JPH08184712A - 光ファイバ型光フィルタ - Google Patents
光ファイバ型光フィルタInfo
- Publication number
- JPH08184712A JPH08184712A JP7000608A JP60895A JPH08184712A JP H08184712 A JPH08184712 A JP H08184712A JP 7000608 A JP7000608 A JP 7000608A JP 60895 A JP60895 A JP 60895A JP H08184712 A JPH08184712 A JP H08184712A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- optical fiber
- optical filter
- substrate
- filter chip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板の所定位置に光フィルタチップをしっか
りと固着でき、しかも光学特性に優れた光ファイバ型の
光フィルタを提供する。 【構成】 光ファイバを固定する溝4を有する基板3に
少なくとも一対の石英系の光ファイバ2の端部同士が所
定の間隙7を有して対向して配置され、間隙7に光学膜
を有した光フィルタチップ5が配置されている光ファイ
バ型光フィルタ1であって、基板3は光透過性の高い材
料で構成されていて、基板3と光ファイバ2の接着剤に
よる固定部分のうち光ファイバ2の上部の少なくとも光
フィルタチップの近傍は光透過性の高い部材9で覆われ
ていて、かつ光フィルタチップ5は光ファイバ2および
基板3に光の透過率が高く、防湿性が良い光硬化性接着
剤8で固着されている。 【効果】 光硬化型の接着剤を用いても、基板の所定位
置に光フィルタチップをしっかりと固着することのでき
る光ファイバ型光フィルタを得ることができる。
りと固着でき、しかも光学特性に優れた光ファイバ型の
光フィルタを提供する。 【構成】 光ファイバを固定する溝4を有する基板3に
少なくとも一対の石英系の光ファイバ2の端部同士が所
定の間隙7を有して対向して配置され、間隙7に光学膜
を有した光フィルタチップ5が配置されている光ファイ
バ型光フィルタ1であって、基板3は光透過性の高い材
料で構成されていて、基板3と光ファイバ2の接着剤に
よる固定部分のうち光ファイバ2の上部の少なくとも光
フィルタチップの近傍は光透過性の高い部材9で覆われ
ていて、かつ光フィルタチップ5は光ファイバ2および
基板3に光の透過率が高く、防湿性が良い光硬化性接着
剤8で固着されている。 【効果】 光硬化型の接着剤を用いても、基板の所定位
置に光フィルタチップをしっかりと固着することのでき
る光ファイバ型光フィルタを得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の光信号を送受信す
る光ファイバ線路において不要波長の光信号を除去する
ための光フィルタに関するものである。
る光ファイバ線路において不要波長の光信号を除去する
ための光フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光信号を送受信する光ファイバ線路にお
いて、一本の光ファイバ線路の両端に例えば2分岐の光
分岐結合器を設けて、光ファイバ線路の一端の分岐光フ
ァイバの一方から波長1.3μm、もう一方から波長
1.55μmの光信号を送信し、光ファイバ線路の他端
の分岐光ファイバの一方で波長1.3μm、もう一方で
波長1.55μmの光信号を受信する多重光ファイバ線
路がある。このような多重光ファイバ線路において、波
長1.3μmのみを送受信する側の分岐光ファイバに波
長1.55μmの光信号が送信されると、光信号の混信
が起こり波長1.3μmの光信号を受信側で正確に受信
することができなくなる。また、波長1.55μmのみ
を送受信する側の分岐光ファイバに波長1.3μmの光
信号が送信されると、同様に光信号の混信が起こり波長
1.55μmの光信号を受信側で正確に受信することが
できなくなる。
いて、一本の光ファイバ線路の両端に例えば2分岐の光
分岐結合器を設けて、光ファイバ線路の一端の分岐光フ
ァイバの一方から波長1.3μm、もう一方から波長
1.55μmの光信号を送信し、光ファイバ線路の他端
の分岐光ファイバの一方で波長1.3μm、もう一方で
波長1.55μmの光信号を受信する多重光ファイバ線
路がある。このような多重光ファイバ線路において、波
