JP2696559B2 - 織機の緯糸排出装置 - Google Patents

織機の緯糸排出装置

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    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/34Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means
    • D03D47/342Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means knot detection

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、テールエンドされた給糸体からの緯糸の
継ぎ目部分や、継ぎ目部分を含む給糸体の内層部分と外
層部分とが織布に織り込まれることを阻止するための、
織機の緯糸排出装置に関する。
従来技術 ジェットルームにおいては、緯糸は、給糸体スタンド
上に装架された給糸体から供給されるが、この給糸体
は、複数個のものの糸端を順次接続して、いわゆるテー
ルエンドを行なうことにより、織機の稼動効率を高める
ことができる。この場合、1個の給糸体が消費され、緯
糸が新しい給糸体から供給されるようになる時点では、
緯糸の継ぎ目が織布に織り込まれることになるが、一般
の織布では、継ぎ目の織込は、何ら格別の織り欠点とは
ならない。
しかしながら、特に高品質を要求される織布の製織に
際しては、緯入れされる緯糸に継ぎ目が含まれてはなら
ず、これを厳密に排除することが必要である。たとえ
ば、電子部品搭載用のプリント基板に用いるガラスクロ
スでは、継ぎ目の存在は嵩高欠点となり、銅箔の信頼性
を損う原因となるために、これを極少にしなければなら
ない。
そこで、テールエンドされた給糸体を使用する場合に
おいて、緯糸の継ぎ目部分(継ぎ目を含み、継ぎ目の前
後所定長さの緯糸部分をいう、以下同じ)を確実に外部
へ排出し、継ぎ目が織布に織り込まれることを防止する
ための技術が提案されている(たとえば、特開昭62−53
447号公報、特開昭63−21952号公報)。
これらの技術は、いずれも、使用中の給糸体が消費さ
れたときに、織機を停止せしめて排出装置を運転し、緯
糸の継ぎ目部分を機外に排出した後、新しい給糸体を使
用して織機を再起動するものである。また、その具体的
な排出動作は、緯入れノズルの出口側にサクション装置
を配設し、緯入れノズルからの緯糸を、吹上げノズルに
よってサクション装置に吹き入れて捕捉した後、緯入れ
ノズルを連続作動せしめることによって、緯糸を排出投
棄することができるものである。なお、前記従来技術の
うち前者のものは、このようにして排出される緯糸が、
たとえば、緯糸の継ぎ目が他の構成部材等に引っ掛かっ
てしまう等の不測の原因によって停滞する場合があるこ
とを考慮し、測長ローラによる機械的な牽引動作を併用
することを提案する。
発明が解決しようとする課題 而して、かかる従来技術のうち、前者によるときは、
緯糸の排出動作の所要時間が過大になりがちであるとい
う欠点が避けられなかった。すなわち、一般に、気流を
用いる排出装置は、その排出動作は極めて高速であるの
で、緯糸の継ぎ目部分のみならず、糸品質の低下が懸念
される給糸体の内層部分や外層部分に相当する緯糸をも
併せ排出することによって、高品質の織布を製織する場
合に有効なものであるが、測長ローラを使用するとき
は、測長ローラの回転速度によって緯糸の排出速度が低
く制限されてしまう結果、排出装置の性能を十分に発揮
せしめることができず、給糸体の内外層部分を含む大量
の緯糸を排出する場合には、適用が困難と云わざるを得
ない。
一方、従来技術の後者によるときは、その排出速度は
高速であるから、給糸体の内外層部分の排出を行なうと
きにも支障なく適用することができる反面、緯糸に十分
な牽引力を与えることができないために、継ぎ目の掛か
り等による排出動作の不調のおそれが避けられなかっ
た。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の実情に
