技術) 受発信装置Aと、受発信装置Bとの間で光通信を行う
場合、第14図に示すように、受発信装置に連結された光
ファイバの主路(光伝送路)1の端末に光コネクタのコ
ネクタフェルール2を取り付け、これを受発信装置Bの
コネクタと結合することにより受発信装置Aと受発信装
置Bとが接続される。
主路1の光伝送路には光信号、例えば波長λ及びλ
の多重光信号が伝送されており、受発信装置Bが、例
えば、波長λの光信号のみを必要とする場合、受発信
装置Bが送られてくる多重光信号から自装置に必要な光
信号のみを分波する光学素子とし分波装置を別個に備え
る必要がある。また、目的によっては前記光学素子とし
て偏光子や光減衰器等の使用が考えられる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記分波装置等の、従来の光学素子は
レセプタクルを有する独立した部品で、このレセプタク
ルを光コネクタで接続して使用する場合が多い。このた
め、上記レセプタクルタイプの光学素子を夫々別個に備
えることは、受発信装置Bの装置構成を複雑にし、余分
のスペースが必要となったり、その装置コストを上昇さ
せるという問題がある。しかも、上記光学素子は、内部
にレンズ系を用いているため、光軸調整が難しく、光損
失が大きく、温度変化に対して不安定である等信頼性が
低いうえ、製造上手数が掛かり製作コストが高いという
問題もある。
本発明はかかる問題を解決するためになされたもの
で、受発信装置に大掛かりな装置を必要とせず、信頼性
が高く、しかもコンパクトで取り扱い作業性に優れた光
コネクタとその製造方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するため本発明の第1発明に依れ
ば、光ファイバが固定されたコネクタフェルールあるい
は光ファイバが固定され、前記コネクタフェルールに挿
着・固定されるコネクタフェルール用の基板に、前記光
ファイバを横断して溝部が形成され、当該溝部に光フィ
ルタが埋め込まれていることを特徴とするフィルタ内蔵
光コネクタが提供される。
本発明のフィルタ内蔵光コネクタは、必要に応じ、基
板に光ファイバの載置固定し、この基板上で光ファイバ
に前記光フィルタを埋め込んだ基板が前記コネクタフェ
ルールに固定されているようにしてもよい。
また、本発明のフィルタ内蔵光コネクタにおいては、
軸合せ用の円筒部と光ファイバを接着剤で固定する固定
部との間に鍔部が形成されているコネクタフェルールを
用いてもよい。
更に、本発明のフィルタ内蔵光コネクタにおいては、
光フィルタとして波長分割フィルタ,偏光フィルタある
いは減光フィルタを使用することができる。
一方、第2発明に依れば、コネクタフェルール内に光
ファイバを嵌挿する工程と、光ファイバを接着剤でコネ
クタフェルールに固定する工程と、コネクタフェルール
の端面を光ファイバの端面と共に研磨する工程と、前記
光フィルタを埋め込む溝部を光ファイバを切断して形成
する工程と、溝部に光フィルタを嵌挿・固定する工程と
を有することを特徴とするフィルタ内蔵光コネクタの製
造方法が提供される。
(作用) 光ファイバに埋め込まれる光フィルタは光信号を分
波,偏波あるいは減衰させ、必要な光信号あるいは必要
量の光信号だけを取り出す。また、光コネクタに光フィ
ルタが内蔵されるために、当該光コネクタが接続される
受発信装置は、必要な、あるいは必要量の光信号を分
波,偏波あるいは減衰させる光部品を別に必要としな
い。
更に、光信号を分波,偏波あるいは減衰させる光フィ
ルタは、光ファイバを切断して形成した埋込部に埋め込
むだけであるから製造方法も極めて簡単である。
(実施例) 以下、本発明の第1発明であるフィルタ内蔵光コネク
タに係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図乃至第3図はフィルタ内蔵光コネクタの第1の
実施例を示し、この実施例は単心コネクタに適用された
光コネクタ端末10を示す。
