JP2003113558A - 緯糸端回収装置 - Google Patents

緯糸端回収装置

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JP2003113558A
JP2003113558A JP2001307369A JP2001307369A JP2003113558A JP 2003113558 A JP2003113558 A JP 2003113558A JP 2001307369 A JP2001307369 A JP 2001307369A JP 2001307369 A JP2001307369 A JP 2001307369A JP 2003113558 A JP2003113558 A JP 2003113558A
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water
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weft end
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JP2001307369A
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Keiichi Nagi
啓一 名木
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Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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    • D03WEAVING
    • D03JAUXILIARY WEAVING APPARATUS; WEAVERS' TOOLS; SHUTTLES
    • D03J1/00Auxiliary apparatus combined with or associated with looms
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/28Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed
    • D03D47/32Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed by liquid jet
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03JAUXILIARY WEAVING APPARATUS; WEAVERS' TOOLS; SHUTTLES
    • D03J1/00Auxiliary apparatus combined with or associated with looms
    • D03J1/04Auxiliary apparatus combined with or associated with looms for treating weft

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回収装置からの緯糸端の回収を容易にす
ることにある。 【解決手段】 緯入れにともなって形成された緯糸端を
水流により搬送する搬送手段と、該搬送手段から搬送さ
れる緯糸端を水と共に受ける複数の収容脱水部と、前記
搬送手段からの緯糸端及び水を収容すべき前記収容脱水
部を選択的に切り換える切り換え手段とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体噴射式織機に
おいて緯入れにより生じた緯糸端を水流により搬送して
回収する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水噴射式織機のような流体噴射式織機に
おいては、緯糸は、経糸の開口に緯入れされ、次いで筬
打ちされ、その後先端部をカッタにより織布から切り離
される。このため、流体噴射式織機は、一般に、織布か
ら切り離された緯糸端を回収する装置を備えている。
