JP3142105B2 - 光減衰器及びその製造方法 - Google Patents

光減衰器及びその製造方法

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JP3142105B2
JP3142105B2 JP06232663A JP23266394A JP3142105B2 JP 3142105 B2 JP3142105 B2 JP 3142105B2 JP 06232663 A JP06232663 A JP 06232663A JP 23266394 A JP23266394 A JP 23266394A JP 3142105 B2 JP3142105 B2 JP 3142105B2
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善明 竹内
邦治 加藤
亮 長瀬
真一 岩野
守 平山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信、光計測、CA
TVシステム等の分野において、光信号の強度を一定の
割合で減衰させるために使用する光減衰器及びその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より光ファイバを用いた光減衰器は
光ファイバとそれを保持し、接続を容易にするフェルー
ルとを別々に製造し、そのフェルールに光ファイバを挿
入、固定することにより製造されていた。ここで使用す
るフェルールは光ファイバコネクタに使用されているも
のと同様な方法で製造することによりその寸法精度を確
保していた。
【0003】従来の光減衰器の構造の一例として、特開
平2−100003号公報に記載されている構造を図3
に示す。同図中、符号01はフェルール、02は光ファ
イバ、03は光ファイバ02のコア、04は光減衰用の
フィルタ及び05はフィルタ挿入用の溝を各々図示す
る。ここでフェルール01は高精度が要求されるため、
ジルコニアを成形加工した後、切削加工により精度を向
上させ製造されている。光ファイバ02は標準的な単一
モード光ファイバで、前記フェルール01に挿入した
後、接着固定される。その後に、フェルールの軸方向中
央部付近にコア03を貫通するように溝05を切り、そ
の溝05に光減衰用のフィルタ04を挿入し接着固定し
ていた。その後フェルール01の両端面を研磨し、光減
衰器として使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の製造
方法では、光ファイバ02をフェルール01に挿入する
ためには、フェルール内径と光ファイバ外径とでは、約
1μm以上の差が必要となり、コア03の軸ずれ要因の
1つとなっていた。これは個々の製品の光減衰量が変動
する原因となっていた。
【0005】また、このような光減衰器の製造方法で
は、部品点数が多い、加工工程が多い,組立工程が複雑
になる等の理由で、その価格の低下に限界が生じるとい
う欠点を有していた。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みなされたもの
であり、特性に優れた安価な光減衰器及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明に係る光減衰器の第1の構成は、光ファイバと同様
の、コアとクラッドとからなる光減衰器であって、前記
クラッドは、挿入しようとする光コネクタのフェルール
と同等の外径を有するフェルール兼用クラッドであり、
前記コアを遮るように設けられた減衰フィルタを備えた
ことを特徴とする。
【0008】また、第2の構成は、光ファイバと同様
の、コアとクラッドとからなる光減衰器であって、前記
クラッドは、挿入しようとする光コネクタのフェルール
と同等の外径を有するフェルール兼用クラッドであり、
前記コアに光減衰用の元素が含まれることを特徴とす
る。
【0009】前記構成において、前記クラッドがガラス
性であることを特徴とする。
【0010】一方の第1の光減衰器の製造方法は、光フ
ァイバと同様の、コアとクラッドとからなる光減衰器の
製造方法において、挿入しようとする光コネクタのフェ
ルールの外径と同一に前記クラッド外形を成形してフェ
ルール兼用クラッドとする工程と、前記光ファイバの一
部をコアが完全に切断されるように切削する工程と、前
記切削部に減衰フィルタを取り付ける工程とからなるこ
とを特徴とする。
【0011】また、第2の光減衰器の製造方法は、光フ
ァイバと同様のコア及びクラッドからなる光減衰器の製
造方法において、コアに光減衰用の元素を添加する工程
と、挿入しようとする光コネクタのフェルール外径と同
一にクラッド外径を成形してフェルール兼用クラッドと
する工程とを含むことを特徴とする。
【0012】
【0013】すなわち、本発明は、光減衰器の製造方法
として、光ファイバ部とフェルール部とが一体化したも
のをフェルール形に加工し製造することを最も主要な特
徴とするものである。尚、従来の光減衰器は光ファイバ
とフェルールを別々に製造し、それらを組み合わせ、加
工して製造されていたので、本発明と較べて製造に手間
がかかっていた。
【0014】
【実施例】以下に図面を参照し本発明をより具体的に詳
述するが、以下に開示する実施例は本発明の単なる例示
に過ぎず、本発明の範囲を何等限定するものではない。
【0015】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
による光減衰器の断面を示す図であって、同図中、符号
11は光の伝搬するコアで、12はフェルール兼用クラ
ッド、13は光減衰用のフィルタ及び14はフィルタ挿
入用の溝を各々図示する。即ち、同図に示すように、本
実施例の光減衰器は、コア11と、このコア11と屈折
率差を有すると共に従来のジルコニア製のフェルール外
径と同一の外径を有するフェルール兼用クラッド12と
からなり、上記コア11を遮るように光減衰用のフィル
タ13を溝14内に設けてなるものである。本実施例で
は、上記コア11にはフェルール兼用クラッド12と屈
折率差を付けるためGeO2 をドーピングしてある。ま
た、上記コアとクラッドの比屈折率差は0.3%とし
た。遮断波長は1.12μmであった。さらに、クラッ
