JP2002189151A - 光受信モジュール、光送受信モジュール及び製造方法 - Google Patents

光受信モジュール、光送受信モジュール及び製造方法

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JP2002189151A
JP2002189151A JP2001281434A JP2001281434A JP2002189151A JP 2002189151 A JP2002189151 A JP 2002189151A JP 2001281434 A JP2001281434 A JP 2001281434A JP 2001281434 A JP2001281434 A JP 2001281434A JP 2002189151 A JP2002189151 A JP 2002189151A
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light
wavelength
filter
optical
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Masaya Ito
正弥 伊藤
Masahiro Kuwabara
雅弘 桑原
Hirokazu Furuta
寛和 古田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G02B6/423Passive alignment, i.e. without a detection of the degree of coupling or the position of the elements using guiding surfaces for the alignment

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、受光及び透過効率の良い、光受信
モジュールを提供することを目的とする。 【解決手段】 第1の光ファイバ1と、蒸着膜が第1の
光ファイバ1側にほぼ当接するように配置されたフィル
タ3と、第1の光ファイバ1と同一線上で、かつフィル
タ3と当接するように配置された第2の光ファイバ2
と、フィルタ3により反射した波長λ1の光を受光する
受光素子4と、第1および第2の光ファイバ1、2を配
置する規制ガイドとフィルタ3を挿入する溝とが形成さ
れ、受光素子4を配置するガラス基板5と、波長λ1お
よび波長λ2の光を透過し、かつ光ファイバとほぼ同等
の屈折率を有する接着剤6とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受光効率および透
過効率が良い、光受信モジュール、光送受信モジュール
及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光受信モジュールとしては、例え
ば、特開平09−806458号公報に記載されたもの
が知られている。
【0003】図25は、従来の光受信モジュールの基本
構成図を示しており、図25において、101はV溝と
斜めの矩形溝を有するガラス基板、102はガラス基板
101のV溝基板に埋められた光ファイバ、103はガ
ラス基板101に斜めに設けられた矩形溝に挿入され、
波長λ1の光を反射し波長λ2の光を透過するフィル
タ、104はガラス基板101上に設けられた電極、1
05はフィルタ103で反射した波長λ1の光を効率よ
く受光できる位置に配置され、受光部Aを有する受光素
子、106は光ファイバと同等の屈折率を有する接着
剤、107は電極104と受光素子105を接合する半
田である。
【0004】以上のように構成された従来の光受信モジ
ュールの動作について説明する。
【0005】光ファイバ102のB部に、λ1およびλ
2の波長を有する光が入射されると、ガラス基板101
の矩形溝部に挿入されたフィルタ103は、波長λ1の
光を反射し、受光素子105の受光部Aに入射する。こ
の時、光ファイバ102、フィルタ103と受光素子1
05の間には、接着剤106が充填されていて、各界面
での反射損失は発生しない。一方、波長λ2の光は、フ
ィルタ103を透過し、光ファイバ102のC部より出
射される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の光
受信モジュールでは、次のような課題がある。
【0007】光ファイバ102はガラス基板101に埋
め込まれ、かつ、受光素子105は電極104および半
田107によりガラス基板101より離れているため、
波長λ1の反射点から受光素子105の受光部Aまでの
距離が離れることになる。この距離が大きくなると、波
長λ1の光は拡散する。従って、受光部Aが大きい場合
には、距離が離れても波長λ1の光の殆どを受光するこ
とができるが、受光部Aが小さくなると、受光効率が劣
化するという課題を有している。特に、近年、高速通信
の要望から、高速応答が可能な受光部の小さな受光素子
が使用されるようになってきているため、受光部Aとフ
ィルタ103上の反射点までの距離をできるだけ小さく
し、受光効率を向上させることが望まれている。
【0008】また、光ファイバ102をガラス基板10
1に接着固定後、フィルタ103を挿入する矩形溝を作
製するため、光ファイバ102の入射側(B側)と光フ
ァイバ102の出射側(C側)間の距離はフィルタ10
4より大きくなるため、光ファイバ102への入射効率
は劣化するという課題を有している。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、受光及び透過
効率の良い、光受信モジュール、光送受信モジュール及
び製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の光受信モジュールは、第1の光ファイバ
と、波長λ1の光を反射し、波長λ2の光を透過する蒸
着膜を有し、この蒸着膜が前記第1の光ファイバ側にほ
ぼ当接するように配置されたフィルタと、前記第1の光
ファイバと同一線上で、かつ前記フィルタと当接するよ
うに配置された第2の光ファイバと、前記フィルタによ
り反射した波長λ1の光を受光する受光素子と、前記第
1および第2の光ファイバを配置する規制ガイドが形成
され、前記受光素子を配置するガラス基板と、波長λ1
および波長λ2の光を透過し、かつ光ファイバとほぼ同
等の屈折率を有する接着剤とを設け、前記第1の光ファ
イバの先端は、このファイバの軸心と垂直方向からθの
角度をなし、前記第2の光ファイバの先端は、このファ
イバの軸心と垂直方向からθの角度をなすことを特徴と
するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明の第1の実施の形態における光受信モジュールの基
本構成の断面を示すもので、図1において、1は先端が
軸心と垂直方向からθの角度を有する第1の光ファイ
バ、2は第1の光ファイバ1と同一線上に配置され、先
端が垂直方向からθの角度を有する第2の光ファイバ、
3は波長λ1の光を反射し、波長λ2の光を透過する蒸
着膜を有し、この蒸着膜が第1の光ファイバ1側にほぼ
当接するように配置されたフィルタである。このフィル
タ3は、第2の光ファイバ2を押しつけることによりそ