【0003】そのような緯糸端回収装置の1つとして、
織布から切り離された緯糸端を、水流を用いる搬送装置
により搬送し、回収容器にその上方から水と共に流下さ
せることにより回収するものがある(特開平10−19
5739号公報)。
【0004】この従来緯糸端回収装置において、回収容
器は、その中に配置されたフィルターにより、緯糸端と
水とを分離する。分離された緯糸端は作業者により適宜
な時期に回収容器から回収され、水は適宜な水タンクに
回収されて緯糸端の搬送等に再利用される。
【0005】一方、無杼織機においては、停止段の発生
防止や稼働率の向上等の面から、緯糸端を回収容器から
回収する目的で、織機を停止させることを避けなければ
ならない。
【0006】
【解決しようとする課題】このため、従来の緯糸端回収
装置では、作業者は、緯糸端を収容脱水部から取り出し
て回収する際に、上方から落下する水及び緯糸端に接触
することを避けることができず、その結果それらが跳ね
返って回収装置の周囲に飛散する。
【0007】そのように水及び緯糸端が回収装置の周囲
に飛散すると、作業者は、緯糸端の回収の都度、飛散し
た水を拭き取ると共に、飛散した緯糸端を回収する作業
を行わなければならない。また、飛散した緯糸端は回収
装置の周りの油や塵埃等により汚れ、そのような汚れは
回収した緯糸端の再利用の妨げになる。
【0008】緯糸端回収装置はフィルターを回収容器に
備えてはいるものの、従来の緯糸端回収装置では、回収
すべき緯糸端が搬送装置から落下する多量の水を含んで
いるから、回収すべき緯糸端が重くしかも嵩張り、した
がって回収の作業性が悪い。更に、緯糸端は回収後に脱
水してから保管しなければならない。
【0009】本発明の目的は、回収装置からの緯糸端の
回収を容易にすることにある。
【0010】
【解決手段、作用、効果】本発明に係る緯糸端回収装置
は、緯入れにともなって形成された緯糸端を水流により
搬送する搬送手段と、該搬送手段の排出口から排出され
る緯糸端を水と共に受けて収容する複数の収容脱水部
と、前記搬送手段からの水を受けるべき前記収容脱水部
を選択的に切り換える切り換え手段とを含む。
【0011】緯糸端回収装置においては、搬送手段から
の水及び緯糸端を受けている(すなわち、受水状態の)
収容脱水部と受けていない(すなわち、非受水状態の)
収容脱水部とが常に存在する。このため、緯糸端は、水
及び緯糸端を受けていない収容脱水部から回収すること
ができる。したがって、織機が稼働していても、搬送手
段からの水や緯糸端をその回収装置の周囲に飛散させる
ことなく、緯糸端を回収することができる。
【0012】脱水は、収容脱水部からの水の自然流出や
強制排出等により行うことができる。受水状態の収容脱
水部が非受水状態に切り換えられると、その収容脱水部
からの脱水が進行する。なお、緯糸端の回収作業は、非
受水状態の収容脱水部が、非受水状態に切り換えられて
から、受水状態に再度切り換えられる前までに行えばよ
い。それゆえに、非受水状態に切り換えられてから時間
が経過し、脱水されて軽くかつ嵩張らない状態の緯糸端
を回収することができるから、回収作業が容易になると
共に、回収した緯糸端を新たに脱水する工程を省略又は
簡略化することができる。
【0013】緯糸端回収装置は、さらに、水を受けてい
る前記収容脱水部内に収容された緯糸端の基準量到達を
検出するセンサーと、非受水状態の前記収容脱水部から
の緯糸端回収を告示する告示器と、前記センサーによる
検出信号を基に回収告示信号を告示器に出力する制御装
置とを含むことができる。そのようにすれば、制御装置
の回収告示信号で、告示器の告示灯を点灯させることに
より、又は告示器としてブザーを設けて、これを鳴動さ
せることにより、緯糸端を収容脱水部から回収すべき時
期に達したことを作業者に知らせることができる。
【0014】前記切り換え手段は、全ての前記収容脱水
部が配置された共通のケースを備え、前記ケースは水を
受ける前記収容脱水部を切り換えるべく移動可能とする
ことができる。ケースを移動させることにより、緯糸端
を回収すべき収容脱水部を、非受水状態となる位置であ
って、搬送手段や他の装置が回収作業の妨げにならない
位置に移動させて緯糸端を回収することができ、したが
