JP2820817B2 - フィルタ入りコネクタ - Google Patents
フィルタ入りコネクタInfo
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- JP2820817B2 JP2820817B2 JP3190595A JP19059591A JP2820817B2 JP 2820817 B2 JP2820817 B2 JP 2820817B2 JP 3190595 A JP3190595 A JP 3190595A JP 19059591 A JP19059591 A JP 19059591A JP 2820817 B2 JP2820817 B2 JP 2820817B2
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- JP
- Japan
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- filter
- optical fiber
- flange
- groove
- ferrule
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/36—Mechanical coupling means
- G02B6/38—Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
- G02B6/3807—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
- G02B6/3833—Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
- G02B6/3834—Means for centering or aligning the light guide within the ferrule
- G02B6/3835—Means for centering or aligning the light guide within the ferrule using discs, bushings or the like
-
- G—PHYSICS
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
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- G02B6/3807—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
- G02B6/3833—Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
- G02B6/3845—Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture ferrules comprising functional elements, e.g. filters
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信に使用されるフ
ィルタ入りコネクタに関するものである。
ィルタ入りコネクタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】受発信装置間で光通信を行う場合、例え
ば波長λ1及びλ2の多重信号が光ファイバに伝送され、
波長λ1の信号のみを必要とする場合、送られてくる多
重信号から必要な光信号のみを選択するフィルタを備え
る必要があり、これらフィルタ等の光学部品をコネクタ
フェルール内に予め挿入したフィルタ入りコネクタが実
用化されている。
ば波長λ1及びλ2の多重信号が光ファイバに伝送され、
波長λ1の信号のみを必要とする場合、送られてくる多
重信号から必要な光信号のみを選択するフィルタを備え
る必要があり、これらフィルタ等の光学部品をコネクタ
フェルール内に予め挿入したフィルタ入りコネクタが実
用化されている。
【０００３】ところで、前記フィルタが取り付けられる
光コネクタは、全金属製、セラミック製、及びプラスチ
ック製がある。このうちセラミック製光コネクタは、例
えばアルミナセラミック製やジルコニア製が多く使用さ
れ、曲げ強度に優れた性質を備えている。このセラミッ
ク製光コネクタにフィルタを入れるための溝加工を施
し、ここにフィルタを挿入し、着脱操作性にすぐれたプ
ッシュオンロック方式を採用した精密型光コネクタが実
用化されている。
光コネクタは、全金属製、セラミック製、及びプラスチ
ック製がある。このうちセラミック製光コネクタは、例
えばアルミナセラミック製やジルコニア製が多く使用さ
れ、曲げ強度に優れた性質を備えている。このセラミッ