光コネクタ端末10は光ファイバ11の端末に光コネクタ
のコネクタフェルール12が取り付けられたもので、コネ
クタフェルール12は円筒状をなし、略中央位置に形成さ
れる鍔部12gをはさんで、これより小径の円筒部12aが先
端側に、同じく固定部12hが基端側に夫々一体に形成さ
れている。そして、コネクタフェルール12の軸心には、
その軸線に沿い、基端面12fから略中央位置の深さま
で、光ファイバ11の被覆部11bが嵌挿される大径の孔12b
が穿設され、更に、これと同心に被覆を除去した裸光フ
ァイバ部11aが嵌挿される孔12cが、コネクタフェルール
12の先端面12eを貫通して穿設されている。
端末の被覆を除去して裸光ファイバ部11aを露出させ
た光ファイバ11はコネクタフェルール12の基端面12f側
から嵌挿され、接着剤でコネクタフェルール12に固定さ
れる。このとき、孔12cから突出した裸光ファイバ部11a
はコネクタフェルール12の先端面12eで切断され、先端
面12eと共に端面研磨されている。
コネクタフェルール12に光ファイバ11の端毎を取り付
けた状態で、円筒部12aの、裸光ファイバ部11aが嵌挿さ
れた位置で、所定の幅のスリット12dが刻設される。こ
のスリット12dは、光ファイバ11の光軸に対して適宜の
角度で傾斜し、裸光ファイバ部11aを切断するように形
成されている。
スリット12dには、光フィルタとして、第3図に示す
フィルタチップ14が嵌挿され、光学接着剤で円筒部12a
に固定されている。このフィルタチップ14は透明ガラス
基板14aの一側面に誘電体多層膜フィルタ14bを蒸着形成
させた干渉フィルタで、例えば、波長λの光信号は透
過させ、波長λの光信号は反射させる特性を有する。
上述の光コネクタ端末10は単心光コネクタの一部を構
成し、図示しない、例えば受信装置側の光コネクタ端末
と結合される。コネクタフェルール12を除く光コネクタ
の構成は、従来のものと別段異なることがないのでこれ
らの説明は省略する。
このような光コネクタ端末10を有する光コネクタを使
用すると、光ファイバ11を伝播して来る波長λ及びλ
の光多重信号は、コネクタフェルール12に内蔵される
フィルタチップ14により、受信装置側の必要とする波長
λの光信号だけが分波され、受信装置側に伝播される
ことになる。
尚、前記フィルタチップ14を透明ガラス基板の一側面
に、例えば、誘電体の多層膜を、その膜厚を変えて蒸着
形成した偏光フィルタとすれば偏波機能を有する光コネ
クタが、また透明ガラス基板の一側面に金属薄膜を蒸着
形成したハーフミラーやニュートラルフィルタ等の減光
フィルタとすればアテネータとしての機能を有する光コ
ネクタが夫々実現される。
第4図及び第5図はフィルタ内蔵光コネクタの第2の
実施例を示し、第1の実施例の構成要素と対応する要素
には同じ符号が付してある。
第2の実施例の光コネクタ端末10Aに使用されるコネ
クタフェルール16は、第1の実施例のコネクタフェルー
ル10と同様に、円筒状をなす円筒部16aを有するが、こ
の円筒部16aの鍔部16gより基単側は断面半円状に切除さ
れ、光ファイバ11の被覆部11b側を固定する固定部とな
る半円筒部16a′が形成されている。この半円筒部16a′
の上平面16h上に、基端面16fから鍔部16gに向かって、
半円筒部16a′の長さの略1/3の位置まで、光ファイバ11
の被覆部11bが載置されるV溝16bが刻設されている。そ
して、円筒部16aの中心線に沿って光ファイバ11の裸光
ファイバ部11aが嵌挿される貫通孔16cが穿設されてい
る。
光ファイバ11の裸光ファイバ部11aを貫通孔16cに嵌挿
し、被覆部11bをV溝16bに載置固定した後、上平面16h
上において、裸光ファイバ部11aと共に半円筒部16a′に
所定幅のスリット16dを刻設する。このスリット16dは第
2図に示すスリット12dと同様に、光ファイバ11の光軸
に対して適宜の角度で傾斜しており、光フィルタとし
て、実施例1で説明した第3図に示すフィルタチップ14
が嵌挿固定される。
