JP2004279618A - 光コリメータ構造 - Google Patents
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- G02B6/26—Optical coupling means
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Abstract
【課題】従来製品にくらべて部品点数を減らし、組み立て、製造作業を容易にして製造コストを引き下げるとともに、製品の信頼性を高め、種々用途に利用可能とする。
【解決手段】複数の芯線を有する光ファイバ10からなる光コリメータ構造において、前記各々の芯線120a、120bが、単一モード光ファイバ120の端面にグレーテッドインデックス光ファイバ121が融着されたコリメータ構造に形成され、前記光ファイバ10を内挿して支持するフェルール16の端部に、前記芯線120a、120bを挿通孔14a、14bに挿通して支持するキャピラリ14が設けられ、前記キャピラリ14とともに前記芯線120a、120bの端面が所定の傾斜角に加工されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の芯線を有する光ファイバ10からなる光コリメータ構造において、前記各々の芯線120a、120bが、単一モード光ファイバ120の端面にグレーテッドインデックス光ファイバ121が融着されたコリメータ構造に形成され、前記光ファイバ10を内挿して支持するフェルール16の端部に、前記芯線120a、120bを挿通孔14a、14bに挿通して支持するキャピラリ14が設けられ、前記キャピラリ14とともに前記芯線120a、120bの端面が所定の傾斜角に加工されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光コリメータ構造に関し、より詳細には複数の芯線を備えた光ファイバを用いた光コリメータ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信分野においては、信号光の合波、分波あるいは光路の切り替え等を操作するための種々の光回路モジュールが使用されている。光コリメータ構造は、光ファイバから平行光束を出射させ、あるいは平行光束を受光する構成を備えるものである。この光コリメータ構造には、単芯の光ファイバについて信号光を平行光束とするものの他に、図5に示すような2芯の光ファイバについてコリメート構造としたものがある(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
図5において、10aが入力ポート側の第1の光ファイバ、10bが出力ポート側の第2の光ファイバである。12a、12bは第1、第2の光ファイバ10a、10bの被覆部を取り除いて露出させた芯線である。14は芯線12a、12bの光軸を正確に位置合わせして支持するためのキャピラリである。キャピラリ14はジルコニア等のセラミックからなり、芯線12a、12bはキャピラリ14を貫通する挿通孔に挿通して位置決めされている。16はキャピラリ14および光ファイバ10を支持するフェルールである。キャピラリ14はフェルール16に圧入されて支持され、光ファイバ10は接着剤18によりフェルール16の装着孔に接着されて支持されている。
【0004】
20はフェルール16の前方に配置されている光学レンズである。この光学レンズ20は第1の光ファイバ10aの芯線12aから入射する光を平行光として出射する作用と、光学レンズ20の前方側(図の左側)から光学レンズ20に入射してくる平行光を第2の光ファイバ10bの芯線12bの端面に集光させるように出射するコリメート作用をなす。
図5では、光学レンズ20の前方にミラー22を配置し、光学レンズ20からの出射光がミラー22によって反射され、光学レンズ20によって芯線12bの端面に集光するように設けられている。この光コリメータ構造は、2芯の光ファイバ10について、第1の光ファイバ10aを入力ポートとし、第2の光ファイバ10bを出力ポートとして構成した例を示すものである。
【0005】
【特許文献1】
特公開平9−230169号公報
【特許文献2】
特開2002−267876号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示すように、複数芯からなる光ファイバについて特定の光ファイバを入力ポートとし、他の光ファイバを出力ポートとして構成する従来の光コリメータ構造は、光学レンズ20と光ファイバ10とを組み合わせた構造となっている。光学レンズ20には球面レンズ、非球面レンズ、セルフォックレンズ等が用いられ、コリメータ構造とするため、光学レンズ20を光ファイバ10に対して正確に位置決めしてセットしている。図5では、スリーブ24の前端部に光学レンズ20を固定し、光学レンズ20とキャピラリ14に支持された芯線12a、12bの端面との間隔を正確に位置合わせしたところでスリーブ24をフェルール16の外周面にYAG溶接して固定している。