って回収作業がより容易になる。また、複数の全ての収
容脱水部が共通のケースにより一体的に移動されるか
ら、切り換えの際に複数の全ての収容脱水部が同時に移
動され、切り換えが円滑に行われる。
【0015】前記緯糸端回収装置は、水を受ける前記収
容脱水部を切り換えるべく前記ケースを回転可能とする
ことができる。そのようにすれば、ケースを回転させる
ことにより、多量の緯糸端を収容して重くなった収容脱
水部を容易に移動させることができ、したがって、水流
を受ける収容脱水部の切り換えがより容易になる。
【0016】前記切り換え手段は水を受ける前記収容脱
水部を切り換えるべく前記排出口を移動させる移動機構
を備えることができる。そのようにすれば、搬送手段の
排出口が移動することにより、排出方向や排出口の位置
が変更されて、収容脱水部の切り換えが行われるから、
緯糸端を収容して重くなった収容脱水部を移動させるこ
となく、切り換え作業がより容易になる。なお、排出口
を収容脱水部毎にそれぞれ設け、バルブ等の切り換え手
段により、それぞれの排出口を、開放排出口と閉鎖排出
口の一方と他方とに切り換えてもよく、実際に排出する
排出口(開放排出口)は移動する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図3を参照するに、緯糸端
回収装置10は、緯糸の先端部を処理する緯糸端処理装
置12と共に、水噴射式織機に適用されている。
【0018】水噴射式織機は、緯糸(図示せず)を圧力
水により緯入ノズル(図示せず)から経糸14の開口に
緯入れし、緯入れされた緯糸の先端部を緯糸端処理装置
12により拘束・保持し、その状態で緯糸を筬16によ
り織前に筬打ちして、織布18を形成する。筬打ちされ
た緯糸の先端部は、カッタ(図示せず)により織布18
から切断される。これにより、緯糸端が形成される。
【0019】緯糸端処理装置12は、緯糸の先端部を捕
捉するブロック状の緯糸捕捉ブラケット20を含む。こ
の緯糸捕捉ブラケット20は、筬打ちされる緯糸の先端
部をスリット22に受け入れ、圧力水を放出水路24か
らスリット22の奥を経て排出水路26に放出して、通
過させる。それにより緯糸の先端部はスリット22の奥
で圧力水と接触し排出水路26に牽引されて拘束され、
保持される。
【0020】スリット22は、筬打ちされる緯糸を経糸
14の移動方向上流側から受け入れるように横U字状の
形状を有している。緯糸は、その先端部が緯糸捕捉ブラ
ケット20を厚さ方向に貫通した状態に、スリット22
に受け入れられる。排出水路26は、上端部が緯糸捕捉
ブラケット20に下方からスリット22の奥まで差し込
まれたパイプ28により形成されている。
【0021】圧力水は、貯水槽30からポンプ32によ
り、パイプ34,34を経て放出水路24に供給され
る。排出水路26に放出された圧力水は、切断された緯
糸端と共に緯糸端回収装置10に回収され、緯糸端回収
装置10から貯水槽30に返されて、再度圧力水として
利用される。
【0022】貯水槽30内の水面は、水面センサー36
により感知され、所定のレベル以下であるとき電磁弁3
8が開放されて図示しない補給水タンク39の水が給水
口40から補充されることにより、所定の許容範囲内の
レベルに維持される。
【0023】緯糸端回収装置10は、パイプ28の下端
に連結される可撓性のホース42と、ホース42の下端
に形成される排出口から排出される水及び緯糸端を受け
る2つの収容脱水槽44と、ホース42から排出される
水を受ける収容脱水槽44を選択的に切り換える切り換
え機構46とを含む。
【0024】ホース42は、パイプ28と共に、緯糸端
の搬送路すなわち搬送流路を形成し、緯糸端処理装置1
2をも構成するポンプ32、パイプ34及び放出水路2
4と共に搬送手段を構成し、緯糸端の搬送水流を形成し
ている。ホース42は、その上端部においてパイプ28
の下端部と共に組み付け具48により織機のフレーム5
0に組み付けられている。
【0025】ホース42と別個のパイプ28を備える代
わりに、ホース42の上端部を緯糸捕捉ブラケット20
に差し込んで、その内部空間の上流側を排出水路26と
して利用してもよい。
【0026】ホース42は、緯糸端を水と共に収容脱水
槽44にその上方から流出させるように、流体圧シリン