鑑み、継ぎ目の掛かり等に基づく緯糸の停滞が生じた際
に、これを検出する停滞検出手段と、緯糸の排出を助勢
する排出助勢手段とを設けることによって、内外層部分
の排出を行なうに十分な高速排出動作を常に円滑に行な
うことができる織機の緯糸排出装置を提供することにあ
る。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、気流
によって給糸体からの緯糸を連続的に排出する排出装置
と、排出装置によって排出される緯糸に停滞が生じたこ
とを検出する停滞検出手段と、停滞検出手段の作動時
に、緯糸の排出を助勢する排出助勢手段とを設けること
をその要旨とする。
なお、停滞検出手段としては、緯糸の走行を検出する
走行センサ、緯糸の張力を検出する張力センサ、または
給糸体から解舒される緯糸のバルーンを検出するバルー
ンセンサのいずれかを使用することができ、また、排出
助勢手段は、ドラム式緯糸測長貯留装置の回転ヤーンガ
イド、緯糸を排出方向に駆動するニップローラ、排出動
作中の緯入れノズルのエア圧を変更するエア圧回路、ま
たは排出動作中の緯入れノズルのエア圧を断続するエア
圧回路のいずれかを使用することができる。
作 用 而して、この構成によるときは、排出装置による緯糸
の排出動作中に、緯糸の停滞が生じたときは、停滞検出
手段を介して排出助勢手段が作動し、緯糸の停滞を解除
して、排出動作を有効に続行することができる。なお、
排出中の緯糸の停滞は、給糸体から緯入れノズルに至る
緯糸の供給経路の途中において、その継ぎ目がヤーンガ
イドのメール等の構成部材に引っ掛かる場合、または、
給糸体表面における糸くずれ等により、緯糸の絡まりを
生じ、給糸体からの解舒抵抗が異常に高くなる場合、給
糸体の最内層部分の糸がボビン表面に存在する起伏等に
掛かる場合などがあり得るが、いずれの場合も、停滞し
ている緯糸に余分の張力を一時的に付加することによっ
て、その停滞を解除することができるのが普通である。
停滞検出手段として、走行センサを使用すれば、正常
に排出されつつある緯糸の走行を検出することができる
から、その出力信号が中断することにより、緯糸の停滞
を検出することが可能である。張力センサは、停滞時に
おける緯糸張力の異常な上昇を検知することにより、ま
た、バルーンセンサは、給糸体から緯糸が正常に解舒さ
れているとき、緯糸が形成するバルーンの消滅を検出す
ることにより、緯糸の停滞を検出する。
排出助勢手段として、回転ヤーンガイドを使用すれ
ば、回転ヤーンガイドによる給糸体からの積極的な解舒
機能を利用することができ、ニップローラによるときも
同様である。ただし、排出助勢手段としての回転ヤーン
ガイド、ニップローラは、通常の緯入れ動作時とは異な
り、停滞検出手段の作動時にのみ、一時的に作動せしめ
るものとする。
緯入れノズルのエア圧を変更し、または、断続させる
エア圧回路は、緯糸に対する緯入れノズルの牽引力を、
一時的に高め、または、急激に変動させることにより、
緯糸に張力を付加し、またはショックを与えることがで
き、これによって、緯糸の停滞を有効に解除することが
できる。
以上のように作用するものである。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
織機の緯糸排出装置は、制御装置10と、排出装置EX
と、停滞検出手段20と、排出助勢手段30とを主要部材と
してなる(第1図)。
制御装置10は、排出制御装置11と、アンドゲート12と
からなり、排出制御装置11には、パッケージセンサK1
1、K12と、継ぎ目センサK2との各出力信号S11、S12、S2
が入力されている。排出制御装置11の出力は、排出信号
S3として、排出装置EXに出力されるとともに、アンドゲ
ート12に入力されている。停滞検出手段20からの出力信
号S4は、アンドゲート12を介して、排出助勢手段30に出
力されている。
パッケージセンサK11、K12は、たとえば、テールエン
ドされた給糸体B1、B2の一方から緯糸Yを引き出して使
用するとき(第2図)、給糸体B1、B2に対向して、その
残量が、所定量以下の内層部分のみとなったときに作動