【0007】
このように、複数の芯線を有する光ファイバからなる従来の光コリメータ構造では、光学レンズ20を用いて光コリメータ構造としているから、光学レンズ20と光ファイバ10の位置精度を1μm程度の高精度に調芯する必要があり、高度の組み立て精度が求められる。また、フェルール16にスリーブ24をYAG溶接するといった加工が必要で、加工費や組み立て費用がかるという問題があった。また、従来の光コリメータ構造は、光学レンズ20やスリーブ24といった部品点数が多く、製造費用を削減することが難しいという問題があった。
【0008】
そこで、本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、複数の芯線を有する光ファイバを用いた光コリメータ構造であって、構成を簡略化して部品点数を減らして部品コストを低減させるとともに、調芯等の組み立て作業を容易にして製造コストを低下させ、高精度で信頼性の高い製品として構成することができる光コリメータ構造を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、複数の芯線を有する光ファイバからなる光コリメータ構造において、前記各々の芯線が、単一モード光ファイバの端面にグレーデッドインデックス光ファイバが融着されたコリメータ構造に形成され、前記光ファイバを内挿して支持するフェルールの端部に、前記芯線を挿通孔に挿通して支持するキャピラリが設けられ、前記キャピラリとともに前記芯線の端面が所定の傾斜角に加工されていることを特徴とする。各々の芯線は単一モード光ファイバの端面に所定の長さのグレーデッドインデックス光ファイバを融着することにより、単芯でコリメータ作用が得られるように形成されている。芯線の端面の傾斜角は、たとえば、対応する一対の芯線の一方から出射された平行光束が他方の芯線の端面に入射するように所定の角度に形成されるものである。
【0010】
また、前記キャピラリの外面と芯線の端面とは、所定の傾斜角の円錐曲面に形成することが可能であり、また、芯線の端面を、所定の傾斜角の平坦面に形成することが可能である。芯線の端面は研磨加工等によって所定の傾斜角に調節される。
また、前記各々の芯線の端面が、キャピラリの外面上で中心対称となる配置に設けられていることにより、ミラー等を用いて、対称位置にある芯線間での信号授受が容易に可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面と共に詳細に説明する。
図1は本発明に係る光コリメータ構造の実施形態として2芯の光ファイバ10を使用して光コリメータ構造を形成した例を示す。本発明に係る光コリメータ構造において特徴とする構成は、単一モード光ファイバ(SMF)の先端に、グレーデッドインデックス光ファイバ(GI光ファイバ)を融着することによって単芯で光コリメータ構造とした光ファイバを使用することにある。
【0012】
図2は単一モード光ファイバ120の先端に、GI光ファイバ121を融着して単芯のコリメータ構造を形成した例を示す。単一モード光ファイバ120の先端にGI光ファイバ121を融着してコリメータ構造とするには、単一モード光ファイバ120に融着するGI光ファイバ121の長さLをGI光ファイバ121の集束定数から定まる波長の1/4の長さ、または波長の1/4の奇数倍の長さにする必要がある。GI光ファイバ121の長さをこのように設定して単一モード光ファイバ120の端面に融着することにより、GI光ファイバ121の端面から平行光束が出射されるようになる。
【0013】
このように、単一モード光ファイバ120の先端にGI光ファイバ121を融着してコリメータ構造を形成する際には、単一モード光ファイバ120の先端に融着するGI光ファイバ121の長さが製品精度に直接的に影響する。したがって、GI光ファイバ121の長さを高精度に加工できることが所要の品質のコリメータを得る上で重要な要件となる。従来は、単一モード光ファイバ120の先端にGI光ファイバ121を融着した後、GI光ファイバ121の端面を研磨してGI光ファイバ121を所定の長さに調節する方法が一般に行われている。
【0014】
図1に示すように、本実施形態の光コリメータ構造においては、2芯の光ファイバ10として、芯線120a、120bが各々、上述した単芯のコリメータ構造に形成されているものを使用する。
光ファイバ10は、円筒状に形成されたフェルール16の前端に圧入して固定されたキャピラリ14に芯線120a、120bの先端側を支持するとともに、芯線120a、120bの基端側は、第1の光ファイバ10aと第2の光ファイバ10bの被覆部をフェルール16の基端部に接着剤18により接着して支持する。