長1.3μmのみを送受信する側の分岐光ファイバに波
長1.55μmの光信号が送信されると、光信号の混信
が起こり波長1.3μmの光信号を受信側で正確に受信
することができなくなる。また、波長1.55μmのみ
を送受信する側の分岐光ファイバに波長1.3μmの光
信号が送信されると、同様に光信号の混信が起こり波長
1.55μmの光信号を受信側で正確に受信することが
できなくなる。
【0003】そのために受信する側の分岐光ファイバへ
の不要波長の光信号の進入を遮断し、必要とする波長の
光信号のみを透過する光フィルタを挿入している。この
光フィルタの一つに2本の光ファイバの間に光学フィル
タを挟みこんだ図4ないし図6に示す光ファイバ型光フ
ィルタ11がある。
の不要波長の光信号の進入を遮断し、必要とする波長の
光信号のみを透過する光フィルタを挿入している。この
光フィルタの一つに2本の光ファイバの間に光学フィル
タを挟みこんだ図4ないし図6に示す光ファイバ型光フ
ィルタ11がある。
【0004】通常この光ファイバ型光フィルタ11は以
下のようにして製作されている。光ファイバ12を固定
する溝14を有する例えばフェノール樹脂等からなる基
板13の前記溝14内に光ファイバ12を接着剤16で
固定する。この光ファイバ12を20〜40μmの幅で
基板13とともに切断してスリット17を形成する。こ
のスリット17にガラス板に誘電体光学膜を蒸着した光
フィルタチップ15を挿入して光学接着剤16で固定す
る。
下のようにして製作されている。光ファイバ12を固定
する溝14を有する例えばフェノール樹脂等からなる基
板13の前記溝14内に光ファイバ12を接着剤16で
固定する。この光ファイバ12を20〜40μmの幅で
基板13とともに切断してスリット17を形成する。こ
のスリット17にガラス板に誘電体光学膜を蒸着した光
フィルタチップ15を挿入して光学接着剤16で固定す
る。
【0005】光ファイバ12及び光フィルタチップ15
を基板13に固定する接着剤16としては熱硬化型の例
えば米国エポキシテクノロジー社製のユポッテク353
ND等が使用される。この熱硬化型の接着剤16は接着
強度は充分であるが光の透過率が低いこと、硬化時間が
長いこと、防湿性が低いこと等の問題がある。特に光の
透過率が低いことは光フィルタの特性が悪くなり好まし
くない。また、防湿性が低いと光フィルタチップ15の
周囲に水分が侵入して光フィルタの特性を悪化させると
いう問題が発生する。
を基板13に固定する接着剤16としては熱硬化型の例
えば米国エポキシテクノロジー社製のユポッテク353
ND等が使用される。この熱硬化型の接着剤16は接着
強度は充分であるが光の透過率が低いこと、硬化時間が
長いこと、防湿性が低いこと等の問題がある。特に光の
透過率が低いことは光フィルタの特性が悪くなり好まし
くない。また、防湿性が低いと光フィルタチップ15の
周囲に水分が侵入して光フィルタの特性を悪化させると
いう問題が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光ファイバと
基板との固定は光フィルタチップを挿入するスリットを
形成する等の加工性のために、充分な接着強度を必要と
する。それ故、接着力の強い上記の熱硬化型の接着剤の
方が好ましいが、少なくとも光フィルタチップを基板に
固定する接着剤としては光の透過率が高く、防湿性が良
い光硬化型の接着剤の方が望ましい。
基板との固定は光フィルタチップを挿入するスリットを
形成する等の加工性のために、充分な接着強度を必要と
する。それ故、接着力の強い上記の熱硬化型の接着剤の
方が好ましいが、少なくとも光フィルタチップを基板に
固定する接着剤としては光の透過率が高く、防湿性が良
い光硬化型の接着剤の方が望ましい。
【0007】ところが、光硬化型の接着剤は以下のよう
な問題を有している。 スリットに光硬化型の接着剤を充填してこのスリット
に光フィルタチップを挿入して接着剤硬化用の光を基板
の上部から照射した場合、光ファイバ及び基板の上部に
光ファイバを基板に強固に固定するために用いた光の透
過率が低い熱硬化型の接着剤16の厚い層があること。 基板の材質そのものが光を透過しないものであるこ
と。
な問題を有している。 スリットに光硬化型の接着剤を充填してこのスリット
に光フィルタチップを挿入して接着剤硬化用の光を基板
の上部から照射した場合、光ファイバ及び基板の上部に
光ファイバを基板に強固に固定するために用いた光の透
過率が低い熱硬化型の接着剤16の厚い層があること。 基板の材質そのものが光を透過しないものであるこ
と。