このようにコネクタフェルール16にフィルタチップ14
が組み込まれた光コネクタ端末10Aも、フィルタチップ1
4により、受信装置側が必要としない波長λの光信号
を排除することができ、受信装置側には波長λの光信
号のみが伝播される。
第6図乃至第8図は第3の実施例に係る光コネクタ端
末10Bを示し、この実施例においても、第1の実施例と
同じ構成要素には同じ符号を付してその詳細な説明を省
略する。
第3の実施例では、光ファイバ11の端部は、先ず、半
円筒ガラス基板20に固定される。より具体的には、ガラ
ス基板20の上平面20aに、光ファイバ11の被覆部11bを載
置固定するV溝20b(第8図参照)が、中心線に沿っ
て、第6図に示すように略左半部に刻設され、同じ中心
線に沿って略右半部に裸光ファイバ部11aを載置固定す
るV溝が刻設されている。
そして、光ファイバ11を載置固定したガラス基板20の
上平面20aに、光ファイバ11の光軸に対して適宜の角度
で傾斜し、光ファイバ11の裸光ファイバ部11aを切断す
るスリット20cが刻設され、このスリット20cに光フィル
タとして前述のフィルタチップ14が嵌挿固定される。
一方、コネクタフェルール18は先端側の円筒部18a
と、基端側の固定部18hとの間に一体に形成される鍔部1
8gとからなり、円筒部18aの中心線に沿ってその基端部1
8fから、コネクタフェルール18の長さの略1/2の深さま
で大径の孔18bが穿設され、さらにこの孔18bと同心に中
心線に沿って先端面18eに達する貫通孔18cが穿設されて
いる。
孔18bは、半円筒ガラス基板20の円筒径と同じ大きさ
の径を有し、該孔18bに光ファイバ11を載置したガラス
基板20が嵌挿され、孔18bの空間に光学接着剤を充填す
ることにより、ガラス基板20を光ファイバ11と共にコネ
クタフェルール18に固定する。このとき、裸光ファイバ
部11aは貫通孔18cに嵌挿され、先端面18eから突出する
裸光ファイバ部11aは端面で切断され、先端面18eと共に
端面研磨される。
このように第3の実施例では、第7図に示したよう
に、ガラス基板20に載置固定されたフィルタチップ14が
コネクタフェルール18の孔18b内に収容されるように取
り付けられるが、ガラス基板20に取り付けたフィルタチ
ップ14は、第9図に示す光コネクタ端末10B′のよう
に、コネクタフェルール18の基端面18fより外方に露出
させた状態でコネクタフェルール18の近傍に取り付ける
ようにしてもよい。このとき、ガラス基板20は、孔18b
の空間に光学接着剤を充填することにより、ガラス基板
20を光ファイバ11の裸光ファイバ部11aと共にコネクタ
フェルール18に固定される。
第7図及び第9図に示す実施例においても、光ファイ
バ11を伝播してきた波長λ及びλからなる多重光信
号は、フィルタチップ14により波長λの光信号のみが
分波され受信装置側に伝播される。
次に、本発明の第4の実施例を、第13図に示す製造工
程図を参照しながら第10図乃至第12図に基づいて詳細に
説明する。
この実施例は単心コネクタに適用された光コネクタ端
末30において、光フィルタを偏光フィルタとしたもので
ある。
本実施例の光コネクタ端末30は、前記各実施例と同様
に光ファイバ31の端末にコネクタフェルール32が取り付
けられている。このコネクタフェルール32は円筒状をな
し、略中央位置に形成される鍔部32gを挟んで、円筒部3
2aが先端側に、固定部32hが基端側に夫々一体に形成さ
れており、固定部32hには鍔部32gの端面に接して段部32
iが形成されると共に、略中央位置に、半円筒状に切欠
いた窓部32jが設けられている。
この窓部32jは、後述する光フィルタを嵌挿するスリ
ットを形成するための作業用の窓で、固定部32hの表面
から軸心をわずかに越える位置まで切除して形成されて
いる。また、コネクタフェルール32の軸心には、その軸
線に沿い、基端面32fから略段部32iの位置まで、窓部32
jと連通すると共に、光ファイバ31の被覆部31bが嵌挿さ