りが解消されている。4はフィルタ3により反射した波
長λ1の光、効率良く入射できる位置に配置された受光
部Aを有する受光素子である。この受光素子4の電極
は、図示しない下方にある。これらの第1の光ファイバ
1、第2の光ファイバ2は、予め研磨されていて、各光
ファイバから効率よく光が出射される。5は第1の光フ
ァイバ1と第2の光ファイバ2を配置するV溝7と、フ
ィルタ3を挿入する矩形溝8とが形成されたガラス基板
である。ガラス基板5は、図2のような形状となってお
り、光ファイバが精度良く配置されるようにV溝7と、
フィルタ3が挿入できるようにθ傾いた矩形溝8が加工
されている。6は波長λ1および波長λ2の光を効率よ
く透過し、かつ光ファイバとほぼ同等の屈折率を有する
接着剤であり、この接着剤6により第1の光ファイバ1
は受光素子4にほぼ当接するように接着されている。
【0012】次に、この光受信モジュールの製造方法に
ついて、図3の製造方法のフローを用いて述べる。
【0013】まず、ガラス基板5に、図2のようなV溝
7を加工し、次に、図4のようにガラス基板5を治具等
を用いて90°−θ傾け、V溝7に直交するように傾斜
した矩形溝8を加工する。そして、このガラス基板5の
矩形溝8に、フィルタ3を蒸着面が第1の光ファイバ1
側となるように挿入する。
【0014】また、第1の光ファイバ1および第2の光
ファイバ2は、先端が光ファイバの軸心と垂直方向から
θの角度を有するように研磨しておく。
【0015】次に、第1の光ファイバ1と第2の光ファ
イバ2を、ガラス基板5のV溝7にセットし、接着剤6
をフィルタ3近傍に微小量塗布する。第1の光ファイバ
1に波長λ2の光を入射させ、第2の光ファイバ2から
出力される光量が最大となるように第1の光ファイバ1
および第2の光ファイバ2をアライメントし、接着剤6
をUV硬化させる。この時、ガラス基板5上で接着剤6
の膜厚が厚くなると、フィルタ3での反射位置から受光
素子4までの距離が大きくなり、受光部での反射ビーム
のビーム径が大きくなるため、接着剤6を低粘度のもの
を使用するか、接着後、ガラス基板5上を軽く研磨し、
接着層を薄くする。また、同様に、フィルタ3がガラス
基板5よりはみ出る場合には、研磨等によりフィルタ3
のはみ出し部を除去する。
【0016】そして、受光素子4あるいはガラス基板5
に接着剤6を塗布し、第1の光ファイバ1に波長λ1の
光を入射させ、受光素子4の出力が最大となるまでガラ
ス基板5をアライメントする。そして、ガラス基板5側
からUV光を照射し、接着剤6を硬化させる。
【0017】以上のように構成された光受信モジュール
についてその動作を説明する。
【0018】第1の光ファイバ1のB部にλ1およびλ
2の波長を有する光が入射されると、ガラス基板5の矩
形溝部に挿入されたフィルタ3は、波長λ1の光を反射
し、波長λ2の光を透過するため、波長λ1の光は反射
し、受光素子4の受光部に入射する。この時、第1の光
ファイバ1と受光素子4は、ほぼ当接しているため、効
率よく波長λ1の光は受光素子4により受光される。
【0019】一方、波長λ2の光は、フィルタ3を透過
し、第2の光ファイバ2に入射しC部より出射される。
この時、第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ2は、
フィルタ3と当接しているため、第1の光ファイバ1と
第2の光ファイバ2の距離は、最小距離となっている。
このため、効率よく波長λ2の光は、第2の光ファイバ
に入射する。
【0020】さらに、第1の光ファイバ1、第2の光フ
ァイバ2、フィルタ3および受光素子4の隙間には、光
ファイバとほぼ同等の屈折率の接着剤が充填され固定さ
れているため、各界面での反射による損失はほとんどな
く、また、各界面での屈折による位置ずれを考慮する必
要がない。
【0021】以上説明したように、第1の実施の形態に
よれば、受光および透過効率が良い光受信モジュールを
提供できる。
【0022】なお、本実施の形態では、規制ガイドとし
てV溝を図示したが、これにとらわれることなく光ファ
イバを規制できる形状であればよい。また、ガラス基板
に石英を用いることにより、光ファイバとの熱膨張率差
がなくなり、温度依存による特性劣化が発生しにくくな
ることは言うまでもない。さらに、フィルタ3を波長λ
1と波長λ2を分離するフィルタとしたが、同一波長を
半分に分離するハーフミラーとしてもよい。
【0023】(第2の実施の形態)図5は、本発明の第
2の実施の形態における光受信モジュールの基本構成図
を示すもので、図5において、図1と同一機能を持つも
のは動作も同様であり、同一の符号を付して説明を省略
する。
【0024】9は第1の光ファイバ1、第2の光ファイ
バ2を配置するV溝7と、フィルタ3を挿入するV溝1
0とが形成されたガラス基板である。ガラス基板8は、
図6に示すような形状になっており、光ファイバが精度
良く配置されるように第1のV溝7と、フィルタ3が挿
入できるような角度180°−2θの第2のV溝10が
加工されている。
【0025】次に、この光受信モジュールの製造方法に
ついて述べる。
【0026】第1の実施の形態とほぼ同じフローである
が、ガラス基板8に、図6のような第1のV溝7および
第2のV溝10を加工する点が異なっている。V溝は、
図7に示すように、ガラス基板9に対してカッター11
を垂直にして加工を行うため、幅の広いガラス基板9に
複数の溝を1度に加工でき、量産性が高くなり、低コス
ト化が可能である。そして、このガラス基板9の第2の
V溝10に、フィルタ3を蒸着面が第1の光ファイバ1
側となるように挿入する。
【0027】以上説明したように、第2の実施の形態に
よれば、コストの低い光受信モジュールを提供できる。
【0028】(第3の実施の形態)図8は、本発明の第
3の実施の形態における光受信モジュールの基本構成図
を示すもので、図8において、図1と同一機能を持つも
のは同一の符号を付し、説明を省略する。
【0029】12は第1の光ファイバ1を配置するV溝
が形成された第1のガラス基板、13は第2の光ファイ
バ2を配置するV溝が形成された第2のガラス基板であ
る。第1の光ファイバ1が第1のガラス基板12のV溝
に配置された第1のガラスブロックは、端面が光ファイ
バの軸心と垂直方向からθの角度を有するように、ま
た、第2の光ファイバ2が第2のガラス基板13のV溝
に配置された第2のガラスブロックは、端面が光ファイ
バの軸心と垂直方向から−θの角度を有するように、研
磨されており、各光ファイバからの光が効率よく出射さ
れる。
【0030】次に、この光受信モジュールの製造方法に
ついて、図9の製造のフローを用いて述べる。
【0031】まず、2個のガラス基板12、13に、V
溝を加工する。そして、第1のガラス基板12のV溝
に、第1の光ファイバ1を先端がはみ出るように配置
し、V溝部に接着剤6を塗布してUV硬化させ第1のガ
ラスブロックを作製する。同様に第2のガラス基板13
に第2の光ファイバ2を配置して第2のガラスブロック
を作製する。
【0032】次に、第1、第2のガラスブロックの端面
を光ファイバの軸心と垂直方向からθ、−θの角度を有
するように研磨する。
【0033】そして、第1のガラスブロックの端面に接
着剤6を微小量塗布し、光ファイバ1のコア部にフィル
