JP2001215368A - 光送受信モジュール - Google Patents

光送受信モジュール

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JP2001215368A
JP2001215368A JP2000028278A JP2000028278A JP2001215368A JP 2001215368 A JP2001215368 A JP 2001215368A JP 2000028278 A JP2000028278 A JP 2000028278A JP 2000028278 A JP2000028278 A JP 2000028278A JP 2001215368 A JP2001215368 A JP 2001215368A
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light
optical
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selection filter
substrate
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JP2000028278A
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Takuya Miyashita
拓也 宮下
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 受光素子の受光面或いは光ファイバの端面に
光波長選択フィルタを取り付けることにより、光導波路
を必要とせず、溝加工プロセスおよび溝に対する光波長
選択フィルタの挿入プロセスも必要としない、光送受信
モジュールおよびこれに使用される光学素子を提供す
る。 【解決手段】 受光面に光波長選択フィルタ14を取り
付けた受光素子10を具備し、発光素子9を具備し、受
光素子10および発光素子9を、受信光は光波長選択フ
ィルタ14を透過して受光素子10に受光し、発光素子
9の発生する送信光を光波長選択フィルタ14により光
波長選択フィルタ14透過前の受信光と同一経路に反射
せしめる配置に設定した光送受信モジュール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光送受信モジュ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】図4を参照するに、シリコンより成る光
導波路基板1の表面には光導波路2がY字状に形成され
る。次いで、光導波路基板1は光導波路2が形成された
面を下面とし、この下面をシリコンより成る基板5に接
合固定している。7はダイシング溝であり、光導波路2
のY字状部のところを横断して光導波路基板1に形成さ
れている。即ち、光導波路2はそのY字状部のところに
おいて光波長選択フィルタ挿入溝7により切断されてい
る。光波長選択フィルタ14は光波長選択フィルタ挿入
溝7の光導波路2の切断されたところに挿入され、接着
剤により固定されている。光導波路2の一方である直線
部21は、光波長選択フィルタ14を介して、光導波路
2の他方である分岐部22および分岐部23に対向して
いる。9はレーザダイオードLDであり、光導波路2の
分岐部22の端面に対向して基板5の表面に固定されて
いる。10はフォトダイオードPDであり、光導波路2
の直線部21の端面に対向して基板5の表面に固定され
ている。
【0003】以上の構成において、光ファイバ8を介し
て入射した波長1. 55μmの信号光は、光導波路2の
分岐部23に送り込まれ、光波長選択フィルタ14を透
過して光導波路2の直線部21に送り込まれフォトダイ
オードPD10を照射する。これに対して、レーザダイ
オードLD9から発光送信される波長1. 31μmの信
号光は、光導波路2の分岐部22に送り込まれ、光波長
選択フィルタ14において反射して分岐部23に送り込
まれ、これを介して外部に送信される。
【0004】ところで、以上の光導波路2の製造は次の
様にして行われる(H10−212228参照)。これ