ク製光コネクタにフィルタを入れるための溝加工を施
し、ここにフィルタを挿入し、着脱操作性にすぐれたプ
ッシュオンロック方式を採用した精密型光コネクタが実
用化されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セラミ
ック製光コネクタは、セラミックが硬い材料であること
から、加工性・生産性が非常に悪く、非工業生産的であ
る。このために、フィルタを光コネクタに直接挿入する
ための機械加工が困難であるという問題があった。
ック製光コネクタは、セラミックが硬い材料であること
から、加工性・生産性が非常に悪く、非工業生産的であ
る。このために、フィルタを光コネクタに直接挿入する
ための機械加工が困難であるという問題があった。
【０００５】本発明は前記課題を有効に解決するもの
で、光フィルタを挿入するためのフィルタ溝を容易に加
工することができるフィルタ入りコネクタの提供を目的
とするものである。
で、光フィルタを挿入するためのフィルタ溝を容易に加
工することができるフィルタ入りコネクタの提供を目的
とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明のフ
ィルタ入りコネクタは、光ファイバの露出した端末の先
端部を保持する筒状のフェルールと、該フェルールに連
接するフランジ金具により構成される光コネクタであっ
て、前記フランジ金具は、前記フェルールの端部が嵌め
込まれるフランジ部と、該フランジ部に連続するフィル
タ挿入部とから構成され、前記フィルタ挿入部の中心部
には光ファイバ挿入用のガラスキャピラリーが配設され
るとともに、該フィルタ挿入部の周縁から前記ガラスキ
ャピラリーを貫通して前記光ファイバの挿入位置まで切
り込むフィルタ溝が形成され、さらに、該フィルタ溝に
は光信号制御のためのフィルタが挿入され、しかも、前
記フィルタ溝は、フィルタ挿入部の周縁を研削して形成
した切欠部から切り込まれていることを特徴とする。請
求項２記載の発明のフィルタ入りコネクタは、光ファイ
バの露出した端末の先端部を保持する筒状のフェルール
と、該フェルールに連接するフランジ金具により構成さ
れる光コネクタであって、前記フランジ金具は、前記フ
ェルールの端部が嵌め込まれるフランジ部と、該フラン
ジ部に連続するフィルタ挿入部とから構成され、前記フ
ィルタ挿入部の中心部には光ファイバ挿入用のガラスキ
ャピラリーが配設されるとともに、該フィルタ挿入部の
周縁から前記ガラスキャピラリーを貫通して前記光ファ
イバの挿入位置まで切り込むフィルタ溝が形成され、さ
らに、該フィルタ溝には光信号制御のためのフィルタが
挿入されてなり、予めフィルタ挿入部にフィルタ溝が形
成されたフランジ金具にガラスキャピラリーを組み込
み、ガラスキャピラリーに光ファイバを挿入した後、前
記フィルタ挿入部のフィルタ溝をガイドとしてガラスキ
ャピラリーにフィルタ溝を形成したことを特徴とするも
のである。
ィルタ入りコネクタは、光ファイバの露出した端末の先
端部を保持する筒状のフェルールと、該フェルールに連
接するフランジ金具により構成される光コネクタであっ
て、前記フランジ金具は、前記フェルールの端部が嵌め
込まれるフランジ部と、該フランジ部に連続するフィル
タ挿入部とから構成され、前記フィルタ挿入部の中心部
には光ファイバ挿入用のガラスキャピラリーが配設され
るとともに、該フィルタ挿入部の周縁から前記ガラスキ
ャピラリーを貫通して前記光ファイバの挿入位置まで切
り込むフィルタ溝が形成され、さらに、該フィルタ溝に
は光信号制御のためのフィルタが挿入され、しかも、前
記フィルタ溝は、フィルタ挿入部の周縁を研削して形成
した切欠部から切り込まれていることを特徴とする。請
求項２記載の発明のフィルタ入りコネクタは、光ファイ
バの露出した端末の先端部を保持する筒状のフェルール
と、該フェルールに連接するフランジ金具により構成さ
れる光コネクタであって、前記フランジ金具は、前記フ
ェルールの端部が嵌め込まれるフランジ部と、該フラン
ジ部に連続するフィルタ挿入部とから構成され、前記フ
ィルタ挿入部の中心部には光ファイバ挿入用のガラスキ
ャピラリーが配設されるとともに、該フィルタ挿入部の
周縁から前記ガラスキャピラリーを貫通して前記光ファ
イバの挿入位置まで切り込むフィルタ溝が形成され、さ
らに、該フィルタ溝には光信号制御のためのフィルタが
挿入されてなり、予めフィルタ挿入部にフィルタ溝が形
成されたフランジ金具にガラスキャピラリーを組み込
み、ガラスキャピラリーに光ファイバを挿入した後、前
記フィルタ挿入部のフィルタ溝をガイドとしてガラスキ
ャピラリーにフィルタ溝を形成したことを特徴とするも
のである。
【０００７】
【作用】このフィルタ入りコネクタは、フィルタ溝の加