タ3を蒸着面が光ファイバ1側になるように貼り付け
る。第1の光ファイバ1に波長λ2の光を入射させ、第
2の光ファイバ2から出力される光量が最大となるよう
に、第1のガラスブロックおよび第2のガラスブロック
をアライメントし、接着剤6をUV硬化させる。フィル
タ3がガラスブロックよりはみ出る場合には、研磨等に
よりフィルタ3のはみ出し部を除去する。本アライメン
トでは、ガラスブロックを保持して行うため、アライメ
ントの精度が高く、低損失を実現できる。また、フィル
タ3の角度をガラスブロックの端面全体で挟み込んで規
制しているためにずれにくく、透過・反射特性とも劣化
が少ない。我々が行った実験において、第1の実施の形
態による光受信モジュールの透過損失0.6dBに対
し、第3の実施の形態による光受信モジュールでは、透
過損失0.2dBという値が得られた。
【0034】そして、受光素子4あるいはガラスブロッ
クに接着剤6を塗布し、第1の光ファイバ1に波長λ1
の光を入射させ、受光素子4の出力が最大となるまでガ
ラスブロックをアライメントする。そして、ガラスブロ
ック側からUV光を照射し、接着剤6を硬化させる。
【0035】以上のように構成された光受信モジュール
の動作について説明する。
【0036】光ファイバ1のB部に、λ1およびλ2の
波長を有する光が入射されると、フィルタ3は、波長λ
1の光を反射し、受光素子4の受光部Aに入射する。こ
の時、光ファイバ1、フィルタ3と受光素子4の間に
は、接着剤6が充填されていて、各界面での反射損失は
発生しない。一方、波長λ2の光は、フィルタ3を透過
し、光ファイバ2のC部より出射される。
【0037】以上説明したように、第3の実施の形態に
よれば、受光および透過効率が良い光受信モジュールを
提供できる。
【0038】(第4の実施の形態)図10は、本発明の
第4の実施の形態における光受信モジュールの基本構成
図を示すもので、図10において、14は第1の光ファ
イバ、15は第1の光ファイバ14を配置するV溝が形
成された第1のガラス基板、16は波長λ1の光を反射
し波長λ2、λ3の光を透過する蒸着膜を有し、この蒸
着膜が第1の光ファイバ14側にほぼ当接するように配
置された第1のフィルタである。17は、第1の光ファ
イバ14と同一線上に配置された第2の光ファイバ、1
8は第2の光ファイバ17を配置するV溝が形成された
第2のガラス基板、19は波長λ2の光を反射し波長λ
3の光を透過する蒸着膜を有し、この蒸着膜が第2の光
ファイバ17側にほぼ当接するように配置された第2の
フィルタである。20は、第2の光ファイバ17と同一
線上に配置された第3の光ファイバ、21は第3の光フ
ァイバ20を配置するV溝が形成された第3のガラス基
板である。4は第2のフィルタ19で反射した波長λ2
の光を効率よく受光できる位置に配置され、受光部Aを
有する受光素子である。この受光素子の電極は図示しな
い下方にある。第1の光ファイバ14が第1のガラス基
板15のV溝に配置された第1のガラスブロックは、端
面が光ファイバの軸心と垂直方向からθ1の角度を有す
るように研磨されている。また、第2の光ファイバ17
が第2のガラス基板18のV溝に配置された第2のガラ
スブロックは、一方の端面が光ファイバの軸心と垂直方
向から−θ1の角度を有するように、そして他方の端面
が光ファイバの軸心と垂直方向からθ2の角度を有する
ように研磨されている。さらに、第3の光ファイバ20
が第3のガラス基板21のV溝に配置された第3のガラ
スブロックは、端面が光ファイバの軸心と垂直方向から
−θ2の角度を有するように研磨されており、それぞ
れ、各光ファイバからの光が効率よく出射される。22
は波長λ1および波長λ2および波長λ3の光を効率良
く透過し、光ファイバと同等の屈折率を有する接着剤で
あり、この接着剤22により第1の光ファイバ15は、
受光素子4にほぼ当接するように接着されている。
【0039】次に、この光受信モジュールの製造方法に
ついて述べる。
【0040】まず、3個のガラス基板15、18、21
に、V溝を加工する。そして、第1のガラス基板15の
V溝に、第1の光ファイバ14を先端がはみ出るように
配置し、V溝部に接着剤22を塗布してUV硬化させ第
1のガラスブロックを作製する。同様に第2のガラス基
板18に第2の光ファイバ17を配置して第2のガラス
ブロックを、第3のガラス基板21に第3の光ファイバ
20を配置して第3のガラスブロックを作製する。な
お、第2のガラスブロックは、第2の光ファイバ24の
先端をはみ出させた反対側を少し、はみ出させて切断す
る。
【0041】次に、第1のガラスブロックの端面をV溝
形成面とθ1の角度を有するように、第2のガラスブロ
ックの一方の端面をV溝形成面と−θ1の角度を有する
ように、他方の端面をV溝形成面とθ2の角度を有する
ように、第3のガラスブロックの端面をV溝形成面と−
θ2の角度を有するように研磨する。
【0042】次に、第1のガラスブロックの端面に接着
剤22を微小量塗布し、第1の光ファイバ21のコア部
にフィルタ16を蒸着面が第1の光ファイバ14側にな
るように貼り付ける。第1の光ファイバ14に波長λ2
あるいはλ3の光を入射させ、第2のガラスブロックの
V溝形成面と−θ1の角度を有するように研磨した面を
第1のガラスブロックに向けて、第2の光ファイバ17
から出力される光量が最大となるように第1のガラスブ
ロックおよび第2のガラスブロックをアライメントし、
接着剤22をUV硬化させる。フィルタ16がガラスブ
ロックよりはみ出る場合には、研磨等によりフィルタ1
6のはみ出し部を除去する。
【0043】そして、第2のガラスブロックのV溝形成
面とθ2の角度を有するように研磨した端面に接着剤2
2を微小量塗布し、第2の光ファイバ17のコア部にフ
ィルタ19を蒸着面が第2の光ファイバ17側になるよ
うに貼り付ける。第1の光ファイバ14に波長λ3の光
を入射させ、第3の光ファイバ20のC部から出力され
る光量が最大となるようにガラスブロックをアライメン
トし、接着剤22をUV硬化させる。フィルタ19がガ
ラスブロックよりはみ出る場合には、研磨等によりフィ
ルタ19のはみ出し部を除去する。
【0044】さらに、受光素子4あるいはガラスブロッ
クに接着剤22を塗布し、第1の光ファイバ14に波長
λ2の光を入射させ、受光素子4の出力が最大となるま
でガラスブロックをアライメントする。そして、ガラス
ブロック側からUV光を照射し、接着剤22を硬化させ
る。
【0045】以上のように構成された従来の光受信モジ
ュールの動作について説明する。
【0046】光ファイバ14のB部に、λ1およびλ2
およびλ3の波長を有する光が入射されると、フィルタ
16は、波長λ1の光を反射し、外部に放出する。フィ
ルタ16を透過した波長λ2およびλ3は光ファイバ1
7に入射する。フィルタ19は、波長λ2の光を反射
し、受光素子4の受光部Aに入射する。この時、光ファ
イバ17、フィルタ19と受光素子4の間には、接着剤
22が充填されていて、各界面での反射損失は発生しな
い。一方、波長λ3の光は、フィルタ19を透過し、光
ファイバ20のC部より出射される。
【0047】以上説明したように、第4の実施の形態に
よれば、受光および透過効率が良く、小型の3波長分離
を行う光受信モジュールを提供できる。