を図5を参照して説明するに、図5(a)において、シ
リコンより成る光導波路基板1の表面にアンダークラッ
ド層31を形成する。アンダークラッド層31を形成す
る材料としてはポリイミドが使用される。ポリイミド層
は複数種類のポリイミド溶液を適宜の割合で混合して塗
布し、焼成して形成する。アンダークラッド層31は都
合上厚く図示されているが、実際の厚さは極く薄いもの
とする。アンダークラッド層31の表面の所定の位置
に、後で位置合わせマーク4とされるべき金属被膜32
を形成する。金属被膜32を形成する材料としては、一
例としてチタンTiが使用される。
【0005】図5(b)において、金属被膜32を含み
アンダークラッド層31の表面全面に後で光導波路2と
されるべきポリマ材料層23を形成する。このポリマ材
料層23も、具体的にはポリイミドにより形成される。
ポリマ材料層23の表面に光導波路2のパターン2’と
位置合わせマーク4のパターン4’を形成する。図5
(c)において、反応性イオンエッチング法(RIE)
によりポリマ材料層23を除去する。RIEによるエッ
チングは金属被膜には及ばない。
【0006】図5(d)において、残存している金属被
膜であるパターン2’、4’、金属被膜32の露出部分
を除去する。ここで、ポリマ材料の光導波路2と位置合
わせマーク4が形成されたことになる。図5(e)にお
いて、露出せしめられたアンダークラッド層31の表面
全面にオーバークラッド層31’を成膜する。オーバー
クラッド層31’を形成する材料も、アンダークラッド
層31を形成する材料と同様に、一例としてポリイミド
が使用される。複数種類のポリイミド溶液を適宜の割合
で混合して塗布し、焼成して形成する。このオーバーク
ラッド層31’が光導波路2を保護する最終的なクラッ
ド層3であるものとすることができる。
【0007】図5(f)において、更に、オーバークラ
ッド層31’の光導波路2上方の表面のみに金属被膜
3’を成膜する。図5(g)において、RIEによりオ
ーバークラッド層31’下部のオーバークラッド層3
1’以外のオーバークラッド層31’は除去され、位置
合わせマーク4および光導波路基板1表面が露出する。
金属被膜3’の下部に残存するオーバークラッド層3
1’がクラッド層3に相当する。図において、金属被膜
3’が残存して示されているが、これは除去しても差し
支えなく、通常は除去される。
【0008】光導波路2と位置合わせマーク4とを1枚
のフォトマスク上に作り込むことにより光導波路2と位
置合わせマーク4との間の相互位置関係を正確に規定す
ることができるので、高精度の位置合わせを実現するこ
とができる。ここで、図6を参照するに、光導波路基板
1には、光導波路2が形成されるクラッド層3の他に、
レーザダイオード9とこれに接続する電極11、フォト
ダイオード10とこれに接続する電極11が取り付け形
成されている。更に、この光導波路基板1には位置合わ
せマーク4も4箇所に形成されている。光導波路基板1
に取り付け形成される各部材と位置合わせマーク4との
間の位置関係は高精度に設定構成される。
【0009】次いで、図6(b)を参照するに、断面V
字溝6を形成する基板5には、エッチングにより光ファ
イバ8が嵌合接合される断面V字溝6の他に、組み立て
に際して光導波路基板1面に突出して取り付けられてい
るクラッド層3、レーザダイオード9およびフォトダイ
オード10が収容される凹み12が形成され、光ファイ
バ8も取り付けられている。7は光波長選択フィルタ挿
入溝を示す。光波長選択フィルタ挿入溝7に挿入固定さ
れる光波長選択フィルタを介して光ファイバ8と光導波
路2との間に光の送受信が行なわれる。この基板5の表
面には、更に、位置合わせマーク4が4箇所に形成され
ると共に、信号入出力用の電極11’が形成されてい
る。基板5に取り付け形成される各部材と位置合わせマ
ーク4との間の位置関係は高精度に設定構成される。
【0010】図7を参照して他の従来例を説明する。こ
の従来例は光導波路を使用しない光送受信モジュールで
ある。基板5の表面には断面V字溝6が形成されてい
る。光ファイバ8を断面V字溝6に嵌合接着固定した基
板5および光ファイバ8の双方に対して、傾斜して光フ
ァイバ8に交差する方向にダイシング加工を施し、光波