するものとする。また、継ぎ目センサK2は、テールエン
ドされた緯糸Yの継ぎ目Y1を検出するために、給糸体B
1、B2の中間の緯糸Yに装架されている。
緯糸Yは、図示しない給糸体スタンド上において、互
いにテールエンドされた給糸体B1、B2の1個から供給さ
れ、ドラム式緯糸測長貯留装置(以下、緯糸測長装置と
いう)Dと、緯入れノズルNとを経て、経糸開口WP内に
緯入れされる。緯入れされた緯糸Yは、筬Rによって織
前W1に打ち込まれ、織布Wが製織される。
緯糸測長装置Dは、ドラムD1と、ドラムモータD4によ
って駆動される中空の回転ヤーンガイドD2と、係止ピン
D3とを組み合わせてなり、回転ヤーンガイドD2内を引き
通された緯糸Yは、ドラムD1上に所定ターン数に亘って
巻付け貯留されるとともに、所定の緯入れ時期におい
て、係止ピンD3によって、ドラムD1上における係止状態
を解放され、緯入れノズルNを経て緯入れされる。係止
ピンD3は、所定長さの緯糸Yが解舒されるような適当な
時期に、元の係止位置に復帰する。なお、織布Wと緯入
れノズルNとの間には、緯入れされた緯糸Yの終端を切
断するために、緯糸カッタYSが配設されている。
織布Wの緯入れ側には、吹上げノズルEX1と、サクシ
ョン装置EX2と、補助カッタEX3と、遮蔽板EX4とからな
る排出装置EXが配設されている。
吹上げノズルEX1は、エアまたは水ジェットノズルで
あり、緯入れノズルNからの緯糸Yを上方に吹き上げる
ことができる。サクション装置EX2は、このようにして
吹き上げられる緯糸Yを捕捉し、これを外部に排出する
ためのものである。補助カッタEX3は、緯入れノズルN
とサクション装置EX2との間において緯糸Yを切断する
ことができ、また、遮蔽板EX4は、緯入れノズルNから
の緯糸Yが、経糸開口WP内に緯入れされることを阻止す
べく、その飛走経路を遮るものである。ただし、遮蔽板
EX4は、図示しない駆動装置によって、その位置を変更
することができ、織機が定常運転中においては、経糸開
口WP内への緯糸Yの飛走を許容し、排出装置EXが作動中
は、緯糸Yを遮ることができる。
緯糸測長装置Dの上流側には、停滞検出手段20に対応
する走行センサ21が配設されている。走行センサ21は、
たとえば、緯糸Yに常時接触するように配設されている
圧電素子を使用したセンサであって、緯糸Yが走行して
いるときは、その糸振動に感応して、出力信号S4を出力
することができる。
いま、使用中の給糸体B1の緯糸Yが消費され、その残
量が所定量以下になると、給糸体B1に対向するパッケー
ジセンサK11が作動し、作動信号S11が排出制御装置11に
入力される。
排出制御装置11は、作動信号S11の発生から適当な時
間遅れの後に、排出信号S3を発生する。排出信号S3は、
図示しない織機制御装置において織機停止信号として使
用されるものとし、これにより、織機は速やかに停止す
る。
と同時に、排出信号S3により、排出装置EXが起動され
る。すなわち、吹上げノズルEX1、サクション装置EX2が
作動するとともに、遮蔽板EX4が、緯糸Yの飛走を阻止
する。つづいて、緯糸測長装置Dの係止ピンD3により、
強制的に緯糸Yの係止状態を解放し、緯入れノズルNを
連続的な作動状態にすることにより、緯糸Yは、緯糸測
長装置Dと緯入れノズルNとを経て、サクション装置EX
2に排出され、したがって、使用中の給糸体B1の内層部
分に対応する残量は、連続的に、織機の外部に排出する
ことができる。なお、このとき、緯糸測長装置Dのドラ
ムモータD4は停止状態とし、したがって、緯糸Yは、ド
ラムD1に巻き付けられることなく緯糸測長装置Dを通過
する。
このようにして、使用中の給糸体B1の内層部分がすべ
て排出されると、継ぎ目センサK2が作動し、その作動信
号S2が排出制御装置11に入力される。そこで、排出制御
装置11は、適当な時間遅れを以って排出信号S3をリセッ
トして排出装置EXを停止するものとすれば、この時間遅
れの間に、新しい給糸体B2の外層部分に相当する緯糸Y
を排出することができる。
また、排出制御装置11は、排出装置EXの停止動作の最
終段階として、補助カッタEX3を作動せしめ、緯入れノ
ズルNとサクション装置EX2との間において緯糸Yを切