れる大径の孔32bが穿設され、更に、孔ファイバ31の被
覆を除去した裸孔ファイバ部31aが嵌挿される、孔32bと
同心の孔32cが、コネクタフェルール32の先端面32eを貫
通して穿設されている。
そして、コネクタフェルール32には、光ファイバ31が
基端面32f側から嵌挿され(第13図(a))、窓部32jか
ら接着剤33を注入して(第13図(b))、第11図に示す
ように、コネクタフェルール32に固定されている。この
とき、接着剤33は、孔32b内の裸光ファイバ部31aの周囲
に形成される空間を充填し、接着剤33の表面が固定部32
hの表面より若干下方に位置するように充分な量を注入
した。
また、光ファイバ31はコネクタフェルール32に嵌挿し
たときに、裸光ファイバ部31aの基端が窓部32jよりもコ
ネクタフェルール32の基端面32f側に位置するように被
覆が除去されている。更に、孔32cから突出した裸孔フ
ァイバ部31aはコネクタフェルール32の先端面32eて切断
され、先端面32eと共に端面研磨されている。
そして、窓部32jの接着剤33には、接着剤33が充分硬
化した後、光ファイバ31の光軸に対して適宜の角度で傾
斜し、裸光ファイバ部31aを切断するスリット33aが刻設
され(第13図(c))、このスリット33aに定偏波の光
信号を送信するための偏光フィルタ34が嵌挿され、光学
接着剤で固定されている(第13図(d))。
ここで偏光フィルタ34は、透明ガラス基板の一側面
に、例えば、誘電体の多層膜をその膜厚を変えて蒸着形
成したものである。
尚、32kは鍔部32gに形成した溝で、光コネクタ端末30
同士を結合する際、この溝32kが回転防止の機能を発揮
すると共に、鍔部がバネ等の緩衝部材の押圧をうける機
能を発揮する このような光コネクタ端末30を有する光コネクタを使
用すると、光ファイバ31を伝播してくる光信号は、スリ
ット33aに嵌挿した偏光フィルタ34によって、振動面が
一定方向に配向した光信号とされ、受信装置側に伝播さ
れることになる。
上述の各実施例では、単心用の光コネクタに本発明を
適用した場合を例に説明したが、本発明はこれに限定さ
れず、多心用光コネクタにも適用することができる。ま
た、光フィルタとしてハーフミラーやニュートラルフィ
ルター等の減光フィルタを使用してもよく、減光フィル
タを使用したときにはアテネータとしての機能を持つ光
コネクタとなる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の第1発明に係るフィル
タ内蔵光コネクタによれば、ファイバが固定されたコネ
クタフェルールあるいは光ファイバが固定され、前記コ
ネクタフェルールに挿着・固定されるコネクタフェルー
ル用の基板に、前記光ファイバを横断して溝部が形成さ
れ、当該溝部に光フィルタが埋め込まれた構成としたの
で、受発信装置に大掛かりな装置を必要とせず、従来の
光コネクタに比べて、光軸調整が容易で、光損失も少な
く、温度変化に対しても安定である等信頼性が高く、し
かもコンパクトで取り扱い作業性に優れる。又、必要に
応じ、基板に光ファイバを載置固定し、この基板上で光
ファイバに前記光フィルタを埋め込んだ基板を前記コネ
クタフェルールに固定するようにすれば、加工性の優れ
た光コネクタが実現できる。
更に、本発明の第2発明に係るフィルタ内蔵光コネク
タの製造方法によれば、コネクタフェルール内に光ファ
イバを嵌挿し、この光ファイバを接着剤でコネクタフェ
ルールに固定し、コネクタフェルールの端面を光ファイ
バの端面と共に研磨し、前記光フィルタを埋め込む溝部
を光ファイバを切断して形成し、更に、溝部に光フィル
タを嵌挿・固定する工程とを有する構成としたので、製
造上の手数も少なく製作コストを低くすることができる
というすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明に係るフィルタ内蔵光コネク
タの第1の実施例を示し、第1図はコネクタフェルール
12が取り付けられた光ファイバ端末を示す斜視図、第2