工を、光ファイバ先端部を固定するフェルールではな
く、このフェルールに連接されたフランジ金具の周縁か
ら、中心部の光ファイバ挿入位置に向かっておこなう。
したがって、機械加工が容易となり、加工量も少なくな
る。
工を、光ファイバ先端部を固定するフェルールではな
く、このフェルールに連接されたフランジ金具の周縁か
ら、中心部の光ファイバ挿入位置に向かっておこなう。
したがって、機械加工が容易となり、加工量も少なくな
る。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の第一実施例を図１を参照して
説明する。本発明のフィルタ入り光コネクタ１は、光フ
ァイバ２の露出した端末３の先端部を保持する円筒状の
フェルール、例えば、ジルコニアからなるセラミックフ
ェルール４と、該セラミックフェルール４に連接される
フランジ金具５と、該フランジ金具５に挿入される光信
号の制御のためのフィルタ６とからなるものであり、こ
のセラミックフェルール４の中心部の光ファイバ挿入孔
７にそって、光ファイバ２が配設されている。光ファイ
バ２の端末３は、その先端面がセラミックフェルール４
と共に面一な状態にされている。
説明する。本発明のフィルタ入り光コネクタ１は、光フ
ァイバ２の露出した端末３の先端部を保持する円筒状の
フェルール、例えば、ジルコニアからなるセラミックフ
ェルール４と、該セラミックフェルール４に連接される
フランジ金具５と、該フランジ金具５に挿入される光信
号の制御のためのフィルタ６とからなるものであり、こ
のセラミックフェルール４の中心部の光ファイバ挿入孔
７にそって、光ファイバ２が配設されている。光ファイ
バ２の端末３は、その先端面がセラミックフェルール４
と共に面一な状態にされている。
【０００９】フランジ金具５は、フェルール４と同様に
全体として筒状に形成され、大別して、セラミックフェ
ルール４の端部が嵌め込まれる大径のフランジ部５ａ
と、該フランジ部５ａに連続するこれよりも小径のフィ
ルタ挿入部５ｂより構成されており、これら５ａ，５ｂ
の内部には光ファイバの端末３を挿入したキャピラリ
ー、例えばガラスキャピラリー８が収納されている。そ
して、フランジ金具５の中央部には、該フランジ金具５
の表面（周縁）から該ガラスキャピラリー８内の光ファ
イバ挿入位置、即ち、光ファイバ端末３まで切り込むフ
ィルタ溝１０が形成されている。このフィルタ溝１０
は、光路（光ファイバ２の挿入方向）に対して適宜の範
囲で傾斜しているが、これは、フィルタ６により反射す
る光がレーザー素子に戻り、光出力に影響を与えること
を防ぐためである。次いで、この傾斜したフィルタ溝１
０に沿ってフィルタ６が挿入されるが、端末３を固定す
るガラスキャピラリー８には、例えばホウケイ酸ガラス
が用いられる。
全体として筒状に形成され、大別して、セラミックフェ
ルール４の端部が嵌め込まれる大径のフランジ部５ａ
と、該フランジ部５ａに連続するこれよりも小径のフィ
ルタ挿入部５ｂより構成されており、これら５ａ，５ｂ
の内部には光ファイバの端末３を挿入したキャピラリ
ー、例えばガラスキャピラリー８が収納されている。そ
して、フランジ金具５の中央部には、該フランジ金具５
の表面（周縁）から該ガラスキャピラリー８内の光ファ
イバ挿入位置、即ち、光ファイバ端末３まで切り込むフ
ィルタ溝１０が形成されている。このフィルタ溝１０
は、光路（光ファイバ２の挿入方向）に対して適宜の範
囲で傾斜しているが、これは、フィルタ６により反射す
る光がレーザー素子に戻り、光出力に影響を与えること
を防ぐためである。次いで、この傾斜したフィルタ溝１
０に沿ってフィルタ６が挿入されるが、端末３を固定す
るガラスキャピラリー８には、例えばホウケイ酸ガラス
が用いられる。
【００１０】フィルタ６には、例えば、波長選択性を有
する誘電多層膜からなるフィルタが採用され、この誘電
体多層膜フィルタはＺｒＯ2、ＴｉＯ2等の高屈折率物質
と、ＭｇＦ2，ＳｉＯ2等の低屈折率物質との組み合わ
せ、およびこれらの膜厚の選択によって所望の透過率特
性を得ることができる。このようなフィルタ６が埋め込
まれたフィルタ入りコネクタ１では、端末３を伝搬して
くる波長λ1及びλ2の光多重信号のうち必要とする波長
λ1の光信号だけが分波され伝搬されることになる。
する誘電多層膜からなるフィルタが採用され、この誘電
体多層膜フィルタはＺｒＯ2、ＴｉＯ2等の高屈折率物質
と、ＭｇＦ2，ＳｉＯ2等の低屈折率物質との組み合わ
せ、およびこれらの膜厚の選択によって所望の透過率特
性を得ることができる。このようなフィルタ６が埋め込
まれたフィルタ入りコネクタ１では、端末３を伝搬して
くる波長λ1及びλ2の光多重信号のうち必要とする波長
λ1の光信号だけが分波され伝搬されることになる。
【００１１】このフィルタ入りコネクタ１のフィルタ溝