長選択フィルタ挿入溝7を形成する。図7の場合、ダイ
シング加工は45傾斜して施こされている。この光波長
選択フィルタ挿入溝7には光波長選択フィルタ14を挿
入固定し、分断された光ファイバ8の両端面間に光波長
選択フィルタ14を介在させる。レーザダイオードLD
9は光ファイバ8の端面に対向して基板5表面に位置決
め、固定されている。フォトダイオードPD10は光フ
ァイバ8と光波長選択フィルタ14の交差点の上方に受
光面を下に向けて適宜の支持部材により支持されてい
る。
【0011】ここで、光ファイバ8を介して入射した波
長1. 55μmの信号光は、光波長選択フィルタ14を
透過して光ファイバ8を伝播し、光ファイバ8の端面に
対向して位置決めされるフォトダイオードPD10を照
射する。これに対して、レーザダイオードLD9から発
光送信される波長1. 31μmの信号光は、光ファイバ
8と光波長選択フィルタ14の交差点において光波長選
択フィルタ14により反射され、光ファイバ8に送り込
まれ、これを介して外部に送信される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】光導波路および光送受
信モジュールの製造は図5および図6を参照して説明し
た通りであり、これには極めて複雑困難なプロセスが含
まれ、光導波路の価格、従って光送受信モジュールの価
格を高価なものとにしている。図7の従来例の如く光導
波路を形成しないで光送受信モジュールを構成すること
はできる。しかし、この場合、光波長選択フィルタ14
の厚みが厚いと、透過光の損失が大きくなるので、光波
長選択フィルタ14の厚みは薄い程光学的特性は良好で
あるということになる。光波長選択フィルタ14は10
μm厚程度のものが使用されるが、通常はガラス或いは
有機材料薄膜より成る基板に多層誘電体薄膜を周知慣用
の成膜方法により形成したものより成る。この場合、薄
膜基板の厚さも強度上の観点から数μmから20μm程
度の厚さが必要になる。そして、この光波長選択フィル
タ14を挿入する光波長選択フィルタ挿入溝7の幅は光
波長選択フィルタ14の幅より数μm以上広く構成しな
いと、現実的に挿入することができない。従って、光波
長選択フィルタ14を挿入する光波長選択フィルタ挿入
溝7の幅は光波長選択フィルタ14として実質的に動作
する多層誘電体膜の厚さの数倍となる。これも、光損失
を大きくし、モジュール特性劣化の要因となる。そもそ
も、ダイシング加工による高精度な溝加工、光波長選択
フィルタ挿入は量産性に乏しく、組み立てコストを高く
する。
【0013】この発明は、受光素子の受光面或いは光フ
ァイバの端面に光波長選択フィルタを取り付けることに
より上述の問題を解消した光送受信モジュールを提供す
るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1:受光面に光波
長選択フィルタ14を取り付けた受光素子10を具備
し、発光素子9を具備し、受光素子10および発光素子
9を、受信光は光波長選択フィルタ14を透過して受光
素子10に受光し、発光素子9の発生する送信光を光波
長選択フィルタ14により光波長選択フィルタ14透過
前の受信光と同一経路に反射せしめる配置に設定した光
送受信モジュールを構成した。
【0015】請求項2:請求項1に記載される光送受信
モジュールにおいて、基板5を具備し、基板5の表面に
はこの表面に平行に断面V字溝6が直線状に延伸形成さ
れ、光ファイバ8を断面V字溝6に位置決め固定し、受
光素子を、基板5の表面において光波長選択フィルタの
表面を光ファイバ8の芯線の延伸方向に位置決めし、光
波長選択フィルタの表面を基板5の表面に直角にすると
共に光ファイバ8の芯線の延伸方向から傾斜して固定
し、発光素子を、その発光面を基板5の表面に直角にす
ると共に光ファイバ8の芯線の延伸方向から傾斜して基
板5の表面に位置決め固定した光送受信モジュールを構
成した。
【0016】請求項3:受光面に光波長選択フィルタ1
4を取り付けた受光素子10を具備し、発光素子9を具
備し、受光素子10および発光素子9を、受信光は光波
長選択フィルタ14で反射して受光素子10に受光し、