図は同断面図、第3図はフィルタチップ14の拡大斜視
図、第4図及び第5図は本発明に係るフィルタ内蔵光コ
ネクタの第2の実施例を示し、第4図はコネクタフェル
ール12が取り付けられた光ファイバ端末の断面図、第5
図は同一部断面斜視図、第6図乃至第8図は本発明に係
るフィルタ内蔵光コネクタの第3の実施例を示し、第6
図はガラス基板上に載置固定される光ファイバ11及びフ
ィルタチップ14の状態を示す側面図、第7図は第6図の
ガラス基板20を組み込んだ光ファイバ端末を示す側面
図、第8図は第7図の矢線VIII−VIIIに沿う断面図、第
9図は第3の実施例の変形例を示し、光ファイバ端末を
示す部分側面図、第10図乃至第12図は本発明に係るフィ
ルタ内蔵光コネクタの第4の実施例を示し、第10図はコ
ネクタフェルール32が取り付けられた光ファイバ端末を
示す斜視図、第11図は同断面図、第12図は同平面図、第
13図は第4の実施例のフィルタ内蔵光コネクタの製造方
法を示す工程図、第14図は従来の光ファイバ端末を示す
斜視図である。 10,10A,10B,10B′……光コネクタ端末、11……光ファイ
バ、11a……裸光ファイバ部、11b……被覆部、12……コ
ネクタフェルール、12d……スリット(溝部)、14……
フィルタチップ(誘電体多層膜フィルタ)、16……コネ
クタフェルール、16d……スリット(溝部)、18……コ
ネクタフェルール、20……ガラス基板、20c……スリッ
ト(溝部)、30……光コネクタ端末、31……光ファイ
バ、31a……裸光ファイバ部、31b……被覆部、32……コ
ネクタフェルール、33……接着剤、33a……スリット
(溝部)、34……偏光フィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 弘一 千葉県市原市八幡海岸通6 古河電気工 業株式会社千葉事業所内 (72)発明者 柳川 久治 千葉県市原市八幡海岸通6 古河電気工 業株式会社千葉事業所内 (72)発明者 宮沢 秀久 千葉県市原市八幡海岸通6 古河電気工 業株式会社千葉事業所内 (56)参考文献 特開 昭61−295518(JP,A) 特開 昭61−87112(JP,A) 特開 昭54−127340(JP,A) 実開 昭63−96505(JP,U) 実開 昭63−130702(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバ固定されたコネクタフェルール
    あるいは光ファイバが固定され、前記コネクタフェルー
    ルに挿着・固定されるコネクタフェルール用の基板に、
    前記光ファイバを横断して溝部が形成され、当該溝部に
    光フィルタが埋め込まれていることを特徴とするフィル
    タ内蔵光コネクタ。
  2. 【請求項2】前記光フィルタが、波長分割フィルタであ
    る請求項1記載のフィルタ内蔵光コネクタ。
  3. 【請求項3】前記光フィルタが、偏光フィルタである請
    求項1記載のフィルタ内蔵光コネクタ。
  4. 【請求項4】前記光フィルタが、減光フィルタである請
    求項1記載のフィルタ内蔵光コネクタ。
  5. 【請求項5】コネクタフェルール内に光ファイバを嵌挿
    する工程と、光ファイバを接着剤でコネクタフェルール
    に固定する工程と、コネクタフェルールの端面を光ファ
    イバの端面と共に研磨する工程と、光フィルタを埋め込
    む溝部を光ファイバを切断して形成する工程と、前記溝
    部に光フィルタを嵌挿・固定する工程とを有することを
    特徴とするフィルタ内蔵光コネクタの製造方法。
JP63244714A 1988-09-08 1988-09-30 フィルタ内蔵光コネクタ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2670310B2 (ja)

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