１０を形成するに際しては、予め光ファイバ２の挿入位
置まで切り込んだフィルタ溝１０を形成したフランジ金
具５に、ガラスキャピラリー８を組み込み、次いで、ガ
ラスキャピラリー８に光ファイバ２を挿入した後に、こ
のフィルタ溝１０をガイドとしてガラスキャピラリー８
にフィルタ溝１０を形成する。この場合、ガラスキャピ
ラリー８にフィルタ溝１０を形成する際に、光ファイバ
２の端末３が、ガラスキャピラリー８とともに切り込ま
れるため、切削刃が同硬度の材質を切断することにな
る。従って、端末３の切断面を鏡面仕上とするための加
工条件の設定が簡単になり、また、切断刃がフランジ金
具５と接触せず、ガラスキャピラリー８に対して直接切
り込んでゆくため、切り込み量の制御が容易になる。因
に金属とガラスとでは使用する切断刃の種類、切削速度
などの加工条件に差異があるから、仮に金属とガラスと
を一体的に切り込むと、端末３の切断面を工業生産的に
鏡面仕上とすることは難しくなる。また、予めフィルタ
溝１０が形成されたフランジ金具５にガラスキャピラリ
ー８を組み込んだ後、該ガラスキャピラリー８を切り込
む場合には、フランジ金具５の溝を切削ガイドに使用で
きるので、切削加工がより容易になる。このフィルタ溝
１０にフィルタ６を挿入した後は、接着剤を充填してフ
ィルタ等を固定する。参考として、フランジ金具５とガ
ラスキャピラリー８とで別々にフィルタ溝１０を形成し
て組み込み、これに光ファイバ２の端末３を挿入する組
み立て手順も可能である。
１０を形成するに際しては、予め光ファイバ２の挿入位
置まで切り込んだフィルタ溝１０を形成したフランジ金
具５に、ガラスキャピラリー８を組み込み、次いで、ガ
ラスキャピラリー８に光ファイバ２を挿入した後に、こ
のフィルタ溝１０をガイドとしてガラスキャピラリー８
にフィルタ溝１０を形成する。この場合、ガラスキャピ
ラリー８にフィルタ溝１０を形成する際に、光ファイバ
２の端末３が、ガラスキャピラリー８とともに切り込ま
れるため、切削刃が同硬度の材質を切断することにな
る。従って、端末３の切断面を鏡面仕上とするための加
工条件の設定が簡単になり、また、切断刃がフランジ金
具５と接触せず、ガラスキャピラリー８に対して直接切
り込んでゆくため、切り込み量の制御が容易になる。因
に金属とガラスとでは使用する切断刃の種類、切削速度
などの加工条件に差異があるから、仮に金属とガラスと
を一体的に切り込むと、端末３の切断面を工業生産的に
鏡面仕上とすることは難しくなる。また、予めフィルタ
溝１０が形成されたフランジ金具５にガラスキャピラリ
ー８を組み込んだ後、該ガラスキャピラリー８を切り込
む場合には、フランジ金具５の溝を切削ガイドに使用で
きるので、切削加工がより容易になる。このフィルタ溝
１０にフィルタ６を挿入した後は、接着剤を充填してフ
ィルタ等を固定する。参考として、フランジ金具５とガ
ラスキャピラリー８とで別々にフィルタ溝１０を形成し
て組み込み、これに光ファイバ２の端末３を挿入する組
み立て手順も可能である。
【００１２】次に、本発明の他の実施例としては、フィ
ルタ溝１０の切削を容易にするために、フランジ金具５
の周縁の一部を光ファイバ２の軸方向にそって研削する
ことにより、図２、３、４に示される切欠部１４を形成
した。その結果、キャピラリー挿入部１２の上部断面の
厚み１３が、下部断面１１のそれよりも薄く形成され、
溝加工量が少なくなり、工業生産的に優れたものになっ
た。
ルタ溝１０の切削を容易にするために、フランジ金具５
の周縁の一部を光ファイバ２の軸方向にそって研削する
ことにより、図２、３、４に示される切欠部１４を形成
した。その結果、キャピラリー挿入部１２の上部断面の
厚み１３が、下部断面１１のそれよりも薄く形成され、
溝加工量が少なくなり、工業生産的に優れたものになっ
た。
【００１３】このように、このフィルタ入りコネクタ１
では、機械加工が容易な金属製のフランジ金具５にフィ
ルタ溝１０を形成することにより、光コネクタの製造時
の加工性を向上させることが可能となるから、光コネク
タ製造コストの低減を図ることができる。また、ガラス
キャピラリー８を用いた場合には、このガラスキャピラ
リー８と光ファイバ２の端末３を切削する際の、特別な
加工条件の設定、工具の変更等が不要になり、さらに、
フランジ金具５の周縁の一部に切欠部１４を形成して、
この部分より溝加工すれば機械加工が容易になる。な
お、このフィルタ入りコネクタ１では、ガラスキャピラ
リー８を使用したことにより、このガラスキャピラリー
８と光ファイバ２との線膨張係数が極めて近似になるた
め、温度変化によってフランジ金具５に膨張収縮が生じ
ても、フランジ金具５からの応力歪みの発生が抑えら
れ、フィルタ６の特性が維持される。
では、機械加工が容易な金属製のフランジ金具５にフィ