ダ52に下端部を装着されている。シリンダ52は、水
平方向へ伸びる枢軸ピン54によりフレーム50に枢軸
運動可能に組み付けられている。
【0027】流体圧シリンダ52は、組み付け具56に
よりホース42の下端部をピストンロッドに装着してい
る。これにより、ホース42の下端に形成される排出口
は、流体圧シリンダ52の伸縮により、ホース42の組
み付け具56の近傍を中心として揺動し、受水状態の収
容脱水槽44に対して変位される。これにより緯糸端の
収容脱水槽44に達する位置が変化して、緯糸端がムラ
なく堆積し、収容脱水槽44は、十分な量の緯糸端を収
容することができる。
【0028】図示の例では、上方に開放する2つの収容
脱水槽44が備えられている。各収容脱水槽44は、半
円形の底壁と該底壁に垂直な周壁とからなる。また水の
通過は許すが、緯糸端の通過は防止する複数の穴58を
周壁及び底壁のそれぞれに有している。それゆえに、各
収容脱水槽44はホース42からの緯糸端を水と共に受
けるフィルターの機能を備えた収容脱水部として作用す
る。
【0029】切り換え機構46は、支持ベース60に円
板状の回転台64を鉛直線の周りに回転可能に1以上の
軸受62を介して載置し、回転台64の上にケース66
を配置し、ケース66に両収容脱水槽44を配置してい
る。支持ベース60は、床68に設置されている。
【0030】回転台64の外周には、リング状の歯車7
0が組み付けられている。歯車70は、外歯歯車であ
り、モータ72により回転される歯車74と噛合されて
いる。モータ72は、ブラケット76により床68に組
み付けられている。
【0031】ケース66は、収容脱水槽44を個々に収
納する2つの空間78を有していると共に、収容脱水槽
44から流出する水を通過させる複数の穴80を底壁に
有している。各空間78は、収容脱水槽44の着脱を容
易とするためと、収容脱水槽44から水の流出を容易と
するために、収容脱水漕44の底壁よりやや大きい半円
形の底部を有しており、また上方に開放されている。
【0032】ケース66の穴80を通過した水は、回転
台66に形成された上方に開放する凹所82により集め
られ、凹所82の底に連通する穴84から支持ベース6
0の穴86及び流路88を経て貯水槽30に流れる。
【0033】製織時、圧力水は、常時、ポンプ32によ
り放出水路24から排出水路26に放出される。これに
より、緯糸端は、放出された水と共に、パイプ26及び
ホース42内を搬送されて、ホース42の下端の排出口
から水と共に受水状態の収容脱水槽44に流出する。
【0034】受水状態の収容脱水部44内に収容される
緯糸端が、所定の高さ位置に達した時の緯糸体積量を基
準量とし、緯糸端の基準量到達は、所定の高さ位置到達
として、超音波式の緯糸端センサー90により検出され
る。なお、所定の高さ位置を検出するセンサーとして、
投光器と受光器とからなる光電式センサーや、堆積した
緯糸端に直接又は間接的に接触して作動するリミットス
イッチを用いてもよい。また、収容脱水部内に収容され
る緯糸端が所定の重量に達した時の緯糸重量を基準量と
し、緯糸端の基準量到達を、所定の重量到達としてスト
レーンゲージのような重量式センサーにより検出しても
よい。
【0035】緯糸端センサー90の出力信号は、図3に
おける緯糸端処理制御装置92に供給されて、緯糸端処
理制御装置92において、受水している収容脱水槽44
に所定量の緯糸端が収容されて基準量到達信号として用
いられる。
【0036】緯糸端処理制御装置92は、緯糸端センサ
ー90による検出信号を基に収容されている緯糸端の量
が基準値に達したか否かを判定し、基準値に達している
と、モータ72を駆動させて回転台64を2分の1回転
させる。これにより、2つの収容脱水槽44が配設され
ているケース66が回転し、所定量の緯糸端を収容した
満杯の収容脱水槽44が受水位置から回収位置に移動さ
れ、既に緯糸端が回収され空の収容脱水槽44が回収位
置から受水位置に移動される。
【0037】収容脱水漕44の切り換え時、両収容脱水
槽44が共通のケース66により一体的に移動されるか
ら、切り換えの際に収容脱水漕44が同時に移動され、
切り換えが円滑に行われる。
【0038】回収位置に移動された収容脱水槽44内の