【0048】(第5の実施の形態)図11は本発明の第
5の実施の形態における光受信モジュールの基本構成図
を示すもので、図1と同一機能を持ち、動作も同様であ
る。
【0049】次に、本発明の第5の実施の形態における
光受信モジュールの製造方法について図12の製造方法
のフローを用いて述べる。
【0050】まず、第1の光ファイバ1および第2の光
ファイバ2は、先端が光ファイバの軸心と垂直方向から
θの角度を有するように研磨しておく。
【0051】そして、第1の光ファイバ1の先端に接着
剤6を微小量塗布し、フィルタ3の蒸着面が図13での
上面となり、かつ、真空吸着等によりフィルタ3のそり
がない状態とする。その後、第1の光ファイバ1とフィ
ルタ3を当接させ、第1の光ファイバ1側よりUV光に
より硬化させる。
【0052】次に、第2の光ファイバ2の先端に微小量
の接着剤を塗布する。そして、フィルタ3が図14のよ
うな治具11の矩形溝に入るように、第1の光ファイバ
1をV溝に配置し、第2の光ファイバ2も治具11のV
溝部であって、フィルタ3にほぼ当接する位置に配置す
る。この治具11の矩形溝は、フィルタ3よりも十分に
広く、第1の光ファイバ1をセットするのに障害となら
ないように設定されている。治具11は、図14(a)
のように矩形溝を傾斜させてもよく、また、図14
(b)のようにフィルタ3をセットするのに支障になら
ないような幅であれば、矩形溝を傾斜させなくてもよ
い。
【0053】第1の光ファイバ1に波長λ2の光を入射
させ、第2の光ファイバ2から出力される光量が最大と
なるように第1の光ファイバ1および第2の光ファイバ
2をアライメントし、接着剤6をUV硬化させる。この
時、フィルタ3が第1の光ファイバ1よりはみ出し、受
光素子4と第1の光ファイバ1との間に不要な隙間がで
きると、フィルタ3での反射位置から受光素子4までの
距離が大きくなり、受光部での反射ビームのビーム径が
大きくなるため、接着後、第1の光ファイバ1および第
2の光ファイバ2上を軽くフィルタ3のはみ出し部を除
去する。
【0054】次に、受光素子4あるいは第1の光ファイ
バ1に接着剤6を塗布し、第1の光ファイバ1に波長λ
1の光を入射させ、受光素子4の出力が最大となるまで
第1の光ファイバ1をアライメントする。そして、第1
の光ファイバ1側からUV光を照射し、接着剤6を硬化
させる。
【0055】以上説明したように、第5の実施の形態に
よれば、受光および透過効率が良くかつ低コストな光受
信モジュールを提供できる。
【0056】なお、本実施の形態では、フィルタ3を波
長λ1と波長λ2を分離するフィルタとしたが、同一波
長を半分に分離するハーフミラーとしてもよい。
【0057】(第6の実施の形態)図15は本発明の第
6の実施の形態における光受信モジュールの基本構成図
を示すもので、図15において、図1と同一機能を持つ
ものは動作も同様であり、同一の符号を付して説明を省
略する。
【0058】23は、波長λ1の光を反射し波長λ2の
光を透過する蒸着膜であり、第1の光ファイバ1の斜め
研磨された面に蒸着されている。したがって、フィルタ
3蒸着膜と同様の作用を有する。
【0059】次に、本発明の第6の実施の形態における
光受信モジュールの製造方法について、図16の製造方
法のフローを用いて述べる。
【0060】まず、第1の光ファイバ1および第2の光
ファイバ2は、先端が光ファイバの軸心と垂直方向から
θの角度を有するように研磨しておく。
【0061】そして、第1の光ファイバ1の先端に蒸着
膜23を蒸着する。
【0062】さらに、第1の光ファイバ1の先端と第2
の光ファイバ2の先端に、微小量の接着剤を塗布する。
そして、第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ2を図
14のような治具11の矩形溝でほぼ当接するようにV
溝に配置する。この治具11の矩形溝は、第2の光ファ
イバ2に塗布した接着剤6が、治具11に付着しないよ
うな幅となるように設定されている。接着剤6の粘度が
高く、治具11に付着する心配がない場合には、矩形溝
がなくてもよい。
【0063】その後、第1の光ファイバ1に波長λ2の
光を入射させ、第2の光ファイバ2から出力される光量
が最大となるように、第1の光ファイバ1および第2の
光ファイバ2をアライメントし、接着剤6をUV硬化さ
せる。
【0064】次に、受光素子4あるいは第1の光ファイ
バ1に接着剤6を塗布し、第1の光ファイバ1に波長λ
1の光を入射させ、受光素子4の出力が最大となるまで
第1の光ファイバ1をアライメントする。そして、第1
の光ファイバ1側からUV光を照射し、接着剤6を硬化
させる。
【0065】第1の光ファイバ1、第2の光ファイバ2
および受光素子4の隙間には、光ファイバとほぼ同等の
屈折率の接着剤が充填され固定されているため、各界面
での反射による損失はほとんどない、また、各界面での
屈折による位置ずれを考慮する必要がない。
【0066】また、本実施の形態が、第1、第2の実施
の形態と異なる点は、ガラス基板5の有無にある。ガラ
ス基板5を設けることにより、第1の実施の形態ではコ
ストが高くなるのに対し、ガラス基板5をなくすことに
より、本実施の形態では低コスト化が可能となる。
【0067】さらに、本実施の形態が、第5の実施の形
態と異なる点は、本実施の形態では第1の光ファイバ1
に波長を分離する蒸着膜23を蒸着しているのに対し
て、第5の実施の形態では、フィルタ3を用いている点
である。フィルタ3は、蒸着膜と基板とで構成されてい
るため、本実施の形態に比べ、第1の光ファイバ1と第
2の光ファイバとの間隔は、基板分だけ厚くなるため、
光が拡散し、本実施の形態に比べ、結合効率が劣化す
る。従って、本実施の形態では、第5の実施の形態に比
べ、光の結合効率が良い。
【0068】以上説明したように、本発明の第6の実施
の形態によれば、受光および透過効率が良くかつ低コス
トな光受信モジュールを提供できる。
【0069】なお、本実施の形態では、蒸着膜23を波
長λ1と波長λ2を分離する蒸着膜としたが、同一波長
を半分に分離する蒸着膜としてもよい。
【0070】また、本実施の形態では、第1の光ファイ
バ1に蒸着膜23を形成したが、第2の光ファイバ2に
蒸着膜23を形成してもよい。
【0071】(第7の実施の形態)図17は本発明の第
7の実施の形態における光送受信モジュールの基本構成
図を示している。図17において、図1と同一機能を持
つものは同一の符号を付し、説明を省略する。
【0072】24は光学素子を配置するガラス基板、2
5は光ファイバ1に効率良く光が入射する位置に配置さ
れ波長λ2の光を出射する半導体レーザ、26はガラス
基板24と半導体レーザ25を固定する第1の基板、2
7は第1の基板26と受光素子4を固定する第2の基板
である。
【0073】次に、図18の製造方法のフローを用い
て、本実施の形態の光送受信モジュールの製造方法を説
明する。
【0074】まず、ガラス基板24の作製工程を説明す
る。ガラス基板24に、図2のような矩形溝あるいはV
溝を研削やプレス加工等により作製する。この溝に光フ
ァイバ1を接着剤等により固定する。次に、図4のよう
にガラス基板を治具8等を用いて数度傾け、研磨板9を
回転させることで光ファイバ1の端面を研磨する。そし
て、ガラス基板24をθ傾けてフィルタ3を挿入する矩