【0008】以上の要因により照射した光が幅20〜4
0μm、深さ約1mmのスリットの底部にまで充分に届
かず、スリットの底部近傍の光硬化型の接着剤が完全に
硬化しないという現象が生じる。すなわち、光フィルタ
チップをスリット内で完全に固着できないという問題が
ある。
0μm、深さ約1mmのスリットの底部にまで充分に届
かず、スリットの底部近傍の光硬化型の接着剤が完全に
硬化しないという現象が生じる。すなわち、光フィルタ
チップをスリット内で完全に固着できないという問題が
ある。
【0009】本発明は上記の課題を解決し、光の透過率
が高く、防湿性が良い光硬化型の接着剤を用いても、ス
リット内に光フィルタチップをしっかりと固着できる光
ファイバ型の光フィルタを提供することを目的とするも
のである。
が高く、防湿性が良い光硬化型の接着剤を用いても、ス
リット内に光フィルタチップをしっかりと固着できる光
ファイバ型の光フィルタを提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために以下のような手段を有している。
決するために以下のような手段を有している。
【0011】本発明のうち請求項1の光ファイバ型光フ
ィルタは、光ファイバを固定する溝を有する基板の前記
溝内に少なくとも一対の石英系の光ファイバの端部同士
が所定の間隙を有して対向して配置され、前記間隙に光
学膜を有した光フィルタチップが配置されている光ファ
イバ型光フィルタであって、前記基板は光透過性の高い
材料で構成されていて、前記基板と前記光ファイバの接
着剤による固定部分のうち前記光ファイバの上部の少な
くとも前記光フィルタチップの近傍は光透過性の高い部
材で覆われていて、かつ前記光フィルタチップは前記光
ファイバおよび前記基板に光硬化性接着剤で固着されて
いることを特徴とする。
ィルタは、光ファイバを固定する溝を有する基板の前記
溝内に少なくとも一対の石英系の光ファイバの端部同士
が所定の間隙を有して対向して配置され、前記間隙に光
学膜を有した光フィルタチップが配置されている光ファ
イバ型光フィルタであって、前記基板は光透過性の高い
材料で構成されていて、前記基板と前記光ファイバの接
着剤による固定部分のうち前記光ファイバの上部の少な
くとも前記光フィルタチップの近傍は光透過性の高い部
材で覆われていて、かつ前記光フィルタチップは前記光
ファイバおよび前記基板に光硬化性接着剤で固着されて
いることを特徴とする。
【0012】本発明のうち請求項2の光ファイバ型光フ
ィルタは、基板が石英ガラスであることを特徴とする。
ィルタは、基板が石英ガラスであることを特徴とする。
【0013】本発明のうち請求項3の光ファイバ型光フ
ィルタは、光透過性の高い部材が石英ガラスであること
を特徴とする。
ィルタは、光透過性の高い部材が石英ガラスであること
を特徴とする。
【0014】
【作用】本発明のうち請求項1ないし請求項3の発明に
よれば、光ファイバを固定する溝を有する基板の前記溝
内に少なくとも一対の石英系の光ファイバの端部同士が
所定の間隙を有して対向して配置され、間隙に光学膜を
有した光フィルタチップが配置されている光ファイバ型
光フィルタであって、基板は光透過性の高い材料で構成
されていて、基板と光ファイバの接着剤による固定部分
のうち光ファイバの上部の少なくとも光フィルタチップ
の近傍は光透過性の高い部材で覆われていて、かつ光フ
ィルタチップは光ファイバおよび基板に光の透過率が高
く、防湿性が良い光硬化性接着剤で固着されているの
で、前記間隙の底部まで接着剤硬化用の光が充分に届く
ので、光フィルタチップをしっかりと固着でき、かつ光
学特性や防湿性に優れた光ファイバ型フィルタを得るこ
とができる。
よれば、光ファイバを固定する溝を有する基板の前記溝
内に少なくとも一対の石英系の光ファイバの端部同士が
所定の間隙を有して対向して配置され、間隙に光学膜を
有した光フィルタチップが配置されている光ファイバ型
光フィルタであって、基板は光透過性の高い材料で構成
されていて、基板と光ファイバの接着剤による固定部分
のうち光ファイバの上部の少なくとも光フィルタチップ
の近傍は光透過性の高い部材で覆われていて、かつ光フ
ィルタチップは光ファイバおよび基板に光の透過率が高
く、防湿性が良い光硬化性接着剤で固着されているの
で、前記間隙の底部まで接着剤硬化用の光が充分に届く
ので、光フィルタチップをしっかりと固着でき、かつ光
学特性や防湿性に優れた光ファイバ型フィルタを得るこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。図1ないし図3において、1は本発明の一実施例を