緯糸端は、水の自然流出により徐々に脱水されて軽くな
る。なお、実施例の自然流出による脱水の他、収容脱水
槽44をモータ等により回転させ遠心力により強制的に
脱水してもよい。
【0039】その後、緯糸端処理制御装置92は、緯糸
端の基準量到達検出からタイマー96に設定された時間
を経過後に、回収告示信号を出力し、告示器である表示
灯94を点灯又は点滅させる。告示器は織機に設けても
よく、また複数の織機の運転状況を監視するモニター画
面を告示器としてもよい。表示灯を点灯させる代わり
に、告示器としてブザーを鳴動させてもよい。作業者
は、所定の時間が経過して緯糸端が十分に脱水され、緯
糸端を収容脱水槽44から回収すべき時期に達したこと
を知ることができる。
【0040】本実施例には、モータ72による収容脱水
槽44の自動切り換え装置が設けられているが、必ずし
も設けられていなくてもよい。その場合、収容脱水槽4
4の切り換えは、作業者が手動でケース66を半回転す
ることにより行われる。
【0041】収容脱水槽44からの緯糸端の回収は、受
水すべき収容脱水槽44の切り換え後から次の切り換え
までの間の適宜な時期に行われるが、緯糸端センサー9
0により緯糸端の基準量到達が検出され、表示灯94が
点灯した時に回収を行うのがよく、十分に緯糸端が脱水
されている。その直後に収容脱水槽44の切り換え作業
を一緒に行う。したがって、表示灯94は、回収時期を
知らせると共に、切り換え時期をも知らせる告示器とし
て作用する。
【0042】自動切り換えと手動切り換えのいずれの場
合でも、非受水状態に切り換えられてからできるだけ時
間が経過した後に、緯糸端を回収するのがよい。この間
に、非受水状態の収容脱水槽44内の緯糸端の脱水が進
む。このため、回収された緯糸端を新たに脱水する工程
を省略又は簡略化することができる。
【0043】緯糸端の回収作業は、非受水状態の収容脱
水槽44を、取っ手98を利用してケース66から持ち
上げ、緯糸端を別の容器又は他の箇所に移すことによ
り、行うことができる。このため、緯糸端が脱水されて
軽量でしかも嵩張らないこととあいまって、緯糸端の回
収作業が容易になる。
【0044】緯糸端の回収時、緯糸端で満杯の収容脱水
漕44は、ホースや他の機器、部材等が回収作業の妨げ
にならない回収位置に移動されているから、緯糸端の回
収作業がより容易になる。回収された緯糸端は、再利用
に供される。
【0045】上記実施例では切り換え機構46の回転軸
線を鉛直としているが、切り換え機構46の回転軸線を
傾斜していてもよい。切り換え機構46の回転軸線が鉛
直線に対し多少の角度を有するように、傾斜させると、
作業者は、緯糸端回収の際に、ホース42やシリンダ5
2等、他の装置による干渉を受けにくくなる。また、収
容した緯糸端の量の増加にともなって回転台64及びケ
ース66が収容脱水槽44と共に自重で回転して、受水
状態の収容脱水槽44が下方になるようにしてもよく、
モータ等による自動切り換え装置を有しない場合でも、
受水すべき収容脱水槽44の自動的な切り換えが可能に
なる。
【0046】図4を参照するに、緯糸端回収装置100
は、2つの収容脱水槽102をケース104に載置し、
ケース104を支持ベース106に配置し、収容脱水槽
102の切り換えを流体圧シリンダ108により行う。
【0047】各収容脱水槽102は、水の流出は許す
が、緯糸端の流出は阻止する複数の穴110を周壁及び
底壁のそれぞれに有している。各収容脱水槽102は、
長方形の底壁と該底壁に垂直な4つの周壁とからなる。
【0048】ケース104は、収容脱水槽44を収める
空間112を有していると共に、集めた水を支持ベース
106に流出させる複数の穴114を有している。支持
ベース106は、ケース104からの水を集めて図示し
ない貯水槽に流す流路116を有している。
【0049】流体圧シリンダ108は、収容脱水槽10
2の配置方向に伸縮するように、フレーム50に支持さ
れている。
【0050】緯糸端回収装置100においては、ホース
42より長い可撓性のホース118が用いられている。
ホース118は、ホース42と同様に、組み付け具48
によりパイプ28に連結されていると共に、下端部を組
み付け具120により流体圧シリンダ108のピストン