形溝を研削等により作製する。この時の矩形溝の幅はフ
ィルタ3が挿入できる最小幅となるように作製されてい
る。次に、この矩形溝にフィルタ3を挿入し、波長λ1
および波長λ2の光に対する透過率が高く光ファイバと
ほぼ同等の屈折率を有する光学接着剤等により固定する
ことで、光ファイバ1、フィルタ3およびガラス基板2
4からなるガラスブロックを完成させる。
【0075】また並行して、第1の基板26に半導体レ
ーザ25を実装固定するとともに、第2の基板27に受
光素子4を実装固定する。
【0076】次に、半導体レーザ25を発光させるとと
もに、図17の光ファイバ1のA端に光強度を測定する
パワーメータ等を配置する。そして、ガラスブロックと
第1の基板26との間に接着剤を塗布した後に、半導体
レーザ25を発光させ、光ファイバ1のA端からの光出
力が最大となるようにガラスブロックをアクティブアラ
イメントし、UV照射や熱硬化によりガラスブロックと
第1の基板26を接着固定する。
【0077】さらに、ガラスブロックと受光素子4との
間に波長λ1および波長λ2の光に対する透過率が高く
光ファイバとほぼ同等の屈折率を有する光学接着剤等を
塗布した後に、光ファイバ1のA端から波長λ1の光を
入射させ、受光素子4からの出力が最大となるようにガ
ラスブロックをアクティブアライメントし、UV照射や
熱硬化によりガラスブロックと第2の基板27を接着固
定する。
【0078】次に、動作について説明する。
【0079】光ファイバ1のA端より波長λ1の光が入
射されるとガラス基板24の矩形溝に挿入されたフィル
タ3により反射され受光素子4に入射する。この時、光
ファイバ1と受光素子4は、ほぼ当接しているため、効
率良く波長λ1の光は受光素子4に受光される。
【0080】一方、半導体レーザ25を出射した波長λ
2の光は、効率良く光ファイバ1に入射される。また、
光ファイバ1の端面を数度傾けて研磨することにより端
面からの反射光が半導体レーザ25に戻り、出射強度を
不安定にすることがない。光ファイバ1に入射された光
は、フィルタ3を透過し、光ファイバ1のA端より出射
される。
【0081】以上説明したように、第7の実施の形態に
よれば、半導体レーザ25を発光させながら、ガラスブ
ロックをアクティブアライメントにより第1の基板26
に接着固定するため、半導体レーザ25の活性層のばら
つきや半田膜厚のばらつきによる影響がなく、効率良く
光ファイバ1に光を入射させることができる。
【0082】さらに、光ファイバ1のA端より波長λ1
の光を入射させながら、ガラスブロックをアクティブア
ライメントにより第2の基板27に接着固定するため、
ガラス基板24の溝の作成誤差や光ファイバ1の外形ば
らつきによる影響がなく、効率良く波長λ2の光を受光
素子4に受光させることができる。
【0083】また、光ファイバ1と受光素子4は、ほぼ
当接しているため、フィルタ3により反射された波長λ
1の光の広がりを最小限にすることができるため、最も
小さな受光径、つまり、最高速の受光素子を用いること
ができる。
【0084】さらに、ガラス基板24に光ファイバ1を
埋め込むことで、導波路を用いずに済むため、安価に作
製することができる。
【0085】なお、本実施の形態では、フィルタ3を波
長λ1と波長λ2を分離するフィルタとしたが、同一波
長を半分に分離するハーフミラーとしても良いことは言
うまでもない。
【0086】また、光ファイバ1の端面を数度の角度に
研磨したが、端面にARコートを施し、端面を直角にし
ても良いことは言うまでもない。
【0087】(第8の実施の形態)図19は本発明の第
8の実施の形態における光送受信モジュールの基本構成
図を示している。図20において、図8、図17と同一
機能を持つものは同一の符号を付し、説明を省略する。
【0088】図19において、28は光ファイバ1を配
置する溝を有し、光ファイバ1の第1のガラス基板12
側の端面が−θの角度で研磨され、かつ、半導体レーザ
25側の端面が数度の角度で研磨された第2のガラス基
板である。
【0089】次に、図20の製造方法のフローを用い
て、本実施の形態の光送受信モジュールの製造方法を説
明する。
【0090】まず、第1のガラス基板12および第2の
ガラス基板28に、図21のような矩形溝あるいはV溝
を研削やプレス加工等により作製する。この溝に光ファ
イバ1を端面からわずかに光ファイバ1がはみ出るよう
に接着剤等により固定する。次に、図22のように第1
のガラス基板12を治具29等を用いてθ傾け、研磨板
30を回転させることで端面を研磨する。同様に、第2
のガラス基板28の一端面を−θの角度に研磨する。そ
して、第1のガラス基板12のθの角度の端面と第2の
ガラス基板28の−θの角度の端面とを平行にし、各端
面に波長λ1および波長λ2の光に対する透過率が高く
光ファイバとほぼ同等の屈折率を有する光学接着剤を塗
布する。次に、接着剤を塗布したどちらかの端面にフィ
ルタ3を接着剤の表面張力により貼り付け、第1のガラ
ス基板12と第2のガラス基板28がほぼ当接する間際
まで、近づける。
【0091】次に、波長λ2の光を、光ファイバ1のA
端より入射さるとともに、第2のガラス基板28に配置
されたの光ファイバ1の第1のガラス基板12と反対側
の端面付近に光強度を測定するパワーメータ等を配置す
る。そして、第2のガラス基板28の光ファイバ1から
の出射光が最大となるように、第1のガラス基板12か
第2のガラス基板28をアクティブアライメントし、U
V照射や熱硬化により第1のガラス基板12と第2のガ
ラス基板28を接着固定する。これにより、光ファイバ
1、フィルタ3、第1のガラス基板12および第2のガ
ラス基板28からなるガラスブロックを完成させる。
【0092】また並行して、第1の基板26に半導体レ
ーザ25を実装固定するとともに、第2の基板27に受
光素子4を実装固定する。
【0093】次に、半導体レーザ25を発光させるとと
もに、図19の光ファイバ1のA端に光強度を測定する
パワーメータ等を配置する。そして、ガラスブロックと
第1の基板26との間に接着剤を塗布した後に、半導体
レーザ25を発光させ、光ファイバ1のA端からの光出
力が最大となるようにガラスブロックをアクティブアラ
イメントし、UV照射や熱硬化によりガラスブロックと
第1の基板26を接着固定する。
【0094】さらに、ガラスブロックと受光素子4との
間に波長λ1および波長λ2の光に対する透過率が高く
光ファイバとほぼ同等の屈折率を有する光学接着剤等を
塗布した後に、光ファイバ1のA端から波長λ1の光を
入射させ、受光素子4からの出力が最大となるようにガ
ラスブロックをアクティブアライメントし、UV照射や
熱硬化によりガラスブロックと第2の基板27を接着固
定する。
【0095】次に、動作について説明する。
【0096】光ファイバ1のA端より波長λ1の光が入
射されるとフィルタ3により反射され受光素子4に入射
する。この時、光ファイバ1と受光素子4は、ほぼ当接
しているため、効率良く波長λ1の光は受光素子4に受
光される。
【0097】一方、半導体レーザ25を出射した波長λ
2の光は、効率良く光ファイバ1に入射される。また、
光ファイバ1の端面を数度傾けて研磨することにより端
面からの反射光が半導体レーザ25に戻り、出射強度を
