JPH0875939A - 光導波路モジュール - Google Patents

光導波路モジュール

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JPH0875939A
JPH0875939A JP20967294A JP20967294A JPH0875939A JP H0875939 A JPH0875939 A JP H0875939A JP 20967294 A JP20967294 A JP 20967294A JP 20967294 A JP20967294 A JP 20967294A JP H0875939 A JPH0875939 A JP H0875939A
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waveguide
optical waveguide
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JP20967294A
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Hisaharu Yanagawa
久治 柳川
Takeo Shimizu
健男 清水
Shoichi Ozawa
章一 小沢
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光複合部品としての構成部品数が少なく、組
み立てが容易な光通信端末用の導波路と光半導体との機
能を備えた光導波路モジュールを提供する。 【構成】 所定の導波路パターンが形成された光導波路
チップ22及び光導波路チップを被覆し、ピン孔23aを有
する被覆体23を備えた光導波路部材21と、光半導体素子
を搭載した基体26を備えた光半導体部材25とが、各導波
路パターンと対応する光半導体素子との光軸を一致させ
て接続された光導波路モジュール20。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として光ファイバ通
信システムで使用される光通信端末用の光複合部品に関
する。
【0002】
【従来の技術】光通信システム、例えば、一般家庭を対
象とする光加入者系の伝送システムとして、図8に示す
ように、局内の通信端末1と加入者側端末2との間を光
ファイバ線路3で接続し、光ファイバ線路3によって、
波長λ1(=1.3μm=1300 nm)の電話・データ等の
双方向通信に関する通信光を伝送する通信サービスと、
波長λ2(=1.55μm=1550 nm)の画像ビデオ等の
一方向通信に関する通信光を伝送する放送サービスとを
提供する光通信システムが検討されている。
【0003】この光通信システムにおいては、加入者側
端末2として、光の合分波や分岐結合等の導波路機能及
び光半導体機能を備えた図9に示す光複合部品5の提供
が望まれている。即ち、光複合部品5は、通信サービス
と放送サービスとに関する通信光を波長に応じて分離す
る光合分波器5a、通信サービスに関する上りの通信光
と下りの通信光を分離する1×2分岐結合器5b、レー
ザダイオード(以下、「LD」という)5c及びフォト
ダイオード(以下、「PD」という)5dを備え、光合
分波器5aには、端部に光コネクタプラグ6aを取り付
けた2本の入出力ファイバ6を接続する。そして、光複
合部品5は、2本の入出力ファイバ6により、光コネク
タレセプタクル7を介して局内の通信端末1からの通信
光(波長λ1,2 )を伝送する光ファイバ線路3や、波長
λ2 の通信光をPD8へ送出する光ファイバ線路3等と
接続される。
【0004】尚、光複合部品5を使用した光通信システ
ムにおいては、通信サービスに使用する波長λ1 の上り
と下りの通信光が、1つの光ファイバ線路3に同時に存
在すると衝突が生ずる。このため、別途、電子制御手段
を光通信システムに設け、タイミングに応じて送出され
るように上りと下りの通信光の調停がなされている。上
記構成と機能とを備えた光複合部品5の構成部品として
は、例えば、図10に示す光導波路チップ10が提案さ
れている。
【0005】光導波路チップ10は、基板の左側に入出
力用の2本のリードパターン10aと光合分波器パター
ン10bを、右側に2本のリードパターン10cと1×
2分岐結合器パターン10dを、それぞれ石英導波路に
よりモノリシックに形成したものである。そして、この
チップ10は、図11に示すように、基板の右端面に各
リードパターン10cと光軸を一致させてLDチップ1
2及びPDチップ13を溶接あるいは接着剤等によって
固定すると共に、2本の光ファイバ15a,15aを所
定ピッチで整列固定した光ファイバ配列具15を介して
光ファイバ線路と接続される。このとき、光導波路チッ
プ10と光ファイバ配列具15とは、各リードパターン