断し、併せて、係止ピンD3を復帰するとともに、緯入れ
ノズルNの作動を停止する。排出装置EXの停止ととも
に、図示しない織機制御装置により、織機は、ピックフ
ァインド用の逆転動作の後、自動再起動されて、速やか
に、元の定常運転に復帰することができる。
かかる緯糸Yの排出動作中においては、緯糸Yは、連
続的に、給糸体B1、B2から解舒されるから、走行センサ
21は、連続的に、その出力信号S4を発生する。そこで、
何らかの原因で、排出されつつある緯糸Yの走行が停滞
すると、走行センサ21の出力信号S4は中断するから、こ
れによって、緯糸測長装置DのドラムモータD4を起動
し、一時的に回転ヤーンガイドD2を回転させる。給糸体
B1、B2から緯糸測長装置Dに至る間の緯糸Yは、回転ヤ
ーンガイドD2の回転による張力を受け、緯糸Yの停滞
が、たとえば、給糸体B1、B2の表面における緯糸Yの絡
みや、継ぎ目Y1の掛かり等によるときは、緯糸Yの停滞
を簡単に除去して、これを解除することができる。停滞
が解除された緯糸Yは、排出装置EXにより、再び、その
排出動作が続行される。
以上の説明において、走行センサ21は、停滞検出手段
20に対応し、回転ヤーンガイドD2は、排出助勢手段30に
対応しており、アンドゲート12は、かかる回転ヤーンガ
イドD2の作動が、緯糸Yの排出動作中にのみ行なわれる
ようにしていることはいうまでもない。ただし、第1図
のアンドゲート12は、正論理によって開閉するものとし
ているので、同図における出力信号S4は、第2図におけ
るそれのインバート信号となっているものとする。
なお、走行センサ21は、緯糸測長装置Dの上流側のみ
ならず、排出動作中における緯糸Yの走行経路途中の任
意の場所に設置することができるものとする。
他の実施例 停滞検出手段20としては、走行センサ21に代え、緯糸
Yの張力を検出する張力センサ、給糸体B1、B2から緯糸
Yを解舒するとき、緯糸Yが形成するバルーンの存在を
検出するバルーンセンサ等を使用することができる。強
力センサは、緯糸Yに掛かり等が生じ、その走行に停滞
が生じたとき、緯糸Yに加わる強力の上昇を検出するも
のであり、その形式は、電気的なもの、機械的なものの
いずれであってもよい。また、バルーンセンサは、たと
えば、バルーンの形成を光字的に検出する透過形または
反射形の光電センサを使用することができる。
排出助勢手段30は、停滞検出手段20の作動時に、緯糸
Yを一時的に排出方向に駆動するニップローラ22a、22b
であってもよい(第3図)。ここで、一方のニップロー
ラ22aは、補助モータ22cによって連続的に回転駆動され
ており、他方のニップローラ22bは、エアシリンダ22dと
引張りばね22eとを備えた揺動レバー22fの先端に軸着さ
れている。停滞検出手段20の作動時に、引張りばね22e
の張力に抗して、エアシリンダ22dを伸長させれば、緯
糸Yは、ニップローラ22a、22bに挾まれて、その排出方
向に駆動することができ、緯糸Yに対して、大きな牽引
力を付加することができる。なお、エアシリンダ22d
は、緯糸Yに対して、一時的に牽引力を加えれば足るの
で、短時間のうちに復帰させてよい。また、エアシリン
ダ22dは、必要に応じ、振動的に伸長短縮を繰り返して
もよく、また、ソレノイド等の任意の駆動源に変更する
ことも可能である。
排出助勢手段30は、エア源23a、圧力調整弁23b、23
f、リザーバタンク23c、23g、切換弁23d、開閉弁23eか
らなり、緯入れノズルNのエア圧を変更するエア圧回路
23であってもよい(第4図)。緯糸Yの正常な排出動作
中においては、圧力調整弁23bによる低い設定圧力Pbに
よってエア圧を供給する一方(第5図)、緯糸Yの停滞
が発生したときは(同図のA点)、切換弁23dにより、
一時的に、圧力調整弁23fによる高い設定圧力Pfに切り
換えることにより、緯糸Yに、大きな牽引力を付加する
ものである。
なお、前実施例における開閉弁23eは、緯糸Yの停滞
時には、これを振動的に開閉制御するようにしてもよい
(第6図)。緯糸Yに断続的な張力を加えることができ
るので、掛かり等による緯糸Yの停滞を一層有効に解除