不安定にすることがない。光ファイバ1に入射された光
は、フィルタ3を透過し、光ファイバ1のA端より出射
される。
【0098】以上説明したように、第8の実施の形態に
よれば、第7の実施の形態と同様の効果が得られるのみ
ならず、次のような効果が得られる。
【0099】従来例および第7の実施の形態では、フィ
ルタを挿入するために、導波路や光ファイバに斜めの矩
形溝を作製している。このような構成とすることで、フ
ィルタ厚よりも大きな矩形溝を作製するため、透過損失
が発生する。また、この斜め矩形溝作製は研削等により
作製されるため、斜め矩形溝を挟んだ光ファイバの位置
がわずかにずれ透過損失が発生する。さらに、導波路や
光ファイバを研削等により切断するため、面粗さが大き
く、散乱が発生する。このような散乱が発生すると、半
導体レーザを出射した波長λ2の光が受光素子に受光さ
れることとなり、光クロストークが発生する。
【0100】一方、本実施の形態では、溝作製をせず、
フィルタ3の厚み分のみで、光ファイバ間を設定できる
ため透過損失が極めて低い。さらに、ガラス基板をアク
ティブアライメントにより第1のガラス基板12と第2
のガラス基板28とを接着固定するため、透過損失が極
めて低い。また、光ファイバ1の端面を研磨することに
より、端面での散乱を殆どなくすることができるため、
光クロストークを小さくできる。
【0101】なお、本実施の形態では、フィルタ3を波
長λ1と波長λ2を分離するフィルタとしたが、同一波
長を半分に分離するハーフミラーとしても良いことは言
うまでもない。
【0102】また、光ファイバ1の端面を数度の角度に
研磨したが、端面にARコートを施し、端面を直角にし
ても良いことは言うまでもない。
【0103】(第9の実施の形態)図23は本発明の第
9の実施の形態における光送受信モジュールの基本構成
図を示している。図23において、図19と同一機能を
持つものは同一の符号を付し、説明を省略する。図23
において、31は半導体レーザ24の光が光ファイバ1
に効率良く入射できる角度を有する第1の基板、32は
受光素子を配置した第2の基板、33は第1の基板31
と第2の基板32を実装固定する第3の基板である。
【0104】次に、図24の製造方法のフローを用い
て、本実施の形態の光送受信モジュールの製造方法を説
明する。
【0105】まず、第1のガラス基板12に、図21の
ような矩形溝あるいはV溝を研削やプレス加工等により
作製する。この溝に光ファイバ1を端面からわずかには
み出るように配置し、光ファイバ1を接着剤等により固
定する。次に、図22のように第1のガラス基板12を
治具29等を用いてθ傾け、研磨板30を回転させるこ
とで端面を研磨する。そして、第1のガラス基板12の
θの角度の端面に波長λ1および波長λ2の光に対する
透過率が高く光ファイバとほぼ同等の屈折率を有する光
学接着剤を塗布する。次に、フィルタ3を接着剤の表面
張力により貼り付け、光が透過および反射する部分以外
の位置を押さえてフィルタ3の反り、およびフィルタ3
と第1のガラス基板12との間に隙間および気泡が発生
しないように、UV照射や熱硬化により、接着固定す
る。
【0106】さらに、第1のガラス基板12と受光素子
4との間に波長λ1および波長λ2の光に対する透過率
が高く光ファイバとほぼ同等の屈折率を有する光学接着
剤等を塗布した後に、光ファイバ1のA端から波長λ1
の光を入射させ、受光素子4からの出力が最大となるよ
うにガラスブロックをアクティブアライメントし、UV
照射や熱硬化により第1のガラス基板12と第2の基板
32を接着固定する。
【0107】また並行して、第1の基板31に半導体レ
ーザ25を実装固定し、その後、第1の基板31を第3
の基板33に実装固定する。
【0108】次に、半導体レーザ25を発光させるとと
もに、図23の光ファイバ1のA端に光強度を測定する
パワーメータ等を配置する。そして、第2の基板32と
第3の基板33との間あるいは側部に接着剤を塗布した
後に、半導体レーザ25を発光させ、光ファイバ1のA
端からの光出力が最大となるように第2の基板32をア
クティブアライメントし、UV照射や熱硬化により第2
の基板32と第3の基板33を接着固定する。
【0109】次に、動作について説明する。
【0110】光ファイバ1のA端より波長λ1の光が入
射されるとフィルタ3により反射され受光素子4に入射
する。この時、光ファイバ1と受光素子4は、ほぼ当接
しているため、効率良く波長λ1の光は受光素子4に受
光される。
【0111】一方、半導体レーザ25を出射した波長λ
2の光は、効率良く光ファイバ1に入射される。また、
光ファイバ1の端面をθの角度に研磨することにより端
面からの反射光が半導体レーザ25に戻り、出射強度を
不安定にすることがない。光ファイバ1に入射された光
は、フィルタ3を透過し、光ファイバ1のA端より出射
される。
【0112】以上説明したように、第9の実施の形態に
よれば、第8の実施の形態と同様の効果が得られるのみ
ならず、次のような効果が得られる。
【0113】第8の実施の形態では、第1のガラス基板
12と第2のガラス基板28の両端面が研磨されている
ため、光の散乱が著しく低下するが、いくらか残ること
になり、光クロストークが若干発生する。本実施例で
は、第8の実施例に比べ、研磨面が1面減少するため、
光の散乱がさらに低下する。このため、光クロストーク
をさらに低減することができる。また、散乱が少ないた
め透過損失も小さくできる。
【0114】また、本実施の形態では、第2のガラス基
板28を使用しないため、コストを低減できる。さら
に、研磨工程およびアライメント工程が減るため製造コ
ストも低減できる。
【0115】なお、本実施の形態では、フィルタ3を波
長λ1と波長λ2を分離するフィルタとしたが、同一波
長を半分に分離するハーフミラーとしても良いことは言
うまでもない。
【0116】また、第1の基板31と第3の基板33を
別部材としたが、立体配線可能な部材を用いることによ
り、同一部材で構成しても良いことは言うまでもない。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の光ファイバと、波長λ1の光を反射し、波長λ2
の光を透過する蒸着膜を有し、この蒸着膜が前記第1の
光ファイバ側にほぼ当接するように配置されたフィルタ
と、前記第1の光ファイバと同一線上で、かつ前記フィ
ルタと当接するように配置された第2の光ファイバと、
前記フィルタにより反射した波長λ1の光を受光する受
光素子と、前記第1および第2の光ファイバを配置する
規制ガイドと前記フィルタを挿入する溝とが形成され、
前記受光素子を配置するガラス基板と、波長λ1および
波長λ2の光を透過し、かつ光ファイバとほぼ同等の屈
折率を有する接着剤とを設け、前記第1の光ファイバの
先端は、このファイバの軸心と垂直方向からθの角度を
なし、前記第2の光ファイバの先端は、このファイバの
軸心と垂直方向からθの角度をなす構成としたことによ
り、受光および透過効率が良い光受信モジュールを提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の光受信モジュール
の基本構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態のガラス基板の構成