ド外径は従来のジルコニア製のフェルールと同等とし
た。また、フィルタ13としては、光強度の減衰量が波
長1.55μmで10dBとなるような多層膜フィルタ
を用いた。フィルタ挿入用の溝14は信号の反射光が元
に戻らないようにコア11の長さ方向に対して8度傾け
た。
【0016】この減衰器の製造方法としては、一般の光
ファイバと同様に、コアのクラッドの外径比が製品と同
様な母材を作製し、それに線引き延伸することにより、
作製した。母材の作製も一般の光ファイバと同様である
が、クラッド外径をフェルール外径と一致させるため、
コアとクラッドの外径比が異なっている。従って、光フ
ァイバの精密成形技術がそのまま応用でき、連続的な製
造が可能であるため、大幅な低価格化が可能となる。ま
た、従来のように例えばジルコニア製のフェルールと光
ファイバを組み合わせることがないので、製造が簡略化
されると共に、光減衰量の変動要因が減る。
【0017】(実施例2)図2は本発明の第2の実施例
による光減衰器の概略を示す図であって、同図中、符号
12はフェルール兼用クラッドで、15は光の伝搬する
光減衰コアである。ここで、上記コア15にはクラッド
と屈折率差を付けるためGeO2 をドーピングしてある
と共に、光信号の強度が減衰するようにCoを含有させ
てある。上記コアに含有したCoは、実開平5−150
02号公報に記載されているように波長1.55μm帯
の光減衰に適した元素である。本実施例の場合、波長
1.55μmでの光減衰量が20dBとなるようにCo
の含有量を調節した。コアとクラッドの比屈折率差は
0.32%とした。遮断波長は1.2μmであった。ク
ラッド外径はフェルールと同等とした。
【0018】尚、光減衰用の元素は上記Coの他に例え
ばFe,Ni,Cr及びCu等を例示することができ
る。
【0019】この減衰器の製造方法としては、一般の光
ファイバと同様に、コアとクラッドの外径比が製品と同
様な母材を作製し、それを線引き延伸することにより、
作製した。母材の作製も一般の光ファイバと同様であ
る。一般の光ファイバとの相違点としては、コアとクラ
ッドの外径比が異なり、更にコアにCoを含浸させてい
る点が異なる。
【0020】従って、光ファイバの精密成形技術がその
まま応用でき、連続的な製造が可能であるため、大幅な
低価格化が可能となる。
【0021】また、フェルールと光ファイバを組み合わ
せることがないので、光減衰量の変動要因が減る。
【0022】本実施例では、単一モード光ファイバ用の
光減衰器を取り上げたが、多モード光ファイバ用の光減
衰器は同様な方法でより簡便に製造できることは言うま
でもない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法によ
ればフェルールと光ファイバを一体化したものを連続的
に作製でき、フェルール部の精密後加工が必要でなくな
るので、大幅な低価格化が可能となる。また、フェルー
ルと光ファイバを組み合わせることがないので、フェル
ールと光ファイバとの隙間によるコアの軸ずれが解消さ
れ、光減衰量の変動原因が減る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による光減衰器の概略構
造を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例による光減衰器の概略構
造を示す図である。
【図3】従来の光減衰器の構造を示す図である。
【符号の説明】
11 コア 12 フェルール兼用クラッド 13 減衰フィルタ 14 フィルタ挿入用の溝 15 光減衰コア
フロントページの続き (72)発明者 岩野 真一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 平山 守 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−97304(JP,A) 実開 平6−37803(JP,U) 実開 昭63−96506(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 311 G02B 6/26 G02B 6/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバと同様の、コアとクラッドと
    からなる光減衰器であって、 前記クラッドは、挿入しようとする光コネクタのフェル
    ールと同等の外径を有するフェルール兼用クラッドであ
    り、 前記コアを遮るように設けられた減衰フィルタを備えた
    ことを特徴とする光減衰器。
  2. 【請求項2】 光ファイバと同様の、コアとクラッドと
    からなる光減衰器であって、 前記クラッドは、挿入しようとする光コネクタのフェル
    ールと同等の外径を有するフェルール兼用クラッドであ
    り、 前記コアに光減衰用の元素が含まれる ことを特徴とする
    光減衰器。
  3. 【請求項3】 前記クラッドがガラス性であることを特
    徴とする請求項1乃至2に記載の光減衰器。
  4. 【請求項4】 光ファイバと同様の、コアとクラッドと
    からなる光減衰器の製造方法において、 挿入しようとする光コネクタのフェルールの外径と同一
    に前記クラッド外形を成形してフェルール兼用クラッド
    とする工程と、 前記光ファイバの一部をコアが完全に切断されるように
    切削する工程と、 前記切削部に減衰フィルタを取り付ける工程とからなる
    ことを特徴とする光減衰器の製造方法。
  5. 【請求項5】 光ファイバと同様のコア及びクラッドか
    らなる光減衰器の製造方法において、 コアに光減衰用の元素を添加する工程と、 挿入しようとする光コネクタのフェルール外径と同一に
    クラッド外径を成形してフェルール兼用クラッドとする
    工程とを含む ことを特徴とする光減衰器の製造方法。
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JP4061161B2 (ja) * 2002-09-26 2008-03-12 京セラ株式会社 光デバイスの製造方法

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