10aと、対応する光ファイバ15aとの光軸が一致す
るように相対的に微調心された後、接着剤によって固定
される。
【0006】尚、光ファイバ配列具15は、図示したよ
うに、各光ファイバ15aの端部に光コネクタプラグ1
5bが取り付けられ、各光ファイバ15aは、このプラ
グ15bにより光コネクタレセプタクル7を介して光フ
ァイバ線路3と接続される。また、前述した図9の別の
例として、LDとPDの機能を同一チップにて実現した
LDトランシーバが使用される場合には、図10,図1
1に示す光導波路チップ10において、2本のリードパ
ターン10cの一方、1×2分岐結合器パターン10d
及びPDチップ13は必要なく、LDチップ12に代え
てLDトランシーバを接続固定する。このとき、LDト
ランシーバは、逆バイアス時はPD、順バイアス時はL
Dとして動作するので、光送受信特性は多少劣化するも
のの、前述した上り下りの通信光の調停のための電子的
調停手段は簡略化される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構造と
機能とを備えた光複合部品は、機能の異なる複数の光部
品を複合したものである。このため、上記光複合部品
は、構成部材が多く部材コストが嵩むうえ、LDチップ
やPDチップを取り付けたり、光ファイバ配列具を介し
て光ファイバ線路と接続する際の光軸調心に手間がかか
り、組立コストが高くなるという問題があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、光複合部品としての構成部品数が少なく、組み立て
が容易な光通信端末用の導波路と光半導体との機能を備
えた光導波路モジュールを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
を達成するため、所定の導波路パターンが形成された光
導波路チップ及び該光導波路チップを被覆し、ピン孔を
有する被覆体を備えた光導波路部材と、光半導体素子を
搭載した基体を備えた光半導体部材とが、前記各導波路
パターンと対応する光半導体素子との光軸を一致させて
接続された構成としたものである。
【0010】好ましくは、前記所定の導波路パターン
が、石英導波路によって形成され、波長λ1,λ2 の通信
光を合分波する光合分波器及び少なくとも3つの光入出
力用の導波路パターンで、少なくとも3つの導波路パタ
ーンのうち、2つの導波路パターンはそれぞれ外部の光
ファイバと、1つの導波路パターンは前記光半導体部材
の光半導体素子と接続される構成とする。
【0011】また好ましくは、前記光導波路部材及び光
半導体部材は、両部材を相互に位置決めする位置決め部
材を保持する保持部が形成されている構成とする。好ま
しくは、前記光導波路部材と光半導体部材とを互いに固
定する。また好ましくは、前記光導波路チップは、第一
及び第二の分岐導波路、前記第一の分岐導波路の分岐点
に設けた第一の薄板フィルタ及び前記第一の分岐導波路
の一方の分岐路に設けた第二の薄板フィルタを有し、前
記第一の薄板フィルタは、波長λ1 の通信光を透過、波
長λ2の通信光及び波長λ3の試験光を反射させ、前記第
二の薄板フィルタは、波長λ2の通信光を透過、波長λ3
の試験光を所定量反射させる構成とする。
【0012】
【作用】光導波路モジュールは、光導波路部材と光半導
体部材とがコネクタ状に一体化され、構成部品数が少な
く、組み立てが容易となるうえ、既存の多心コネクタと
位置決め部材を用いて簡単に突合せ接続される。このと
き、光導波路チップの所定の導波路パターンを前記のよ
うに石英導波路によって形成すると、光導波路部材の光
損失特性が飛躍的に向上する。
【0013】また、前記光導波路部材及び光半導体部材
に、両部材を相互に位置決めする位置決め部材を保持す
る保持部を形成すると、両部材が簡単、かつ、高精度に
位置決めされる。更に、前記光導波路部材と光半導体部
材とを互いに固定すると、光導波路モジュールの取り扱
いが一層容易になる。
【0014】また、前記光導波路チップは、第一及び第
二の分岐導波路、前記第一の分岐導波路の分岐点に設け
た第一の薄板フィルタ及び前記第一の分岐導波路の一方
の分岐路に設けた第二の薄板フィルタを有し、前記第一
の薄板フィルタは、波長λ1の通信光を透過、波長λ2の
通信光及び波長λ3の試験光を反射させ、前記第二の薄
板フィルタは、波長λ2の通信光を透過、波長λ3の試験
光を所定量反射させる構成とすると、通信光の他に監視
光を伝送することで、光線路の監視という新たな機能も
発揮される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図7に基
づいて詳細に説明する。本発明の光導波路モジュール2
0は、図1に示すように、光導波路部材21と光半導体
部材25とを接着したものである。光導波路部材21