【図3】本発明の第1の実施の形態の製造フローを示す
【図4】本発明の第1の実施の形態のガラス基板の矩形
溝加工方法説明図
【図5】本発明の第2の実施の形態の光受信モジュール
の基本構成図
【図6】本発明の第2の実施の形態のガラス基板の構成
【図7】本発明の第2の実施の形態のガラス基板の矩形
溝加工方法説明図
【図8】本発明の第3の実施の形態のガラス基板の構成
【図9】本発明の第3の実施の形態の製造フローを示す
【図10】本発明の第4の実施の形態のガラス基板の構
成図
【図11】本発明の第5の実施の形態のガラス基板の構
成図
【図12】本発明の第5の実施の形態の製造フローを示
す図
【図13】本発明の第5の実施の形態の光ファイバとフ
ィルタの接着方法説明図
【図14】本発明の第5の実施の形態の治具の構成図
【図15】本発明の第6の実施の形態の光受信モジュー
ルの基本構成図
【図16】本発明の第6の実施の形態の製造フローを示
す図
【図17】本発明の第7の実施の形態の光受信モジュー
ルの基本構成図
【図18】本発明の第7の実施の形態の製造フローを示
す図
【図19】本発明の第8の実施の形態の光受信モジュー
ルの基本構成図
【図20】本発明の第8の実施の形態の製造フローを示
す図
【図21】本発明の第8の実施の形態のガラス基板の構
成図
【図22】本発明の第8の実施の形態のガラス基板の研
磨方法を説明する図
【図23】本発明の第9の実施の形態の光受信モジュー
ルの基本構成図
【図24】本発明の第9の実施の形態の製造フローを示
す図
【図25】従来の形態における光受信モジュールの基本
構成図
【符号の説明】
1 第1の光ファイバ 2 第2の光ファイバ 3 フィルタ 4 受光素子 5 ガラス基板 6 接着剤 12 第1のガラス基板 13 第2のガラス基板 25 半導体レーザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古田 寛和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H037 BA02 BA11 BA31 CA00 CA09 CA10 DA03 DA04 DA06 DA12 DA17

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光ファイバと、波長λ1の光を反
    射し、波長λ2の光を透過する蒸着膜を有し、この蒸着
    膜が前記第1の光ファイバ側に当接するように配置され
    たフィルタと、前記第1の光ファイバと同一線上で、か
    つ前記フィルタと当接するように配置された第2の光フ
    ァイバと、前記フィルタにより反射した波長λ1の光を
    受光する受光素子と、前記第1および第2の光ファイバ
    を配置する規制ガイドと前記フィルタを挿入する溝とが
    形成され、前記受光素子を配置するガラス基板と、波長
    λ1および波長λ2の光を透過し、かつ前記第1および
    第2の光ファイバと同等の屈折率を有する接着剤とを設
    け、前記第1の光ファイバの先端は、このファイバの軸
    心と垂直方向からθの角度をなし、前記第2の光ファイ
    バの先端は、このファイバの軸心と垂直方向からθの角
    度をなすことを特徴とする光受信モジュール。
  2. 【請求項2】 フィルタを挿入する溝が180°−2θ
    の角度のV溝であることを特徴とする請求項1に記載の
    光受信モジュール。
  3. 【請求項3】 第1の光ファイバと、この第1の光ファ
    イバを配置する規制ガイドを設けた第1のガラス基板
    と、波長λ1の光を反射し、波長λ2の光を透過する蒸
    着膜を有し、この蒸着膜が前記第1の光ファイバ側に当
    接するように配置されたフィルタと、前記第1の光ファ
    イバと同一線上で、かつ前記フィルタと当接するように
    配置された第2の光ファイバと、この第2の光ファイバ
    を配置する規制ガイドを設けた第2のガラス基板と、前
    記フィルタにより反射した波長λ1の光を受光する受光
    素子と、波長λ1および波長λ2の光を透過し、かつ前
    記第1および第2の光ファイバと同等の屈折率を有する
    接着剤とを設け、前記第1の光ファイバの先端と前記第
    1のガラス基板は、このファイバの軸心と垂直方向から
    θの角度をなし、前記第2の光ファイバの先端と前記第
    2のガラス基板は、このファイバの軸心と垂直方向から
    −θの角度をなすことを特徴とする光受信モジュール。
  4. 【請求項4】 第1の光ファイバと、この第1の光ファ
    イバを配置する規制ガイドを設けた第1のガラス基板
    と、波長λ1の光を反射し、波長λ2およびλ3の光を
    透過する蒸着膜を有し、この蒸着膜が前記第1の光ファ
    イバ側に当接するように配置された第1のフィルタと、
    前記第1の光ファイバと同一線上で、かつ前記第1のフ
    ィルタと当接するように配置された第2の光ファイバ
    と、この第2の光ファイバを配置する規制ガイドを設け
    た第2のガラス基板と、波長λ2の光を反射し、波長λ
    3の光を透過する蒸着膜を有し、この蒸着膜が前記第1
    のフィルタとは反対側で前記第2の光ファイバ部に当接
    するように配置された第2のフィルタと、前記第2の光
    ファイバと同一線上で、かつ前記第2のフィルタと当接
    するように配置された第3の光ファイバと、この第3の
    光ファイバを配置する規制ガイドを設けた第3のガラス
    基板と、前記第2のフィルタにより反射した波長λ2の
    光を受光する受光素子と、波長λ1、λ2および波長λ
    3の光を透過し、かつ前記第1、第2および第3の光フ
    ァイバと同等の屈折率を有する接着剤とを設け、前記第
    1の光ファイバの先端と前記第1のガラス基板は、この
    ファイバの軸心と垂直方向からθ1の角度をなし、前記
    第2の光ファイバの先端と前記第2のガラス基板は、前
    記第1のガラス基板側がこのファイバの軸心と垂直方向
    から−θ1の角度をなし、かつ、前記第3のガラス基板
    側がこのファイバの軸心と垂直方向からθ2の角度をな
    し、前記第3の光ファイバの先端と前記第3のガラス基
    板は、このファイバの軸心と垂直方向から−θ2の角度
    をなすことを特徴とする光受信モジュール。
  5. 【請求項5】 第1の光ファイバと、波長λ1の光を反
    射し、波長λ2の光を透過する蒸着膜を有し、この蒸着
    膜が前記第1の光ファイバ側に当接するように配置され
    たフィルタと、前記第1の光ファイバと同一線上で、か
    つ前記フィルタと当接するように配置された第2の光フ
    ァイバと、前記光ファイバに設けられ、前記フィルタに
    より反射した波長λ1の光を受光する受光素子と、波長
    λ1および波長λ2の光を透過し、かつ光ファイバと同
    等の屈折率を有する接着剤とを設け、前記第1の光ファ
    イバの先端は、このファイバの軸心と垂直方向からθの
    角度をなし、前記第2の光ファイバの先端は、このファ
    イバの軸心と垂直方向からθの角度をなすことを特徴と
    する光受信モジュール。