【0015】
キャピラリ14には芯線120a、120bを挿通する挿通孔14a、14bが所定間隔で形成されており、挿通孔14a、14bに芯線120a、120bを挿通することにより2本の芯線120a、120bを所定間隔に位置合わせして支持することができる。芯線120a、120bは第1の光ファイバ10aと第2の光ファイバ10bの被覆部の端面からキャピラリ14に向けて露出するようにして延出し、フェルール16の内部に充填された接着剤18によってフェルール16に接着固定されている。
【0016】
本実施形態の光コリメータ構造では、第1の光ファイバ10aが入力ポート、第2の光ファイバ10bが出力ポートとして形成されている。すなわち、第1の光ファイバ10aに入力された信号光は、芯線120aの端面から出射する際に平行光束として出射し、芯線120bの端面に平行光束が入射することによって第2の光ファイバ10bから信号光が出力される。
【0017】
図1では、第1の光ファイバ10aに入力された信号光を芯線120aの端面から平行光束としてミラー22に向けて出射させ、ミラー22によって反射された光が芯線120bの端面に入射して第2の光ファイバ10bから出力されるように形成している。すなわち、芯線120a、120b(挿通孔14a、14b)をコリメータ構造の光軸(中心線)に対して対称位置に配置し、ミラー22の反射面をコリメータ構造の光軸に垂直とし、ミラー22の反射面と芯線120a、120bの端面との離間間隔を調節することによって、芯線120aの端面から出射した光がミラー22の光軸中心で反射して芯線120bの端面に入射するように光学系を配置している。
【0018】
第1の光ファイバ10aの芯線120aから出射された光がミラー22によって反射されて第2の光ファイバ10bの芯線120bに入射するようにするには、芯線120aから光が出射する際に、出射光の光束が芯線120aの光軸に対してミラー22の光軸中心に向かうよう屈曲させればよい。
芯線120a、120bの端面における光の屈折角は、光ファイバの屈折率等から計算によって求めることができ、芯線120a、120bの端面の傾斜角を適宜設定することにより、芯線120aから出射する光束の屈曲角を適宜調節することができる。
【0019】
図3に示すように、芯線120a、120bの端面とミラー22との距離L1=2mm、芯線120a、120bの間隔L2=375μmとすると、ミラー面への入射角θ=5.356°となり、芯線120a、120bの端面の傾斜角θpは、光ファイバの屈折率をn=1.46として、θp=11.359°となる。すなわち、キャピラリ14に芯線120a、120bを挿通して支持した状態で、芯線120a、120bの端面を傾斜角11.359°に加工することにより、芯線120a、120bの端面からミラー22を2mm離間して配置した状態で、2芯のコリメータ構造を構成することができる。
すなわち、芯線120a、120bの端面とミラー22との離間間隔、芯線120a、120bの配置間隔に基づいて、芯線120a、120bの端面の傾斜角を上記のように決めることによって、第1の光ファイバ10aから平行光束として信号光をミラー22に向けて出射させることができ、ミラー22によって反射された平行光束を、正確に第2の光ファイバ10bに入射させることが可能になる。
【0020】
芯線120a、120bの端面の傾斜角を所定の角度に加工することは、芯線120a、120bを研磨加工することによって容易に加工することができる。本実施形態の光コリメータ構造では、キャピラリ14に芯線120a、120bを挿通し、芯線120a、120bをキャピラリ14に固定し、光ファイバ10をフェルール16に固定した状態で、キャピラリ14の端面とともに、芯線120a、120bの端面を所定の傾斜角となるように研磨加工することによって加工することができる。芯線120a、120bの端面は平面研磨によって所定の傾斜角θpとなるように加工してもよいし、傾斜角θpとなるようにキャピラリ14とともに円錐状に研磨加工してもよい。平面研磨による場合も円錐研磨による場合も、光学的作用においては大差はない。なお、研磨加工作業としては円錐状に研磨する方が容易である。
【0021】
芯線120a、120bは単一モード光ファイバ120の先端にGI光ファイバ121を融着したものであり、コリメータ構造の精度はGI光ファイバ121の長さの精度に依存する。本実施形態においては、キャピラリ14に芯線120a、120bを装着した後、キャピラリ14とともに芯線120a、120bの端面を所定の傾斜角θpに加工するから、芯線120a、120bの端面を研磨加工完了した状態で、GI光ファイバ121の長さが所定のコリメータ作用をなすための長さに一致するように加工する必要がある。したがって、研磨加工前の状態で芯線120a、120bの長さを規定の長さよりも若干長くなるようにしておく。