示す光ファイバ型光フィルタである。光ファイバ型光フ
ィルタ1は一対の石英系の光ファイバ2、2が基板3の
光ファイバ固定溝4に光フィルタチップ5を挟んで端部
が対向した状態で光ファイバ固定用の熱硬化型接着剤6
で固着されている。
る。図1ないし図3において、1は本発明の一実施例を
示す光ファイバ型光フィルタである。光ファイバ型光フ
ィルタ1は一対の石英系の光ファイバ2、2が基板3の
光ファイバ固定溝4に光フィルタチップ5を挟んで端部
が対向した状態で光ファイバ固定用の熱硬化型接着剤6
で固着されている。
【0016】基板3は光透過性の材料である溶融石英ガ
ラスで構成されている。光ファイバ固定溝4は光ファイ
バがほぼ基板3の表面と面一になる程度の深さを有した
V溝となっている。光フィルタチップ5は真空蒸着法等
で誘電体光学膜を形成したガラス板で構成されている。
この光フィルタチップ5は基板3に設けられた幅30μ
m、深さ約1mmのスリット7に装着され光硬化型接着
剤8で基板3および光ファイバ2、2に固着されてい
る。光フィルタチップ5を挟んで対向した状態に配置さ
れている光ファイバ2、2の上部には光フィルタチップ
5の両側部分に光透過性の部材である溶融石英ガラス板
9が光ファイバ固定用の熱硬化型接着剤6で固着されて
いる。
ラスで構成されている。光ファイバ固定溝4は光ファイ
バがほぼ基板3の表面と面一になる程度の深さを有した
V溝となっている。光フィルタチップ5は真空蒸着法等
で誘電体光学膜を形成したガラス板で構成されている。
この光フィルタチップ5は基板3に設けられた幅30μ
m、深さ約1mmのスリット7に装着され光硬化型接着
剤8で基板3および光ファイバ2、2に固着されてい
る。光フィルタチップ5を挟んで対向した状態に配置さ
れている光ファイバ2、2の上部には光フィルタチップ
5の両側部分に光透過性の部材である溶融石英ガラス板
9が光ファイバ固定用の熱硬化型接着剤6で固着されて
いる。
【0017】上記の光ファイバ型光フィルタ1の製作法
について以下に説明する。例えば光ファイバ2を一本、
基板3の光ファイバ固定用溝4に装着し、しかる後光フ
ァイバ固定用の熱硬化型接着剤6を光ファイバ2全体を
覆うように塗布する。この際光フィルタチップ5を装着
する中央部分には光透過性の部材である溶融石英ガラス
板9を被せて圧着して基板3、光ファイバ2および溶融
石英ガラス板9を一体に固着する。熱硬化型接着剤6の
硬化後、光フィルタチップ5を装着する中央部分の溶融
石英ガラス板9の中間部を切削幅30μmのダイシング
ソーで溶融石英ガラス板9、光ファイバ2および基板3
を一括して切削して基板3に1mm程度の深さになるま
で切り込みをいれスリット(間隙)7を形成する。
について以下に説明する。例えば光ファイバ2を一本、
基板3の光ファイバ固定用溝4に装着し、しかる後光フ
ァイバ固定用の熱硬化型接着剤6を光ファイバ2全体を
覆うように塗布する。この際光フィルタチップ5を装着
する中央部分には光透過性の部材である溶融石英ガラス
板9を被せて圧着して基板3、光ファイバ2および溶融
石英ガラス板9を一体に固着する。熱硬化型接着剤6の
硬化後、光フィルタチップ5を装着する中央部分の溶融
石英ガラス板9の中間部を切削幅30μmのダイシング
ソーで溶融石英ガラス板9、光ファイバ2および基板3
を一括して切削して基板3に1mm程度の深さになるま
で切り込みをいれスリット(間隙)7を形成する。
【0018】このスリット7に硬化波長が例えば300
〜400nmの光フィルタチップ固定用の光硬化型接着
剤8を充填する。その後スリット7に光フィルタチップ
5を装着して次いで図示していないUVランプより紫外
線を照射して光フィルタチップ5を基板3、光ファイバ
2および溶融石英ガラス板9に一体に固着する。UVラ
ンプよりの紫外線は光を透過する材質で構成されている
基板3および溶融石英ガラス板9によりスリット7の底
部付近にまで充分に透過して光フィルタチップ固定用の
光硬化型接着剤8を充分に硬化させる。
〜400nmの光フィルタチップ固定用の光硬化型接着
剤8を充填する。その後スリット7に光フィルタチップ
5を装着して次いで図示していないUVランプより紫外
線を照射して光フィルタチップ5を基板3、光ファイバ
2および溶融石英ガラス板9に一体に固着する。UVラ
ンプよりの紫外線は光を透過する材質で構成されている
基板3および溶融石英ガラス板9によりスリット7の底
部付近にまで充分に透過して光フィルタチップ固定用の
光硬化型接着剤8を充分に硬化させる。