発光素子9の発生する送信光は光波長選択フィルタ14
を透過して光波長選択フィルタ14透過前の受信光と同
一経路に反射せしめる配置に設定した光送受信モジュー
ルを構成した。 請求項4:請求項3に記載される光送受信モジュールに
おいて、基板を具備し基板の表面にはこの表面に平行に
断面V字溝が直線状に延伸形成され、光ファイバを断面
V字溝に位置決め固定し、受光素子を、基板の表面にお
いて光波長選択フィルタの表面を光ファイバの芯線の延
伸方向に位置決めし、光波長選択フィルタの表面を基板
の表面に直角にすると共に光ファイバの芯線の延伸方向
から傾斜して固定し、発光素子を、その発光面を基板の
表面に直角にすると共に光ファイバの芯線の延伸方向か
ら傾斜して基板の表面に位置決め固定した光送受信モジ
ュールを構成した。
【0017】請求項5:請求項1ないし請求項4の内の
何れかに記載される光送受信モジュールにおいて、誘電
体多層膜は受光素子に直接成膜形成されたものである光
送受信モジュールを構成した。 請求項6:端面に光波長選択フィルタを取付けた光ファ
イバ8を具備し、受光素子および発光素子を具備し、受
光素子および発光素子を、受信光は光波長選択フィルタ
で反射させて受光素子で受光し、発光素子の発生する送
信光は光波長選択フィルタを透過して光波長選択フィル
タ透過前の受信光と同一経路に反射せしめる配置に設定
した光送受信モジュールを構成した。
【0018】請求項7:請求項6に記載される光送受信
モジュールにおいて、光ファイバ8はその延伸方向と直
角の端面を10゜程度の傾斜端面に加工されており、光
ファイバ8は基板の表面に形成される断面V字溝に位置
決め固定され、受光素子は受光面の法線を斜め後方反射
光の向きに一致させ基板の表面に位置決め固定され、発
光素子は発光する信号光の向きを光ファイバ8の傾斜端
面に関してほぼ垂直にして基板に位置決め固定される光
送受信モジュールを構成した。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1を参
照して説明する。図1において、10は受光素子である
フォトダイオードPDを示す。14はフォトダイオード
PD10の受光面に取り付けられた光波長選択フィルタ
である。この光波長選択フィルタ14は、別体の誘電体
多層膜フィルタをフォトダイオードPD10の受光面に
接合により直接取り付け、或いは周知慣用の誘電体多層
膜フィルタ成膜方法をフォトダイオードPD10の受光
面に適用してここに直接成膜形成することにより構成す
る。
【0020】受光面に光波長選択フィルタ14が取り付
けられたフォトダイオードPD10は、これを適宜の取
り付け部材に取り付け固定する。ここで、レーザダイオ
ードLD9から発光送信される波長1. 31μmの信号
光を光波長選択フィルタ14表面の法線に関してα°傾
斜して入射せしめると、この光は光波長選択フィルタ1
4表面において入射光から2α°の角度をなして反射さ
れる。フォトダイオードPD10は、信号光の反射方向
と共通の方向から1. 55μmの信号光が入射されると
これを光波長選択フィルタ14を透過して受光する。傾
斜角は光の偏光特性(p偏光、s偏光)と戻り光を考慮
すると、通常、10゜程度が最適である。
【0021】図2を参照して他の実施例を説明する。シ
リコンより成る基板5の表面には、この表面に平行に断
面V字溝6が直線状に延伸形成されている。光ファイバ
8はこの断面V字溝6に位置決めされ、ここに接着固定
されている。フォトダイオードPD10は、基板5の表
面において取り付けられた光波長選択フィルタ14の表
面を光ファイバ8の芯線の延伸方向に位置決めされ、こ
の表面を基板5の表面に直角にすると共に光ファイバ8
の芯線の延伸方向からα゜傾斜して固定されている。レ
ーザダイオードLD9は、その発光面を基板5の表面に
直角にすると共に光ファイバ8の芯線の延伸方向から2
α゜の角度をなして基板5の表面に位置決め固定されて
いる。
【0022】ここで、外部光源から光ファイバ8を介し
て1. 55μmの信号光を送り込むと、この光は光ファ
イバ8の端面から放射され、受光面に直接取り付けられ
た光波長選択フィルタ14を透過してフォトダイオード
PD10に受光される。そして、レーザダイオードLD