ルタ溝１０を形成することにより、光コネクタの製造時
の加工性を向上させることが可能となるから、光コネク
タ製造コストの低減を図ることができる。また、ガラス
キャピラリー８を用いた場合には、このガラスキャピラ
リー８と光ファイバ２の端末３を切削する際の、特別な
加工条件の設定、工具の変更等が不要になり、さらに、
フランジ金具５の周縁の一部に切欠部１４を形成して、
この部分より溝加工すれば機械加工が容易になる。な
お、このフィルタ入りコネクタ１では、ガラスキャピラ
リー８を使用したことにより、このガラスキャピラリー
８と光ファイバ２との線膨張係数が極めて近似になるた
め、温度変化によってフランジ金具５に膨張収縮が生じ
ても、フランジ金具５からの応力歪みの発生が抑えら
れ、フィルタ６の特性が維持される。
【００１４】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のフィルタ入りコネクタによれば、光ファイバ用のガラ
スキャピラリーが配設される、機械加工が容易な金属製
のフランジ金具のフィルタ挿入部にフィルタ溝を形成す
ることにより、セラミック等からなる加工の困難なフェ
ルールの加工を避けることができ、光コネクタ製造にお
ける加工性、生産性を向上させることができる。また、
特に、このガラスキャピラリーとともに端末を切り込む
ことにより、端末の切断面が鏡面仕上げになりやすいと
いう効果を奏することができる。また、ガラスキャピラ
リーを採用したことにより、このガラスキャピラリーと
光ファイバとの線膨張係数が極めて近似になるため、フ
ィルタには良好な温度特性が得られることになる。さら
に、前記フィルタ挿入部の周縁の一部を、光ファイバの
軸方向に沿って研削して切欠部を形成したことにより、
工業生産性に優れる。
のフィルタ入りコネクタによれば、光ファイバ用のガラ
スキャピラリーが配設される、機械加工が容易な金属製
のフランジ金具のフィルタ挿入部にフィルタ溝を形成す
ることにより、セラミック等からなる加工の困難なフェ
ルールの加工を避けることができ、光コネクタ製造にお
ける加工性、生産性を向上させることができる。また、
特に、このガラスキャピラリーとともに端末を切り込む
ことにより、端末の切断面が鏡面仕上げになりやすいと
いう効果を奏することができる。また、ガラスキャピラ
リーを採用したことにより、このガラスキャピラリーと
光ファイバとの線膨張係数が極めて近似になるため、フ
ィルタには良好な温度特性が得られることになる。さら
に、前記フィルタ挿入部の周縁の一部を、光ファイバの
軸方向に沿って研削して切欠部を形成したことにより、
工業生産性に優れる。
【図１】フィルタ入りコネクタの第一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図２】フィルタ入りコネクタの第二実施例を示す断面
図である。
図である。
【図３】フィルタ入りコネクタの第二実施例を示す正面
図である。
図である。
【図４】図３のＡーＡ線による断面図である。
１ フィルタ入りコネクタ ２ 光ファイバ ３ 端末 ４ セラミックフェルール ５ フランジ金具 ６ フィルタ ７ 光ファイバ挿入孔 ８ ガラスキャピラリー ９ 被覆部 １０ フィルタ溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横須賀 洋 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社 佐倉工場内 (72)発明者 富田 信夫 東京都千代田区内幸町１丁目１番６号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 高杉 英利 東京都千代田区内幸町１丁目１番６号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平２−267501（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−167507（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−253207（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−138356（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−71701（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−167207（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−178803（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G02B 6/36 G02B 6/00 306