は、図1に示したように、光導波路チップ22と被覆体
23とを備えている。
【0016】光導波路チップ22は、幅2mm、長さ12
mmのシリコン基板上に火炎堆積法及びドライエッチング
法により、図2に示す入出力用の2本のリードパターン
22a、光合分波器パターン22b、1×2分岐結合器
パターン22c及びリードパターン22dが、厚さ50
μm、コア寸法8μmの石英導波路によりモノリシック
に形成されている。ここで、後述する基体26の光半導
体素子26aが、LDとPDとを集積していないそれぞ
れLDとPDとが単独のものである場合、リードパター
ン22dは2本形成する。
【0017】被覆体23は、光導波路チップ22の前後
の端面を除く全周をモールド加工等により被覆したもの
で、例えば、ガラスフィラー入りエポキシ樹脂からな
る。被覆体23は、幅方向両側にピン孔23a,23a
が形成され、後述する多心コネクタ16と対応するよう
に、幅6.4mm、厚さ2.5mm、ピン孔23aの直径0.7m
m、ピン孔23a,23aの間隔4.6mmで、光導波路チ
ップ22と同一長さの12mmに設定された。
【0018】光半導体部材25は、図3に示すように、
基体26の上にカバー27を接着剤等で被着したもので
ある。基体26は、LDとPDとを集積した外寸幅0.5
mm、厚さ0.25mm、長さ1mmの光半導体素子26aを搭
載した幅6.4mm、長さ2mmのシリコンチップで、光半導
体素子26a両側の上面には開口幅0.808mm、開口角
60度のV溝26b,26bが4.6mmの間隔で形成され
ている。ここで、基体26は、素材がシリコンであるこ
とから熱伝導性が良好で、作動に伴って発熱する光半導
体素子26aのヒートシンクとしての機能をも有してい
る。
【0019】カバー27は、幅6.4mm、長さ2mmのシリ
コンチップの中央に幅1.0mm、深さ0.5mmの凹部27a
が、凹部27aの両側にはV溝26b,26bと同一寸
法のV溝27b,27bがそれぞれ形成されている。こ
こで、V溝27bは、図3に示したように、カバー27
を基体26に被着したときに、対向するV溝26bとに
よって保持孔H(図4参照)を形成する。保持孔Hは、
ピン孔23aと対応する位置に形成され、光導波路部材
21と光半導体部材25とを位置決めする位置決めピン
28(図4参照)を保持する。
【0020】ここで、基体26及びカバー27はそれぞ
れ以下のようにして製造した。基体26については、先
ず、光半導体素子26aを6.4mmピッチで100〜500ケ固
定した厚さ1mmの4インチ角のシリコンウェーファをス
ライサに真空チャックで固定した。次に、モニタ用に駆
動した2つの光半導体素子26aの発光中心(コア)を
位置基準として、シリコンウェーファ上面における開口
幅0.808mm、開口角60度、間隔4.6mmの2本のV溝
を6.4mmピッチで切削加工した。そして、前記シリコン
ウェーファから幅6.4mm、長さ2mmのシリコンチップを
ダイシングソーで切り出して基体26を製造した。
【0021】一方、カバー27は、厚さ1.5mmの4イン
チ角のシリコンウェーファに凹部27aとV溝27b,
27bとを基体26と同様にして複数切削加工した後、
ダイシングソーによって幅6.4mm、長さ2mmのチップに
切断して製造した。以上のように構成される光導波路部
材21と光半導体部材25は、以下のようにして接着固
定した。
【0022】先ず、図4に示すように、光導波路部材2
1と光半導体部材25とを、端面を対向させて対応する
ピン孔23aと保持孔Hとに外径0.7mmの位置決めピン
28,28を嵌合させて位置決めした。次に、両部材2
1,25の対向する端面に光硬化型、例えば、フッ素化
エポキシ等の紫外線硬化型接着剤を塗布した後、これら
を真空チャンバ内に収容して前記接着剤のガス出し処理
を施し、光導波路部材21と光半導体部材25とを接着
した。これにより、両部材21,25は、光導波路チッ
プ22のリードパターン22dと基体26の光半導体素
子26aとが光軸を一致させた状態で接続された。
【0023】次いで、位置決めピン28,28を引き抜
き、図1に示す光導波路部材21と光半導体部材25と
が接着された光導波路モジュール20を得た。ここで、
光導波路モジュール20は、通常、光導波路部材21と
光半導体部材25との接着面及び光半導体部材25をア
ルミニウムなどの金属枠で被覆すると共に、金属枠との
間に封止剤、例えば、シリコーンシーラントを注入して
封止しているが、図1の光導波路モジュール20では省
略されている。
【0024】本発明の光導波路モジュール20は、以上
のように光導波路部材21と光半導体部材25とを一体
化してコネクタ状に構成したので、図5に示すように、
ピン孔16a,16aが形成された既存の多心コネクタ
16と位置決めピン17,17を用いて簡単に突合せ接