9から発光送信される波長1. 31μmの信号光は、光
波長選択フィルタ14表面において2α゜の角度をなし
て反射され、光ファイバ8の端面に入射し、これを介し
て外部に送信される。
【0023】図3を参照して更なる他の実施例を説明す
る。この実施例は信号光の伝播に使用される光ファイバ
8の端面に光波長選択フィルタ14を直接取り付けた実
施例である。図3において、光ファイバ8はその延伸方
向と直角の端面を10゜程度の傾斜端面に加工する。こ
れは、上述した光の偏光特性および戻り光に対すること
と、更に、傾斜面に加工するのに、最近はファイバクリ
ーバーなどの研磨をせずに簡単に加工することができる
ためである。この光波長選択フィルタ14は、別体の誘
電体多層膜フィルタを光ファイバ8の傾斜端面に接合に
より直接取り付け、或いは周知慣用の誘電体多層膜フィ
ルタ成膜方法をこの傾斜端面に適用してここに直接成膜
形成することにより構成する。光ファイバ8の傾斜端面
に光波長選択フィルタ14を取付けることにより、1.
31μmの信号光を透過し、1.55μmの信号光を反
射する光波長選択フィルタ14が構成される。光ファイ
バ8は、図2の実施例と同様に、基板の表面に形成され
る断面V字溝に位置決めされ、ここに接着固定される。
【0024】ここで、外部光源から光ファイバ8を介し
て入射する1. 55μmの信号光は傾斜端面に取り付け
られる光波長選択フィルタ14により斜め後方に反射す
る。フォトダイオードPD10は、その受光面の法線を
この斜め後方反射光の向きに一致させて基板の表面に位
置決め固定されている。光ファイバ8とフォトダイオー
ドPD10との間の隙間に光ファイバ8のクラッドと同
程度の屈折率を有するマッチング剤を充填して後方反射
光をフォトダイオードPD10に効率良く受光させる。
レーザダイオードLD9は、発光する1. 31μmの信
号光の向きを光ファイバ8の傾斜端面に関してほぼ垂直
にして基板に位置決め固定される。
【0025】以上の図1ないし図3の実施例において、
LD9とPD10は設置位置を相互に交換して実施する
ことができる。図1ないし図3を参照して図示説明され
た以上の実施例は、何れも、外部から光ファイバ8を介
して入射した信号光を受光し、レーザダイオードLD9
が発光送信する信号光を光ファイバ8を介して外部に送
信する光送受信モジュールの実施例であった。ここで、
図1ないし図3により図示説明される光送受信モジュー
ルにおいて、レーザダイオードLD9に代えてこれを第
2のフォトダイオードPDに置換することにより、光波
長分波モジュールを構成することができる。この場合、
光ファイバ8を介して入射する信号光は1. 31μmの
信号光と1. 55μmの信号光の合波信号光である。ま
た、図1ないし図3により図示説明される光送受信モジ
ュールにおいて、フォトダイオードPD10に代えてこ
れを第2のレーザダイオードLDに置換することによ
り、光波長合波モジュールを構成することができる。両
レーザダイオードLDから発光送信される信号光は合波
されて光ファイバ8を介して外部に送信される。
【0026】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明によれ
ば、光送受信モジュールを構成する光学素子である受光
素子の受光面或いは光ファイバの端面に光波長選択フィ
ルタを取り付ける構成を採用することにより、形成の困
難な光導波路を必要とせず、高い加工精度を要求される
困難な溝加工プロセスおよび溝に対する光波長選択フィ
ルタの挿入ブロセスも必要としない、全体として簡易、
低コストの光送受信モジュールを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する図。
【図2】他の実施例を説明する図。
【図3】更なる他の実施例を説明する図。
【図4】従来例を説明する図。
【図5】光送受信モジュールの先行例を説明する図。
【図6】図5の続き。
【図7】他の従来例を説明する図。
【符号の説明】
5 基板 8 光ファイバ 9 発光素子 10 受光素子 14 光波長選択フィルタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光面に光波長選択フィルタを取付けた