することができる。なお、この際の設定圧力はPfは、Pf
>Pbとするのみならず、Pf≦Pbとしてもよいものであ
る。なお、Pf=Pbとするときのエア圧回路23は、圧力調
整弁23b、23f、リザーバタンク23c、23gの一方の系統の
みとし、切換弁23dを省略することができる。
以上の説明において、排出装置EXは、気流によって、
給糸体B1、B2からの緯糸Yを排出するものであれば、他
の任意の形式のものであってもよい。たとえば、緯糸測
長装置D、緯入れノズルNを連続作動させることによ
り、経糸開口WPを経て、緯糸Yを織布Wの反緯入れ側へ
吹き流すようにして排出するもの(特公昭60−14137号
公報)、緯糸測長装置Dと緯入れノズルNとの間にサク
ション装置を配設するもの(特開昭62−141155号公報)
等であってもよく、このとき、排出制御装置11は、それ
ぞれの排出装置の各構成部材を所定の順序で駆動制御す
るように、そのシーケンスロジックを定めればよい。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、気流による
排出装置と、停滞検出手段と、排出助勢手段とを組み合
わせることによって、継ぎ目の掛かり等により排出中の
緯糸に停滞を生じたときは、これを停滞検出手段によっ
て検出して排出助勢手段を作動せしめることにより、一
時的に、緯糸に十分大きな牽引力を付加し、その停滞を
解除することができるので、緯糸の排出動作は、給糸体
の内外層排出を行なうに十分な高速動作を常に安定に実
現することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は実施例を示し、第1図は全体構成概略
系統図、第2図は使用状態説明図である。 第3図は他の実施例を示す要部構成図である。 第4図と第5図は別の実施例を示し、第4図はエア圧回
路の系統図、第5図は動作説明線図である。 第6図は、さらに他の実施例を示す第5図相当図であ
る。 B1、B2……給糸体、EX……排出装置 D……ドラム式緯糸測長貯留装置 D2……回転ヤーンガイド N……緯入れノズル 21……走行センサ 22a、22b……ニップローラ 23……エア圧回路、30……排出助勢手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気流によって給糸体からの緯糸を連続的に
    排出する排出装置と、該排出装置によって排出される緯
    糸に停滞が生じたことを検出する停滞検出手段と、該停
    滞検出手段の作動時に、緯糸の排出を助勢する排出助勢
    手段とを設けてなる織機の緯糸排出装置。
  2. 【請求項2】前記停滞検出手段は、緯糸の走行を検出す
    る走行センサ、緯糸の張力を検出する張力センサ、また
    は給糸体から解舒される緯糸のバルーンを検出するバル
    ーンセンサのいずれかであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の織機の緯糸排出装置。
  3. 【請求項3】前記排出助勢手段は、ドラム式緯糸測長貯
    留装置の回転ヤーンガイド、緯糸を排出方向に駆動する
    ニップローラ、排出動作中の緯入れノズルのエア圧を変
    更するエア圧回路、または排出動作中の緯入れノズルの
    エア圧を断続するエア圧回路のいずれかであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の織機の緯糸排出装
    置。
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DE202004003308U1 (de) * 2004-03-01 2005-07-14 Wangner Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zur Minimierung von Maschinenstillstandszeiten infolge von Spulenwechsels an Webmaschinen

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