続することができる。即ち、光導波路モジュール20
は、ピン孔23aと対応するピン孔16aとの間に位置
決めピン17を掛け渡すことにより多心コネクタ16と
着脱自在に突合せ接続される。
【0025】このとき、光導波路モジュール20は、位
置決めピン28,28を引き抜くことなく、光導波路部
材21側に突出させた状態で残し、位置決めピン28,
28を用いて多心コネクタ16と突合せ接続してもよ
い。次に、光線路の試験監視を可能とした伝送システム
で使用する光導波路モジュールの例を図6及び図7に基
づいて説明する。
【0026】光線路の試験監視を可能とした伝送システ
ムは、図6に示すように、局内の通信端末1と加入者側
端末2との間を接続する光ファイバ線路3に光試験監視
装置(以下、「監視装置」という)30を接続したもの
で、監視装置30は局内の通信端末1側に接続したアク
セス用の光部品31を介して光ファイバ線路3に接続さ
れ、光ファイバ線路3の加入者側端末2の近傍に光フィ
ルタ部品32を配置するのが一般的である。
【0027】上記伝送システムでは、波長λ1,λ2の通
信光と異なる波長λ3(=1.65μm=1650nm)の試
験監視光が用いられ、通信・放送サービスに関する通信
光と試験監視光とが相互干渉なく独立に伝送される。そ
して、光フィルタ部品32は、波長λ1,λ2の通信光は
透過させるが、波長λ3の試験監視光は10dB(1/1
0)弱程度反射させる。従って、監視装置30は、光フ
ィルタ部品32から反射してくる波長λ3 の試験監視光
をモニタすることで、光ファイバ線路3の遠端位置を正
確に把握することができる。
【0028】上記伝送システムで使用する光導波路モジ
ュールは、光フィルタ部品32の機能を加入者側端末2
で使用する光導波路モジュールに組み込んだものであ
る。この光導波路モジュールは、光導波路モジュール2
0と基本構成が同じで、光導波路チップの構成のみが異
なるので、この光導波路チップを図7に基づいて説明す
る。
【0029】光導波路チップ40は、シリコン基板上に
石英導波路によって形成された非対称のY分岐導波路4
1と対称のY分岐導波路42、薄板フィルタ45,47
を有している。Y分岐導波路41は、分岐点41aで非
対称に分岐し、左端面へ延びる2本の分岐路41b,4
1cからなる。Y分岐導波路42は、分岐点41aの右
側へと延び、分岐点42aで2又に対称に分岐して右端
面へ延びる分岐路42b,42cからなる。ここで、両
導波路41,42は、分岐角がそれぞれ16度及び0.1
度である。
【0030】薄板フィルタ45は、分岐点41aに形成
された開口幅20μm、深さ0.3mmのスリット44に光
学接着剤によって固定されている。スリット44は、分
岐路41bと直交する方向に対して分岐角の1/2の8
度傾斜している。薄板フィルタ47は、分岐路41cに
形成された同様のスリット46に光学接着剤によって固
定されている。スリット46は、薄板フィルタ47で反
射された光の一部が戻り光となるように分岐路41cの
光軸に対して2度傾斜している。
【0031】ここで、薄板フィルタ45,47は、ポリ
イミド基板上に誘電体多層膜を形成した厚さ18μmの
フィルタである。薄板フィルタ45は、波長λ1 の通信
光は透過、波長λ2の通信光及び波長λ3の試験監視光は
反射させる短波長域通過型のフィルタである。一方、薄
板フィルタ47は、波長λ2の通信光は透過、波長λ3の
試験監視光は10dB(1/10)弱程度反射させる短
波長域通過型のフィルタである。
【0032】従って、光導波路チップ40においては、
分岐路41cに左側から入射した波長λ3 の試験監視光
は、薄板フィルタ47で10dB弱レベルダウンして光
ファイバ線路3へと戻ってゆく。このため、光導波路チ
ップ40を光導波路モジュールの構成部品として使用す
ると、通信サービスと放送サービスとを提供する光通信
システムの光線路を監視することも可能となる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
光導波路モジュールによれば、光導波路部材と光半導体
部材とがコネクタ状に一体化されるので、構成部品数が
少なく、組み立てが容易となるうえ、既存の多心コネク
タと位置決め部材を用いて簡単に突合せ接続することが
できるという優れた効果を奏する。
【0034】このとき、光導波路チップの所定の導波路
パターンを前記のように石英導波路によって形成する
と、光導波路部材の光損失特性が飛躍的に向上する。ま
た、前記光導波路部材及び光半導体部材に、両部材を相
互に位置決めする位置決め部材を保持する保持部を形成
すると、両部材を簡単、かつ、高精度に位置決めするこ
とができる。
【0035】更に、前記光導波路部材と光半導体部材と
を互いに固定すると、光導波路モジュールの取り扱いが