【0022】
キャピラリ14とともに端面を研磨する芯線120a、120bの研磨角度は、ミラー22と芯線120a、120bとの距離が異なる場合や、2本の芯線120a、120bの配置間隔が異なる場合は異なってくるが、各々の光学配置に合わせて芯線120a、120bの端面を所定の傾斜角度θpに加工することは容易に可能であり、これによって種々の光学配置、光学装置に利用することが可能となる。芯線120a、120bの端面を研磨加工によって所定の傾斜角に仕上げる方法は、高精度に加工することが可能であるという利点がある。
また、本実施形態の光コリメータ構造では、キャピラリ14に芯線120a、120bを支持し、フェルール16には光ファイバ10を挿入して接着剤18によって固定するだけであるから、部品数も少なく、組み立て作業も容易であるという利点がある。
【0023】
なお、図1に示す光コリメータ構造では、2芯の光コリメータ構造の前方にミラー22を配置した例であるが、光コリメータ構造は、ミラー22のかわりにフィルターや分波器を配置するといった種々の光学モジュールに利用することができる。これによって、第1の光ファイバ10aからの信号光を部分的にフィルタを通過させ、フィルタによって部分的に第2の光ファイバ10bに信号光を反射させるといった使い方、第1の光ファイバ10aからの信号光を完全にフィルタを通過させ、他からの入射光をフィルタを通過させて第2の光ファイバ10bに入射させるといった使い方等の種々の利用方法が可能である。
【0024】
上記実施形態に示した光コリメータ構造は2芯の光ファイバを使用した例であるが、光コリメータ構造は2芯の光ファイバを使用する場合に限られるものではない。
図4(a)は、上記実施形態においてキャピラリ14に光ファイバ10の芯線120a、120bを取り付けた状態を正面側から見た状態を示す。図4(a)では、キャピラリ14の中心(光コリメータ構造の中心線)に対して左右対称位置に2本の芯線120a、120bが配置され、芯線120aから信号光が出射し、芯線120bに信号光が入射する。
【0025】
図4(b)は、芯線120a、120bに加えて、キャピラリ14の中心に対して直交する配置にさらに芯線120c、120dを配置した例を示す。このように芯線120a、120b、120c、120dを配置した場合も、芯線120a、120b、120c、120dの端面を上述した所定の角度に加工することによって芯線120aと120b、芯線120cと120dの間で信号光を授受させることができる。
なお、図1に示すような光学配置は第1の光ファイバ10aと第2の光ファイバ10bとはまったく等価の関係にあるから、光学系としてはどちらを入射側としても出射側としてもよい。
【0026】
図4(c)は、キャピラリ14の中心に対して対称配置にさらに芯線120e、120f等を配置した例である。このように、本発明に係る光コリメータ構造においては、使用する光ファイバの芯線の数はとくに限定されるものではない。
図4(a)〜(c)に示すように、光コリメータ構造の中心線に対して対称配置となるようにキャピラリ14に複数の芯線を配置した場合、図1に示すように、ミラー面を光コリメータ構造の中心線に対して垂直配置とすると、中心を挟んだ対称位置の芯線との間で信号光が授受されることになる。
これに対して、機械的制御等によってミラー面の面角度を任意の向きに調節できるようにした場合は、中心を挟んで対称位置にある芯線との間に限らず、他の芯線との間でも信号光を授受することが可能になり、より多様な用途に利用することが可能になる。
【0027】
【発明の効果】
本発明に係る光コリメータ構造は、上述したように、キャピラリとフェルールと光ファイバを主たる部品として構成されるものであり、従来の複数の芯線を有する光ファイバからなる光コリメータ構造にくらべて部品点数を減らすことができ、また、各々の芯線についてはコリメータ構造に形成されているから、芯線の端面を所定の傾斜角に仕上げるだけで複数芯のコリメータ構造とすることができ、組み立て、製造作業が容易になることから、部品費用および製造コストを効果的に引き下げることが可能になる。また、小型化を図ることができ、製品の信頼性を高めることが可能になる。また、芯線の端面の傾斜角度を調節するだけで、種々の結像距離に容易に対応することができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光コリメータ構造の一実施形態の構成を示す説明図である。
【図2】単一モード光ファイバとGI光ファイバとから形成した単芯の光ファイバからなるコリメータ構造を示す説明図である。
【図3】光ファイバの芯線の端面を加工する際の角度を示す説明図である。
【図4】キャピラリに装着した芯線の正面配置を示す説明図である。
【図5】従来の光コリメータ構造を示す説明図である。
【符号の説明】
10、10a、10b 光ファイバ