【0019】なお、基板3と溶融石英ガラス板9の間に
は光ファイバ固定用の熱硬化型接着剤6が介在している
が熱硬化型接着剤6を硬化させる際に溶融石英ガラス板
9を基板3に圧着しているので、この部分でも熱硬化型
接着剤6の厚さは充分に薄くなっていてUVランプより
の紫外線を遮断するようなことはない。
は光ファイバ固定用の熱硬化型接着剤6が介在している
が熱硬化型接着剤6を硬化させる際に溶融石英ガラス板
9を基板3に圧着しているので、この部分でも熱硬化型
接着剤6の厚さは充分に薄くなっていてUVランプより
の紫外線を遮断するようなことはない。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1な
いし請求項3の光ファイバ型光フィルタによれば、光フ
ァイバを固定する溝を有する基板の前記溝内に少なくと
も一対の石英系の光ファイバの端部同士が所定の間隙を
有して対向して配置され、間隙に光学膜を有した光フィ
ルタチップが配置されている光ファイバ型光フィルタで
あって、基板は光透過性の高い材料で構成されていて、
基板と光ファイバの接着剤による固定部分のうち光ファ
イバの上部の少なくとも光フィルタチップの近傍は光透
過性の高い部材で覆われていて、かつ光フィルタチップ
は光ファイバおよび基板に光の透過率が高く、防湿性が
良い光硬化性接着剤で固着されているので、前記間隙内
に光フィルタチップをしっかり固着することができると
共に、光学特性に優れた光ファイバ型光フィルタを提供
することができる。
いし請求項3の光ファイバ型光フィルタによれば、光フ
ァイバを固定する溝を有する基板の前記溝内に少なくと
も一対の石英系の光ファイバの端部同士が所定の間隙を
有して対向して配置され、間隙に光学膜を有した光フィ
ルタチップが配置されている光ファイバ型光フィルタで
あって、基板は光透過性の高い材料で構成されていて、
基板と光ファイバの接着剤による固定部分のうち光ファ
イバの上部の少なくとも光フィルタチップの近傍は光透
過性の高い部材で覆われていて、かつ光フィルタチップ
は光ファイバおよび基板に光の透過率が高く、防湿性が
良い光硬化性接着剤で固着されているので、前記間隙内
に光フィルタチップをしっかり固着することができると
共に、光学特性に優れた光ファイバ型光フィルタを提供
することができる。
【0021】本発明の請求項2の光ファイバ型光フィル
タによれば、基板が石英ガラスであるので、基板に固着
された光ファイバとの熱膨張係数が同じとなりヒートサ
イクル等を受けても光ファイバの軸ずれが起こり難い。
タによれば、基板が石英ガラスであるので、基板に固着
された光ファイバとの熱膨張係数が同じとなりヒートサ
イクル等を受けても光ファイバの軸ずれが起こり難い。
【0022】本発明の請求項3の光ファイバ型光フィル
タによれば、光透過性の高い部材が石英ガラスであるの
で、石英ガラスで固着された光フィルタチップの近傍は
光ファイバとの熱膨張係数が同じとなりヒートサイクル
等を受けてもさらに一層光ファイバの軸ずれが起こり難
い。
タによれば、光透過性の高い部材が石英ガラスであるの
で、石英ガラスで固着された光フィルタチップの近傍は
光ファイバとの熱膨張係数が同じとなりヒートサイクル
等を受けてもさらに一層光ファイバの軸ずれが起こり難
い。
【図1】本発明の光ファイバ型光フィルタの一実施例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図2】図1の光ファイバ型光フィルタのA−A線断面
図である。
図である。
【図3】図2の光ファイバ型光フィルタのB−B線断面
図である。
図である。
【図4】従来の光ファイバ型光フィルタの一例を示す正
面図である。
面図である。
【図5】図4の光ファイバ型光フィルタのA−A線断面
図である。
図である。
【図6】図5の光ファイバ型光フィルタのB−B線断面
図である。
図である。
1 光ファイバ型光フィルタ 2 光ファイバ 3 基板 4 光ファイバ固定溝 5 光フィルタチップ 6 光ファイバ固定用の熱硬化型接着剤 7 スリット 8 光フィルタチップ固定用の光硬化型接着剤 9 石英ガラス板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 武弘 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 村田 則夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 光ファイバを固定する溝を有する基板