一層容易になる。また、前記光導波路チップは、第一及
び第二の分岐導波路、前記第一の分岐導波路の分岐点に
設けた第一の薄板フィルタ及び前記第一の分岐導波路の
一方の分岐路に設けた第二の薄板フィルタを有し、前記
第一の薄板フィルタは、波長λ1の通信光を透過、波長
λ2の通信光及び波長λ3の試験光を反射させ、前記第二
の薄板フィルタは、波長λ2の通信光を透過、波長λ3の
試験光を所定量反射させる構成にすると、通信光の他に
監視光を伝送することで、光線路の監視という新たな機
能も発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光導波路モジュールの斜視図である。
【図2】図1の光導波路モジュールに使用する光導波路
チップの平面図である。
【図3】図1の光導波路モジュールを構成する光半導体
部材の斜視図である。
【図4】図1の光導波路モジュールを構成する光導波路
部材と光半導体部材との接続を示す斜視図である。
【図5】図1の光導波路モジュールの使用方法を説明す
るもので、多心コネクタとの突合せ接続を示す斜視図で
ある。
【図6】本発明の他の光導波路モジュールを使用する光
通信システムの構成図である。
【図7】図6の光通信システムに用いる光導波路モジュ
ールの光導波路チップを示す平面図である。
【図8】従来の光通信システムの構成図である。
【図9】図8に示す光通信システムで提供が望まれてい
る光複合部品の概念構成図である。
【図10】光複合部品の構成部品として提案されている
光導波路チップの平面図である。
【図11】図10の光導波路チップの使用例を示す平面
図である。
【符号の説明】
20 光導波路モジュール 21 光導波路部材 22 光導波路チップ 22a リードパターン 22b 光合分波器パターン 22c 1×2分岐結合器パターン 22d リードパターン 23 被覆体 23a ピン孔(保持部) 25 光半導体部材 26 基体 26b V溝(保持部) 27 カバー 27b V溝(保持部) 28 位置決めピン(位置決め部材) 40 光導波路チップ 41 Y分岐導波路(第一の分岐導波路) 41a 分岐点 41b,41c 分岐路 42 Y分岐導波路(第二の分岐導波路) 42a 分岐点 42b,42c 分岐路 44 スリット 45 薄板フィルタ(第一の) 46 スリット 47 薄板フィルタ(第二の) H 保持孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の導波路パターンが形成された光導
    波路チップ及び該光導波路チップを被覆し、ピン孔を有
    する被覆体を備えた光導波路部材と、光半導体素子を搭
    載した基体を備えた光半導体部材とが、前記各導波路パ
    ターンと対応する光半導体素子との光軸を一致させて接
    続されていることを特徴とする光導波路モジュール。
  2. 【請求項2】 前記所定の導波路パターンが、石英導波
    路によって形成され、波長λ1,λ2 の通信光を合分波す
    る光合分波器及び少なくとも3つの光入出力用の導波路
    パターンで、少なくとも3つの導波路パターンのうち、
    2つの導波路パターンはそれぞれ外部の光ファイバと、
    1つの導波路パターンは前記光半導体部材の光半導体素
    子と接続される、請求項1の光導波路モジュール。
  3. 【請求項3】 前記光導波路部材及び光半導体部材は、
    両部材を相互に位置決めする位置決め部材を保持する保
    持部が形成されている、請求項1の光導波路モジュー
    ル。
  4. 【請求項4】 前記光導波路部材及び光半導体部材は互
    いに固定されている、請求項1の光導波路モジュール。
  5. 【請求項5】 前記光導波路チップは、第一及び第二の
    分岐導波路、前記第一の分岐導波路の分岐点に設けた第
    一の薄板フィルタ及び前記第一の分岐導波路の一方の分
    岐路に設けた第二の薄板フィルタを有し、前記第一の薄
    板フィルタは、波長λ1 の通信光を透過、波長λ2の通
    信光及び波長λ3の試験光を反射させ、前記第二の薄板
    フィルタは、波長λ2の通信光を透過、波長λ3の試験光
    を所定量反射させる、請求項1の光導波路モジュール。
JP20967294A 1994-09-02 1994-09-02 光導波路モジュール Pending JPH0875939A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09222538A (ja) * 1996-02-16 1997-08-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光部品
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