12a、12b 芯線
14 キャピラリ
14a、14b 挿通孔
16 フェルール
18 接着剤
20 光学レンズ
22 ミラー
24 スリーブ
120 単一モード光ファイバ
120a、120b、120c、120d、120e、120f 芯線
121 GI光ファイバ
【発明の属する技術分野】
本発明は光コリメータ構造に関し、より詳細には複数の芯線を備えた光ファイバを用いた光コリメータ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信分野においては、信号光の合波、分波あるいは光路の切り替え等を操作するための種々の光回路モジュールが使用されている。光コリメータ構造は、光ファイバから平行光束を出射させ、あるいは平行光束を受光する構成を備えるものである。この光コリメータ構造には、単芯の光ファイバについて信号光を平行光束とするものの他に、図5に示すような2芯の光ファイバについてコリメート構造としたものがある(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
図5において、10aが入力ポート側の第1の光ファイバ、10bが出力ポート側の第2の光ファイバである。12a、12bは第1、第2の光ファイバ10a、10bの被覆部を取り除いて露出させた芯線である。14は芯線12a、12bの光軸を正確に位置合わせして支持するためのキャピラリである。キャピラリ14はジルコニア等のセラミックからなり、芯線12a、12bはキャピラリ14を貫通する挿通孔に挿通して位置決めされている。16はキャピラリ14および光ファイバ10を支持するフェルールである。キャピラリ14はフェルール16に圧入されて支持され、光ファイバ10は接着剤18によりフェルール16の装着孔に接着されて支持されている。
【0004】
20はフェルール16の前方に配置されている光学レンズである。この光学レンズ20は第1の光ファイバ10aの芯線12aから入射する光を平行光として出射する作用と、光学レンズ20の前方側(図の左側)から光学レンズ20に入射してくる平行光を第2の光ファイバ10bの芯線12bの端面に集光させるように出射するコリメート作用をなす。
図5では、光学レンズ20の前方にミラー22を配置し、光学レンズ20からの出射光がミラー22によって反射され、光学レンズ20によって芯線12bの端面に集光するように設けられている。この光コリメータ構造は、2芯の光ファイバ10について、第1の光ファイバ10aを入力ポートとし、第2の光ファイバ10bを出力ポートとして構成した例を示すものである。
【0005】
【特許文献1】
特公開平9−230169号公報
【特許文献2】
特開2002−267876号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示すように、複数芯からなる光ファイバについて特定の光ファイバを入力ポートとし、他の光ファイバを出力ポートとして構成する従来の光コリメータ構造は、光学レンズ20と光ファイバ10とを組み合わせた構造となっている。光学レンズ20には球面レンズ、非球面レンズ、セルフォックレンズ等が用いられ、コリメータ構造とするため、光学レンズ20を光ファイバ10に対して正確に位置決めしてセットしている。図5では、スリーブ24の前端部に光学レンズ20を固定し、光学レンズ20とキャピラリ14に支持された芯線12a、12bの端面との間隔を正確に位置合わせしたところでスリーブ24をフェルール16の外周面にYAG溶接して固定している。
【0007】
このように、複数の芯線を有する光ファイバからなる従来の光コリメータ構造では、光学レンズ20を用いて光コリメータ構造としているから、光学レンズ20と光ファイバ10の位置精度を1μm程度の高精度に調芯する必要があり、高度の組み立て精度が求められる。また、フェルール16にスリーブ24をYAG溶接するといった加工が必要で、加工費や組み立て費用がかるという問題があった。また、従来の光コリメータ構造は、光学レンズ20やスリーブ24といった部品点数が多く、製造費用を削減することが難しいという問題があった。
【0008】
そこで、本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、複数の芯線を有する光ファイバを用いた光コリメータ構造であって、構成を簡略化して部品点数を減らして部品コストを低減させるとともに、調芯等の組み立て作業を容易にして製造コストを低下させ、高精度で信頼性の高い製品として構成することができる光コリメータ構造を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、複数の芯線を有する光ファイバからなる光コリメータ構造において、前記各々の芯線が、単一モード光ファイバの端面にグレーデッドインデックス光ファイバが融着されたコリメータ構造に形成され、前記光ファイバを内挿して支持するフェルールの端部に、前記芯線を挿通孔に挿通して支持するキャピラリが設けられ、前記キャピラリとともに前記芯線の端面が所定の傾斜角に加工されていることを特徴とする。各々の芯線は単一モード光ファイバの端面に所定の長さのグレーデッドインデックス光ファイバを融着することにより、単芯でコリメータ作用が得られるように形成されている。芯線の端面の傾斜角は、たとえば、対応する一対の芯線の一方から出射された平行光束が他方の芯線の端面に入射するように所定の角度に形成されるものである。