ロッドに組み付けられている。
【0051】流体圧シリンダ108が実線で示すように
収縮されていると、図において左方の収容脱水槽102
がホース118の下端に形成される排出口からの緯糸端
を水と共に受ける。受水状態中は、流体圧シリンダ10
8は、ホース118からの水が隣の収容脱水槽102に
達しない範囲内で、伸縮される。これにより、緯糸端が
収容脱水槽102にむらなく収容される。
【0052】受水状態の収容脱水槽102が所定量の緯
糸端を収容すると、流体圧シリンダ108が破線で示す
ように伸張される。これにより、緯糸端を受ける収容脱
水槽102が切り換えられる。収容脱水槽102内の緯
糸端の回収は、収容脱水槽102を手前側に引き出すこ
とにより、行うことができる。
【0053】なお、ホースの下流側を二股に分岐させ
て、それぞれに電磁弁を設けると共に、下流端に排出口
を形成し対応する収容脱水部の上方に配置してもよい。
電磁弁を切り換え手段とし、それぞれの排出口を、開放
排出口と閉鎖排出口の一方と他方に切り換えることによ
り、流体圧シリンダ108によらずに、実際に排出する
排出口(開放排出口)を移動させることができる。
【0054】緯糸回収装置100においても、緯糸端の
回収は、収容脱水槽102の切り換え後から、次の切り
換えまでの間に行えばよく、切り換え直前に行うのが、
最も脱水されており、好ましい。このため、緯糸端の収
容量を検出して、緯糸端の回収時期を作業者に知らせる
ことが望ましい。
【0055】本発明は、上記実施例に限定されず、その
趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る緯糸端回収装置の一実施例を示す
図である。
【図2】図1に示す緯糸端回収装置における収容脱水槽
及び切り換え機構の平面図である。
【図3】図1に示す緯糸端回収装置における電気回路の
一実施例を水の流れ図と共に示すブロック図である。
【図4】本発明の係る緯糸端回収装置の他の実施例を示
す図である。
【符号の説明】
10,100 緯糸端回収装置 12 緯糸端処理装置 14 経糸 16 筬 18 織布 20 緯糸捕捉ブラケット 24 放出水路 26 排出水路 30 貯水槽 32 ポンプ 42,118 ホース(搬送手段) 44,102 収容脱水槽(収容脱水部) 46 切り換え機構 52 流体圧シリンダ 60,106 支持ベース 64 回転台 66,104 ケース 70,74 歯車 72 モータ 90 緯糸端センサー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緯入れにともなって形成された緯糸端を
    水流により搬送する搬送手段と、該搬送手段の排出口か
    ら排出される緯糸端を水と共に受けて収容する複数の収
    容脱水部と、前記搬送手段からの水を受けるべき前記収
    容脱水部を選択的に切り換える切り換え手段とを含む、
    流体噴射式織機の緯糸端回収装置。
  2. 【請求項2】 さらに、水を受けている前記収容脱水部
    内に収容された緯糸端の基準量到達を検出するセンサー
    と、非受水状態の前記収容脱水部からの緯糸端回収を告
    示する告示器と、前記センサーによる検出信号を基に回
    収告示信号を告示器に出力する制御装置とを含む、請求
    項1に記載の流体噴射式織機の緯糸端回収装置。
  3. 【請求項3】 前記切り換え手段は、全ての前記収容脱
    水部が配置された共通のケースを備え、前記ケースは水
    を受ける前記収容脱水部を切り換えるべく移動可能であ
    る、請求項1又は2に記載の流体噴射式織機の緯糸端回
    収装置。
  4. 【請求項4】 前記緯糸端回収装置は、水を受ける前記
    収容脱水部を切り換えるべく前記ケースを回転可能とす
    る、請求項3に記載の流体噴射式織機の緯糸端回収装
    置。
  5. 【請求項5】 前記切り換え手段は水を受ける前記収容
    脱水部を切り換えるべく前記排出口を移動させる移動機
    構を備える、請求項1又は2に記載の流体噴射式織機の
    緯糸端回収装置。
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