  6. 【請求項6】 先端に、波長λ1の光を反射し、波長λ
    2の光を透過する蒸着膜を有した第1の光ファイバと、
    前記第1の光ファイバと同一線上で、かつ前記蒸着膜と
    当接するように配置された第2の光ファイバと、前記光
    ファイバに設けられ、前記蒸着膜により反射した波長λ
    1の光を受光する受光素子と、波長λ1および波長λ2
    の光を透過し、かつ光ファイバと同等の屈折率を有する
    接着剤とを設け、前記第1の光ファイバの先端は、この
    ファイバの軸心と垂直方向からθの角度をなし、前記第
    2の光ファイバの先端は、このファイバの軸心と垂直方
    向からθの角度をなすことを特徴とする光受信モジュー
    ル。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の光受信
    モジュールと、第2の光ファイバのフィルタと当接しな
    い側に波長λ2の光を出射する半導体レーザを設けたこ
    とを特徴とする光送受信モジュール。
  8. 【請求項8】 光ファイバと、波長λ1の光を反射し、
    波長λ2の光を透過する蒸着膜を有し、この蒸着膜が前
    記光ファイバ側に当接するように配置されたフィルタ
    と、このフィルタにより反射した波長λ1の光を受光す
    る受光素子と、前記フィルタを介して前記光ファイバに
    波長λ2の光を出射する半導体レーザと、前記光ファイ
    バを配置する規制ガイドが形成され前記受光素子を配置
    するガラス基板と、波長λ1および波長λ2の光を透過
    し、かつ前記光ファイバと同等の屈折率を有する接着剤
    とを設け、前記光ファイバの先端は、このファイバの軸
    心と垂直方向からθの角度をなすことを特徴とする光送
    受信モジュール。
  9. 【請求項9】 規制ガイドと溝が加工されたガラス基板
    の溝に波長λ1の光を反射し、波長λ2の光を透過する
    蒸着膜を有したフィルタを挿入する工程と、先端が斜面
    形状をした2本の光ファイバを前記規制ガイドへセット
    し、この光ファイバと同等の屈折率を有する接着剤を塗
    布する工程と、前記光ファイバの一方から波長λ2の光
    を入射させ、他方のファイバからの光量が所定値以上と
    なるように前記光ファイバをアライメントして固定する
    工程と、受光素子を前記ガラス基板にセットし、この光
    ファイバと同等の屈折率を有する接着剤を塗布する工程
    と、前記光ファイバから波長λ1の光を入射させ、前記
    フィルタで反射した光を受光する前記受光素子の出力が
    所定値以上となるように前記受光素子をアライメントし
    て固定する工程とを有することを特徴とする光受信モジ
    ュールの製造方法。
  10. 【請求項10】 規制ガイドが加工されたガラス基板の
    この規制ガイドに、光ファイバを挿入し、この光ファイ
    バと同等の屈折率を有する接着剤を塗布して接着剤を硬
    化させて光ファイバとガラス基板を固定させてガラスブ
    ロックをつくる工程と、このガラスブロック端面を前記
    光ファイバの軸心と垂直方向からθの角度をなすように
    研磨する工程と、他のガラスブロック端面を前記光ファ
    イバの軸心と垂直方向から−θの角度をなすように研磨
    する工程と、前記ガラスブロックの端面にこの光ファイ
    バと同等の屈折率を有する接着剤を塗布し、光ファイバ
    に波長λ1の光を反射し、波長λ2の光を透過する蒸着
    膜を有するフィルタを貼り付ける工程と、このフィルタ
    を貼り付けた光ファイバから波長λ2の光を入射させ、
    前記他のガラスブロックの光ファイバからの光量が所定
    値となるように、前記2個のガラスブロックをアライメ
    ントして固定する工程と、受光素子に前記光ファイバと
    同等の屈折率を有する接着剤を塗布し、前記光ファイバ
    から波長λ1の光を入射させ、前記フィルタで反射した
    光を受光する前記受光素子の出力が所定値となるよう
    に、前記受光素子をアライメントして固定する工程とを
    有することを特徴とする光受信モジュールの製造方法。
  11. 【請求項11】 波長λ1の光を反射し、波長λ2の光
    を透過する蒸着膜を有したフィルタに、先端が軸心と垂
    直方向からθの角度をなす第1の光ファイバを当接さ
    せ、この光ファイバと同等の屈折率を有する接着剤を塗
    布する工程と、前記フィルタに、先端が軸心と垂直方向
    からθの角度をなす第2の光ファイバを当接させ、この
    光ファイバと同等の屈折率を有する接着剤を塗布する工
    程と、前記光ファイバの一方から波長λ2の光を入射さ
    せ、他方のファイバからの光量が所定値以上となるよう
    に前記光ファイバをアライメントして固定する工程と、
    前記光ファイバに受光素子を当接させ、この光ファイバ
    と同等の屈折率を有する接着剤を塗布する工程と、前記
    光ファイバから波長λ1の光を入射させ、前記フィルタ
    で反射した光を受光する受光素子の出力が所定値となる
    ように前記受光素子をアライメントして固定する工程と
    を有することを特徴とする光受信モジュールの製造方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11のいずれかに記載の方
    法により製造された光受信モジュールの波長λ2を入射
    させた側の光ファイバに波長λ2を出射する半導体レー
    ザを設け、他方の光ファイバからの光量が所定値以上と
    なるように、光ファイバを設けたブロックをアライメン
    トして固定する工程を有することを特徴とする光送受信
    モジュールの製造方法。
  13. 【請求項13】 規制ガイドが加工されたガラス基板の
    この規制ガイドに、光ファイバを挿入し、この光ファイ
    バと同等の屈折率を有する接着剤を塗布して接着剤を硬
    化させて光ファイバとガラス基板を固定させてガラスブ
    ロックをつくる工程と、このガラスブロック端面を前記
    光ファイバの軸心と垂直方向からθの角度をなすように
    研磨する工程と、前記ガラスブロックの端面にこの光フ
    ァイバと同等の屈折率を有する接着剤を塗布し、光ファ
    イバに波長λ1の光を反射し、波長λ2の光を透過する
    蒸着膜を有するフィルタを貼り付ける工程と、受光素子
    に前記光ファイバと同等の屈折率を有する接着剤を塗布
    し、前記光ファイバから波長λ1の光を入射させ、前記
    フィルタで反射した光を受光する前記受光素子の出力が
    所定値となるように、前記ガラスブロックをアライメン
    トして固定する工程と、波長λ2を出射する半導体レー
    ザを前記フィルタ側に設け、前記光ファイバからの光量
    が所定値以上となるように、前記半導体レーザをアライ
    メントして固定する工程を有することを特徴とする光送
    受信モジュールの製造方法。
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