【0010】
また、前記キャピラリの外面と芯線の端面とは、所定の傾斜角の円錐曲面に形成することが可能であり、また、芯線の端面を、所定の傾斜角の平坦面に形成することが可能である。芯線の端面は研磨加工等によって所定の傾斜角に調節される。
また、前記各々の芯線の端面が、キャピラリの外面上で中心対称となる配置に設けられていることにより、ミラー等を用いて、対称位置にある芯線間での信号授受が容易に可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面と共に詳細に説明する。
図1は本発明に係る光コリメータ構造の実施形態として2芯の光ファイバ10を使用して光コリメータ構造を形成した例を示す。本発明に係る光コリメータ構造において特徴とする構成は、単一モード光ファイバ(SMF)の先端に、グレーデッドインデックス光ファイバ(GI光ファイバ)を融着することによって単芯で光コリメータ構造とした光ファイバを使用することにある。
【0012】
図2は単一モード光ファイバ120の先端に、GI光ファイバ121を融着して単芯のコリメータ構造を形成した例を示す。単一モード光ファイバ120の先端にGI光ファイバ121を融着してコリメータ構造とするには、単一モード光ファイバ120に融着するGI光ファイバ121の長さLをGI光ファイバ121の集束定数から定まる波長の1/4の長さ、または波長の1/4の奇数倍の長さにする必要がある。GI光ファイバ121の長さをこのように設定して単一モード光ファイバ120の端面に融着することにより、GI光ファイバ121の端面から平行光束が出射されるようになる。
【0013】
このように、単一モード光ファイバ120の先端にGI光ファイバ121を融着してコリメータ構造を形成する際には、単一モード光ファイバ120の先端に融着するGI光ファイバ121の長さが製品精度に直接的に影響する。したがって、GI光ファイバ121の長さを高精度に加工できることが所要の品質のコリメータを得る上で重要な要件となる。従来は、単一モード光ファイバ120の先端にGI光ファイバ121を融着した後、GI光ファイバ121の端面を研磨してGI光ファイバ121を所定の長さに調節する方法が一般に行われている。
【0014】
図1に示すように、本実施形態の光コリメータ構造においては、2芯の光ファイバ10として、芯線120a、120bが各々、上述した単芯のコリメータ構造に形成されているものを使用する。
光ファイバ10は、円筒状に形成されたフェルール16の前端に圧入して固定されたキャピラリ14に芯線120a、120bの先端側を支持するとともに、芯線120a、120bの基端側は、第1の光ファイバ10aと第2の光ファイバ10bの被覆部をフェルール16の基端部に接着剤18により接着して支持する。
【0015】
キャピラリ14には芯線120a、120bを挿通する挿通孔14a、14bが所定間隔で形成されており、挿通孔14a、14bに芯線120a、120bを挿通することにより2本の芯線120a、120bを所定間隔に位置合わせして支持することができる。芯線120a、120bは第1の光ファイバ10aと第2の光ファイバ10bの被覆部の端面からキャピラリ14に向けて露出するようにして延出し、フェルール16の内部に充填された接着剤18によってフェルール16に接着固定されている。
【0016】
本実施形態の光コリメータ構造では、第1の光ファイバ10aが入力ポート、第2の光ファイバ10bが出力ポートとして形成されている。すなわち、第1の光ファイバ10aに入力された信号光は、芯線120aの端面から出射する際に平行光束として出射し、芯線120bの端面に平行光束が入射することによって第2の光ファイバ10bから信号光が出力される。
【0017】
図1では、第1の光ファイバ10aに入力された信号光を芯線120aの端面から平行光束としてミラー22に向けて出射させ、ミラー22によって反射された光が芯線120bの端面に入射して第2の光ファイバ10bから出力されるように形成している。すなわち、芯線120a、120b(挿通孔14a、14b)をコリメータ構造の光軸(中心線)に対して対称位置に配置し、ミラー22の反射面をコリメータ構造の光軸に垂直とし、ミラー22の反射面と芯線120a、120bの端面との離間間隔を調節することによって、芯線120aの端面から出射した光がミラー22の光軸中心で反射して芯線120bの端面に入射するように光学系を配置している。