Claims (2)
- 【請求項１】 光ファイバの露出した端末の先端部を保
持する筒状のフェルールと、該フェルールに連接するフ
ランジ金具により構成される光コネクタであって、前記
フランジ金具は、前記フェルールの端部が嵌め込まれる
フランジ部と、該フランジ部に連続するフィルタ挿入部
とから構成され、前記フィルタ挿入部の中心部には光フ
ァイバ挿入用のガラスキャピラリーが配設されるととも
に、該フィルタ挿入部の周縁から前記ガラスキャピラリ
ーを貫通して前記光ファイバの挿入位置まで切り込むフ
ィルタ溝が形成され、さらに、該フィルタ溝には光信号
制御のためのフィルタが挿入され、しかも、前記フィル
タ溝は、フィルタ挿入部の周縁を研削して形成した切欠
部から切り込まれていることを特徴とするフィルタ入り
コネクタ。 - 【請求項２】 光ファイバの露出した端末の先端部を保
持する筒状のフェルールと、該フェルールに連接するフ
ランジ金具により構成される光コネクタであって、前記
フランジ金具は、前記フェルールの端部が嵌め込まれる
フランジ部と、該フランジ部に連続するフィルタ挿入部
とから構成され、前記フィルタ挿入部の中心部には光フ
ァイバ挿入用のガラスキャピラリーが配設されるととも
に、該フィルタ挿入部の周縁から前記ガラスキャピラリ
ーを貫通して前記光ファイバの挿入位置まで切り込むフ
ィルタ溝が形成され、さらに、該フィルタ溝には光信号
制御のためのフィルタが挿入されてなり、 予めフィルタ挿入部にフィルタ溝が形成されたフランジ
金具にガラスキャピラリーを組み込み、ガラスキャピラ
リーに光ファイバを挿入した後、前記フィルタ挿入部の
フィルタ溝をガイドとしてガラスキャピラリーにフィル
タ溝を形成したことを特徴とするフィルタ入りコネク
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3190595A JP2820817B2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | フィルタ入りコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3190595A JP2820817B2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | フィルタ入りコネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0511139A JPH0511139A (ja) | 1993-01-19 |
| JP2820817B2 true JP2820817B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=16260684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3190595A Expired - Lifetime JP2820817B2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | フィルタ入りコネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2820817B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5699466A (en) * | 1994-09-28 | 1997-12-16 | Miyachi Technos Corporation | Optical fiber connector |
| AU711790B2 (en) * | 1995-11-20 | 1999-10-21 | Nippon Telegraph & Telephone Corporation | Optical connector |
| DE69736700T2 (de) * | 1996-08-01 | 2007-09-13 | Furukawa Denki Kogyo K.K. | Optischer mehrkern-stecker und sein herstellungsverfahren |
| JP4061161B2 (ja) * | 2002-09-26 | 2008-03-12 | 京セラ株式会社 | 光デバイスの製造方法 |
| JP2009053459A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Ntt Electornics Corp | 波長フィルタ |
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