    受光素子を具備し、 発光素子を具備し、 受光素子および発光素子を、受信光は光波長選択フィル
    タを透過して受光素子に受光し、発光素子の発生する送
    信光を光波長選択フィルタにより光波長選択フィルタ透
    過前の受信光と同一経路に反射せしめる配置に設定した
    ことを特徴とする光送受信モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される光送受信モジュー
    ルにおいて、 基板を具備し、 基板の表面にはこの表面に平行に断面V字溝が直線状に
    延伸形成され、 光ファイバを断面V字溝に位置決め固定し、 受光素子を、基板の表面において光波長選択フィルタの
    表面を光ファイバの芯線の延伸方向に位置決めし、光波
    長選択フィルタの表面を基板の表面に直角にすると共に
    光ファイバの芯線の延伸方向から傾斜して固定し、 発光素子を、その発光面を基板の表面に直角にすると共
    に光ファイバの芯線の延伸方向から傾斜して基板の表面
    に位置決め固定したことを特徴とする光送受信モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 受光面に光波長選択フィルタを取付けた
    受光素子を具備し、 発光素子を具備し、 受光素子および発光素子を、受信光は光波長選択フィル
    タで反射して受光素子に受光し、発光素子の発生する送
    信光は光波長選択フィルタを透過して光波長選択フィル
    タ透過前の受信光と同一経路に反射せしめる配置に設定
    したことを特徴とする光送受信モジュール。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載される光送受信モジュー
    ルにおいて、 基板を具備し、 基板の表面にはこの表面に平行に断面V字溝が直線状に
    延伸形成され、 光ファイバを断面V字溝に位置決め固定し、 受光素子を、基板の表面において光波長選択フィルタの
    表面を光ファイバの芯線の延伸方向に位置決めし、光波
    長選択フィルタの表面を基板の表面に直角にすると共に
    光ファイバの芯線の延伸方向から傾斜して固定し、 発光素子を、その発光面を基板の表面に直角にすると共
    に光ファイバの芯線の延伸方向から傾斜して基板の表面
    に位置決め固定したことを特徴とする光送受信モジュー
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の内の何れかに
    記載される光送受信モジュールにおいて、 誘電体多層膜は受光素子に直接成膜形成されたものであ
    ることを特徴とする光送受信モジュール。
  6. 【請求項6】 端面に光波長選択フィルタを取付けた光
    ファイバを具備し、 受光素子および発光素子を具備し、 受光素子および発光素子を、受信光は光波長選択フィル
    タで反射させて受光素子で受光し、発光素子の発生する
    送信光は光波長選択フィルタを透過して光波長選択フィ
    ルタ透過前の受信光と同一経路に反射せしめる配置に設
    定したことを特徴とする光送受信モジュール。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載される光送受信モジュー
    ルにおいて、 光ファイバはその延伸方向と直角の端面を10゜程の傾
    斜端面に加工されており、 光ファイバは基板の表面に形成される断面V字溝に位置
    決め固定され、 受光素子はその受光面の法線を斜め後方反射光の向きに
    一致させて基板の表面に位置決め固定され、 発光素子は発光する信号光の向きを光ファイバの傾斜端
    面に関してほぼ垂直にして基板に位置決め固定されるこ
    とを特徴とする光送受信モジュール。
JP2000028278A 2000-02-04 2000-02-04 光送受信モジュール Pending JP2001215368A (ja)

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