【0018】
第1の光ファイバ10aの芯線120aから出射された光がミラー22によって反射されて第2の光ファイバ10bの芯線120bに入射するようにするには、芯線120aから光が出射する際に、出射光の光束が芯線120aの光軸に対してミラー22の光軸中心に向かうよう屈曲させればよい。
芯線120a、120bの端面における光の屈折角は、光ファイバの屈折率等から計算によって求めることができ、芯線120a、120bの端面の傾斜角を適宜設定することにより、芯線120aから出射する光束の屈曲角を適宜調節することができる。
【0019】
図3に示すように、芯線120a、120bの端面とミラー22との距離L1=2mm、芯線120a、120bの間隔L2=375μmとすると、ミラー面への入射角θ=5.356°となり、芯線120a、120bの端面の傾斜角θpは、光ファイバの屈折率をn=1.46として、θp=11.359°となる。すなわち、キャピラリ14に芯線120a、120bを挿通して支持した状態で、芯線120a、120bの端面を傾斜角11.359°に加工することにより、芯線120a、120bの端面からミラー22を2mm離間して配置した状態で、2芯のコリメータ構造を構成することができる。
すなわち、芯線120a、120bの端面とミラー22との離間間隔、芯線120a、120bの配置間隔に基づいて、芯線120a、120bの端面の傾斜角を上記のように決めることによって、第1の光ファイバ10aから平行光束として信号光をミラー22に向けて出射させることができ、ミラー22によって反射された平行光束を、正確に第2の光ファイバ10bに入射させることが可能になる。
【0020】
芯線120a、120bの端面の傾斜角を所定の角度に加工することは、芯線120a、120bを研磨加工することによって容易に加工することができる。本実施形態の光コリメータ構造では、キャピラリ14に芯線120a、120bを挿通し、芯線120a、120bをキャピラリ14に固定し、光ファイバ10をフェルール16に固定した状態で、キャピラリ14の端面とともに、芯線120a、120bの端面を所定の傾斜角となるように研磨加工することによって加工することができる。芯線120a、120bの端面は平面研磨によって所定の傾斜角θpとなるように加工してもよいし、傾斜角θpとなるようにキャピラリ14とともに円錐状に研磨加工してもよい。平面研磨による場合も円錐研磨による場合も、光学的作用においては大差はない。なお、研磨加工作業としては円錐状に研磨する方が容易である。
【0021】
芯線120a、120bは単一モード光ファイバ120の先端にGI光ファイバ121を融着したものであり、コリメータ構造の精度はGI光ファイバ121の長さの精度に依存する。本実施形態においては、キャピラリ14に芯線120a、120bを装着した後、キャピラリ14とともに芯線120a、120bの端面を所定の傾斜角θpに加工するから、芯線120a、120bの端面を研磨加工完了した状態で、GI光ファイバ121の長さが所定のコリメータ作用をなすための長さに一致するように加工する必要がある。したがって、研磨加工前の状態で芯線120a、120bの長さを規定の長さよりも若干長くなるようにしておく。
【0022】
キャピラリ14とともに端面を研磨する芯線120a、120bの研磨角度は、ミラー22と芯線120a、120bとの距離が異なる場合や、2本の芯線120a、120bの配置間隔が異なる場合は異なってくるが、各々の光学配置に合わせて芯線120a、120bの端面を所定の傾斜角度θpに加工することは容易に可能であり、これによって種々の光学配置、光学装置に利用することが可能となる。芯線120a、120bの端面を研磨加工によって所定の傾斜角に仕上げる方法は、高精度に加工することが可能であるという利点がある。
また、本実施形態の光コリメータ構造では、キャピラリ14に芯線120a、120bを支持し、フェルール16には光ファイバ10を挿入して接着剤18によって固定するだけであるから、部品数も少なく、組み立て作業も容易であるという利点がある。
【0023】
なお、図1に示す光コリメータ構造では、2芯の光コリメータ構造の前方にミラー22を配置した例であるが、光コリメータ構造は、ミラー22のかわりにフィルターや分波器を配置するといった種々の光学モジュールに利用することができる。これによって、第1の光ファイバ10aからの信号光を部分的にフィルタを通過させ、フィルタによって部分的に第2の光ファイバ10bに信号光を反射させるといった使い方、第1の光ファイバ10aからの信号光を完全にフィルタを通過させ、他からの入射光をフィルタを通過させて第2の光ファイバ10bに入射させるといった使い方等の種々の利用方法が可能である。
【0024】