の前記溝内に少なくとも一対の石英系の光ファイバの端
部同士が所定の間隙を有して対向して配置され、前記間
隙に光学膜を有した光フィルタチップが配置されている
光ファイバ型光フィルタであって、前記基板は光透過性
の高い材料で構成されていて、前記基板と前記光ファイ
バの接着剤による固定部分のうち前記光ファイバの上部
の少なくとも前記光フィルタチップの近傍は光透過性の
高い部材で覆われていて、かつ前記光フィルタチップは
前記光ファイバおよび前記基板に光硬化性接着剤で固着
されていることを特徴とする光ファイバ型光フィルタ。 - 【請求項2】 基板が石英ガラスであることを特徴とす
る請求項1記載の光ファイバ型光フィルタ。 - 【請求項3】 光透過性の高い部材が石英ガラスである
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の光ファ
イバ型光フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7000608A JPH08184712A (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 光ファイバ型光フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7000608A JPH08184712A (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 光ファイバ型光フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08184712A true JPH08184712A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=11478457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7000608A Pending JPH08184712A (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 光ファイバ型光フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08184712A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003032032A1 (fr) * | 2001-10-04 | 2003-04-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Module filtre optique et procede de fabrication |
WO2003032031A1 (fr) * | 2001-10-04 | 2003-04-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Module de filtre optique et son procede de fabrication |
WO2003032030A1 (fr) * | 2001-10-04 | 2003-04-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Module de filtre optique et son procede de fabrication |
WO2005006047A1 (ja) * | 2003-07-10 | 2005-01-20 | Ngk Insulators, Ltd. | 光デバイス及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-01-06 JP JP7000608A patent/JPH08184712A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003032032A1 (fr) * | 2001-10-04 | 2003-04-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Module filtre optique et procede de fabrication |
WO2003032031A1 (fr) * | 2001-10-04 | 2003-04-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Module de filtre optique et son procede de fabrication |