上記実施形態に示した光コリメータ構造は2芯の光ファイバを使用した例であるが、光コリメータ構造は2芯の光ファイバを使用する場合に限られるものではない。
図4(a)は、上記実施形態においてキャピラリ14に光ファイバ10の芯線120a、120bを取り付けた状態を正面側から見た状態を示す。図4(a)では、キャピラリ14の中心(光コリメータ構造の中心線)に対して左右対称位置に2本の芯線120a、120bが配置され、芯線120aから信号光が出射し、芯線120bに信号光が入射する。
【0025】
図4(b)は、芯線120a、120bに加えて、キャピラリ14の中心に対して直交する配置にさらに芯線120c、120dを配置した例を示す。このように芯線120a、120b、120c、120dを配置した場合も、芯線120a、120b、120c、120dの端面を上述した所定の角度に加工することによって芯線120aと120b、芯線120cと120dの間で信号光を授受させることができる。
なお、図1に示すような光学配置は第1の光ファイバ10aと第2の光ファイバ10bとはまったく等価の関係にあるから、光学系としてはどちらを入射側としても出射側としてもよい。
【0026】
図4(c)は、キャピラリ14の中心に対して対称配置にさらに芯線120e、120f等を配置した例である。このように、本発明に係る光コリメータ構造においては、使用する光ファイバの芯線の数はとくに限定されるものではない。
図4(a)〜(c)に示すように、光コリメータ構造の中心線に対して対称配置となるようにキャピラリ14に複数の芯線を配置した場合、図1に示すように、ミラー面を光コリメータ構造の中心線に対して垂直配置とすると、中心を挟んだ対称位置の芯線との間で信号光が授受されることになる。
これに対して、機械的制御等によってミラー面の面角度を任意の向きに調節できるようにした場合は、中心を挟んで対称位置にある芯線との間に限らず、他の芯線との間でも信号光を授受することが可能になり、より多様な用途に利用することが可能になる。
【0027】
【発明の効果】
本発明に係る光コリメータ構造は、上述したように、キャピラリとフェルールと光ファイバを主たる部品として構成されるものであり、従来の複数の芯線を有する光ファイバからなる光コリメータ構造にくらべて部品点数を減らすことができ、また、各々の芯線についてはコリメータ構造に形成されているから、芯線の端面を所定の傾斜角に仕上げるだけで複数芯のコリメータ構造とすることができ、組み立て、製造作業が容易になることから、部品費用および製造コストを効果的に引き下げることが可能になる。また、小型化を図ることができ、製品の信頼性を高めることが可能になる。また、芯線の端面の傾斜角度を調節するだけで、種々の結像距離に容易に対応することができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光コリメータ構造の一実施形態の構成を示す説明図である。
【図2】単一モード光ファイバとGI光ファイバとから形成した単芯の光ファイバからなるコリメータ構造を示す説明図である。
【図3】光ファイバの芯線の端面を加工する際の角度を示す説明図である。
【図4】キャピラリに装着した芯線の正面配置を示す説明図である。
【図5】従来の光コリメータ構造を示す説明図である。
【符号の説明】
10、10a、10b 光ファイバ
12a、12b 芯線
14 キャピラリ
14a、14b 挿通孔
16 フェルール
18 接着剤
20 光学レンズ
22 ミラー
24 スリーブ
120 単一モード光ファイバ
120a、120b、120c、120d、120e、120f 芯線
121 GI光ファイバ
Claims (4)
- 複数の芯線を有する光ファイバからなる光コリメータ構造において、
前記各々の芯線が、単一モード光ファイバの端面にグレーデッドインデックス光ファイバが融着されたコリメータ構造に形成され、
前記光ファイバを内挿して支持するフェルールの端部に、前記芯線を挿通孔に挿通して支持するキャピラリが設けられ、
前記キャピラリとともに前記芯線の端面が所定の傾斜角に加工されていることを特徴とする光コリメータ構造。 - キャピラリの外面と芯線の端面とが、所定の傾斜角の円錐曲面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の光コリメータ構造。
- 芯線の端面が、所定の傾斜角の平坦面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の光コリメータ構造。
- 各々の芯線の端面が、キャピラリの外面上で中心対称となる配置に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の光コリメータ構造。
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