WO2003032030A1 (fr) * | 2001-10-04 | 2003-04-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Module de filtre optique et son procede de fabrication |
US7039279B2 (en) | 2001-10-04 | 2006-05-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical filter module and manufacturing method thereof |
US7044649B2 (en) | 2001-10-04 | 2006-05-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical filter module, and manufacturing method thereof |
US7172344B2 (en) | 2001-10-04 | 2007-02-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical filter module and manufacturing method thereof |
WO2005006047A1 (ja) * | 2003-07-10 | 2005-01-20 | Ngk Insulators, Ltd. | 光デバイス及びその製造方法 |
US7352922B2 (en) | 2003-07-10 | 2008-04-01 | Ngk Insulators, Ltd. | Optical device and method for producing same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3870713B2 (ja) | 光ファイバの端部構造および光ファイバ | |
US6085000A (en) | Wavelength division multiplexing optical device and manufacturing method therefor | |
US20020186935A1 (en) | Method of manufacturing optical waveguide device | |
JPH09120014A (ja) | 光ファイバアレイ | |
JPH06201936A (ja) | 光ファイバアレイ及びその製造方法 | |
JP2003139983A (ja) | 応力集中を最小化する光ファイバブロックアセンブリ及びこれを採用した接合装置 | |
US6231244B1 (en) | Optical fiber array | |
WO2022018816A1 (ja) | 光モジュール | |
JPH08184712A (ja) | 光ファイバ型光フィルタ | |
JP3247021B2 (ja) | 光ファイバ型光フィルタ | |
US20040001713A1 (en) | Wavelength division multiplexer | |
JPH08286038A (ja) | 光ファイバ型光フィルタ | |
WO2021005694A1 (ja) | 光ファイバアレイ及びその接続方法 | |
JP3450068B2 (ja) | 光導波路の結合構造 | |
US20030007746A1 (en) | PLC chip junction device using an optical sensor | |
KR100403303B1 (ko) | 광전송모듈용 광부품 | |
JP4498978B2 (ja) | 平面光回路アセンブリおよびその製造方法 | |
JP2007086483A (ja) | 光導波路デバイス及びその製造方法 | |
JP7185165B2 (ja) | 光導波路チップ | |
JP4140094B2 (ja) | 光導波路素子及びその製造方法 | |
JP3134677B2 (ja) | 樹脂埋込型光導波路素子 | |
JP2007139960A (ja) | 双方向光送受信モジュールの作製方法 | |
JPH07261055A (ja) | 光ファイバと光導波路の結合構造 | |
JP3329951B2 (ja) | 光学素子と接続用光部品の接続構造 | |
JP3689304B2 (ja) | 光導波路 |